JP2012500855A5 - - Google Patents

Claims (18)

1. 免疫応答を調節可能な医薬組成物であって、ＰＤ−１、ＰＤ−Ｌ１、ＰＤ−Ｌ２、Ｂ７．１およびその断片からなる群から選択される有効な量のＰＤ−１アンタゴニストを含んでなり、内因性リガンドのＰＤ−１受容体への間欠的接近を可能にする、医薬組成物。
2. ＰＤ−１アンタゴニストが内因性ＰＤ−Ｌ１と、ＰＤ−１との結合を阻害または低減する、請求項１に記載の医薬組成物。
3. ＰＤ−１アンタゴニストが内因性ＰＤ−Ｌ２と、ＰＤ−１との結合を阻害または低減する、請求項１に記載の医薬組成物。
4. ＰＤ−１アンタゴニストがＰＤ−１と結合する、請求項１に記載の医薬組成物。
5. 前記分子がＰＤ−１またはそのリガンドとインビボ投与後、３か月以内の期間結合する、請求項１に記載の医薬組成物。
6. 感染を治療するための医薬組成物であり、該感染が慢性ウイルス感染、細菌感染、真菌感染、マイコプラズマ感染、もしくは寄生虫感染であり、感染の急性期に毒素により媒介される疾患を誘発するか、または感染がＴ細胞応答の低下を特徴とする、請求項１に記載の医薬組成物。
7. ウイルス感染が、肝炎ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、ヒトＴリンパ球向性ウイルス、ヘルペスウイルス、エプスタイン・バーウイルス、フィロウイルス、ヒト乳頭腫ウイルス、エプスタイン・バーウイルス、インフルエンザウイルス、呼吸器多核体ウイルス(respiratory synticial virus)、脳炎ウイルス、デング熱ウイルス、および乳頭腫ウイルスによる感染である、請求項６に記載の医薬組成物。
8. 寄生虫感染がマラリアまたはリーシュマニアである、請求項６に記載の医薬組成物。
9. 細菌感染が、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、炭疽菌(Bacillus anthracis)、ブドウ状球菌(Staphylococcus)、リステリア菌(Listeria)、およびクラミジア・トラコマチス(Clamydia trachomatis)からなる群から選択される細菌により引き起こされる、請求項６に記載の医薬組成物。
10. 疾病抗原をさらに含んでなる、請求項１に記載の医薬組成物。
11. ＰＤ−１アンタゴニストがＰＤ−１リガンドの融合タンパク質である、請求項６に記載の医薬組成物。
12. 融合タンパク質が、ＰＤ−１と結合し得るＰＤ−Ｌ２の細胞外ドメインまたはその断片を含んでなる、請求項１１に記載の医薬組成物。
13. 融合タンパク質が配列番号８３のアミノ酸配列を有する、請求項１２に記載の医薬組成物。
14. 免疫調節剤、Ｔｒｅｇの機能を枯渇させる、または阻害する薬剤、および共刺激分子からなる群から選択される付加的な有効薬剤をさらに含んでなる、請求項１に記載の医薬組成物。
15. 付加的な有効薬剤がＣＤ４＋ＣＤ２５＋Ｔｒｅｇの機能を枯渇させる、または阻害する薬剤である、請求項１４に記載の医薬組成物。
16. ＣＤ４＋ＣＤ２５＋Ｔｒｅｇの機能を枯渇させる、または阻害する薬剤がシクロホスファミドである、請求項１５に記載の医薬組成物。
17. ＰＤ−１アンタゴニストを１以上の疾病抗原と組み合わせて含んでなる、組成物。
18. ＰＤ−１アンタゴニストをワクチンと組み合わせて含んでなる、組成物。