Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3520046B2 - 高強度銅合金 - Google Patents

高強度銅合金

Info

Publication number
JP3520046B2
JP3520046B2 JP2000381863A JP2000381863A JP3520046B2 JP 3520046 B2 JP3520046 B2 JP 3520046B2 JP 2000381863 A JP2000381863 A JP 2000381863A JP 2000381863 A JP2000381863 A JP 2000381863A JP 3520046 B2 JP3520046 B2 JP 3520046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
copper alloy
less
crystal grain
stress relaxation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000381863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002180161A (ja
Inventor
崇夫 平井
隆行 宇佐見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2000381863A priority Critical patent/JP3520046B2/ja
Priority to TW090123710A priority patent/TWI255860B/zh
Priority to US09/966,389 priority patent/US6893514B2/en
Priority to CNB011409886A priority patent/CN1262679C/zh
Priority to KR10-2001-0060446A priority patent/KR100472650B1/ko
Priority to DE10147968A priority patent/DE10147968B4/de
Publication of JP2002180161A publication Critical patent/JP2002180161A/ja
Priority to US10/602,646 priority patent/US7090732B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3520046B2 publication Critical patent/JP3520046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C9/00Alloys based on copper
    • C22C9/06Alloys based on copper with nickel or cobalt as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/08Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of copper or alloys based thereon

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)
  • Contacts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子、コネクタ、
スイッチなどの材料として好適な高強度銅合金に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の電気・電子機器の小型化および高
性能化に伴って、そこに用いられるコネクタなどの材料
にも、より厳しい特性改善が要求されるようになった。
具体的には、例えば、コネクタのばね接点部に使用され
る板材の厚さが非常に薄くなり接触圧力の確保が難しく
なってきている。即ち、コネクタのばね接点部では、通
常、板材(ばね材)を撓ませて、その反力で電気的接続
に必要な接触圧を得ているが、板材の厚さが薄くなると
同じ接触圧を得るためには撓み量を大きくする必要があ
り、そうすると、板材が弾性限度を超えて塑性変形して
しまうことがある。このため、板材には弾性限度の一層
の向上が要求されることになる。
【0003】この他、コネクタのばね接点部の材料には
応力緩和特性、熱伝導性、曲げ加工性、耐熱性、メッキ
密着性、マイグレーション特性など多岐に渡る特性が要
求される。中でも強度、応力緩和特性、熱・電気伝導
性、曲げ加工性が重要である。ところで、前記コネクタ
のばね接点部には、従来より、リン青銅が大量に用いら
れているが、リン青銅は前記要求を完全に満たすことが
できず、近年は、より高強度で応力緩和特性に優れ、導
電性も良好なベリリウム銅(JIS−C1753合金)
への切り替えが進んでいる。しかしながら、ベリリウム
銅は非常に高価な上、金属ベリリウムには毒性がある。
【0004】このため、前記接点部材料には、ベリリウ
ム銅と同等の特性を有し、かつ安価で、安全性の高い材
料が強く望まれるようになり、多くの材料の中から比較
的強度の高いCu−Ni−Si系合金(特開昭63−1
30739号公報など)が注目され、昭和60年代後半
に盛んに研究され多数の発明がなされた。しかし、現在
市場で使用されている銅合金を見渡すと、当時開発され
たCu−Ni−Si系合金は、残念ながらベリリウム銅
の代替材には成り得ていない。その理由は強度および応
力緩和特性がベリリウム銅に及ばないためと思われる。
【0005】この他、前記接点部材料には、前記Cu−
Ni−Si系合金の応力緩和特性をMgを添加して改善
した銅合金が提案されている(特開平5−59468号
公報など)が、Mgを添加しただけではベリリウム銅と
同等の応力緩和特性は得られず、更なるブレークスルー
が必要とされている。本発明の目的は、端子、コネク
タ、スイッチなどの材料として好適な、強度、導電性、
曲げ加工性、応力緩和特性、メッキ密着性などに優れる
銅合金を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来から知ら
れているCu−Ni−Si系合金を近年のニーズを満足
するように改良し、前記課題を解決した銅合金である。
即ち、請求項1記載の発明は、Niを3.5〜4.5ma
ss%、Siを0.7〜1.0mass%、Mgを0.01〜
0.20mass%、Snを0.05〜1.5mass%、Zn
を0.2〜1.5mass%含み、Sの含有量を0.005
mass%未満に制限し、残部がCuおよび不可避不純物か
らなる銅合金であって、その結晶粒径が0.001mm
を超え0.025mm以下であり、かつ前記結晶粒の形
状、つまり最終塑性加工方向と平行な断面における結晶
粒の長径aと最終塑性加工方向と直角な断面における結
晶粒の長径bの比(a/b)が0.8以上1.5以下で
あり、引張強さが800N/mm2 以上であることを特
徴とする高強度銅合金である。
【0007】請求項2記載の発明は、Niを3.5〜
4.5mass%、Siを0.7〜1.0mass%、Mgを
0.01〜0.20mass%、Snを0.05〜1.5ma
ss%、Znを0.2〜1.5mass%含み、更にAg0.
005〜0.3mass%、Co0.05〜2.0mass%、
Cr0.005〜0.2mass%の中から選ばれる1種ま
たは2種以上を総量で0.005〜2.0mass%含み、
Sの含有量を0.005mass%未満に制限し、残部Cu
および不可避不純物からなる銅合金であって、その結晶
粒径が0.001mmを超え0.025mm以下であ
り、かつ前記結晶粒の形状、つまり最終塑性加工方向と
平行な断面における結晶粒の長径aと最終塑性加工方向
と直角な断面における結晶粒の長径bの比(a/b)が
0.8以上1.5以下であり、引張強さが800N/m
2 以上であることを特徴とする高強度銅合金である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は電子機器用コネクタに好
適な銅合金であるが、強度、導電性(熱・電気伝導
性)、曲げ加工性、応力緩和特性、メッキ密着性などが
要求されるあらゆる電気・電子機器用部材に適用可能で
ある。本発明の銅合金は、Cuマトリックス中にNiと
Siの化合物が析出した適度の強度と導電性を有する銅
合金に、Sn、Mg、Znを適量添加し、更に結晶粒径
を0.001mmを超え0.025mm以下とし、同時
に最終塑性加工方向と平行な断面における結晶粒の長径
aと、最終塑性加工方向と直角な断面における結晶粒の
長径bの比(a/b)を1.5以下として曲げ加工性と
応力緩和特性を改善することを骨子としている。本発明
者等は、特に応力緩和特性を従来のベリリウム銅と同等
以上にするためには、Ni、Si、Mg、Sn、Znの
含有量、結晶粒径および結晶粒の形状を厳密に制御する
ことが重要であり、これら要素のうちの一つが欠けた場
合でも目標とする特性値が得られないことを新たに知見
し、この知見に基づき更に検討を重ねて、本発明を完成
させるに至った。
【0009】以下に本発明の銅合金の合金元素について
説明する。CuにNiとSiを添加すると、Ni−Si
系化合物(Ni2 Si相)がCuマトリックス中に析出
して強度および導電性が向上することが知られている。
本発明において、Niの含有量を3.5〜4.5mass%
に規定する理由は、3.5mass%未満ではベリリウム銅
と同等以上の強度が得られず、4.5mass%を超えると
鋳造時や熱間加工時に強度向上に寄与しない析出が生じ
添加量に見合う強度が得られないばかりか、熱間加工性
および曲げ加工性に悪影響を及ぼすという問題が生じる
ためである。
【0010】SiはNiとNi2 Si相を形成するた
め、Ni量が決まると最適なSi添加量が決まる。Si
量が0.7mass%未満ではNi量が少ないときと同様に
ベリリウム銅と同等以上の強度が得られず、Si量が
1.0mass%を超えるとNi量が多い場合と同じ問題が
生じる。
【0011】強度はNiおよびSi量によって変化し、
それに対応して応力緩和特性も変化する。従って、ベリ
リウム銅と同等以上の応力緩和特性を得るためには、N
iおよびSiの含有量を本発明の範囲内に確実に制御す
る必要があり、更に後述のMg、SnおよびZnの含有
量、結晶粒径および結晶粒の形状を適正に制御する必要
がある。
【0012】Mg、Sn、Znは本発明を構成する重要
な合金元素である。これらの元素は相互に関係しあって
良好な特性をバランス良く実現している。Mgは応力緩
和特性を大幅に改善するが、曲げ加工性には悪影響を及
ぼす。応力緩和特性の改善にはMg量は0.01mass%
以上で多ければ多いほど良いが、0.20mass%を超え
ると曲げ加工性が要求特性を満たさなくなる。本発明で
はNi2 Si相の析出による強化量が従来のCu−Ni
−Si系合金よりも格段に大きいことから、曲げ加工性
が低下し易いので、Mg量は厳密に制御する必要があ
る。
【0013】SnはMgと相互に関係し合って、応力緩
和特性をより一層向上させるが、その効果はMg程大き
くない。Snが0.05mass%未満ではその効果が充分
に現れず、1.5mass%を超えると導電性が大幅に低下
する。
【0014】Znは曲げ加工性を若干改善する。Zn量
を0.2〜1.5mass%に規定することにより、Mgを
最大0.20mass%まで添加しても実用上問題ないレベ
ルの曲げ加工性が得られる。この他、ZnはSnメッキ
やハンダメッキの密着性やマイグレーション特性を改善
する。Zn量が0.2mass%未満ではその効果が充分に
得られず、1.5mass%を超えると導電性が低下する。
【0015】次に、強度向上に有効なAg、Co、Cr
の副成分元素について説明する。Agは耐熱性および強
度を向上させると同時に、結晶粒の粗大化を阻止して曲
げ加工性を改善する。Ag量が0.005mass%未満で
はその効果が充分に得られず、0.3mass%を超えて添
加しても特性上に悪影響はないもののコスト高になる。
これらの観点からAgの含有量は0.005〜0.3ma
ss%とする。
【0016】CoはNiと同様にSiと化合物を形成し
て強度を向上させる。Coの含有量を0.05〜2.0
mass%に規定する理由は、0.05mass%未満ではその
効果が充分に得られず、2.0mass%を超えると曲げ加
工性が低下するためである。
【0017】Crは銅中に微細に析出して強度向上に寄
与する。0.005mass%未満ではその効果が充分に得
られず、0.2mass%を超えると曲げ加工性が劣化して
くる。これらの観点からCrの最適含有量は0.005
〜0.2mass%とする。
【0018】前記Ag、Co、Crを2種以上同時に添
加する場合の総含有量は、要求特性に応じて0.005
〜2.0mass%の範囲内で決定される。
【0019】Sは熱間加工性を悪化させるため、その含
有量は0.005mass%未満に規定する。特には0.0
02mass%未満が望ましい。
【0020】本発明では、強度や導電性などの特性を低
下させない範囲でFe、Zr、P、Mn、Ti、V、P
b、Bi、Alなどを添加しても良い。例えば、Mnは
熱間加工性を改善する効果があり、導電性を劣化させな
い程度に0.01〜0.5mass%添加することは有効で
ある。
【0021】本発明では、前記組成の銅合金の特性を好
適に実現するために結晶粒径および結晶粒の形状を厳密
に規定する。本発明において、前記結晶粒径を0.00
1mmを超え0.025mm以下に規定する理由は、結
晶粒径が0.001mm以下では再結晶組織が混粒(大
きさの異なる結晶粒が混在した組織)と成り易く、曲げ
加工性並びに応力緩和特性が低下し、また結晶粒径が
0.025mmを超えると曲げ加工性に悪影響が及ぶた
めである。なお、前記結晶粒径はJISH0501(切
断法)に基づいて測定した値とする。
【0022】本発明において、結晶粒の形状とは、最終
塑性加工方向と平行な断面における結晶粒の長径aと最
終塑性加工方向と直角な断面における結晶粒の長径bの
比(a/b)を指し、前記比(a/b)を1.5以下に
規定する理由は、前記比(a/b)が1.5を超える
と、応力緩和特性が低下するためである。なお、前記比
(a/b)が0.8を下回る場合も応力緩和特性が低下
し易くなるので、0.8以上が望ましい。
【0023】本発明の銅合金は、例えば、鋳塊を熱間圧
延し、次いで冷間圧延、溶体化熱処理、時効熱処理、最
終冷間圧延、低温焼鈍の各工程を順に施して製造され
る。本発明において、前記結晶粒径および結晶粒の形状
は、前記製造工程において、熱処理条件、圧延加工率、
圧延の方向、圧延時のバックテンション、圧延時の潤滑
条件、圧延時のパス回数などを調整して制御する。
【0024】本発明において、最終塑性加工方向とは、
最終に施した塑性加工が圧延加工の場合は圧延方向、引
抜(線引)の場合は引抜方向を指す。なお、塑性加工と
は圧延加工や引抜加工であり、テンションレベラーなど
の矯正(整直)を目的とする加工は含めない。
【0025】本発明において、引張強さを800N/m
2 以上に規定する理由は、引張強さが800N/mm
2 未満だと応力緩和特性が低下するためである。この理
由は明らかでないが、引張強さと応力緩和特性には相関
関係があり、引張強さが低いと応力緩和特性が低下する
傾向にある。ベリリウム銅と同等以上の応力緩和特性を
実現するためには、圧延条件などを選定して、引張強さ
を800N/mm2 以上にする必要がある。
【0026】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。 (実施例1)表1に示す本発明規定組成の銅合金(N
o.A〜D)を高周波溶解炉にて溶解し、DC法により
厚さ30mm、幅100mm、長さ150mmの鋳塊に
鋳造した。次にこれら鋳塊を1000℃で30分間保持
後、厚さ12mmに熱間圧延し、その後、速やかに冷却
した。次いで、熱間圧延板を、両面各1.5mmづつ切
削して酸化被膜を除去したのち、冷間圧延(イ)により
厚さ0.265〜0.280mmに加工し、次いで87
5℃〜900℃の温度で15秒間熱処理し、その後、直
ちに15℃/sec以上の冷却速度で冷却した。次に不
活性ガス雰囲気中で475℃で2時間の時効処理を施
し、次いで最終塑性加工である冷間圧延(ハ)を行い、
最終的な板厚を0.25mmに揃えた。前記最終塑性加
工後、引き続き350℃で2時間の低温焼鈍を施して銅
合金板材を製造した。
【0027】(比較例1)表1に示す本発明規定組成の
銅合金(No.A、B)を下記製造条件により加工して
厚さ0.25mmの銅合金板材を製造した。即ち、製造
条件は、熱間圧延後、酸化皮膜を除去するまでは実施例
1と同じ工程とし、その後、冷間圧延(イ)により厚さ
0.265〜0.50mmに加工し、次いで875℃〜
925℃の温度で15秒間熱処理し、その後、直ちに1
5℃/sec以上の冷却速度で冷却し、ここで試料によ
っては50%以下の冷間圧延(ロ)を行い、次いで実施
例1と同じ条件で、不活性ガス雰囲気中での時効処理→
最終塑性加工(冷間圧延(ハ)、最終板厚0.25m
m)→低温焼鈍を施して銅合金板材を製造した。
【0028】(比較例2)表1に示す本発明規定外組成
の銅合金(No.E〜M)を用いた他は、実施例1と同
じ方法により銅合金板材を製造した。
【0029】(比較例3)表1に示す本発明規定外組成
の銅合金(No.H、K)を下記製造条件により加工し
て厚さ0.25mmの銅合金板材を製造した。即ち、製
造条件は、熱間圧延後、酸化皮膜を除去するまでは実施
例1と同じ工程とし、その後、冷間圧延(イ)により厚
さ0.40〜0.42mmに加工し、次いで850℃〜
875℃の温度で15秒間熱処理し、その後、直ちに1
5℃/sec以上の冷却速度で冷却し、次いで実施例1
と同じ条件で、不活性ガス雰囲気中での時効処理→最終
塑性加工(冷間圧延(ハ)、最終板厚0.25mm)→
低温焼鈍を施して銅合金板材を製造した。
【0030】実施例1および比較例1〜3で製造した各
々の銅合金板材について(1)結晶粒径、(2)結晶粒
形状、(3)引張強さと伸び、(4)導電率、(5)曲
げ加工性、(6)応力緩和特性、(7)メッキの耐熱剥
離性(密着性)を評価した。従来のベリリウム銅(JI
S−C1753合金)板材についても同様の評価を行っ
た。(1)の結晶粒径はJISH0501(切断法)に
基づいて測定した。即ち、図1に示すように、板材の最
終冷間圧延方向(最終塑性加工方向)と平行な断面を
A、および最終冷間圧延方向と直角な断面をBとし、前
記断面Aでは最終冷間圧延方向と平行な方向と直角な方
向の2方向で結晶粒径を測定し、測定値の大きい方を長
径a、小さい方を短径とした。前記断面Bでは板面の法
線方向と平行な方向と、板面の法線方向と直角な方向の
2方向で結晶粒径を測定し、測定値の大きいほうを長径
b、小さい方を短径とした。前記結晶粒径は、前記銅合
金板の結晶組織を走査型電子顕微鏡で1000倍に拡大
して写真に撮り、写真上に200mmの線分を引き、前
記線分で切られる結晶粒数nを数え、(200mm/
(n×1000))の式から求めた。前記線分で切られ
る結晶粒数が20に満たない場合は、500倍の写真に
取り長さ200mmの線分で切られる結晶粒数nを数
え、(200mm/(n×500))の式から求めた。
【0031】(1)結晶粒径は、断面A、Bで求めたそ
れぞれの長径と短径の4値の平均値を0.005mmの
整数倍に丸めて示した。 (2)結晶粒の形状は、前記断面Aの長径aを前記断面
Bの長径bで除した値(a/b)で示した。 (3)引張強さと伸びは、JISZ2201記載の5号
試験片を用い、JISZ2241に準拠して求めた。 (4)導電率はJISH0505に準拠して求めた。 (5)曲げ加工性の評価は、内側曲げ半径が0.1mm
の90゜曲げを行い、曲げ部にクラックが生じないもの
は良好(○)、クラックが生じたものは不良(×)と判
定した。 (6)応力緩和特性は、日本電子材料工業会標準規格
(EMAS−3003)の片持ちブロック式を採用し、
表面最大応力が600N/mm2 となるよう負荷応力を
設定して150℃恒温槽に1000時間保持して緩和率
(S.R.R.)を求めた。0hr試験後の緩和率
(S.R.R.)で示した。 (7)メッキの密着性は、試験片に厚さ3μmの共晶半
田をメッキし、これを大気中150℃で1000時間加
熱した後、90°の曲げおよび曲げ戻しをしたのち、曲
げ部分の半田メッキの密着状況を目視観察した。メッキ
の剥離が認めら無い場合は密着性良好(○)、剥離した
ものは密着性不良(×)と判定した。結果を表2に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、本発明例のN
o.1〜7(うち、No.2は参考例)は、いずれも優
れた特性を示している。これに対し、比較例のNo.8
は、Ni、Si量が少なかったため引張強さおよび応力
緩和特性が低く、従来のC1753合金より劣った。 No.9はNi、Si量が多かったため熱間加工中に割
れが生じ正常に製造することができなかった。 No.10とNo.13はMg量、Sn量がそれぞれ本
発明の規定値を外れたため応力緩和特性に劣っている。 No.11はMg量が多いため曲げ加工性が劣った。 No.12はMg量が多い上、結晶粒の形状が本発明規
定値外のため曲げ加工性の他、応力緩和特性にも劣っ
た。 No.14はSn量が多いため冷間圧延中にコバ割れが
生じ製造を中止した。 No.15はZn量が少ないため、曲げ加工性に劣り、
メッキ剥離が起きた。 No.16はZn量が少ない上、結晶粒径と結晶粒の形
状がともに本発明規定値外のため、曲げ加工性に劣り、
メッキ剥離が起き、更に応力緩和特性も低下した。 No.17はCr量が本発明規定値外のため曲げ加工性
が低下した。 No.18はS量が本発明規定値を超えているため熱間
圧延中に割れが発生し正常に製造することができなかっ
た。 No.19とNo.20は結晶粒の形状が本発明規定値
外のため何れも応力緩和特性が大幅に低下した。No.
20は曲げ加工性も低下した。 No.21、22は結晶粒径が本発明規定値外のため何
れも曲げ加工性が低下した。No.23は結晶粒の形状
および結晶粒径が本発明規定値外のため曲げ加工性およ
び応力緩和特性に劣った。
【0035】
【発明の効果】以上に記述したように、本発明の高強度
銅合金は、強度、導電性、曲げ加工性、応力緩和特性、
メッキの密着性などに優れるため、近年の傾向である電
気・電子機器部品の小型化および高性能化に好適に対応
できる。本発明の銅合金は端子、コネクタ、スイッチな
どに好適であるが、その他、スイッチ、リレーなどの一
般導電材料としても好適である。依って、工業上顕著な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で規定する結晶粒径および結晶粒形状の
求め方の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 9/00 C22F 1/00 - 3/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Niを3.5〜4.5mass%、Siを
    0.7〜1.0mass%、Mgを0.01〜0.20mass
    %、Snを0.05〜1.5mass%、Znを0.2〜
    1.5mass%含み、Sの含有量を0.005mass%未満
    に制限し、残部がCuおよび不可避不純物からなる銅合
    金であって、その結晶粒径が0.001mmを超え0.
    025mm以下であり、かつ前記結晶粒の形状、つまり
    最終塑性加工方向と平行な断面における結晶粒の長径a
    と最終塑性加工方向と直角な断面における結晶粒の長径
    bの比(a/b)が0.8以上1.5以下であり、引張
    強さが800N/mm2 以上であることを特徴とする高
    強度銅合金。
  2. 【請求項2】 Niを3.5〜4.5mass%、Siを
    0.7〜1.0mass%、Mgを0.01〜0.20mass
    %、Snを0.05〜1.5mass%、Znを0.2〜
    1.5mass%含み、更にAg0.005〜0.3mass
    %、Co0.05〜2.0mass%、Cr0.005〜
    0.2mass%の中から選ばれる1種または2種以上を総
    量で0.005〜2.0mass%含み、Sの含有量を0.
    005mass%未満に制限し、残部Cuおよび不可避不純
    物からなる銅合金であって、その結晶粒径が0.001
    mmを超え0.025mm以下であり、かつ前記結晶粒
    の形状、つまり最終塑性加工方向と平行な断面における
    結晶粒の長径aと最終塑性加工方向と直角な断面におけ
    る結晶粒の長径bの比(a/b)が0.8以上1.5以
    下であり、引張強さが800N/mm2 以上であること
    を特徴とする高強度銅合金。
  3. 【請求項3】 日本電子材料工業会標準規格(EMAS
    −3003)の片持ちブロック式において、表面最大応
    力が600N/mm となるよう負荷応力を設定し、1
    50℃恒温槽に1000時間保持して得られる応力緩和
    率(S.R.R.)が、JIS−C1753合金におけ
    る該応力緩和率(S.R.R.)と同等以下であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の高強度銅合金。
  4. 【請求項4】 内側曲げ半径が0.1mmの90°曲げ
    において、曲げ部にクラックが生じないことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の高強度銅合金。
JP2000381863A 2000-12-15 2000-12-15 高強度銅合金 Expired - Fee Related JP3520046B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000381863A JP3520046B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 高強度銅合金
TW090123710A TWI255860B (en) 2000-12-15 2001-09-26 High-mechanical strength copper alloy
US09/966,389 US6893514B2 (en) 2000-12-15 2001-09-27 High-mechanical strength copper alloy
KR10-2001-0060446A KR100472650B1 (ko) 2000-12-15 2001-09-28 고강도 동합금
CNB011409886A CN1262679C (zh) 2000-12-15 2001-09-28 高机械强度的铜合金
DE10147968A DE10147968B4 (de) 2000-12-15 2001-09-28 Kupferlegierung von hoher mechanischer Festigkeit
US10/602,646 US7090732B2 (en) 2000-12-15 2003-06-25 High-mechanical strength copper alloy

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000381863A JP3520046B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 高強度銅合金

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002180161A JP2002180161A (ja) 2002-06-26
JP3520046B2 true JP3520046B2 (ja) 2004-04-19

Family

ID=18849785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000381863A Expired - Fee Related JP3520046B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 高強度銅合金

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6893514B2 (ja)
JP (1) JP3520046B2 (ja)
KR (1) KR100472650B1 (ja)
CN (1) CN1262679C (ja)
DE (1) DE10147968B4 (ja)
TW (1) TWI255860B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057788A1 (ja) 2007-11-01 2009-05-07 The Furukawa Electric Co., Ltd. 強度、曲げ加工性、耐応力緩和特性に優れる銅合金材およびその製造方法

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3520034B2 (ja) 2000-07-25 2004-04-19 古河電気工業株式会社 電子電気機器部品用銅合金材
JP3520046B2 (ja) 2000-12-15 2004-04-19 古河電気工業株式会社 高強度銅合金
US7090732B2 (en) 2000-12-15 2006-08-15 The Furukawa Electric, Co., Ltd. High-mechanical strength copper alloy
JP4664584B2 (ja) * 2003-09-18 2011-04-06 株式会社神戸製鋼所 高強度銅合金板および高強度銅合金板の製造方法
US20050236074A1 (en) * 2004-02-27 2005-10-27 Kuniteru Mihara Copper alloy
JP3837140B2 (ja) * 2004-04-30 2006-10-25 日鉱金属株式会社 Cu−Ni−Si−Mg系銅合金条
JP3946709B2 (ja) * 2004-05-13 2007-07-18 日鉱金属株式会社 Cu−Ni−Si−Mg系銅合金条
JP4809602B2 (ja) * 2004-05-27 2011-11-09 古河電気工業株式会社 銅合金
EP1873266B1 (en) * 2005-02-28 2012-04-25 The Furukawa Electric Co., Ltd. Copper alloy
WO2006109801A1 (ja) * 2005-04-12 2006-10-19 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 銅合金およびその製造方法
KR100792653B1 (ko) * 2005-07-15 2008-01-09 닛코킨조쿠 가부시키가이샤 전기 전자기기용 동합금 및 그의 제조 방법
JP5306591B2 (ja) * 2005-12-07 2013-10-02 古河電気工業株式会社 配線用電線導体、配線用電線、及びそれらの製造方法
JP2007169764A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Furukawa Electric Co Ltd:The 銅合金
US8268098B2 (en) 2006-05-26 2012-09-18 Kobe Steel, Ltd. Copper alloy having high strength, high electric conductivity and excellent bending workability
US20080190523A1 (en) * 2007-02-13 2008-08-14 Weilin Gao Cu-Ni-Si-based copper alloy sheet material and method of manufacturing same
EP1967596B1 (en) * 2007-02-13 2010-06-16 Dowa Metaltech Co., Ltd. Cu-Ni-Si-based copper alloy sheet material and method of manufacturing same
US8287669B2 (en) * 2007-05-31 2012-10-16 The Furukawa Electric Co., Ltd. Copper alloy for electric and electronic equipments
JP4974193B2 (ja) * 2008-02-08 2012-07-11 古河電気工業株式会社 電気電子部品用銅合金板材
KR101114147B1 (ko) * 2008-03-31 2012-03-13 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 전기전자기기용 동합금 재료 및 전기전자부품
EP2270242B1 (en) * 2008-03-31 2014-06-04 The Furukawa Electric Co., Ltd. Copper alloy material for electric or electronic apparatuses, method for producing it and component
CN102822364A (zh) * 2010-04-02 2012-12-12 Jx日矿日石金属株式会社 电子材料用Cu-Ni-Si系合金
KR20140025607A (ko) 2011-08-04 2014-03-04 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 구리 합금

Family Cites Families (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853059B2 (ja) 1979-12-25 1983-11-26 日本鉱業株式会社 析出硬化型銅合金
JPS59193233A (ja) 1983-04-15 1984-11-01 Toshiba Corp 銅合金
US4612167A (en) 1984-03-02 1986-09-16 Hitachi Metals, Ltd. Copper-base alloys for leadframes
US4656003A (en) 1984-10-20 1987-04-07 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Copper alloy and production of the same
JPS61127842A (ja) 1984-11-24 1986-06-16 Kobe Steel Ltd 端子・コネクタ−用銅合金およびその製造方法
EP0189745B1 (en) 1985-02-01 1988-06-29 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Lead material for ceramic package ic
US4594221A (en) 1985-04-26 1986-06-10 Olin Corporation Multipurpose copper alloys with moderate conductivity and high strength
US4728372A (en) 1985-04-26 1988-03-01 Olin Corporation Multipurpose copper alloys and processing therefor with moderate conductivity and high strength
JPS63130739A (ja) 1986-11-20 1988-06-02 Nippon Mining Co Ltd 半導体機器リ−ド材又は導電性ばね材用高力高導電銅合金
JPH01180932A (ja) 1988-01-11 1989-07-18 Kobe Steel Ltd ピン・グリッド・アレイicリードピン用高力高導電性銅合金
JPH01272733A (ja) 1988-04-25 1989-10-31 Mitsubishi Shindoh Co Ltd 半導体装置用Cu合金製リードフレーム材
JPH02118037A (ja) 1988-10-28 1990-05-02 Nippon Mining Co Ltd 酸化膜密着性に優れた高力高導電性銅合金
JP2714560B2 (ja) 1988-12-24 1998-02-16 日鉱金属株式会社 ダイレクトボンディング性の良好な銅合金
US5028391A (en) 1989-04-28 1991-07-02 Amoco Metal Manufacturing Inc. Copper-nickel-silicon-chromium alloy
JPH03188247A (ja) 1989-12-14 1991-08-16 Nippon Mining Co Ltd 曲げ加工性の良好な高強度高導電銅合金の製造方法
JP2977845B2 (ja) 1990-01-30 1999-11-15 株式会社神戸製鋼所 ばね特性、強度及び導電性に優れた耐マイグレーション性端子・コネクタ用銅合金
JP2503793B2 (ja) 1991-03-01 1996-06-05 三菱伸銅株式会社 打抜金型の摩耗抑制効果を有する電気電子部品用Cu合金板材
JPH0830235B2 (ja) 1991-04-24 1996-03-27 日鉱金属株式会社 導電性ばね用銅合金
JPH051367A (ja) 1991-06-24 1993-01-08 Mitsubishi Electric Corp 電気・電子機器用銅合金材料
JPH05311278A (ja) 1991-11-28 1993-11-22 Nikko Kinzoku Kk 応力緩和特性を改善した銅合金
US5463247A (en) 1992-06-11 1995-10-31 Mitsubishi Shindoh Co., Ltd. Lead frame material formed of copper alloy for resin sealed type semiconductor devices
JP2797846B2 (ja) * 1992-06-11 1998-09-17 三菱伸銅株式会社 樹脂封止型半導体装置のCu合金製リードフレーム材
JP3275377B2 (ja) 1992-07-28 2002-04-15 三菱伸銅株式会社 微細組織を有する電気電子部品用Cu合金板材
JP2501275B2 (ja) 1992-09-07 1996-05-29 株式会社東芝 導電性および強度を兼備した銅合金
JPH06100983A (ja) 1992-09-22 1994-04-12 Nippon Steel Corp 高ヤング率・高降伏強度を有するtabテープ用金属箔およびその製造方法
KR940010455B1 (ko) 1992-09-24 1994-10-22 김영길 고강도, 우수한 전기전도도 및 열적안정성을 갖는 동(Cu)합금 및 그 제조방법
JP3511648B2 (ja) 1993-09-27 2004-03-29 三菱伸銅株式会社 高強度Cu合金薄板条の製造方法
KR0157257B1 (ko) 1995-12-08 1998-11-16 정훈보 석출물 성장 억제형 고강도, 고전도성 동합금 및 그 제조방법
US5833920A (en) 1996-02-20 1998-11-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Copper alloy for electronic parts, lead-frame, semiconductor device and connector
JP3408929B2 (ja) 1996-07-11 2003-05-19 同和鉱業株式会社 銅基合金およびその製造方法
JP3344924B2 (ja) 1997-03-31 2002-11-18 日鉱金属株式会社 酸化膜密着性の高いリードフレーム用銅合金
JP3800269B2 (ja) 1997-07-23 2006-07-26 株式会社神戸製鋼所 スタンピング加工性及び銀めっき性に優れる高力銅合金
JP4308931B2 (ja) 1997-11-04 2009-08-05 三菱伸銅株式会社 SnまたはSn合金メッキ銅合金薄板およびその薄板で製造したコネクタ
JP3510469B2 (ja) 1998-01-30 2004-03-29 古河電気工業株式会社 導電性ばね用銅合金及びその製造方法
JP3797786B2 (ja) 1998-03-06 2006-07-19 株式会社神戸製鋼所 電気・電子部品用銅合金
JP3739214B2 (ja) 1998-03-26 2006-01-25 株式会社神戸製鋼所 電子部品用銅合金板
TW448235B (en) 1998-12-29 2001-08-01 Ind Tech Res Inst High-strength and high-conductivity Cu-(Ni, Co)-Si copper alloy for use in leadframes and method of making the same
JP3520034B2 (ja) 2000-07-25 2004-04-19 古河電気工業株式会社 電子電気機器部品用銅合金材
JP3520046B2 (ja) 2000-12-15 2004-04-19 古河電気工業株式会社 高強度銅合金
US7090732B2 (en) 2000-12-15 2006-08-15 The Furukawa Electric, Co., Ltd. High-mechanical strength copper alloy
JP3824884B2 (ja) 2001-05-17 2006-09-20 古河電気工業株式会社 端子ないしはコネクタ用銅合金材
JP2003094045A (ja) 2001-09-27 2003-04-02 Lapur:Kk 浄水器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057788A1 (ja) 2007-11-01 2009-05-07 The Furukawa Electric Co., Ltd. 強度、曲げ加工性、耐応力緩和特性に優れる銅合金材およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1262679C (zh) 2006-07-05
KR20020053702A (ko) 2002-07-05
TWI255860B (en) 2006-06-01
US20020119071A1 (en) 2002-08-29
US6893514B2 (en) 2005-05-17
DE10147968A1 (de) 2002-08-29
KR100472650B1 (ko) 2005-03-07
DE10147968B4 (de) 2005-08-18
JP2002180161A (ja) 2002-06-26
CN1358875A (zh) 2002-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3520046B2 (ja) 高強度銅合金
JP3520034B2 (ja) 電子電気機器部品用銅合金材
JP3699701B2 (ja) 易加工高力高導電性銅合金
JP4809602B2 (ja) 銅合金
JP5306591B2 (ja) 配線用電線導体、配線用電線、及びそれらの製造方法
JP5261500B2 (ja) 導電性と曲げ性を改善したCu−Ni−Si−Mg系合金
JP4418028B2 (ja) 電子材料用Cu−Ni−Si系合金
JP4440313B2 (ja) 電子材料用Cu−Ni−Si−Co−Cr系合金
JP3510469B2 (ja) 導電性ばね用銅合金及びその製造方法
WO2010064547A1 (ja) 電子材料用Cu-Ni-Si-Co系銅合金及びその製造方法
JP4830035B2 (ja) 電子材料用Cu−Si−Co系合金及びその製造方法
JP3824884B2 (ja) 端子ないしはコネクタ用銅合金材
JP3383615B2 (ja) 電子材料用銅合金及びその製造方法
TWI429764B (zh) Cu-Co-Si alloy for electronic materials
JP3797882B2 (ja) 曲げ加工性が優れた銅合金板
EP2221391A1 (en) Copper alloy sheet material
JP2000178670A (ja) 半導体リードフレーム用銅合金
JP3962751B2 (ja) 曲げ加工性を備えた電気電子部品用銅合金板
JP6222885B2 (ja) 電子材料用Cu−Ni−Si−Co系銅合金
JP4494258B2 (ja) 銅合金およびその製造方法
JP3977376B2 (ja) 銅合金
JPH10195562A (ja) 打抜加工性に優れた電気電子機器用銅合金およびその製造方法
JP4646192B2 (ja) 電気電子機器用銅合金材料およびその製造方法
JP2001279347A (ja) 曲げ加工性および耐熱性に優れた高強度銅合金およびその製造方法
JP4175920B2 (ja) 高力銅合金

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040130

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3520046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees