JP4614750B2 - レギュレータ - Google Patents
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Description
スタQb、電流制限用トランジスタQ1、電流制限値設定用抵抗Rm及びトランジスタQ2、Q3よりなるカレントミラー回路によって構成され、抵抗Rmにはカレントミラー回路を介してトランジスタQaに流れる電流Ioutの1/nの電流が流れる。
得られる。
このとき、電流制限値ImaxはトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧をVBEとす
ると、Imax=n×VBE/Rmとなる。
失オーバーによる破壊を防止するため、サーマルシャットダウン機能が必要となるという問題があった。
垂下型電流制限回路のこの問題点を解決するため、出力がGNDにショートした場合(地絡)など、出力電圧がダウンしたときは電流制限値が小さくなるような保護方式が各種提案されているが、従来の電流制限回路では、出力地絡時の電流制限値を小さく設定する
ことができず、また、出力電圧−負荷特性を自由に設定できるようにするためには、回路構成が複雑になる、という問題があった。
出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、
前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段と、
出力電圧に応じた電流を発生する電圧−電流変換手段とを備え、前記電圧−電流変換手段からの電流によって前記出力電流検出手段によって検出された出力電流を補正する電流制限回路と、
前記電圧−電流変換手段に入力される電圧が一定値を超えないように制限する電圧制限手段と、
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、
出力電圧を分割する出力電圧分割手段と、
前記基準電圧発生手段の出力と前記出力電圧分割手段の出力との誤差を検出する誤差検出手段と、
前記誤差検出手段の出力により駆動される出力制御手段と
を備えたレギュレータであって、
前記電圧制限手段と前記基準電圧発生手段とを接続することにより、前記電圧−電流変換手段に入力される基準電圧を前記基準電圧発生手段の基準電圧と共用したことを特徴とする。
前記電圧−電流変換手段の電圧―電流変換特性が変曲点を有することを特徴とする。
前記電圧−電流変換手段にオペアンプを使用したことを特徴とし、
本発明に係るレギュレータ(4)は、レギュレータ(1)または(2)において、
前記電流制限手段が前記所定値を電流源により発生することを特徴とする。
また、本発明に係るレギュレータ(5)は、レギュレータ(1)または(2)において、
前記出力電流検出手段と前記電圧−電流変換手段がそれぞれカレントミラー回路を備え、それぞれのカレントミラー回路のミラー比を変えたことを特徴とする。
また、本発明に係るレギュレータ(1)によれば、電圧−電流変換手段に入力される電圧が一定値を超えないように制限されるので、出力電圧が固定でない回路に適用すると有効な、垂下フの字特性の電流制限特性にすることができ、さらに、本発明に係るレギュレータ(1)は、電圧−電流変換手段に入力される基準電圧を基準電圧発生手段の基準電圧と共用しているので、回路を削減するとともに、消費電流を低減することができる。
また、本発明に係るレギュレータ(5)によれば、出力電流検出手段と電圧−電流変換手段の備えるカレントミラー回路のミラー比が変えられるので、通常動作時に流れる電流を小電流化し、消費電流を低減することができる。
力される電流Ioutの検出を行い、この電流Ioutが所定の電流値を越えないように出力電流Ioutの制限を行う電流制限回路Bにより構成されている。電圧制御回路Aは、基準電
圧Vrefを出力する基準電源VREF、エラーアンプ1、出力パワートランジスタQa及び出力電圧設定用分割抵抗Ra、Rbを備え、電流制限回路Bは、出力電流検出手段としての、パワートランジスタQaの1/nの電流を流すミラートランジスタQb及びトランジスタQ2、Q3よりなるカレントミラー回路と、電流制限手段としての、電流制限用トランジスタQ1及び電流制限値設定用抵抗Rmと、V/I変換回路Cを備えている。
Ra、Rbによる分圧電圧と基準電圧Vrefとの電圧比較を行い、分圧電圧が基準電圧Vrefに等しくなるように、比較結果に応じた電圧をパワートランジスタQaに出力する。パワートランジスタQaは、入力されたゲート電圧に応じた電流を出力端子を介して負荷に供給し、出力端子から出力電圧Voutとして所定の定電圧の出力を行う。
そして、パワートランジスタQaのドレイン電流が大きくなると、パワートランジスタQaと同一のゲート電圧が印加されたミラートランジスタQbのドレイン電流I2も比例して大きくなるため、カレントミラー回路のトランジスタQ3を流れる電流I3も大きくなる。
R1+R2)となり、出力電圧Voutに比例して変化する。
Ilim=n・{VBE/Rm+Vout・R2/Rn・(R1+R2)}・・・(1)
となる。
この(1)式より、電流制限値Ilimは、出力電圧Voutに応じて変化し、出力ショート(Vout=0V)電流Isは、Is=n・VBE/Rmとなる。
出力電圧を保ち、最大電流値Imaxを超える過電流状態では出力電圧、出力電流とも減少
し、負荷短絡状態では出力電圧はゼロに近く、ショート電流値を最大電流値Imaxの数分
の1に押さえるフの字特性の電流制限特性にすることができる。
図3は垂下フの字特性の電流制限回路をハイサイドスイッチに適用した実施例の回路図であり、このハイサイドスイッチは、スイッチング回路Dと電流制限回路Bにより構成され、スイッチング回路Dは、制御回路2、トランジスタQc、抵抗及びパワートランジスタQaを備えている。このスイッチング回路Dにおいて、制御回路2にハイレベルの信号が入力されると、トランジスタQcがONし、パワートランジスタQaがONするので、電源電圧Vccが出力電圧Voutとして、後段の回路に供給される。
このV/I変換回路Cにおいて、分割抵抗R1、R2により出力電圧Voutが分圧された電圧V7は、出力電圧Voutが高いときは、Vr+VBE(Q8)に制限されるため、図4
の出力電圧−負荷特性に示すように、出力電圧Voutが規定値以上では電流制限特性が垂
下特性となる垂下フの字特性にすることができる。
このとき、V7=Vout*R2/(R1+R2)=Vr+VBE(Q8)となるため、図4の出力電圧−負荷特性のImaxは、式(1)より
Imax=n・{VBE/Rm+Vout・R2/Rn・(R1+R2)}
=n・{VBE/Rm+(Vr+VBE)/Rn}・・・(2)
となる。
このような垂下フの字特性の電流制限回路は、ハイサイドスイッチなど出力電圧が固定でない回路に適用すると有効である。
図5は出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を有する電流制限回路をレギュレータに適用した実施例の回路図であり、このレギュレータは図1の実施例の電流制限回路BのV/I変換回路CにトランジスタQ8と基準電源VR及び抵抗R3を追加したものであり、その他の構成は図1と同じであるので、詳細な説明を省略する。
/(R1+R3)+Vr+VBE(Q8)となり、出力電圧Voutが(Vr+VBE(Q8))・(R1+R2+R3)/R2より低くなると、電圧V7は、V7=Vout・(R2+R3)/(R1+R2+R3)となるので、V/I変換回路Cの電圧−電流変換特性に変曲点
が生じる。
したがって、電流制限回路Bは、図6の出力電圧−負荷特性に示すように、出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持たせることが可能になる。
この電流制限回路では、抵抗R1、R2、R3の定数設定を変えることにより、図6の
出力電圧低下時の特性の傾斜を自由に設定することができるので、出力電圧Voutにつな
がる回路の電源電流特性に合わせて負荷特性を任意に調整することができる。
なお、図7の実施例では、図5の電流制限回路BのV/I変換回路CのトランジスタQ7に代えてオペアンプ3を用いたが、図1、図3の電流制限回路BのV/I変換回路Cの
トランジスタQ7に代えてオペアンプ3を用いて高精度化することも可能である。
図5の実施例では、ショート電流IsはIs=VBE/Rmで決まるが、一般に、VBEは−2mV/℃、抵抗RmはIC内の拡散抵抗を用いると、+1000〜4000ppm/℃の温度係
数を持つため、ショート電流Isは低温で大きくなる特性となるが、図8の実施例では、電流源Irmに温度特性の小さい電流源を使用すれば、ショート電流Isの温度変動を小さくすることが可能となる。
なお、図8の実施例では、図5の電流制限回路Bのショート電流設定用抵抗Rmに代えて電流源Irmを用いたが、上記と同様に、図1、図3の電流制限回路Bのショート電流設定用抵抗Rmに代えて電流源Irmを用いることもできる。
なお、図9の実施例では、図5の電流制限回路Bのカレントミラー回路Q2、Q3とカレントミラー回路Q4、Q5のミラー比を変えたが、上記と同様に、図1、図3の電流制限回路Bのカレントミラー回路Q2、Q3とカレントミラー回路Q4、Q5のミラー比を変えることも可能である。
を削減するとともに、消費電流を低減することができる。
なお、図10の実施例では、図5の電流制限回路のトランジスタQ8のベースの基準電源をエラーアンプ1の基準電源VREFと共用したが、図3の電流制限回路Bをレギュレー
タに適用し、トランジスタQ8のベースの基準電源をエラーアンプ1の基準電源VREFと
共用することも可能である。
図11の実施例では、トランジスタQ7をMOSトランジスタにすることにより、電圧制御回路Aの出力電圧設定用分割抵抗に流れる電流をゼロにし、出力電圧がずれないようにしている。また、トランジスタQ6もMOSトランジスタにすることにより、電流源Iaの電流値を小さくすることができる。
にバイポーラトランジスタを使用すると、そのドライブ電流は最大出力電流の1/HFE以上にする必要があり、以上の実施例のように、パワートランジスタQaのベースを制御して電流制限をかけるのは得策ではない。
なお、図12の実施例では、トランジスタQa〜Qc、Q1〜Q7にバイポーラトランジスタを使用しているが、MOSトランジスタを使用してもよいし、カレントミラー回路Q2、Q3及びQ4、Q5には高精度なカレントミラー回路を使用することも可能である。また、ショート電流を設定する抵抗Rmを温度特性の小さい電流源にすれば、ショート電流の温度変動を小さくすることが可能となる。
図13は図5の実施例の電流制限回路Bの電流制限用トランジスタQ1をNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタとし、パワートランジスタQaをドライブするトランジスタQcを制御するようにした電流制限回路をハイサイドスイッチに適用した実施例を示す図であり、図14に示すように、出力電圧−負荷特性の電流制限特性を変曲点を持った特性とすることができる。
とにより、電流制限特性をフの字特性とするものである。
あり、出力電流Ioutが増加すると、電圧Vrmが上昇する。そして、トランジスタQ1の
ゲート電圧をV1、トランジスタQ1のゲート−ソース間電圧をVTH(Q1)とした場合
、出力電流Ioutが増加し、電圧VrmがV1+VTH(Q1)になると、トランジスタQ1に電流が流れ、トランジスタQ2が動作して、ドライブトランジスタQcの電流を制御し、電流制限がかかる。
圧−負荷特性に示すように、出力電圧Voutが低下すると、ゲート電圧V1が低下し、電流制限値が小さくなる。
また、Vrm=Rm・Iout/n=V1+VTHより、電流制限値Ilimは、Ilim=n・(V1+VTH)/Rmとなり、ショート電流値IsはIs=n・VTH/Rmとなる。
なお、トランジスタQ2、トランジスタQcはNMOSトランジスタでもよいし、回路電流を低減する必要がない場合は、パワートランジスタQa、ミラートランジスタQb、トランジスタQ1にPNPトランジスタを使用してもよい。
図17は、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imaxを大きく設定した電流制限
回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、図15に示す電流制限回路の抵抗Rmと並列に抵抗RnとダイオードD1を設けたものであり、その他の構成は図15と同じであるので、詳細な説明を省略する。
ダイオードD1は、トランジスタQ1とのマッチングをとるため、PMOSトランジスタを使用するのが望ましいが、PNP、NPNなど他のトランジスタで構成することも可能である。
また、ダイオードD1の順方向電圧をVd(D1)とした場合、電圧VrmがVd(D1)より高い時は、抵抗Rnに電流が流れるため、抵抗Rnを抵抗Rmより十分小さい値に設定すると、最大電流値Imaxは抵抗Rnで決まり、Imax=n・(V1+VTH−Vd)/R
nとなる。
すなわち、ショート電流値Isは抵抗Rmで、最大電流値Imaxは抵抗Rnで決まるた
め、抵抗Rmの値を大きく、抵抗Rnの値を小さくすることにより、図18の出力電圧−負荷特性に示すように、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imax大きく設定する
ことができる。
図19は、電流制限特性を垂下フの字にした電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、図15に示す電流制限回路Bに、基準電圧Vrを出力する基準電源VRと基準電源VRがゲートに接続され、ソースとドレインをトランジスタQ1に接続したトランジスタQ3を設けたものであり、基準電圧Vrは電流制限のかかっていない通常動作時のゲート電圧V1よりも低い値に設定されている。
が増加すると、まずトランジスタQ3が動作するので、電流制限値Imaxは、Imax=n・(Vr+VTH)/Rmとなる。一方、電流制限状態になり、出力電圧Voutが低下し、V
1<Vrとなると、トランジスタQ1が動作し、出力電圧Voutの低下に従って電流制限値は小さくなり、Vout=0Vになると、Vrm=VTH(Q1)となるので、ショート電流値
IsはIs=n・VTH/Rmとなる。
これにより、図20の出力電圧−負荷特性に示すように、垂下フの字の電流制限特性にすることができる。
抵抗R2と並列に、トランジスタQ8と基準電圧Vrを出力する基準電源VRを設けたものであり、出力電圧Voutが上昇しても、トランジスタQ1のゲート電圧が規定値以上に
ならないようにしたものである。
1)となるので、ショート電流値IsはIs=n・VTH/Rmとなる。出力電圧Voutが
上昇すると、ゲート電圧V1も上昇するため電流制限値も上昇するが、ゲート電圧V1がVr+VBE(Q8)まで上昇すると、トランジスタQ8が動作して、出力電圧Voutが上
昇しても、ゲート電圧V1はそれ以上上がらなくなり、Vrm=Vr+VBE(Q8)+VTH(Q1)となり、電流制限値ImaxはImax=n・(Vr+VBE(Q8)+VTH(Q1))/Rmとなるので、図22の出力電圧−負荷特性に示すように、垂下フの字の電流制限特性にすることができる。
図23は、出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持たせた電流制限回路をハイサイドスイッチに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、図21の出力電圧Voutの分割抵抗にさらに、抵抗R3を追加したものであり、その他の構成
は図21と同じであるので、詳細な説明を省略する。
/(R1+R3)+Vr+VBE(Q8)となり、出力電圧Voutが(Vr+VBE)・(R1
+R2+R3)/R2より低くなると、ゲート電圧V1は、V1=Vout・(R2+R3
)/(R1+R2+R3)となるので、図24の出力電圧−負荷特性に示すように、出力
電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持たせることが可能になる。
この電流制限回路では、抵抗R1、R2、R3の定数設定を代えることにより、図24の出力電圧低下時の特性の傾斜を自由に設定することができるので、出力電圧Voutにつ
ながる回路の電源電流特性に合わせて負荷特性を調整することが可能となる。
図25は、電流制限回路のトランジスタQ1にカレントミラー回路を接続した電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路B
は、ミラートランジスタQbの電流をモニタする抵抗Rmと、抵抗Rmの上流電圧が上昇すると、電流が流れるベース接地のトランジスタQ1と、トランジスタQ2、Q3により構成されるカレントミラー回路と、トランジスタQ1に電流が流れるとオンするトランジスタQ4とで構成され、トランジスタQ1のゲートが出力電圧Voutの抵抗分圧電圧V1
に接続されている。
であり、出力電流Ioutが増加すると、電圧Vrmが上昇する。また、ゲート電圧V1はV
1=Vout・(Rb+Rc)/(Ra+Rb+Rc)であり、電圧VrmがV1+VTH(Q1)になると、トランジスタQ1に電流が流れ、トランジスタQ2、Q3、Q4が動作して
出力パワートランジスタQaのゲート電圧を制御し電流制限がかかる。トランジスタQ1のゲート電圧V1は出力電圧Voutの抵抗分圧値となっているため、図26の出力電圧−
負荷特性に示すように、出力電圧Voutが低下するとゲート電圧V1が低下して電流制限
値が小さくなるので、電流制限特性はフの字特性となる。
このとき、Vrm=Rm・Iout/n=V1+VTHより、電流制限値IlimはIlim=n・
(V1+VTH)/Rm、ショート電流値Isは、Is=n・VTH/Rmとなる。
なお、図17の電流制限回路の実施例のように、抵抗Rmと並列に、抵抗とダイオードを設け、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imaxを大きく設定できるようにする
ことも可能である。
図27は、垂下フの字の電流制限特性を有する電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、図25の電流制限回路Bに加えて、基準電圧Vrを出力する基準電源VRと基準電源VRがゲートに接続され、ソースとドレインをトランジスタQ1に接続したトランジスタQ5を設けたものであり、基準電圧Vrは電流制限のかかっていない通常動作時のゲート電圧V1よりも低い値に設定されている。
が増加すると、まずトランジスタQ5が動作するので、電流制限値Imaxは、Imax=n・(Vr+VTH)/Rmとなる。一方、電流制限状態になり、出力電圧Voutが低下し、V
1<Vrとなると、トランジスタQ1が動作し、出力電圧Voutの低下に従い電流制限値は小さくなり、Vout=0Vになると、Vrm=VTH(Q1)となるので、ショート電流値Is
はIs=n・VTH/Rmとなる。
これにより、図28の出力電圧−負荷特性に示すように、垂下フの字の電流制限特性にすることができる。
なお、電流制限特性を垂下フの字特性にする方法として、図21、図23の実施例の電流制限回路と同様に、出力電圧Voutの分割抵抗にスイッチング回路を設けることにより
、電流制限回路の電流制限特性を垂下フの字にすることも可能である。
図29は、電流制限回路BのトランジスタQ1により直接電圧制御回路Aのエラーアンプの差動段に電流を流す実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、ミラートランジスタQbの電流をモニタする抵抗Rmと、抵抗Rmの上流電圧が上昇すると、電流が流れるベース接地のトランジスタQ1とで構成され、トランジスタQ1のゲートが出力電圧Voutの抵抗分圧電圧V1に接続されている。
あり、出力電流Ioutが増加すると、電圧Vrmが上昇する。そして、トランジスタQ1の
ゲート−ソース間電圧をVTH(Q1)とした場合、出力電流Ioutが増加し、電圧Vrmが
V1+VTH(Q1)になると、トランジスタQ1に電流が流れ、電圧制御回路Aのエラー
アンプの差動段に電流を流し、ドライブトランジスタQcの電流を制御し電流制限がかかる。
圧−負荷特性に示すように、出力電圧Voutが低下すると、ゲート電圧V1が低下し、電流制限値が小さくなり、電流制限特性がフの字特性となる。
また、Vrm=Rm・Iout/n=V1+VTHより、電流制限値Ilimは、Ilim=n・(V1+VTH)/Rmとなり、ショート電流値IsはIs=n・VTH/Rmとなる。
なお、図17の電流制限回路の実施例のように、抵抗Rmと並列に、抵抗とダイオードを設け、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imaxを大きく設定できるようにする
ことも可能である。
図31は、電流制限特性を垂下フの字にした電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、図29に示す電流制限回路に基準電圧Vrを出力する基準電源VRと、基準電源VRがゲートに接続され、ソースとドレインをトランジスタQ1に接続したトランジスタQ5を設けたものであり、基準電圧Vrは電流制限のかかっていない通常動作時のゲート電圧V1よりも低い値に設定されている。
が増加すると、まずトランジスタQ5が動作するので、電流制限値Imaxは、Imax=n・(Vr+VTH)/Rmとなる。一方、電流制限状態になり、出力電圧Voutが低下し、V
1<Vrとなると、トランジスタQ1が動作し、出力電圧Voutの低下に従い電流制限値は小さくなり、Vout=0Vになると、Vrm=VTH(Q1)となるので、ショート電流値I
sはIs=n・VTH/Rmとなる。
これにより、図32の出力電圧−負荷特性に示すように、垂下フの字の電流制限特性にすることができる。
なお、電流制限特性を垂下フの字特性にする方法として、図21、図23の実施例の電流制限回路と同様に、出力電圧Voutの分割抵抗にスイッチング回路を設けることにより
、電流制限回路の電流制限特性を垂下フの字にすることも可能である。
B 電流制限回路
C V/I変換回路
D スイッチング回路
1 エラーアンプ
2 制御回路
3 オペアンプ
Qa パワートランジスタ
Qb ミラートランジスタ
Qc ドライブトランジスタ
Q1〜Q8 トランジスタ
Ra、Rb、Rc、Rm、Rn、R1〜R3 抵抗
Ia、Irm 電流源
Claims (5)
- 出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、
前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段と、
出力電圧に応じた電流を発生する電圧−電流変換手段とを備え、前記電圧−電流変換手段からの電流によって前記出力電流検出手段によって検出された出力電流を補正する電流制限回路と、
前記電圧−電流変換手段に入力される電圧が一定値を超えないように制限する電圧制限手段と、
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、
出力電圧を分割する出力電圧分割手段と、
前記基準電圧発生手段の出力と前記出力電圧分割手段の出力との誤差を検出する誤差検出手段と、
前記誤差検出手段の出力により駆動される出力制御手段と
を備えたレギュレータであって、
前記電圧制限手段と前記基準電圧発生手段とを接続することにより、前記電圧−電流変換手段に入力される基準電圧を前記基準電圧発生手段の基準電圧と共用したことを特徴とするレギュレータ。 - 請求項1に記載のレギュレータにおいて、
前記電圧−電流変換手段の電圧―電流変換特性が変曲点を有することを特徴とするレギュレータ。 - 請求項1または請求項2に記載のレギュレータにおいて、
前記電圧−電流変換手段にオペアンプを使用したことを特徴とするレギュレータ。 - 請求項1または請求項2に記載のレギュレータにおいて、
前記電流制限手段が前記所定値を電流源により発生することを特徴とするレギュレータ。 - 請求項1または請求項2に記載のレギュレータにおいて、
前記出力電流検出手段と前記電圧−電流変換手段がそれぞれカレントミラー回路を備え、それぞれのカレントミラー回路のミラー比を変えたことを特徴とするレギュレータ。
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