JPH06287493A - インク及びこれを用いた記録装置 - Google Patents
インク及びこれを用いた記録装置Info
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- JPH06287493A JPH06287493A JP8077493A JP8077493A JPH06287493A JP H06287493 A JPH06287493 A JP H06287493A JP 8077493 A JP8077493 A JP 8077493A JP 8077493 A JP8077493 A JP 8077493A JP H06287493 A JPH06287493 A JP H06287493A
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- Japan
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- ink
- recording
- head
- paper
- cellulose derivative
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 普通記録紙に対する定着性、文字品位、画像
濃度、その均一性、ブリーディング等の良好な高画質画
像の得られる記録装置用インクを得る。 【構成】 染料等の記録剤と、これを溶解、分散する液
媒体とを含むインクに、微粒子状のセルロース誘導体を
分散させる。
濃度、その均一性、ブリーディング等の良好な高画質画
像の得られる記録装置用インクを得る。 【構成】 染料等の記録剤と、これを溶解、分散する液
媒体とを含むインクに、微粒子状のセルロース誘導体を
分散させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク、特にインクジ
ェット記録に好適に用いられるインク、及びかかるイン
クを用いた記録装置、特にカラーインクジェット記録装
置に関する。
ェット記録に好適に用いられるインク、及びかかるイン
クを用いた記録装置、特にカラーインクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、記録液(イ
ンク)の小滴を飛翔させ、紙などの被記録材に付着させ
て記録を行うものである。特に、本出願人が特公昭61
−59911号公報、特公昭69−59912号公報、
特公昭61−59914号公報において開示した、吐出
エネルギー供給手段として電気熱変換体を用い、熱エネ
ルギーをインクに与えて気泡を発生させることにより液
滴を吐出させる方法によれば、記録ヘッドの高密度マル
チオリフィス化が容易に実現でき、高解像度、高品質の
画像を高速で記録できる。
ンク)の小滴を飛翔させ、紙などの被記録材に付着させ
て記録を行うものである。特に、本出願人が特公昭61
−59911号公報、特公昭69−59912号公報、
特公昭61−59914号公報において開示した、吐出
エネルギー供給手段として電気熱変換体を用い、熱エネ
ルギーをインクに与えて気泡を発生させることにより液
滴を吐出させる方法によれば、記録ヘッドの高密度マル
チオリフィス化が容易に実現でき、高解像度、高品質の
画像を高速で記録できる。
【0003】このようなインクジェット方式による画像
形成方法の中で、近年、特に求められる重要な技術は、
一般にオフィスや家庭で使用されている電子写真用紙、
レポート用紙、ノート、便箋、ボンド紙、連続伝票用紙
等の非塗工紙(以下本発明ではこれらを総称して普通紙
と呼ぶ。)に対しても発色が良好で、かつにじみのない
高精細なフルカラー記録が可能な画像形成方法の技術で
あり、これを達成するためのインク設計が重要なポイン
トの一つとなっている。
形成方法の中で、近年、特に求められる重要な技術は、
一般にオフィスや家庭で使用されている電子写真用紙、
レポート用紙、ノート、便箋、ボンド紙、連続伝票用紙
等の非塗工紙(以下本発明ではこれらを総称して普通紙
と呼ぶ。)に対しても発色が良好で、かつにじみのない
高精細なフルカラー記録が可能な画像形成方法の技術で
あり、これを達成するためのインク設計が重要なポイン
トの一つとなっている。
【0004】しかしながら、従来のインクジェット記録
に用いられるインクは一般に水を主成分とし、これに乾
燥防止、目詰まり防止などの目的でグリコールなどの水
溶性高沸点溶剤を含有したものが一般的である。このよ
うなインクを用いて普通紙に記録を行った場合、インク
が記録紙の内部に浸透してしまい十分な画像濃度が得ら
れなかったり、記録紙表面の填料、サイズ剤の不均一な
分布によると思われる画像濃度の不均一が生じたりし
た。また、特にカラー画像を得ようとした場合には、複
数の色のインクが定着するために必要な時間経過を待た
ずに次々と重ねられることから、異色の画像の境界の部
分では、色がにじんだり、不均一に混じり合って(以下
ブリーディングという)満足すべき画像が得られなかっ
た。
に用いられるインクは一般に水を主成分とし、これに乾
燥防止、目詰まり防止などの目的でグリコールなどの水
溶性高沸点溶剤を含有したものが一般的である。このよ
うなインクを用いて普通紙に記録を行った場合、インク
が記録紙の内部に浸透してしまい十分な画像濃度が得ら
れなかったり、記録紙表面の填料、サイズ剤の不均一な
分布によると思われる画像濃度の不均一が生じたりし
た。また、特にカラー画像を得ようとした場合には、複
数の色のインクが定着するために必要な時間経過を待た
ずに次々と重ねられることから、異色の画像の境界の部
分では、色がにじんだり、不均一に混じり合って(以下
ブリーディングという)満足すべき画像が得られなかっ
た。
【0005】前記問題を解決する手段として、特開昭5
5−65269号公報にはインク中に界面活性剤等の浸
透性を高める化合物を添加するインクを用いること、ま
た、特開昭55−66976号公報には揮発性溶媒を主
体としたインクを用いることが開示されている。また特
開昭55−57862号公報には、インクに強塩基性物
質を添加し、紙のサイズ剤やパルプ材を化学的に溶解
し、ドットの広がりと吸収性を制御する方法が開示され
ている。さらには、特開昭58−13675号公報に
は、インク中に分子量4万以上のポリビニルピロリドン
を添加したり、あるいは、特開平3−172362号公
報には、インク中に特定のマイクロエマルジョンを添加
することによりドットの広がりと吸収性を制御する方法
が開示されている。
5−65269号公報にはインク中に界面活性剤等の浸
透性を高める化合物を添加するインクを用いること、ま
た、特開昭55−66976号公報には揮発性溶媒を主
体としたインクを用いることが開示されている。また特
開昭55−57862号公報には、インクに強塩基性物
質を添加し、紙のサイズ剤やパルプ材を化学的に溶解
し、ドットの広がりと吸収性を制御する方法が開示され
ている。さらには、特開昭58−13675号公報に
は、インク中に分子量4万以上のポリビニルピロリドン
を添加したり、あるいは、特開平3−172362号公
報には、インク中に特定のマイクロエマルジョンを添加
することによりドットの広がりと吸収性を制御する方法
が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は以下に述べるような問題点があった。
来技術は以下に述べるような問題点があった。
【0007】界面活性剤の添加により紙内部へのインク
の浸透性を高める方法では、定着性は向上するが、記録
剤も紙内部へ深く浸透してしまうために発色性が低下す
る問題点がある。また、記録紙表面に対する濡れ性が向
上するためインクが広がり易く、解像性の低下をきたし
たり、にじみが発生したりして好ましくないものであっ
た。また、インクに揮発性溶剤を使用した場合には、記
録紙上での溶剤の蒸発速度は、ブリーディングが起こる
よりも実際には遅く、ブリーディングを完全には抑制で
きないのが実状であり、さらに記録ヘッドのノズル部で
の溶剤の蒸発による目詰まりが発生し易く、これらに対
しての長期信頼性の点で好ましくないものであった。
の浸透性を高める方法では、定着性は向上するが、記録
剤も紙内部へ深く浸透してしまうために発色性が低下す
る問題点がある。また、記録紙表面に対する濡れ性が向
上するためインクが広がり易く、解像性の低下をきたし
たり、にじみが発生したりして好ましくないものであっ
た。また、インクに揮発性溶剤を使用した場合には、記
録紙上での溶剤の蒸発速度は、ブリーディングが起こる
よりも実際には遅く、ブリーディングを完全には抑制で
きないのが実状であり、さらに記録ヘッドのノズル部で
の溶剤の蒸発による目詰まりが発生し易く、これらに対
しての長期信頼性の点で好ましくないものであった。
【0008】また、インクに強塩基性物質を添加する方
法では、ある種のサイズ剤を用いた紙、例えば中性紙に
対してはにじみ、定着性ともに充分ではなくなる上に、
人体に対する安全性の点でも問題がある。また、インク
中にポリマーやある種のエマルジョンを添加するだけで
は、フルカラー記録時のようにインクの記録密度が大き
くなるような領域では充分な効果が得られない。
法では、ある種のサイズ剤を用いた紙、例えば中性紙に
対してはにじみ、定着性ともに充分ではなくなる上に、
人体に対する安全性の点でも問題がある。また、インク
中にポリマーやある種のエマルジョンを添加するだけで
は、フルカラー記録時のようにインクの記録密度が大き
くなるような領域では充分な効果が得られない。
【0009】従来技術の課題として、上述した問題点の
他に以下に述べる普通紙適応性があげられる。すなわち
一般に普通紙といってもその種類は極めて多種多様であ
り、そのインク吸収性、表面平滑性、パルプ繊維の種
類、太さ、長さ、表面サイズ剤、内添サイズ剤等各種添
加剤の紙表面上での分布等、インクジェット記録適性に
関連すると考えられるファクターは、紙種によりすべて
異なるといっても過言ではないと言える。この結果、紙
種によりフェザリング等の文字品位、べた部の均一性、
インク定着性、カラー画像のプリーディングの程度が紙
の種類により大きく異なるという問題点があった。
他に以下に述べる普通紙適応性があげられる。すなわち
一般に普通紙といってもその種類は極めて多種多様であ
り、そのインク吸収性、表面平滑性、パルプ繊維の種
類、太さ、長さ、表面サイズ剤、内添サイズ剤等各種添
加剤の紙表面上での分布等、インクジェット記録適性に
関連すると考えられるファクターは、紙種によりすべて
異なるといっても過言ではないと言える。この結果、紙
種によりフェザリング等の文字品位、べた部の均一性、
インク定着性、カラー画像のプリーディングの程度が紙
の種類により大きく異なるという問題点があった。
【0010】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、普通紙記録において、良好な定着性を有しながら文
字品位も良好であり、かつ十分な画像濃度が得られ、画
像濃度の均一性が高く、特にカラー画像におけるブリー
ディングを防止し、色再現性が良好であり、かつ鮮明で
均一な高画質画像が得られるインクを提供することを目
的とする。また、紙種によるインクジェット記録適性の
差を極力少なくすることが本発明のもう一つの目的であ
る。
で、普通紙記録において、良好な定着性を有しながら文
字品位も良好であり、かつ十分な画像濃度が得られ、画
像濃度の均一性が高く、特にカラー画像におけるブリー
ディングを防止し、色再現性が良好であり、かつ鮮明で
均一な高画質画像が得られるインクを提供することを目
的とする。また、紙種によるインクジェット記録適性の
差を極力少なくすることが本発明のもう一つの目的であ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、記録剤と及びこれを分散または溶解する液
媒体とを含むインクにおいて、前記インクに微粒子状の
セルロース誘導体を分散せしめるようにインクを構成す
るもので、前記微粒子状のセルロース誘導体の粒子径の
分布が0.01ミクロンから10ミクロンの範囲にある
こと、前記微粒子状のセルロース誘導体が多孔性のもの
であること、前記記録剤が水溶性染料であること、前記
記録剤が顔料であることを含む。
に本発明は、記録剤と及びこれを分散または溶解する液
媒体とを含むインクにおいて、前記インクに微粒子状の
セルロース誘導体を分散せしめるようにインクを構成す
るもので、前記微粒子状のセルロース誘導体の粒子径の
分布が0.01ミクロンから10ミクロンの範囲にある
こと、前記微粒子状のセルロース誘導体が多孔性のもの
であること、前記記録剤が水溶性染料であること、前記
記録剤が顔料であることを含む。
【0012】また本発明は、記録信号に従って吐出オリ
フィスからインクを吐出させて記録を行うインクジェッ
ト記録ヘッドを少なくとも1つ有するインクジェット記
録装置において、使用するインクが上記のいずれかであ
るインクジェット記録装置で、インクの吐出を熱エネル
ギーの作用によって行うものであることを含む。
フィスからインクを吐出させて記録を行うインクジェッ
ト記録ヘッドを少なくとも1つ有するインクジェット記
録装置において、使用するインクが上記のいずれかであ
るインクジェット記録装置で、インクの吐出を熱エネル
ギーの作用によって行うものであることを含む。
【0013】
【作用】本発明で述べるところの微粒子状のセルロース
誘導体とは、天然セルロース、あるいは天然セルロース
から誘導される種々の水不溶性セルロース誘導体を、適
当な前処理を施した後、微粉砕することにより得られる
もののことである。微粒子状のセルロース誘導体の好ま
しい粒子径としては、レーザー散乱法により求められる
粒子径で、0.01μmから10μm間に分布している
ものが好ましく使用される。また、平均粒子径では0.
05μmから5μm、より好ましくは0.1μmから3
μmの範囲にあるものが好適に使用できる。
誘導体とは、天然セルロース、あるいは天然セルロース
から誘導される種々の水不溶性セルロース誘導体を、適
当な前処理を施した後、微粉砕することにより得られる
もののことである。微粒子状のセルロース誘導体の好ま
しい粒子径としては、レーザー散乱法により求められる
粒子径で、0.01μmから10μm間に分布している
ものが好ましく使用される。また、平均粒子径では0.
05μmから5μm、より好ましくは0.1μmから3
μmの範囲にあるものが好適に使用できる。
【0014】上記微粒子状セルロース誘導体をインクジ
ェット用インク中に分散して使用することの作用効果の
第1は、記録紙を構成するパルプに対する親和力の強い
セルロースが微粒子状になることにより、インクが記録
紙中に浸透していく過程でパルプ繊維上に残りやすくな
る。その結果、記録紙表面近傍の平滑性をあげることに
なり、乱反射が少なくなり、記録画像の反射濃度及び彩
度が向上するものと推定される。このような微粒子状セ
ルロースの記録紙の凹凸を埋め、記録紙の表面平滑性を
向上させる効果から、さらに、表面状態の異なる記録紙
間のインクジェット記録特性の差を小さくする効果が発
生すると考えられる。第2に微粒子状のセルロースが記
録紙を構成するパルプ繊維と相互作用が大きいため、イ
ンクが記録紙中に浸透していく過程で、そのチキソトロ
ピー性がインクが単独である場合よりもさらに大きくな
り、異色のインクが隣接して打ち込まれたとしても、イ
ンク間の混合が抑制され、その結果、ブリーディングが
抑制されるものと推定される。
ェット用インク中に分散して使用することの作用効果の
第1は、記録紙を構成するパルプに対する親和力の強い
セルロースが微粒子状になることにより、インクが記録
紙中に浸透していく過程でパルプ繊維上に残りやすくな
る。その結果、記録紙表面近傍の平滑性をあげることに
なり、乱反射が少なくなり、記録画像の反射濃度及び彩
度が向上するものと推定される。このような微粒子状セ
ルロースの記録紙の凹凸を埋め、記録紙の表面平滑性を
向上させる効果から、さらに、表面状態の異なる記録紙
間のインクジェット記録特性の差を小さくする効果が発
生すると考えられる。第2に微粒子状のセルロースが記
録紙を構成するパルプ繊維と相互作用が大きいため、イ
ンクが記録紙中に浸透していく過程で、そのチキソトロ
ピー性がインクが単独である場合よりもさらに大きくな
り、異色のインクが隣接して打ち込まれたとしても、イ
ンク間の混合が抑制され、その結果、ブリーディングが
抑制されるものと推定される。
【0015】以下、好ましい実施態様により、本発明の
構成を詳細に説明する。 (好ましい実施態様)本発明のインクの基的本構成は、
記録剤と、記録剤を分散または溶解する液媒体と、及び
上述した微粒子状のセルロース誘導体とからなる。
構成を詳細に説明する。 (好ましい実施態様)本発明のインクの基的本構成は、
記録剤と、記録剤を分散または溶解する液媒体と、及び
上述した微粒子状のセルロース誘導体とからなる。
【0016】本発明のインクに使用可能な記録剤として
は、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料、反応
性染料、分散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応分
散染料、油性染料、顔料等が挙げられる。
は、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料、反応
性染料、分散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応分
散染料、油性染料、顔料等が挙げられる。
【0017】これら記録剤の含有量は液媒体成分の種
類、インクに要求される特性等に依存して決定される
が、一般的にはインク全重量に対して0.2〜20重量
%、好ましくは0.5〜10重量%、より好ましくは1
〜5重量%を占める割合である。
類、インクに要求される特性等に依存して決定される
が、一般的にはインク全重量に対して0.2〜20重量
%、好ましくは0.5〜10重量%、より好ましくは1
〜5重量%を占める割合である。
【0018】本発明のインクに使用する液媒体は、水及
び水溶性有機溶剤からなる。
び水溶性有機溶剤からなる。
【0019】本発明で使用可能な水溶性有機溶剤として
は、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンタノー
ル、シクロヘキサノール等のアルコール類、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセ
トン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコ
ール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン又はオキ
シプロピレン付加重合体、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、ブチレング
リコール、1,2,6−ヘキサントリオール、ヘキシレ
ングリコール等のアルキレングリコール類、チオジグリ
コール、グリセリン、エチレングリコールモノメチル
(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメ
チル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコール
モノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類、トリエチレングリコールジ
メチル(又はジエチル)エーテル、テトラエチレングリ
コールジメチル(又はジエチル)エーテル等の多価アル
コールの低級ジアルキルエーテル類、スルホラン、N−
メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン等が挙げられる。
は、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルア
ルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンタノー
ル、シクロヘキサノール等のアルコール類、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセ
トン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコ
ール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン又はオキ
シプロピレン付加重合体、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、ブチレング
リコール、1,2,6−ヘキサントリオール、ヘキシレ
ングリコール等のアルキレングリコール類、チオジグリ
コール、グリセリン、エチレングリコールモノメチル
(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメ
チル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコール
モノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類、トリエチレングリコールジ
メチル(又はジエチル)エーテル、テトラエチレングリ
コールジメチル(又はジエチル)エーテル等の多価アル
コールの低級ジアルキルエーテル類、スルホラン、N−
メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン等が挙げられる。
【0020】上記有機溶剤の含有量は、一般にはインク
の全重量に対して1〜50重量%、好ましくは2〜30
重量%の範囲である。
の全重量に対して1〜50重量%、好ましくは2〜30
重量%の範囲である。
【0021】上記のごとき有機溶剤は単独でも混合物と
しても使用できるが、最も好ましい液媒体組成は、水と
1種以上の有機溶剤からなり、該溶剤が少なくとも1種
以上の水溶性高沸点溶剤、例えば、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、グリセリン等の多価アル
コールを含有するものである。
しても使用できるが、最も好ましい液媒体組成は、水と
1種以上の有機溶剤からなり、該溶剤が少なくとも1種
以上の水溶性高沸点溶剤、例えば、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、グリセリン等の多価アル
コールを含有するものである。
【0022】本発明で述べるところの微粒子状のセルロ
ース誘導体とは、前述した通りであるが、該微粒子状の
セルロース誘導体の好ましい粒子径としては、レーザー
散乱法により求められる粒子径で0.01μmから10
μmの間に分布しているものが好ましく使用される。ま
た、平均粒子径では0.05μmから5μm、より好ま
しくは0.1μmから3μmの範囲にあるものが好適に
使用される。
ース誘導体とは、前述した通りであるが、該微粒子状の
セルロース誘導体の好ましい粒子径としては、レーザー
散乱法により求められる粒子径で0.01μmから10
μmの間に分布しているものが好ましく使用される。ま
た、平均粒子径では0.05μmから5μm、より好ま
しくは0.1μmから3μmの範囲にあるものが好適に
使用される。
【0023】このような微粒子状のセルロース誘導体の
インク中の好ましい含有量は、重量百分率として0.1
から10wt%、さらに好ましくは0.1から5wt%
の範囲である。
インク中の好ましい含有量は、重量百分率として0.1
から10wt%、さらに好ましくは0.1から5wt%
の範囲である。
【0024】また、このような微粒子状のセルロース誘
導体の表面性状としては、平滑であっても良いが、多孔
性のものであればさらに好ましい。多孔性のものである
場合、記録剤が微粒子のポアの中に取り込まれ易くな
り、本発明における微粒子の作用の一つである紙表面を
一様に平滑化させる効果に加えて、さらに紙表面近傍の
微粒子中に取り込まれた記録剤が発色性の向上に寄与す
る。その結果、画像濃度、発色性がさらに向上する効果
が得られる。
導体の表面性状としては、平滑であっても良いが、多孔
性のものであればさらに好ましい。多孔性のものである
場合、記録剤が微粒子のポアの中に取り込まれ易くな
り、本発明における微粒子の作用の一つである紙表面を
一様に平滑化させる効果に加えて、さらに紙表面近傍の
微粒子中に取り込まれた記録剤が発色性の向上に寄与す
る。その結果、画像濃度、発色性がさらに向上する効果
が得られる。
【0025】本発明のインクを構成する主成分は上記の
通りであるが、その他各種の分散剤、界面活性剤、粘度
調整剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤、酸化防止剤、防
かび剤、pH調整剤等を本発明の目的の達成を妨げない
範囲において必要に応じて添加することが出来る。
通りであるが、その他各種の分散剤、界面活性剤、粘度
調整剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤、酸化防止剤、防
かび剤、pH調整剤等を本発明の目的の達成を妨げない
範囲において必要に応じて添加することが出来る。
【0026】本発明のインクは、一般のインクジェット
記録方式全般に好適に適用できるが、なかでも熱エネル
ギーによるインクの発泡現象によりインクを吐出させる
タイプのインクジェット記録方法に適用する場合に特に
好適である。
記録方式全般に好適に適用できるが、なかでも熱エネル
ギーによるインクの発泡現象によりインクを吐出させる
タイプのインクジェット記録方法に適用する場合に特に
好適である。
【0027】次に、本発明の記録装置について説明す
る。本発明の記録装置は記録ヘッドの記録インクに記録
信号を与え、発生した熱エネルギーにより液滴を吐出す
る方式のものである。その装置の主要部である記録ヘッ
ドの構成例を図1,図2,図3に示す。
る。本発明の記録装置は記録ヘッドの記録インクに記録
信号を与え、発生した熱エネルギーにより液滴を吐出す
る方式のものである。その装置の主要部である記録ヘッ
ドの構成例を図1,図2,図3に示す。
【0028】ヘッド13はインクの流路を予め形成した
ガラス、セラミック、又はプラスチック等と、感熱記録
に用いられる発熱抵抗体を有する発熱ヘッド15(図で
はヘッドが示されているが、これに限定されるものでは
ない)とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シ
リコン等で形成される保護膜16、アルミニウム電極1
7−1,17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体
層18、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性のよい基板2
0よりなっている。
ガラス、セラミック、又はプラスチック等と、感熱記録
に用いられる発熱抵抗体を有する発熱ヘッド15(図で
はヘッドが示されているが、これに限定されるものでは
ない)とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シ
リコン等で形成される保護膜16、アルミニウム電極1
7−1,17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体
層18、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性のよい基板2
0よりなっている。
【0029】記録インク21は吐出オリフィス22を満
たしており、圧力Pによりメニスカス23を形成してい
る。
たしており、圧力Pによりメニスカス23を形成してい
る。
【0030】ここで、電極17−1,17−2に電気信
号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急
激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカスが突出し、更にオリフィス2
2より記録液滴24となり、被記録材25に向かって飛
翔する。図3には図1に示したノズルを多数並べた記録
ヘッドの概略図を示す。該記録ヘッドは多数の流路26
を形成したガラス板等27と、図1において説明したも
のと同様の発熱ヘッド28とを密着して作られる。
号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急
激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生
し、その圧力でメニスカスが突出し、更にオリフィス2
2より記録液滴24となり、被記録材25に向かって飛
翔する。図3には図1に示したノズルを多数並べた記録
ヘッドの概略図を示す。該記録ヘッドは多数の流路26
を形成したガラス板等27と、図1において説明したも
のと同様の発熱ヘッド28とを密着して作られる。
【0031】尚、図1は、インク流路に沿ったヘッド1
3の断面図であり、図2は図1のA−B線に沿った断面
図である。
3の断面図であり、図2は図1のA−B線に沿った断面
図である。
【0032】図4に、該ヘッドを組み込んだインクジェ
ット記録装置の1例を示す。
ット記録装置の1例を示す。
【0033】図4において、61はワイピング部材とし
てのブレードで、その一端はブレード保持部材によって
保持されて固定端となり、カンチレバーの形態をなす。
ブレード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接した位
置に配置され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移
動して吐出口面と当接し、キャッピングを行なう構成を
備える。さらに63はブレード61に隣接して設けられ
るインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッ
ドの移動経路中に突出した形態で保持される。前記ブレ
ード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回復
部64が構成され、ブレード61、及び吸収体63によ
ってインク吐出口面に水分、塵等の除去が行なわれる。
てのブレードで、その一端はブレード保持部材によって
保持されて固定端となり、カンチレバーの形態をなす。
ブレード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接した位
置に配置され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移
動して吐出口面と当接し、キャッピングを行なう構成を
備える。さらに63はブレード61に隣接して設けられ
るインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッ
ドの移動経路中に突出した形態で保持される。前記ブレ
ード61、キャップ62、吸収体63によって吐出回復
部64が構成され、ブレード61、及び吸収体63によ
ってインク吐出口面に水分、塵等の除去が行なわれる。
【0034】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行なう記録ヘッド、66は記録ヘッド65
を搭載して記録ヘッド65の移動を行なう為のキャリッ
ジである。キャリッジ66はガイド軸67と揺動可能に
係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によって駆
動されるベルト69と接続(図示せず)している。これ
によりキャリッジ66はガイド軸67に沿って移動が可
能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接
した領域の移動が可能となる。
出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐
出して記録を行なう記録ヘッド、66は記録ヘッド65
を搭載して記録ヘッド65の移動を行なう為のキャリッ
ジである。キャリッジ66はガイド軸67と揺動可能に
係合し、キャリッジ66の一部はモータ68によって駆
動されるベルト69と接続(図示せず)している。これ
によりキャリッジ66はガイド軸67に沿って移動が可
能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接
した領域の移動が可能となる。
【0035】51は被記録材を挿入するための給紙部、
52はモータ(図示せず)により駆動される紙送りロー
ラーである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口
面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行す
るにつれて、排紙ローラー53を配した排紙部へ排紙さ
れる。
52はモータ(図示せず)により駆動される紙送りロー
ラーである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口
面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行す
るにつれて、排紙ローラー53を配した排紙部へ排紙さ
れる。
【0036】上記構成において記録ヘッド65が記録終
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面口に当
接してキャッピングを行なう場合、キャップ62は記録
ヘッドの移動経路中に突出するように移動する。
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面口に当
接してキャッピングを行なう場合、キャップ62は記録
ヘッドの移動経路中に突出するように移動する。
【0037】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は前記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は前記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
【0038】前記の記録ヘッドのホームポジションへの
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりではなく、記録
ヘッドの記録のために記録領域を移動する間に所定の間
隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、こ
の移動に伴って上記ワイピングが行なわれる。
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりではなく、記録
ヘッドの記録のために記録領域を移動する間に所定の間
隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、こ
の移動に伴って上記ワイピングが行なわれる。
【0039】図5は、ヘッドにインク供給部材、例えば
チューブを介して供給されるインクを収容したインクカ
ートリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用
インクを収容したインク収容部、例えばインク袋であ
り、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。こ
の栓42に針(図示せず)を挿入することにより、イン
ク袋40中のインクをヘッドに供給ならしめる。44は
廃インクを受容する吸収材である。
チューブを介して供給されるインクを収容したインクカ
ートリッジの一例を示す図である。ここで40は供給用
インクを収容したインク収容部、例えばインク袋であ
り、その先端にはゴム製の栓42が設けられている。こ
の栓42に針(図示せず)を挿入することにより、イン
ク袋40中のインクをヘッドに供給ならしめる。44は
廃インクを受容する吸収材である。
【0040】インク収容部としては、インクとの接液面
がポリオレフィン、特にポリエチレンで形成されている
のが好ましい。
がポリオレフィン、特にポリエチレンで形成されている
のが好ましい。
【0041】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、前記の如きヘッドとインクカートリッジが
別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが一
体となったものも好適に用いられる。
置としては、前記の如きヘッドとインクカートリッジが
別体となったものに限らず、図6に示す如きそれらが一
体となったものも好適に用いられる。
【0042】図6において、70は記録ユニットであっ
て、この中にインクを収容したインク収容部、例えばイ
ンク吸収材が収納されており、かかるインク吸収材中の
インクが複数のオリフィスを有するヘッド部71からイ
ンク滴として吐出される構成になっている。インク吸収
材の材料としては、例えばポリウレタンを用いることが
できる。72は記録ユニット内部を大気に連通させるた
めの大気連通口である。この記録ユニット70は、図4
で示す記録ヘッドに代えて用いられるものであって、キ
ャリッジ66に対し脱着自在になっている。尚、本発明
に使用する記録装置において、上記ではインクに熱エネ
ルギーを作用させてインク液滴を吐出するインクジェッ
ト記録装置を例に挙げたが、そのほか圧電素子を使用す
るピエゾ方式のインクジェット記録装置でも同様に利用
できる。
て、この中にインクを収容したインク収容部、例えばイ
ンク吸収材が収納されており、かかるインク吸収材中の
インクが複数のオリフィスを有するヘッド部71からイ
ンク滴として吐出される構成になっている。インク吸収
材の材料としては、例えばポリウレタンを用いることが
できる。72は記録ユニット内部を大気に連通させるた
めの大気連通口である。この記録ユニット70は、図4
で示す記録ヘッドに代えて用いられるものであって、キ
ャリッジ66に対し脱着自在になっている。尚、本発明
に使用する記録装置において、上記ではインクに熱エネ
ルギーを作用させてインク液滴を吐出するインクジェッ
ト記録装置を例に挙げたが、そのほか圧電素子を使用す
るピエゾ方式のインクジェット記録装置でも同様に利用
できる。
【0043】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。
明する。
【0044】[インク作成方法] [実施例1]下記に示す組成のものを混合、溶解し、イ
ンク(1)−イエロ−,マゼンタ,シアン,ブラックを
作成した。 インク(1)−イエロ−の組成 C.I.ダイレクトイエロー86 2.0部 微粒子状セルロース(固形分濃度=12.5%) 8.0部 (セルクリーム EF−7タイプ;旭化成製を分級し、最大粒子径 3μm、平均粒子径を0.7μmとしたもの) ジエチレングリコール 15.0部 イソプロピルアルコール 2.5部 界面活性剤 0.5部 (カーポールMH−50;旭電化製; ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(7) ブチルエーテル) 水 72.5部 インク(1)−マゼンタの組成 上記イエローインクの染料の部分をC.I.アシッドレ
ッド−289;2.5部に変え、水の量を調整して成分
の合計が100になるようにした以外は上記イエローイ
ンクと同じ構成にした。 インク(1)−シアンの組成 上記イエローインクの染料の部分をC.I.アシッドブ
ルー9;3.5部に変え、水の量を調整して成分の合計
が100になるようにした以外は上記イエローインクと
同じ構成にした。 インク(1)−ブラックの組成 上記イエローインクの染料の部分をC.I.フードブラ
ック2;3.5部に変え、水の量を調整して成分の合計
が100になるようにした以外は上記イエローインクと
同じ構成にした。
ンク(1)−イエロ−,マゼンタ,シアン,ブラックを
作成した。 インク(1)−イエロ−の組成 C.I.ダイレクトイエロー86 2.0部 微粒子状セルロース(固形分濃度=12.5%) 8.0部 (セルクリーム EF−7タイプ;旭化成製を分級し、最大粒子径 3μm、平均粒子径を0.7μmとしたもの) ジエチレングリコール 15.0部 イソプロピルアルコール 2.5部 界面活性剤 0.5部 (カーポールMH−50;旭電化製; ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(7) ブチルエーテル) 水 72.5部 インク(1)−マゼンタの組成 上記イエローインクの染料の部分をC.I.アシッドレ
ッド−289;2.5部に変え、水の量を調整して成分
の合計が100になるようにした以外は上記イエローイ
ンクと同じ構成にした。 インク(1)−シアンの組成 上記イエローインクの染料の部分をC.I.アシッドブ
ルー9;3.5部に変え、水の量を調整して成分の合計
が100になるようにした以外は上記イエローインクと
同じ構成にした。 インク(1)−ブラックの組成 上記イエローインクの染料の部分をC.I.フードブラ
ック2;3.5部に変え、水の量を調整して成分の合計
が100になるようにした以外は上記イエローインクと
同じ構成にした。
【0045】上記のように作成したインクを用いて後に
述べる方法により、インクジェット記録及び記録特性を
評価した。
述べる方法により、インクジェット記録及び記録特性を
評価した。
【0046】[実施例2]実施例1に使用したインクに
おいて、微粒子状セルロース誘導体を多孔性微粒子状セ
ルロース誘導体;RCビーズUタイプ(日清紡製 機能
性セルロース,粒度分布1〜12μm,平均粒径7μ
m)を、さらに粉砕し、粒度分布1〜8μm,平均粒径
4μmにしたものに変えた以外は実施例1と同じ組成の
記録液(2)−イエロ−,マゼンタ,シアン,ブラック
を作成した。
おいて、微粒子状セルロース誘導体を多孔性微粒子状セ
ルロース誘導体;RCビーズUタイプ(日清紡製 機能
性セルロース,粒度分布1〜12μm,平均粒径7μ
m)を、さらに粉砕し、粒度分布1〜8μm,平均粒径
4μmにしたものに変えた以外は実施例1と同じ組成の
記録液(2)−イエロ−,マゼンタ,シアン,ブラック
を作成した。
【0047】インクジェット記録方法及び記録特性の評
価は、実施例1と同様に行った。
価は、実施例1と同様に行った。
【0048】[実施例3]以下に示す方法でブラックの
顔料インク(3)を作成した。 (顔料分散液の作成) スチレン−アクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体 1.5部 (酸価116,重量平均分子量3700) モノエタノールアミン 1 部 ジエチレングリコール 5 部 水 81.5部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加熱し、
樹脂を完全に溶解させる。この溶液に別に用意したカー
ボンブラック(MCF88、三菱化成製)10部、イソ
プロピルアルコール1部を加え、30分間プレミキシン
グを行った後に径1mmのジルコニウムビーズを用い
て、3時間分散処理を行い、さらに遠心分離処理(12
000rpm、20分間)を行い、粗大粒子を除去して
分散液とした。 (インクの作成) 上記分散液 10 部 微粒子状セルロース(固形分濃度=12.5%) 8 部 (セルクリーム EF−7タイプ;旭化成製) 界面活性剤 0.5部 (カーポールMH−50;旭化成製) ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(7) ブチルエーテル) グリセリン 3 部 ジエチレングリコール 12 部 N−メチルピロリドン 7 部 イソプロピルアルコール 3 部 水 61.5部 上記成分を混合してモノエタノールアミンでpHが8〜
10になるように調整してインク(3)を作成した。
顔料インク(3)を作成した。 (顔料分散液の作成) スチレン−アクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体 1.5部 (酸価116,重量平均分子量3700) モノエタノールアミン 1 部 ジエチレングリコール 5 部 水 81.5部 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加熱し、
樹脂を完全に溶解させる。この溶液に別に用意したカー
ボンブラック(MCF88、三菱化成製)10部、イソ
プロピルアルコール1部を加え、30分間プレミキシン
グを行った後に径1mmのジルコニウムビーズを用い
て、3時間分散処理を行い、さらに遠心分離処理(12
000rpm、20分間)を行い、粗大粒子を除去して
分散液とした。 (インクの作成) 上記分散液 10 部 微粒子状セルロース(固形分濃度=12.5%) 8 部 (セルクリーム EF−7タイプ;旭化成製) 界面活性剤 0.5部 (カーポールMH−50;旭化成製) ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(7) ブチルエーテル) グリセリン 3 部 ジエチレングリコール 12 部 N−メチルピロリドン 7 部 イソプロピルアルコール 3 部 水 61.5部 上記成分を混合してモノエタノールアミンでpHが8〜
10になるように調整してインク(3)を作成した。
【0049】インクジェット記録及び記録特性の評価
は、実施例1と同様にして行った。
は、実施例1と同様にして行った。
【0050】[実施例4]実施例1に使用したインクに
おいて、微粒子状セルロース誘導体を実施例2で使用し
た多孔性微粒子状セルロース誘導体に変えた以外は実施
例1と同じ組成の記録液(2)−イエロ−,マゼンタ,
シアン,ブラックを作成した。
おいて、微粒子状セルロース誘導体を実施例2で使用し
た多孔性微粒子状セルロース誘導体に変えた以外は実施
例1と同じ組成の記録液(2)−イエロ−,マゼンタ,
シアン,ブラックを作成した。
【0051】インクジェット記録及び記録特性の評価
は、実施例3と同様に行った。
は、実施例3と同様に行った。
【0052】[インクジェット記録方法及び記録特性評
価方法]次に、400dpiで256本のノズルを有す
るサーマルインクジェット記録ヘッド4個をヘッドの主
走査方向に1列に並べてなるインクジェット印字装置を
用意し、各記録ヘッドにインク供給系チューブを介して
上記の様に調製したインクを充填し、市販のボンド紙及
びゼロックス4024紙に対してインクジェット記録を
行った。各色のフルベタ印字部のインク打込み密度は8
nl/mm2 であった。 (記録濃度)上記記録紙にブラックのベタ部を記録し、
1時間放置後、記録濃度をマクベスRD915(商品
名:マクベス社製)にて測定し、以下の評価基準とし
た。
価方法]次に、400dpiで256本のノズルを有す
るサーマルインクジェット記録ヘッド4個をヘッドの主
走査方向に1列に並べてなるインクジェット印字装置を
用意し、各記録ヘッドにインク供給系チューブを介して
上記の様に調製したインクを充填し、市販のボンド紙及
びゼロックス4024紙に対してインクジェット記録を
行った。各色のフルベタ印字部のインク打込み密度は8
nl/mm2 であった。 (記録濃度)上記記録紙にブラックのベタ部を記録し、
1時間放置後、記録濃度をマクベスRD915(商品
名:マクベス社製)にて測定し、以下の評価基準とし
た。
【0053】〇:濃度が1.2以上であった。
【0054】△:各色の濃度が1.15〜1.2であっ
た。
た。
【0055】×:各色の濃度が1.15以下であった。 (定着性)上記記録紙にイエローとマゼンタの2色を重
ねた印字を行い、印字後指でこすっても画像の流れが生
じなくなるまでの時間を測定した。定着性が20秒以内
のものを〇とした。 (文字品位)上記記録紙にブラックの英数文字を印字
し、文字品位を目視にて評価した。
ねた印字を行い、印字後指でこすっても画像の流れが生
じなくなるまでの時間を測定した。定着性が20秒以内
のものを〇とした。 (文字品位)上記記録紙にブラックの英数文字を印字
し、文字品位を目視にて評価した。
【0056】フェザリングが目だたないものを〇とし
た。 (ブリーディング)上記記録紙にイエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの各色ベタ部を隣接して記録し、各色
の境界部で色がにじんだり、不均一に混じり合っていな
いかを観察した。評価は以下の基準とした。
た。 (ブリーディング)上記記録紙にイエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの各色ベタ部を隣接して記録し、各色
の境界部で色がにじんだり、不均一に混じり合っていな
いかを観察した。評価は以下の基準とした。
【0057】〇:色がにじんだり、不均一に混じり合っ
た部分がない。
た部分がない。
【0058】△:色がにじんだり、不均一に混じり合っ
た部分が多少あったが、実用上問題ない。
た部分が多少あったが、実用上問題ない。
【0059】×:色がにじんだり、不均一に混じり合っ
ており、実用上問題あり。
ており、実用上問題あり。
【0060】評価結果を表1に記載した。表1に記載し
た通り実施例1から4により定着性、文字品位、画像濃
度、ブリーディングともに良好な記録画像が得られた。
た通り実施例1から4により定着性、文字品位、画像濃
度、ブリーディングともに良好な記録画像が得られた。
【0061】
【表1】 *実施例3及び4の定着性の評価は、各々、インク
(3)及びインク(4)を200%相当打ち込んで他の
実施例と同様に行った。
(3)及びインク(4)を200%相当打ち込んで他の
実施例と同様に行った。
【0062】**実施例3及び4のブリーディングの評
価は、各々、インク(3)とインク(1)のイエローイ
ンクとの境界部及びインク(4)とインク(2)のイエ
ローインクとの境界部のブリーディングを他の実施例と
同様に評価した。
価は、各々、インク(3)とインク(1)のイエローイ
ンクとの境界部及びインク(4)とインク(2)のイエ
ローインクとの境界部のブリーディングを他の実施例と
同様に評価した。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインク及び
これを用いたインクジェット記録方法によれば、普通紙
に対してマルチカラーあるいは、フルカラーの記録を行
った場合でも、にじみ、フェザリングの発生が無く、定
着性に優れ、かつ発色性の良好な印字物が得られる。
これを用いたインクジェット記録方法によれば、普通紙
に対してマルチカラーあるいは、フルカラーの記録を行
った場合でも、にじみ、フェザリングの発生が無く、定
着性に優れ、かつ発色性の良好な印字物が得られる。
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面図
である。
である。
【図2】図1のインクジェット記録装置のヘッド部のA
−B線に沿った横断面図である。
−B線に沿った横断面図である。
【図3】インクジェット記録装置のヘッド部の外観斜視
図である。
図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】インクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録ユニットの斜視図である。
13 ヘッド 15 発熱ヘッド 21 インク 25 被記録材 28 発熱ヘッド 40 インク袋 44 インク吸収材 45 インクカートリッジ 61 ワイピング部材 65 記録ヘッド 66 キャリッジ 70 記録ユニット 71 ヘッド部 72 大気連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃原 伸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 記録剤と及びこれを分散または溶解する
液媒体とを含むインクにおいて、前記インクに微粒子状
のセルロース誘導体を分散せしめたことを特徴とするイ
ンク。 - 【請求項2】 前記微粒子状のセルロース誘導体の粒子
径の分布が0.01ミクロンから10ミクロンの範囲に
ある請求項1に記載のインク。 - 【請求項3】 前記微粒子状のセルロース誘導体が多孔
性のものである請求項1又は2に記載のインク。 - 【請求項4】 前記記録剤が水溶性染料である請求項1
乃至3のいずれかに記載のインク。 - 【請求項5】 前記記録剤が顔料である請求項1乃至3
のいずれかに記載のインク。 - 【請求項6】 記録信号に従って吐出オリフィスからイ
ンクを吐出させて記録を行うインクジェット記録ヘッド
を少なくとも1つ有するインクジェット記録装置におい
て、使用するインクが請求項1乃至5のいずれかに記載
のインクであることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項7】 インクの吐出を熱エネルギーの作用によ
って行う請求項6に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8077493A JPH06287493A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | インク及びこれを用いた記録装置 |
US08/222,951 US5415686A (en) | 1993-04-07 | 1994-04-05 | Ink, ink-jet recording method making use of the same and instrument provided with the ink |
DE69419648T DE69419648T2 (de) | 1993-04-07 | 1994-04-06 | Tinte, Tintenstrahl-Aufzeichnungsverfahren unter Verwendung |
EP19940105328 EP0619350B1 (en) | 1993-04-07 | 1994-04-06 | Ink, ink-jet recording method making use of the same |
AT94105328T ATE182604T1 (de) | 1993-04-07 | 1994-04-06 | Tinte, tintenstrahl-aufzeichnungsverfahren unter verwendung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8077493A JPH06287493A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | インク及びこれを用いた記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06287493A true JPH06287493A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13727781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8077493A Pending JPH06287493A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | インク及びこれを用いた記録装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5415686A (ja) |
EP (1) | EP0619350B1 (ja) |
JP (1) | JPH06287493A (ja) |
AT (1) | ATE182604T1 (ja) |
DE (1) | DE69419648T2 (ja) |
Cited By (3)
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