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JP2012245370A - 調剤装置の薬品ストック構造 - Google Patents

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JP2012245370A JP2012182997A JP2012182997A JP2012245370A JP 2012245370 A JP2012245370 A JP 2012245370A JP 2012182997 A JP2012182997 A JP 2012182997A JP 2012182997 A JP2012182997 A JP 2012182997A JP 2012245370 A JP2012245370 A JP 2012245370A
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Masaki Yoshioka
正城 吉岡
Akihiro Nakamura
明博 中村
Yoshinori Nagamura
佳則 長村
Akira Nagao
顕 長尾
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Takazono Sangyo Co Ltd
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Takazono Sangyo Co Ltd
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Abstract

【課題】PTP錠剤シートの補充や取り出し作業の効率を大幅に向上させることができる調剤装置の薬品ストック構造を提供する。
【解決手段】この調剤装置1の錠剤カセット500は、図略のPTP錠剤シートを積載するための底面5301と、この底面5301上の前端に立設された前壁531と、この前壁531に一体的に連なるようにして、底面5301上の左右両端に立設され、外部から搬入されるPTP錠剤シートを前壁531に案内する左右両側壁5311,5312とを備え、錠剤カセット500の後端から前方に向けて、左右両側壁5311,5312を部分的に切り欠き、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように傾斜させた構造となっている。
【選択図】図10

Description

本発明は、調剤装置の薬品ストック構造に関し、特にPTP(プレス スルー パッケージ)錠剤シートと呼ばれる包装形式の錠剤を、錠剤カセットに入れて自動的に調剤する調剤装置の薬品ストック構造に好適である。
従来、病院等の薬局における調剤作業は薬剤師が医師の処方箋に従って行っているが、特に診療分野が広い総合病院等にあっては、常時取り出し可能にしておく錠剤の種類が多くなり、保管場所を必要とするばかりか、処方箋に基づいて調剤する作業は非常に精神的、肉体的に負担を強いられるものであった。
そこで、予め設定したプログラムに基づいて所定の錠剤の所定個数分を、PTP錠剤シートの端数分を含めて自動的に調剤する調剤装置が開発された(例えば特許文献1,2参照)。なお、PTP錠剤シートとは、錠剤側を押圧することで底のアルミシート部分を破ることにより錠剤を取り出すようにした包装形式であり、一般には錠剤の10個以上を1枚のシート状にして供給される。
ここでは、PTP錠剤シートを複数枚載置した錠剤カセットはカセット棚に収容されており、ヘッド装置に搭載されているチャッキング装置の爪部が、錠剤カセットの前面に形成されている溝部に直接潜入して、相対位置合わせを行うとともに、錠剤カセット内の最下位置にあるPTP錠剤シートをチャッキングして外部に取り出すようになっている。
この錠剤カセット1000では、図16に示すように、前壁体1020とは別体の幅規制部材1011で図略のPTP錠剤シートの幅方向を規制する一方、前壁体1020と、棒体1041及び棒体ベース1042の一体物1040で前記PTP錠剤シートの長手方向を規制している。
上記従来技術では、PTP錠剤シートを確実にチャッキングするために、錠剤カセット1000に整列させて平積み収納しておく必要がある。このため、PTP錠剤シートの長さにあわせて一体物1040の止め位置を調整していた。
そして、箱詰めされたPTP錠剤シートを、その箱から複数枚まとめて取り出し、そのまま錠剤カセット1000に積載したいのであるが、前壁体1020の左右両端と、この前壁体とは幅規制部材1011とは、後方へ略同一寸法だけ張り出しているので、いわば左右両側壁が二重になっている。このため、前記幅規制部材1011と、前壁体1020と、棒体1041及び棒体ベース1042の一体物1040とで区画されるスペースへのPTP錠剤シートの補充や取り出し作業を迅速に行うことが困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、PTP錠剤シートの補充や取り出し作業の効率を大幅に向上させることができる調剤装置のシート積載構造を提供することを目的とする。
ところで、左右両側壁を切り欠いた残りの部分の上端が、錠剤シートに平行である場合には、その錠剤シートと当該残りの部分の上端とが線接触となる。このため、錠剤シートの左右いずれか一方が当該残りの部分の上端に乗りかかって横傾斜状態となり、この錠剤シートが錠剤カセット内の所定位置に収納されなくなる、いわゆる錠剤シートの横ブリッジが発生することがある。そして、この横ブリッジにより、一番下の錠剤シートの後端に押出部材がかかりにくくなって、錠剤シートの錠剤カセットからの払い出しを阻害するおそれがあった。そこで本発明は、錠剤カセットは、薬品をストックするための底面と、この底面上の前端に立設された前壁と、底面上の左右両端に立設され、外部から搬入される薬品を前記前壁に案内する左右両側壁とを備えた調剤装置の薬品ストック構造であって、前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁を部分的に切り欠き、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように傾斜させたことを特徴とするものである。
本発明によれば、前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁が部分的に切り欠かかれているので、左右両側壁の切り欠かれた部分から薬品を搬入して該左右両側壁で案内することで、その薬品を直接錠剤カセットに補充することができ、また、前記左右両側壁の切り欠かれた部分から、前記錠剤カセットに補充された薬品を、直接その錠剤カセット外へ取り出すことができる。したがって、錠剤カセットへの薬品の補充やその取り出し作業の効率を向上させることができる。また、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように傾斜させたので、錠剤シートと当該残りの部分の上端とが点接触となる。このため、錠剤シートが左右両側壁の残りの部分の上端に乗りにくくなり、その錠剤シートの横ブリッジの発生を確実に妨げるようになる。かかる構成は、非常に簡単でかつ安価に実現できる。
請求項2記載の発明のように、前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁を部分的に切り欠くときに、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように直線的に傾斜させることが好ましい。
請求項2記載の発明によれば、前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁を部分的に切り欠くときに、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように直線的に傾斜させたので、錠剤シートと当該残りの部分の上端とが点接触となる。このため、錠剤シートが左右両側壁の残りの部分の上端に乗りにくくなり、その錠剤シートの横ブリッジの発生を確実に妨げるようになる。かかる構成は、非常に簡単でかつ安価に実現できる。
また、この傾斜角度を小さくとりすぎると、錠剤シートの撓みなどにより、錠剤シートと当該残りの部分の上端とが点接触とならないことがあるから、錠剤シートの横ブリッジの発生を防止しにくくなる。その一方、該傾斜角度を大きくとりすぎると、錠剤カセットの左右両側壁の切り欠く範囲を確保しにくくなるから、前記錠剤シートの錠剤カセットへの補充や該錠剤カセットからの取り出しの効率が低下するおそれがある。
そこで、請求項3記載の発明のように、前記傾斜の角度は、錠剤カセットの底板に対して9〜18度程度であることが好ましい。
請求項3記載の発明によれば、前記傾斜の角度は、錠剤カセットの底板に対して9〜18度程度であるので、錠剤シートと当該残りの部分の上端とが点接触となり、錠剤シートが左右両側壁の残りの部分の上端に乗りにくくなって、その錠剤シートの横ブリッジの発生を確実に妨げるようになる。また、これと同時に、錠剤カセットの左右両側壁の切り欠く範囲を確保して、前記錠剤シートの錠剤カセットへの補充や該錠剤カセットからの取り出しの効率化を図ることができるようになる。なお、前記角度は錠剤カセットに積載させる錠剤シート長さ等に応じて決定されるべきものでもあり、前記角度が9度程度のものは最長シートに対応しており、前記角度が18度程度のものは最短シートに対応している。
ところで、同一の錠剤カセットで、最長シートと最短シートとのいずれにも対応する必要があるが、最短シート(最も大きく傾斜する錠剤シートである。)に対して傾斜直線を形成すると、壁面が大きくなり、錠剤カセットへの錠剤シートの補充や取り出しの作業性を損なうことがある。そこで、請求項4記載の発明のように、前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁を部分的に切り欠くときに、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように曲線的に傾斜させることが好ましい。
請求項4記載の発明によれば、前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁を部分的に切り欠くときに、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように曲線的に傾斜させたので、最短シートに対しては傾斜角度を大きくするとともに、最長シートに対しては傾斜角度を小さくすることとなる結果、その壁面が前記傾斜直線の場合と比べて小さくなり、錠剤カセットへの錠剤シートの補充や取り出しの作業性を向上させることができる。また、この場合には、錠剤シートの長さのいかんに関わらず、錠剤シートと当該残りの部分の上端とが常に点接触となる。このため、錠剤シートが左右両側壁の残りの部分の上端に乗りにくくなり、その錠剤シートの横ブリッジの発生をより確実に妨げるようになる。かかる構成は、簡単でかつ安価に実現できる。
その場合、請求項5記載の発明のように、前記傾斜曲線は、錠剤カセットの底板に対して第一の傾斜角度をなす第一の直線と、前記錠剤カセットの底板に対して前記第一の傾斜角度よりも大きい第二の傾斜角度をなす第二の直線とを包絡したものであることが好ましい。
請求項5記載の発明によれば、前記傾斜曲線は、錠剤カセットの底板に対して第一の傾斜角度をなす第一の直線と、前記錠剤カセットの底板に対して前記第一の傾斜角度よりも大きい第二の傾斜角度をなす第二の直線とを包絡したものであるので、最短シートに対しては傾斜角度を大きくするとともに、最長シートに対しては傾斜角度を小さくすることとなる結果、その壁面が前記傾斜直線の場合と比べて小さくなり、錠剤カセットへの錠剤シートの補充や取り出しの作業性を向上させることができる。また、この場合には、錠剤シートと当該残りの部分の上端とが常に点接触となる。このため、錠剤シートが左右両側壁の残りの部分の上端に乗りにくくなり、その錠剤シートの横ブリッジの発生をより確実に妨げるようになる。かかる構成は、より簡単でかつ安価に実現できる。
請求項6記載の発明のように、前記第一及び第二の傾斜角度は、ともに錠剤カセットの底板に対して9〜18度程度の範囲内にあることが好ましい。
請求項6記載の発明によれば、前記第一及び第二の傾斜角度は、ともに錠剤カセットの底板に対して9〜18度程度の範囲内にあるので、最長シートと最短シートとのいずれにも対応することができるようになる。
本発明によれば、前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁が部分的に切り欠かかれているので、左右両側壁の切り欠かれた部分から薬品を搬入して該左右両側壁で案内することで、その薬品を直接錠剤カセットに補充することができ、また、前記左右両側壁の切り欠かれた部分から、前記錠剤カセットに補充された薬品を、直接その錠剤カセット外へ取り出すことができる。したがって、錠剤カセットへの薬品の補充やその取り出し作業の効率を向上させることができる。また、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように傾斜させたので、錠剤シートと当該残りの部分の上端とが点接触となる。このため、錠剤シートが左右両側壁の残りの部分の上端に乗りにくくなり、その錠剤シートの横ブリッジの発生を確実に妨げるようになる。かかる構成は、非常に簡単でかつ安価に実現できる。
本発明の一実施形態に係る調剤装置の主たる構成要素を示す分解斜視図である。 錠剤カセットのチャッキングユニットに対向する側から見た斜視図である。 錠剤カセットの主要部の寸法関係を示す斜視図である。 シート頭出し前の状態を示す側断面図である。 シート頭出し時の状態を示す側断面図である。 錠剤カセットの本体上部に錠剤シートを補充する様子を示す斜視図である。 錠剤カセットの本体上部への補充が完了した状態を示す斜視図である。 錠剤カセットの本体上部内の所定位置にPTP錠剤シートの横ブリッジが発生した様子を示す斜視図である。 図8において棒状部材を省略した斜視図である。 錠剤カセットの本体上部の左右両側壁を前上がりの直線的形状としたときの側面図である。 錠剤カセットの本体上部の左右両側壁を前上がりの曲線形状としたときの側面図である。 錠剤カセット内に積載したPTP錠剤シートが最長シートである場合(シート取り出し前)を示す説明図である。 錠剤カセット内に積載したPTP錠剤シートが最短シートの場合(シート取り出し前)を示す説明図である。 錠剤カセット内に積載したPTP錠剤シートが最長シートである場合(シート取り出し時)を示す説明図である。 錠剤カセット内に積載したPTP錠剤シートが最短シートの場合(シート取り出し時)を示す説明図である。 従来の一例におけるカセット棚の棚板上への錠剤カセットの固定構造を示す斜視図である。
図1は本発明の一実施形態に係る調剤装置1の主たる構成要素を示す分解斜視図である。
図1に示すように、この調剤装置1は、箱状の装置本体100の奥側左右に2台設けられたYキャリッジ200,200と、これらのYキャリッジ200,200にそれぞれ支持されたXキャリッジ300,300と、これらのXキャリッジ300,300にそれぞれ支持されたチャッキングユニット400,400と、前記装置本体100の手前側左右に2台設けられ、複数の錠剤カセット500,500,・・・を左右方向に並べて搭載可能なカセット棚600,600と、これらのカセット棚600,600の下部にそれぞれ配置されたカッティングユニット700,700と、左右のカセット棚600,600の下方に、両カセット棚600,600の左右両端間に亘って配置された1台の搬送コンベアユニット800とを備えている。
以下、複数存在する構成要素については、その代表的なものについて説明する。
Yキャリッジ200は、サーボモータ210と、このサーボモータ210で駆動される縦軸方向(図1中のY方向)のボールネジ220と、ボールネジ220の左右にそれぞれ配置された縦ガイド230,230と、ボールネジ220の回転により上下動するナット240とを備えており、Xキャリッジ300は、縦ガイド230,230に案内されつつ、ボールネジ220の回転によりナット240とともに上下動するキャリッジ本体310と、このキャリッジ本体310上に、サーボモータ410と、このサーボモータ410で駆動される横軸方向(図1中のX方向)のボールネジ415と、図示しないナットとを備えている。
図2は錠剤カセット500のチャッキングユニット400に対向する側から見た斜視図、図3はその主要部の寸法関係を示す斜視図、図4はシート頭出し前の状態を示す側断面図,図5はシート頭出し時の状態を示す側断面図である。なお、以下では、錠剤カセット500のチャッキングユニット400に対向する側を前、その反対側を後という。
本実施形態における錠剤カセット500は、積載される各種PTP錠剤シート(錠剤シートに相当する。)900よりも若干幅広に形成されている。したがって、錠剤カセット500としては、各種PTP錠剤シート900の有する幅に応じて、幅寸法のみが異なるものが複数用意される。それらの具体的な構成は、いずれも図2,図3に示すように、断面凹状をなす長尺のカセット基部510と、このカセット基部510の長手方向から着脱自在に嵌合されるカセット本体520とからなっている。
カセット基部510の底板511の裏面側には、図4,図5に示すように、側面視L字状の突起512,512が前後(及び左右)にそれぞれ形成され、その底板511の後端は上方に屈曲されて弾性を有する舌片513が形成されている。前記底板511の後部の表面側には断面逆凹状の支持部材514が形成され、この支持部材514で片持ち支持される左右二条の舌片515,515がそれぞれ前部に向かって先下がりに形成されている。なお、支持部材514と、舌片515,515とは、前記図2に示すように、ともにカセット基部510の左右側壁516,517内に配置されており、この舌片515,515でPTP錠剤シート900,900,・・・の端数分がチャッキングされるようになっている。ただし、前記舌片515の条数は二条に限定されず、一条でもよいし、三条以上であってもよい。
カセット本体520は、さらに複数のPTP錠剤シート900,900,・・・を積載可能な本体上部530と、この本体上部530の下部に一体となるように取り付けられた本体下部540とからなっている。
本体下部540は、カセット本体520のカセット基部510への組み立て状態で、該カセット基部510の左右側壁516,517内に埋没して配置されるものであるが、その単体で見ると、断面凹状の長尺形状をなした底板541上に前記本体上部530の一番下に積載されたPTP錠剤シート900を順次に取り出すための図略のリンク機構を備えている。
本体上部530は、図2に示すように、カセット本体520のカセット基部510への組み立て状態で、その後部から中間部にかけてカセット基部510の左右側壁516,517内に埋没して配置され、その中間部から前部にかけてカセット基部510の左右側壁516,517の上方に突出して配置される側面視L字状をなしており、当該突出させた左右両側壁5311,5312が前端で互いに内側に屈曲されることにより、所定の間隙を介して対向配置されることで、前壁531を形成している。左右両側壁5311,5312の上端同士は補強板532で互いに連結されている。
換言すると、この本体上部530は、錠剤カセット500の底面5301上に立設された前記前壁531に一体的に連なる左右両側壁5311,5312間に、該錠剤カセット500の前方に向けて搬入される図略の錠剤シートを、当該底面5301上に積載可能な構造となっている。
そして、図3に示すように、錠剤カセット500の後端から前方に向けて、左右両側壁5311,5312を部分的に切り欠くとともに、前記錠剤カセット500の後端から前方に向かって右側壁5311の切り欠く範囲S1を、左側壁5312の切り欠く範囲S2よりも大きく設定している。この場合、右側壁5311の前後方向の寸法W1は、左側壁5312の前後方向の寸法W2よりも小さくなる。
以下、この錠剤カセット500の使用方法について説明する。ここで、図6は錠剤カセット500にPTP錠剤シート900,900,・・・を補充する様子を示す斜視図、図7はその補充が完了した状態を示す斜視図である。
まず図6に示すように、PTP錠剤シート900,900,・・・を本体上部530内に補充する際には、PTP錠剤シート900を、使用者が手にもって、錠剤カセット500の後方から見て、右側から左側(図6中のA方向である)に向かって移動させる。ついで、PTP錠剤シート900が左側面5312に当接すると、その左側面5312に案内させるようにして、PTP錠剤シート900を、使用者が手にもったまま、錠剤カセット500の後方から前方(図6中のB方向である。)に移動させる。
そして、図7に示すように、PTP錠剤シート900を、正確に本体上部530内に補充することができる。この手順によるPTP錠剤シート900の補充方法は、PTP錠剤シート900を、使用者が手にもって、錠剤カセット500の右側から左側に移動させるので、右利きの人間が利用する場合に便利である。なお、左利きの人間が利用する場合には、PTP錠剤シート900を、使用者が手にもって、錠剤カセット500の左側から右側に移動させるように、前記切り欠く範囲の大きさ関係を左右逆に設定することで足りる。
本体上部530内からPTP錠剤シート900,900,・・・を取り出す際場合には、図6,図7に示す場合と逆の手順となる。すなわち、図7に示すように、本体上部530に補充されたPTP錠剤シート900を、図6中のB方向と逆方向に移動させる。ついで、このPTP錠剤シート900を図6中のA方向と逆方向に移動させる。このようにして、PTP錠剤シート900を迅速に本体上部530内から取り出すことができる。
また前記切り欠く範囲S1,S2は、錠剤カセット500の一番下に載置されうるPTP錠剤シート900の最大高さHよりも高い位置に設定されている。
したがって、錠剤カセット500内の最下位置にあるPTP錠剤シート900は、左右両側壁5311,5312の残存する部分での整列が保障されており、当該最下位置にあるPTP錠剤シート900を確実にチャッキングして外部に取り出すことができる。
さらに前記切り欠く範囲S1,S2は、錠剤カセット500の前後方向に錠剤カセット500の長さの略半分以上にわたるように設定されている。
したがって、この大きく切り欠いた範囲S1,S2を介して錠剤カセット500内にPTP錠剤シート900を容易に補充でき、該錠剤カセット500からPTP錠剤シート900を容易に取り出すことができるようになる。
図8は錠剤カセット500の本体上部530内にPTP錠剤シート900の横ブリッジが発生した様子を示す斜視図、図9は図8において棒状部材533を省略した斜視図、図10は錠剤カセット500の本体上部530の左右両側壁5311,5312を前上がりの直線的形状としたときの側面図である。
ところで、左右両側壁5311,5312を切り欠いた残りの部分の上端P,Qが、PTP錠剤シート900に平行である場合には、PTP錠剤シート900と当該残りの部分の上端P,Qとが線接触となる。この線接触となる傾向は、前記切り欠く範囲S1,S2が、錠剤カセット500の前後方向に錠剤カセット500の長さの略半分以上にわたるように大きく設定されている場合には特に顕著となる。
このため、図8,図9に示すように、PTP錠剤シート900の左右いずれか一方が当該残りの部分の上端P,Qに乗りかかって横傾斜状態となり、このPTP錠剤シート900が錠剤カセット500の本体上部530内の所定位置に収納されなくなる、いわゆるPTP錠剤シート900の横ブリッジが発生しやすくなる。そして、この横ブリッジの発生により、一番下のPTP錠剤シート900の後端に押出部材(図略)がかかりにくくなって、PTP錠剤シート900の錠剤カセット500からの払い出しを阻害するおそれがあった。
かかる不具合をなくすためには、図10に示すように、錠剤カセット500の後端から前方に向けて、前記左右両側壁5311,5312を部分的に切り欠くときに、この切り欠いた残りの部分の上端P(図中、QはPと重なっている。)を前上がりとなるように直線的に傾斜させることが好ましい。
ただし、この傾斜の角度を小さくとりすぎると、PTP錠剤シート900の撓みなどにより、PTP錠剤シート900と当該残りの部分の上端P,Qとが点接触とならないことがあるから、PTP錠剤シート900の横ブリッジの発生を防止しにくくなる。
その一方、該傾斜の角度を大きくとりすぎると、左右両側壁5311,5312の切り欠く範囲S1,S2を確保しにくくなるから、前記PTP錠剤シート900の錠剤カセット500への補充や該錠剤カセット500からの取り出しの効率が低下するおそれがある。
そこで、前記傾斜の角度としては、PTP錠剤シート900が略水平状態を保ったまま積載される錠剤カセット500の本体上部530の底板5301(図2参照。)に対して、9〜18度程度のものを採用するのが好ましい。
このようにすると、PTP錠剤シート900と当該残りの部分の上端P,Qとが点接触となるため、PTP錠剤シート900が左右両側壁5311,5312の残りの部分の上端P,Qに乗りにくくなり、その自重によってPTP錠剤シート900は所定位置に収納されるので、PTP錠剤シート900の横ブリッジの発生を確実に妨げるようになる。これと同時に、前記左右両側壁5311,5312の切り欠く範囲S1,S2を確保して、前記PTP錠剤シート900の錠剤カセット500への補充や該錠剤カセット500からの取り出しの効率化を図ることができる。
なお、前記角度は錠剤カセットに積載させる錠剤シート長さ等に応じて決定されるべきものでもあり、前記角度が9度程度のものは最長シートに対応しており、前記角度が18度程度のものは最短シートに対応している。
図11は錠剤カセット500の本体上部530の左右両側壁5311,5312を前上がりの曲線形状としたときの側面図、図12は錠剤カセット500内に積載したPTP錠剤シート900が最長シートである場合(シート取り出し前)を示す説明図、図13は錠剤カセット500内に積載したPTP錠剤シート900が最短シートの場合(シート取り出し前)を示す説明図、図14は錠剤カセット500内に積載したPTP錠剤シート900が最長シートである場合(シート取り出し時)を示す説明図、図15は錠剤カセット500内に積載したPTP錠剤シート900が最短シートの場合(シート取り出し時)を示す説明図である。なお、各図中には、参考までに、前記直線状の傾斜Pと錠剤カセット500の延長された側壁(後述。)PBとを記載している。
錠剤カセット500内にPTP錠剤シート900を積載する場合、そのPTP錠剤シート900が、図12に示すような最長シートであったり、図13に示すような最短シートであったりすることがある。
そして、PTP錠剤シート900を前記チャッキングユニット400でチャッキングするときに、シート長さ方向の重心を過ぎたところで、次のPTP錠剤シート900が自重によって落下してくるが、これが先のPTP錠剤シート900の後端に乗り上げて傾いてしまい、前記した横ブリッジの原因ともなる。
この傾き角度は一定ではなく、図14及び図15に示すように、PTP錠剤シートのシート高さが高い程、また、そのシート長さが短い程、次のPTP錠剤シートの傾きは大きくなる。その場合、シート高さの差は無視できるが、シート長さは大きく異なり、同一の錠剤カセット500でもって、最長シートと最短シートとの両方に対応することが難しいのが実情である。
しかしながら、最短シート(最も大きく傾斜する錠剤シートである。)に対して傾斜直線を形成すると、左右両壁面5311,5312が大きくなり、錠剤カセット500へのPTP錠剤シート900の補充や取り出しの作業性を損なうことがある。
かかる不具合をなくすためには、図11に示すように、錠剤カセット500の後端から前方に向けて、前記左右両側壁5311,5312を部分的に切り欠くときに、この切り欠いた残りの部分の上端PAを前上がりとなるように曲線的に傾斜させることが好ましい。
そのようにすれば、最短シートに対しては傾斜角度を大きくするとともに、最長シートに対しては傾斜角度を小さくすることとなる結果、その左右両壁面5311,5312が前記傾斜直線の場合と比べて小さくなり、錠剤カセット500へのPTP錠剤シート900の補充や取り出しの作業性を向上させることができる。また、この場合には、PTP錠剤シート900の長さのいかんに関わらず、PTP錠剤シート900と当該残りの部分の上端PA,QA(図中では、PAに重なっている。)とが常に点接触となる。このため、PTP錠剤シート900が左右両側壁5311,5312の残りの部分の上端PA,QAに乗りにくくなり、そのPTP錠剤シート900の横ブリッジの発生をより確実に妨げるようになる。かかる構成は、簡単でかつ安価に実現できる。
ここで、前記傾斜曲線は、錠剤カセット500の本体上部530の底板5301に対して例えば9度程度(第一の傾斜角度に相当する。)をなす第一の直線と、前記底板5301に対して例えば18度程度(第二の傾斜角度に相当する。)をなす第二の直線とを包絡したものであることとすればよい。かかる構成は、より簡単でかつ安価に実現できる。
なお、第一及び第二の傾斜角度は、ともに9〜18度程度の範囲内にあればよく、必ずしも9度程度と18度程度に限定されない。また、錠剤カセット500の本体上部530の底板5301に対して第一の傾斜角度よりも大きい第二の傾斜角度をなす第二の直線については単一の直線に限られず、それを複数化してもよい。例えば、小刻みに第二の傾斜角度を変化させた第二の直線を増やしていって、それらと前記第一の傾斜角度をなす第一の直線とを包絡すると、より完全な曲線形状が得られる。
この本体上部530の後部には、棒状部材533が起伏可能に立設されており、PTP錠剤シート900,900,・・・の前記補充時に倒伏させて、前壁531の左右両側壁5311,5312間にPTP錠剤シート900,900,・・・を挟み込んだ状態で、この棒状部材533を起立させることで、各PTP錠剤シート900,900,・・・を整列させるようになっている。これにより、本体上部530内へのPTP錠剤シート900を補充する作業を効率よく行うことができる。
また本体上部530内からPTP錠剤シート900を取り出す場合にも、この棒状部材533を倒伏しておくことで、その作業を効率よく行うことができる。
チャッキングユニット400は、図1に示すように、キャリッジ本体310から前方(図1中のZ方向)に延びるZキャリッジ411と、このZキャリッジ411に配置されたロータリーソレノイド420と、このロータリーソレノイド420で駆動されるチャック430と、このチャック430の左右にそれぞれ配置された横ガイド440,440と、横ガイド440,440間の下部に設けられた一次バケット450と、この一次バケット450の前部に設けられたラインセンサー460と、一次バケット450の下方に設けられたシャッター470付きの二次バケット480とを備えている。Zキャリッジ411は、いずれも図示しないサーボモータと、ボールネジと、ナットとからなっている。
そして、PTP錠剤シート900の端数打ち抜きが不要である場合には、図示しないコントローラからの動作指令を受けて、チャッキングユニット400のチャック430が前方へ移動して、そのチャック430で直接に錠剤カセット500の押圧部材543を押圧することで、前記リンク機構550の働きでもって図略の押出部材を前向きに移動させる。
この移動された押出部材で、錠剤カセット500の一番下側に積載されたPTP錠剤シート900の後端を押圧することにより、そのPTP錠剤シート900の先端が若干当該錠剤カセット500より突出して図4に示す状態から図5に示す状態となって、いわゆる頭出しがなされる。前記チャック430でその頭出しされたPTP錠剤シート900をチャッキングして前方に引っ張り出し、その引っ張り出したPTP錠剤シート900を一次バケット450内に落下させるためにチャック430によるチャッキングを解除する。Xキャリッジ300と、Yキャリッジ200とを用いて一次バケット450を二次バケット480上に移動させる。そして、一次バケット450の図示しない底部シャッターを開口して、PTP錠剤シート900を二次バケット480内に落下させる。ついで、二次バケット480の底部シャッター470を開口して、PTP錠剤シート900を搬送コンベアユニット800上に落下させる。
カッティングユニット700は、PTP錠剤シート900の端数打ち抜きをするために、図示しない縦刃と横刃とを備えている。そして、PTP錠剤シート900の端数打ち抜きが必要である場合にも、前述したように、チャッキングユニット400のチャック430で錠剤カセット500の押圧部材543を押圧して前記リンク機構で前記押出部材を前向きに移動させる。
この移動された押出部材で、錠剤カセット500の一番下側に積載されたPTP錠剤シート900の後端を押圧することにより、そのPTP錠剤シート900の頭出しがなされる。前記チャック430でその頭出しされたPTP錠剤シート900をチャッキングして前方に引っ張り出し、今度はその引っ張り出したPTP錠剤シート900をチャッキングしたまま、カッティングユニット700に搬送する。そして、前記縦刃と横刃とを用いてPTP錠剤シート900の端数打ち抜きを行って、当該打ち抜いた端数分のPTP錠剤シート900を直接搬送コンベアユニット800上に落下させるようになっている。
前記PTP錠剤シート900の端数打ち抜きを行った残部は、チャック430でチャッキングしたまま、もとの錠剤カセット500に戻すが、この場合には、PTP錠剤シート900の残部は、カセット基部510の舌片515,515下の残部収納部515aに頭出しした状態で挿入して収納される。
この残部収納部515aに収納されたPTP錠剤シート900の残部は、その後、前記チャック430でその頭出しされたPTP錠剤シート900の残部をチャッキングして前方に引っ張り出して、ラインセンサー460で形状をチェックする。そして、PTP錠剤シート900の残部のさらなる端数打ち抜きが不要である場合には、そのPTP錠剤シート900の残部を、一次バケット450内に落下させるためにチャック430によるチャッキングを解除する。Xキャリッジ300と、Yキャリッジ200を用いて一次バケット450を二次バケット480上に移動させる。ついで、一次バケット450の図示しない底部シャッターを開口して、PTP錠剤シート900を二次バケット480内に落下させる。ついで、二次バケット480の底部シャッター470を開口して、PTP錠剤シート900を搬送コンベアユニット800上に落下させる。
一方、PTP錠剤シート900の残部のさらなる端数打ち抜きが必要である場合にも、前述したように、前記チャック430でカセット基部510の舌片515,515下の残部収納部515aから、その頭出しされたPTP錠剤シート900の残部をチャッキングして前方に引っ張り出す。その引っ張り出したPTP錠剤シート900の残部をチャッキングしたまま、カッティングユニット700に搬送する。そして、前記縦刃と横刃とを用いてPTP錠剤シート900残部のさらなる端数打ち抜きを行って、当該打ち抜いたさらなる端数分のPTP錠剤シート900を直接搬送コンベアユニット800上に落下させる。
一方、前記PTP錠剤シート900のさらなる端数打ち抜きを行った残部は、チャック430でチャッキングしたまま、もとの錠剤カセット500に戻すが、この場合も、PTP錠剤シート900の残部は、カセット基部510の舌片515,515下の残部収納部515aに頭出しした状態で挿入して収納される。
このようにして、錠剤カセット500に積載されたPTP錠剤シート900はその端数まで無駄なく調剤に供されることとなる。
搬送コンベアユニット800は、ローラ群等801と、このローラ群等801で前後・左右方向に移動される錠剤取出バケット802,802とを備えている。そして、前記二次バケット480からシャッター470を介して落下したPTP錠剤シート900又はその残部は、ローラ群等801で前後・左右方向に移動され、錠剤取出バケット802,802のいずれかに落下されるようになっている。
一方、前記カッティングユニット700から落下したPTP錠剤シート900の残部又はさらなる残部も、同様に、ローラ群等801で前後・左右方向に移動され、錠剤取出バケット802,802のいずれかに落下される。
このようにして、錠剤取出バケット802,802には、調剤されたPTP錠剤シート900又はその残部が収納されるようになっている。
この実施形態によれば、錠剤カセット500の後端から前方に向けて、その左右両側壁5311,5312が部分的に切り欠かかれているので、左右両側壁5311,5312の切り欠かれた部分からPTP錠剤シート900を搬入して該左右両側壁5311,5312で案内することで、そのPTP錠剤シート900を直接錠剤カセット500に補充することができ、また、前記左右両側壁5311,5312の切り欠かれた部分から、前記錠剤カセット500に補充されたPTP錠剤シート900を、直接その錠剤カセット500外へ取り出すことができる。したがって、錠剤カセット500へのPTP錠剤シート900の補充やその取り出し作業の効率を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、左右に2台のカセット棚600,600を配置しているが、前後に配置することとしてもよいし、1台、或いは3台以上のカセット棚を配置することとしてもよい。その場合には、各キャリッジ、チャッキングユニット、カッティングユニット等の台数もこれに対応したものとするのが作業効率の点から好ましい。
また、上記実施形態では、錠剤カセット500のカセット本体520は、カセット基部510に固定されているが、カセット本体520をカセット基部510から引き出して、PTP錠剤シート900を補充又は取り出すこともある。その場合には、図11〜図15に示したように、カセット基部510の左右両側壁516,517を延長して側壁PB,QB(図中では、PBと重なっている。)を形成すればよい。
そして、カセット本体520をカセット基部510上に引き込むと、万一本体上部530の左右両側壁5311,5312の傾斜だけでは、そのカセット本体520の本体上部530に搭載されたPTP錠剤シート900の傾斜が残って、横ブリッジが完全には解消されない場合があったとしても、その傾斜したPTP錠剤シート900が、カセット基部510の側壁PB,QBに案内されて所定の姿勢になる結果、その横ブリッジが完全に解消されることとなる。
また、上記実施形態では、各PTP錠剤カセット500,500,・・・は、カセット棚600の棚板602上に、該各PTP錠剤カセット500,500,・・・の幅方向に列設されているが、この棚板は静止した平板状のものに限定されず、例えば所定の軸心まわりに回転する円筒形状のものであってもよい。その場合には、チャッキングユニット400を、この回転する棚板上に搭載された各PTP錠剤カセット500,500,・・・に対して相対移動させることで足りる。
1 調剤装置
100 装置本体
200 Yキャリッジ
300 Xキャリッジ
400 チャッキングユニット
411 Zキャリッジ
420 ロータリーソレノイド
430 チャック
500 錠剤カセット
510 カセット基部
520 カセット本体
530 本体上部
5301 底面
531 前壁
5311 右側壁
5312 左側壁
533 棒状部材
540 本体下部
600 カセット棚
602 棚板
700 カッティングユニット
800 搬送コンベアユニット
900 PTP錠剤シート(錠剤シートに相当する。)
S1,S2 切り欠く範囲
P,Q 残りの部分の上端
PA,QA 残りの部分の上端
PB,QB カセット基部の延長された側壁
H 最大高さ
特開平4−269960号公報 実開平5−054223号公報

Claims (6)

  1. 錠剤カセットは、薬品をストックするための底面と、この底面上の前端に立設された前壁と、底面上の左右両端に立設され、外部から搬入される薬品を前記前壁に案内する左右両側壁とを備えた調剤装置の薬品ストック構造であって、
    前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁を部分的に切り欠き、
    この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように傾斜させたことを特徴とする調剤装置の薬品ストック構造。
  2. 前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁を部分的に切り欠くときに、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように直線的に傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の調剤装置の薬品ストック構造。
  3. 前記傾斜の角度は、錠剤カセットの底板に対して9〜18度程度であることを特徴とする請求項2記載の調剤装置の薬品ストック構造。
  4. 前記錠剤カセットの後端から前方に向けて、前記左右両側壁を部分的に切り欠くときに、この切り欠いた残りの部分の上端を前上がりとなるように曲線的に傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の調剤装置の薬品ストック構造。
  5. 前記傾斜曲線は、錠剤カセットの底板に対して第一の傾斜角度をなす第一の直線と、前記錠剤カセットの底板に対して前記第一の傾斜角度よりも大きい第二の傾斜角度をなす第二の直線とを包絡したものであることを特徴とする請求項4記載の調剤装置の薬品ストック構造。
  6. 前記第一及び第二の傾斜角度は、ともに錠剤カセットの底板に対して9〜18度程度の範囲内にあることを特徴とする請求項5記載の調剤装置の薬品ストック構造。
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