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JP2005533071A - カチオン的に置換されたジフェニルアゼチジノン、その製造方法、該化合物を含む医薬およびそれらの使用 - Google Patents

カチオン的に置換されたジフェニルアゼチジノン、その製造方法、該化合物を含む医薬およびそれらの使用 Download PDF

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JP2005533071A JP2004514659A JP2004514659A JP2005533071A JP 2005533071 A JP2005533071 A JP 2005533071A JP 2004514659 A JP2004514659 A JP 2004514659A JP 2004514659 A JP2004514659 A JP 2004514659A JP 2005533071 A JP2005533071 A JP 2005533071A
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Abstract

本発明は、式(I)
【化1】
Figure 2005533071

(式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は記載された通り定義される)の化合物、さらにその生理学上適合しうる塩に関する。化合物は、例えば脂質低下剤としての使用に適している。

Description

本発明は、カチオン的に置換されたジフェニルアゼチジノン、その生理学上許容しうる塩および生理機能を有する誘導体に関する。
ジフェニルアゼチジノン(例えばエゼチミブ)ならびに高脂血症および動脈硬化および高コレステロール血症を治療するためのその使用は、すでに記載されている[Drugs of the Future 2000, 25(7): 679-685)および米国特許第5,756,470号参照]。
本発明の目的は、治療上利用できる脂質低下作用を有するさらなる化合物を提供することである。特に、先行技術に記載された化合物と比較して、吸収の程度が非常に低い新規化合物を見出すことが目的である。非常に低い吸収というのは、10%未満、好ましくは5%以下の腸管吸収を意味するものとして解釈される。
特に、新規化合物の吸収は、エゼチミブのものより低くなければならない。吸収の程度が低い医薬活性化合物は、一般に副作用がかなり少ない。
従って、本発明は、式I
Figure 2005533071
{式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6は、互いに独立して(C0−C30)−アルキレン−(LAG)n〔ここで、nは、1〜5であることができ、そしてアルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−S(O)n−(ここで、n=0〜2)、−O−、−(C=O)−、−(C=S)−、−CH=CH−、−C≡C−、−N((C1−C6)−アルキル)−、−N(フェニル)、−N((C1−C6)−アルキル−フェニル)−、−N(CO−(CH2)1-10−COOH)−または−NH−によって置き換えられてもよい〕;
H、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、N3、CN、COOH、COO(C1−C6)−アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)−アルキル、CON[(C1−C6)−アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、O−(C1−C6)−アルキル(ここで、アルキル基中の1個またはそれ以上または全ての水素は、フッ素によって置き換えられてもよい);
C(=NH)(NH2)、PO32、SO3H、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アル
キル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル基は、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2によって2回まで置換されてもよい);
NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、O−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル環は、F、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2によって一〜三置換されてもよい)であり;
(LAG)nは、単、二または三環式トリアルキルアンモニウム基、単、二または三環式トリアルキルアンモニウムアルキル基、−(CH2)0-10−C(=NH)(NH2);−(CH2)0-10−C(=NH)(NHOH)または−NR7−C(=NR8)(NR9R10)であり、そしてR7、R8、R9およびR10は、互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−フェニル、フェニル、(C3−C8)−シクロアルキルであり、そしてnは、1〜5であることができ、
その際、各場合において、基R1〜R6の少なくとも一つは、(C0−C30)−アルキレン−(LAG)n〔ここで、n=1〜5であり、そしてアルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−S(O)n−(ここで、n=0〜2)、−O−、−(C=O)−、−(C=S)−、−CH=CH−、−C≡C−、−N((C1−C6)−アルキル)−、−N(フェニル)−、−N((C1−C6)−アルキル−フェニル)−、−N(CO−(CH2)1-10−COOH)−または−NH−によって置き換えられてもよい〕の意味を有しなければならない}の化合物およびその医薬上許容しうる塩に関する。
基R1〜R6の少なくとも一つが(C0−C30)アルキレン−(LAG)(ここで、アルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−O−、−(C=O)−、−N(C1−C6)アルキル−、−N(CO−(CH2)1-10−COOH)または−NH−によって置き換えられてもよい)の意味を有する式Iの化合物が好ましい。
基R1またはR3の一方が(C0−C30)アルキレン−(LAG)(ここでアルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−O−、−(C=O)−、−N(CH3)−または−NH−によって置き換えられてもよい)の意味を有する式Iの化合物は、特に好ましい。
基R1またはR3の一方が、−(CH2)0-1−Y−W−(C0−C25)−アルキレン−Y'−W'−(LAG)〔式中、アルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子が酸素原子によって置き換えられてもよく、そしてYおよびWが互いに独立してNH、NCH3、C=O、O、結合またはS(O)n(ここでn=0〜2)であることができ、そしてY'およびW'は、互いに独立してNH、NCH3、C=O、O、結合またはS(O)n(ここでn=0〜2)であることができ、またはY−WもしくはY'−W'は、各場合一緒になって結合であってもよい〕の意味を有する式Iの化合物は、きわめて好ましい。
さらに、基LAGが二環式トリアルキルアンモニウムアルキル基である式Iの化合物は好ましい。
単または二または三環式トリアルキルアンモニウム基は、例えば
Figure 2005533071
(式中、n、mおよびpは、互いに独立して0〜10であることができ、1個またはそれ以上のCH2基は、互いに独立してO、S(O)n(ここでnは、0〜2であることができる)、NH、N−(C1−C10)−アルキル、N−フェニルまたはN−CH2−フェニルによって置き換えられてもよい)といったような基を意味するものとして解釈される。
単または二環式トリアルキルアンモニウムアルキル基は、例えば
Figure 2005533071
(式中、n、mおよびpは、互いに独立して0〜10であることができ、1個またはそれ以上のCH2基は、互いに独立してO、S(O)n(ここでnは、0〜2であることができる)、NH、N−(C1−C10)−アルキル、N−フェニルまたはN−CH2−フェニルによって置き換えられてもよく、Alk1は、1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝アルキルである)といったような基を意味するものとして解釈される。
医薬上許容しうる塩は、親化合物と比較して水中での溶解度が高いため、特に医療用途に適している。これらの塩は、医薬上許容しうるアニオンまたはカチオンを有しなければならない。本発明の化合物の適切な医薬上許容しうる酸付加塩は、例えば無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸、スルホン酸および硫酸、ならびに有機酸、例えば酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イソチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、コハク酸、p−トルエンスルホン酸、酒石酸およびトリフルオロ酢酸の塩である。医療目的では、塩化物塩を用いることがきわめて好ましい。適切な医薬上許容しうる塩基性塩は、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えばナトリウムおよびカリウム塩)およびアルカリ土類金属塩(例えばマグネシウムおよびカルシウム塩)である。
また、本発明の範囲には、医薬上許容されないアニオンを有する塩が含まれ、その塩は、医薬上許容しうる塩を製造または精製するためおよび/または非治療の、例えばインビトロ用途で使用するために有用な中間体である。
本明細書において、用語「生理機能を有する誘導体」は、本発明の化合物の任意の生理学上許容しうる誘導体、例えばエステルのことであり、これは哺乳動物、例えばヒトに投与すると、このような化合物または活性代謝物質を(直接または間接的に)形成することができる。
本発明のさらなる態様は、本発明の化合物のプロドラッグである。このようなプロドラッグは、生体内で新陳代謝されて本発明の化合物を提供することができる。これらのプロドラッグは、それ自体活性であってもよいしまたはそうでなくてもよい。
また、本発明の化合物は、さまざまな多形性形態、例えばアモルファスおよび結晶質の多形性形態として存在することができる。本発明の範囲には、本発明の化合物の全ての多形性形態が含まれ、それは本発明のさらなる態様を構成する。
以下に、「式(I)の化合物」に対する全ての引用は、本明細書に記載された上記の式(I)の化合物、およびそれらの塩、溶媒和物および生理機能を有する誘導体のことである。
式Iの化合物およびその医薬上許容しうる塩および生理機能を有する誘導体は、脂質代謝の障害、特に高脂血症を治療するのに理想的な医薬である。また、式Iの化合物は、血清コレステロール濃度の調節、そして動脈硬化症の症状の予防および治療に適している。
また、式(I)の化合物は、別の活性化合物と組み合わせて投与することができる。
所望の生物学的効果を得るために必要な式(I)の化合物の量は、多くの因子、例えば選択した特定の化合物、意図する使用、投与方式および患者の臨床状態に左右される。一般に、日用量は、1日当たり体重1キログラムにつき0.1mg〜100mg(典型的には0.1mg〜50mg)の範囲、例えば0.1〜10mg/kg/日である。錠剤またはカプセル剤は、例えば0.01〜100mg、典型的には0.02〜50mgを含むことができる。医薬上許容しうる塩の場合、上記重量データは、塩から誘導されたジフェニル−アゼチジノン−イオンの重量に相当する。上記状態の予防または治療のため、式(I)の化合物は、化合物としてそれ自体使用できるが、許容しうる担体を用いた医薬組成物の形態であることが好ましい。もちろん、担体は、組成物の他の成分と適合し、かつ患者の健康に有害でないという点で許容しうるものでなければならない。担体は、固体または液体の両方であることができ、化合物を用いて単位用量、例えば活性化合物0.05%〜95重量
%を含むことができる錠剤としてとして処方することが好ましい。また、さらなる式(I)の化合物を含めたさらなる医薬活性物質が存在することもできる。本発明の医薬組成物は、知られている製薬方法の一つによって製造することができ、これは、本質的に、成分を薬理学的に許容しうる担体および/または補助剤と混合することからなる。
本発明の医薬組成物は、口からの、すなわち経口的な(例えば舌下の)投与に適したものであるが、最も適切な投与方法は、それぞれ個々の場合に治療する状態の性質およびひ
どさならびに各場合に使用する式(I)の化合物のタイプに左右される。また、コーティングされた処方物およびコーティングされた遅延性放出処方物は、本発明の範囲に含まれる。耐酸性および腸溶性の処方物が好ましい。適切な腸溶性コーティングとしては、セルロースアセテートフタレート、ポリビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレートおよびメタクリル酸およびメチルメタクリレートのアニオンポリマーが含まれる。
経口投与に適した医薬化合物は、例えばカプセル剤、カシェ剤、トローチ剤または錠剤のような独立した単位をとることができ、それらは、各場合、散剤または顆粒剤として;水性もしくは非水性溶液中の液剤もしくは懸濁剤として;または水中油型もしくは油中水型乳剤として所定の量の式(I)の化合物を含んでなる。すでに記載したように、これらの組成物は、活性化合物と担体(一つまたはそれ以上のさらなる成分を含むことができる)とを接触させる工程を含んでなるいずれかの適切な製薬方法に従って製造することができる。一般に、組成物は、活性化合物を液体および/または微粉砕された固形担体と均一かつ均質に混合し、その後、必要に応じて生成物を成形することによって製造する。例えば、錠剤は、このようにして化合物の粉末または顆粒を必要に応じて一つまたはそれ以上のさらなる成分と共に圧縮または成形することによって製造することができる。圧縮錠剤は、例えば粉末または顆粒のような自由に流動する形態の化合物を、適切な装置中で、必要に応じて結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤および/または一つ(複数)の表面活性剤/分散剤と混合して錠剤化することによって製造することができる。成形錠剤は、適切な装置中で不活性液体の希釈剤で湿らせた粉状化合物を成形することによって製造することができる。
経口(舌下)投与に適した医薬組成物としては、式(I)の化合物を香味料、慣用的にはシュクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカントと含んでなトローチ剤ならびに化合物をゼラチンおよびグリセロールまたはシュクロースおよびアラビアゴムのような不活性基剤中に含んでなる香錠がある。
組み合わせ製剤に適した他の活性化合物は、Rote Liste 2001, 第12章に記載された全ての抗糖尿病薬である。それらは、本発明の式Iの化合物と組み合わせて、特に相乗的に作用を高めることができる。活性化合物の組み合わせは、患者に活性化合物を別々に投与するか、または医薬製剤中に複数の活性化合物を含んでなる組み合わせ製剤の形態で投与することができる。
抗糖尿病薬としては、インスリンおよびインスリン誘導体、例えばLantus(R)またはHMR 1964、GLP−1誘導体、例えばWO 98/08871中でNovo Nordisk A/Sによって開示されたもの、および経口用の血糖低下活性化合物が含まれる。経口用の血糖低下活性化合物としては、好ましくはスルホニル尿素、ビグアジン、メグリチニド、オキサジアゾリジンジオン、チアゾリジンジオン、グルコシダーゼ阻害剤、グルカゴンアンタゴニスト、GLP−1アゴニスト、カリウムチャネル開口剤、例えば、WO 97/26265およびWO 99/03861中でNovo Nordisk A/Sによって開示されたもの、インスリン増感剤、糖新生および/またはグリコーゲン分解の促進に関与する肝酵素の阻害剤、グルコース取込みのモジュレータ、脂質代謝を調節する化合物、例えば抗高脂血症活性化合物および抗脂血症活性化合物、食物取込みを低下させる化合物、PPARおよびPXRアゴニスト、ならびにベータ細胞のATP−依存性カリウムチャネルに作用する活性化合物が含まれる。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物をシンバスタチン、フルバスタチン、プラバスタチン、ロバスタチン、アトロバスタチン、セリバスタチン、ロスバスタチンといったよ
うなHMGCoA還元酵素阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物の化合物を、例えばエゼチミブ、チクエシド(tiqueside)、パマクエシド(pamaqueside)といったようなコレステロール吸収阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばロシグリタゾン、ピオグリタゾン、JTT−501、GI 262570といったようなPPARガンマアゴニストと組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばGW 9578、GW 7647といったようなPPARアルファアゴニストと組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばGW 1536、AVE 8042、AVE 8134、AVE 0847といったような混合されたPPARアルファ/ガンマアゴニストと組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、フィブレート、例えばフェノフィブレート、クロフィブレート、ベザフィブレートと組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばBay13−9952、BMS−201038、R−103757といったようなMTP阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばHMR 1453といったような胆汁酸吸収阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばBay194789といったようなCETP阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばコレスチラミン、コレソルバム(colesolvam)といったようなポリマー性胆汁酸吸着剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばHMR 1171、HMR 1586といったようなLDL受容体誘発物質と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばアバシミブ(avasimibe)のようなACAT阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばOPC−14117のような抗酸化剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばNO−1886といったようなリポタンパク質リパーゼ阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばSB−204990といったようなATPクエン酸リアーゼ阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばBMS−188494といったようなスクアレンシンテターゼ阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばCI−1027またはニコチン酸といったようなリポタンパク質(a)アンタゴニストと組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、例えばオーリスタットのようなリパーゼ阻害剤と組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様では、式Iの化合物を、インスリンと組み合わせて投与する。
一実施態様では、式Iの化合物を、例えばトルブタミド、グリベンクラミド、グリピジドまたはグリクラジドといったようなスルホニル尿素と組み合わせて投与する。
一実施態様では、式Iの化合物を、ビグアニド、例えばメトホルミンと組み合わせて投与する。
別の実施例では、式Iの化合物を、メグリチニド、例えばレパグリニドと組み合わせて投与する。
一実施態様では、式Iの化合物を、チアゾリジンジオン、例えばトログリタゾン、シグリタゾン、ピオグリタゾン、ロシグリタゾンまたはWO 97/41097中でDr. Reddy's Research Foundationによって開示された化合物、特に5−[ [4−[(3,4−ジヒドロ−3−メチル−4−オキソ−2−キナゾリニル−メトキシ]フェニル]メチル]−2,4−チアゾリジンジオンと組み合わせて投与する。
一実施態様では、式Iの化合物を、例えばミグリトールまたはアカルボーズといったようなα−グルコシダーゼ阻害剤と組み合わせて投与する。
一実施態様では、式Iの化合物をベータ細胞のATP依存性カリウムチャネルに作用する活性化合物、例えばトルブタミド、グリベンクラミド、グリピジド、グリアジドまたはレパグリニドと組み合わせて投与する。
一実施態様では、式Iの化合物を、1より多くの上記化合物と組み合わせて、例えばスルホニル尿素およびメトホルミン、スルホニル尿素およびアカルボーズ、レパグリニドおよびメトホルミン、インスリンおよびスルホニル尿素、インスリンおよびメトホルミン、インスリンおよびトログリタゾン、インスリンおよびロバスタチン等と組み合わせて投与する。
さらなる実施態様では、式Iの化合物をCARTアゴニスト、NPYアゴニスト、MC3またはMC4アゴニスト、オレキシンアゴニスト、H3アゴニスト、TNFアゴニスト、CRFアゴニスト、CRF BPアンタゴニスト、ウロコルチンアゴニスト、β3−アゴニスト、MCH(メラニン凝集ホルモン)アンタゴニスト、CCKアゴニスト、セロトニン再摂取阻害剤、混合セロトニンおよびノルアドレナリン作動性化合物、5HTアゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ガラニンアンタゴニスト、成長ホルモン、成長ホルモン放出化合物、TRHアゴニスト、デカップリングタンパク質2または3モジュレータ、レプチンアゴニスト、DAアゴニスト(ブロモクリプチン、ドプレキシン)リパーゼ/アミラーゼ阻害剤、PPARモジュレータ、RXRモジュレータまたはTR−βアゴニストと組み合わせて投与する。
本発明の一実施態様において、さらなる活性化合物は、レプチンである。
一実施態様において、さらなる活性化合物は、デキストロアンフェタミンまたはアンフ
ェタミンである。
一実施態様において、さらなる活性化合物は、フェンフルラミンまたはデクスフェンフルラミンである。
別の実施態様において、さらなる活性化合物は、シブトラミンである。
一実施態様において、さらなる活性化合物は、オーリスタットである。
一実施態様において、さらなる活性化合物は、マジンドールまたはフェンテルミンである。
一実施態様では、式Iの化合物を繊維、好ましくは不溶性繊維、例えばCaromax(R)と組み合わせて投与する。Caromax(R)との組み合わせは、一つの製剤中でまたは式Iの化合物およびCaromax(R)を別々に投与することによって行うことができる。また、Caromax(R)は、例えばパン菓子類またはムースリバーのような食品形態で投与することができる。また、それぞれの活性化合物と比較すると、式Iの化合物とCaromax(R)との組み合わせは、特にLDLコレステロールの低下に関する高められた作用に加えて、許容度の改善を特徴としている。
当然のことながら、本発明の化合物と上に記載された一つまたはそれ以上の化合物とそして場合により一つまたはそれ以上のさらなる薬理学的活性物質とのそれぞれの適切な組み合わせは、本発明の範囲内に含まれる。
さらに、本発明は、式Iの立体異性体混合物および式Iの純粋な立体異性体、ならびに式Iのジアステレオマー混合物および純粋なジアステレオマーの両方を提供する。混合物は、クロマトグラフィの手段によって分離する。
以下の構造の式I:
Figure 2005533071
のラセミ化合物および鏡像的に純粋な化合物の両方は、好ましい。
使用するのが好ましいアミノ保護基は、触媒水素化によって除去することができるベンジルオキシカルボニル(Z)基、弱酸によって除去することができる2−(3,5−ジメチルオキシフェニル)プロピル(2)オキシカルボニル(Ddz)またはトリチル(Trt)基、3M塩酸によって除去することができるt−ブチルカルバメート(BOC)基、および第二級アミンを用いて除去することができる9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)基である。
さらに、本発明は、式I
Figure 2005533071
のジフェニルアゼチジノン誘導体の製造方法に関する。
Yは、S、O、(C=O)、(C=S)、CH=CH、C≡C、N((C1−C6)−アルキル)、N(フェニル)、N((C1−C6)−アルキル−フェニル)、N(CO−(CH2)1-10−COOH)またはNHであることができ;
R11は、HであるかまたはY=(C=O)または(C=S)である場合、OHであり;
W、Y'およびW'は、互いにそしてYとは独立して、−S(O)n−(ここでn=0〜2)、−O−、−(C=O)−、−(C=S)−、−CH=CH−、−C≡C−、−N((C1−C6)−アルキル)−、−N(フェニル)、−N((C1−C6)−アルキル−フェニル)−、−N(CO−(CH2)1-10−COOH)または−NH−または結合であることができ;
x、yおよびzは、互いに独立して0〜10であることができる。
また、化合物IIにおいて、−(CH2)x−Y−R11は、別の場合、他の2つのフェニル環の一つに結合することもできる。
式Iの化合物の製造方法は、例えば式IIのアミンまたはヒドロキシ化合物を好ましくはオメガ位において、必要に応じて保護された形態でさらなる官能基を担持するアルキル化またはアシル化剤と反応させることからなる。この官能基は、(脱保護の後)、例えばエーテル、アミンまたはアミド結合の形成により(LAG)を結合させるために用いる。
以下の実施例は、本発明をさらに詳細に説明するのに役立つが、実施例に記載された生成物および実施態様に本発明を限定するものではない。
実施例I
4−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}−N−ヒドロキシベンズアミジン(3):
Figure 2005533071
a) 4−[5−(4−フルオロフェニル)−1−(4−フルオロフェニルアミノ)−5−ヒドロキシ−2−(2−オキソ−4−フェニル−オキサゾリジン−3−カルボニル)ペンチル]ベンゾニトリル(1):
アルゴン下で3−[5−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシペンタノイル]−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン2.5gをジクロロメタン30ml中に溶解し、4−[(4−フルオロフェニルイミノ)−メチル]ベンゾニトリル3.9gを加え、混合物を−10℃に冷やした。温度が−5℃を超えないようにしてこの混合物にジイソプロピルエチルアミン6.4ml、そして30分かけてトリメチルシリルクロリド4.05mlを加えた。混合物をこの温度でさらに1時間撹拌してから、−25℃に冷やした。次いで、四塩化チタン0.8mlをゆっくりと加えた。黒ずんだ混合物を−25℃〜−30℃で一夜かけて撹拌してから、酒石酸の7%濃度溶液35mlを用いて分解し、混合物を室温でさらに1時間撹拌した。次いで、20%濃度の炭酸水素ナトリウム溶液15mlを加え、混合物を再び1時間撹拌した。相分離した後、有機相を水30mlで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして濃縮して約10mlにした。ビストリメチルシリルアセトアミド2mlを加えてから混合物を30分間還流に加熱し、次いで減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エチル/ヘプタンを用いて結晶化させた。生成物を吸引濾過し、減圧下で乾燥した。これにより分子量653.81(C3737234Si)の生成物を得た;MS(ESI+):654.3(M+H+)582.2(M+H+−Si(CH3)3)。
b){1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}ベンゾニトリル(2):
4−[5−(4−フルオロフェニル)−1−(4−フルオロフェニルアミノ)−5−ヒドロキシ−2−(2−オキソ−4−フェニルオキサゾリジン−3−カルボニル)ペンチル]ベン
ゾニトリル(1)2gをメチルtert−ブチルエーテル20ml中に溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリド三水和物100mgおよびビストリメチルシリルアセトアミド1.3mlと共に40℃で約1時間加熱した。薄層クロマトグラフィによって反応をモニターした。反応が終了した後、最初に氷酢酸0.2mlを加え、混合物を30分間撹拌し、濃縮した。イソプロパノール/2N硫酸=10:1の混合物20mlを残留物に加え、混合物を1時間撹拌した。スパーテル先端量の固体炭酸水素ナトリウムを加えてから、再び混合物を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチル中に取り、有機相を水で洗浄し、乾燥し、溶媒を除去した後、残留物をカラムクロマトグラフィ(SiO2,CH2Cl2/メタノール=100:1)によって精製した。これにより分子量418.45(C2520222)の生成物を得た;MS(DCI+):419(M+H+)。
c) 4−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}−N−ヒドロキシベンズアミジン(3):
ヒドロキシルアンモニウムヒドロクロリド199mgをイソプロパノール15ml中の{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}ベンゾニトリル200mgおよびトリエチルアミン0.45mlの溶液に加え、混合物を室温で12時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチル/水で2回抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。これにより分子量451.48(C2523233)の生成物を得た;MS(ESI):452.10(M+H+)。
実施例II
4−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}ベンズアミジン(4):
Figure 2005533071
4−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル)−N−ヒドロキシベンズアミジン(3)100mgをテトラヒドロフラン100ml中に溶解し、濃アンモニア2mlを用いて水素圧75barおよび25℃で30時間水素化した。硫酸マグネシウムを添加した後、反応溶液を濾過した。濾液を濃縮し、HPLC(Knauer Eurospher-100-10-C18、水(0.1%トリフルオロ酢酸)/アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸)=80/20→10/90)によって分離した。これにより分子量435.48(C2523232)の生成物を得た;MS(ESI):436.18(M+H+)。
実施例III
4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル}−N−ヒドロキシベンズアミジン(9):
Figure 2005533071
a) 3−[5−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−(4−フルオロフェニル)ペンタノイル]−4−フェニル−オキサゾリジン−2−オン(5):
Figure 2005533071
3−[5−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシペンタノイル]−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン27g、tert−ブチルジメチルシリルクロリド13.6gおよびイミダゾール10.2gをジメチルホルムアミド36ml中に溶解し、60℃で90分間撹拌した。反応が終了した後、混合物を酢酸エチル中に溶解し、水で2回抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過して減圧下で濃縮した。これにより3−[5−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−(4−フルオロフェニル)ペンタノイル]−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン(5) 分子量471.65(C2634FNO4Si)を得た;MS(ESI):340.28(MH+−HOSi(CH3)2C(CH3)3))。
b) 4−[5−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−2−(2−オキソ−4−フェニルオキサゾリジン−3−カルボニル)ペンチルアミノ]ベンゾニトリル(6):
3−[5−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−(4−フルオロフェニル)ペンタノイル]−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン16.2gをジクロロメタン350ml中に溶解した。Hunig塩基19.8mlおよび4−[(4−メトキシフェニルイミノ)メチル]ベンゾニトリル10.14gを溶液に加え、次いでこれを−10℃に冷やし、冷やした溶液にトリメチルシリルトリフレート8.52mlを加えてから、これを−10℃で30分間撹拌した。次いで、溶液を−30℃に冷やし、四塩化チタン溶液44mlを加えた。反応混合物を−30〜−40℃で2時間撹拌した。次いで、溶液を室温に加温し、反応溶液を2N硫酸200ml、20%濃度の亜硫酸水素ナトリウム溶液300mlおよび飽和塩化ナトリウム溶液で順に洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、残留物を、n−ヘプタン/酢酸エチル3/1を用いてシリカゲル上で精製した。これにより4−[5−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−2−(2−オキソ−4−フェニルオキサゾリジン−3−カルボニル)ペンチルアミノ]ベンゾニトリル(6)分子量707.93(C4146FN35Si)を得た;MS(ESI):590.51(MH+−C752)。
c) 4−[3−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル(7):
4−[5−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−5−(4−フルオロフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−2−(2−オキソ−4−フェニルオキサゾリジン−3−カルボニル)ペンチルアミノ]ベンゾニトリル13.2gをメチルtert−ブチルエーテル380ml中に溶解し、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド18.6mlおよびテトラヒドロフラン中のテトラブチルアンモニウムフルオリドの1M溶液1.86mlを加え、混合物を室温で2時間撹拌し、反応が終了した後、酢酸10mlを加え、反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を、トルエン/酢酸エチル50/1を用いてシリカゲル上で精製した。これにより4−[3−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル(7)分子量544.75(C3237FN23Si)を得た;MS(ESI):545.56(M+H+)。
d) 4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル(8):
4−[3−[3−(tert−ブチルジメチルシラニルオキシ)−3−(4−フルオロフェニル)プロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル3.5gをテトラヒドロフラン65ml中に溶解し、酢酸0.74mlおよびテトラヒドロフラン中のテトラブチルアンモニウムフルオリドの1M溶液8.03mlを加え、混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、さらにテトラブチルアンモニウムフルオリド溶液4.82mlを加え、混合物を還流温度でさらに3時間撹拌した。冷やした反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を、n−ヘプタン/酢酸エチル2/1を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィーにより精製した。これにより4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル(8)分子量430.48(C2623FN23)を得た;MS(ESI):431.24(M+H+)。
e) 4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]−N−ヒドロキシベンズアミジン(9):
ヒドロキシルアンモニウムヒドロクロリド199mgを、イソプロパノール15ml中の4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル(8)200mgおよびトリエチルアミン0.45mlの溶液に加え、混合物を室温で12時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチル/水で2回抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。これにより分子量463.51(C2626134)の生成物を得た;MS(ESI):464.19(M+H+)。
実施例IV
4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンズアミジン(10):
Figure 2005533071
4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]N−ヒドロキシベンズアミジン40mgをテトラヒドロフラン10ml中に溶解し、濃アンモニア1mlを用いて25℃で6.5時間、ラネーニッケル上で水素化した。硫酸マグネシウムを加え、次いで反応溶液を濾過した。濾液を濃縮し、HPLC(Knauer Eurospher-100-10-C18,水(0.1%トリフルオロ酢酸)/アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸)=80/20→10/90)によって分離した。これにより分子量447.51(C262613O)の生成物を得た;MS(ESI):448.20(M+H+)。
実施例V
4−{2−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキ
シプロピル]−4−オキソアゼチジン−1−イル}−N−ヒドロキシベンズアミジン(12):
Figure 2005533071
a) 4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−フルオロフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンゾニトリル(11):
化合物(11)は、実施例IIIdの化合物と同様に製造したが、4−[(4−メトキシフェニルイミノ)メチル]ベンゾニトリルの代わりに4−[(4−フルオロベンジリデン)アミノ]ベンゾニトリルを用いたことが異なる。
b) 4−{2−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−1−イル}−N−ヒドロキシベンズアミジン(12):
ヒドロキシルアンモニウムヒドロクロリド279mgを、イソプロパノール15ml中の4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−フルオロフェニル)−4−オキソアゼチジン−1イル]ベンゾニトリル(11)280mgおよびトリエチルアミン0.65mlの溶液に加え、混合物を室温で12時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチル/水で2回抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。これにより分子量451.48(C2523233)の生成物を得た;MS(ESI):452.10(M+H+)。
実施例VI
4−{2−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−1−イル}−ベンズアミジン(13):
Figure 2005533071
4−{2−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−1−イル}−N−ヒドロキシベンズアミジン(12)290mgをテトラヒドロフラン15ml中に溶解し、濃アンモニア1.5mlを用いて25℃で6.5時間、ラネーニッケル上で水素化した。硫酸マグネシウムを添加した後、反応溶液を濾過した。濾液を濃縮した。これにより分子量435.48(C2523232)の生成物を得た;MS(ESI):436.18(M+H+)。
実施例VII
1−[5−(4−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}ベンジルカルバモイル)ペンチル]−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタントリフルオロアセテート(15):
Figure 2005533071
a) 1−(5−カルボキシペンチル)−4−アザ−1−アゾニア−ビシクロ[2.2.2]オクタンブロミド(14):
70℃でジメチルスルホキシド5ml中の6−ブロモヘキサン酸1.0gを、ジメチルスルホキシド10ml中の1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン1.5gの溶液に加えた。1時間後、水100mlを加え、混合物を凍結乾燥した。残留物をアセトンと共に温浸した。残留物は分子量227.33(カチオン:C122322 +)の生成物を含んだ;MS(ESI)227.1(M+)。
b) 1−[5−(4−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}ベンジルカルバモイル)ペンチル]−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタントリフルオロアセテート(15):
ジメチルホルムアミド0.5ml中の4−(4−アミノメチルフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]アゼチジン−2−オン70mgおよびトリエチルアミン23μlの溶液を、ジメチルホルムアミド2ml中の1−(5−カルボキシペンチル)−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロミド(14)76mg、ジイソプロピルカルボジイミド64μlおよびヒドロキシベンゾトリアゾール56mgの溶液に加え、混合物を室温で12時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、HPLC(Knauer Eurospher-100-10-C18,水(0.1%トリフルオロ酢酸)/アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸)=80/20→10/90)によって分離した。これにより分子量631.79(カチオン:C3745243)の生成物を得た;MS(ESI)631.34(M+)。
実施例VIII
1−[5−(4−{3−[3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)−2−オキソ−4−フェニルアゼチジン−1−イル}ベンジルカルバモイル)−ペンチル]−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタントリフルオロアセテート(17):
Figure 2005533071
a) 1−(4−アミノメチルフェニル)−3−[3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル]−4−フェニルアゼチジン−2−オン(16):
化合物(16)は、実施例IIIa〜dに説明したように製造したが、4−[(4−メトキシフェニルイミノ)メチル]ベンゾニトリルの代わりに4−(ベンジリデン−アミノ)ベンゾニトリルを用い、そして3−[5−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシペンタノイル−4−フェニルオキサゾリジン−2−オンの代わりに3−[5−(フェニル)−5−ヒドロキシペンタノイル]-4−フェニルオキサゾリジン−2−オンを用い、そして生成物IIIdをラネーニッケルによる還元にかけたことが異なる。
b) 1−[5−(4−{3−[3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)−2−オキソ−4−フェニルアゼチジン−1−イル}ベンジル−カルバモイル)ペンチル]−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタントリフルオロアセテート(17):
合成は、1−(4−アミノメチルフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル−3−ヒドロキシプロピル]−4−フェニルアゼチジン−2(オン)60mgを用いて出発し、実施例VIIbと同様に実施した。これにより分子量595.81(カチオン:C374743)の生成物を得た;MS(ESI)595.36(M+)。
実施例IX
1−[11−(4−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}ベンジルカルバモイル)ウンデシル]−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタントリフルオロアセテート(19):
Figure 2005533071
a) 1−(11−カルボキシウンデシル)−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロミド(18):
合成は、12−ブロモドデカン酸495mgを用いて出発し、実施例VIIaと同様に実施した。これにより分子量311.49(カチオン:C183522 +)の生成物を得た;MS(ESI)311.2(M+)。
b) 1−[11−(4−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル
)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソ−アゼチジン−2−イル}ベンジルカルバモイル)ウンデシル]−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタントリフルオロアセテート(19):
合成は、実施例VIIbと同様に実施した。これにより分子量715.96(カチオン:C4357243)の生成物を得た;MS(ESI)715.43(M+)。
実施例X
1−[11−{4−[3−(3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)−2−オキソ−4−フェニルアゼチジン−1−イル]ベンジルカルバモイル)ウンデシル)−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタントリフルオロアセテート(20):
Figure 2005533071
合成は、1−(4−アミノメチルフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−フェニルアゼチジン−2−オン74mgを用いて出発し、実施例IXbと同様に実施した。これにより分子量679.97(カチオン:C435943)の生成物を得た;MS(ESI)679.50(M+)。
実施例XI
1−[11−{4−[3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−2−(4−メトキシフェニル)−4−オキソアゼチジン−1−イル]ベンジルカルバモイル}ウンデシル)−4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタントリフルオロアセテート(21):
Figure 2005533071
a) ジメチルホルムアミド1ml中の1−(4−アミノメチルフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−(4−メトキシフェニル)アゼチジン−2−オン50mgおよびトリエチルアミン25μlの溶液を、ジメチルホルムアミド3ml中の12−ブロモドデカン酸70mg、EDC50mgおよびヒドロキシベンゾトリアゾール40mgの溶液に加え、混合物を室温で1時間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、水性塩化ナトリウム溶液で3回洗浄した。有機相をシリカゲルで濾過し、濃縮してフラッシュクロマトグラフィにより分離した。これにより分子量695.72(C3848BrFN24)のアルキルブロミド(72mg)を得た;MS(ESI)695.4(M+H+)。
b) 上記製造したアルキルブロミド72mgを、DABCO100mgと共にトルエン4ml中、100℃で20時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、HPLC(Knauer Eurospher-100-10-C18,水(0.1%トリフルオロ酢酸)/アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸)=80/20→10/90)によって分離した。これにより分子量727.99(カチオン:C4460144)の生成物を得た;MS(ESI)727.5(M+)。
実施例XII
N−{4−[3−(3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル)−2−オキソ−4−フェニルアゼチジン−1−イル]ベンジル}−N',N''−ジイソプロピルグアニジン(22)
Figure 2005533071
ジメチルホルムアミド2ml中の1−(4−アミノメチルフェニル)−3−[3−ヒドロキシ−3−フェニルプロピル]−4−フェニルアゼチジン−2−オン76mg、ジイソプロピルカルボジイミド64μl、ヒドロキシベンゾ−トリアゾール56mgおよびトリエチルアミン23μlの溶液を室温で22時間撹拌した。反応溶液を濃縮し、HPLC(Knauer Eurospher-100-10-C18,水(0.1%トリフルオロ酢酸)/アセトニトリル(0.1%トリフルオロ酢酸)=80/20→10/90)によって分離した。これにより分子量512.70(C324042)の生成物を得た;MS(ESI)513.4(M+H+)。
実施例XIII
N−(3−{1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−4−オキソアゼチジン−2−イル}ベンジル)−N',N''−ジイソプロピルグアニジン(23)
Figure 2005533071
合成は、4−(4−アミノメチルフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−3−[3−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル]−アゼチジン−2−オン60mgを用いて出発し、実施例XIIと同様に実施した。これにより分子量548.68(C3238242)の生成物を得た;MS(ESI)549.4(M+H+)。
Figure 2005533071
Figure 2005533071
下記の方法を用いて、本発明の式Iの化合物の活性を試験した。
マウス、ラットまたはハムスターの糞便排泄物を用いたコレステロール吸収+3H−タウ
ロコール酸排泄における効果
NMRIマウス、ウィスターラットまたはゴールデンシリアンハムスター(n=4〜6の群)を、代謝ケージ中に保持し、標準餌(Altromin, Lage (Lippe))を与えた。放射性トレーサ(14C−コレステロール)を投与する前の午後は餌を与えず、動物を格子に適応させた。
さらに、試験餌(イントラリピド(R)20中の14C−コレステロール、Pharmacia-Upjohn)を経口投与する24時間前に3H−TCA(タウロコール酸)(例えば1μCi/マウス、5μCi/ラットまで)を用いて動物を皮下注射により標識した。
コレステロール吸収試験:0.25ml/マウスのイントラリピド(R) 20(Pharmacia-Upjohn)(コレステロール0.1mg中の0.25μCiの14C−コレステロールでスパイクした)を強制飼養により経口投与した。
試験物質を0.5%メチルセルロース(Sigma)/5%ソルトール(BASF, Ludwigshafen)または適切なビヒクル中で別々に調製した。試験物質の投与体積は、0.5ml/マウスであった。試験餌(14Cコレステロールで標識されたイントラリピド)の直前に試験物質を投与した(コレステロール吸収試験)。
糞便を24時間にわたって集め、24時間後、14C−コレステロールおよび3H−タウロコール酸(TCA)の糞便排泄を測定した。
肝臓を摘出して均質化し、アリコートをオキシメート(Model 307, Packard)中で灰化して、摂取した/吸収された14C−コレステロールの量を測定した。
評価:
糞便試料:
合計重量を測定し、水を用いて試料を所定の体積にしてから均質化し、アリコートを蒸発させて乾燥状態にし、オキシメート(放射性標識試料の灰化用のPackard製Model 307)中で灰化し、放射性3H−H2Oおよび14C−CO2の量を、それぞれ排泄された3H−タウロコール酸および14C−コレステロールの量に外挿した(二重同位体技術)。用量−効果曲線からの用量としてのED200値は、同時に処置した対照群を基準にしてTCAまたはコレステロールの排泄が二倍になる用量として内挿した。
肝臓試料:
肝臓によって摂取された14C−コレステロールの量は、投与した用量に基づく。ED50値は、用量−効果曲線から肝臓による14Cコレステロールの摂取が、対照群を基準にして半分(50%)になる用量として内挿した。
下のED50値は、本発明の式Iの化合物の活性を示す。
実施例番号 ED 50 (肝臓)[mg/マウス]
III 0.1
VII 0.1
IX 0.1
X <1.0
XI 0.3
XV 0.3
XVIII 0.3
XIX 0.3
XXI 0.1
XXII 0.3
XXV 0.1
XXVI 0.03
XXXII 0.3
XXXIV 0.3
表からわかるように、式Iの化合物は、非常に良好なコレステロール低下作用を有する。
生体吸収:
Caco細胞モデル(A.R.Hilgers 等, Caco-2 cell monolayers as a model for drug transport across the intestinal mucosa, Pharm. Res. 1990, 7, 902)を用いて、式Iの化合物の生体吸収を検定した。
測定したデータから、本発明の式Iの化合物の生体吸収は、先行技術(参考構造)に記載された化合物:
Figure 2005533071
のものよりかなり低いことがわかる。

Claims (14)

  1. 式I
    Figure 2005533071
    {式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6は、互いに独立して(C0−C30)−アルキレン−(LAG)n〔ここで、nは、1〜5であってよく、そしてアルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−S(O)n−(ここで、n=0〜2)、−O−、−(C=O)−、−(C=S)−、−CH=CH−、−C≡C−、−N((C1−C6)−アルキル)−、−N(フェニル)−、−N((C1−C6)−アルキル−フェニル)−、−N(CO−(CH2)1-10−COOH)−または−NH−によって置き換えられてもよい〕;
    H、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、N3、CN、COOH、COO(C1−C6)−アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)−アルキル、CON[(C1−C6)−アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、O−(C1−C6)−アルキル、(ここで、アルキル基中の1個またはそれ以上または全ての水素は、フッ素によって置き換えられてもよい);
    C(=NH)(NH2)、PO32、SO3H、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル基は、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2によって2回まで置換されてもよい);
    NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、O−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6であり、そしてフェニル環は、F、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2によって一〜三置換されてもよい)であり;
    (LAG)nは、単、二または三環式トリアルキルアンモニウム基、単、二または三環式トリアルキルアンモニウムアルキル基、−(CH2)0-10−C(=NH)(NH2)、−(CH2)0-10−C(=NH)(NHOH)または−NR7−C(=NR8)(NR9R10)であり;
    R7、R8、R9およびR10は、互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−フェニル、フェニル、(C3−C8)−シクロアルキルであり;
    nは、1、2、3、4、5であり;
    その際、各場合において、基R1〜R6の少なくとも一つは、(C0−C30)−アルキレン−(LAG)n〔ここで、n=1〜5であり、そしてアルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−S(O)n−(ここで、n=0〜2)、−O−、−(C=O)−、−(C=S)−、−CH=CH−、−C≡C−、−N((C1−C6)−アルキル)−、−N(フェニル)−、−N((C1−C6)−アルキル−フェニル)−、−N(CO−(CH2)1-10−COOH)−また
    は−NH−によって置き換えられてもよい〕の意味を有しなければならない}の化合物およびその医薬上許容しうる塩。
  2. R2、R4、R5、R6は、互いに独立してH、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、N3、CN、COOH、COO(C1−C6)−アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)−アルキル、CON[(C1−C6)−アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、O−(C1−C6)−アルキル、(ここで、アルキル基中の1個またはそれ以上または全ての水素は、フッ素によって置き換えられてもよい);
    C(=NH)(NH2)、PO32、SO3H、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル基は、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2によって2回まで置換されてもよい);
    NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、O−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル環は、F、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2によって一〜三置換されてもよい)であり;
    R1およびR3は、互いに独立して(C0−C30)−アルキレン−(LAG)〔ここで、アルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−O−、−(C=O)−、−N(CH3)−または−NH−によって置き換えられてもよい〕;
    H、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、N3、CN、COOH、COO(C1−C6)−アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)−アルキル、CON[(C1−C6)−アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、O−(C1−C6)−アルキル、(ここで、アルキル基中の1個またはそれ以上または全ての水素は、フッ素によって置き換えられてもよい);
    C(=NH)(NH2)、PO32、SO3H、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル基は、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2によって2回まで置換されてもよい);
    NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、O−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル環は、F、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2によって一〜三置換されてもよい)であり;
    (LAG)は、単、二または三環式トリアルキルアンモニウム基、単、二または三環式トリアルキルアンモニウムアルキル基、−(CH2)0-10−C(=NH)(NH2)、−(CH2)0-10−C(=NH)(NHOH)または−NR7−C(=NR8)(NR9R10)であり;
    R7、R8、R9およびR10は、互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−フェニル、フェニル、(C3−C8)−シクロアルキルであり;
    その際、各場合において、基R1またはR3の少なくとも一つは、(C0−C30)−アルキレン−(LAG)〔ここで、アルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−O−、−(C=O)−、−N(CH3)−または−NH−によって置き換えられてもよい〕の意味を有しなければならない、請求項1に記載の式Iの化合物およびその医薬上許容しうる塩。
  3. R2、R4、R5、R6は、互いに独立してH、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、N3、CN、COOH、COO(C1−C6)−アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)−アルキル、CON[(C1−C6)−アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、O−(C1−C6)−アルキル、(ここで、アルキル基中の1個またはそれ以上または全ての水素は、フッ素によって置き換えられてもよい);
    C(=NH)(NH2)、PO32、SO3H、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル基は、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2によって2回まで置換されてもよい);
    NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、O−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル環は、F、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2によって一〜三置換されてもよい)であり;
    R1およびR3は、互いに独立して−(CH2)0-1−Y−W−(C0−C25)−アルキレン−Y'−W'−(LAG)〔ここで、アルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−O−によって置き換えられてもよい〕;
    H、F、Cl、Br、I、CF3、NO2、N3、CN、COOH、COO(C1−C6)−アルキル、CONH2、CONH(C1−C6)−アルキル、CON[(C1−C6)−アルキル]2、(C1−C6)−アルキル、(C2−C6)−アルケニル、(C2−C6)−アルキニル、O−(C1−C6)−アルキル、(ここで、アルキル基中の1個またはそれ以上または全ての水素は、フッ素によって置き換えられてもよい);
    C(=NH)(NH2)、PO32、SO3H、SO2−NH2、SO2NH(C1−C6)−アルキル、SO2N[(C1−C6)−アルキル]2、S−(C1−C6)−アルキル、S−(CH2)n−フェニル、SO−(C1−C6)−アルキル、SO−(CH2)n−フェニル、SO2−(C1−C6)−アルキル、SO2−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、そしてフェニル基は、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2によって2回まで置換されてもよい);
    NH2、NH−(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、NH(C1−C7)−アシル、フェニル、O−(CH2)n−フェニル、(ここで、n=0〜6、フェニル環は、F、Cl、Br、I、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル、NH2、NH(C1−C6)−アルキル、N((C1−C6)−アルキル)2、SO2−CH3、COOH、COO−(C1−C6)−アルキル、CONH2によって一〜三置換されてもよい)であり;
    Y、W、Y'、W'は、互いに独立してNH、NCH3、C=O、O、結合、またはS(O)n(ここで、n=0〜2)であるか、または
    Y−WもしくはY'−W'は、それぞれ一緒になって結合であり、
    (LAG)は、単、二または三環式トリアルキルアンモニウム基、単、二または三環式トリアルキルアンモニウムアルキル基、−(CH2)0-10−C(=NH)(NH2)、−(CH2)0-10−C(=NH)(NHOH)または−NR7−C(=NR8)(NR9R10)であり;
    R7、R8、R9およびR10は、互いに独立してH、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル−フェニル、フェニル、(C3−C8)−シクロアルキルであり;
    その際、各場合において、基R1またはR3の少なくとも一つは、−(CH2)0-1−Y−W−(C0−C25)−アルキレン−Y'−W'−(LAG)〔ここで、アルキレン基の1個またはそれ以上の炭素原子は、−O−によって置き換えられてもよい〕の意味を有しなければならない、請求項1または2に記載の式Iの化合物およびその医薬上許容しうる塩。
  4. (LAG)が三環式トリアルキルアンモニウムアルキル基である請求項1〜3のいずれか1項に記載の式Iの化合物およびその医薬上許容しうる塩。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の一つまたはそれ以上の化合物を含む医薬。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の一つまたはそれ以上の化合物および少なくとも一つのさらなる活性化合物を含む医薬。
  7. さらなる活性化合物として、脂質代謝を正常化する一つまたはそれ以上の化合物を含む請求項6に記載の医薬。
  8. さらなる活性化合物として、一つまたはそれ以上の、抗糖尿病薬、血糖低下活性化合物、HMGCoA還元酵素阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、PPARガンマアゴニスト、PPARアルファアゴニスト、PPARアルファ/ガンマアゴニスト、フィブレート、MTP阻害剤、胆汁酸吸収阻害剤、CETP阻害剤、ポリマー性胆汁酸吸着剤、LDL受容体誘発物質、ACAT阻害剤、抗酸化剤、リポタンパク質リパーゼ阻害剤、ATPクエン酸リアーゼ阻害剤、スクアレンシンテターゼ阻害剤、リポタンパク質(a)アンタゴニスト、リパーゼ阻害剤、インスリン、スルホニル尿素、ビグアニド、メグリチニド、チアゾリジンジオン、α−グルコシダーゼ阻害剤、ベータ細胞のATP依存性カリウムチャネルに作用する活性化合物、CARTアゴニスト、NPYアゴニスト、MC4アゴニスト、オレキシンアゴニスト、H3アゴニスト、TNFアゴニスト、CRFアゴニスト、CRF BPアンタゴニスト、ウロコルチンアゴニスト、β3アゴニスト、MSH(メラノサイト刺激ホルモン)アゴニスト、CCKアゴニスト、セロトニン再摂取阻害剤、混合されたセロトニンおよびノルアドレナリン作動性化合物、5HTアゴニスト、ボンベシンアゴニスト、ガラニンアンタゴニスト、成長ホルモン、成長ホルモン放出化合物、TRHアゴニスト、デカップリングタンパク質2または3のモジュレータ、レプチンアゴニスト、DAアゴニスト(ブロモクリプチン、ドプレキシン)、リパーゼ/アミラーゼ阻害剤、PPARモジュレータ、RXRモジュレータまたはTR−β−アゴニストまたはアンフェタミンを含む請求項6または7に記載の医薬。
  9. 脂質代謝の障害を治療する医薬として使用するための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  10. 活性化合物を医薬上許容しうる担体と混合し、この混合物を投与に適した形態にすることからなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の一つまたはそれ以上の化合物を含む医薬の製造方法。
  11. 高脂血症の治療用医薬を製造するための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物の使用。
  12. 血清コレステロール濃度を低下させる医薬を製造するための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物の使用。
  13. 動脈硬化症の治療用医薬を製造するための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物の使用。
  14. インスリン耐性の治療用医薬を製造するための請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物の使用。
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