JP4868252B2 - ガラスランの取付け構造 - Google Patents
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Description
従来、ガラスラン110は、図6に示すように、ドアフレーム2のチャンネル103内に取付けられて、ドアガラス5の昇降を案内するとともにドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
ガラスラン上辺部115はドアフレーム上辺部2bに取付けられ、ガラスラン縦辺部114はドアフレーム縦辺部2aに取付けられている。ガラスラン上辺部115とガラスラン縦辺部114は型成形によってドアフレームコーナー部2hの形状に合わせて形成されたガラスランコーナー部112で接続している。
このとき、ドアアウターパネル2cのフランジ部分は、車外側側壁120と車外側カバーリップ123の間に挿入され、ドアインナーパネル2dとドア補強パネル2eのフランジ部分は、車内側側壁130と車内側カバーリップ133の間に挿入される。底壁140はドア補強パネル2eの平面部分で保持される。
ガラスランの本体は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略コ字形をなし、車外側側壁と車内側側壁の先端には、それぞれ本体の断面略コ字状の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設けるとともに、それぞれ本体の外側に向かって延出する車外側カバーリップと車内側カバーリップを設け、車外側シールリップと車内側シールリップによりドアガラスの車外側面及び車内側面をシールし、
ドアフレーム上辺部は、ドアフレームのドアアウターパネルのフランジ部分に車内側に凹んだ棚部を形成し、ドアフレーム縦辺部のうち少なくとも後側のドアフレーム縦辺部においては、ドアフレームのドアアウターパネルに上記の棚部は形成されず平面状に形成され、
ガラスラン上辺部では、車外側カバーリップはドアアウターパネルのフランジ部分を覆い、車外側カバーリップの先端は棚部に当接するように形成され、後側のガラスラン縦辺部では、車外側カバーリップの幅方向の長さはガラスラン上辺部の車外側カバーリップの幅方向の長さよりも短く形成され、車外側カバーリップの先端はドアアウターパネルの先端を覆い、先端に係止されるように形成され、
ガラスランコーナー部の車外側カバーリップでは、ガラスラン上辺部の車外側カバーリップからガラスラン縦辺部の車外側カバーリップまで車外側カバーリップの幅方向に長さを徐々に短く形成して、連続して接続することを特徴とするガラスランの取付け構造である。
ドアフレーム縦辺部のうち少なくとも後側のドアフレーム縦辺部においては、ドアフレームのドアアウターパネルに棚部は形成されず平面状に形成されたため、ドアアウターパネルの段差が無く、車外側カバーリップで覆われなくとも見栄えがよい。
ドアフレーム縦辺部のドアアウターパネルの先端が、車内側にヘヤピン状に折れ曲った折返し部を形成するため、後側のフレーム縦辺部の先端部の剛性をあげることができる。
ガラスラン縦辺部の車外側側壁の外面に車外側カバーリップと車外側保持リップを形成し、車外側保持リップがドアフレーム縦辺部の先端部の折返し部に係止されるため、車外側側壁が確実にドアフレームに保持されることができる。
図6は、自動車のフロントのドア1の正面図であり、図5は、ドア1のドアフレーム2に取付けるフロントドアのガラスラン10の正面図である。図6に示すように、ドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、ガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。
直線状部11は、ドアフレーム2のドアフレーム上辺部2bに取付けられるガラスラン上辺部15と、ドアフレーム2のリヤ側の縦辺部であるドアフレーム縦辺部2aに取付けられるガラスラン縦辺部14と、ドアフレーム2のフロント側縦辺部をなすディビジョンサッシュに取付けられる部分とからなる。
まず、ドアフレーム2について説明する。そしてガラスラン10のガラスラン縦辺部14について説明し、その後、ガラスラン上辺部15とガラスランコーナー部12について説明する。
ドアフレーム縦辺部2aの先端が、車内側にヘヤピン状に折れ曲った折返し部2gを形成している。このため、ドアフレーム縦辺部2aの先端部分の剛性をあげることができる。
ドアインナーパネル2dとドア補強パネル2eの形状は、ドアフレーム上辺部2bの部分と同様である。
ガラスラン10のガラスラン縦辺部14は、図1に示すように、本体が車外側側壁20と、車内側側壁30と、底壁40とから断面略コ字状に形成されている。後述のように、車内側側壁30が車外側側壁20よりも大きく、厚肉に形成され、断面略コ字形は、車内側が大きな非対称形に形成されている。
ガラスラン10の本体は、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる部分も縦辺部に取付けられる部分も基本的には、ほぼ同様な断面略コ字形の断面形状を有している。
車外側側壁20の先端付近から車外側シールリップ21が、上記本体の断面略コ字状の内側に向けて延設されている。また、車外側カバーリップ23が車外側側壁20の先端から車外方向にドアアウターパネル2cの先端を覆うように短く形成されている、
このため、車外側側壁20を確実にドアアウターパネル2cに係止することができるとともに、車外側側壁20とドアアウターパネル2cとの間をシールすることができる。
ドアガラス5が上昇して、ドアガラス5の上端がガラスラン10の本体の上辺部の内部に侵入したときに、ドアガラス5の上端の車外側の両面に、この車外側シールリップ21と後述する車内側シールリップ31が弾力的に当接して、ドアガラス5の先端とドアフレーム2の間をシールする。
底壁40のガラスラン10の本体の断面略コ字形の内面には、車外側シールリップ21と車内側シールリップ31と同様に低摺動部材を押出成形したり、ウレタン樹脂等の低摺動部材が塗布されたりしている。このため、ドアガラス5との摺動抵抗を減少させることができる。
車内側側壁30の先端から、車内側カバーリップ33が車内側側壁30の外面側、即ち、車内方向に車内側側壁30と平行に延設されている。この車内側カバーリップ32と車内側側壁30で、ドアインナーパネル2dの先端とドア補強パネル2eの先端が接合されたフランジ部分を挟持している。
車外側側壁20と車外側カバーリップ23の間にドアフレーム上辺部2bのドアアウターパネル2cのフランジ部分が挿入され、車外側カバーリップ23がその先端を覆い、ドアアウターパネル2cに形成された棚部2fに車外側カバーリップ23の先端が当接している。これにより、車外側カバーリップ23と車外側側壁20でドアアウターパネル2cのフランジ部分を挟持し、車外側カバーリップ23がドアアウターパネル2cに先端においてドアアウターパネル2cと同一平面をなすことができる。ガラスラン上辺部15において、ドアフレーム上辺部2bにはサンバイザー等が取り付けられることが多く、車外側カバーリップ23が車外側から見て目立つことが少ない。
ガラスランコーナー部12は、ガラスラン上辺部15とガラスラン縦辺部14を型成形により接続している。車内側側壁30、車内側シールリップ31と車内側カバーリップ33については、ガラスラン上辺部15とガラスラン縦辺部14の形状が同様であるため、容易に接続することができる。
車外側サブシールリップ22は、ガラスランコーナー部12で車外側側壁20の先端に当接して終了する。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫が行われる。熱可塑性エラストマーの場合は、冷却され固化される。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
合成ゴムの場合は、金型に注入した後に金型を加熱して加硫する。このとき、押出成形部分と型成形部分は同じ材料あるいは同種類の材料を使用しているため、加硫接着をすることができ、一体的に固着することができる。
2a ドアフレーム縦辺部
2b ドアフレーム上辺部
2c ドアアウターパネル
2d ドアインナーパネル
2e ドア補強パネル
10 ガラスラン
11 直線部
12 ガラスランコーナー部
14 ガラスラン縦辺部
15 ガラスラン上辺部
20 車外側側壁
21 車外側シールリップ
22 サブシールリブ
23 車外側カバーリップ
30 車内側側壁
31 車内側シールリップ
40 底壁
Claims (6)
- ドアガラスの昇降を案内するガラスランを自動車ドアのドアフレームの内周に取付けるガラスランの取付け構造であって、上記ガラスランは、押出成形により成形される直線状部と、型成形により成形され該直線状部を接続し上記ドアフレームコーナー部に装着されるガラスランコーナー部を有し、上記直線状部は、ガラスラン上辺部とガラスラン縦辺部を形成するとともに、上記ガラスラン上辺部は、ドアフレーム上辺部に装着され、上記ガラスラン縦辺部は、ドアフレーム縦辺部に装着されるガラスランの取付け構造において、
上記ガラスランの本体は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とからなる断面略コ字形をなし、上記車外側側壁と車内側側壁の先端には、それぞれ上記本体の断面略コ字状の内側に向かって延出する車外側シールリップと車内側シールリップを設けるとともに、それぞれ上記本体の外側に向かって延出する車外側カバーリップと車内側カバーリップを設け、上記車外側シールリップと車内側シールリップにより上記ドアガラスの車外側面及び車内側面をシールし、
上記ドアフレーム上辺部は、上記ドアフレームのドアアウターパネルのフランジ部分に車内側に凹んだ棚部を形成し、上記ドアフレーム縦辺部のうち少なくとも後ろ側のドアフレーム縦辺部においては、上記ドアフレームのドアアウターパネルに上記棚部は形成されず平面状に形成され、
上記ガラスラン上辺部では、上記車外側カバーリップは上記ドアアウターパネルのフランジ部分を覆い、上記車外側カバーリップの先端は上記棚部に当接するように形成され、上記後側のガラスラン縦辺部では、上記車外側カバーリップの幅方向の長さは上記ガラスラン上辺部の上記車外側カバーリップの幅方向の長さよりも短く形成され、上記車外側カバーリップの先端は上記ドアアウターパネルの先端を覆い、該先端に係止されるように形成され、
上記ガラスランコーナー部の車外側カバーリップでは、上記ガラスラン上辺部の車外側カバーリップから上記ガラスラン縦辺部の車外側カバーリップまで車外側カバーリップの幅方向に長さを徐々に短く形成して、連続して接続することを特徴とするガラスランの取付け構造。 - 上記ガラスランコーナー部の車外側カバーリップでは、上記ガラスラン上辺部の車外側カバーリップから上記後側のガラスラン縦辺部の車外側カバーリップまで車外側カバーリップの幅方向に長さを徐々に短く形成して、連続して接続するとともに、上記車外側カバーリップの先端が徐々に上記車外側側壁に近接して、上記ドアアウターパネルと上記車外側カバーリップの先端とが実質的に段差が無いように形成した請求項1に記載のガラスランの取付け構造。
- 上記後側のガラスラン縦辺部の車外側側壁の先端から、上記ドアガラスに当接するように上記ガラスランの本体の内方の斜め外側に向かって延出する車外側シールサブリップが形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用ガラスランの取付け構造。
- 上記後側のドアフレーム縦辺部は、上記ドアフレームのドアアウターパネルには上記棚部は形成されず平面状に形成されるとともに、先端が車内側にヘヤピン状に折れ曲った折返し部を形成し、
上記後側のガラスラン縦辺部の車外側側壁の外面から外側に突出するに車外側保持リップを形成し、該車外側保持リップが上記折返し部に係止される請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガラスランの取付け構造。 - 上記ガラスランの直線状部において、車外側シールリップ、車内側シールリップと底壁のドアガラスと当接する面に低摺動部材が設けられた請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガラスランの取付け構造。
- 上記ドアフレームコーナー部には、そのコーナー部において、切り欠き凹部が形成され、上記ガラスランコーナー部には、そのコーナー部において、リブが形成され、両者が凹凸嵌合されている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のガラスランの取付け構造。
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