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JPH08198883A - シランポリサルファイドの製造法 - Google Patents

シランポリサルファイドの製造法

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Publication number
JPH08198883A
JPH08198883A JP7247301A JP24730195A JPH08198883A JP H08198883 A JPH08198883 A JP H08198883A JP 7247301 A JP7247301 A JP 7247301A JP 24730195 A JP24730195 A JP 24730195A JP H08198883 A JPH08198883 A JP H08198883A
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JP
Japan
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carbon atoms
reaction
polysulfide
formula
solution
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Pending
Application number
JP7247301A
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English (en)
Inventor
Thomas E Childress
エッジワース チルドレス トーマス
James Stephen Ritscher
ステフェン リッチャー ジェームス
Curtis Louis Schilling Jr
ルイス シーリング ジュニア カーチス
Okey Glen Tucker Jr
グレン タッカー ジュニア オーケイ
Gene Beddoe Donald
ジーン ベドウ ドナルド
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OSI Specialties Inc
Original Assignee
OSI Specialties Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • C07F7/1872Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20
    • C07F7/1892Preparation; Treatments not provided for in C07F7/20 by reactions not provided for in C07F7/1876 - C07F7/1888

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加硫可能なゴムのカップリング剤として有用
なイオウ含有有機ケイ素化合物の改良製造法を提供す
る。 【解決手段】 (a)H2 Sガスを活性金属アルコキシ
ド溶液と接触させ、(b)元素イオウを工程(a)の生
成物と反応させ、そして(c)工程(b)の生成物を式
Q−R−Xのハロヒドロカルビルアルコキシシランと反
応させて式Q−R−Sn−R−Qの化合物シランポリサ
ルファイドを製造する。ただしR1はC1 〜C4 アルキ
ル基またはフェニルであり、R2 はC1 〜C8 アルコキ
シ基、C5 〜C8 シクロアルコキシ基、またはC1 〜C
8 アルキルメルカプトであり、RはC1 〜C18のヒドロ
カルビルであり、Xはハロゲンであり、nは2〜9の整
数である。工程(b)と(c)を一緒にして(a)H2
Sガスを活性金属アルコキシド溶液と接触させ、(b)
元素イオウおよび式Q−R−Xのハロヒドロカルビルア
ルコキシシランを工程(a)の生成物と反応させる、こ
とによって式Q−R−Sn−R−Qの化合物を製造する
こともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加硫可能なゴムにカ
ップリング剤を配合して、それから製造される製品を増
強するためのカップリング剤として有用なイオウ含有有
機ケイ素化合物の製造に関する。その好ましい形体にお
いて、本発明はΩ,Ω’−ビス(トリアルコキシシリル
アルキル)ポリサルファイドの製造を改良する。
【0002】イオウ含有有機ケイ素化合物はここ20年
のあいだに種々のゴム製品に用途を広げた。その用途と
してタイヤの壁およびボディ、ゴムホース、および多く
の他のゴム製品があげられる。その配合に応じて、えら
ばれたゴムの性質を変えることができる。
【0003】1980年代の初めから、自動車メーカー
は低ローリング耐性タイヤの製造に意欲を燃やした。多
数のイオウ含有有機ケイ素化合物がこの点で有用である
ことが見出された。えられる改良は湿潤トラクションお
よび摩耗を犠牲にすることなしに連邦燃料経済基準に合
致するのに有用であった。シランポリサルファイドカッ
プリング剤、たとえば3,3’−ビス(トリエトキシシ
リルプロピル)テトラサルファイド、は低ローリング耐
性タイヤにおける使用を提案した。
【0004】最適の効果を達成するために、それぞれの
低ローリング耐性タイヤはこの又は別の好適なシランの
数オンスを含むべきであることが見出された。
【0005】低ローリング耐性タイヤおよびその他の用
途に使用するのに有効な有機シランポリサルファイドを
良好な収率で製造して制御性のある且つ環境上衝撃性の
ある大量の経済的製造を可能にする新規な方法の必要性
がある。
【0006】
【従来の技術】有機シランポリサルファイドの製造技術
は良く確立されており、種々の方法戦術が提供されてい
る。メイヤー・シモン、シュバルツ、サーン、およびミ
ッチェルは金属ポリサルファイドとΩ−クロロアルキル
トリアルコキシシランとの反応を米国特許第3,84
2,111号に開示している。実施例2はNa2 4
3−クロロプロピルトリエトキシシランと絶対エタノー
ル中で反応させることによる3,3’−ビス(トリエト
キシシリルプロピル)テトラサルファイドの製造を示し
ている。金属ポリサルファイドの製造法は具体化されて
おらず、実施例にはこの出発物質が単離された化合物で
あることを暗示している。
【0007】プリートカの米国特許第4,072,70
1号には、3−クロロプロピルトリクロロシラン(実施
例1)とエタノールをまず加熱し、次いでアルコールの
存在下にイオウとNaSHの双方を加えることによるイ
オウ含有有機ケイ素化合物の製造が記載されている。反
応はその場でガス状硫化水素を発生させるが、そのイオ
ウの若干は回収可能ではなかった(この点に関して米国
特許第4,129,585号、第1欄32〜34行参
照)。それ故、加えたイオウに基づく収率は低い傾向が
あった。また、NaSHの使用はその潮解性と硫酸塩へ
の酸化傾向のために問題がある。潮解性は水が反応に入
ってアルコキシド試剤の加水分解を生ぜしめる危険が増
大するという観点からやっかいである。
【0008】米国特許第4,129,585号において
上記2つの特許を記述した後に、ブダー、プリートカ、
マイケル、シュバルツおよびブューシングは、ガス状硫
化水素の生成なしに上記化合物を製造する方法を述べて
いる。この方法は好適なアルカリ金属アルコレートたと
えばナトリウムエトキシドを、好ましくはアルコール性
溶液中で、所望のΩ−クロロアルキルトリアルコキシシ
ラン、好適な金属水素硫化物、およびイオウと反応させ
ることを要件としている。えられた生成物は生成塩を分
離し、アルコールを蒸留除去することによって精製され
る。ここでもまた、金属水素硫化物の使用は、注意を払
わなければ系に水が入る原料となりうる。フレンチおよ
びリーはまたアルカリ金属水素硫化物たとえばNaSH
を別の工程で使用する方法を述べている(米国特許第
5,399,739号)。
【0009】米国特許第4,507,490号におい
て、パレスター、ミッチェル、クラインシュミットおよ
びデシュラーはまずNa2 Sを作っている。ここでも彼
等は金属水素硫化物を使用しているが、これをアルカリ
金属と極性溶媒たとえばエタノール中で反応させてい
る。この反応は非常に発熱性であり、水素ガスを放出す
る。この反応はアルカリ金属アルコレート溶液の使用を
なくすといわれる。その製造は工業的に不可能と思われ
る非常に多くの時間を必要とする。Na2 Sは追加のイ
オウと反応して所望のポリサルファイド好ましくはNa
2 4 を生成する。このポリサルファイドを次いで所望
のΩ−クロロアルキルトリアルコキシシランたとえばC
l(CH2 3 Si(OC2 5 3 と反応させて所望
のΩ,Ω’−ビス(トリアルコキシシリルアルキル)ポ
リサルファイドを生成させる。
【0010】ジャンセンおよびステフェンは米国特許第
3,946,059号において上記の種類の方法を試み
批判している。彼等は100〜200℃の温度でビス
(アルキルアルコキシシリル)ジサルファイドとイオウ
を接触させることによって、上記の反応において生成す
る塩の生成従ってその分離をなくしている。然し、この
方法は高温処理の難点を付加し、スルフリルクロライド
とシリルメルカプタンとの反応によるビス−シリルジサ
ルファイドの初期製造を必要としている。パーカーらは
相転移触媒および水性相を包含するやや複雑な方法を述
べている(米国特許第5,405,985号)。
【0011】商業的形体のアルカリ金属サルファイドた
とえばナトリウムテトラサルファイドが使用しうる可能
性が存在するようにみえるけれども、これは実用的であ
るとはみえない。商業的形体のナトリウムテトラサルフ
ァイドは水を含んでおり、この水はアルコレートとの接
触前に完全に除去しなければならない。水が存在する
と、アルコキシドは加水分解し、ポリシロキサンポリマ
ーが生成する。そして米国特許第4,640,832号
のビットナーらの教示によればナトリウム塩と硫化水素
との反応があげられているけれども、このルートは若干
の発熱を伴い実用上の限定がある。反応温度は高い。た
とえばNa2 3 まはNa2 4 の生成について、反応
は好ましくは340°〜360℃で行われる。これらの
温度において、ポリサルファイドは腐食性であって、適
切な反応容器の選択が避けられない。ガラス状炭素につ
いて使用するようなアルミニウムとマグネシウムとの高
価な合金が示唆される。
【0012】従って、従来技術は硫化水素ガスの使用、
塩化ナトリウムの分離、および金属アルコキシレートの
製造がイオウ含有有機ケイ素化合物の製造において問題
であること、及びこれらのすべてを効率的に且つ有効に
結合する反応式が可能であることを認識しなかったこと
を代表的に見出した。本発明はこれらを集めて然もイオ
ウに基づく高収率を依然として得る方法を提供する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、加硫可能なゴムのカップリング剤として有用なイオ
ウ含有有機ケイ素化合物の改良製造法を提供することに
ある。
【0014】本発明の好ましい面の更にもう1つの目的
は、多数のゴム製品とくに低ローリング耐性ゴムを含む
ゴム製品の製造に有用なΩ−Ω’−ビス(トリアルコキ
シシリルアルキル)ポリサルファイドの改良製造法を提
供することにある。
【0015】本発明の更なる且つより特異的な目的は
3,3’−ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラ
サルファイドを高収率で経済的に製造することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】これらの及びその他の目
的は、次の諸工程すなわち、(a)硫化水素ガスを活性
金属アルコシキド溶液と接触させ、(b)元素イオウを
工程(a)の生成物と反応させ、そして(c)工程
(b)の生成物を式Q−R−Xのハロヒドロカルビルア
ルコキシシランと反応させて式Q−R−Sn−R−Qの
化合物を製造することを特徴とする本発明のシランポリ
サルファイドの製造法によって達成される。ただし式中
のQは
【0017】
【化4】
【0018】であり、R1 は1〜4個の炭素原子のアル
キル基またはフェニルであり、R2 は1〜8個の好まし
くは1〜4個の炭素原子をもつアルコキシ基、5〜8個
の炭素原子を含むシクロアルキル基、または1〜8個の
炭素原子をもつ直鎖または枝分かれ鎖のアルキルメルカ
プト基であり、種々のR1 およびR2 基は同一または異
なっていてよく、Rは1〜18個の炭素原子を含む二価
のヒドロカルビル基であり、Xはハロゲンであり、nは
2〜9の好ましくは3〜5の整数である。反応混合物は
この式に合致する多数の化合物を含むことができ、平均
は分数であることができる。
【0019】別の態様において、本発明の方法は工程
(b)と(c)を結合して工程(a)の生成物を元素状
のイオウと式Q−R−Xのハロヒドロカルビルアルコキ
シシランとのスラリ状混合物と反応させて生成物Q−R
−Sn−R−Q(式中のQ、R、Xおよびnは前記定義
のとおりである)を得ることからなる。
【0020】好ましい態様において、生成物は3,3’
−ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラファイド
であり、式(C2 5 O)3 Si(CH2 3 −S4
(CH2 3 Si(OC2 5 3 によって表され、
(a)ナトリウムエトキシレートのエタノール溶液を硫
化水素ガスと接触させてNa2 Sの溶液を製造し、
(b)元素状イオウをNa2 4 を作るに十分な量でN
2 S溶液に加え、そして生成する反応混合物にCl
(CH2 3 Si(OC2 5 3 を加えて反応を完了
させる、ことによって製造される。あるいはまたそれ
は、ナトリウムエトキシレートのエタノール溶液を硫化
水素ガスと接触させてナトリウムサルファイドの溶液を
製造し、そして次にこのようにして製造した中間生成物
をスラリ中で元素状イオウおよびCl(CH2 3 Si
(OC2 5 3 と反応させ、この反応を完了させるこ
とによって製造される。本発明のいずれかの態様の使用
によって、高品質のシランポリサルファイドが効率的に
且つ高収率でえられる。
【0021】この明細書の記述におけるすべての部およ
び%は重量基準であり、方法の参照段階での組成物の重
量を基準にしている。
【0022】
【詳細な記述】種々の目的に有用な、とくに加硫性ゴム
のカップリング剤として有用なイオウ含有有機ケイ素化
合物に関する本発明を、好ましい種類の化合物、Ω,
Ω’−ビス(トリアルコキシシリルアルキル)ポリサル
ファイドの製造に特に関連して記述する。
【0023】この種の化合物の中には下記に示す種々の
ポリサルファイドを包含する多数の物質がある。ここに
ポリサルファイドなる用語は次の式によるジ−、トリ
−、テトラ、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタ−、オクタ
−、およびノナ−サルファイドのすべてを含む。ビス
(トリメトキシシリルメチル)ポリサルファイド、ビス
(トリエトキシシリルメチル)ポリサルファイド、ビス
(ジメチルエトキシシリルメチル)ポリサルファイド、
ビス(トリプロポキシシリルメチル)ポリサルファイ
ド、ビス(トリブトキシシリルメチル)ポリサルファイ
ド、ビス(トリペントキシシリルメチル)ポリサルファ
イド、ビス(トリヘキソキシシリルメチル)ポリサルフ
ァイド、ビス(トリペプトキシシリルメチル)ポリサル
ファイド、およびビス(トリオクチルオキシシリルメチ
ル)ポリサルファイド;
【0024】3,3’−ビス(トリメトキシシリルプロ
ピル)ポリサルファイド、3,3’−ビス(トリエトキ
シシリルプロピル)ポリサルファイド、3,3’−ビス
(ジメチルエトキシシリルプロピル)ポリサルファイ
ド、3,3’−ビス(トリプロポキシシリルプロピル)
ポリサルファイド、3,3’−ビス(トリブトキシシリ
ルプロピル)ポリサルファイド、3,3’−ビス(トリ
ペントキシシリルプロピル)ポリサルファイド、3,
3’−ビス(トリヘキソキシシリルプロピル)ポリサル
ファイド、3,3’−ビス(トリヘプトキシシリルプロ
ピル)ポリサルファイド、3,3’−ビス(トリオクチ
ルオキシシリルプロピル)ポリサルファイド、および
3,3’−ビス(メチルジエトキシシリルプロピル)ポ
リサルファイド;
【0025】4,4’−ビス(トリメトキシシリルブチ
ル)ポリサルファイド、4,4’−ビス(トリエトキシ
シリルブチル)ポリサルファイド、4,4’−ビス(ジ
メチルエトキシシリルブチル)ポリサルファイド、4,
4’−ビス(トリプロポキシシリルブチル)ポリサルフ
ァイド、4,4’−ビス(トリブトキシシリルブチル)
ポリサルファイド、4,4’−ビス(トリペントキシシ
リルブチル)ポリサルファイド、4,4’−ビス(トリ
ヘキソキシシリルブチル)ポリサルファイド、および
4,4’−ビス(トリオクチルオキシシリルブチル)ポ
リサルファイド;
【0026】5,5’−ビス(トリメトキシシリルペン
チル)ポリサルファイド、5,5’−ビス(トリエトキ
シシリルペンチル)ポリサルファイド、5,5’−ビス
(ジメチルエトキシシリルペンチル)ポリサルファイ
ド、5,5’−ビス(トリプロポキシシリルペンチル)
ポリサルファイド、5,5’−ビス(トリペントキシシ
リルペンチル)ポリサルファイド、5,5’−ビス(ト
リペントキシシリルペンチル)ポリサルファイド、5,
5’−ビス(トリヘキソキシシリルペンチル)ポリサル
ファイド;および5,5’−ビス(トリヘプトキシシリ
ルペンチル)ポリサルファイド、および5,5’−ビス
(トリオクチルオキシシリルペンチル)ポリサルファイ
ド。
【0027】同様に、6,6’−ビス(トリアルコキシ
シリルヘキシル)ポリサルファイド;7,7’−ビス
(トリアルコキシヘプチル)ポリサルファイド;8,
8’−ビス(トリアルコキシシリルオクチル)ポリサル
ファイド;9,9’−ビス(トリアルコキシノニル)ポ
リサルファイド;10,10’−ビス(トリアルコキシ
シリルデシル)ポリサルファイド;およびこれらの異性
体も含まれる。事実、この記載は一般式 Q−R−Sn−R−Q (Q、Rおよびnは前記定義のとおりである)によって
包含される種の群の組合せからなる個々の化合物のそれ
ぞれを含むことを意味している。ここに使用するよう
に、nは整数約4として定義される。製造法のために、
式は代表的にnが平均4の値の範囲をもつ明白なポリサ
ルファイド類混合物を代表的に記述しているからであ
る。
【0028】この記述は上記方法のいずれかによる好ま
しい化合物 3,3’−ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラ
サルファイド (C2 5 O)3 Si(CH2 3 −S4 −(CH2
3 Si(OC2 5 3 の製造を説明するものである。次の記述において、Et
はエチル基を命名するために使用され、Meはメチル基
を命名するために使用される。
【0029】活性金属アルコキシドの製造 上記のように、本発明の方法を使用した多数の最終生成
物を製造することができる。これらのそれぞれについ
て、活性金属アルコキシド溶液を用いて出発することが
必要である。これは活性金属をアルコールと予備反応さ
せることによって代表的に誘導される。活性金属アルコ
キシドは式M−R2 をもつ。Mは活性金属を表し、R2
は前記定義のとおりである。好ましい活性金属の中にア
ルカリ金属とくにナトリウムおよびカリウムがある。最
も好ましいのはナトリウムである。然し他の有用な金属
のなかにリチウム、ルビジウム、およびセシウムがあ
る。好ましいアルコキシドのなかにメトキシ、エトキ
シ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、
i−ブトキシ、2−メトキシエトキシ、またはエトキシ
エトキシ基を含むものがあげられる。
【0030】予備反応は、それが行われる場合、アルコ
キシド基と相溶性の好適な有機溶媒中で行われる。実施
において、アルカリ金属または他の金属と反応せず望ま
しくない副生成を形成する有機化合物とも反応しない極
性有機溶媒を使用することができる。
【0031】好ましくは、有機溶媒は1〜5個の炭素原
子をもつ線状または枝分かれアルコール、たとえばメチ
ル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、ペンチルアル
コールならびにイソプロピルアルコール、イソブチルア
ルコール、および2−メトキシエタノールである。5〜
8個の炭素原子をもつシクロアルキルアルコールも好適
であり、たとえばシクロペンチルアルコール、シクロヘ
キシルアルコール、シクロオクチルアルコール、フェニ
ルまたはベンジルアルコール、があげられる。それぞれ
の場合にR2 基に相当するアルコールを使用するのも有
用である。ある与えられた場合にこれらのアルコールの
混合物を使用するのも有用でありうる。たとえば異なっ
たR2 基を1つの化合物中で使用する場合である。特に
好ましいのはメタノールおよびエタノールであり、好ま
しくは絶対アルコールの形体のものである。1つの好ま
しい方法において、ナトリウム金属をエタノールと反応
させてナトリウムエトキシレートのエタノール性溶液を
作る。
【0032】活性金属たとえばナトリウム金属と好適な
アルコールたとえばエタノールとの反応は好ましくは過
剰のアルコールを用いて行われ、金属アルコキシドたと
えばナトリウムエトキシドの溶液を形成する。次の方程
式はこの反応を要約している。
【0033】
【数1】
【0034】ナトリウムまたは他の金属は水分との接触
がないように保たれるべきである。ナトリウムメトキシ
ドの製造はアレンドによって記述された(Arend、
A.G.Perfumery Essent.Oil
Record,28,372−75,1947)。好ま
しいナトリウムエトキシド反応はナトリウムメトキシド
反応に似ているがこれよりややおそい。
【0035】ナトリウムエトキシド溶液の濃度は約10
wt%程度の低濃度であることができ且つその溶解度限
度ほどの高濃度であることができる。溶解度は25℃に
おいて約25wt%である。高濃度のナトリウムエトキ
シドが望ましい。与えられた反応器の対して良好な生成
物収率がえられるからである。商業的に利用されるナト
リウムエトキシドの代表的な濃度は約21wt%であ
る。
【0036】H2 S−活性金属アルコキシドの反応 H2 S(硫化水素)ガスは好適な溶媒(たとえばエタノ
ール)中の活性金属アルコキシドと反応させて好適な活
性金属サルファイドたとえばNa2 Sを生成させる。
【0037】
【数2】
【0038】この反応は約50〜約5,000ポンドバ
ッチの生産量で行うことができる。連続の又は半連続の
方法を使用することもできる。好ましくは、この反応は
過剰のエタノールを用いて行われ、代表的にエタノール
中21wt%溶液として好ましいナトリウムエトキシド
原料を充填して行われる。硫化水素ガスとナトリウムエ
トキシドとの好ましい反応は1:2の硫化水素とナトリ
ウムエトキシドのモル供給比を使用する。
【0039】反応は半バッチ式で好都合に行われる。ま
ず、金属アルコキシドのすべてを反応器に加える。次い
で、反応器内容物を反応に有効な温度に加熱する。好ま
しい場合、その温度は約40°〜約50℃の範囲、たと
えば約50℃である。硫化水素ガスを次いで反応器に供
給する。硫化水素供給速度は臨界的ではない。代表的に
それは1時間程度であるが、装置およびバッチの大きさ
に応じて変えることができる。反応の終わりに、活性金
属サルファイドのほとんどは溶液中にある。然し、若干
の固体活性金属サルファイド粒子が存在していてもよ
い。一般に、次の工程まで系を攪拌状態に保つのが望ま
しい。
【0040】好ましくは、反応器は硫化水素の添加中約
40℃〜約60℃の温度に保って退色を防ぐのが望まし
い。この反応は若干の退色を必要とする。硫化水素添加
の完了後に、供給導管を窒素でパージして液の黒色への
戻りを防ぐのが望ましい。反応後に、ケトルを好ましく
は冷却(たとえば25℃に冷却)してから、還流冷却器
を通して大気圧にパージしてエタノール蒸気を捕集する
のが好ましい。この間、ケトルを窒素ガスで覆った状態
にしておく。
【0041】この系には硫化水素の放出を捕捉するため
のスクラバーもしくはアブゾーバを備えるのが好まし
い。反応は好ましくは機械攪拌ケトル中で行って良好な
気−液混合を確保し、硫化水素と活性金属アルコキシド
の反応を促進させるのが望ましい。硫化水素ガスは望ま
しくは、アジテータ近くの好ましくはアジテータの下の
デイプ管もしくはガス・スパージャーを介して実質的に
供給される。
【0042】化学量論量が重要である。所望の比は活性
金属アルコキシド2モル当たり1モルの硫化水素であ
り、硫化水素添加の好ましい精度は約±3%である。
【0043】イオウの添加と反応 1つの態様において、硫化水素の反応が完了した後に、
反応混合物をたとえば25℃に冷却し、次いでイオウ好
ましくは粉末状のイオウを所望の活性金属ポリサルファ
イドを作るに十分な量で反応器に加える。イオウの添加
が完了したとき、反応器をたとえば約45℃に再加熱す
る。この期間中、系を窒素ブランケット下に好ましくは
大気圧に保つ。ナトリウムサルファイドからナトリウム
テトラサルファイドを製造するために、イオウとナトリ
ウムサルファイドのモル比は3:1であるが、2〜9個
のイオウ原子をもつポリサルファイドを得るために必要
に応じて変えることができる。この加熱中に、本発明の
この態様において次の反応が好ましくは起こる。
【0044】
【数3】
【0045】イオウ添加後に、反応器に攪拌を保つとこ
が好ましい。可溶化と反応を保証するに十分な攪拌をで
ある。イオウの添加中および添加後に、ケトルから空気
を追い出して、生成物の色調の暗色化をつづける酸化を
防ぐことも好ましい。
【0046】ハロヒドロカルビルトリアルコキシシラン 本発明の方法の2つの態様はいずれもハロヒドロカルビ
ルトリアルコキシシランを使用する。これらの化合物は
一般式Q−R−Xに一致する。式中のQおよびRは前記
定義のとおりであり、Xはハロゲン代表的には塩素であ
る。然し臭素、ヨードおよびフッ素の化合物も有効であ
る。この式において、それ故最終生成物においても、ヒ
ドロカルビル基Rはメチレンならびに好ましくはn−プ
ロピレン、i−ブチレン、またはn−ブチレンを表す
が、n−ペンチレン、2−メチルブチレン、3−メチル
ブチレン、1,3−ジメチルプロピレン、n−ヘキシレ
ン、またはn−デシレンであってもよい。
【0047】式Q−R−Xに入る化合物の例として次の
ものが挙げられる。3−クロロプロピルトリエトキシシ
ラン、3−ブロモプロピルトリエトキシシラン、クロロ
メチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメ
トキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラ
ン、3−クロロ−プロピルシクロヘキソキシジメチルシ
ラン、4−ブロモブチルジエトキシベンジルシラン、4
−クロロ−ブチルトリメトキシシラン、5−クロロペン
チルジメトキシフェニルシラン、3−ブロモ−i−ブチ
ル−トリエトキシシラン、3−クロロプロピルジメトキ
シ−p−エチルフェニルシラン、3−クロロプロピル−
エトキシメチルエチルシラン、5−クロロ−n−ペンチ
ルジエトキシシクロペンチルシラン、3−ブロモ−プロ
ピルジメトキシシクロペントキシシラン、3−ブロモ−
2−メチルプロピルジメトキシ−シクロオクチルシラ
ン、3−クロロプロピルジエトキシ−2−メトキシエト
キシ−シラン、3−クロロプロピル−ジブトキシメチル
シラン、3−ブロモプロピルフェニルオキシジメトキシ
シラン、3−クロロプロピル−ジ−i−ブトキシ−2−
メチルフェニルシラン、4−クロロブチルジメトキシベ
ンジルオキシシラン、3−クロロプロピルトリブトキシ
シラン、3−クロロプロピルジエトキシアミルシラン、
および3−クロロプロピルジエトキシ−p−メチルフェ
ニルシラン。
【0048】最終生成物の式の定義に一致する化合物を
包含する場合のように、ここでもまた、この記載は一般
式Q−R−X(Q、R、およびXは前記定義のとおり)
によって包含される種々の群の組合せからなる個々の化
合物のそれぞれを含むことを意味する。
【0049】本発明の第1の態様において、ハロヒドロ
カルビルトリアルコキシシランを上記のように製造した
ナトリウムポリサルファイドと反応させる。この態様の
好ましい形体において、クロロアルキルアルコキシシラ
ンをナトリウムポリサルファイドと反応させる。クロロ
アルキルシランは当業者に知られる技術により購入また
は製造することができる。1つの好ましい実施はこれを
Cl(CH2 3 Si(OMe)3 のトランスエステル
化によって製造することである。
【0050】あるいはまた、メトキシエステルを使用し
て3,3’−ビス(トリメトキシアルコキシシラン)ポ
リサルファイドを作り、次いでこれをその場でのエステ
ル交換によってエチルまたは高級エステルに転化するこ
ともできる。
【0051】この方法を使用して、Cl(CH2 3
i(OEt)3 を次のエステル交換反応によって、代表
的に約70°〜約100℃の温度および大気圧で、約2
000ppmのパラ−トルエンスルホン酸を使用して、
製造することができる。
【0052】
【数4】
【0053】この反応は系から副生メタノールを除去し
ながらエタノールを連続的に供給してクロロプロピルト
リエトキシシランに向かって平衡を駆動することによっ
て好ましく行われる。反応は有利には大気圧および還流
温度すなわち約80°〜約100℃のポット温度で有利
に始めることができる。反応の終わりにおいて、過剰エ
タノールは真空およびやや高い温度を使用してストリッ
プ除去することができる。エタノールストリップの代表
的な最終条件は約120℃の温度および約100mmH
gの圧力である。
【0054】活性金属ポリサルファイドとハロヒドロカ
ルビルトリアルコキシシランとの反応 第1の態様において、ナトリウムサルファイドをイオウ
と反応させることによって製造した活性金属ポリサルフ
ァイドをハロヒドロカルビルトリアルコキシシランと反
応させる。反応器へのハロヒドロカルビルトリアルコキ
シシラン(好ましくはクロロアルキルトリアルコキシシ
ラン)の供給は、好ましくは上記のイオウ添加後約45
℃の温度に達したらすぐ始める。この反応は次のとおり
である。
【0055】
【数5】
【0056】イオウおよびハロヒドロカルビルトリアル
コキシシランの添加および反応 本発明の別の方法において、上記のハロヒドロカルビル
アルコキシシランをイオウおよび上記のH2 S活性金属
アルコキシドを一工程で反応させる。この活性金属サル
ファイド溶液をハロヒドロカルビルアルコキシシラン中
の元素状イオウのスラリに加える。硫化水素の添加と反
応が完了した後に、反応混合物をたとえば約25℃に冷
却し、この溶液を約40〜45℃でS/Cl(CH2
3 Si(OEt)3 のスラリに加える。反応器の熱除去
能力と釣り合う速度で添加を行う。実験室のガラス器具
において、これは約1〜3時間を要する。添加が完了し
たら、反応器を好ましくは80℃に加熱し、適当な時間
すなわち約1〜3時間、代表的には約1時間半還流に保
つ。反応器中に攪拌を保って可溶化と反応を確保し、そ
して反応器中に生成する塩粒子を懸濁状態に保つのが好
ましい。この期間中、系を窒素ブランケット下に大気圧
に保って、ケトルから空気が出るようにして、生成物の
色調を暗色にするのに寄与する酸化を防ぐのが好まし
い。還流期間の後に、反応器を直ちに冷却すなわち約2
5℃に冷却する。好ましい生成物について、望まれる反
応は次のとおりである。
【0057】
【数6】
【0058】塩の除去 いずれかの態様において使用する反応は所望の生成物を
生成すると共に塩も生成する。好ましい反応において、
イオウおよびクロロプロピルトリエトキシシランの添加
工程において生じる塩化ナトリウム塩は濾過または遠心
分離によって除くことができる。濾過を使用するなら
ば、媒質の孔径は約5μであるべきである。代表的に、
濾過助剤は必要ない。平均粒径がやや大きいからであ
る。然し必要ならば使用することができる。遠心分離を
使用するならば、バスケットまたは連続スクロール型装
置を使用することができる。生成するフィルターケーキ
は残存する液体生成物を含むが、たとえばエタノールで
洗浄して全体の生成物収率を改良することができる。
【0059】溶媒ストリップ 本発明の方法は好ましくは、溶媒の有害水準をストップ
除去する好ましくは溶媒濃度を約5重量%未満の量に減
少させる工程を含む。上記の好ましい態様において、エ
タノール洗浄を行わなかったと仮定すると粗生成物は約
60wt%のエタノールを含む。ストリッピング、好ま
しくは単一相のストリッピングは約2wt%未満のエタ
ノールを含む生成物を得るために使用することができ
る。1つの好適なストリッピング技術は反応器中での粗
生成物のバッチ・ストリッピングである。たとえば10
0℃および50mmHg絶対圧の最終条件へのストリッ
ピングである。このエタノールストリップ中に少量の塩
は沈澱析出することがあり、生成物を最終の濾過にかけ
てこれを除くことが好ましい。
【0060】〔実施例〕本発明を更に具体的に説明する
ために以下の実施例を示すが、これらは如何なる点でも
本発明を限定するものと解すべきではない。他に特別の
記載のない限り、すべての部および%はそこに示す処理
工程での成分の重量を基準にしている。
【0061】実施例1 この実施例は好ましい最終生成物3,3’−ビス(トリ
エトキシシリルプロピル)テトラサルファイドの製造を
記述する。この結果を達成するために、ナトリウムエト
キシドを、ナトリウムテトラサルファイドのように、新
しく製造した。
【0062】ナトリウムエトキシドの製造 供給ロート、還流カラム、フリントガラスのスパージ
管、および温度計を備える500mlのガラス製反応器
に、17.0gの乾燥ナトリウム片を加えた。次いで反
応器およびカラムをN2 で>5分間パージした。次いで
227.4gのエタノールを供給ロートに充填した。こ
の工程のあいだ、エタノールをナトリウムが溶融しない
ように十分にゆっくりと加えた。85分後に、ナトリウ
ムのすべてをとかし、反応器を約80℃から約40℃に
冷却して次の工程に移した。
【0063】ナトリウムエトキシドによるH2 Sの反応 フリントガラスのスパージ管を通して硫化水素の添加を
始めた。スパージ期間中激しく攪拌しながら反応を行っ
た。約54分の供給時間のあいだ、10.31gの硫化
水素ガスを反応器に供給した。
【0064】Na2 4 の製造 上記の反応の後に、反応器を25℃に冷却した。反応器
の内容物は水白色であった。若干の未溶解Na2 Sが存
在した。この反応混合物に29.12gの昇華イオウを
加えた。反応器温度は25℃であった。イオウ添加の後
に、反応器内容物は暗色に変わった。反応器をN2 で6
分間スパージして捕捉空気を除いた。次いで反応器を還
流温度すなわち78−82℃に加熱した。25℃から8
2℃へのヒーティングアップ時間は13分であった。
【0065】クロロプロピルトリエトキシシランの製造 加熱マントル、温度計、エタノール添加ロート、および
5段トレーの1インチ径のガラス製Oldershaw
カラムを備える1Lのガラス製反応器中で、クロロプロ
ピルトリメトキシシランをエチルエステルすなわちクロ
ロプロピルトリエトキシシランに別にトランスエステル
化した。このカラムは少なくとも約3の理論トレーをも
つべきである。
【0066】この反応器にはじめに527.15gのク
ロロプロピルトリメトキシシラン、1.05gのp−ト
ルエンスルホン酸(2000ppm)、および130g
のエタノールを充填した。反応器の第1部分のあいだ、
反応器温度は80−90℃の範囲で操作した。次いでエ
タノール供給速度をカットバックし、反応器を98−1
15℃で操作して反応器からのMeOHの追出しを助け
た。全操作のあいだ約8:1の還流比を使用した。エタ
ノール使用量は理論量の2.3倍であった。反応は2日
間にわたって約8.9時間行った。操作の終わりにおけ
る高温(111℃)は比較的低い残存エタノール濃度す
なわち6.7%を確保するのを助けた。この物質は更に
真空ストリッピングしてエタノールを更に減少させるこ
とができる。 ガスクロマトグラフによる生成物の分析 エタノール 6.7面積% クロロプロピルメトキシジエトキシシラン 1.02面積% クロロプロピルトリエトキシシラン 90.7面積%
【0067】Na2 4 を用いるクロロプロピルトリエ
トキシシランの反応対応するメチルエステルのトランス
エステル化から製造したクロロプロピルトリエトキシシ
ランを原料として使用して3,3’−ビス(トリアルコ
キシシリルプロピル)テトラサルファイドを製造した。
上記のように製造したクロロプロピルトリエトキシシラ
ンの145.97gを添加ロートに加えた。反応器が還
流し始めたときにクロロプロピルトリエトキシシランの
添加を始めた。この反応を46分間にわたって行った。
【0068】生成物の回収 反応の終わりに、反応器中の物質はオレンジ懸濁固体に
より赤色であった。この系を還流で1.5時間保った。
反応器を25℃に冷却し、濾過のため一夜保持した。
0.25μのフィルターパッドを備える圧力フィルタを
通して反応器内容物を濾過した。フィルターケーキを6
35gのアセトンで洗い一夜乾燥した。反応器に31
8.54gの濾過を充填し100mmHgの真空を加え
ることによって生成物をエタノールストリッピングし
た。
【0069】最後に、ストリップ工程からの反応器内容
物を0.25μフィルターパッドを通して濾過し、14
3.39gの生成物をえた。生成物をガスクロマト(G
C)によって分析して、次の結果にみられる%イオウ、
溶媒のpH、ナトリウム濃度、および色調(GVS)を
えた。 生成物試料のGC分析 成 分 面積% EtOH 0.46 クロロプロピルトリエトキシシラン 0.45 3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン 1.3 3−イオウ 生成物 26 4−イオウ 生成物 68.6 生成物は22.4%のイオウおよび0.26ppmのナ
トリウムを含んでいた。溶媒のpHは6.3であり、色
調(GVS)は10〜11の等級であった。
【0070】実施例2 この実施例は好ましい最終生成物3,3’−ビス(トリ
エトキシシリルプロピル)テトラサルファイドの別の製
造を説明するものである。 ナトリウムエトキシドによるH2 Sの反応 ナトリウムエトキシドを上記実施例1に述べたように新
しく製造した。硫化水素の添加を上記のようにフリント
ガラスのスパージ管を通して開始した。丁度1時間の供
給時間中、12.7gの硫化水素ガスを反応器に供給し
た。後の使用のために溶液を添加ロートに加えた。
【0071】Na2 S溶液とイオウ/クロロプロピルト
リエトキシシランとの反応 実施例1に述べたように対応するメチルエステルのエス
テル交換から製造したクロロプロピルトリエトキシシラ
ンを原料として使用して、3,3’−ビス(トリアルコ
キシシリルプロピル)テトラサルファイドを製造した。
第2のガラス反応器に184.6gのクロロプロピルト
リエトキシシランと36.0gの粉砕イオウを加えた。
反応器に加熱マントル、還流カラム、攪拌器、および温
度計を装備した。シラン−イオウのスラリを45℃に加
熱した。次いでNa2 S溶液(添加ロートに入れてあ
る)を2.3時間かけて絶えず加えた。この期間中反応
温度を39℃〜49℃に保った。Na2 S添加の完了後
に、反応を45℃で1時間保持し、次いで75℃で1.
5時間保持した。
【0072】生成物の回収 次いで反応器を室温に冷却した。その内容物を濾過し
て、反応中に生成したNaCl固体を除いた。次に上記
工程からの濾液を100℃および50mmHgでストリ
ップしてエタノールを除いた。最後に、ストリップした
生成物を0.25ミクロンのフィルタを通して濾過し
た。最終生成物は190.6gの重量をもっていた。こ
れをガスクロマトグラフ22.4%の含有イオウで約7
0%の3,3’−ビス(トリエトキシシリルプロピル)
テトラサルファイドおよび約25%の3,3’−ビス
(トリエトキシシリルプロピル)トルサルファイドを含
むことがわかった。1%未満のクロロプロピルトリエト
キシシランが存在した。ガスクロマトグラフ分析は商業
的に入手しうる生成物に実質的に等しく、実施例1にお
いて上述した方法によって製造されたものと実質的に同
じであった。
【0073】実施例3 この実施例は本発明の方法を使用して達成される驚異的
効果ならびに本発明の方法における試剤の添加順序の重
要性を具体的に示すものである。 Na2 S/クロロプロピルトリエトキシシラン生成物と
イオウの反応 上記に使用したのと同様の装置において、エタノール中
のNa2 Sの溶液を上記のようにしてエタノール中21
%ナトリウムエトキシド260.7gと12.6gのH
2 Sガスから製造した。この溶液を還流加熱し、18
2.4gのクロロプロピルトリエトキシシランを時間に
わたって加えた。25℃に冷却した後に、35.6gの
イオウを加え、30分間以内加熱還流を続け、次いで9
0分間還流加熱した。濾過後に、ストリッピングしてい
ない生成物をガスクロマトグラフ分析したところ、主な
非溶媒成分がモノサルファイド(EtO)3 Si(CH
2 3 S−(CH2 3 Si(OEt)3 であり、かな
りな未反応クロロプロピルトリエトキシシランが存在す
ることがわかった。濾過していない反応混合物は未反応
イオウならびに予期された塩を含んでいた。
【0074】上記の記述は当業者に本発明を如何にして
実施するかを教えるためのものであり、自明の変性およ
び変化のすべてを詳細に示すことを意図するものではな
い。そのような変性と変化はこの記述を読む際に当業者
にとって明らかになるであろう。然し、このような自明
の変性と変化は特許請求の範囲に示す本発明の範囲内に
含まれることが意図される。特許請求の範囲は、文脈上
とくに反対のことを示さない限り、本発明の意図する目
的に合致するのに有効なすべての配列および系列に示す
成分と工程を保護している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームス ステフェン リッチャー アメリカ合衆国オハイオ州 45750 マリ エッタ ショーニー ドライブ #2, 106 (72)発明者 カーチス ルイス シーリング ジュニア アメリカ合衆国オハイオ州 45750 マリ エッタ ウインウッド ドライブ ルート 2 ボックス 139 (72)発明者 オーケイ グレン タッカー ジュニア アメリカ合衆国ウエスト バージニア州 26105 ビエンナ フォレスト ヒルズ ドライブ 1706 (72)発明者 ドナルド ジーン ベドウ アメリカ合衆国ウエスト バージニア州 26184 ウエバリー ピー オー ボック ス 95

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の諸工程すなわち、(a)硫化水素ガ
    スを活性金属アルコキシド溶液と接触させ、(b)元素
    イオウを工程(a)の生成物と反応させ、そして(c)
    工程(b)の生成物を式Q−R−Xのハロヒドロカルビ
    ルアルコキシシランと反応させて式Q−R−Sn−R−
    Qの化合物を製造することを特徴とするシランポリサル
    ファイドの製造法、ただし式中のQは 【化1】 であり、R1 は1〜4個の炭素原子のアルキル基または
    フェニルであり、R2 は1〜8個の好ましくは1〜4個
    の炭素原子をもつアルコキシ基、5〜8個の炭素原子を
    含むシクロアルコキシ基、または1〜8個の炭素原子を
    もつ直鎖または枝分かれ鎖のアルキルメルカプト基であ
    り、種々のR1 およびR2 基は同一または異なっていて
    よく、Rは1〜18個の炭素原子を含む二価のヒドロカ
    ルビル基であり、Xはハロゲンであり、nは2〜9の整
    数である。
  2. 【請求項2】 次の諸工程すなわち、(a)硫化水素ガ
    スを活性金属アルコキシド溶液と接触させ、(b)元素
    イオウおよび式Q−R−Xのハロヒドロカルビルアルコ
    キシシランを工程(a)の生成物と反応させて式Q−R
    −Sn−R−Qの化合物を製造することを特徴とするシ
    ランポリサルファイドの製造法、ただし式中のQは 【化2】 であり、R1 は1〜4個の炭素原子のアルキル基または
    フェニルであり、R2 は1〜8個の好ましくは1〜4個
    の炭素原子をもつアルコキシ基、5〜8個の炭素原子を
    含むシクロアルコキシ基、または1〜8個の炭素原子を
    もつ直鎖または枝分かれ鎖のアルキルメルカプト基であ
    り、種々のR1 およびR2 基は同一または異なっていて
    よく、Rは1〜18個の炭素原子を含む二価のヒドロカ
    ルビル基であり、Xはハロゲンであり、nは2〜9の整
    数である。
  3. 【請求項3】 nが3〜5の範囲にある請求項1または
    2の方法。
  4. 【請求項4】 Qが 【化3】 である請求項1または2の方法。
  5. 【請求項5】 R2 がエトキシである請求項1または2
    の方法。
  6. 【請求項6】 活性金属アルコキシドがナトリウムエト
    キシレートである請求項1または2の方法。
  7. 【請求項7】 ハロゲンが塩素である請求項1または2
    の方法。
  8. 【請求項8】 Rが1,3−プロピレンである請求項1
    または2の方法。
  9. 【請求項9】 最終反応工程の生成物がメトキシ誘導体
    であり、このメトキシシラン誘導体が高級アルコキシ基
    含有シラン誘導体に転化される請求項1または2の方
    法。
  10. 【請求項10】 下記の(a)および(b)すなわち、
    (a)ナトリウムエトキシレートのエタノール溶液を硫
    化水素ガスと接触させてNa2 Sの溶液を製造し、この
    Na2 S溶液にポリサルファイドを形成するに十分な量
    の元素状イオウを加え、そして生成する反応混合物にC
    l(CH2 3 Si(C2 5 O)3 を加えて反応を完
    了させ;および(b)ナトリウムエトキシレートのエタ
    ノール溶液を硫化水素と接触させてNa 2 Sの溶液を製
    造し、このNa2 S溶液を元素状イオウとCl(C
    2 3 Si(C2 5 O)3 のスラリに加えて反応を
    完了させる、ことからなる群からえらばれた(C2 5
    O)3 Si(CH2 3 −S−(CH 2 3 Si(OC
    2 5 3 の製造方法。
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