JP2008076079A - 基板検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】透過照明を用いて検査を精度良く行えるようにする。
【解決手段】基板検査装置の基板ホルダ3は、ホルダ枠11の開口部12を覆うようにガラス板15が装着されている。ガラス板15には、複数の貫通孔20が設けられており、貫通孔20の形成位置に合わせて桟21がガラス板15の下側面側に渡されている。桟21は、一対の帯状板22の間にブロック23を挟んだ構成を有し、ブロック23に基板Wを吸着保持するための吸着装置17が固定されている。
【選択図】図4
【解決手段】基板検査装置の基板ホルダ3は、ホルダ枠11の開口部12を覆うようにガラス板15が装着されている。ガラス板15には、複数の貫通孔20が設けられており、貫通孔20の形成位置に合わせて桟21がガラス板15の下側面側に渡されている。桟21は、一対の帯状板22の間にブロック23を挟んだ構成を有し、ブロック23に基板Wを吸着保持するための吸着装置17が固定されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどフラットパネルディスプレイに用いられる基板を検査する際に、透過照明光を用いて検査が行えるようにした基板検査装置に関する。
液晶ディスプレイなどの大型ディスプレイの製造工程では、ガラス製の基板の表面を目視や顕微鏡で観察して欠陥の有無や塵埃の付着などを検査する基板検査装置が用いられている。近年では、液晶ディスプレイなどに用いられる基板が大型化していることから、基板検査装置の基板ホルダには剛性の大きいものが使用され、検査中の基板の平面度を確保すると共に、基板が振動しないようにしている。
ここで、基板検査装置の基板ホルダとしては、矩形のホルダ枠の開口部に桟を渡し、桟に配置した支持ピンや吸着筒で基板を支持するものが知られている。このタイプの基板ホルダは、桟で基板を支持することで基板の撓みを抑制できる。しかしながら、このような基板ホルダでは、桟の剛性が低いと、基板が大型化したときに撓みや振動を抑えきれなくなって検査精度が下がってしまうことがあった。剛性を高めるために桟の数を増やしたり、幅を広くすると、透過光量が減って検査領域が狭くなってしまう。
そこで、従来の基板検査装置は、金属製のホルダ枠の上部に剛性の高いガラス部材を気密を保持するように取り付けたものがある。ガラス部材は、光透過性を有し、その中央部に基板を吹き上げるための開口を設けると共に、その外周部には基板の周縁部を吸着保持するための空気孔が多数形成されている。さらに、ホルダ枠の下部には、光透過性のガラス平板が気密を保つように装着され、ガラス部材とガラス平板の間に形成される空間を通して基板吹き上げ用の圧搾空気が供給されるようになっている。これは、特許文献1に開示されている。基板は、ガラス部材の表面に載置され、周囲がガラス部材の空気孔を通して吸着される。基板をガラス部材から搬出するときは、ガラス部材中央部の開口から圧搾空気を吹き出して基板を浮上させる。
また、ガラス部材を用いた場合に基板を保持する手段の他の例としては、ガラス部材の外周部に真空引き用の溝を枠状に形成すると共に、中央を通って枠状の真空引き用の溝に連通する十字形の真空引き用の溝を形成したものがある。これは、特許文献2に開示されている。ガラス部材に形成した溝を使うことで、広い範囲で基板を吸着することが可能になる。
特開2003−270155号公報
特開平8−43807号公報
また、ガラス部材を用いた場合に基板を保持する手段の他の例としては、ガラス部材の外周部に真空引き用の溝を枠状に形成すると共に、中央を通って枠状の真空引き用の溝に連通する十字形の真空引き用の溝を形成したものがある。これは、特許文献2に開示されている。ガラス部材に形成した溝を使うことで、広い範囲で基板を吸着することが可能になる。
製造工程では熱の影響などによって基板が反ってしまうことがあるが、基板の外周部分のみを吸着保持する特許文献1の基板ホルダでは、基板とガラス部材との間に隙間ができてしまう。このような隙間は、検査中に基板が振動する原因になり、検査精度を低下させる要因になっていた。また、ガラス部材に真空引き用の溝を形成すると、吸着保持できる領域は増えるが、加工コストがかかるという問題があった。特に、透過照明光を用いて基板の検査を行う場合には、真空引き用の溝を研磨しなければならないので、製造が困難であった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、透過照明光を用いて検査を精度良く行えるようにすることを主な目的とする。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、透過照明光を用いて検査を精度良く行えるようにすることを主な目的とする。
上記の課題を解決する本発明は、基板ホルダに保持させた基板に透過照明光を照射して基板を検査する基板検査装置であって、前記基板ホルダは、開口部が形成されたホルダ枠と、光に対して透明で前記開口部を覆うように装着される透明板と、前記透明板に複数形成された貫通孔に挿入して用いられ、前記透明板の表面に載置された基板を吸着する吸着装置と、前記開口部に架設され、前記吸着装置を支持する桟とを有することを特徴とする基板検査装置とした。
この基板検査装置では、透明板の貫通孔に挿入した吸着装置で基板を吸着する構成を有し、吸着装置は桟を介してホルダ枠に固定されている。基板は透明板に略面接触すると共に、多数の吸着装置で吸着保持される。透明版は例えばガラスである板である。また、アクリルなど透明な樹脂板でもよい。
この基板検査装置では、透明板の貫通孔に挿入した吸着装置で基板を吸着する構成を有し、吸着装置は桟を介してホルダ枠に固定されている。基板は透明板に略面接触すると共に、多数の吸着装置で吸着保持される。透明版は例えばガラスである板である。また、アクリルなど透明な樹脂板でもよい。
本発明によれば、基板ホルダの開口部を覆う透明版あるいはガラス板と桟で固定された吸着装置で基板を複数点で吸着保持することで基板の振動を防止し、検査精度を向上させることができる。透明版あるいはガラス板に真空吸着用の溝を形成する場合に比べて簡単な構成にすることができる。なお、桟を透過照明光に対して透明な部材から製造した場合には、検査範囲の制約を殆ど受けなくなって、広い範囲で基板の検査を行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、基板検査装置1は、ベース2上に基板Wを位置決めして保持する基板ホルダ3と、基板Wの観察を行う顕微鏡ユニット4とを備えるミクロ検査装置である。
ベース2上面には、一対のレール5がX方向に敷設されており、これらレール5上を移動自在にステージ6に取り付けられている。なお、X方向は基板Wの板双方向である。ステージ6には、基板ホルダ3が取り付けられている。ステージ6と共に移動する基板ホルダ3の移動経路中には、門型フレーム7が基板ホルダ3及びステージ6を跨ぐようにベース2に固定されている。門型フレーム7の水平梁7Aには、X方向に直交するY方向に移動自在なステージ8が設けられており、このステージ8に顕微鏡ユニット4が取り付けられている。顕微鏡ユニット4は、撮像素子などを有し、対物レンズを通して得られた画像を不図示の制御装置に入力させるようになっており、基板Wの表面画像をモニタに表示させることができる。さらに、顕微鏡ユニット4の下方で、かつ、基板Wの下方には、透過照明装置9が上向きに、かつY方向に移動自在に配置されている。
図1に示すように、基板検査装置1は、ベース2上に基板Wを位置決めして保持する基板ホルダ3と、基板Wの観察を行う顕微鏡ユニット4とを備えるミクロ検査装置である。
ベース2上面には、一対のレール5がX方向に敷設されており、これらレール5上を移動自在にステージ6に取り付けられている。なお、X方向は基板Wの板双方向である。ステージ6には、基板ホルダ3が取り付けられている。ステージ6と共に移動する基板ホルダ3の移動経路中には、門型フレーム7が基板ホルダ3及びステージ6を跨ぐようにベース2に固定されている。門型フレーム7の水平梁7Aには、X方向に直交するY方向に移動自在なステージ8が設けられており、このステージ8に顕微鏡ユニット4が取り付けられている。顕微鏡ユニット4は、撮像素子などを有し、対物レンズを通して得られた画像を不図示の制御装置に入力させるようになっており、基板Wの表面画像をモニタに表示させることができる。さらに、顕微鏡ユニット4の下方で、かつ、基板Wの下方には、透過照明装置9が上向きに、かつY方向に移動自在に配置されている。
図2及び図3に示すように、基板ホルダ3は、矩形のホルダ枠11を有し、ホルダ枠11の中央に透過照明用の開口部12が形成されている。ホルダ枠11には、整列機構13が複数配設されている。整列機構13は、例えば、基板Wの側面に押し当てられるピン18が進退自在に設けられた構成を有する。また、ホルダ枠11には、開口部12の上側を覆うように、透明板であるガラス板15が固定されている。透明板は、基板Wに比べて十分な剛性を有し、照明光に対して透明であれば良く、ガラス板15に限定されない。ガラス板15を平行平板から構成すると、基板Wの平面出しの調整が不要になって検査中に基板Wの平面度を保ち易くなる。
ガラス板15の周縁部には、外周を切り欠いた凹部16が複数形成されており、各凹部16に吸着装置19が1つずつ配設されている。さらに、ガラス板15の中央側には、基板Wを載置する表面から反対側の裏面まで上下方向、つまり、Z方向に貫通する貫通孔20が複数、例えば、X方向に4個ずつ4列配置されている。
ガラス板15の周縁部には、外周を切り欠いた凹部16が複数形成されており、各凹部16に吸着装置19が1つずつ配設されている。さらに、ガラス板15の中央側には、基板Wを載置する表面から反対側の裏面まで上下方向、つまり、Z方向に貫通する貫通孔20が複数、例えば、X方向に4個ずつ4列配置されている。
また、ホルダ枠11には、開口部12を横断するようにX方向に延びる桟21が複数、本実施の形態では4本平行に架設されている。各桟21は、ガラス板15の下側で、ガラス板15から所定長だけ離間させられ、貫通孔20の下方を通過するように配置されている。
図2及び図3に示すように、桟21は、一対の帯状板22と、一対の帯状板22の間に挟まれたブロック23とから構成されている。帯状板22は、X方向に連続して延び、その両端がホルダ枠11に固定されている。帯状板22のZ方向の高さに比べてY方向の幅は十分に小さい。Y方向の幅は、検査中に透過照明光を大幅に遮らない大きさで、例えば、1〜5mmである。このような帯状板22は、金属材料、例えば、アルミやステンレスから製造されている。ブロック23は、貫通孔20の形成位置に合わせてX方向に間欠して配置されており、この実施の形態では一列に対して4つの貫通孔20を配列してあるので、1つの桟21に対して4つのブロック23が設けられている。ブロック23は、アクリル等、照明光に対して透明な部材から製造されており、Y方向に細長の形状を有する。ブロック23のY方向の両端部のそれぞれが、帯状板22に固定されている。
図2及び図3に示すように、桟21は、一対の帯状板22と、一対の帯状板22の間に挟まれたブロック23とから構成されている。帯状板22は、X方向に連続して延び、その両端がホルダ枠11に固定されている。帯状板22のZ方向の高さに比べてY方向の幅は十分に小さい。Y方向の幅は、検査中に透過照明光を大幅に遮らない大きさで、例えば、1〜5mmである。このような帯状板22は、金属材料、例えば、アルミやステンレスから製造されている。ブロック23は、貫通孔20の形成位置に合わせてX方向に間欠して配置されており、この実施の形態では一列に対して4つの貫通孔20を配列してあるので、1つの桟21に対して4つのブロック23が設けられている。ブロック23は、アクリル等、照明光に対して透明な部材から製造されており、Y方向に細長の形状を有する。ブロック23のY方向の両端部のそれぞれが、帯状板22に固定されている。
ブロック23には、吸着装置17がネジ止め等の方法で固定されている。吸着装置17は、貫通孔20内に挿入されており、その内部に真空引き用の管路25が形成された本体部26を有する。本体部26の上端には、吸着パッド27が首振り自在に取り付けられている。吸着パッド27は、ガラス板15の上面と略一致する高さに上面が配置され、上面には管路25に連通する、図示しない吸着孔が形成されている。吸着パッド27は、使用時に基板Wの裏面に密着するので、基板Wを傷付けずに、かつ磨耗に強い材料から製造されている。ここで、吸着装置17の外形は、ガラス板15の貫通孔20に比べて十分に小さい。このため、吸着装置17の高さ調整などを行う際に工具を容易に挿入できるので、作業性が良好である。
なお、ガラス板15には、この他にも例えば、図2、図4に示す貫通孔30が形成されている。例えば、貫通孔30にリフターのピンを挿入することで、基板Wをガラス板15に対して持ち上げることができる。また、貫通孔30に圧搾空気を供給するチューブを接続しておくと、ガラス板15の上面からエアーを吹き出すことが可能になる。
次に、この基板検査装置1の動作について説明する。
初期状態として、基板ホルダ3は、X方向の一端部に待機しており、不図示のリフターのピンはガラス板15の上面から突出させている。整列機構13は、ピン18を開口部12から退避させている。検査対象となる試料である基板Wは、ロボットで基板ホルダ3の上方に搬入される。基板Wは、ロボットからリフターのピンに移載されるので、ロボットが退避してからリフターを下降させると、基板Wがガラス板15上に載置される。さらに、整列機構13のピン18を移動させて基板Wの側面に押し当てて、基板Wを所定位置に位置決めする。なお、基板Wを整列させるときにガラス板15の貫通孔30から圧搾空気を吹き出させると、基板Wとガラス板15の間の摩擦を小さくできるので、整列に要する力を小さくすることができる。
初期状態として、基板ホルダ3は、X方向の一端部に待機しており、不図示のリフターのピンはガラス板15の上面から突出させている。整列機構13は、ピン18を開口部12から退避させている。検査対象となる試料である基板Wは、ロボットで基板ホルダ3の上方に搬入される。基板Wは、ロボットからリフターのピンに移載されるので、ロボットが退避してからリフターを下降させると、基板Wがガラス板15上に載置される。さらに、整列機構13のピン18を移動させて基板Wの側面に押し当てて、基板Wを所定位置に位置決めする。なお、基板Wを整列させるときにガラス板15の貫通孔30から圧搾空気を吹き出させると、基板Wとガラス板15の間の摩擦を小さくできるので、整列に要する力を小さくすることができる。
基板Wを位置決めしたら、桟21に固定された吸着装置17の管路25を真空引きして吸着パッド27で基板Wの下側面を吸着する。基板Wが反るような状況であっても外周側と内側の多点で吸着保持することで、平面出しが維持される。この際に、基板Wの裏面とガラス板15の間に入り込んでいた空気は、貫通孔20から排出される。これによって、基板Wがガラス板15から浮いてしまって検査中に基板Wが振動することがなくなる。
基板Wを整列保持したら、ステージ6が駆動して基板ホルダ3がX方向の他端に向けて移動を開始する。基板Wが顕微鏡ユニット4の下方を通過するとき、または、顕微鏡ユニット4の下で停止しているときに、基板W表面のパターンなどが顕微鏡ユニット4によって観察される。なお、顕微鏡観察時の照明光は、基板Wの下側にある透過照明装置9からの透過照明光が用いられ、透過照明光はガラス板15を透過して基板Wを下側から照明する。桟21のブロック23は照明光を透過するが、帯状板22は照明光を透過しない。しかしながら、帯状板22は薄肉なので観察範囲が大きく制限されることはない。
Y方向への顕微鏡ユニット4の移動(及びこれに追従する透過照明装置9の移動)と、X方向の基板ホルダ3の移動とを不図示の制御装置で連動させることで、検査が必要な領域の全てをミクロ検査、例えば、顕微鏡検査することができる。検査が終了したら、吸着保持を解除する。整列機構13を退避させた後、リフターで基板W全体を持ち上げ、ロボットで搬出する。
Y方向への顕微鏡ユニット4の移動(及びこれに追従する透過照明装置9の移動)と、X方向の基板ホルダ3の移動とを不図示の制御装置で連動させることで、検査が必要な領域の全てをミクロ検査、例えば、顕微鏡検査することができる。検査が終了したら、吸着保持を解除する。整列機構13を退避させた後、リフターで基板W全体を持ち上げ、ロボットで搬出する。
なお、基板Wをリフターで持ち上げる際には、基板Wとガラス板15の間にエアーを供給すると、基板Wの貼り付きが防止されて基板Wを持ち上げ、上昇させ易くなる。エアーを供給する際には、前記した貫通孔30から圧搾空気を吹き出せば良い。
この実施の形態によれば、ガラス板15に複数の貫通孔20を形成し、これら貫通孔20に通した吸着装置17で基板Wを吸着保持するようにしたので、基板Wを確実に平面を保って吸着保持することができ、検査精度を向上させることができる。ガラス板15には貫通孔20が形成されるが、真空引き用の溝を形成する場合に比べて加工が容易なので、製造コストを低減できる。また、従来のように平行平板を2枚使用する構成に比べて基板ホルダを小型軽量化することができる。
帯状板22の断面を高さ方向に長い形状にしたので、桟21の強度が確保されて上下方向の振動が防止される。帯状板22は薄肉なので、透過照明光を遮る面積は小さい。さらに、ブロック23をアクリル等の透明部材から製造したので、観察範囲が大幅に抑制されることが防止される。ブロック23を間欠配置したので、透過照明光の減衰が最小限に止められる。
帯状板22の断面を高さ方向に長い形状にしたので、桟21の強度が確保されて上下方向の振動が防止される。帯状板22は薄肉なので、透過照明光を遮る面積は小さい。さらに、ブロック23をアクリル等の透明部材から製造したので、観察範囲が大幅に抑制されることが防止される。ブロック23を間欠配置したので、透過照明光の減衰が最小限に止められる。
なお、基板ホルダ3は、例えば、図5に示すような基板検査装置41に使用することも可能である。この基板検査装置41は、検査者が目視で外観検査する際に使用されるマクロ検査装置であって、装置本体42内に基板ホルダ3が回動機構43で検査者Pに向かって回動可能に保持されている。装置本体42の上部には、基板ホルダ3上の基板Wを表面側から照明するマクロ照明装置44が設けられている。また、装置本体42の検査者から見て背面側にはバックライト照明装置45が設けられている。バックライト照明装置45は、基板Wを背面側から照明するもので、バックライト照明装置45を使用することで基板Wの背面の傷や、その他のマクロ照明装置44で確認し難い欠陥を検査することが可能になる。この基板検査装置41に基板ホルダ3を使用することで、基板Wを起き上がらせたり、揺動させたりしたときの基板Wの振動が防止され、検査精度を向上できる。さらに、光路を殆ど遮らない桟21が用いられているので、バックライト照明装置45からの透過照明光で検査をするときに、広範囲にわたって検査を行うことが可能になる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
この実施の形態は、前記した基板検査装置1,41において基板ホルダの構成のみが第1の実施の形態と異なっている。従って、以下においては、基板ホルダについて説明する。そして、第1の実施の形態と同じ構成要素には、同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。
図6に示すように、基板ホルダ53は、ホルダ枠11の開口部12に複数の桟61がX方向に横断するように架設されている。桟61は、平面視で貫通孔20の配置に合わせて平行に4本設けられている。桟61は、Y方向の幅がZ方向の高さに比べて十分に小さ区、X方向に連続した略角柱形を有し、Z方向の振動を防止しつつ透過照明光の光路上の面積を小さくしている。このような桟61は、照明光に対して透明な部材、例えば、アクリルから製造されており、その各々に吸着装置17が複数ネジ止め等の簡易な方法で固定されている。
この実施の形態は、前記した基板検査装置1,41において基板ホルダの構成のみが第1の実施の形態と異なっている。従って、以下においては、基板ホルダについて説明する。そして、第1の実施の形態と同じ構成要素には、同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。
図6に示すように、基板ホルダ53は、ホルダ枠11の開口部12に複数の桟61がX方向に横断するように架設されている。桟61は、平面視で貫通孔20の配置に合わせて平行に4本設けられている。桟61は、Y方向の幅がZ方向の高さに比べて十分に小さ区、X方向に連続した略角柱形を有し、Z方向の振動を防止しつつ透過照明光の光路上の面積を小さくしている。このような桟61は、照明光に対して透明な部材、例えば、アクリルから製造されており、その各々に吸着装置17が複数ネジ止め等の簡易な方法で固定されている。
このような基板ホルダ53を使用すると、基板Wを平面を保って吸着保持することができ、検査精度を向上させることができる。桟61を照明光に対して透明な部材で製造したので、広い検査領域を確保できる。第1の実施の形態に比べて装置構成を簡略化することができる。桟61をアクリルで製造した場合は、加工が容易になる。桟61の部分を検査する必要がない場合などには、桟61を金属など、照明光を透過しない材料から製造しても良い。
なお、本発明は、前記の実施の形態に限定されずに広く応用することができる。
例えば、ブロック23は、間欠配置した方が基板Wを明るく照明することができるが、ブロック23の透過率がガラス板15と同等の場合には、ブロック23を開口部12を横断するように連続した1部材から構成しても良い。
Y方向に桟21,61を渡しても良い。桟21,61は、X方向及びY方向に交差するように渡しても良い。
貫通孔20の数や配置、及び貫通孔20に合わせて配置される桟21,61の数や配置は、実施の形態に限定されない。
ガラス板15の下側面で貫通孔20の周囲と、吸着装置17とをブラケット等によって固定しても良い。ブラケット等で貫通孔20を密閉すると、吸着装置17からエアーを吹き出すことで基板Wをエアー浮上させることが可能になる。貫通孔20に弾性部材を挿入し、貫通孔20を密閉しても良い。この場合には、吸着装置17の吸着パッド27の首振り動作を阻害しない位置に弾性部材が挿入される。
例えば、ブロック23は、間欠配置した方が基板Wを明るく照明することができるが、ブロック23の透過率がガラス板15と同等の場合には、ブロック23を開口部12を横断するように連続した1部材から構成しても良い。
Y方向に桟21,61を渡しても良い。桟21,61は、X方向及びY方向に交差するように渡しても良い。
貫通孔20の数や配置、及び貫通孔20に合わせて配置される桟21,61の数や配置は、実施の形態に限定されない。
ガラス板15の下側面で貫通孔20の周囲と、吸着装置17とをブラケット等によって固定しても良い。ブラケット等で貫通孔20を密閉すると、吸着装置17からエアーを吹き出すことで基板Wをエアー浮上させることが可能になる。貫通孔20に弾性部材を挿入し、貫通孔20を密閉しても良い。この場合には、吸着装置17の吸着パッド27の首振り動作を阻害しない位置に弾性部材が挿入される。
1,41 基板検査装置
3,53 基板ホルダ
4 顕微鏡ユニット
6 ステージ
9 透過照明装置
11 ホルダ枠
12 開口部
15 ガラス板(透明板)
17 吸着装置
20 貫通孔
21,61 桟
22 帯状板
23 ブロック
43 回動機構
44 マクロ照明装置
45 バックライト照明装置
W 基板
3,53 基板ホルダ
4 顕微鏡ユニット
6 ステージ
9 透過照明装置
11 ホルダ枠
12 開口部
15 ガラス板(透明板)
17 吸着装置
20 貫通孔
21,61 桟
22 帯状板
23 ブロック
43 回動機構
44 マクロ照明装置
45 バックライト照明装置
W 基板
Claims (8)
- 基板ホルダに保持させた基板に透過照明光を照射して基板を検査する基板検査装置であって、
前記基板ホルダは、開口部が形成されたホルダ枠と、光に対して透明で前記開口部を覆うように装着される透明板と、前記透明板に複数形成された貫通孔に挿入して用いられ、前記透明板の表面に載置された基板を吸着する吸着装置と、前記開口部に架設され、前記吸着装置を支持する桟とを有することを特徴とする基板検査装置。 - 前記透明版はガラス板であることを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
- 前記桟は、前記ホルダ枠に固定された一対の帯状板と、前記一対の帯状板に挟み込まれると共に前記吸着装置を支持し、光に対して透明な材料から製造されたブロックとを有することを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
- 前記帯状板は、細長の金属体からなり、前記ブロックは、前記貫通孔の配置に合わせて間欠配置されていることを特徴とする請求項2に記載の基板検査装置。
- 前記帯状板は、前記貫通孔の配列方向に細長であることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の基板検査装置。
- 前記桟は、前記ホルダ枠に固定された光に対して透明な材料から製造され、前記貫通孔の配列方向に細長であることを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
- 前記基板ホルダを水平移動させるステージと、前記基板ホルダの上方に配置され、前記基板ホルダの移動方向と直交する方向に移動可能な顕微鏡ユニットと、前記基板ホルダの下方に配置される透過照明装置とを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の基板検査装置。
- 前記基板ホルダを回動させる回動機構と、回動によって検査者に向けられた基板面側から基板を照明するマクロ照明装置と、回動によって検査者に向けられた基板面側から基板を照明するバックライト照明装置とを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の基板検査装置。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
- 2006-09-19 JP JP2006252597A patent/JP2008076079A/ja not_active Withdrawn
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