JP3591867B2 - インク、これを用いたインクジェット捺染方法、及び該インクを用いた記録装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、水不溶性染料含有インク、これを用いたインクジェット捺染方法、かかるインクを用いた機器に関し、布類に対して、高精細、高画質記録が可能なインク、インクジェット捺染方法、記録ユニット、インクジェット記録装置及びインクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からインクジェット捺染用インクについては、実に様々な組成のものが報告されている。中でも近年は、綿、絹、ナイロン、アクリル、ポリエステル等の布帛はもとより、これらの混紡布帛に対しても良好な記録を行うために、組成及び物性等の多用な面から詳細な研究開発がなされている。
【0003】
また、インクジェット記録法においても、様々の方式が提案されており、帯電した液滴を連続的に発生させ、該液滴の一部を記録に使用する方式、圧電素子を有する記録ヘッドに信号を与え、該信号に応じて記録液の液滴を発生させて記録を行う方式、或は記録ヘッドの室内の記録液に記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該エネルギーにより液滴を発生させ記録を行う方式などがある。とりわけ、特開昭54−59936号公報に記載されているような熱エネルギーによるインクの発泡現象によってインクを吐出させるタイプはノズルの高集積化、高密度化が容易であり、最近特に注目を集めている方式である。しかし、発泡という他方式にない現象を利用するため使用するインクに対して一層厳密な条件が要求されている。
【0004】
これらの方式に使用するインクの好ましい条件を下記に列挙してみると、
(1)周波数応答性が良好であり微細な吐出口から液滴が、常時安定して吐出され、目詰まりを生じない。特に、熱エネルギーに対する発泡の応答性が良好である。
(2)記録休止中、キャップをしない状態で放置されていても、記録再開直後から安定した吐出が得られる。すなわち、吐出口付近のインクが乾燥しにくく、目詰まりを生じない。
(3)保存安定性が良好で、長時間にわたり、インク性能が保持される。特に、熱エネルギーを利用した方式による場合は、発熱ヘッド上での断線や異物の沈着が生じない。
(4)発色処理後の布上での濃度が高く、洗たく、耐光けんろう度が良好なこと。(5)毒性、引火性等の安全性に優れる。
等が挙げられる。
【0005】
これらの要求に対し従来の水溶性染料含有インクの処方としては、例えば、一般にインク中には乾燥防止、目詰まり防止等の目的でグリコール等の高沸点有機溶剤を含有しており、水分が蒸発した後も、染料が高沸点有機溶剤に溶解した状態にあるためにノズルの目詰りが防止可能であった。又、インクの吐出周波数応答性については粘度と表面張力を調整することで良好となり、保存安定性も問題はなかった。しかし、水不溶の染料を分散状態で用いるインクにおいては従来と同様な考え方では上記の要求性能を全くみたすことはできない。
【0006】
そこで、特開昭59−4665,特開昭60−13307,特開昭61−25002号等の公報には、インク中に特定の分散剤や界面活性剤を添加する方法が提案されている。この場合には、インクジェット用ヘッドに充填した場合に、ヘッドの構造条件によっては、インクがオリフィス面より後退してしまい吐出が行われなかったり、逆にオリフィス面全体が漏れてしまいインクが吐出しない等のトラブルがみられた。
【0007】
上記の他にも、今までに種々の改良が試みられているものの、前記の保存安定性と目詰まり性、更には吐出安定性の問題をすべて充分に解決するインクは今までのところ知られていないのが現状であり、液滴吐出周波数に良好に応答する性能を更に有するようなインク設計は重要ではあるが、極めて困難な課題である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、周波数応答性、特に熱エネルギーに対する発泡の応答性が良好であり、目詰り等の不吐出のない安定な吐出性能とインクの長期保存安定性(沈澱物の発生しない分散安定性)が良好な水不溶性染料含有インク及びインクジェット捺染方法、かかるインクを用いた機器を提供することにある。 また、本発明の別の目的はオフィスや家庭における使用においても安全性の高いインクを提供することにある。更に、本発明の他の目的は、インクジェット捺染において、布上での発色濃度が高く、画像の堅牢性が良好なインク、かかるインクを用いた機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は以下の発明により達成される。
即ち、本発明は、水不溶性染料及びこれを溶解又は分散する液媒体を含み、布に記録し、発色処理するインクジェット捺染用インクであって、ビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンを含有することを特徴とするインクジェット捺染用インクである。
【0011】
本発明は、前記インクを記録信号に応じてオリフィスから吐出させて布帛に付与し、ついで発色処理する工程を有することを特徴とするインクジェット捺染方法であり、布帛が、ポリエステル、レーヨン、アクリル繊維を含む布である前記のインクジェット捺染方法であり、インクに熱エネルギーを作用させてインクを吐出させる前記のインクジェット捺染方法である。
【0012】
本発明は、前記のインクを収容しているインク収容部と、該インクを吐出させるためのヘッド部とを具備していることを特徴とする記録ユニットであり、前記インク収容部が、ポリウレタンで形成されている前記の記録ユニットであり、ヘッド部が、インクに熱エネルギーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む前記の記録ユニットである。
【0013】
本発明は、前記に記載のインクを収容しているインク収容部を具備していることを特徴とするインクカートリッジであり、前記インク収容部が、ポリオレフィンで形成された接液面を有するインクカートリッジである。
【0014】
本発明は、前記のインクを収容しているインク収容部と、該インクを吐出させるためのヘッド部とを有することを特徴とするインクジェット記録装置であり、前記インク収容部が、ポリウレタンで形成されている前記のインクジェット記録装置であり、ヘッド部が、インクに熱エネルギーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む前記のインクジェット記録装置である。
【0015】
(本発明の好ましい態様)
本発明者らは、ノズルよりインクを吐出させる記録、特に熱エネルギーによるインクの発泡現象によってインクを吐出させる記録において好適であり、且つ、布上における画像の濃度と堅牢性を改善し、更にインクジェット記録ヘッドのノズルにおける目詰まりを起こしにくい信頼性の優れた、長期保存性(分散安定性)の良好なインク組成について鋭意検討の結果、液媒体として水と共にビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンを含むインクが画像特性と吐出安定性のバランスのとれたものであり、更に分散安定性が特に良好であることを見いだし、本発明に至ったものである。
【0016】
本発明者らの知見によれば、従来のインクジェット用インクの目詰まり防止剤としては、ポリエチレングリコール類やグリセリン等が用いられており、特にグリセリンは比較的少量の添加で目詰まりを防止することができ、特に好ましい目詰まり防止剤であった。しかし、水不溶性染料を含有したインクにおいては、分散安定性が劣化し易く、その結果、目詰り防止性も劣るといった欠点が見いだされた。
【0017】
これに対し、ビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンは、従来インクにおけるグリセリンと同様の目詰まり防止効果をもち、しかもインクの吐出安定性と画像特性のバランスが非常に良好である。その理由としては、該化合物は蒸気圧が低く、且つ、染料の分散性に優れ、その結果目詰まり防止効果が得られるものと思われる。更に分子内にSO2 基を有するために、布の繊維に対するインクの濡れ性がよく、この結果、布面上でのインクの染着性が格段に向上したものと考えられる。
【0018】
一方、周波数に対する応答性はビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンのインク中の含有率が0.1乃至40重量%で、且つ水も50乃至95重量%含有されたとき、特に良好となる。これは、上記割合で混合されたインクの物性がインクジェット方式に最適となるためであって、低粘度、高正面張力を実現できるためであり、又ノズル内部の各部材に対する濡れ性が良くなるという効果もある。更に、熱エネルギーを用いるインクジェット方式を用いると熱による発泡の応答性が良くなるという効果及び発熱体表面への異物の沈着が生じにくいという効果がある。
【0019】
次に本発明のインクの各成分について説明する。本発明にて使用し、主として本発明を特徴づける化合物は、次式で示されるビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンである。
【0020】
【化3】
【0024】
かかるビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンのインク中への添加は単独及び混合系で用いられ、ビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンは水に対する親和力が、大きいので粘度上昇をおさえたり、染料の分散安定性を良くする効果が大きく好ましい。使用する色素や併用する他の液媒体成分等によっても異なるが、0.1乃至40重量%程度を、好適には0.1乃至30重量%、より好適には1乃至25重量%を占める割合である。この含有量が、0.1重量%未満のときは、目詰まり防止効果および分散安定化の効果が認められない。また、この含有量が40重量%を超えると、増粘による吐出応答性低下、印字ドットのニジミによる画像の品質低下が問題となる。
【0025】
本発明のインクを構成する水不溶性染料としては、水に全く溶解しないかまたは殆ど溶解しない染料または顔料であり、分散染料、反応分散染料、油性染料、各種顔料等インクの性能上好ましいものである。中でも特に好ましいものは、分散染料である。分散染料が特に好ましい理由としては微粒子状に分散された染料の2次凝集を抑制する効果がある。これら色素の含有量は、液媒体成分の種類、インクに要求される特性等に依存して決定されるが、ビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンは、一般的にはインク全量中で重量%で約0.2乃至25%、好ましくは0.5乃至20%、より好ましくは1乃至15%を占める割合である。
【0026】
また、本発明のインク中に占める水の割合は50乃至95重量%、好ましくは55乃至95重量%、より好ましくは60乃至90重量%を占める割合である。水の量が50重量%未満の場合は、有機溶剤が多くなるためインクドットのニジミが大きくなり布等への印字品位は著しく劣化する。水の量が95重量%を超えるときはインクのオリフィスからの吐出安定性が著しく劣化する場合がある。
【0027】
本発明のインクの必須成分は以上であるが、その他従来公知のインクに使用されている一般的な有機溶剤も併用でき、例えば、有機溶剤としては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンタノール等の炭素数1乃至5のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン又はオキシプロピレン付加重合体;エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、ヘキシレングリコール等のアルキレン基が2乃至6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;チオジグリコール;グリセリン;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエーテル類;スルホラン、n−メチル−2−ピロリドン、1,3,−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の水溶性有機溶媒が好ましい。上記の如き媒体を併用する場合は、単独でも混合物でも使用できるが、最も好ましい媒体組成は少なくとも1種の水溶性高沸点有機溶剤、例えばジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、チオジグリコール等の多価アルコールを含有するものである。
【0028】
上記有機溶剤の含有量は、一般にはインクの全重量に対して重量%で1乃至49%、好ましくは2乃至40%の範囲である。その他各種の分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤等も必要に応じて添加することができる。
【0029】
例えば、ポリビニルアルコール、セルロース類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニオン或はノニオン系の各種界面活性剤、アニオン基を有する水溶性高分子分散剤;ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の表面張力調整剤;緩衝液によるpH調整剤、防カビ剤等を挙げることができる。
【0030】
更に、本発明のインクは布等に記録した場合のインクの滲み及び記録物上でのインクの乾燥性、浸透性を解決したり、インクジェット用ヘッドに対するマッチングの面からも、インク物性として25℃における表面張力が30乃至68dyn/cm、粘度が15cP以下、好ましくは10cP以下、より好ましくは5cP以下に調整されることが望ましい。
【0031】
本発明のインクは、液滴を吐出させて記録を行うインクジェット記録方法に好適に用いられるが、とりわけ熱エネルギーにより液滴を発生させる方式のインクジェット記録方式に好適に用いられる。
【0032】
本発明の方法で捺染する被捺染物は特に制限はないが、布帛、特にポリエステル、レーヨン、アクリル繊維を含む布が好適に使用される。
本発明のインクを用いて記録を行うのに好適な方法及び装置としては、例えば記録ヘッドの室内のインクに記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネルギーにより液滴を発生させる方法及び装置が挙げられる。
【0033】
その装置の主要部であるヘッド構成例を図1、図2及び図3に示す。
ヘッド13はインクを通す溝14を有するガラス、セラミックス又はプラスチック板等と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15(図ではヘッドが示されているが、これに限定されるものではない)とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17−1、17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性のよい基板20よりなっている。インク21は吐出オリフィス(微細孔)22まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成している。
ここで、電極17−1、17−2に電気信号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出し、オリフィス22よりインク滴24となり、被記録材25に向かって飛翔する。
【0034】
図3には図1に示すヘッドを多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ溝26を有するガラス板27と、図1に説明したものと同様な発熱ヘッド28とを密着して製作されている。
尚、図1は、インク流路に沿ったヘッド13の断面図であり、図2は図1のA−B線での切断面である。
【0035】
図4に、かかるヘッドを組み込んだインクジェット記録装置の一例を示す。
図4において、61はワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブレード保持部材によって保持されて固定端となり、カンチレバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接した位置に配設され、又、本例の場合、記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。62はキャップであり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐出口面と当接し、キャッピングを行う構成を備える。更に63はブレード61に隣接して設けられる吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。上記ブレード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回復部64が構成され、ブレード61及び吸収体63によってインク吐出口面に水分、塵埃等の除去が行われる。
65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行う為のキャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によって駆動されるベルト69と接続(不図示)している。これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接した領域の移動が可能となる。
51は被記録材を挿入する為の給紙部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りローラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行するにつれて排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙される。
【0036】
上記構成において記録ヘッド65が記録終了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避しているが、ブレード61は移動経路中に突出している。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされる。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッドの移動経路中に突出する様に移動する。
記録ヘッド65がホームポジションから記録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にある。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐出口面はワイピングされる。
上述の記録ヘッドのホームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘッドが記録の為に記録領域を移動する間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0037】
図5は、ヘッドにインク供給部材、例えばチューブを介して供給されるインクを収容したインクカートリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用インクを収容したインク収容部、例えば、インク袋であり、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。この栓42に針(不図示)を挿入することにより、インク袋40中のインクをヘッドに供給可能ならしめる。44は廃インクを受容する吸収体である。インク収容部としては、インクとの接液面がポリオレフィン、特にポリエチレンで形成されているものが本発明にとって好ましい。本発明で使用されるインクジェット記録装置としては、上記の如きヘッドとインクカートリッジとが別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが一体となったものにも好適に用いられる。
【0038】
図6において、70は記録ユニットであって、この中にはインクを収容したインク収容部、例えば、インク吸収体が収納されており、かかるインク吸収体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71からインク滴として吐出される構成になっている。インク吸収体の材料としては、ポリウレタンを用いることが本発明にとって好ましい。72は記録ユニット内部を大気に連通させる為の大気連通口である。この記録ユニット70は、図4で示す記録ヘッドに代えて用いられるものであって、キャリッジ66に対し着脱自在になっている。
【0039】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。尚、文中、「部」又は「%」とあるのは、特に断わりのない限り重量基準である。
【0040】
実施例1〜4
下記の成分を各々サンドグラインダーを用いて充分混合分散し、1μのフィルターでロ過し、本発明の実施例と比較例のインクを得た。
次に、得られたインクを用いて、インクジェット記録装置として、発熱素子をインクの吐出エネルギー源として利用したインクジェットプリンターBJ130(商品名;キヤノン株式会社製)を使用し、アルギン酸ソーダと尿素を含む水溶液で前処理したポリエステル100%布帛のトロピカルに記録を行ない、発色処理(180℃、8分のスチーミング)、常法の還元洗浄処理、乾燥し発色濃度をプリンタ一次停止後の再プリント時の吐出性、プリント長期停止後の再プリント時の吐出性、周波数応答性を評価した。結果を表1に示す。評価は25℃、相対湿度(RH)60%にて行った。
【0041】
インクA
C.I.ディスパーズイエロー93 6部
例−1の化合物 20部
ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部
水 73部
インクA′
C.I.ディスパーズイエロー93 6部
ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部
例−1の化合物 45部
水 48部
インクB
C.I.ディスパーズレッド92 7部
例−1の化合物 10部
チオジグリコール 10部
ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部
水 72部
インクD
C.I.ディスパーズブルー87 7部
リグニンスルホン酸ソーダ 1部
ジエチレングリコール 5部
例−1の化合物 9部
n−ブタノール 2部
水 76部
比較例1〜5
実施例1〜4と同様な方法にて、下記全成分を処理して比較例1〜5のインクF〜Jを得て、実施例と同様に各種評価を行った。結果を表1に示す。
インクF
C.I.ディスパーズイエロー93 6部
ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部
グリセリン 17部
水 76部
インクG
C.I.ソルベントブラック3 6部
ナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物 1部
トリエチレングリコール 12部
エタノール 3部
水 78部
インクH
C.I.ディスパーズブルー87 7部
リグニンスルホン酸ソーダ 1部
ジエチレングリコール 14部
n−ブタノール 2部
水 76部
インクI
C.I.ディスパーズブラック39 7部
リグニンスルホン酸ソーダ 1部
PEG300 14部
ノニオン系界面活性剤(商品名ニッサンノニオンP223日本油脂株式会社製
) 0.5部
水 77.5部
インクJ
C.I.ソルベントブラック3 6部
リグニンスルホン酸ソーダ 1部
エチレングリコール 15部
イソプロピルアルコール 2部
水 76部
【0042】
【表1】
(1* )発色濃度評価
ポリエステル繊維100%の布(トロピカル)にアルギン酸ソーダ1%と尿素10%を含む水溶液をパッドし、(絞り率 70%)乾燥したものに印字して後、HTスチーマで180℃8分間処理した。この後、ハイドロサルファイトを含む液で還元洗浄して、更に水洗後乾燥して得られたプリント物の発色濃度をK/Sで判定した(K/S=(1−R)2 /2R R:最大吸収波長の反射率)尚、Kは拡散係、,Sは散乱係数を示す。
◎…12≦K/S
○…9≦K/S<11
△…5≦K/S<9
×…5>K/S
(2* )分散安定性
ガラスビン内にインクを入れ沈澱物が発生するか否かを目視判定した。条件:25℃1ケ月間放置
○…沈澱物ナシ
△…沈澱物小量発生
×…沈澱物大量発生
(3* )プリント一時停止後の再プリント時の目詰まり
プリント一時停止後の再プリントの目詰まりについては、プリンタに所定のインクを充填して10分間連続して英数文字を印字した後、再び英数文字を印字して文字のカスレ、欠け等の不良箇所の有無により判定した。
○…一文字目から不良箇所なし
△…一文字目の一部がカスレ又は欠ける
×…一文字目が全く印字できない
(4* )プリント長期停止後の再プリント時の目詰まり回復性
プリンタに所定のインクを充填して10分間連続して英数文字を印字した後プリントを停止し、キャップ等をしない状態で7日間放置した後、ノズル目詰まりの回復操作を行い、何回の操作回数で文字のカスレ、欠け等のない正常な印字が可能であるかを判定した(60℃、10±5%RHにて放置)。
○…1〜5回の回復操作で正常な印字が可能
△…6〜10回の回復操作で正常な印字が可能
×…11回以上の回復操作で正常な印字が可能
(5* )周波数応答性の評価
得られた印字物の印字状態すなわちカスレや白抜け状態及びスプラッシュやヨレ等の着弾点不良状態を肉眼で観察し、評価した。
◎…周波数に対するインクの追従性は良好であり、ベタ印字及びキャラクタ印字共にカスレや白抜け、着弾点不良が見られない。
○…周波数に対するインクの追従性はほぼ良好であり、キャラクタ印字ではカスレや白抜け、着弾点不良が見られないが、ベタ印字においてわずかにカスレがみられる。
△…キャラクタ印字でカスレ、白抜けはみられないが、1部着弾点不良がみられる。ベタ印字ではカスレ、白抜けがベタ全体の1/3程度みられる。
×…ベタ印字においては、カスレ、白抜けが多く、キャラクタ印字部においてもカスレや着弾点不良がたくさんみられる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、周波数応答性が良好であり、保存安定性の良好なインクが得られ、これを布上に捺染した場合、発色濃度の高い捺染物が得られる。また、本発明によれば、オフィスや家庭における使用においても安全性の高いインクを得ることができる。
更に本発明によれば、インクジェット用ヘッドのノズルにおける目詰まりの発生しない信頼性の高い記録を行うことができる。本発明のインクを用いることにより、信頼性の高い機器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図である。
【図2】インクジェット記録装置のヘッドの横断面図である。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外観斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の1例を示す斜視図である。
【図5】インクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
13 ヘッド
15 発熱ヘッド
21 インク
25 被記録材
28 発熱ヘッド
40 インク袋
44 インク吸収体
45 インクカートリッジ
61 ワイピング部材
65 記録ヘッド
66 キャリッジ
70 記録ユニット
71 ヘッド部
72 大気連通孔
Claims (18)
- 水不溶性染料及びこれを溶解又は分散する液媒体を含み、布に記録し、発色処理するインクジェット捺染用インクであって、ビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンを含有することを特徴とするインクジェット捺染用インク。
- ビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンの含有量が、インク全重量の0.1〜40重量%の範囲にある請求項1に記載のインク。
- ビス(2−ヒドロキシエチル)スルホンの含有量が、インク全重量の0.1〜30重量%の範囲にある請求項2に記載のインク。
- 液媒体として、水を含む請求項1〜3のいずれかに記載のインク。
- 水の含有量がインク全重量の50〜95重量%の範囲にある請求項4に記載のインク。
- 液媒体として、水溶性有機溶剤を含む請求項1〜5のいずれかに記載のインク。
- 水溶性有機溶剤の含有量がインク全重量の1〜49重量%の範囲にある請求項6に記載のインク。
- 請求項1〜7に記載のインクを記録信号に応じてオリフィスから吐出させて布帛に付与し、ついで発色処理する工程を有することを特徴とするインクジェット捺染方法。
- 布帛が、ポリエステル、レーヨン、アクリル繊維を含む布である請求項9に記載のインクジェット捺染方法。
- インクに熱エネルギーを作用させてインクを吐出させる請求項8または9に記載のインクジェット捺染方法。
- 請求項1〜7に記載のインクを収容しているインク収容部と、該インクを吐出させるためのヘッド部とを具備していることを特徴とする記録ユニット。
- インク収容部が、ポリウレタンで形成されている請求項11に記載の記録ユニット。
- ヘッド部が、インクに熱エネルギーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項11または12に記載の記録ユニット。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のインクを収容しているインク収容部を具備していることを特徴とするインクカートリッジ。
- インク収容部が、ポリオレフィンで形成された接液面を有する請求項14に記載のインクカートリッジ。
- 請求項1〜7に記載のインクを収容しているインク収容部と、該インクを吐出させるためのヘッド部とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
- インク収容部が、ポリウレタンで形成されている請求項16に記載のインクジェット記録装置。
- ヘッド部が、インクに熱エネルギーを作用させてインク滴を吐出させるヘッドを含む請求項16または17に記載のインクジェット記録装置。
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