JP5245428B2 - トランス−ジベンゾオキセノピロール化合物の製造方法およびその中間体 - Google Patents
トランス−ジベンゾオキセノピロール化合物の製造方法およびその中間体 Download PDFInfo
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Description
工程A:式(II)
(式中、Rはフェニル基で置換されていてもよいアルキル基を表し、X1およびX2はそれぞれ同一または相異なって水素原子またはハロゲン原子を表す。)
で示される化合物を還元して式(III)
(式中、X1およびX2は上記と同じ意味を表す。)
で示される化合物を得る工程
工程B:式(III)で示される化合物を脱離基変換して式(IV)
(式中、X1およびX2は上記と同じ意味を表し、Yは脱離基を表す。)
で示される化合物を得る工程
工程C:式(IV)で示される化合物を水添反応に付して式(V)
(式中、X1およびX2は上記と同じ意味を表す。)
で示されるトランス−ジベンゾオキセノピロール化合物を得る工程
工程D:式(V)で示されるトランス−ジベンゾオキセノピロール化合物をメチル化して式(VI)
(式中、X1およびX2は上記と同じ意味を表す。)
で示されるトランス−ジベンゾオキセノピロール化合物を得る工程
(式中、R、X1およびX2はそれぞれ上記と同じ意味を表す。)
で示される化合物(以下、化合物(I)と略記する。)とニトロメタンとを反応させる(例えば、国際特許公開2006/106136参照。)等の公知の方法により製造することができる。
(式中、X1、X2およびYはそれぞれ上記と同じ意味を表す。)
で示される化合物(以下、化合物(V’)と略記する。)が含まれる場合は、必要により、さらに、化合物(V’)と塩基とを接触させることにより、化合物(V’)を環化させて化合物(V)に導いてもよい。
<分析条件>
カラム:Intersil ODS−2, 4.6mm×150mm, 35℃
移動層:A液:水(0.1%TFA) B液:アセトニトリル
B液濃度:0min→20min:20%→70%
20〜25min:70%
流速:1ml/min
検出器:UV(220nm)
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン2.82g(18.3mmol)とニトロメタン70mlとの混合溶液を11℃に冷却し、そこに、(E)−8−クロロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸メチル35.0g(122mmol)を加えた。得られた混合物を同温度で約14時間攪拌した後、さらに7〜15℃で1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン1.88g(12.2mmol)を3回に分けて約3時間おきに加えて、撹拌した。反応終了後、得られた反応混合物を、5重量%塩酸水50mlとトルエン105mlとの混合液中に全量滴下した後、分液することにより有機層を得た。さらに、水層をトルエン35mlで抽出処理し、得られた有機層と先に得た有機層とを合一した後、5重量%塩酸水50mlで1回洗浄処理し、次いで、食塩水50mlで2回洗浄処理した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を濃縮することにより、トランス−8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸メチルを含む褐色固体45.1gを得た。
組成:トランス体 87.5%、シス体 10.9%
参考例1で得たトランス−8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸メチルを含む褐色固体45.1gとテトラヒドロフラン170mlとを混合し、そこに、水素化ホウ素ナトリウム粉末9.23g(244mmol)を加えた。得られた混合物中に、三フッ化ホウ素・テトラヒドロフラン錯体のテトラヒドロフラン溶液47.3g(45.5重量%、317mmol)を約2時間かけて滴下した。滴下中の反応混合物の内温は、35〜50℃を保持していた。滴下終了後、得られた混合物を50℃で約3時間加熱した。反応終了後の混合物を氷水浴で冷却し、そこに、アセトン20mlと水50mlと5重量%塩酸水50mlとを順番に滴下した。得られた混合物をトルエン50mlで3回抽出処理し、有機層を合一した。得られた有機層を5重量%塩酸水50mlで1回洗浄処理し、次いで、飽和食塩水50mlで2回洗浄処理した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を減圧濃縮することにより、トランス−〔8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メタノールを含む油状物41.9gを得た。
組成:トランス体 88.0%、シス体 11.5%
トランス−〔8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メタノールの1H−NMRデータ(δppm,CDCl3):3.27〜3.31(1H,m)、3.40(1H,t−like,J=ca.8Hz),3.53〜3.69(1H,m),4.12〜4.18(1H,m),4.63(1H,dd,J=12,8Hz),4.77(1H,dd,J=12,8Hz),7.08〜7.31(7H,m)
実施例1で得たトランス−〔8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メタノールを含む油状物41.9gとトルエン150mlとトリエチルアミン30.9g(305mmol)の混合物を0〜10℃に冷却した。そこに、メタンスルホニルクロリド16.8g(146mmol)を約30分間かけて滴下した。得られた混合物を0〜10℃で約3時間攪拌した。反応終了後の混合物に水150mlを加えて、室温で30分間攪拌した後、分液により有機層を得た。さらに、水層をトルエン50mlで2回抽出処理し、得られた有機層と、先に得た有機層とを合一した。得られた有機層を約3重量%塩酸水100mlで洗浄処理し、次いで、5重量%重曹水50mlで洗浄処理し、さらに、飽和食塩水50mlで洗浄処理した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を濃縮することにより、トランス−〔8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネートを含む油状物約52gを得た。
組成:トランス体 88.4%、シス体 6.5%
トランス−〔8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネートの1H−NMRデータ(δppm,CDCl3):2.93(3H,s)、3.59(1H,m)、3.93(1H,t,J=10Hz)、4.11(1H,m)、4.27(1H,dd,J=10,6Hz)
1000ml容のオートクレーブ反応装置に、実施例2で得たトランス−〔8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネートを含む油状物の全量(約52g)とメタノール200mlとテトラヒドロフラン50mlと酢酸14.6g(244mmol)とを仕込み、そこに、スポンジニッケル(川研ファインケミカル株式会社製 PL−9T(ロット番号1057、ウェット品))約7gを加えた。気相部を水素雰囲気にした後、混合物を40〜50℃で約13時間攪拌した。反応中の水素圧は、約0.8Mpaであった。反応終了後の混合物を室温に冷却し、水素をパージした後、触媒をろ別した。得られた溶液を、液体クロマトグラフ質量分析計にて分析したところ、化合物(V’)(Y=メタンスルホニルオキシ基)が約18%残存していた。(LC/MS(ESI) m/e:368(M+H)+)。
該溶液に、炭酸カリウム粉末10.0g(72.4mmol)を加え、得られた混合物を50℃で約10時間攪拌した。反応終了後の混合物を部分濃縮し、得られた混合物に、水100mlとトルエン100mlとを加え、アンモニア水を用いて水層のpHを12に調整した後に、分液することにより有機層を得た。水層をトルエン100mlで2回抽出処理し、得られた有機層と、先に得た有機層とを合一した。得られた有機層を水100mlで2回洗浄処理した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を濃縮することにより、トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールを含む油状物34.0gを得た。
組成:トランス体 76.3%、シス体 5.4%
組成:トランス体 94.5%、シス体 1.0%
トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールの1H−NMRデータ(δppm,CDCl3):3.32〜3.33(2H,m)、3.45〜3.51(2H,m)、3.59〜3.66(2H,m),7.06〜7.23(7H,m)
37重量%ホルムアルデヒド水溶液5.66g(69.9mmol)と蟻酸4.82g(104mmol)とトルエン(10ml)の混合物を65〜70℃に加熱し、そこに、実施例3で得たトランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールを含む固体9.49gとトルエン25mlとの混合物を15分間かけて滴下した。滴下終了後、得られた混合物を、同温度で1時間攪拌した。反応終了後の混合物を室温に冷却し、そこに、トルエン20mlと水20mlとを加えた後、20重量%水酸化ナトリウム水溶液を用いて水層のpHを12以上に調製した後、分液することにより有機層を得た。水層をトルエン25mlで2回抽出処理し、得られた有機層と、先に得た有機層とを合一した。得られた有機層を飽和食塩水25mlで2回洗浄処理した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を濃縮することにより、トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールを含む固体9.52gを得た。見かけ収率は95%であった。
組成:トランス体 93.6%、シス体 1.3%
トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールの1H−NMRデータ(δppm,CDCl3):2.56(3H,s)、3.10〜3.20(2H,m),3.21〜3.26(2H,m)、3.62〜3.66(2H,m)7.07〜7.27(7H,m)
実施例4で得たトランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールを含む固体9.52gとエタノール25mlの混合物を60℃に加熱し、そこに、マレイン酸4.25g(36.6mmol)を加え、均一溶液を得た。該溶液に、活性炭(武田薬品工業株式会社製、精製白鷺)約0.2gを加え、同温度で25分間撹拌した。同温度でろ過することにより、ろ液を得た。ろ別された活性炭をエタノール10mlで洗浄し、得られた洗液と、先に得たろ液とを合一した。得られた溶液を40℃まで冷却し、トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロール マレイン酸塩の種晶を加えた。得られた混合物を0〜5℃まで冷却した後、2時間攪拌した。析出した結晶をろ過により分取し、該結晶を冷エタノール約10mlで洗浄し、乾燥させることにより、トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロール マレイン酸塩7.87gを白色固体として得た。収率は63%(トランス体基準)であった。
組成:トランス体99.5%、シス体0.1%未満
炭酸カリウム552.0g(4.0mol)とジグライム1500mlとの混合物を0〜20℃に保ちながら、そこに4−クロロフェノール283.1g(2.2mol)を加えて混合し、さらに臭化銅(I)5.74g(0.04mol)を加えた。得られた混合物を100℃に昇温し、そこに2−クロロフェニル酢酸90.3g(0.53mol)を加えた。得られた混合物を同温度で1時間攪拌した後、さらに2−クロロフェニル酢酸159.4g(0.93mol)を加えた。得られた混合物を120〜130℃で約8時間攪拌した後、高速液体クロマトグラフィー分析により反応終結を確認した。反応終了後の混合物を室温付近に冷却した後、そこに水約700mlと35重量%塩酸約650mlを順に加えた。水層のpHは1以下となった。得られた混合物に、さらに水約500mlを加え、トルエン400mlで1回、200mlで1回、順に抽出した。それぞれ得られた有機層を合一し、それを水500mlで3回、飽和食塩水500mlで1回、順に洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を部分濃縮して得られた残渣約400gにヘプタン100mlを滴下した。滴下中の混合物の内温は70℃程度であり、混合物中に結晶が析出した。滴下終了後の混合物を20〜25℃まで冷却し、結晶をろ過により分取し、ヘプタン/トルエン=1/1の混合溶媒100mlで洗浄し、減圧乾燥したところ、白色固体として、2−(2−(4−クロロフェノキシ)フェニル)酢酸245.6gを得た。収率は68.8%であった。
炭酸カリウム259.1g(1.88mol、粒状試薬品)、tert−ブチルメチルエーテル985ml、N,N−ジメチルホルムアミド493mlおよび硫酸ジエチル202.4g(1.31mol)を混合し、得られた混合物に、2−(2−(4−クロロフェノキシ)フェニル)酢酸328.4g(1.25mol)とN,N−ジメチルホルムアミド164mlの混合溶液を1時間かけて滴下した。滴下中の混合物の内温は25〜40℃であった。滴下終了後、得られた混合物を25℃で12時間攪拌し、高速液体クロマトグラフィーにより反応終結を確認した。そこに、水1642mlを徐々に滴下して反応を停止させた。滴下中の混合物の内温は25〜35℃であった。得られた混合物を分液し、有機層を水656mlと飽和食塩水495mlで順に洗浄した後、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を濃縮することにより、2−(2−(4−クロロフェノキシ)フェニル)酢酸エチルの粗製品366.4gを油状物として得た。
60重量%水素化ナトリウム62.5g(1.56mol、オイル混合物)とテトラヒドロフラン1280mlとを混合し、そこに、無水エタノール5.75g(0.125mol)を滴下した。滴下中の混合物の内温は23℃であった。そこに、参考例3で得た2−(2−(4−クロロフェノキシ)フェニル)酢酸エチルの粗製品366.4gとギ酸エチル208.4g(2.81mol)とテトラヒドロフラン366mlの混合溶液を1.5時間で徐々に滴下した。滴下中の混合物の内温は15〜25℃であった。得られた混合物を、同温度で、さらに約2.5時間攪拌した後、高速液体クロマトグラフィー分析により反応終結を確認した。得られた混合物を、35重量%塩酸163g(1.56mol)と水363mlの混合溶液に、ゆっくり滴下して混合した。得られた混合物を分液し、水層をトルエン366mlで抽出し、それぞれ得られた有機層を合一した。該有機層を飽和食塩水366mlで洗浄した後、濃縮することにより、2−(2−(4−クロロフェノキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアクリル酸エチル エステルの粗製品421gを油状物として得た。
参考例4で得た2−(2−(4−クロロフェノキシ)フェニル)−3−ヒドロキシアクリル酸エチル エステルの粗製品421gとピロリン酸1500gを混合し、得られた混合物を65℃〜74℃で約12時間攪拌し、高速液体クロマトグラフィーにて反応終結を確認した。得られた混合物を氷水1500mlと酢酸エチル730mlとの混合物に徐々に流入し、混合した。得られた混合物を40〜50℃で分液し、水層を酢酸エチル370mlで抽出し、それぞれ得られた有機層を合一した。該有機層を飽和食塩水360mlで1回、10重量%炭酸ナトリウム水溶液360mlで1回、飽和食塩水360mlで2回、順に洗浄した。上記洗浄は、全て40〜50℃で行った。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を濃縮することにより、油状物約399gを得た。該油状物と2−プロパノール420mlとを混合し、得られた混合物を攪拌しながら40℃から5℃まで徐々に冷却し、0〜5℃で約1時間した後、析出した結晶をろ過により分取し、該結晶を2−プロパノール50mlで洗浄し、乾燥させることにより、白色固体として(E)−2−クロロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸エチルが199.2g得られた。参考例3からの通算収率は53.0%であった。
(E)−2−クロロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸エチルの1H−NMRデータ δppm(in CDCl3):1.40(3H,t,J=7Hz)、4.39(2H,q,J=7Hz)、7.14〜7.40(6H,m)、7.51(1H,dd,J=7,1Hz),7.79(1H,s)
参考例5で得た(E)−2−クロロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸エチル190.8g(0.634mol)とニトロメタン387.2g(6.34mol)とを混合し、そこに、1,8−ジアゾビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン38.8g(0.254mol)を約5時間かけて4回に分けて滴下した。滴下中の混合物の内温は19〜27℃であった。得られた混合物を、さらに25℃で約13時間攪拌し、高速液体クロマトグラフィーにて反応終結を確認した。得られた混合物に、35重量%塩酸33.1gと水381mlの混合溶液を滴下した。滴下中の混合物の内温は、15〜20℃であった。得られた混合物に、メチルイソブチルケトン1360mlと水400mlとメタノール100mlを加えて攪拌し、分液した。得られた有機層を、メタノール/水=1/10(v/v)混合溶液300mlで2回、5重量%食塩水200mlで1回、順に洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、該処理後の有機層を高速液体クロマトグラフィーにて分析したところ、2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸エチルの生成比はトランス/シス=86/14であった。該有機層を全量約383gまで濃縮し、得られた濃縮残渣を57℃から11℃まで約24時間かけて冷却した。析出した結晶をろ過により分取し、該結晶をヘプタン/メチルイソブチルケトン=4/1混合溶液100mlで洗浄し、乾燥させることにより、トランス−2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸エチル160.5gを類白色結晶として得た。
組成:トランス体 99.3%、シス体 0.7%
組成:トランス体 99.3%、シス体 0.7%
2回の結晶取り出しによる合計収率は84.6%であった。
トランス−2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸エチルの1H−NMRデータ δppm(in CDCl3):1.06(3H,t,J=7Hz)、4.05(2H,q,J=7Hz)、4.09(1H,d−like,J=4Hz)、4.377〜4.45(2H,m)、4.55〜4.60(1H,m)、7.11〜7.36(7H,m)
テトラヒドロフラン904mlと水素化ホウ素ナトリウム24.6g(0.65mol、粉末状)の混合物に、参考例6で得たトランス−2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸エチル180.9g(最初に得た類白色結晶と後に得た淡黄色結晶との混合物、0.5mol、トランス/シス=99.3/0.7)を加えて混合した。窒素雰囲気下、得られた混合物に三フッ化ホウ素・テトラヒドロフラン錯体134.1g(45.5重量%、0.90mol)を約1時間30分間かけて滴下した。滴下中の混合物の内温は20〜26℃であった。得られた混合物を同温度で2時間攪拌した後、さらに40℃で約3時間攪拌した。反応混合物を氷水浴で冷却した後、内温5〜10℃でアセトン58gと水452mlを順に滴下た。得られた混合物に、トルエン542mlとメタノール180mlを加えて攪拌し、分液した。得られた有機層を、メタノール/水=1/10(v/v)混合溶液250mlで2回、10重量%食塩水300mlで順に洗浄後、得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、濃縮することにより、高粘性の液体として、トランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メタノールの粗製品158.1gを得た。
組成:トランス体 99.6%、シス体 0.4%
トランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メタノールの1H−NMRデータ δppm(in CDCl3):3.20〜3.35(1H,m)、3.40(1H,broad t,J=ca.10Hz)、3.71(1H,dd,J=10,5)、4.13(1H,ddd,J=8,7,4Hz)、4.60(1H,dd,J=13,7Hz)、4.76(1H,dd,J=13,8Hz)、7.05〜7.28(7H,m)
実施例5で得たトランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メタノールの粗製品158.0gとトルエン1272mlの混合物に、トリエチルアミン101.2g(1.0mol)を加えて混合し、そこに、メタンスルホニルクロリド63.0g(0.55mol)を1時間半かけて滴下した。滴下中の混合物の内温は10〜20℃であった。得られた混合物を、さらに同温度で1時間攪拌し、高速液体クロマトグラフィーにて反応終結を確認した。得られた反応混合物に、35重量%塩酸41.8gと水940mlの混合溶液を滴下し、得られた混合物を混合した後、分液した。得られた有機層を水320mlで2回洗浄して、トランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネートを含むトルエン溶液1385gを得た。高速液体クロマトグラフィー内標準法により分析したところ、該溶液にはトランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネートが190.0g含まれていた。実施例5からの通算収率は95.5%であった。
トランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネートの1H−NMRデータ δppm(in CDCl3):3.62(1H,m)、3.91(1H,broad t,J=ca.10Hz)、4.07(1H,ddd,J=7,7,4Hz)、4.33(1H,dd,J=10,5Hz)、4.58(1H,dd,J=13,7Hz)、4.75(1H,dd,J=13,7Hz)、7.10〜7.33(7H,m)
実施例6で得たトランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネートを含むトルエン溶液のうち1240g(含量170.0g、0.427mol)を約699gに濃縮した。1000ml容のオートクレーブ反応装置に、得られた濃縮残渣と2−プロパノール約750mlと展開ニッケル(川研ファインケミカル株式会社製 PL−9T(ウェット品))約20gを仕込み、気相部を水素雰囲気にした後、混合物を50〜67℃で約20時間攪拌した。反応中の水素圧は、約0.6Mpaであった。反応混合物に含まれる固体をろ別し、得られたろ液と10重量%水酸化ナトリウム水溶液130mlとを混合し、得られた混合物を25〜40℃で約1時間攪拌した。得られた混合物に10重量%水酸化ナトリウム水溶液約285mlを加えて混合物のpHを14とし、2−プロパノールを減圧留去した。得られた濃縮残渣を分液した後、水層をトルエンで抽出した。それぞれ得られた有機層を合一し、トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールを含む溶液約1449gを得た。該溶液を高速液体クロマトグラフィーにて分析したところ、トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールの含量は91.2gであり、収率は78%であった。
組成:トランス体 98.3%、シス体 1.7%
実施例7で得たトランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールを含む溶液の全量(含量:91.2g、0.335mol)を約700mlまで減圧濃縮した。そこに、37重量%ホルムアルデヒド水溶液54.3g(0.67mol)と88重量%蟻酸52.6g(1.00mol)を加え、得られた混合物を60℃で2時間攪拌した。反応終了後、得られた混合物を室温まで冷却し、そこに、10重量%水酸化ナトリウム水溶液400gを加えて分液した。水層をトルエン100mlで抽出し、それぞれ得られた有機層を合一した。得られた有機層を、水200mlとメタノール50mlの混合溶液、飽和食塩水200mlで順に洗浄した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水処理し、該処理後の有機層を濃縮することにより、トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールを含む固体296gを得た。
実施例8で得たトランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロールを含む固体の全量を酢酸エチル700mlに溶解させ、そこに、シュウ酸39.2g(0.436mol)を加え、得られた混合物を約60℃で約1時間加熱した後、25℃まで冷却した。析出した結晶をろ過により分取し、該結晶を酢酸エチルで洗浄した。得られた結晶を、10重量%水酸化ナトリウム水溶液400mlとトルエン500mlの混合物に加えて攪拌した。得られた混合物を分液した後、水層をトルエン200mlで1回、100mlで1回、それぞれ抽出し、得られた有機層を合一し、水200mlで2回、食塩水200mlで1回、それぞれ洗浄した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水処理し、濃縮することにより、高粘性の油状物として、精製トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロール91.7gを得た。実施例8からの通算収率は95.8%であった。
組成:トランス体 96.6%、シス体 1.5%
製造例3で得た精製トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロール91.0g(0.32mmol)に99.5%エタノール310ml、マレイン酸40.6g(0.35mol)を加え、得られた混合物を60℃まで昇温させ、均一溶液を得た。該溶液を−10℃まで18時間かけて冷却した。析出した結晶をろ過により分取し、該結晶を冷エタノール45mlで洗浄し、乾燥させることにより、トランス−5−クロロ−2,3,3a,12b−テトラヒドロ−2−メチル−1H−ジベンゾ[2,3;6,7]−オキセピノ[4,5−c]ピロール マレイン酸塩108.2gを白色固体として得た。回収率は84.6%であった。
組成:トランス体 100.0%、シス体 0%
Claims (18)
- 下記A〜Dで示される工程を含むトランス−ジベンゾオキセノピロール化合物またはその薬理的に許容される塩の製造方法。
工程A:式(II)
(式中、Rはフェニル基で置換されていてもよいアルキル基を表し、X1およびX2はそれぞれ同一または相異なって水素原子またはハロゲン原子を表す。)
で示される化合物を還元して式(III)
(式中、X1およびX2は上記と同じ意味を表す。)
で示される化合物を得る工程
工程B:式(III)で示される化合物を脱離基変換して式(IV)
(式中、X1およびX2は上記と同じ意味を表し、Yは脱離基を表す。)
で示される化合物を得る工程
工程C:式(IV)で示される化合物を水添反応に付して式(V)
(式中、X1およびX2は上記と同じ意味を表す。)
で示されるトランス−ジベンゾオキセノピロール化合物を得る工程
工程D:式(V)で示されるトランス−ジベンゾオキセノピロール化合物をメチル化して式(VI)
(式中、X1およびX2は上記と同じ意味を表す。)
で示されるトランス−ジベンゾオキセノピロール化合物を得る工程 - 還元が、水素化ホウ素化合物を用いて行われる反応である請求項1または3に記載の製造方法。
- 還元が、さらに、三フッ化ホウ素、ジメチル硫酸または硫酸を用いて行われる請求項8に記載の製造方法。
- 式(IV)においてYで示される脱離基が、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルカンスルホニルオキシ基、炭素数1〜6のパーフルオロアルカンスルホニルオキシ基またはベンゼンスルホニルオキシ基(該ベンゼン環上に炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基が置換していてもよい)である請求項4に記載の化合物。
- 式(IV)においてYで示される脱離基が、ハロゲン原子である請求項4に記載の化合物。
- 式(IV)においてYで示される脱離基が、アルカンスルホニルオキシ基である請求項4に記載の化合物。
- 脱離基変換にハロゲン化剤またはスルホン化剤を用いる請求項1または5に記載の製造方法。
- メチル化が、ホルムアルデヒドを用いて行われる反応である請求項1または7に記載の製造方法。
- メチル化が、さらに蟻酸を用いて行われる反応である請求項14に記載の製造方法。
- トランス−〔8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メタノール及びトランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メタノール
- トランス−〔8−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネート及びトランス−〔2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−イル〕メチル メタンスルホネート
- 2−クロロ−11−(ニトロメチル)−10,11−ジヒドロジベンゾ[b,f]オキセピン−10−カルボン酸のフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルエステル
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