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JP4968895B2 - 悪路走行用空気入りタイヤ - Google Patents

悪路走行用空気入りタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、デザートレース用のタイヤ、マッドアンドスノータイヤなど、砂漠、砂利道、泥道、岩場などの悪路で使用される悪路走行用空気入りタイヤに関する。
悪路走行用タイヤは、砂漠、砂利道、泥道、岩場などの悪路で主に使用されるため、石噛みによるパンクを防止する必要がある。このため、溝の断面形状をV字型にして、小石等が挟まり難い又は小石等が外れ易い形状を採用していた。しかし、V字型溝では、耐パンク性が十分でなく、摩耗末期のトラクション性能も不十分となる。
一方、砂利道等を移動することが多いトラック用のタイヤにおいて、石噛みによるパンクを防止する技術として、溝底に凸部を設ける方法が知られている。例えば、下記の特許文献1には、ブロックに隣接するショルダー部の溝底に、タイヤ周方向に連続する凸部を設けたものが開示されている。また、下記の特許文献2には、ブロックの周囲に設けられた溝の溝底に、高さの大きな凸部と小さな凸部とを交互に設けたものが開示されている。
しかしながら、上記のタイヤでは、凸部を設ける溝の対向する溝壁面が、何れも直線状に立ち上がっているため、対向する溝壁面間に小石等が挟まり易く、外れにくいため、石噛みによるパンクの抑制効果が小さかった。また、特許文献2のように、大小の凸部を溝底に交互に設けたものでは、耐パンク性および摩耗末期のトラクション性能も十分とは言えなかった。
特開2000−43513号公報 特開平10−35224号公報
そこで、本発明の目的は、小石等がより挟まり難い形状とすることで耐パンク性を向上させ、しかも摩耗末期のトラクション性能を確保できる悪路走行用空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明の悪路走行用空気入りタイヤは、タイヤ周方向に沿って延びる少なくとも3本の縦溝とその縦溝に交差する横溝とによって複数のブロックを形成したトレッドパターンを備える悪路走行用空気入りタイヤにおいて、前記3本の縦溝の間に配される横溝と、最も中央側に配される縦溝とは、対向する溝壁面の各々に段部を形成してあると共に、それらの溝底の全体には、略同じ高さで連続する凸条を設けてあり、両側の縦溝の溝底にも凸条を設けることによって、前記ブロックの周囲に略同じ高さで連続する凸条を設けてあり、前記縦溝の溝深さと前記横溝の溝深さが、それぞれ8〜17mmに設定され、前記凸条の高さが2.0mm以上で前記縦溝又は前記横溝の溝深さの65%以下であり、前記凸条の上面の幅が2.0mm以上で前記縦溝又は前記横溝の溝幅の50%以下であり、前記凸条は、上面が平坦面又は円弧面で形成された台形状の断面形状を有することを特徴とする。
本発明の悪路走行用タイヤ空気入りタイヤによると、悪路走行においてトラクション性能に影響し易い3本の縦溝の間の領域(タイヤ中央部からショルダー部にかけての領域)に、略同じ高さで連続する凸条を溝底に設けた溝を配してあるため、摩耗末期のトラクション性能を改善することができる。また、凸条を溝底に設けるだけでなく、段部を形成した溝壁面を有するため、小石等が挟まり難い形状とすることができ、トラクション時に負荷がかかり易い領域にこれを設けたため、効果的に耐パンク性を向上させることができる。その結果、小石等が挟まり難い形状とすることで耐パンク性を向上させ、しかも摩耗末期のトラクション性能を確保できる悪路走行用タイヤを提供することができる。
上記のように、本発明では、両側の縦溝の溝底にも凸条を設けることによって、前記ブロックの周囲に略同じ高さで連続する凸条を設けてある。ショルダー部付近の縦溝に凸条を設けることによって、ショルダー部付近での耐パンク性を向上させることができる。また、ブロックの周囲に連続する凸条を設けることによって、境界部で途切れた凸条を設けるのに比較して、凸条の剛性が高くなるため、トラクション性能をより向上させることができる。
また、前記両側の縦溝と交差する横溝が更にタイヤ外側に延設されると共に、その延設された横溝にも段部を形成した溝壁面を有すると共に、それらの溝底に略同じ高さで連続する凸条を設けてあることが好ましい。これによって、トレッドのより広い領域で、耐パンク性を向上させ、しかも摩耗末期のトラクション性能を確保できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、悪路走行用空気入りタイヤにおけるトレッドパターンの一例を示す展開図である。図2は、そのI−I断面を示す要部断面図である。本発明では、図3,4のように両側の縦溝1a,1cの溝底に凸条5が設けられるが、図1において、両側の縦溝1a,1cの溝底に凸条5を設けない場合について、トレッドパターンの形状を予め説明する。
本発明の悪路走行用空気入りタイヤは、図1に示すように、タイヤ周方向PDに沿って延びる少なくとも3本の縦溝1とその縦溝1に交差する横溝2とによって複数のブロック10を形成したトレッドパターンを備えるものである。本実施形態では、3本の縦溝1がジグザグ状に形成されている例を示す。
3本の縦溝1は、その何れか又は全部が略直線状であってもよいが、悪路走行性能をより向上させる観点から、ジグザグ状の縦溝1を含むことが好ましく、全ての縦溝1がジグザグ状であることがより好ましい。
ジグザグ状の縦溝1は、図示した例の縦溝1bのように、ブロック10の壁面をタイヤ周方向PDから傾斜させて形成したり、また、両側の縦溝1a,1cのように、ブロック10にジグザグ状の壁面を形成したりすること等によって形成することができる。
3本の縦溝1は、タイヤ幅方向WDの何れの位置に設けてもよいが、中央の縦溝1bは、タイヤ赤道線CL付近に設けるのが好ましい。両側の縦溝1a,1cは、タイヤ赤道線CLから接地端TEまでの距離に対して、35〜80%の領域内に、特に50〜65%の領域内にその中央位置が配されるのが好ましい。ここで、接地端TEとは、JASO−C607に基づくタイヤ空気圧と負荷を与えた時の接地幅を指す。
横溝2,7は、縦溝1に交差するものであればよく、タイヤ幅方向WD、又はタイヤ幅方向WDから傾斜した角度で成形されていてもよい。本実施形態では、横溝2がタイヤ幅方向WDに対して傾斜すると共に、両側の縦溝1a,1cより接地端側の横溝7が、タイヤ幅方向WDから傾斜した角度で成形され、しかも両側の横溝7の両方の開口部がズレて配置されている例を示す。
本発明では、図2に示すように、3本の縦溝1の間に配される横溝2と、最も中央側に配される縦溝1bとは、段部SPを形成した溝壁面2aを有する。本実施形態では、溝壁面2aに断面円弧状の部分を形成することによって段部SPを形成した例を示す。段部SPは、断面において、一定の位置に一定の高さで形成されていなくてもよいが、一定の位置に一定の高さで連続的に形成されているのが、耐パンク性を向上させる観点から好ましい。
段部SPが形成される位置は、小石等が挟まり難く、かつ外れ易くする観点から、溝底から段部SPとの境界線までの高さDCを基準として、溝深さDAの45〜85%が好ましく、60〜85%がより好ましい。段部SPは複数設けることも可能であり、その場合、何れかの段部SPが上記の高さDCの範囲であればよい。
なお、横溝2の溝深さDAは、8〜17mmに設定され、縦溝1の溝深さDAは、8〜17mmに設定される。
また、段部SPそのものの高さHAは、小石等が挟まり難く、かつ外れ易くする観点から、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。
また、3本の縦溝1の間に配される横溝2と、最も中央側に配される縦溝1bとは、それらの溝底の全体に、略同じ高さで連続する凸条5を設けてある。本実施形態では、縦溝1bに設けられたジグザグ状の凸条5aから、横溝2に設けられた凸条5bが、左右交互に分岐した構造となっている例を示す。
凸条5の高さDBは、石噛みを効果的に防止する観点から、2.0mm以上で溝深さDAの65%以下に設定され、より好ましくは、3.0mm以上で溝深さDAの50%以下の場合である。
凸条5の幅は、その上面を基準として、排土性を十分に確保する観点から、幅WBが2.0mm以上で、上面を基準とする溝幅WAの50%以下に設定される。なお、横溝2の溝幅WAは、排土性やトラクション性能を維持する観点から、8mm以上が好ましい。縦溝1の溝幅WAは、排土性の観点から、8mm以上が好ましい。
凸条5と溝壁面2aとの間隔WCは、石噛みを効果的に防止する観点から、3mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましい。なお、間隔WCは、両側の溝底に引かれた接線に対し、凸条5の壁面を延長した際の交点と、溝壁面2aを延長した際の交点との距離を指す。
上記の観点から、凸条5は横溝2の略中央と、縦溝1bの略中央に設けられるのが好ましい。なお、凸条5の幅WBは一定である必要はなく、変化する場合は、その平均値が上記の範囲を満たすのが好ましい。
本実施形態では、縦溝1a,1cより接地端側に、縦溝1a,1cから分岐する横溝7を設けると共に、横溝7で区分されるブロック11には、別の横溝8,9が形成されている。横溝7は、交差する縦溝1a,1cの深さと同じであるが、縦溝1a,1cの深さの45〜100%に設定してもよい。
本発明の空気入りタイヤは、上記の如きトレッドパターンを備える以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
本発明の空気入りタイヤは、小石等がより挟まり難い形状とすることで耐パンク性を向上させ、しかも摩耗末期のトラクション性能を確保できるトレッドパターンを備えるため、デザートレース用のタイヤ、マッドアンドスノータイヤ、砂漠用タイヤなど悪路走行用タイヤとして有用である。
このような悪路走行用タイヤのトレッドパターンには、サイプを設けず、ジグザグ状の縦溝を形成し、比較的浅い縦溝及び横溝を形成する場合が一般的であるが、サイプを形成することも可能である。
述の実施形態では、図1に示すようなブロックが形成されているトレッドパターンを備える例を示したが、ブロックはこの形状に限らず、略正方形、長方形、平行四辺形、ひし型、多角形など、いずれのブロック形状でもよい。
述の実施形態では、3本の縦溝の間に配される横溝と最も中央側に配される縦溝との溝底の全体に連続する凸条を設けた例を示したが、本発明では、図3に示すように、両側の縦溝1a,1cの溝底にも凸条5cを設けることによって、ブロック10の周囲に略同じ高さで連続する凸条5が設けられる。その際、両側の縦溝1a,1cの溝壁面にも段部SPを形成してもよい。
凸条5cの幅と高さと、縦溝1a,1cの深さや幅との関係は、前述したような、凸条5bの幅と高さと横溝2の深さや幅との関係と同じである。
更に、図4に示すように、両側の縦溝1a,1cと交差する横溝7が更にタイヤ外側に延設されると共に、その延設された横溝7にも段部SPを形成した溝壁面7aを有すると共に、それらの溝底に略同じ高さで連続する凸条5dを設けてあることが好ましい。
凸条5dの幅と高さと横溝7の深さや幅との関係は、前述したような、凸条5bの幅と高さと横溝2の深さや幅との関係と同じであるのが好ましい。
述の実施形態では、断面が円弧状の部分を形成することによって段部を形成した例を示したが、本発明では、段部が形成されていれば種々の形状が可能であり、例えば図5(a)〜(b)に示すものが例示できる。なお、段部SPは、各々の溝壁面に複数設けてもよい。
図5(a)に示す例では、断面が直線の部分を形成することによって段部SPを形成している。この場合、段部SPの耐久性や石噛み防止効果の観点から、段部SPの上面は、踏面と平行な平面に対して、0〜40°傾斜していることが好ましい。
図5(b)に示す例では、溝壁面2aに断面円弧状の突起部2bを設けることによって、段部SPを形成している。この場合、段部SPの耐久性や石噛み防止効果の観点から、突起の高さは1〜4mmが好ましい。
また、本発明では、この例のように、凸条5の頂部を断面円弧状などに形成することも可能である。その場合、凸条5の頂点に引いた踏面に対し平行な接線に対して、側壁を延長した際の交点間の距離を幅WBとして、前述した範囲に入ることが好ましい。
述の実施形態では、トレッドに3本の縦溝を形成する例を示したが、本発明では、4本、又は5本以上の縦溝をトレッドに形成してもよい。その場合、最も中央側に配される縦溝と、それを含む少なくとも3本の縦溝の間に配される横溝とに、段部を形成した溝壁面を有すると共に、それらの溝底の全体に、略同じ高さで連続する凸条を設けてあればよい。但し、トレッドのより広い領域で耐パンク性を向上させ、しかも摩耗末期のトラクション性能を確保する観点から、全ての縦溝と、その縦溝の間に配される全ての横溝とに、段部と凸条とを設けることが好ましい。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
(1)耐パンク性
タイヤをリム組みして、空気圧240kPaを充填し、実車(ピックアップトラック、4WD、5600cc)に装着し、2名乗車の荷重条件にて、悪路コース(主に石、砂、土からなる路面)を走行させ、5000km走行したときの溝底のカット傷の数を調べて、耐パンク性を評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
(2)70%摩耗時のトラクション性
タイヤを予めバフ加工によって、70%摩耗させた後、上記(1)と同じ条件で悪路コースを走行させ、周回ラップを計測して、トラクション性を評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
参考例1
図1及び図2に示すトレッドパターンにおいて、縦溝1及び溝幅2の深さDAを12.5mm、溝幅WAを14mm、段部の高さHAを2mm、凸条5の幅WBを3mm、高さDBを4mm、間隔WCを1.5mmに設定して、サイズ35×12.50R15LTのラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
実施例1
参考例1において、図3に示すように、同じ形状・サイズの凸条5cを更に設けたこと以外は、参考例1と同様にしてラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
実施例2
参考例1において、図4に示すように、同じ形状・サイズの凸条5c及び5dを更に設けたこと以外は、参考例1と同様にしてラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
比較例1(従来品)
参考例1において、図6に示すように、不連続な凸条5A,5B(断面形状は同じ)を縦溝と横溝とに形成したこと以外は、参考例1と同様にしてラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
比較例2
参考例1において、図7に示すように、不連続な凸条5A,5B,5C(断面形状は同じ)を縦溝と横溝とに形成したこと以外は、参考例1と同様にしてラジアルタイヤを製造した。このタイヤを用いて、上記の各性能評価を行った結果を表1に示す。
Figure 0004968895
表1の結果が示すように、実施例では耐パンク性と70%摩耗時のトラクション性が、従来品と比較して何れも優れていた。特に、実施例1、実施例2のように凸条を設ける領域が広いほど耐パンク性と70%摩耗時のトラクション性が優れていた。
これに対して、比較例1〜2では、不連続な凸条を設ける領域が広くなっても、トラクション性の向上効果や耐パンク性の向上効果が小さかった。
本発明に含まれない空気入りタイヤにおけるトレッドパターンの一例を示す展開図 図1に示した空気入りタイヤのI−I断面を示す要部断面図 本発明の空気入りタイヤにおけるトレッドパターンの例を示す展開図 本発明の空気入りタイヤにおけるトレッドパターンの他の例を示す展開図 本発明の空気入りタイヤの他の例を示す要部断面図 従来品(比較例1)のトレッドパターンの例を示す展開図 従来品(比較例2)のトレッドパターンの例を示す展開図
符号の説明
1 縦溝
2 横溝
2a 横溝の溝壁面
5 凸条
7 横溝
10 ブロック
SP 段部
PD タイヤ周方向
WD タイヤ幅方向

Claims (2)

  1. タイヤ周方向に沿って延びる少なくとも3本の縦溝とその縦溝に交差する横溝とによって複数のブロックを形成したトレッドパターンを備える悪路走行用空気入りタイヤにおいて、
    前記3本の縦溝の間に配される横溝と、最も中央側に配される縦溝とは、対向する溝壁面の各々に段部を形成してあると共に、それらの溝底の全体には、略同じ高さで連続する凸条を設けてあり、
    両側の縦溝の溝底にも凸条を設けることによって、前記ブロックの周囲に略同じ高さで連続する凸条を設けてあり、
    前記縦溝の溝深さと前記横溝の溝深さが、それぞれ8〜17mmに設定され、前記凸条の高さが2.0mm以上で前記縦溝又は前記横溝の溝深さの65%以下であり、前記凸条の上面の幅が2.0mm以上で前記縦溝又は前記横溝の溝幅の50%以下であり、前記凸条は、上面が平坦面又は円弧面で形成された台形状の断面形状を有することを特徴とする悪路走行用空気入りタイヤ。
  2. 前記両側の縦溝と交差する横溝が更にタイヤ外側に延設されると共に、その延設された横溝にも段部を形成した溝壁面を有すると共に、それらの溝底に略同じ高さで連続する凸条を設けてある請求項1に記載の悪路走行用空気入りタイヤ。
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