JP5835648B2 - 転写ベルト及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
まず、上記中間転写ベルト20の基層21について説明する。この構成材料としては、樹脂中に電気抵抗を調整する充填材(又は、添加材)、いわゆる電気抵抗調整材を含有してなるものが挙げられる。このような樹脂としては、難燃性の観点から、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)などのフッ素系樹脂や、ポリイミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂等が好ましく、機械強度(高弾性)や耐熱性の点から、特にポリイミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂が好適である。ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂としては、東レデュポン、宇部興産、新日本理化、JSR、ユニチカ、アイ・エス・ティー、日立化成工業、東洋紡績、荒川化学等のメーカーからの一般汎用品を入手し使用することができる。
次に基層21に積層する弾性層22について説明する。構成する材料としては、汎用の樹脂・エラストマー・ゴムなどの材料を使用することが可能だが、本発明の効果を十分に発現するに十分な柔軟性(弾性)を有する材料を用いることが好ましく、エラストマー材料やゴム材料を用いるのが良い。
次に、上記弾性層22上に付着している球形微粒子23について説明する。ここで、球形微粒子とは、体積平均粒径が100μm以下で真球状の形状をしており、有機溶剤に不溶で3%熱分解温度が200℃以上である微粒子のことをいう。
次に、上記構成の中間転写ベルト20の作製方法の一例を説明する。まず、少なくとも樹脂成分を含む塗工液、すなわち前記ポリイミド樹脂前駆体又はポリアミドイミド樹脂前駆体を含む塗工液を用いて基層21を作製する方法について説明する。円筒状の型、例えば、円筒状の金属金型をゆっくりと回転させながら、少なくとも樹脂成分を含む塗工液(例えば、ポリイミド樹脂前駆体又はポリアミドイミド樹脂前駆体を含む塗工液)をノズルやディスペンサーのような液供給装置にて円筒の外面全体に均一になるように塗布・流延(塗膜を形成)する。その後、回転速度を所定速度まで上げ、所定速度に達したら一定速度に維持し、所望の時間回転を継続する。そして、回転させつつ徐々に昇温させながら、約80〜150℃の温度で塗膜中の溶媒を蒸発させていく。この過程では、雰囲気の蒸気(揮発した溶媒等)を効率よく循環して取り除くことが好ましい。自己支持性のある膜が形成されたところで金型ごと高温処理の可能な加熱炉(焼成炉)に移し、段階的に昇温し、最終的に250℃〜450℃程度の高温加熱処理(焼成)し、十分にポリイミド樹脂前駆体又はポリアミドイミド樹脂前駆体のイミド化又はポリアミドイミド化を行う。充分に冷却後、引き続き、弾性層22を積層する。
次に、実施形態1に係る中間転写ベルト20の形状について説明する。ここで、ベルト幅方向とは、中間転写ベルトを張架する張架ローラの回転軸線と平行な方向のことをいう。図6は、中間転写ベルトの形状の構成を示す断面図である。図7は、クリーニング部材と中間転写ベルトの位置関係を説明する模式図である。図6に示すように、中間転写ベルト20は、ベルト幅方向において、弾性層22の両端部が基層21の両端部よりも内側になることを特徴とする。ここで、基層21のフロント側端部(図6中右側)21aとリア側(図6中左側)端部21bの幅は、走行安定性の面から両者で揃えることが好ましい。フロント側端部21aとリア側端部21bの幅を揃えないと、中間転写ベルト20はバランスを崩し走行が不安定となり、画像の歪みを発生する。
次に、実施形態2に係る中間転写ベルトについて説明する。図8は、実施形態2に係る中間転写ベルトの構成を示す断面図である。図8に示す中間転写ベルト24においては、弾性層22の端部側面22a、22bがむき出しにならぬように、弾性層22の端部側面22a、22bにもシリコーン球形微粒子等の球形微粒子23が塗布されている。弾性層22の端部側面22a、22bで弾性材料成分がむき出しのままであると、シール部材32が摺擦された場合には、その摩擦により弾性層22の端部側面22a、22bから削れてしまうことがわかっている。そのため、弾性層22の端部側面22a、22bは、弾性層より耐摩耗性に優れた球形微粒子23で覆われていることが好ましい。これにより、弾性層の端部側面22a、22bがむき出しである場合に比べ、弾性層の摩耗を確実に抑制することができる。
次に、実施形態3に係る中間転写ベルトについて説明する。図9は、実施形態3に係る中間転写ベルトの構成を示す断面図である。図9に示す中間転写ベルト25においては、有効画像領域外にある弾性層22の膜厚が端部に向けてなだらかに減少し、弾性層22がむき出しにならぬように、弾性層22の表面にシリコーン球形微粒子等の球形微粒子23が塗布されている。このように、球形微粒子23が取れやすい弾性層22の角をなくすことで、弾性材料成分のむき出しを確実に抑えることが可能となり、また球形微粒子23の全面への塗布も容易となり、より好ましい。なお、弾性層22上の球形微粒子23の有無は、走査型顕微鏡(SEM)で観察することによって確認出来る。
次に、実施形態4に係る中間転写ベルトの構成について説明する。図10は、実施形態4に係る中間転写ベルトの構成を示す断面図である。図10に示す中間転写ベルト26においては、弾性層22が形成されない両端部の基層21上に補強層27を設けている。中間転写ベルトの端部を基層のみにしてしまうと、局所的な亀裂を発生したり端部からベルトの破断が起きやすくなったりする。そこで、図10に示す中間転写ベルト26では、端部に補強層27を設けることによりベルト端部からの破断を押さえることができ好ましい。補強層27の材料としては耐熱性・耐摩耗性に優れたものを選択するとよい。
次に、実施形態5に係る中間転写ベルトの構成について説明する。図11は、実施形態5に係る中間転写ベルトの構成を示す断面図である。図11に示す中間転写ベルト28においては、弾性層22が形成されない両端部の基層21上に補強層27を設けている。ここでは、両端部の基層21上に設けた補強層27の厚みが弾性層2の厚みと略同等である。補強層27と弾性層22との厚みを同等にすることで、弾性層22の端部側面を全て補強層27で覆うことができ、弾性層22の端部側面の磨耗を確実に防ぐことができより好ましい。
下記に示す基層用塗工液を調製し、この塗工液を用いて無端状ベルト基層を作製した。
「基層用塗工液の調製」
先ず、ポリイミド樹脂前駆体を主成分とするポリイミドワニス(U−ワニスA;宇部興産社製)に、予めビーズミルにてN−メチル−2−ピロリドン中に分散させたカーボンブラック(SpecialBlack4;エボニックデグサ社製)の分散液を、カーボンブラック含有率がポリアミック酸固形分の17重量%になるように調合し、よく攪拌混合して基層用塗工液Aを調製した。
次に、外径500mm、長さ400mmの外面をブラスト処理にて粗面化した金属製の円筒状支持体を型として用い、ロールコート塗工装置に取り付けた。続いて、基層用塗工液Aをパンに流し込み、塗布ローラの回転速度40mm/secで塗料を汲み上げ、規制ローラと塗布ローラのギャップを0.6mmとして、塗布ローラ上の塗料厚みを制御した。その後、円筒状支持体の回転速度を35mm/secに制御して塗布ローラに近づけ、塗布ローラとのギャップ0.4mmとして塗布ローラ上の塗料を均一に円筒状支持体上に転写塗布した後、回転を維持しながら熱風循環乾燥機に投入して、110℃まで徐々に昇温して30分加熱、さらに昇温して200℃で30分加熱し、回転を停止した。その後、これを高温処理の可能な加熱炉(焼成炉)に導入し、段階的に320℃まで昇温して60分加熱処理(焼成)した。充分に冷却し、膜厚60μmのポリイミド基層ベルトAを得た。
先に得られたポリイミド基層ベルトAの幅方向両末端(F)及び(R)にどちらも2.0cmマスキングテープを貼り付けた。2.0cmはシール部材と接触しない幅であり、かつ中間転写ベルトの有効画像領域に入らない幅である。
下記に示す各成分を下記に示す割合で配合し混練することでゴム組成物を作成した。
アクリルゴム(日本ゼオン株式会社/NipolAR12) 100重量部
ステアリン酸(日油株式会社製 ビーズステアリン酸つばき) 1重量部
赤リン(燐化学工業株式会社製 ノーバエクセル140F) 10重量部
水酸化アルミニウム
(昭和電工株式会社製 ハイジライトH42M) 40重量部
架橋剤
(デュポン ダウ エラストマー ジャパン製 Diak.No1
(ヘキサメチレンジアミンカーバメイト)) 0.6重量部
架橋促進剤
(Safic alcan社製 VULCOFAC ACT55(70%1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7と二塩基酸との塩、30%アモルファスシリカ)) 0.6重量部
実施例1の「ポリイミド基層ベルト表面のマスキング」において、マスキングテープの幅を2.0cmから5.0cmに変化させた以外は実施例1と同様にして行った。これにより、ベルト端部の基層部のみからなる幅(F)及び(R)はどちらも端部から有効画像領域までの幅である5.0cmとなり、弾性層と有効画像領域とが略同一幅となる中間転写ベルトBを得た。
実施例1の「ポリイミド基層ベルト表面のマスキング」において、マスキングテープの幅を2.0cmから0.5cmに変化させた以外は実施例1と同様にして行った。これにより、ベルト端部の基層部のみからなる幅(F)及び(R)は0.5cmとなり、弾性層の端部側面がシール部材と接触する中間転写ベルトCを得た。
ポリイミド基層ベルトAにマスキングテープを貼り付けず、そのままゴム溶液を連続的に吐出しながら円筒状支持体の軸方法に移動させ螺旋状に塗工した。また基層の幅より2.0cm内側から塗工をスタートさせ2.0cm内側でストップさせることにより両端部に2.0cmの非塗工部を設けた。ゴム塗料の吐出量を途中で変化させることによって、非画像領域から弾性層端部に向けて弾性層の膜厚をなだらかに変化させた。塗布量としては中央部の最終的な膜厚が550μmになるようにした。その後、ゴム塗料が塗工された円筒状支持体をそのまま回転しながら熱風循環乾燥機に投入して、昇温速度4℃/分で100℃まで昇温して120分加熱した。
実施例1の作製手順においてマスキングテープを剥がした後に実施例1と同じ球形微粒子23をまぶした。この行程により、図8に示すように、弾性層端部の側面が粒子で覆われた中間転写ベルトEを得た。
実施例1のベルト作製後に、基層の上を全て膜厚200μm補強層(ニトフロン(半導電性粘着テープ、表面抵抗値102〜104Ω)で覆った。この行程により、図10に示すように、ベルト端部の膜厚(F)及び(R)はどちらも260μmとなる中間転写ベルトFを得た。
実施例1のベルト作製後に、基層の上を全て膜厚550μm補強層(ニトフロン(半導電性粘着テープ、表面抵抗値102〜104Ω)で覆った。この行程により、図11に示すように、ベルト端部の膜厚(F)及び(R)がどちらも610μmとなる中間転写ベルトGを得た。
実施例1のベルト作製後に、基層の上を全て膜厚550μmの絶縁テープ(両面カプトン絶縁性テープ)で覆った。この行程により、図11に示すように、ベルト端部の膜厚(F)及び(R)はどちらも610μmとなり、補強層が絶縁体となる中間転写ベルトHを得た。
実施例1の弾性層作製時において、マスキングテープを使用せずそのまま基層へゴム塗料を吐出した以外は実施例1と同様にして、厚み(F)、(C)、(R)がそれぞれ610μmとなる。両端部にも弾性層を設けた中間転写ベルトIを得た。
実施例1の弾性層作製時において、マスキングテープを使用せずノズルの吐出量を変化させることにより膜厚を変化させた以外は実施例1と同様にして、中央部厚み(C)が610μm、端部厚み(F)及び(C)がそれぞれ260μmとなる両端部にも弾性層を設けた中間転写ベルトJを得た。
(態様A)
張架ローラ11,12,13などの複数の張架部材によって張架されながら無端移動せしめられ、トナー像が転写される中間転写ベルト20などの転写ベルトにおいて、少なくとも基層21などの基層と、弾性部材からなる弾性層22などの弾性層とが積層され、弾性層の表面が一様な凹凸形状を有するように球形微粒子23を有し、上記張架部材の回転軸線と平行となるベルト幅方向における上記弾性層の両端部が上記基層の両端部よりも内側に形成される。これによれば、上記実施形態1で説明したように、有効画像領域に形成された弾性層によって、転写材の種類・表面形状によらず高い転写性能を実現できる。また、転写ベルトの両端部に当接しトナー飛散等を防止するシール部材32等のトナー飛散防止部材があっても、ベルト幅方向でトナー飛散防止部材と弾性層とを離間させることができるため、弾性層がトナー飛散防止部材との摺擦により摩耗することを防止することができる。弾性層に比べ硬度が高い基層は、トナー飛散防止部材との摺擦によっても摩耗しにくい。また、最表面に球形微粒子を有する転写ベルトは、球形微粒子が弾性層に比べ滑性がよいことから、弾性層を最表面とする場合に比べ転写性及びクリーニング性、耐摩耗性に優れている。そして、この球形微粒子は、溶剤や膜厚の調整がいらず、球形微粒子を単独で塗布するだけで形成することができるので、特許文献1に提案されるような表面層を形成する場合に比べ、低コスト且つ簡易な方法でクリーニング部材やシール部材に対して耐摩耗性を持たせることができる。
(態様B)
態様Aにおいて、上記転写ベルト上に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング部材30などのクリーニング手段と、該転写ベルトの両端部に接触してトナー飛散を防止するシール部材32などのトナー飛散防止部材とを備え、上記弾性層の端部は、転写ベルトの有効画像領域よりも外側であって、トナー飛散防止部材の接触位置よりも内側である。これによれば、実施形態1で説明したように、弾性層とトナー飛散防止部材とを離間させることができるので、弾性層がトナー飛散防止部材との摺擦により摩耗することを防止できる。したがって、弾性層の摩耗により白抜け画像や画像の歪みが発生することを抑制することができる。
(態様C)
態様Cにおいて、上記弾性層の幅方向側面は球形微粒子で覆われている。これによれば、実施形態2で説明したように、トナー飛散防止部材と弾性層とが接触するようなことがあっても、弾性層が露出していないので、確実に弾性層の摩耗を抑制することができる。
(態様D)
態様B又は態様Cの転写ベルトにおいて、上記転写ベルトの有効画像領域よりも外側にある弾性層の膜厚は、端部に向けてなだらかに減少する。これによれば、実施形態3で説明したように、球形微粒子がとれやすい角がなく、弾性層の全面に球形微粒子層を形成しやすく、より確実に弾性層の摩耗を抑制することができる。
(態様E)
態様A,B,C,又はDの転写ベルトにおいて、上記転写ベルトの両端部の基層表面に補強層27などの補強層を有する。これによれば、実施形態4で説明したように、両端部に補強層を有するので、局所的な亀裂の発生やベルトの破断を抑制することができる。
(態様F)
態様Eの転写ベルトにおいて、上記補強層の膜厚は、上記弾性層の膜厚と略同等である。これによれば、実施形態5で説明したように、弾性層の端部側面を補強層で覆い、弾性層が全く露出していないので、より確実に弾性層の摩耗を抑制することができる。
(態様G)
態様E又はFの転写ベルトにおいて、上記補強層は絶縁体から構成される。これによれば、実施形態4及び5で説明したように、クリーニング部材による電圧を弾性層へ優先的に印加することができ、クリーニング性に優れる。
(態様H)
潜像が形成されトナー像を担持可能な感光体2などの像担持体と、像担持体上に形成された潜像をトナーで現像する現像装置5などの現像手段と、現像手段により現像されたトナー像が一次転写される中間転写ベルト20などの転写ベルトと、転写ベルトに担持されたトナー像を用紙Pなどの記録媒体に二次転写する二次転写手段と、転写ベルト上の転写残トナーをクリーニングするクリーニング部材30などのクリーニング手段と、転写ベルトの両端部に接触してトナー飛散を防止するシール部材32などのトナー飛散防止部材とを備える画像形成装置において、上記転写ベルトとして態様A乃至Gの中間転写ベルトを用いる。これによれば、上述したように転写ベルトが転写性・耐久性に優れるので、長期に亘って高画質な画像を得ることができる。
(態様I)
態様Hの画像形成装置において、互いに異なる色のトナー像を担持する感光体2Y,M,C,BKなどの複数の像担持体が直列に配設されていることを特徴とする。これによれば、上述したように、ひとつの像担持体で構成する場合に比べ、画像形成の高速化が可能である。
21 基層
22 弾性層
23 球形微粒子層
27 補強層
32 シール部材
Claims (8)
- 複数の張架部材によって張架されながら無端移動せしめられ、トナー像が転写される転写ベルトにおいて、
少なくとも基層と弾性部材からなる弾性層が積層され、該弾性層の表面が一様な凹凸形状を有するように球形微粒子を有し、
上記張架部材の回転軸線と平行となるベルト幅方向における上記弾性層の両端部が上記基層の両端部よりも内側に形成され、
上記転写ベルト上に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段と、該転写ベルトの両端部に接触してトナー飛散を防止するトナー飛散防止部材とを備え、
上記弾性層の端部は、該転写ベルトの有効画像領域よりも外側であって、トナー飛散防止部材の接触位置よりも内側であることを特徴とする転写ベルト。 - 請求項1の転写ベルトにおいて、
上記弾性層の幅方向側面は球形微粒子で覆われていることを特徴とする転写ベルト。 - 請求項1又は2の転写ベルトにおいて、
上記転写ベルトの有効画像領域よりも外側にある上記弾性層の膜厚は、端部に向けてなだらかに減少することを特徴とする転写ベルト。 - 請求項1、2又は3の転写ベルトにおいて、
上記転写ベルトの両端部の基層表面に補強層を有することを特徴とする転写ベルト。 - 請求項4の転写ベルトにおいて、
上記補強層の膜厚は、上記弾性層の膜厚と略同等であることを特徴とする転写ベルト。 - 請求項4又は5の転写ベルトにおいて、
上記補強層は、絶縁体から構成されることを特徴とする転写ベルト。 - 潜像が形成されトナー像を担持可能な像担持体と、該像担持体上に形成された潜像をトナーで現像する現像手段と、該現像手段により現像されたトナー像が一次転写される転写ベルトと、該転写ベルトに担持されたトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、該転写ベルト上の転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段と、該転写ベルトの両端部に接触してトナー飛散を防止するトナー飛散防止部材とを備える画像形成装置において、
上記転写ベルトとして請求項1乃至6の転写ベルトを用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項7の画像形成装置において、
互いに異なる色のトナー像を担持する複数の像担持体が直列に配設されていることを特徴とする画像形成装置。
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