JP4780984B2 - 基板搬送装置 - Google Patents
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Description
そこで、それらガラス基板を検査する種々の基板検査装置が周知になっている(例えば、特許文献1参照。)。
本発明の基板搬送装置は、基板の裏面に気体を吹き付けて前記基板を水平状態に支持する第1の浮上ステージと、該第1の浮上ステージの下流側に所定のスペースをおいて配置される第2の浮上ステージと、前記基板を保持して前記第1の浮上ステージから前記第2の浮上ステージに搬送する基板搬送機構と、前記第1の浮上ステージと前記第2の浮上ステージとのスペースの間に設けられ、前記基板の撓みを防止するローラと、を備え、前記ローラは、前記スペースの間に出没可能に設けられていることを特徴とする。
以下、本発明の第1実施形態における基板搬送装置である基板検査装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態としての基板検査装置1を示したものである。
基板検査装置1は、不図示の除振台の上に載せられる矩形状の基台2を備えている。
基台2の上面のうち、その幅方向Wの一端側(上流側)2aには、角柱状に延びる複数の枕木部3が、基台2の奥行方向Dに向けられて、幅方向Wに所定の間隔をおいて配置されている。そして、基台2の上面の他端側(下流側)2bにも、上記と同様に、複数の枕木部3が、基台2の奥行方向Dに向けられて、幅方向Wに所定の間隔をおいて配置されている。
この支持部26は、例えばリニアモータによって、ガイドレール25の上を往復移動するようになっている。
また、対物レンズ35に対向する第1および第2のステージ10,11の裏側には、高さ方向Hの上方に向けて照明光を照射する透過照明部37が設けられている。透過照明部37は、スペース15内において対物レンズ35とともに移動可能に構成されている。そして透過照明部37は、対物レンズ35が設けられている方向と反対方向の水平アーム部30cの端部に移動すると、その対物レンズ35とともに移動することにより、スペース15から外れて奥行方向Dに退避する退避位置Kに配されるようになっている。
なお、初期状態においては、支持部26は第1のステージ10側に配され、また、透過照明部37は退避位置Kに、顕微鏡33は水平アーム部30cの退避位置K側の端部に配され、さらに、ローラ40は閉鎖位置Lに配されているものとする。
まず、不図示の搬送装置によって、ガラス基板13を第1のステージ10の天面6aに載置する。この状態で、エア送風装置を駆動すると、エアノズル孔20にエアが送られて、これらエアノズル孔20から上方に向けてエアが噴出する。このエアによってガラス基板13が上方に押圧されて、これによりガラス基板13が天面6aから一定の高さに浮上して、天面6aと非接触の状態になる。この状態から、エア吸引装置を駆動すると、基板吸着パッド部材27から空気が吸引されて、ガラス基板13の縁部が基板吸着パッド部材27に吸着される。これにより、ガラス基板13が片持ち支持される。なお、このときエアノズル孔20からエアが噴出されていることから、ステージ面とガラス基板13との間のエア層により、ガラス基板13が水平に浮上し、天面6aに接触するのが防止される。
ここで、搬送途中において、ガラス基板13の移動方向の先端部13aが第1のステージ10からスペース15上に差し掛かったとき、従来であれば、ガラス基板13の先端部13aが撓んでしまい、スペース15内に没してしまうおそれがあったが、本実施形態においては、以下のようにしてガラス基板13の端部の撓みが防止される。
また、スペーサをローラ40としたので、ガラス基板13の搬送途中において、ガラス基板13の裏面が擦れて傷付けられるのを防止することができる。
さらに、ローラ40がピーク樹脂からなっているので、搬送途中にガラス基板13の裏面が傷つけられるのが防止されるとともに、ローラ40の耐久性を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5から図8は、本発明の第2の実施形態を示したものである。
図5から図8において、図1から図4に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、以下の点において異なるものとなっている。
ベース部材48は、連結板51を介して、第2のステージ11の裏面7bに設けられた枕木部3に取り付けられている。ベース部材48の長さ方向の両端には、ベース被係合部49が設けられている。
一方、垂直エアシリンダ59からエア吸引すると、図8に示すように、取付板50を介して、ローラ40が下方に移動し、この状態から、水平エアシリンダ58からエアを吸引すると、中間部材47が反対方向に移動し、ローラ40が、スペース15の開口から没して透過照明の邪魔にならない開放位置Mに退避される。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図9および図10は、本発明の第3の実施形態を示したものである。
この実施形態と上記第2の実施形態とは基本的構成は同一であり、以下の点において異なるものとなっている。
枕木部3の長さ方向の両端には、高さ方向Hに向けられたベース被係合部49が設けられている。
また、基盤板部47aは、高さ方向Hに向けて立てられており、その長さ方向の両端には、基盤係合部53が設けられている。これら基盤係合部53が、ベース被係合部49に係合することにより、中間部材47は、高さ方向Hに往復移動可能に支持されている。
また、取付板50は、裏面7bに沿って寝かされて配置され、その長さ方向の両端には、取付係合部56が設けられている。これら取付係合部56が、直交被係合部54に係合することにより、取付板50は、幅方向Wに往復移動可能に支持されている。この取付板50の天面に、L字支持部材41の基端部の裏面が取り付けられている。
一方、スペース15を開放するには、図10に示すように、まず、中間部材47を下方に移動させて、それから取付板50を介してL字支持部材41を反対方向に移動させる。これにより、ローラ40が、スペース15の開口から没して透過照明の邪魔にならない開放位置Mに退避される。
また、上記第1から第3の実施形態において、第1ステージ構成部材6および第2ステージ構成部材7の設置数に応じて、ローラ40を複数設けるとしたが、これに限ることはなく、その設置数や長さ寸法は適宜変更可能である。例えば、ローラ40を間引きしてもよい。また、第1および第2のステージ10,11の奥行方向Dの両端にわたって延びるローラ40を一本設けるようにしてもよい。
さらに、これらローラ40のように回転するものでなく、固定されたものであってもよい。但し、ローラ40のように回転させた方が、ガラス基板13の損傷防止の観点から好ましいのは上述の通りである。
さらに、ガラス基板13を片持ち支持するとしたが、これに限ることはなく、支持部26を第1および第2のステージ10,11の両サイドに設け、ガラス基板13を両持ち支持するようにしてもよい。
また、顕微鏡33によって、拡大像を得るとしたが、これに限ることはなく、スペース15に沿って、CCDカメラ等を走査させて、画像データを処理することにより、検査するようにしてもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
6a 天面(表面)
6b 裏面
7a 天面(表面)
7b 裏面
10 第1のステージ
11 第2のステージ
13 ガラス基板(基板)
15 スペース
20 エアノズル孔(浮上手段)
23 基板搬送機構
26 支持部
33 顕微鏡(観察手段)
37 透過照明部
40 ローラ(スペーサ)
41 L字支持部材(スペーサ支持部材)
42 軸受
43 回転棒
47 中間部材
48 ベース部材
50 取付板
51 連結板
L 閉鎖位置
M 開放位置
Claims (3)
- 基板の裏面に気体を吹き付けて前記基板を水平状態に支持する第1の浮上ステージと、
該第1の浮上ステージの下流側に所定のスペースをおいて配置される第2の浮上ステージと、
前記基板を保持して前記第1の浮上ステージから前記第2の浮上ステージに搬送する基板搬送機構と、
前記第1の浮上ステージと前記第2の浮上ステージとのスペースの間に設けられ、前記基板の撓みを防止するローラと、
を備え、
前記ローラは、前記スペースの間に出没可能に設けられていることを特徴とする基板搬送装置。 - 基板の裏面に気体を吹き付けて前記基板を水平状態に支持する第1の浮上ステージと、
該第1の浮上ステージの下流側に所定のスペースをおいて配置される第2の浮上ステージと、
前記基板を保持して前記第1の浮上ステージから前記第2の浮上ステージに搬送する基板搬送機構と、
前記第1の浮上ステージと前記第2の浮上ステージとのスペースの間に設けられ、前記基板の撓みを防止するローラと、
前記第1の浮上ステージと前記第2の浮上ステージとのスペースの間に配置され、前記基板を観察するための透過照明と、
を備え、
前記ローラは、前記基板の観察の際に、前記透過照明に邪魔にならない位置に退避することを特徴とする基板搬送装置。 - 前記ローラは前記基板が前記スペースを跨いで搬送される際に、前記スペースの少なくとも一部を埋めるように出現することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の基板搬送装置。
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