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JP2005196533A - 連携診断装置 - Google Patents

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JP2005196533A
JP2005196533A JP2004002780A JP2004002780A JP2005196533A JP 2005196533 A JP2005196533 A JP 2005196533A JP 2004002780 A JP2004002780 A JP 2004002780A JP 2004002780 A JP2004002780 A JP 2004002780A JP 2005196533 A JP2005196533 A JP 2005196533A
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Suguru Shimizu
英 清水
Shinya Tanaka
信也 田中
Yoshiaki Okumura
淑明 奥村
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Abstract

【課題】 複数の医師が連携をとりながら効率良く診断を行う。
【解決手段】 検査センタ等の依頼元病院1では、眼底カメラ2の撮影装置等と、他の医師や診断医に依頼を行うための依頼医用端末3を有している。更に、依頼元病院1のデータベース4は眼底カメラ2と依頼医用端末3に接続されていている。依頼医用端末3はLANやインタネット等のネットワークを介して管理サーバ5に接続されており、この管理サーバ5には、遠隔の診断医A、B、Cに対する診断医用端末6A、6B、6Cが接続され、更に紹介医D、Eに対する紹介医用端末7D、7Eに接続されている。
診断医A、D、Cは管理サーバ5を介して依頼医用端末3から送られてきたデータを基に診断し、二次診断が必要な場合はその旨を通知する。管理サーバ5では、二次診断が必要な場合は紹介医D、Eを紹介して二次診断を依頼し、診断医、紹介医に対する報酬、紹介料などの配金、課金を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の医師が連携して診断を行う連携診断装置に関するものである。
従来、患者が検診センタにおいて検診を行う場合には、尿検査、血液検査、問診等と共に眼底カメラを用いて眼底写真を撮影することが一般的に行われている。撮影された眼底画像は、同じ施設内に眼科医がいない場合には、契約した眼科医に一次診断を依頼することとなる。その場合に、検診センタである依頼元の病院では検査データ票等の作成、眼底写真や診断報告書の送付や回収、更には診断報酬(画像診断料)の計算、支払い等の多くの事務手続きが必要であり、多大な時間と労力が必要とされている。
これらの問題を解決するために、一部の病院では無散瞳眼底カメラ等を用いて糖尿病患者の眼底写真を撮影し、眼科医に撮影したフィルム等を郵送して、網膜症の読影、診断を委託している。
また、特許文献1に記載されているようにネットワークに接続されたコンピュータ端末を用いて、他の医師に診断を依頼する方法も開示されている。
更には、一次診断の結果、精密検査が必要とされた患者には、紹介状を作成し、専門医に紹介することが行われている。
特開2001−273365号公報
上述したように、郵送によりフィルムを送付する方法の場合には、診断に必要な検査データや眼底写真等を郵送するための手間が掛かり、また郵送の途中でフィルムや報告書が紛失してしまう虞れもある。更には、フィルム等の画像と、患者データや検査データ、眼科医が作成した報告書と併せて管理する必要があり、事務的に多大な労力が必要となってしまうという問題がある。
また、この一次診断の結果は検診センタから患者に対して報告がされるが、精密検査である二次診断が必要であると診断された一部の患者に対しては、その結果と共に適切な精密検査を受けることができる施設を紹介する必要がある。
しかしながら、紹介状の作成、一次診断の結果を紹介病院先に通知するための資料の作成等の面倒な事務手続きが必要である。また、紹介行為に対する報酬の支払い、受け取りの手段がないため、一般に紹介行為は無償で行われている。更に、依頼医は紹介後に、実際に患者が紹介先施設で検査を受けたか否かを知る手段がなく、紹介行為に対する適正な報酬を算出することができないという問題もある。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、面倒な事務手続きをすることなく、複数の医師が連携して効率良く診断することができ、特に一次診断において精密検査を必要と判断された患者に対して適切な医師を紹介し、必要に応じて、その紹介行為に対して確実に対価を計算し、課金・配金を行うことができる連携診断装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る連携診断装置は、診療情報、一次診断施設情報、二次診断施設情報を格納したデータベースサーバと、該データベースサーバに接続した依頼医用端末と、前記データベースサーバに接続した診断医用端末と、前記データベースサーバに接続した紹介医用端末と、前記依頼医用端末により検査データを前記データベースサーバに登録する検査データ登録手段と、前記診断医用端末に前記登録された検査データを表示する表示手段と、二次診断が必要かどうかを表す情報を含む一次診断結果データを前記データベースサーバに登録する一次診断結果登録手段と、前記データベースサーバにより検査ごとにアクセスの許可を付与するためのアクセスキーを発生するためのアクセスキー発生手段と、前記データベースサーバへのアクセス許可を判断するための判断手段と、前記データベースサーバにより紹介医用端末から入力されたアクセスキーに対してアクセス許可を判断した場合にのみ、前記検査データ又は前記一次診断結果データにアクセスし紹介医用端末に表示することを許可する許可手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る連携診断装置によれば、効率良く確実に複数の医師が連携して診断を行うことができ、具体的には一次診断において精密検査が必要とされた患者に対して適切な病院を紹介し、紹介行為に対して簡単、確実に対価を計算し課金・配金を行うことができる。
また、紹介先の病院に対してのみ患者の一次検査結果データの閲覧許可を行うことができるようにすれば、他の病院に対して検査データの公開を制限しながらも、紹介先の病院は一次診断の結果データを簡単に閲覧することができるため精密検査を効率良く行うことができる。
図1は実施例の構成図を示しており、検査センタ等の依頼元病院1では、眼底画像を撮影するための眼底カメラ2の撮影装置等と、撮影した画像と共に検査情報、患者情報等を記録して他の医師や診断医に依頼を行うための依頼医用端末3を有している。更に、依頼元病院1には患者情報データベース4が設けられており、患者の受付時に登録した患者情報が格納され、データベース4は眼底カメラ2と依頼医用端末3に接続されていている。
依頼元病院1の依頼医用端末3は、LANやインタネット等のネットワークを介して管理サーバ5に接続されている。この管理サーバ5は診断依頼のオーダを管理するオーダ管理データベース、診断データを管理する診療情報データベース、依頼元病院1のデータを管理する依頼元病院データベース、登録している診断医のデータを管理する診断医データベース、紹介先の病院を管理する紹介先病院データベース、課金・配金の管理を行う課金データベースを有している。
また、この管理サーバ5には、遠隔の診断医A、B、Cに対する診断医用端末6A、6B、6Cが接続されている。更に、紹介医D、Eに対する紹介医用端末7D、7Eへの接続が可能となっている。この管理サーバ5は実施例のように依頼元病院1の施設内にあってもよいが、依頼元病院1とは別の場所にあって、インタネット等の公共のネットワークでアクセス可能な施設であっても支障はない。
診断医A、B、Cはそれぞれ診断医用端末6A、6B、6Cを使用して、ネットワークを介して管理サーバ5にアクセスすることにより、自己に課された診断依頼を閲覧して診断結果を入力し、管理サーバ5に送信することにより診断結果のデータを登録することができる。
診断医用端末6は電子署名、或いはパスワード等で本人の確認することにより、複数の診断医が例えば1台の診断医用端末6を共有して使うことも可能である。また、診断に使用するアプリケーションをウェブベースとして標準のブラウザを用いて、依頼、閲覧、診断報告等の必要な操作をすることにより、診断医用端末6の種類やOSに関係なく、何れの診断医用端末6からでも依頼された診断を処理することができる。
診断医Aらが記入する診断結果報告には、二次診断である精密検査が必要か否かを示す情報が含まれており、精密検査が必要な患者に対しては、管理サーバ5において施設の所在地等の所定条件により、紹介医データベースに登録されている複数の紹介医、又は診断施設からその患者に適した紹介医又は診断施設を自動的に選択する。
紹介医D、Eはそれぞれ紹介医用端末7D、7Eを有しているので、診断医A、B、Cと同様に、管理サーバ5にネットワークを介してアクセスすることができ、管理サーバ5の診療情報データベースを検索することにより、依頼元病院1から自己に紹介された患者のデータを見ることができる。また、精密検査を行った際には、その精密検査の結果を記入し管理サーバ5に送信することにより、診療情報データベースに精密検査の結果のデータを登録することができる。
また、紹介医と診断医とは同じ医師でもよく、その場合には1台の端末で診断医用の端末と紹介医用の端末とを兼用することができる。
図2はこの連携診断装置を用いて複数の医師が連携して診断を行う一次診断の作業のフローチャート図を示している。先ず、ステップS1において、依頼元病院1では眼底カメラ2に接続された図示しない磁気カードリーダ等のデータ入力装置を介して患者の磁気カードを読み取ることにより、患者ID、氏名、性別、生年月日、体重、血圧等の患者データを入力する。なお、これらのデータはネットワーク接続された患者情報データベース4から患者IDをキーとして検索して入力してもよい。続いて、眼底カメラ2の撮影条件を整えた後に、患者の眼底画像を撮影する。この眼底カメラ2で撮影された眼底画像は、依頼医用端末6において図3に示すような診断依頼票画面11に表示される。
この診断依頼票画面11には、眼底カメラ2により撮影された画像と共に、画像番号、撮影装置、撮影日時、左右眼の区別等の画像データ12、依頼データ13、眼底カメラ2を介して入力した患者データ14が併せて表示される。更に、診断依頼票画面11には診断医選択設定釦15、診断依頼釦16が表示され、更に検査番号が表示されている。
ステップS2において、依頼元病院1の依頼医はこの診断医依頼票画面11において、病院名、担当医名、診断目的、診断報告期限等の依頼データ13を入力する。また、患者データ14の入力は眼底カメラ2で行わずに、画像転送後にこの画面で行うようにしてもよい。この際に、患者データ14は必要に応じて追加・訂正することが可能である。
続いて、この診断依頼票画面11の診断医選択設定釦15をクリックすると、図4に示すような診断医選択の設定画面21が表示される。この設定画面21の診断医リスト22には、依頼先の診断医の優先順位、診断医の氏名、専門、役職、勤務予定等の項目が設けられており、この診断医リスト22は管理サーバ5の診断医データベースにおいて管理されている。更に、この設定画面21には、診断医の追加釦23、診断医の削除釦24、優先順位の変更釦25、適用釦26、キャンセル釦27が表示されている。
診断医の優先順位は、予め依頼元病院1が管理サーバ5の診断医データベースに設定しておくことができるが、設定画面21にある優先順位の変更釦25をクリックすることにより、例えば患者の症例に応じて、或いは表示された診断医のスケジュールを考慮して優先順位を変更することができる。更に、診断医の追加釦23、診断医の削除釦24をクリックすることにより、診断医を診断医リスト22に追加又は削除することも可能である。
また、診断医選択の設定画面21において、設定を変更した後に、適用釦26をクリックすると、診断依頼票画面11に戻ると同時に、管理サーバ5の診断医データベースに変更された設定が登録され、以後発生する診断依頼はこの条件に従って処理される。診断医を決定せずに、診断依頼票画面11に戻る場合にはキャンセル釦27をクリックする。なお、診断医に関する設定の変更がないときにはこのステップは省略することもできる。
診断依頼票画面11において診断依頼釦16がクリックされると、ステップS3において診断依頼票画面11のデータは管理サーバ5に送信される。送信された診断依頼票画面11のデータは、管理サーバ5において各診断項目について不備がないことが確認された後に、診療情報データベースに登録される。この診療情報データベースに登録する際には、依頼元病院1の施設を表す番号である病院コードと依頼元病院1で発番した検査番号を併せて、管理サーバ5上における唯一の番号を作成し、これが既に登録された検査と重複しないことを確認した後に、検査依頼番号として新しい固有の番号を発番する。
ステップS4において、管理サーバ5はこの検査番号と、検査依頼番号をオーダ管理データベースに関連付けて登録し、診断依頼の発生日時、現在の診断待ち等のデータと共に記録する。
次に、ステップS5において、この検査について診断医リスト22で設定された優先順位の最も高い診断医が、管理サーバ5内の診断医データベースにより自動的に検索され、この診断医に対して診断依頼が発生したことを電子メール送信等の手段により連絡すると同時に、診療情報データベースに対するアクセスレベルの設定を「閲覧・報告可能」に変更する。
例えば、診断医Aに診断依頼が発生したことが連絡されると、ステップS6において、診断医Aは診断医用端末6Aから管理サーバ5にアクセスを行う。管理サーバ5はIDとパスワード、電子署名等の手段により本人であることを確認した後に、診断医用端末6A上に図5に示すような診断依頼リスト画面31を表示する。診断依頼リスト画面31には診断依頼リスト32、表示釦33が表示されている。なお、診断医A本人であるとの確認は、指紋、虹彩等を用いて行えば、他の者が診断医Aになりすまして診療データを閲覧又は診断報告を行うことがないように、より厳重にチェックをすることもできる。
ステップS7において、診断医Aは依頼された診断依頼を診断依頼リスト32から選択し、表示釦33をクリックすると、図6に示すような診断報告書画面41が表示される。この診断報告書画面41には、診断に必要な画像データ12、依頼データ13、患者データ14の表示と共に、診断医Aが表示されたデータを基に読影・診断した結果を入力することのできる診断結果記入欄42が設けられ、病名、所見、精密検査の要否、必要な精密検査の項目等を記入できるようになっている。更に、この診断報告書画面41には再検査依頼釦43、報告書登録釦44が表示され、更に検査依頼番号が表示されている。
診断医Aに対して表示されるデータは、依頼元病院1が患者のプライバシを守るために診断に必要な項目のみに限られており、患者の氏名、住所、電話番号等の個人情報は、診断医Aが閲覧することはできないようになっている。検査番号も管理サーバ5において発番された検査依頼番号のみが表示され、診断医Aには依頼元病院1での検査番号を表示しないため、患者の個人情報等のプライバシが漏洩することはない。このように、診断医Aに対して診断に必要な情報を公開しながらも、依頼元病院1は患者の個人情報等のプライバシの機密を保持することができる。
ステップS8において、診断医Aは診断報告書画面41に表示された情報に基づいて、報告書登録を行う。診断医Aは診断結果記入欄42に診断した一次診断の結果、つまり病名、所見、精密検査である二次検査の要否等を入力した後に、報告書登録釦44をクリックすると、診断報告書画面41のデータが管理サーバ5に送信され、診断報告のステップが完了する。
管理サーバ5では送信された診断報告書画面41の各項目のデータに不備がないことを確認した後に、診療情報データベースに診断結果を登録し、オーダ管理データベース上の「診断待ち」を「診断済/確認待ち」に変更する。
続いてステップS9において、管理サーバ5は診断結果記入欄42の精密検査要否のデータを用いて精密検査が必要とされているか否かを判断し、精密検査を必要とされている場合に対しては、ステップS10に進む。
管理サーバ5にある紹介先病院データベースには、精密検査を行う複数の診断施設又は医師について、その所在地や診療日、検査の設備等の条件が登録されている。ステップS10において、診断医Aによる診断結果記入欄42の精密検査項目、患者の住所等のデータより、紹介先病院データベースに登録されている検査設備、病院との距離等所定の条件を用いて、最適な精密検査施設を自動的に選択することができる。なお、選択される病院は複数であってもよい。
診断医Aによる一次診断の結果において、精密検査が不要とされている検査に対しては紹介病院選択は行わない。また、管理サーバ5はこの検査に対するアクセスキーを発行する。
次に、ステップS11において、その検査の一次診断の報告が完了したことを依頼元病院1に通知する。その際に、検査依頼番号は診断依頼の際に用いた検査番号に逆変換されている。ステップS12において、診断報告のメールを受けた依頼元病院1の依頼医は、依頼医用端末3を介して管理サーバ5にアクセスすると、図7に示すような診断報告確認書画面51が表示される。この診断報告確認書画面51には画像データ12、依頼データ13、患者データ14、検査番号と共に、診断結果記入欄52、再診断依頼釦53、依頼元確認釦54が表示されている。
依頼医は診断結果の内容を確認した後に、ステップS13において依頼元確認釦54をクリックすると、その情報が管理サーバ5に送信される。診断報告確認書画面51においては、機密保持のために情報等を非公開にする必要はなく、診断依頼票画面11と同様に、依頼元病院1の検査番号や患者の個人情報も表示されている。
また、精密検査が必要な検査に対しては、管理サーバ5によって紹介先病院データベースから選択された推奨病院、検査項目の情報、検査のアクセスキーが記述されており、印刷を行うことによりそのまま患者に紹介状の形式で渡すことができる。勿論、紹介状は書状に限るものではなく、電子メール等の手段を用いてもよい。その場合には、患者だけでなく紹介先病院にも同様のメールを送信することで、紹介先病院にも確実に患者紹介の通知を行うことができる。
ステップS14において、管理サーバ5はオーダ管理データベースでステータスを検査終了に更新し、診断医データベースに診断報告を行った実績を登録し、ステップS15において、課金データベースで依頼医への課金、診断医Aへの配金のデータを登録する。続いて、ステップS16において、この検査の一次診断に対する処理が終了したことを連絡するメールを依頼元病院1と診断を行った診断医Aに対して送信する。
図8はこの連携診断システムを用いて複数の医師が連携して診断を行う二次診断のフローチャート図を示している。先ず、依頼元病院1で一次診断の結果と共に、精密検査が必要とされた患者は、依頼元病院1で発行しアクセスキーが記入された紹介状を持って、紹介された病院に来院し、ステップS21において患者登録をする。
図9は紹介患者一次診断結果データ検索画面61を示しており、アクセスキー入力欄62と表示釦63が表示されている。ステップS22において、紹介医は紹介医用端末7において、アクセスキー入力欄62に紹介状に記載されているアクセスキーを入力し、表示釦63をクリックすると、管理サーバ5にアクセスキーが送信される。
また、一次検査結果データを表示するための画面は、図10に示すような紹介患者精密検査リスト画面71のような形式でもよい。この紹介患者精密検査リスト画面71には、管理サーバ5により紹介された患者のリスト72が表示されており、精密検査待ち、精密検査報告済み/確認待ち、確認済み等の各検査の状態も表示され、更に表示釦73が設けられている。
患者が来院した際に、紹介状に記載されているアクセスキーを選択し、表示釦63をクリックすると、管理サーバ5にアクセスキーが送信される。ステップS23において、管理サーバ5はアクセスキーが受信されると、送信元の端末と、この検査の紹介先病院が一致することを確認した後に、診断医Aの一次診断の結果を紹介医の紹介医用端末7に表示する。管理サーバ5に接続された端末であっても、アクセスキーとそのキーと対応する端末がなければ、その検査データにアクセスすることができないため、セキュリティの面からも安全である。
管理サーバ5はこのアクセスキーの受信によって、紹介状により患者が来院したと判断し、ステップS24において課金データベースにより紹介料を紹介先病院に課金し、依頼元病院1に配金のデータ登録を行う。このように課金・配金のデータ登録を行うことにより、依頼医は他病院の紹介を行う際に面倒な手続きをすることなく、紹介先病院から確実に紹介料を受け取ることができる。また、紹介先病院は紹介された患者が来院した場合にのみ紹介料を支払うこととなり、紹介したにも拘わらず来院しなかった患者の紹介料を支払わずに済む。
依頼元病院1は一次診断の診断医に対して患者を紹介することにより紹介料が得られ、結果的に低い診断料で一次診断を行うことができる。また、診断医は精密検査の必要な患者の紹介先病院として紹介してもらうため、多くの一次診断を行うことを希望する。従って、1件当りの診断料を低く抑えることができる。
続いて、ステップS25において、紹介医用端末7に図11に示すような一次診断結果報告書画面81を示す。この一次診断結果報告書画面81には、画像データ12、依頼データ13、患者データ14、診断結果記入欄42と共に、精密検査報告書表示釦82が表示されている。
また、この一次診断結果報告書画面81には、一次診断の結果、患者の個人データ、他の検査のデータが表示されるが、ここでは患者が来院しているため機密にすべき情報はないため、全ての情報が表示されている。精密検査報告書表示釦82をクリックすると、図12に示す精密検査報告書画面91が表示される。この精密検査報告書画面91には画像データ12、依頼データ13、患者データ14、診断結果記入欄42と共に、精密検査結果記入欄92、精密検査報告書登録釦93が表示されている。
ステップS26において、例えば紹介医は蛍光眼底撮影等の精密検査を行った後に、ステップS27において、精密検査報告書画面91の精密検査結果記入欄92に結果を記入し、続いてステップS28において、精密検査報告書登録釦93をクリックすることにより精密検査のデータの送信を行う。
ステップS29において、管理サーバ5はこのデータに不備がないことを確認した後に、診療情報データベースに精密検査の結果を登録し、オーダ管理データベース上のステータスを精密検査報告済み/確認待ちに変更する。次にステップS30において、精密検査が完了したことを依頼元病院1の依頼医に電子メール等で通知を行う。
ステップS31において、精密検査終了の通知を受けた依頼元病院1の依頼医は、依頼医用端末3を介して管理サーバ5にアクセスすることにより、図13に示すような精密検査報告確認書画面101が表示される。この精密検査報告確認書画面101には、画像データ12、依頼データ13、患者データ14、診断結果記入欄42、精密検査結果記入欄92と共に、再検査依頼釦102、依頼元確認釦103が表示されている。
ステップS32において、依頼医が精密検査の結果を確認した後に、依頼元確認釦103をクリックすると、その情報が管理サーバ5に送信される。ステップS33において、管理サーバ5は依頼元確認釦103の入力を受信すると、オーダ管理データベースでステータスを精密検査終了に更新し、ステップS34において紹介先病院データベースに精密検査報告を行った実績を登録し、課金データベースにより紹介先病院に精密検査報告料の配金のデータを登録する。
最後に、ステップS35において、この精密検査に対する処理が終了したことを連絡するメールを依頼元病院1と診断を行った診断医、紹介先の病院に対して送信して、二次診断である精密検査が終了される。
精密検査の結果は診療データベースとして検索、閲覧等できるため、今後の診断に有用である。更には、検診(一次検査)の擬陽性率等、診断医の実績の判定に用いる、或いは検診時の眼底画像のCAD(コンピュータ自動診断)のアルゴリズム開発のためのデータベースとして用いることができ有用である。
上述した実施例における紹介病院の選択条件は、管理サーバ5において予め設定された条件を用いていたが、図14に示すような紹介病院選択条件の設定画面111を用いて依頼医用端末3から病院又は医師の選択条件を設定できるような構成とすることもできる。
この紹介病院選択条件の設定画面111には、選択条件優先順位リスト112、条件の追加釦113、条件の削除釦114、優先順位の変更釦115、適用釦116、キャンセル釦117が設けられており、選択条件の優先順位を設定することができる。例えば、必要な検査設備があるか、一次診断結果に適した専門分野、患者の住所と病院の距離、その検査の一次診断を行った医師がいるか否か等の条件について、好みや都合に応じて依頼元病院1ごとに優先順位を設定することができる。
依頼医用端末3において、紹介病院選択条件の設定画面111で優先順位を変更した後に、適用釦116をクリックすると、そのデータが管理サーバ5の紹介先病院データベースに登録され、以後は管理サーバ5が行う紹介病院の選択はこの条件によって選択される。
また、図15に示すような紹介病院選択画面121を用いて、管理サーバ5で選択する病院を依頼元病院1が設定することもできる。紹介病院選択画面121には紹介病院リスト122、診断医の追加釦123、診断医の削除釦124、優先順位の変更釦125、適用釦126、キャンセル釦127が表示されており、必要に応じて、例えば紹介病院の診療日等に応じて優先順位を設定することができる。
依頼医用端末3において、紹介病院選択画面121で優先順位を変更した後に、適用釦126をクリックすると、そのデータが管理サーバ5の二次診断施設データベースに登録され、以後は管理サーバ5が行う紹介病院の選択は最も優先順位の高い病院が選択されることになる。
実施例の構成図である。 一次診断依頼のフローチャート図である。 診断依頼票画面の説明図である。 診断医選択の設定画面の説明図である。 診断依頼リスト画面の説明図である。 診断報告書画面の説明図である。 診断報告確認書画面の説明図である。 二次診断依頼のフローチャート図である。 紹介患者一次診断結果データ検索画面の説明図である。 紹介患者精密検査リスト画面の説明図である。 一次診断結果表示画面の説明図である。 精密検査報告書画面の説明図である。 精密検査報告確認書画面の説明図である。 他の実施例における紹介病院選択条件の設定画面の説明図である。 更に他の実施例における紹介病院の選択画面の説明図である。
符号の説明
1 依頼元病院
2 眼底カメラ
3 依頼医用端末
4 患者情報データベース
5 管理サーバ
6A、6B、6C 診断医用端末
7D、7E 紹介医用端末
11 診断依頼票画面
12 画像データ
13 依頼データ
14 患者データ
21 診断医選択の設定画面
31 診断依頼リスト画面
41 診断報告書画面
51 診断報告確認書画面
61 紹介患者一次診断結果データ検索画面
71 紹介患者精密検査リスト画面
81 一次診断結果報告書画面
91 精密検査報告書画面
101 精密検査報告確認書画面
111 紹介病院選択条件の設定画面
121 紹介病院選択画面

Claims (5)

  1. 診療情報、一次診断施設情報、二次診断施設情報を格納したデータベースサーバと、該データベースサーバに接続した依頼医用端末と、前記データベースサーバに接続した診断医用端末と、前記データベースサーバに接続した紹介医用端末と、前記依頼医用端末により検査データを前記データベースサーバに登録する検査データ登録手段と、前記診断医用端末に前記登録された検査データを表示する表示手段と、二次診断が必要かどうかを表す情報を含む一次診断結果データを前記データベースサーバに登録する一次診断結果登録手段と、前記データベースサーバにより検査ごとにアクセスの許可を付与するためのアクセスキーを発生するためのアクセスキー発生手段と、前記データベースサーバへのアクセス許可を判断するための判断手段と、前記データベースサーバにより紹介医用端末から入力されたアクセスキーに対してアクセス許可を判断した場合にのみ、前記検査データ又は前記一次診断結果データにアクセスし紹介医用端末に表示することを許可する許可手段とを有することを特徴とする連携診断装置。
  2. 前記データベースサーバが、前記診断医用端末から送信された診断結果報告に対する診断料と、患者に対して二次診断施設を紹介する紹介料を一元的に管理し、課金・配金を行う課金手段を有し、該課金手段は前記一次診断施設ごとの課金・配金データを管理することを特徴とする請求項1に記載の連携診断装置。
  3. 前記依頼医用端末が診断確認データを前記データベースサーバに通知する診断確認通知手段を有し、前記紹介医用端末が紹介患者来院確認データを前記データベースサーバに通知する紹介患者来院確認通知手段を有し、前記課金手段は前記診断確認通知手段による通知に対応して診断料の課金・配金処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の連携診断装置。
  4. 前記データベースサーバは紹介先病院データベースを持つことを特徴とする請求項1に記載の連携診断装置。
  5. 前記データベースサーバは課金データベースを持つことを特徴とする請求項1に記載の連携診断装置。
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