JP4711373B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のサイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤに関し、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スタッドレスタイヤのアイス性能を向上させる目的で、タイヤパターンの各部(センター部、メディエイト部、ショルダー部)に複数のサイプを配置したものが知られている。かかるサイプの形状としては、サイプの深さ方向に形状が変化しない平面又は波形のサイプが従来は一般的であった。このようなサイプをブロックに形成することにより、エッジ効果、除水効果、及び凝着効果が向上するため、サイプの本数は近年増加する傾向にあった。
【0003】
しかし、サイプの本数を増やしてサイプ密度を高めていくと、エッジ数は増えるものの、ブロック全体の剛性が低下してサイプが倒れ込むことにより、逆にエッジ効果が小さくなり、アイス性能も低下するという問題が生じる。このため、サイプの形状を深さ方向で変化させて、サイプの倒れ込みを抑制した、いわゆる3次元サイプが近年注目されている。
【0004】
例えば、特開2000−177330号公報には、サイプの倒れ込みを抑制すると共に、サイプによるエッジ効果を高めるべく、図5に示すように、ブロック34に少なくとも1本のサイプ35を設けたスタッドレスタイヤにおいて、総サイプ数の30%以上のサイプ35に対し、内壁面35a,35bに複数の小ブロック36a,36bを形成し、その対面する内壁面35a,35bの小ブロック36a,36b同士を互いに組合うように配置したものが提案されている。また、小ブロックの形状としては、半球状、円柱状、四角柱状、四角柱を一部切り欠いてテーパー部を形成した形状などが例示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載のスタッドレスタイヤでは、小ブロックを有するサイプを形成するために金型に配設されるブレードが、開口部を有しない形状となるため、ブレードで仕切られたブロックの区画ごとにエア抜きのためのベントスピューを設ける必要があった。このようにベントスピューの数が増えると、新品時におけるタイヤ外観、氷雪路性能、ノイズ性能などが悪化し易い。
【0006】
一方、特開平11−105512号公報には、開口部を有するブレードによって、サイプの内部に円柱状又はテーパ形状の突起を形成した空気入りタイヤが開示されている。しかし、このタイヤでは突起同士の係合作用が生じないため、サイプの倒れ込みを十分抑制することはできない。また、テーパ形状の突起のテーパ角が適切でないと、脱型時の切断による突起形成が予定通り行えないという問題もある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、脱型時の切断により凸部の形成が好適に行え、サイプの閉塞やブロックの倒れ込みを抑制することで、氷雪路性能、ウエット制動性能、耐偏摩耗性などが改善された空気入りタイヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、複数のサイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記サイプは、対向する内壁面の双方から深さ方向に交互に形成され、対向する内壁面に上面が略当接する凸部を有し、その凸部の側壁面の縦断面におけるテーパ角が10〜30°であり、前記凸部が切断によって形成されており、上下に形成された凸部の縦断面における側壁面同士の間隔が0.5〜2.0mmであることを特徴とする。
【0009】
本発明において、上記テーパ角は、凸部の縦断面に現れる側壁面の形状が直線でない場合には、又は上下の側壁面のテーパ角が相違する(上下非対称)場合には、その形状の平均値をもって計算する。また、側壁面同士の間隔については、凸部の縦断面に現れる側壁面の形状が直線でない場合、内壁面に平行な方向の間隔が最短となる位置をもって計算する。
【0010】
上記において、前記凸部の上面の面積が、2〜20mm2 であることが好ましい。ここで、凸部の上面とは、脱型時に切断された面を指し、その面積は周縁部に囲まれた平面として計算する。
【0011】
[作用効果]
本発明によると、サイプの内壁面に形成された凸部の上面が、対向する内壁面に略当接する構造としつつ、その側壁面の縦断面におけるテーパ角を10〜30°とするため、実施例の結果が示すように、脱型時の切断により凸部の形成が所望の部位に好適に行えるようになる。しかもサイプを形成するための金型のブレードが、凸部の形成部分で開口するため、エア抜きのためのベントスピューを少なくすることができる。また、上記のテーパ角を有しつつ凸部の縦断面における側壁面同士の間隔が0.5〜2.0mmであるため、側壁面同士の係合作用によりブロックの倒れ込みを好適に抑制することができる。その結果、脱型時の切断により凸部の形成が好適に行え、サイプの閉塞やブロックの倒れ込みを抑制することで、氷雪路性能、ウエット制動性能、耐偏摩耗性などが改善された空気入りタイヤを提供することができる。
【0012】
また、前記凸部の上面の面積が、2〜20mm2 である場合、係合し合う側壁面の数を適度に確保でき、しかも凸部の剛性低下によるサイプの閉塞やブロックの倒れ込みをより確実に抑制することができる。また、脱型時の切断により突起形成をより確実に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、複数のサイプ10を形成したブロック1を複数有するトレッドパターンTを備える。本実施形態では、周方向溝2とジグザク溝3と斜溝4により区分された4角形のブロック1が複数形成され、タイヤ幅方向に8列のブロック1が配列されている例を示す。
【0014】
各々のブロック1には、タイヤ幅方向又はややタイヤ幅方向から傾斜した方向に向けて複数列のサイプ10が形成されている。各々のサイプ10の両端は、ブロック1に隣接する溝に開口しているが、それに限定されるものではなく、ブロック1の側壁から露出せずにブロック1の側壁の内側に留めたり、片側のみを留めたりと、パターン構成によって適宜使い分けることができる。
【0015】
本実施形態におけるサイプ10は、図1及び図2に示すように、ブロック1の表面の直線状の開口から深さ方向に延びるものであるが、後述のように波型サイプであってもよい。
【0016】
本発明におけるサイプ10は、図2に示すように、対向する内壁面11a,11bを有し、それらの双方から深さ方向に交互に形成された凸部12,13を有する。凸部12,13は、対向する内壁面11b,11aに上面12a,13aが略当接している。内壁面11b,11aと上面12a,13aとは完全に当接していてもよく、また若干間隙を有していてもよい。いずれの場合も、開口を有するブレードによって形成することができる。
【0017】
凸部12,13の側壁面12b,13bの縦断面におけるテーパ角θは10〜30°であり、好ましくは12〜20°である。テーパ角θが10°未満であると、脱型時の切断による凸部12,13の形成が所望の位置に行いにくくなる。また、テーパ角θが30°を超えると、上下に形成された凸部12と凸部13の側壁面12b,13b同士の係合作用によるブロックの倒れ込み抑制効果が、不十分となる。
【0018】
また、上下に形成された凸部12,13の縦断面における側壁面12b,13b同士の間隔Dは0.5〜2.0mmであり、好ましくは0.8〜1.7mmである。間隔Dが0.5mm未満であると、金型ブレードの強度低下による破損等の問題が生じ易く、2.0mmを超えると側壁面12b,13b同士の係合作用が不十分となり、ブロックの倒れ込み抑制効果が低下する。
【0019】
凸部12,13は、内壁面11a,11bの全体に形成するのが最も好ましいが、少なくともブロック1表面から深さ50%の領域に形成するのが好ましい。また、最もブロック1表面に近い部分に位置する凸部13については、その上面の上端の位置が、ブロック1表面から0.3〜0.8mmに位置することが好ましい。このように凸部13がブロック1表面に接近することで、金型による加硫成型時にエア抜きをより確実に行うことができる。
【0020】
サイプ10の溝幅、即ち、対向する内壁面11a,11bの間隔は0.3〜1.0mmが好ましく、0.3〜0.8mmがより好ましい。また、サイプ10の深さは6.0〜10.0mmが好ましい。
【0021】
本発明では、ブロック1の倒れ込み抑制効果が大きいため、サイプ10の本数を増やしてサイプ密度を高めることで、エッジ数を増やしてエッジ効果を更に高めることができる。
【0022】
以上のような凸部12,13を有するサイプ10は、以下のようにして製造することができる。なお、本実施形態では、凸部12,13が対向する内壁面11a,11bの双方から深さ方向に交互に形成されると共に、横方向(サイプの開口方向)にも凸部12,13が交互に形成される例を示す。横方向にも凸部12,13が交互に形成されることにより、サイプ10で区分される両側のブロック片に横方向のせん断力が生じた場合でも、側壁面12b,13b同士の係合作用により、ブロック片の変形を効果的に抑制することができる。
【0023】
凸部12,13を有するサイプ10は、図3に示すようなブレード20を加硫金型のトレッド形成面に立設配置することで形成することができる。図3(a)はブレード20の正面図であり、図3(b)は図3(a)におけるb−b矢視断面であり、図3(c)は図3(a)におけるc−c矢視断面である。
【0024】
このようなブレード20を立設させた加硫金型内にグリーンタイヤが密閉されると、ブレード20の開口21,22,25,26の内部にトレッドゴムが進入して、切断後に凸部12,13となる連通部が形成される。その際、トレッドゴムは金型のトレッド形成面の全体に行き渡ってトレッドTが形成されるが、ブレード20の開口21,22,25,26を通過して、空気が抜けるため、ブレード20で仕切られたブロック1の区画ごとにエア抜きのためのベントスピューを設ける必要が無くなる。
【0025】
加硫成型後にタイヤが脱型されてブレード20が引き抜かれる際、ブレード20の開口21〜26の周縁部23,27によって、上記連通部が切断され、凸部12,13とが所望の位置に形成される。その形状がタイヤの使用状態まで維持されると、内壁面11b,11aと凸部12,13の上面12a,13aとは当接した状態となるが、使用時の変形などによって若干の間隙が生じる場合がある。
【0026】
本発明の空気入りタイヤは、上記の如きトレッドパターンTを備える以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
【0027】
本発明の空気入りタイヤは、前述の如き作用効果を奏し、アイス性能やスノー性能に優れるため、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
【0028】
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施の形態について説明する。
【0029】
(1)前述の実施形態では、図2に示す凸部12,13を有するサイプ10が形成されている例を示したが、本発明におけるサイプの凸部の形状は、その上面が円形の他、楕円形、三角形、菱形、平行四辺形などの四角形、その他の多角形など、何れの形状でもよい。また、凸部の縦断面の形状も、例えば図4(a)〜(b)に示すような形状でもよい。
【0030】
図4(a)に示すものは、凸部12,13の上下の両側壁面のテーパ角が相違する(非対称)例である。その場合、脱型時の切断性の観点から、下側の側壁面のテーパ角が上側より大きいことが好ましい。
【0031】
図4(b)に示すものは、脱型時の切断性を更に改善すべく、上面12a,13aに近接する部分の側壁面をラウンド形状(テーパ角が局所的に大きい)とした例である。
【0032】
(2)前述の実施形態では、図1に示すようなブロックパターンの例を示したが、この形状のブロックに限らず、平行四辺形、V字型、5角形、又は曲線基調のブロックでもよい。また、中央付近や端部近傍まで溝の入ったブロックや一部の陸部が周方向に連続するものでもよい。
【0033】
(3)前述の実施形態では、図1に示すようにサイプ10が直線状のものを示したが、波型やジグザク型のサイプでもよい。その場合、波線としては正弦波に近いものに限られず、直線と曲線とを交互に組み合わせた波線や矩形波に近いもの等、何れの形状でもよい。
【0034】
(4)前述の実施形態では、図1に示すように、タイヤ幅方向等に向けて複数列のサイプが形成された例を示したが、サイプの形成方向(中央線の方向)は、タイヤ幅方向と平行に限られるものではない。但し、中央線の方向とタイヤ幅方向とがなす角度は0〜45°が好ましい。
【0035】
(5)前述の実施形態では、図2に示すように、サイプがブロック表面に対して垂直になるように形成された例を示したが、ブロック表面の法線に対してサイプが若干(例えば15°以下)傾斜していてもよい。
【0036】
【実施例】
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
【0037】
(1)アイス制動性能
タイヤ(P235/75R15、使用リム15×6.5JJ、空気圧240kPa)を実車(国産3000ccクラスのクロカン4WD車)に装着し、4名乗車の荷重条件にて、凍結した路面を走行させ、速度40km/hで制動力をかけてフルロックした際の制動距離を指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0038】
(2)スノートラクション性能
SAE−J1466に基づき、圧雪路において、スノートラクションテスターを用い、時速8km/hで走行し、スリップ率20〜300%までのスリップ率〜摩耗係数の平均値を取り込んだ(n=10個)。
【0039】
(3)ウエット制動性能
上記(1)と同様にタイヤを実車に装着し、4名乗車の荷重条件にて、水深1mmのウエット路面を走行させ、初速90km/hで制動力をかけて20km/hまで減速するのに要する距離を指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0040】
(4)耐摩耗性能
舗装道路を9600km走行したときの段差摩耗量(摩耗によるサイプとサイプとの段差)を測定し、指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0041】
(5)ノイズ性能
テストドライバー2名による官能評価を行い、指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0042】
(6)タイヤ外観
一般消費者10名による官能評価を行い、指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0043】
(7)凸部の形成性
加硫後に凸部が内壁面の所望の位置に形成される割合を、百分率(%)で示した。
【0044】
実施例1
図1に示すようなトレッドパターンにおいて、図3に示すブレードのブロック表面から50%の深さの領域に開口部(テーパ角は15°、円形上面の面積9mm2 、凸部側壁面の間隔1.2mm)を設けたものを用いて試作ラジアルタイヤを製造した。サイプの他のサイズについては、サイプ深さを8mm、溝幅を0.5mmとした。また、エア抜きのためのベントスピューの数を従来品の成型金型の1/4とした。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
【0045】
実施例2
実施例1において、開口部を全面に形成したブレードを用いること以外は、実施例1と同様にして、試作ラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0046】
比較例1(従来品)
実施例1において、開口部を全く形成していないブレードを用いること以外は実施例1と同様にして、試作ラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。なお、ベントスピューの数は従来通りとした。
【0047】
比較例2
実施例1において、開口部のテーパ角を5°に変えたブレードを用いること以外は実施例1と同様にして、試作ラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0048】
比較例3
実施例1において、開口部のテーパ角を40°に変えたブレードを用いること以外は実施例1と同様にして、試作ラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0049】
比較例4
実施例1において、凸部側壁面の間隔を3mmに変えたブレードを用いること以外は実施例1と同様にして、試作ラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
表1の結果が示すように、実施例では、脱型時の切断により凸部の形成が好適に行え、サイプの閉塞やブロックの倒れ込みを抑制することで、氷雪路性能、ウエット制動性能、耐偏摩耗性などが従来品より良好であった。また、ベントスピューの数が従来品より少ないため、ノイズ性能やタイヤ外観も従来品より良好となった。
【0051】
これに対して、開口部のテーパ角が小さすぎる比較例2では、所望の位置に凸部が十分形成されず、各性能の改善効果が小さかった。また、開口部のテーパ角が大きすぎる比較例3では、凸部の側壁面同士の係合作用が小さく、倒れ込み抑制効果が低下するため、各性能の改善効果が小さかった。これは、凸部側壁面の間隔が大きすぎる比較例4についても同様であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例のトレッド面を示す平面図
【図2】本発明のおけるサイプの一例の縦断面を示す要部断面図
【図3】サイプ形成用のブレードの一例を示す図
【図4】本発明におけるサイプの他の例を示す要部断面図
【図5】従来のサイプの縦断面を示す要部断面図
【符号の説明】
1 ブロック
10 サイプ
11a 内壁面
11b 内壁面
12 凸部
12a 上面
12b 側壁面
13 凸部
13a 上面
13b 側壁面
θ テーパ角
D 側壁面同士の間隔
Claims (2)
- 複数のサイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、
前記サイプは、対向する内壁面の双方から深さ方向に交互に形成され、対向する内壁面に上面が当接する凸部を有し、その凸部の側壁面の縦断面におけるテーパ角が10〜30°であり、前記凸部が切断によって形成されており、上下に形成された凸部の縦断面における側壁面同士の間隔が0.5〜2.0mmであることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記凸部の上面の面積が、2〜20mm2 である請求項1記載の空気入りタイヤ。
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