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JP5153004B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

図柄変動前に当該入賞における乱数抽選の結果を事前に報知(暗示)するときに生じるトラブルが回避可能な、識別情報表示装置付のパチンコ遊技機に関する。
従来から、パチンコ遊技機には、遊技領域内の特定の入賞部{例えば、始動口又は通過口(ゲート)}に打球が流入したことに基づいて抽選を行い、この抽選結果を識別情報表示装置(例えば画像表示装置)に表示するものが広く親しまれており、近年では、表示結果が導出される間(識別情報変動中)に再度該入賞部に入賞したときにその入賞を記憶(保留)する形態が採用され、更に当該入賞に対する識別情報変動前に、変動結果(抽選結果)や変動態様(リーチの有無等)を報知又は暗示する表示を行うパチンコ遊技機が開発、販売されている。
また、最近では、上記のパチンコ遊技機に、いわゆる大当たり以外に遊技者に有利な状況を創出するものが販売されており、代表的なものとして、大当たり確率が通常時と異なる確率変動遊技や、始動口への入賞割合を変動させる変動短縮遊技(時短遊技)が付加されたものが知られている。
しかしながら、このような遊技機において、事前に変動結果や変動態様を報知する場合、確率が高確率から低確率に変動する際や変動短縮遊技が終了する際など、事前の変動結果及び/又は変動態様(保留したときの抽選結果)と実際の変動結果及び/又は変動態様とが異なる場合がある等の問題が生じる。例えば、確率変動遊技中で、保留二個目が当選で、保留四個目も当選だった場合、この保留四個目の当選は、確率変動中では当選であっても、通常時には非当選の場合がある。また、例えば、通常遊技中は、リーチアクションを伴う変動態様であった場合でも、確率変動遊技中や変動短縮遊技中では、リーチアクションを伴わない変動態様である場合がある。
特許第2972099号公報
本発明(1)は、
主制御装置、表示制御装置及び表示装置を有するパチンコ遊技機であって、
主制御装置が、
遊技領域内の特定の入賞部に打球が流入にしたことに基づいて乱数を取得する乱数取得手段と、
識別情報の変動開始条件が成立したことによって、乱数取得手段により取得した乱数に基づいて識別情報を所定時間変動させた後に停止させる識別情報変動制御手段と、
識別情報の変動開始条件成立まで、乱数取得手段により取得した乱数を記憶する保留記憶手段と、
当該乱数に基づく識別情報の変動開始前に、当該識別情報の変動結果及び/又は変動態様の事前報知に関する情報を表示制御装置側に送信する事前報知制御手段と
を有しており、ここで、事前報知制御手段により、ある乱数に係る前記事前報知に関する情報が送信された後であって、当該ある乱数に基づく識別情報の変動開始前までの期間において、遊技状態が変化し得るよう構成されており、
表示制御装置は、
事前報知制御手段からの前記事前報知に関する情報を受信したことを契機として、当該受信した情報に基づき表示装置上にて識別情報の変動結果及び/又は変動態様を事前に報知し得る事前報知実行手段を有しており、
事前報知実行手段は、
受信した前記事前報知に関する情報に基づき遊技状態が変化する予定であるか否かを事前判定すると共に、遊技状態が変化する予定であることが事前判定された場合には、以降、保留記憶手段にて新たに乱数が記憶されたことに起因して事前報知制御手段から前記事前報知に関する情報が送信されたとしても、当該送信された情報を無視する
ことを特徴とするパチンコ遊技機である。

本発明(1)によれば、遊技者の期待を裏切る報知を行うことを防止することができる。
まず、本特許請求の範囲及び本明細書中で用いられる用語の意義につき説明する。「特定の入賞部」とは、そこへの入賞が保留表示の対象となるような入賞部をいい、例えば、特別図柄作動口又はゲート、普通図柄作動口又はゲートを挙げることができる。「識別情報」とは、遊技者が視覚的に識別可能な一切の表示情報を指し、例えば、液晶による図柄(数字やキャラクタ等)やLED等のランプ(7セグやドット)を挙げることができる。「変動結果」とは、所定時間変動していた識別情報が、所定時間経過後に停止した結果、確定した識別情報をいう。「変動態様」とは、識別情報が変動を開始してから停止するまでの、識別情報の変動履歴をいう。「変動結果及び/又は変動態様に関する情報を報知する」とは、視覚的に報知する(例えば通常の報知とは異なった報知を行う、具体的には、画像の場合には、通常時と異なったキャラクタを登場させたり、ランプ等の場合には、点灯させたり色を変えたりする)ことに限定されず、他の五感による報知(例えば音や振動)も含む概念である。「遊技状況」とは、例えば、ある当選確率で当たりを抽選する通常遊技状態、通常状態における当選確率よりも高確率で当たりを抽選する確率変動遊技状態、通常遊技状態と同じ当選確率で当たりを抽選するが通常遊技状態よりも始動口に入賞易い状態となっている時間短縮遊技状態を挙げることができる。「遊技状況が切り替わる可能性がある」とは、遊技状況が実際に切り替わった場合(例えば、通常遊技状態から確率変動遊技状態に切り替わる場合)や、遊技状況が切り替わる可能性がある場合(例えば、当たりに当選することを契機として遊技状況が変化することが多いので、当たりに当選した場合)のいずれか又は両方をいう。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき説明する。但し、あくまで最良の形態であり、本発明が適用可能なパチンコ遊技機、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序や各ステップの処理を担う手段名等につき、以下の態様に限定されるものではない。
本発明が適用可能なパチンコ遊技機の一例を、図を参照しながら説明する。図1に示すように、該パチンコ遊技機は、外枠に対して前枠が回動可能に固定されている構成を採っている。該前枠には、遊技盤1を収容する収容枠が形成されており、この収容枠に遊技盤1が保持されている。該遊技盤には、内レール及び外レールにより区画された遊技領域が形成されており、この遊技領域に、特別図柄の表示を行う図柄表示部2−2及び保留球の表示を行う保留表示部2−1を有する図柄表示装置2、打球の流入を検知可能なセンサが取り付けられている通過口(普通図柄作動ゲート)3、打球の流入を検知可能なセンサが取り付けられている始動口(特別図柄作動口)4、特別遊技中に所定個数の入賞があるまで又は所定時間が経過するまで開放しつづける大入賞口5、遊技効果ランプとしてのサイドランプ6、いずれの入賞口にも入賞しなかった打球を遊技領域外に排出するためのアウト口7が設けられている。
図2は、該パチンコ遊技機の背面であり、主制御装置が搭載されている主制御装置(メイン基盤)30、表示制御装置(サブ基盤)40、賞球払出機構50(賞球タンク51、賞球レール53、賞球払出装置55)、賞球制御装置60などが、前枠裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
図3は、図1に示した図柄表示装置2の拡大図であり、図柄及び保留表示を具体的に示したものである。図3に示すように、図柄表示装置2には、前述したように保留表示部2−1と図柄表示部2−2とが形成されている。詳細後述するが、本態様では、保留表示部2−1に、保留されている数と当該変動態様を区分して報知可能に表示させる。図3に示された例で具体的に説明すると、4個の保留表示が存在するが、夫々、変動態様に対応した異なった表示内容(20−1〜20−4)となっている。例えば、当たりの信頼度の高い変動態様と対応した保留表示は、高い順に、○(20−1)、□(20−3)、△(20−4)、×(20−2)である。また、図柄表示部2−2には、複数の特別図柄が夫々ある時間変動した後に停止するまでの様子が表示される。例えば、図3では、すべての特別図柄が変動している状態、具体的には、3列の特別図柄10〜12が、すべて上から下に移動(変動)している様子が示されている。
図4(a)〜(d)は、保留表示部2−1における保留表示と図柄表示部2−2における特別図柄の変動表示の具体例を示したものである。まず、図4(a)は、保留表示に関しては、異なった表示態様である3個の保留表示(20−2、20−3、20−4)がされており、図柄表示に関しては、両端の二つが「7」で停止し、中央の図柄が上から下へ移動するようにリーチ変動している(このリーチ変動態様は、図17の変動パターン3や図18の変動パターン13に対応している)。次に、図4(b)は、保留表示に関しては、異なった表示態様である2個の保留表示(20−3、20−4)がされており、図柄表示に関しては、両端の二つが「7」で停止し、中央の図柄が自転するようなリーチ変動をしている(このリーチ変動態様は、図17の変動パターン7や図18の変動パターン17に対応している)。次に、図4(c)は、保留表示に関しては、1個の保留表示(20−4)がされており、図柄表示に関しては、両端の二つが「6」及び「7」で停止し、中央の図柄が上から下へ移動するようないわゆるダブルリーチ変動をしている(このリーチ変動態様は、図17の変動パターン5や図18の変動パターン15に対応している)。また、図4(d)は、保留表示に関しては、図4(a)〜(c)とは異なった表示態様である4個の保留表示21(当該保留に基づく図柄変動が開始される順に、1、2、3、4と番号付けされている)がされており、図柄表示に関しては、左だけ「7」で停止し、残る二つの図柄が同一数字を保ちながら一緒に回転しているリーチ変動を示している(このリーチ変動態様は、図17の変動パターン9や図18の変動パターン19に対応している)。尚、図4(d)、図4(b)、図4(c)、図4(a)の順に当たりの期待度が高く設定されている。
尚、保留表示に関しては、一般には、保留球の個数分だけ、図4(a)〜(c)に例示したような「○」などの記号、図4(d)に例示したような保留数に対応した1〜4の数字の他、キャラクタ等、遊技者が保留球の数を理解できるような表示内容を挙げることができる。
次に、図5に、本好適態様に係るパチンコ遊技機のブロック図の一例を示す。図5に示すように、主制御装置100は、始動入賞口入賞検出装置(始動口4)、各種遊技効果ランプ(例えばサイドランプ6)、大入賞口5、表示制御装置200と電気的に接続されており、更に、表示制御装置200と図柄表示装置2とが電気的に接続されている。以下、各構成要素につき説明する。まず、主制御装置100は、各入賞口へ入賞したか否かを判定する入賞判定手段110、当たりか否か及びそれに付随する図柄の変動態様を決定するための当たり決定手段120(これについては後述する)、表示制御装置200側に送信する各種コマンド(保留情報コマンド、図柄変動情報コマンド、図柄確定情報コマンド)を決定する表示コマンド決定手段130(これについても後述する)、該手段130で決定された各種コマンドを送信するための表示コマンド送信手段140、確率変動遊技制御手段150、変動短縮遊技制御手段160及び特別遊技制御手段170から構成される。
当たり決定手段120は、乱数取得条件{具体的には、始動口を通過したか否か、保留が一杯でないか否か等の、乱数(当選乱数、演出決定乱数)を取得するすべての条件を満足しているか否か}を判定する乱数取得条件判定手段121、現時点での遊技状況(通常状態、確率変動状態、時短状態等)を判定するための遊技状況判定手段122、当選乱数を取得する当たり乱数取得手段123、取得された当選乱数が、取得された当選乱数に基づく図柄変動開始直前における遊技状況下で当たりか否かを判定する当たり判定手段127、該手段127中に存在する当たり判定テーブル127a(通常遊技・変動短縮遊技中に「当たり」か「外れ」かを判定する際に参照する通常・変動短縮時判定テーブル127a−1、確率変動遊技中に「当たり」か「外れ」かを判定する際に参照する確率変動時判定テーブル127a−2)、変動開始条件成立まで、乱数(当選乱数、演出決定乱数)を記憶するための変動保留記憶手段124、図柄の変動態様や変動結果(停止図柄)を決定するための表示内容決定手段125(これについては後述する)、表示制御装置200側の図柄変動終了のタイミングをタイマで監視している図柄変動監視手段126から構成される。
表示内容決定手段125は、図柄の変動態様を決定するための変動パターン決定手段125a、当選乱数が当たりか否かを把握した上で、選択された変動パターンを時間管理することにより停止図柄を決定する停止図柄決定手段125bからなる。ここで、変動パターン決定手段125aは、始動口4に入賞した際に演出決定乱数を取得するためのパターン決定乱数取得手段125a−1、消化時点での遊技状況下で該乱数に基づき変動態様を決定する変動パターン選択手段125a−2、変動態様を決定する際に、遊技状況に対応した変動態様が記録されている変動パターンテーブル125a−2−1〔当選乱数が「当たり」時に変動態様を決定するために参照される当たり時変動パターンテーブル125a−2−1(a){通常遊技時でかつ「当たり」時に参照される通常遊技時判定テーブル125a−2−1(a1)、確率変動遊技時でかつ「当たり」時に参照される確率変動時判定テーブル125a−2−1(a2)、変動短縮遊技時でかつ「当たり」時に参照される変動短縮時判定テーブル125a−2−1(a3)}、当選乱数が「外れ」時に変動態様を決定するために参照される外れ時変動パターンテーブル125a−2−1(b){通常遊技時でかつ「外れ」時に参照される通常遊技時判定テーブル125a−2−1(b1)、確率変動遊技時でかつ「外れ」時に参照される確率変動時判定テーブル125a−2−1(b2)、変動短縮遊技時でかつ「外れ」時に参照される変動短縮時判定テーブル125a−2−1(b3)}〕から構成される。
表示コマンド決定手段130は、変動開始時に送信する図柄変動情報コマンド決定手段132、図柄変動監視手段126の許可を受け、変動終了時に送信する図柄確定情報コマンド決定手段133を有する。加えて、表示コマンド決定手段130は、当該入賞に基づく図柄表示が許可されていない状況下、当該入賞に基づく保留情報コマンドを決定するための保留情報コマンド決定手段131を有し、該手段131は、当該保留に係る当選乱数が、該乱数取得時の遊技状況において当たりか否かを判断する、当たり仮決定手段131a、該手段131aの結果に基づき、各遊技状況における判定テーブル(125a−2−1中の各種テーブル)から変動パターンを仮決定するための変動パターン仮決定手段131bを有する。
表示制御装置200は、主制御装置100側から送信された各種コマンドを受信するためのコマンド受信手段210、主制御装置100側からの変動態様コマンドを受け、具体的な変動態様(例えば予告を発生させるか否か)を決定するための変動パターン詳細決定手段221や具体的な変動態様を決定する際に用いられる変動内容詳細テーブル222を含む図柄表示制御手段220、保留表示制御手段230(これについては後述する)から構成される。
保留表示制御手段230は、保留表示を制御する手段であり、主制御装置100からの保留表示コマンドに基づき保留表示を行ったり、該保留表示コマンドの無効化を行ったり、その他の保留表示に関する一切の制御、例えば、リーチの種類により異なったキャラクタが表示されるよう制御等を行うものであり、どのように保留表示するかの詳細を決定する表示詳細決定手段231を有する。表示詳細決定手段231は、主制御装置100からのコマンドを識別するコマンド識別手段231a、当該保留より前に当たりが存在するか否かを確認する当たり保留確認手段231b−1と、当該保留より前に遊技状況が切り替わるタイミングが存在するか否かを確認する遊技状況変化確認手段231b−2とを有する、所定の場合に主制御装置100からの仮決定された変動パターンコマンドを無効化するコマンド内容無効化手段231bと、保留表示の詳細が記録されている表示内容詳細テーブル231cとから構成される。
次に、本好適態様に係る処理の内、主制御装置100側で行う処理の流れの一例を図6〜図11を参照しながら説明する。まず、図6は、主制御装置100が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図6に示すように、主制御装置100は、当たり決定処理300、特別遊技制御処理400、確率変動遊技制御処理500、変動短縮遊技制御処理600、賞球払出処理700の各処理をループして行っている。そして、各処理の条件が成立した際、当該処理を行うこととし、当該条件が不成立の場合には当該処理をスキップしている。各処理の概要を説明する(以下で詳述されている処理を除く)と、まず、特別遊技制御処理400は、当たり決定処理300により当たりとなった場合、特別遊技制御処理400が行う、大入賞口5が所定条件開放し続ける特別遊技(例えば、1回当たり10球入賞又は30秒経過後に閉じる動作を、大入賞口の特定領域を通過することにより、最大16回まで継続される)処理である。また、確率変動遊技制御処理500は、該当たり図柄が確率変動図柄であった場合、特別遊技終了後、確率変動遊技制御処理500が行う、当たりを引くまで当たりの当選確率が上がる確率変動遊技状況にする処理である。変動短縮遊技制御処理600は、確率変動遊技中に引いた当たり図柄が非確率変動図柄であった場合に、特別遊技終了後、変動短縮遊技制御処理600が行う、所定回数だけ、始動口に入賞し易くなる状態(例えば、普通図柄当選確率が上がったり、電動式始動口の開放時間が長くなる)にする処理である。賞球払出処理700は、すべての入賞口(始動口、大入賞口等)への入賞を受け、賞球払出制御手段が行う、所定個数の賞球払出処理である。尚、上記は典型的な処理の説明をしたに過ぎず、例えば、確率変動遊技処理又は変動短縮遊技処理の一方を備えたものでもよく、確率変動遊技処理に関しては、当たりを引くまででなく所定回数だけ継続するもの、どのような図柄でも該処理に入るもの、また、変動短縮遊技処理に関しては、通常状態から引いた非確率変動図柄での当たりに基づく特別遊技後に、変動短縮遊技制御処理が行われるもの等に関しても、本好適態様の応用例として考慮されるべきである。
次に、図7を参照しながら、本好適態様の当たり決定処理につき説明する。大別して、本当たり決定処理は、乱数取得条件判定処理(ステップ310)、図柄変動判定処理(ステップ350)及び特別遊技移行判定処理(ステップ380)からなる。以下では、図8〜11を参照しながら、これら処理につき詳述する。
まず、図8を参照しながら、本好適態様の乱数取得条件判定処理につき説明する。まず、ステップ311で、入賞判定手段110が、始動口4に入賞したか否かを確認する。そして、始動口4に入賞した場合には、ステップ313で、賞球カウンタに4を加算し、前述の賞球払出処理700にてカウンタ値に応じた賞球を賞球払出装置55が行う。次に、ステップ315で、乱数取得条件判定手段121が、始動口4に入賞したことに加え、始動口4に入賞した際に保留球上限内(例えば、当該入賞を含め4個以内)であることを確認した場合には、ステップ317で、当たり乱数取得手段123が、カウンタから当選乱数を取得し、また、ステップ319で、パターン決定乱数取得手段125a−1が、カウンタから演出決定乱数を取得する。その後、ステップ321で、変動保留記憶手段124中の保留球数メモリに1を加算し、更に、ステップ323で、該手段124中の保留エリアに、該当選乱数と演出決定乱数を格納する。そして、ステップ330で、表示コマンド決定手段130(特に保留情報コマンド決定手段131)が、保留情報コマンド決定処理を行った後、次の処理(保留情報コマンド処理)に移行する。尚、ステップ311及びステップ315でNoと判定されたときには、当該処理を終了し、次の処理に移行する。
次に、図9を参照しながら、本好適態様の保留情報コマンド決定処理につき説明する。まず、ステップ331で、当たり仮決定手段131aが、遊技状況判定手段122が判定した遊技状況に応じた、当たり判定テーブル127a中の対応テーブル(通常・変動短縮時判定テーブル127a−1又は確率変動時判定テーブル127a−2)を読み込む。そして、ステップ333で、当たり仮決定手段131が、該遊技状況下で該当選乱数が「当たり」か否かを仮決定する。これを受け、変動パターン仮決定手段131bが、「仮当たり」の場合は、ステップ335で、遊技状況に応じ、当たり時変動パターンテーブル125a−2−1(a)のいずれかのテーブル{通常遊技時判定テーブル125a−2−1(a1)、確率変動時判定テーブル125a−2−1(a2)、変動短縮時判定テーブル125a−2−1(a3)}を参照して、演出決定乱数に応じた「変動パターン」を仮決定し、また、「仮外れ」の場合は、ステップ337で、遊技状況に応じ、外れ時変動パターンテーブル125a−2−1(b)のいずれかのテーブル{通常遊技時判定テーブル125a−2−1(b1)、確率変動時判定テーブル125a−2−1(b2)、変動短縮時判定テーブル125a−2−1(b3)}を参照して、演出決定乱数に応じた「変動パターン」を仮決定する。尚、ここでの「仮」とは、当該保留情報が消化される前の遊技状況が当該保留情報が消化される際にも継続することを前提としたものであり、実際に当該保留情報が消化される時点で遊技状況が変化した場合には、仮決定された「当たり」が「外れ」となることがあり、また、仮決定された「変動パターン」も別の「変動パターン」に変化したりすることがあることを意味する。
その後、ステップ341で、表示コマンド送信手段140が、仮決定の段階での変動パターンコマンドを表示制御装置に送信し、次の処理(図柄変動判定処理)に移行する。
次に、図10を参照しながら、本好適態様の図柄変動判定処理を説明する。まず、当たり決定手段120が、保留球数が0でないこと、即ち、保留があることの確認(ステップ351)及び当該保留球に関して図柄変動許可が下りていること(即ち、特別遊技中であったり図柄変動中であったりしないか)の確認(ステップ353)をした後、ステップ355で、遊技状況判定手段122が判定した現時点での遊技状況に対応する当たり判定テーブル127aのいずれかのテーブル(通常・変動短縮時判定テーブル127a―1又は確率変動時判定テーブル127a−2)を再度読み込む。そして、ステップ357で、当たり決定手段120が、当該保留球に係る当選乱数が「当たり」か否かを決定する。「当たり」である場合は、ステップ359で、当たりフラグをオンにし、そして、ステップ361で、変動パターン決定手段125aが、該遊技状況に応じ、当たり変動パターンテーブル125a−2−1(a)のいずれかのテーブル{通常遊技時判定テーブル125a−2−1(a1)、確率変動時判定テーブル125a−2−1(a2)、変動短縮時判定テーブル125a−2−1(a3)}を参照して、変動パターン選択演出決定乱数に応じた「変動パターン」を決定する。その後、ステップ365で、停止図柄決定手段125bが、当たり図柄をセットする。また、「外れ」の場合は、ステップ363で、該遊技状況に応じ、外れ時変動パターンテーブル125a−2−1(b)のいずれかのテーブル{通常遊技時判定テーブル125a−2−1(b1)、確率変動時判定テーブル125a−2−1(b2)、変動短縮時判定テーブル125a−2−1(b3)}を参照して、演出決定乱数に応じた「変動パターン」を決定する。その後、ステップ367で、停止図柄決定手段125bが、外れ図柄をセットする。次に、ステップ369で、表示コマンド送信手段140が、変動パターンコマンドを表示制御装置200に送信する。そして、ステップ371で、図柄変動禁止フラグをオンすることで、当該保留球に係る図柄変動が終了するまで、以後の保留球に係る図柄変動判定処理を禁止し、ステップ373で、図柄変動情報コマンド決定手段132が図柄変動開始情報を表示制御装置200に送信すると共に、図柄変動タイマ(図柄変動監視手段125のタイマ)をセットした後、次の処理(特別遊技移行判定処理)に移行する。尚、ステップ351及びステップ353でNoと判定されたときには当該処理を終了し、次の処理に移行する。
次に、図11を参照しながら、本好適態様の特別遊技移行判定処理につき説明する。まず、ステップ381で、図柄変動タイマが規定値(これは図柄変動態様により異なる)に達したかの確認を行い、規定値に達した場合、ステップ383で、図柄確定情報コマンド決定手段133が、表示制御装置200に図柄確定コマンドを送信する。そして、表示制御装置200上で図柄変動が終了した後、主制御装置100は、ステップ385で、当たりフラグがオンか否かを判断し、当たりフラグがオンの場合は、ステップ387で特別遊技移行フラグをオンに、他方、当たりフラグがオフの場合は、主制御装置100は、ステップ389で、図柄変動禁止フラグをオフにし、次の保留球に関する図柄変動判定処理を行うことが可能な状態にし、次の処理(特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ381でNoと判定されたときには当該処理を終了し、次の処理に移行する。
次に、本好適態様に係る処理の内、表示制御装置200側で行う処理の流れを図12〜図14を参照しながら説明する。まず、図12は、表示制御装置200が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図12に示すように、表示制御装置200は、コマンド受信処理500、保留表示制御処理600、図柄変動制御処理700、各種表示制御処理800の各処理をループして行っている。そして、各処理の条件が成立した際、当該処理を行うこととし、当該条件が不成立の場合には当該処理をスキップしている。各処理の概要を説明する(以下で詳述されている処理を除く)と、まず、図柄変動制御処理700は、主制御装置100からの図柄変動に係る各種コマンド(図柄変動コマンド、停止図柄コマンド、図柄変動情報コマンド、図柄確定情報コマンド)に従い、図柄表示装置2上で特別図柄が所定時間変動した後に停止するよう表示させる処理を行う。また、各種表示制御処理800は、例えば、賞球払出の際に遊技効果ランプが点滅するような処理を行う。
次に、図13を参照しながら、本好適態様のコマンド受信処理につき説明する。まず、ステップ501で、コマンド受信手段210が、主制御装置100からコマンドを受信したか否かの判定を行い、コマンド受信が確認された場合、ステップ503及びステップ507で、保留情報コマンド又は図柄関連コマンド(例えば、図柄変動コマンド、図柄変動情報コマンド、図柄確定情報コマンド)か否かの判定を行い、保留情報コマンドの場合には保留表示フラグをオンにし(ステップ505)、図柄関連コマンドの場合は図柄関連表示フラグをオンにし(ステップ509)、これら以外のコマンドの場合はその他表示フラグをオンにし(ステップ511)、次の処理(保留表示制御処理)に移行する。尚、ステップ501でNoと判定された場合には当該処理を終了し、次の処理に移行する。
次に、図14を参照しながら、本好適態様の保留表示制御処理につき説明する。まず、ステップ601で、保留表示フラグがオンであるか否かを判断する。保留表示フラグがオンの場合は、ステップ603で、当該保留球に係る保留情報コマンドを展開する。次に、ステップ605で、当たり保留確認手段231b−1が、表示制御装置200の保留情報記録手段中に記録されている、当該保留球以前の保留情報(当たり情報)を読み込む。そして、ステップ607で、当たり保留確認手段231b−1が、当該保留以前に当たりデータが存在しているか否かを判定し、当たりデータが無い場合には、次に、ステップ609で、遊技状況変化確認手段231b−2が、遊技状況切替タイミングが存在するか否かを判定する。そして、当該保留球以前の保留情報中に当たりデータも遊技状況切替タイミングも存在しない場合には、ステップ613で、主制御装置100から受信した保留情報コマンド(仮決定された当たり及び変動態様に従い決められた保留情報コマンド)のデータをセットする。そして、ステップ615で、保留表示制御手段230が、当該保留情報は「仮当たり」であるか否かを判定し、「仮当たり」である場合には、ステップ617で、保留表示制御手段230が、前記保留情報記録手段に当たりデータをセットする。その後、ステップ619で、保留表示制御手段230は、データに応じた保留表示制御を行い、次の処理(図柄変動制御処理)に移行する。尚、ステップ615でNoと判定された場合は、ステップ619の処理を行い、同じく次の処理に移行する。
他方、ステップ607で当該保留以前の保留情報中に当たりデータがある場合と、ステップ609で当該保留以前の保留情報中に遊技状況切替タイミングが存在する場合には、ステップ611で、コマンド内容無効化手段231bは、主制御装置100から受信した保留情報コマンド(仮決定された当たり及び変動態様に従い決められた保留情報コマンド)を無視し、その代わりに、外れ保留情報表示データ(例えば、当たりに対応した表示や高期待度の変動態様に対応した表示でない、遊技者に期待を抱かせないような表示に係るデータ)をセットする。そして、前述したステップ615〜ステップ619の処理を行った後、次の処理(図柄変動処理)に移行する。尚、ステップ601でNoと判定された場合には当該処理を終了し、次の処理に移行する。
以上のように、上記態様においては、主制御装置100側からの保留情報コマンドを受けて保留情報を表示する際、当該保留以前に当たりや遊技状況切替タイミングが存在している場合には、該保留情報を無視するという手段を講じている。この態様によれば、事前に変動結果や変動態様を報知する場合、確率が高確率から低確率に変動する際や変動短縮遊技(時短遊技)が終了する際など、事前に報知した変動結果及び/又は変動態様と、実際の変動結果及び/又は変動態様とが異なるといった、遊技者の期待を裏切る報知を行うことを防止することができる。これにより、期待を裏切る表示を行うことによって生じる遊技店と遊技者とのトラブルを確実に防止することができる。
次に説明する別態様は、記憶時の遊技状況と当たり又は切換後遊技状況とを比較し、記憶時の遊技状況が通常遊技・時間短縮遊技のいずれかであり、当たり又は切換後遊技状況も通常遊技・時間短縮遊技のいずれかであるような場合には、当該保留より前に当たりが存在したり遊技状況が切り替わっても、主制御装置100側からの保留情報コマンドに従って保留情報を表示させても差し支えないように構成することにより、保留情報を無視する状況の減少が図られている。
まず、図15に、別態様におけるパチンコ遊技機のブロック図を示す。上記で説明した態様と比較すると、相違点は、保留情報コマンド決定手段131が、仮決定された変動パターンをグループ化するための変動パターングループ化手段131cを有する点、保留表示制御手段230が、保留表示に関する情報を一時的に記録する保留表示記録手段231b−3と、遊技状態が切り替わる可能性がある状態を経過した時に遊技状況を判定する遊技状況再判定手段231b−4とを有する点である。
次に、主制御装置側100で行う処理の内、上記で説明した態様と異なる処理につき説明する。別態様において重要なステップは、図16(保留情報コマンド決定処理のフローチャート)中のステップ339であるので、このステップを中心に説明することとする。ステップ339では、ステップ335及びステップ337において仮決定された変動パターンに基づき、変動パターングループ化手段131cが、該変動パターンが属するグループを割り当てる。
ここでポイントとなるのは、どのような遊技状況であっても、同一グループ内では変動テーブル選択値数が共通化するよう、変動パターンテーブルを構成している点である。具体的に説明すると、図17及び図18に示すように、変動パターンテーブル125a−2−1は、外れテーブル125a−2−1(b)と当たりテーブル125a−2−1(a)を有する。そして、外れテーブル125a−2−1(b)は、保留球が所定個数未満(例えば3個未満)の場合に参照される通常遊技(A)時テーブル125a−2−1(b1)、保留球が所定個数以上(例えば3個以上)の場合に参照される通常遊技(B)時テーブル125a−2−1(b1)、確率変動時テーブル125a−2−1(b2)及び変動短縮時テーブル125a−2−1(b3)とから構成されており、かつ、複数の変動パターン(例えば、当たりの期待度が同一であるか比較的期待度が近似している変動パターン)がグループ化されており、遊技状況に関わらず、各グループには同一範囲の演出決定乱数が対応する(変動テーブル選択値数を共通化する)よう構成されている(但し、グループ内の個々の変動パターンに関しては、遊技状況により異なった範囲の演出決定乱数が対応している)。例えば、通常遊技(A)時テーブル125a−2−1(b1)と時間短縮遊技時テーブル125a−2−1(b3)とを比較すると、いずれも、グループA内では同一範囲(0〜180)の演出決定乱数となるよう構成されている。但し、グループAに属する変動パターン1及び2に関しては、遊技状況により、異なった範囲の演出決定乱数が対応している。尚、当たりテーブル125a−2−1(a)の場合も、遊技状況に関わらず、グループ内では同一範囲の演出決定乱数となるよう構成されているが、外れテーブルと異なり、グループ内に属するすべての変動パターンに関しても、遊技状況により、同一範囲の演出決定乱数が対応している。以上のような構成を採ることにより、仮に保留情報を表示制御装置200に送信した後に遊技状況が変わったとしても、グループに対応した保留表示をしておけば、切り替える頻度が減少する。
その後、ステップ341で、表示コマンド送信手段140が、仮決定の段階での当たり・外れコマンド及び仮決定の段階でのグループ化コマンドを表示制御装置200に送信する。尚、図19は、どのようなコマンド形態で保留情報コマンドを表示制御装置200側に送信するのかを示したものである。図19に示すように、コマンド形態に関しては、0ビット目から4ビット目までの該5ビットがコマンドグループ設定に関するコード、5ビット目が「当たり」か「外れ」かを示すコード、6ビット目及び7ビット目が保留情報コマンドであることを識別するための識別コードである。例えば、変動パターンAグループ外れについては、「01000001」(図左から)というコマンドが送信される。
次に、表示制御装置200側で行う処理の内、上記で説明した態様と異なる処理につき説明する。まず、図20は、本態様の表示制御装置200が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図19との違いは、保留表示制御処理600と図柄変動制御処理700の間に、保留情報再書換処理650が存在する点である。この処理については後述する。
そこで、図21を参照しながら、本態様の保留表示制御処理を説明する。まず、ステップ601で、保留表示フラグがオンであるか否かを判断する。保留表示フラグがオンの場合は、ステップ603で、当該保留球に係る保留情報コマンドを展開する。次に、ステップ605で、当たり保留確認手段231b−1が、表示制御装置200の保留記録手段中に記録されている、当該保留球以前の保留情報(当たり情報)を読み込む。そして、ステップ607で、当たり保留確認手段231b−1が、当該保留以前に当たりデータが存在しているか否かを判定し、当たりデータが無い場合には、次に、ステップ608で、遊技状況変化確認手段231b−2が、所定遊技状況切替タイミング(通常遊技状態→確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態→確率変動遊技状態、確率変動遊技状態→通常遊技状態、確率変動遊技状態→時間短縮遊技状態)が存在するか否かを判定する。そして、当該保留球以前の保留情報中に当たりデータも所定遊技状況切替タイミングも存在しない場合には、ステップ613で、主制御装置100から受信した保留情報コマンド(仮決定された当たり及び変動態様に従い決められた保留情報コマンド)のデータをセットする。そして、ステップ615で、保留表示制御手段230が、当該保留情報は「仮当たり」であるか否かを判定し、「仮当たり」である場合には、ステップ617で、保留表示制御手段230が、前記保留記録手段に当たりデータをセットする。その後、ステップ619で、保留表示制御手段230は、データに応じた保留表示制御を行い、次の処理(保留情報再書換処理)に移行する。尚、ステップ615でNoと判定された場合は、ステップ619の処理を行った後、同じく次の処理に移行する。
他方、ステップ607で当該保留以前の保留情報中に当たりデータがある場合と、ステップ608で当該保留以前の保留情報中に所定遊技状況切替タイミングが存在する場合には、ステップ610で、保留表示制御手段230は、当該コマンドデータ(仮決定された当たり及び変動態様に従い決められた保留情報コマンド)を保留表示記録手段231b−3に記録する。その後、ステップ611で、コマンド内容無効化手段231bは、主制御装置100から受信した当該保留情報コマンドを無視し、その代わりに、外れ保留情報表示データ(例えば、当たりに対応した表示や高期待度の変動態様に対応した表示でない、遊技者に期待を抱かせないような表示に係るデータ)をセットする。その後、ステップ621で、保留表示制御手段230は、強制変更フラグをオンにする。以後は、前述したステップ615〜ステップ619の処理を行った後、次の処理(保留情報再書換処理)に移行する。尚、ステップ601でNoと判定された場合には当該処理を終了し、次の処理に移行する。
次に、図22を参照しながら、本態様に係る保留情報再書換処理を行う。まず、ステップ651で、保留表示制御手段230は、強制フラグがオンか否かを判定する。次に、ステップ653で、保留表示制御手段230は、ステップ607で確認された「当たり」又はステップ608で確認された「遊技状況の切替タイミング」が完了したか否かを判定する。そして、当該「当たり」又は当該「遊技状況の切換」が完了したと判断した場合、ステップ655、ステップ657及びステップ659で、遊技状況再判定手段231b−4は、記憶時と当たり・切換後のいずれにおいても、遊技状態が確率変動遊技状態であるか又は通常遊技状態・時間短縮遊技状態であるか否かを判定する。そして、記憶時と当たり・切換後の両方で、確率変動遊技状態又は通常遊技状態・時間短縮遊技状態であると判定された場合、保留表示制御手段230は、該保留表示記録手段231b−3中に記録されていた当該保留データ(即ち、主制御装置100から受信した保留情報コマンド)を読み込み、ステップ663で、保留表示制御手段230は、当該保留表示(外れ保留情報表示)を、読み出した保留データ(主制御装置100から受信した保留情報コマンドに基づく保留情報表示)に書き換え、次の処理(図柄変動制御処理)に移行する。尚、ステップ651、ステップ653及びステップ659でNoと判定された場合には当該処理を終了し、次の処理に移行する。
以上のように、本態様においては、主制御装置100側からの保留情報コマンドを受けて保留情報を表示する際、当該保留以前に当たりや所定の遊技状況切替タイミングが存在している場合には、該保留情報を無視するという手段を講じている。この態様によれば、事前に変動結果や変動態様を報知する場合、確率が高確率から低確率に変動する際や変動短縮遊技(時短遊技)が終了する際など、事前に報知した変動結果及び/又は変動態様と、実際の変動結果及び/又は変動態様とが異なるといった、遊技者の期待を裏切る報知を行うことを防止することができる。これにより、期待を裏切る表示を行うことによって生じる遊技店と遊技者とのトラブルを確実に防止することができる。これに加えて、本態様においては、記憶時の遊技状況と当たり又は切換後遊技状況とを比較し、記憶時の遊技状況が通常遊技・時間短縮遊技のいずれかであり、当たり又は切換後遊技状況も通常遊技・時間短縮遊技のいずれかである場合には、当たりの存在又は遊技状況の切り替わりで一旦無効化された主制御装置100側からの保留情報コマンドを復活させ、保留情報を無視する状況の減少が図られる結果、遊技者をより興奮させる表示が行われることとなる。
図1は、本発明が適用可能なパチンコ遊技機の一例の正面図である。 図2は、本発明が適用可能なパチンコ遊技機の一例の背面図である。 図3は、本発明が適用可能なパチンコ遊技機の一例における、図柄表示装置の表示画面の拡大図である。 図4(a)〜(d)は、図柄表示装置上の保留表示と変動態様の様子を示したものである。 図5は、本発明の好適な態様のブロック図の一例である。 図6は、本発明の好適な態様で行われる、主制御装置側での典型的な流れの一例を示したフローチャートである。 図7は、本発明の好適な態様で行われる当たり決定処理の一例を示したフローチャートである。 図8は、本発明の好適な態様で行われる乱数取得条件判定処理の一例を示したフローチャートである。 図9は、本発明の好適な態様で行われる保留情報コマンド決定処理の一例を示したフローチャートである。 図10は、本発明の好適な態様で行われる図柄変動判定処理の一例を示したフローチャートである。 図11は、本発明の好適な態様で行われる特別遊技移行判定処理の一例を示したフローチャートである。 図12は、本発明の好適な態様で行われる、表示制御装置側での典型的な流れの一例を示したフローチャートである。 図13は、本発明の好適な態様で行われるコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 図14は、本発明の好適な態様で行われる保留表示制御処理の一例を示したフローチャートである。 図15は、本発明の好適な態様(別態様)のブロック図の一例である。 図16は、本発明の好適な態様(別態様)で行われる保留情報コマンド決定処理の一例を示したフローチャートである。 図17は、本発明の好適な態様(別態様)で用いられる外れ時の変動パターンテーブルの一例である。 図18は、本発明の好適な態様(別態様)で用いられる当たり時の変動パターンテーブルの一例である。 図19は、本発明の好適な態様(別態様)における保留情報コマンドのコマンド形態の一例を示す。 図20は、本発明の好適な態様(別態様)で行われる、表示制御装置側での流れの一例を示したフローチャートである。 図21は、本発明の好適な態様(別態様)で行われる保留表示制御処理の一例を示したフローチャートである。 図22は、本発明の好適な態様(別態様)で行われる保留情報再書換処理の一例を示したフローチャートである。
1 遊技盤
2 図柄表示装置
2−1 保留表示部
2−2 図柄表示部
3 通過口(普通図柄作動ゲート)
4 始動口(特別図柄作動口)
5 大入賞口
6 サイドランプ
7 アウト口
10〜12 図柄
20−1〜4、21 保留表示
30 メイン基盤(主制御装置)
40 サブ基盤(表示制御装置)
50 賞球払出機構
51 賞球タンク
53 賞球レール
55 賞球払出装置
60 賞球制御装置

Claims (1)

  1. 主制御装置、表示制御装置及び表示装置を有するパチンコ遊技機であって、
    主制御装置が、
    遊技領域内の特定の入賞部に打球が流入にしたことに基づいて乱数を取得する乱数取得手段と、
    識別情報の変動開始条件が成立したことによって、乱数取得手段により取得した乱数に基づいて識別情報を所定時間変動させた後に停止させる識別情報変動制御手段と、
    識別情報の変動開始条件成立まで、乱数取得手段により取得した乱数を記憶する保留記憶手段と、
    当該乱数に基づく識別情報の変動開始前に、当該識別情報の変動結果及び/又は変動態様の事前報知に関する情報を表示制御装置側に送信する事前報知制御手段と
    を有しており、ここで、事前報知制御手段により、ある乱数に係る前記事前報知に関する情報が送信された後であって、当該ある乱数に基づく識別情報の変動開始前までの期間において、遊技状態が変化し得るよう構成されており、
    表示制御装置は、
    事前報知制御手段からの前記事前報知に関する情報を受信したことを契機として、当該受信した情報に基づき表示装置上にて識別情報の変動結果及び/又は変動態様を事前に報知し得る事前報知実行手段を有しており、
    事前報知実行手段は、
    受信した前記事前報知に関する情報に基づき遊技状態が変化する予定であるか否かを事前判定すると共に、遊技状態が変化する予定であることが事前判定された場合には、以降、保留記憶手段にて新たに乱数が記憶されたことに起因して事前報知制御手段から前記事前報知に関する情報が送信されたとしても、当該送信された情報を無視する
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
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