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JPH06163673A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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Publication number
JPH06163673A
JPH06163673A JP5166465A JP16646593A JPH06163673A JP H06163673 A JPH06163673 A JP H06163673A JP 5166465 A JP5166465 A JP 5166465A JP 16646593 A JP16646593 A JP 16646593A JP H06163673 A JPH06163673 A JP H06163673A
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JP
Japan
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substrate
processing
chuck
cassette
substrate transfer
Prior art date
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JP5166465A
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JP2864326B2 (ja
Inventor
Yusuke Muraoka
祐介 村岡
Junichi Yonemura
潤一 米村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26490832&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH06163673(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5166465A priority Critical patent/JP2864326B2/ja
Publication of JPH06163673A publication Critical patent/JPH06163673A/ja
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板搬送ロボット4により基板9を基板移載
部3と基板処理部5との間で搬送する際、基板搬送ロボ
ット4の基板チャック49による処理済み基板9の汚染
を防止する。 【構成】 一対の基板チャック49は、複数組のチャッ
ク対向面50・51に、それぞれ複数の基板整列保持溝
52・53を有し、アーム回転軸47の回転により、基
板チャック49の一組のチャック対向面50同士及び他
のチャック対抗面51同士がそれぞれ対向するように切
り替え可能に構成する。未処理基板9の搬送と処理済み
基板9の搬送とで、基板チャック49のチャック対抗面
を切り替えて使い分けることにより、基板搬送ロボット
4の基板チャック49による処理済み基板9の汚染を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板、ガラス基
板等の基板(以下、単に「基板」という)を処理する基
板処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】基板処理装置の従来技術として図12及び
図13に示すものがある。これは、図12に示すよう
に、複数の基板109を収容したカセット108から基
板109を取り出し又はそのカセット108内に複数の
基板109を装填する基板移載部103と、複数の基板
109を一括して処理する基板処理部105と、基板移
載部103と基板処理部105との間で複数の基板10
9を一括保持して搬送する基板搬送ロボット104とを
具備して成るものである。尚、図12において、符号1
11はカセット載置テーブル、114は回転駆動装置、
115はカセット108の下開口部、116は受け渡し
具挿通孔、117は基板受け渡し具、118は基板受け
渡し具の基板載置部である。また図13において、10
1はカセット搬出入ステージ、102はカセット搬送ロ
ボット、106は基板乾燥部、107はカセット洗浄
部、110は搬入位置、112は搬出位置である。
【0003】この種の基板処理装置では、基板移載部1
03でカセット108から取り出した未処理基板109
を基板搬送ロボット104で基板処理部105に搬送
し、基板処理部105で処理した基板109は、基板搬
送ロボット104で基板乾燥部106に搬送し、乾燥を
終えた処理済み基板109は基板搬送ロボット104で
基板移載部103に搬送し、ここで洗浄済みカセット1
08に収容する。
【0004】ところで、この基板処理装置では、基板搬
送ロボット104は、走行部本体146に一対の基板チ
ャック149を設け、この基板チャック149の対向面
150同士に基板整列保持溝152を設けた構造となっ
ており、未処理基板109の搬送と処理済み基板109
の搬送を、いずれも基板109を同一の基板整列保持溝
152に保持して行うようになっている。また、走行部
本体146は昇降自在となっており、走行部本体146
の下降により、未処理基板109を基板チャック149
で保持したまま、基板処理部105の処理槽174に浸
漬するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、次
の問題がある。 未処理基板109の搬送と処理済み基板109の搬送
を、いずれも基板チャック対向面150の同一の基板整
列保持溝152で基板109を保持して行うようになっ
ているため、未処理基板109に付着していた汚染物質
が当該基板整列保持溝152を介して処理済み基板10
9に付着する。このため処理済み基板109が汚染され
る。また、酸化拡散工程の前処理洗浄においては、既に
洗浄された基板を洗浄することになるので、基板はある
程度きれいで、上記のような汚染の問題はないが、洗浄
後の濡れた基板を保持した基板チャック49で乾いた基
板を保持すると、基板の種類によりウォータマークが付
着するという弊害が生ずる。上記基板の汚染やウォータ
マークの付着は、いずれも製品の歩留まりを低下させ
る。
【0006】未処理基板109を基板チャック149
で保持したまま、基板処理部105の処理槽174に浸
漬するようになっているため、基板チャック149に付
着した汚染物質が処理槽174内に持ち込まれる。その
うえ、基板チャック149を下降させて基板受け渡し具
117との間で基板109を受け渡し、また、基板チャ
ック149を処理槽174に深く侵入させる必要から、
基板チャック149の垂下寸法が比較的長くなるため、
基板搬送中に基板チャック149が振動しやすく、基板
109と基板整列保持溝152との摺動でパーティクル
が発生し、これが処理槽174に侵入する。このため、
処理槽174内が汚染され、製品の歩留まりが低下す
る。
【0007】本発明はこのような不都合を解消するため
になされてもので、請求項1の発明では、基板搬送ロボ
ットの基板チャックによる処理済み基板の汚染を防止
し、あるいはウォータマークの付着を防止できる基板処
理装置を提供することをその課題とする。また、請求項
2の発明では、上記課題に加え、基板搬送ロボットの基
板チャックによる基板処理槽内の汚染を防止できる基板
処理装置を提供することをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)複数の基板を収容したカセットから
基板を取り出し又はそのカセット内に複数の基板を装填
する基板移載部と、複数の基板を一括して処理する基板
処理部と、上記基板移載部と上記基板処理部との間で複
数の基板を一括保持して搬送する基板搬送ロボットとを
具備して成る基板処理装置において、次のようにしたこ
とを特徴とする。
【0009】上記基板搬送ロボットは、走行部本体と、
この走行部本体から略水平に突出した左右一対のアーム
回転軸と、この一対のアーム回転軸を回転させる軸回転
手段と、各アーム回転軸に固定された基板チャックとを
備えている。そして、上記一対の基板チャックは複数組
のチャック対向面を有し、各組のチャック対向面は複数
の基板整列保持溝を有し、各組のチャック対向面で基板
を起立整列状態で一括保持するように構成するととも
に、アーム回転軸の回転により基板チャックのチャック
対向面を切り換え可能に構成する。
【0010】(請求項2の発明)上記第1発明の基板処
理装置において、次の手段を備える。上記基板移載部は
基板受け渡し具を備え、この基板受け渡し具は、基板を
保持する基板載置部を昇降駆動する昇降駆動装置を備
え、この昇降駆動装置により、上記基板載置部で保持し
た基板を、上記基板搬送ロボットに受け渡すための第一
の基板受け渡し位置と、上記カセット内に収容する基板
収容位置との間で昇降可能に構成する。上記基板処理部
は、処理槽と、基板を支持する処理基板載置具と、この
処理基板載置具を昇降駆動する昇降駆動手段とを備え、
この昇降駆動手段で、上記処理基板載置具で支持した基
板を、上記基板搬送ロボットに受け渡すための第二の基
板受け渡し位置と、上記処理槽内に浸漬してその処理を
行う基板処理位置との間で昇降可能に構成する。
【0011】
【発明の作用】
(請求項1の発明)例えば、未処理基板を搬送する場合
には、基板チャックの複数のチャック対向面のうちの一
組のチャック対向面で基板を保持し、処理済み基板を搬
送する場合には、別の一組のチャック対向面で基板を保
持する。つまり、未処理基板の搬送と処理済み基板の搬
送とで、基板を保持するチャック対向面を使い分ける。
あるいは、濡れた基板を搬送する場合と、乾燥した基板
を搬送する場合とで、基板を保持するチャック対向面を
使い分ける。
【0012】(請求項2の発明)上記請求項1の発明の
作用に加え、次のように作用する。先ず、カセット内に
収容する未処理基板を基板受け渡し具で保持し、これを
上昇させて基板搬送ロボットに受け渡す。次いで、この
未処理基板を基板搬送ロボットで基板処理部まで搬送
し、上昇してきた処理基板載置具に未処理基板を受け渡
す。引き続き処理基板載置具を下降させて、未処理基板
を処理槽の基板処理位置に位置させ、処理液に浸漬して
処理を行う。そして、処理槽での基板処理が終了する
と、処理基板載置具を上昇させて、処理済み基板を第二
の基板受け渡し位置に位置させて、基板搬送ロボットに
受け渡す。次いで、この処理済み基板を基板搬送ロボッ
トで第一の基板受け渡し位置まで搬送し、上昇してきた
基板受け渡し具の基板載置部で保持させ、引き続きこれ
を下降させて、処理済み基板を洗浄済みカセット内に収
容する。
【0013】
【発明の効果】
(請求項1の発明)未処理基板の搬送と処理済み基板の
搬送とで、基板搬送チャックのチャック対向面を切り替
えることにより、未処理基板に付着した汚染物質が基板
搬送チャックを介して処理済み基板に転移することによ
る処理済み基板の汚染を防止することができる。あるい
は、乾いた基板と濡れた基板とでチャック対抗面を使い
分けることにより、上記のようなウォータマークによる
弊害を有効に防止することができる。これにより製品の
歩留まりを高めることができる。
【0014】(請求項2の発明)請求項1の発明の効果
に加え、次の効果を奏する。未処理基板を基板処理部の
処理基板載置具に保持して昇降させることにより、基板
を保持する基板搬送ロボットの基板チャックを処理槽の
処理液に浸漬する必要がなくなり、基板チャックに付着
した汚染物質が処理槽内に持ち込まれることがない。そ
のうえ、基板チャックを処理槽に侵入させる必要がない
ため、基板チャックの寸法を短くでき、基板搬送中に基
板チャックが振動しにくくなり、基板と基板チャックの
基板整列保持溝との摺動によるパーティクルの発生が軽
減され、処理槽へのパーティクルの侵入が軽減される。
これにより、処理槽内の汚染が軽減され、基板の処理状
態が良好になり、製品の歩留まりが一層高まる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図11に示すように、この実施例に係る基板処理装置
は、カセット搬出入ステージ1と、カセット搬送ロボッ
ト2と、基板移載部3と、基板搬送ロボット4と、基板
処理部5と、基板乾燥部6と、カセット洗浄部7とを備
えている。この実施例で用いるカセット8は、内部に基
板整列収容溝を備え、複数の基板9を起立整列状態で収
容できるようになっている。以下、各部の構成について
説明する。
【0016】この基板処理装置では、基板処理装置外か
ら未処理基板9を収容したカセット8がカセット搬出入
ステージ1の搬入位置10に搬入されると、このカセッ
ト8を二個、カセット搬送ロボット2で基板移載部3の
カセット載置テーブル11に搬送し、ここでカセット8
二個分の未処理基板9を、後述する基板受け渡し具17
を介してカセット8内から取り出し、基板搬送ロボット
4に引き渡す。
【0017】基板搬送ロボット4は、受け取った未処理
基板9を基板処理部5に搬送し、基板処理部5で処理
し、処理済み基板9を再び基板搬送ロボット4で基板乾
燥部6に搬送して乾燥させ、再び基板搬送ロボット4で
基板移載部3に搬送する。一方、先に基板移載部3で未
処理基板9を取り出された空のカセット8は、カセット
搬送ロボット2でカセット洗浄部7に搬送して洗浄す
る。そして、この洗浄済みカセット8はカセット搬送ロ
ボット2で基板移載部3のカセット載置テーブル11に
搬送する。基板移載部3では、処理済み基板9を洗浄済
みカセット8に移載し、このカセット8をカセット搬送
ロボット2でカセット搬出入ステージ1の搬出位置12
に搬送し、ここから基板処理装置外に搬出する。
【0018】このように、この基板処理装置では、カセ
ット搬送ロボット2により、カセット8をカセット搬出
入ステージ1とカセット載置テーブル11との間で搬送
するようにしてあるが、図2に示すように、カセット搬
出入ステージ1で搬出入姿勢をとるカセット8内では、
基板9の収容姿勢が基板処理部5での基板9の処理姿勢
に対して平面視で直交する方向になっている。また、カ
セット搬送ロボット2は、カセット載置テーブル11と
カセット搬出入ステージ1との間でカセット8を180
゜反転させて搬送する機構のものを用いている。
【0019】このため、基板処理前に、カセット搬出入
ステージ1の搬入位置10で搬入姿勢をとるカセット8
をカセット搬送ロボット2でカセット載置テーブル11
に搬送すると、カセット載置テーブル11上のカセット
8内の未処理基板9の収容姿勢が処理姿勢に対して平面
視で直交する姿勢になり、このままの姿勢では基板9を
処理姿勢と平行な姿勢に保持して搬送を行う基板搬送ロ
ボット4に未処理基板9を受け渡すことができない。ま
た、基板処理後に、カセット搬送ロボット2でカセット
8をカセット載置テーブル11からカセット搬出入ステ
ージ1の搬出位置12に搬送する際、搬出位置12でカ
セット8が搬出姿勢となるようにするためには、カセッ
ト載置テーブル11上のカセット8を搬出姿勢に対して
180゜反転した姿勢にしておく必要があるが、このよ
うな姿勢でカセット載置テーブル11上に洗浄済みカセ
ット8を載置した場合には、洗浄済みカセット8の基板
収容方向が処理姿勢に対して平面視で直交する方向にな
るため、このままの姿勢では基板9を処理姿勢と平行な
姿勢に保持して搬送を行う基板搬送ロボット4から洗浄
済みカセット8に処理済み基板9を受け入れることがで
きない。
【0020】このため、この基板処理装置では、基板移
載部3のカセット載置テーブル11にターンテーブル1
3を設けてある。基板移載部3の構成は次の通りであ
る。すなわち、図2に示すように、カセット載置テーブ
ル11の二箇所のカセット載置箇所に二個のターンテー
ブル13を設け、このターンテーブル13を後述する回
転駆動装置14に連動連結して、このターンテーブル1
3を90゜だけ回転させるようにしてある。図1に示す
ように、このターンテーブル13の中央部にはカセット
8の下開口部15に臨む受け渡し具挿通孔16をあけ、
この受け渡し具挿通孔16の下方に基板受け渡し具17
を起立状に設け、この基板受け渡し具17の上端部に複
数の基板9を起立整列状態で保持する基板載置部18を
設けている。この基板受け渡し具17は、昇降駆動手段
85(昇降駆動モータ)に連動した縦送りネジ軸19に
連動連結した昇降台20上に設け、基板受け渡し具17
の昇降により、基板載置部18で複数の基板9を起立整
列状態のまま保持して、カセット8内と基板搬送ロボッ
ト4との間で複数の基板9を一括して受け渡し可能に構
成してある。
【0021】この基板移載部3では、図2に示すよう
に、基板処理前に、カセット搬出入ステージ1の搬入位
置10からカセット搬送ロボット2でターンテーブル1
3に搬送されてきたカセット8の姿勢を、ターンテーブ
ル13のa方向の回転により90゜方向変換し、カセッ
ト8内の未処理基板9の収容姿勢を基板処理部5での基
板9の処理姿勢と平行として、図1に示す、基板受け渡
し具17の上昇により、基板載置部18に未処理基板9
を保持した状態で、カセット8上方に未処理基板9を取
り出し、基板受け渡し具17を回転させることなしに、
カセット8内の未処理基板9を基板搬送ロボット4に引
き渡す。
【0022】また、基板処理及び乾燥後には、図11に
示すカセット洗浄部7からカセット搬送ロボット2でタ
ーンテーブル13に搬送されてきた洗浄済みカセット8
を、図2の図示の姿勢からターンテーブル13のa方向
の回転により90゜方向変換し、その基板収容方向を処
理姿勢と平行として、図1に示すように、洗浄済みカセ
ット8の下方に位置させた基板受け渡し具17の基板載
置部18を上昇させて、基板搬送ロボット4で搬送され
てきた処理済み基板9を保持させ、この状態で基板受け
渡し具17を下降させて、基板受け渡し具17を回転さ
せることなしに、処理済み基板9を洗浄済みカセット8
内に受け渡す。そして、図2に示すように、処理済み基
板9を収容した洗浄済みカセット8を、ターンテーブル
13のb方向の回転により90゜方向変換して、図示の
姿勢にし、カセット搬送ロボット2でカセット搬出入ス
テージ1の搬出位置12に搬送すると、このカセット8
が搬出位置12で搬出姿勢となる。
【0023】このように、この基板移載部3では、図1
に示すように、基板9をカセット8内と基板搬送ロボッ
ト4との間で受け渡すに当たり、基板受け渡し具17を
回転させる必要がないので、基板受け渡し具17の基板
載置部18に保持した基板9の姿勢がずれない。そのう
え、基板9の向きを替えるに当たっては、基板9をカセ
ット8に安定に収容保持したまま、ターンテーブル13
を回転させることにより行うので、基板9の姿勢のずれ
をおそれることなくターンテーブル13の回転速度を高
く設定できる。
【0024】この基板移載部3のターンテーブル13及
びその回転駆動装置14の具体的構成は次のとおりであ
る。図3(A)に示すように、ターンテーブル13はカ
セット載置テーブル11のベース板21にベアリング2
2を介して回転自在に取り付けてある。このターンテー
ブル13を回転させる回転駆動装置14には、回転駆動
モータを用い、この出力軸23に固定したピニオンギヤ
24をターンテーブル13に外嵌固定したリングギヤ2
5に噛み合わせ、図3(C)に示すように、回転角度を
90゜に設定して、ターンテーブル13を回転させるよ
うにしてある。
【0025】また、図3(B)に示すように、ターンテ
ーブル13上には、矩形の受け渡し具挿通孔16の周縁
の三方に沿ってカセット位置決め枠26を平面視でコの
状に形成するとともに、この周縁の残り一方にカセット
クランプ27を設け、ターンテーブル13上でカセット
8を適性位置に位置決め固定できるようにしてある。こ
の実施例では、回転駆動装置14に回転駆動モータを用
いているが、これに代えて、図3(D)・(E)に示す
ように、回転駆動装置14に回転駆動用エアシリンダを
用いてもよい。図3(D)のものでは、回転駆動用シリ
ンダのピストン28にラックギヤ29を取り付け、この
ラックギヤ29をターンテーブル13に外嵌固定したリ
ングギヤ25に噛み合わせてある。また図3(E)のも
のでは、回転駆動用エアシリンダのピストン28をター
ンテーブル13に外嵌固定したリング30に枢着してあ
る。
【0026】上記基板受け渡し具17は、図4(A)に
示すように、パイプ支持台31に立設したパイプ32の
上端部に箱体33を取り付け、基板載置部18は上記箱
体33の上面に設けられている。この基板載置部18
は、それぞれ複数の基板を起立整列状態で保持する昇降
載置部38と固定載置部39とから構成されている。そ
して、昇降載置部38は二個部分により、また、固定載
置部39は三個の部分により構成されている。固定載置
部39は箱体33の上面の中央及び両側に固定した三個
の固定座34を取り付け、昇降載置部38は上記固定座
34同士の間に配置した二個の昇降座35に取り付けて
ある。
【0027】この昇降座35は、パイプ32内を貫通さ
せた昇降杆36の上端部に固定し、昇降杆36はパイプ
支持台31に取り付けた昇降駆動装置37に連動連結し
てある。この昇降駆動装置37には昇降用シリンダを用
いている。つまり、基板載置部18を構成する二個の昇
降載置部38は、固定載置部39の上方位置に突出する
上昇位置と、固定載置部39より低い位置に沈む下降位
置とに切り替え可能にしてある。例えば図1において、
カセット8内から基板搬送ロボット4に未処理基板9を
受け渡す場合には、昇降載置部38を上昇位置とし、基
板搬送ロボット4から洗浄済みカセット8内に処理済み
基板9を受け渡す場合には、昇降載置部38を下降位置
とする。
【0028】上記構成によれば、未処理基板9の受け渡
しに際しては、未処理基板9が昇降載置部38に保持さ
れ、固定載置部39に触れないので、固定載置部39が
未処理基板9に付着している汚染物質で汚染されること
がない。そして、処理済み基板9の受け渡しに際して
は、汚染されていない固定載置部分39に処理済み基板
9が保持されるので、処理済み基板9の汚染が防止され
る。逆に、昇降載置部38を下降位置として固定載置部
39で未処理基板9を受け渡し、昇降載置部38を上昇
位置として処理済み基板9を受け渡すことも可能であ
り、この場合にも同様に処理済み基板9の汚染を防止す
ることができる。
【0029】なお、昇降載置部38及び固定載置部39
には、図4(C)に示すように、そこに載置する基板9
の主面方向(同図4における紙面に平行な方向)にカセ
ット8が有する基板整列収容溝と同一ピッチの基板整列
保持溝90が設けられており、また、この基板整列保持
溝90の解放上側縁部92は、基板の保持を円滑にする
ためハの字状の面取りがしてある。また、二個の昇降載
置部38と三個の固定載置部39は、図4(B)に示す
ように、一体加工された通常の基板載置部18を鎖線部
分で切断することにより容易に製作できる。
【0030】上記昇降載置部38と固定載置部39に
は、図4(B)で示すように、そこに保持する基板9の
外周に沿う形状の上記基板整列保持溝90が切設されて
おり、この基板整列保持溝90は、基板9のオリエンテ
ーションフラットに対応する直線部95とそれ以外の湾
曲部96とから成る。即ち、中央の固定載置部39とそ
の両側の昇降載置部38・38とにかけて、基板9のオ
リエンテーションフラットに対応する直線部95が切設
され、当該昇降載置部38からその外側の固定載置部3
9にかけて湾曲部96が切設されている。つまり、昇降
載置部38・38が直線部分95と湾曲部96とを有
し、かつ固定載置部39が直線部分95と湾曲部96と
を有することにより、昇降載置部分38又は固定載置部
分39のいずれかにより基板9を保持した場合であって
も、基板9の回転を防止することができる。
【0031】なお、上記実施例では、基板受け渡し具1
7の基板載置部18が、昇降載置部38と固定載置部3
9とから成り、昇降載置部38が昇降して固定載置部3
9が固定されたものとして説明したが、両者を昇降可能
に構成することもできる。
【0032】ところで、図5に示すように、この基板受
け渡し具17は、二個のカセット8内と基板搬送ロボッ
ト4との間で基板9の受け渡しを行うため、二個設けら
れており、この二個の基板受け渡し具17は幅寄せ装置
42で幅寄せ可能にしてある。この幅寄せ装置42の構
成は次の通りである。図6(A)に示すように、両パイ
プ支持台31を昇降台20上のガイドレール43にスラ
イド自在に支持し、両パイプ支持台31を幅寄せリンク
機構44で連結してある。幅寄せリンク機構44は、図
6(A)に示すように、昇降台20の中央部から垂設し
た支軸82にリンクアーム83の中央部を枢着し、リン
クアーム83の両端部と両パイプ支持台31との間にリ
ンクロッド84を介設して構成してある。そして、図6
(B)に示すように、昇降台20に取り付けた幅寄せ駆
動用シリンダ45に一方のパイプ支持台31を連動連結
してある。
【0033】この幅寄せ装置42では、幅寄せ駆動用シ
リンダ45を縮小させると、これに連結した一方のパイ
プ支持台31が昇降台20の中央側に寄ると同時に、幅
寄せリンク機構44を介して他方のパイプ支持台31も
昇降台20の中央側に寄り、双方の基板受け渡し具17
が幅寄せされる。また、幅寄せ駆動用シリンダ45を伸
長させると、双方の基板受け渡し具17が相互に遠ざか
る。この幅寄せ装置42では、図5に示すように、基板
処理前に、二個のカセット8内から二群の未処理基板9
を基板搬送ロボット4に受け渡すに当たり、二個の基板
受け渡し具17の基板載置部18にそれぞれ各群の未処
理基板9を保持させ、双方の基板受け渡し具17を幅寄
せにより近づけ、二群の未処理基板9の間に大きな隙間
を作ることなく、これらを基板搬送ロボット4に受け渡
す。また、基板処理後に、カセット8二個分の処理済み
基板9を基板搬送ロボット4から二個の洗浄済みカセッ
ト8に受け渡すに当たり、基板搬送ロボット4で搬送さ
れてきた処理済み基板9を、カセット8の上方で幅寄せ
しておいた二個の基板受け渡し具17の両基板載置部1
8に保持させ、両基板受け渡し具17を遠ざけて、処理
済み基板9を二群に分離し、各群を二個の洗浄済みカセ
ット8に収容する。
【0034】次に、基板搬送ロボット4の構成を説明す
る。図1に示すように、この基板搬送ロボット4は、走
行部本体46と、この走行部本体46から略水平に突出
した左右一対のアーム回転軸47と、この一対のアーム
回転軸47を回転させる軸回転手段48と、各アーム回
転軸47に固定された一対の基板チャック49とを備え
ている。一対の基板チャック49は、一対のチャック対
向面50同士と、その裏面のチャック対向面51同士と
に、それぞれカセット8の基板整列収容溝の配列ピッチ
と同一の基板整列保持溝52・53が形成され、アーム
回転軸47の回転により、基板チャック49をその一対
のチャック対向面50同士及びその裏面のチャック対向
面51同士がそれぞれ対向する逆ハの字状の基板保持姿
勢に切り替え可能に構成してある。なお、チャック対向
面50・51の基板整列保持溝52・53の配列ピッチ
は、カセット8の基板整列収容溝の配列ピッチと必ずし
も同一にしなくとも良く、カセット8の当該配列ピッチ
の1/2の配列ピッチにしても良い。カセット8から取
り出した基板9を配列ピッチ変換装置等で1/2に変換
する場合が考えられるからである。
【0035】この基板搬送ロボット4では、未処理基板
9を搬送する場合には、基板チャック49の一対のチャ
ック対向面50同士が対向する姿勢にし、処理済み基板
9を搬送する場合には、裏面のチャック対抗面51同士
が対向する姿勢に切り替えて使い分ける。このようにす
ると、未処理基板9の搬送に際しては、裏面のチャック
対抗面51の基板整列保持溝53が未処理基板9に付着
した汚染物質で汚染されることがなく、処理済み基板9
の搬送に際して、処理済み基板9の汚染が防止される。
【0036】なお、本発明に係る基板洗浄装置は、酸化
拡散工程の前処理洗浄装置として適用することも可能で
あり、その場合には、既に洗浄された基板を洗浄するこ
とになるので、基板はある程度きれいで、クロスコンタ
ミネーションもないから、汚染の防止というよりも、後
述するように洗浄処理の前後、つまり乾いた基板の保持
と濡れた基板の保持とで基板チャック49を使い分ける
こともできる。
【0037】基板チャック49の具体的構成は次の通り
である。図7(A)に示すように、基板チャック49
は、板状のチャック本体54の両端にエンドプレート5
5を備え、チャック本体54の中央部とエンドプレート
55の中央部とにアーム回転軸47を挿通して固定して
ある。エンドプレート55間には一対の補強パイプ59
を平行に架設し、これをチャック本体54内に挿通して
固定してある。図7(B)に示すように、チャック本体
54の基板整列保持溝52・53は、いずれも基板9の
周縁に沿う円弧状に形成してある。また、図7(C)に
示すように、この基板整列保持溝52・53の解放縁部
57はハの字状に面取りしてある。この基板チャック4
9は、図7(D)・(E)に示すように、基板整列保持溝5
2・53を等ピッチで周設した溝形成パイプ58を補強
パイプ59に外嵌して構成してもよい。この場合、補強
パイプ59にエンドプレート55をネジ止めすることに
より、両エンドプレート55間で溝形成パイプ58を挟
圧固定することができる。
【0038】また、図8(A)に示すように、アーム回
転軸47を回転させる軸回転手段48には、一対の軸回
転用モータを用いている。この軸回転用モータは走行部
本体46に固定し、各出力軸60にアーム回転軸47を
軸継ぎ手61で連結し、両アーム回転軸47をそれぞれ
個別に回転連動するようにしてある。また、走行部本体
46の走行駆動手段62には、走行駆動モータを用いて
いる。この走行駆動モータは、固定機枠63に固定し、
その出力軸64に駆動プーリ65を取り付け、固定機枠
63に枢着した遊動プーリ(図外)と駆動プーリ65と
の間に連動ベルト66を巻き掛け、この連動ベルト66
に走行部本体46を取り付けてある。また、図8(B)
に示すように、走行部本体46は、固定機枠63上に設
けたガイドレール67上にスライド自在に取り付けてあ
る。
【0039】この基板搬送ロボット4は、図8(C)に
示すように、軸回転手段48に一個の軸回転用モータを
用い、その出力軸60に取り付けた駆動ギヤ68に反転
ギヤ69を噛み合わせ、一方のアーム回転軸47に取り
付けた入力ギヤ70を駆動ギヤ68に、他方のアーム回
転軸47に取り付けた入力ギヤ71を反転ギヤ69にそ
れぞれ噛み合わせる構成としてもよい。また、図8
(D)に示すように、走行駆動手段62である走行駆動
モータを走行部本体46に取り付け、その出力軸64に
取り付けたピニオンギヤ72を固定機枠63に取り付け
たラックギヤ73に噛み合わせ、走行部本体46を自走
式にしてもよい。
【0040】図9(A)〜(D)は、基板チャック49
の変形例を示す。同図(A)の変形例は乾いた基板の保
持と濡れた基板の保持とで基板チャック49を使い分け
る場合を考慮したもので、図7(A)中の前記チャック
本体54の上下両端部に前後方向へ走る液止め溝54a
を凹入形成したものである。この変形例によれば、後述
する基板処理部5で浸漬処理を終えた基板9を保持した
際に、基板9に付着した液滴が基板整列保持溝53を伝
ってこの液止め溝54a内に導入される。従って、他方
の一対のチャック対向面50で乾いた基板9を保持する
際に、この液止め溝54aは上方に位置することとなる
が、この液止め溝54a内では、その液滴が自らの表面
張力により流下するのを阻止し、乾いた基板9に付着す
るのを防止する。なお、この液止め溝54aは、図9
(B)〜(D)の変形例においても同様に形成されてい
る。
【0041】同図(B)の変形例は、チャック本体54
を図7(A)中の板部材に替えて断面略四角形状の棒部
材で構成したもので、アーム回転軸47を後述するアク
チュエータ47aで相互に離間させるとともに、アーム
回転軸47を回転させてチャック対抗面50a・50b
を切り替えるように構成してある。同図(C)の変形例
は、チャック本体54を上記図8(B)のものに替えて
基板9を中央部で保持するように構成したもので、その
他の点は図8(B)と同様に構成してある。また、同図
(D)の変形例は、チャック本体54を上記図8(A)
〜(C)のものに替えて断面略三角形状の棒部材で構成
し、三組のチャック対抗面50a・50b・50cを切
り替えるようにしたもので、その他の点は図8(B)と
同様に構成してある。
【0042】図10はアーム回転軸47を離間及び回転
させる手段を示す斜視図である。上記一対のアーム回転
軸47は、図10で示すように、それぞれ左右一対の基
台46b・46bに設けられ、各基台46bはそれぞれ
左右一対のアクチュエータ48b・48bにより、走行
部本体46の上に設けた前後一対のガイドレール67b
に沿って移動可能に設けられている。その他の点は、図
8(A)と同様に構成されている。
【0043】基板処理部5は、図1・図2及び図11に
示すように、三個の処理槽74を備え、これらの処理槽
74は、いわゆる1浴処理を可能とするオーバーフロー
槽として構成されている。各処理槽74にはそれぞれ基
板9を支持する処理基板載置具75が付設されている。
この処理基板載置具75は、図2または図11に示す昇
降駆動手段76に連動連結して、昇降可能としてある。
すなわち、図1に示すように、前記基板移載部3におい
て基板移し替え具17の基板載置部18に保持した基板
9を基板搬送ロボット4に受け渡す位置を第一の基板受
け渡し位置77とし、各処理槽74の処理基板載置具7
5に保持した基板9を基板搬送ロボット4に受け渡す位
置を第二の基板受け渡し位置78(図1においては、中
央の処理槽74について図示している)とすると、処理
基板載置具75の昇降により、ここに保持した基板9
を、第二の基板受け渡し位置78と、処理槽74内に浸
漬してその処理を行う基板処理位置79との間で昇降で
きるようにしてある。そして、前記基板搬送ロボット4
は、第一の基板受け渡し位置77と第二の基板受け渡し
位置78との間で走行させるようにしてある。
【0044】なお、前述した実施例では、基板搬送ロボ
ット4を一対のガイドレール67に沿って水平方向にの
み走行させているが、基板移載部3や基板処理部5等の
配置に応じて、第一の基板受け渡し位置と第二の基板受
け渡し位置との間を、垂直方向をも含めた二軸あるいは
三軸方向に移動させることも可能である。この明細書で
いう走行とは、このような二軸あるいは三軸方向の移動
をも含む概念である。
【0045】この基板処理部5では、基板搬送ロボット
4で搬送してきた未処理基板9を、上昇してきた処理基
板載置部75に引き渡し、処理基板載置部75を下降さ
せて、未処理基板9を処理槽74の基板処理位置79に
位置させ、処理液80に浸漬して処理を行う。処理槽7
4での基板処理が終了すると、処理基板載置部75を上
昇させて、基板搬送ロボット4に引き渡す。このよう
に、未処理基板9を基板処理部5の処理基板載置部75
で保持して昇降させることにより、基板9を保持する基
板搬送ロボット4の基板チャック49を処理槽74の処
理液80に浸漬する必要がなくなり、基板チャック49
に付着した汚染物質が処理槽74内に持ち込まれること
がない。そのうえ、基板チャック49を処理槽74に侵
入させる必要がないため、基板チャック49の垂下寸法
を短くでき、基板搬送中に基板チャック49が振動しに
くくなり、基板9と基板チャック49の基板整列保持溝
52・53との摺動によるパーティクルの発生が軽減さ
れ、処理槽74へのパーティクルの侵入が軽減される。
【0046】以下、本実施例装置の一連の動作を簡単に
説明する。先ず、複数の未処理基板Wを収納した2個の
カセット8は、カセット搬出入ステージ1の搬入位置1
0へ搬入されている。カセット搬送ロボット2が上記2
個のカセット8を基板移載部3のターンテーブル13上
に移載する。ターンテーブル13が90゜回転した後、
基板移し替え具17が上昇してカセットCから基板9を
取り出す。このとき、基板移し替え具17の基板載置部
18が昇降載置部38に切り替えられて未処理基板を保
持し、処理済み基板の汚染を防止する。
【0047】基板搬送ロボット4はカセット8から取り
出された未処理基板9を受け取り、基板処理部5に搬送
する。このとき、処理済み基板の汚染を防止するため、
基板搬送ロボット4の基板チャック49のチャック対抗
面50・51を前記のように未処理基板と処理済み基板
とで使い分け、処理済み基板の汚染を防止する。基板処
理部5では、基板搬送ロボット4で搬送されてきた基板
9を処理基板載置具75で受け取り、所定の基板処理槽
74に順次浸漬して表面処理をする。表面処理された基
板Wは基板搬送ロボット4により基板乾燥部6に搬送す
る。基板乾燥部6では、搬送されてきた基板9を前記基
板移し替え具17と同様のリフター(図示せず)で受け
取り、遠心式乾燥機61内で乾燥処理する。
【0048】一方、基板の表面処理の間に、カセット搬
送ロボット2は空になった2個のカセット8をカセット
洗浄部7に搬送する。カセット洗浄部7では、搬送され
てきた2個のカセット8をカセットリフタ(図示せず)
で受け取り、カセット洗浄槽内に浸漬して洗浄処理をす
るとともに、洗浄終了後は排水してヒータ(図示せず)
で乾燥する。つまり、基板9の表面処理とカセット8の
洗浄処理とを並行して行うことにより、全体として処理
効率を高めるのである。
【0049】カセット搬送ロボット2は、乾燥を終えた
カセット8を再び基板移載部3のターンテーブル13上
に移載する。乾燥を終えた基板7は基板搬送ロボット4
により基板移載部3に搬送されてくる。基板移載部3で
は基板移し替え具17を介して処理済み基板9を洗浄済
みカセット8内に収容する。このとき、基板移し替え具
17の基板載置部18が固定載置部39に切り替えられ
て処理済み基板を保持し、処理済み基板の汚染を防止す
る。カセット搬送ロボット2は基板9を収容した2個の
カセット8をカセット搬出入ステージ1の搬出部12に
搬送する。以上で一連の動作が終了する。
【0050】なお、本発明に係る基板洗浄装置は、前記
のように酸化拡散工程の前処理洗浄装置として適用する
ことも可能であり、この場合には、基板の汚染は問題に
ならないので、基板受け渡し具17の昇降載置部38と
固定載置部39との切り替えは不要である。むしろ洗浄
処理の前後や乾燥の前後、つまり乾いた基板を保持する
場合と濡れた基板を保持する場合とで基板チャック49
のチャック対抗面50・51を使い分けることが必要に
なる。基板の種類によっては、乾燥状態で濡れた基板チ
ャック49に接触すると、ウォータマークと称するしみ
が発生することがあるからである。上記のようにチャッ
ク対抗面50・51を使い分けることにより、ウォータ
マークの発生を防止することができる。なお、洗浄処理
の前に濡れた基板チャックで基板を保持しても、ウォー
タマークによる影響は問題とはならない。その後に洗浄
処理を行うからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る基板処理装置の縦断正面
図である。
【図2】図1の基板処理装置の平面図である。
【図3】図1の基板処理装置で用いるターンテーブルの
説明図で、同図(A)は縦断面図、同図(B)は平面
図、同図(C)は同図(A)のC−C線断面図、同図
(D)はターンテーブルの回転駆動機構の第1変更例の
同図(C)相当図、同図(E)はターンテーブルの回転
駆動機構の第2変更例の同図(C)相当図である。
【図4】図1の基板処理装置で用いる基板受け渡し具を
説明する図で、同図(A)は縦断面図、同図(B)は基
板受け渡し具の基板載置部の製作例の説明図、同図
(C)は基板載置部の一部断面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】図1の基板処理装置で用いる幅寄せリンク機構
の説明図で、同図(A)は縦断面図、同図(B)は平面
図である。
【図7】図1の基板処理装置で用いる基板搬送ロボット
の基板チャックを説明する図で、同図(A)は斜視図、
同図(B)は同図(A)のB−B線断面図、同図(C)
は同図(B)のC−C線断面図、同図(D)は基板チャ
ックの変更例の縦断面図、同図(E)は同図(D)のE
−E線断面図である。
【図8】図1の基板処理装置で用いる基板搬送ロボット
の基板チャック回転機構と走行部本体の走行機構を説明
する図で、同図(A)は斜視図、同図(B)は同図
(A)の側面図、同図(C)は変更例の斜視図、同図
(D)は同図(C)の側面図である。
【図9】(A)(B)(C)(D)は、それぞれ基板チャックの
変形例を示す正面図である。
【図10】図9(B)(C)(D)に示す基板チャックの離間
及び回転機構を示す図8図(A)に相当する斜視図であ
る。
【図11】図1の基板処理装置の斜視図である。
【図12】従来技術に係る基板処理装置の図1相当図で
ある。
【図13】図12の基板処理装置の平面図である。
【符号の説明】
3…基板移載部、 4…基板搬送ロ
ボット、5…基板処理部、 8…カ
セット、9…基板、 17…基
板受け渡し具、18…基板載置部、
46…走行部本体、47…アーム回転軸、
48…軸回転手段、49…基板チャック、
50・51…チャック対向面、52・53…基
板整列保持溝、 62…走行駆動装置、74…処
理槽、 75…処理基板載置具、
76…処理基板載置具の昇降駆動手段、77…第一の基
板受け渡し位置、78…第二の基板受け渡し位置、
79…基板処理位置、81…基板収容位置、
85…基板受け渡し具の昇降駆動手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板を収容したカセットから基板
    を取り出し又はそのカセット内に複数の基板を装填する
    基板移載部と、複数の基板を一括して処理する基板処理
    部と、上記基板移載部と上記基板処理部との間で複数の
    基板を一括保持して搬送する基板搬送ロボットとを具備
    して成る基板処理装置において、 上記基板搬送ロボットは、走行部本体と、この走行部本
    体から略水平に突出した左右一対のアーム回転軸と、こ
    の一対のアーム回転軸を回転させる軸回転手段と、各ア
    ーム回転軸に固定された基板チャックとを備えて成り、 上記一対の基板チャックは複数組のチャック対向面を有
    し、各組のチャック対向面は複数の基板整列保持溝を有
    し、各組のチャック対向面で基板を起立整列状態で一括
    保持するように構成するとともに、アーム回転軸の回転
    により基板チャックのチャック対向面を切り換え可能に
    構成したことを特徴とする基板処理装置の基板搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の基板を収容したカセットから基板
    受け渡し具を介して基板を取り出し又はそのカセット内
    に複数の基板を装填する基板移載部と、複数の基板を一
    括して処理する基板処理部と、上記基板移載部と上記基
    板処理部との間で複数の基板を一括保持して搬送する基
    板搬送ロボットとを具備して成る基板処理装置におい
    て、 上記基板搬送ロボットは、走行部本体と、この走行部本
    体から略水平に突出した左右一対のアーム回転軸と、こ
    の一対のアーム回転軸を回転させる軸回転手段と、各ア
    ーム回転軸に固定された基板チャックとを備えて成り、 上記一対の基板チャックは複数組のチャック対向面を有
    し、各組のチャック対向面は複数の基板整列保持溝を有
    し、各組のチャック対向面で基板を起立整列状態で一括
    保持するように構成するとともに、アーム回転軸の回転
    により上記基板チャックのチャック対向面を切り換え可
    能に構成し、 上記基板移載部の基板受け渡し具は、基板を保持する基
    板載置部を昇降駆動する昇降駆動装置を備え、この昇降
    駆動装置により、上記基板載置部で保持した基板を、上
    記基板搬送ロボットに受け渡すための第一の基板受け渡
    し位置と、上記カセット内に収容する基板収容位置との
    間で昇降可能に構成し、 上記基板処理部は、処理槽と、基板を支持する処理基板
    載置具と、この処理基板載置具を昇降駆動する昇降駆動
    手段とを備え、この昇降駆動手段で、上記処理基板載置
    具で支持した基板を、上記基板搬送ロボットに受け渡す
    ための第二の基板受け渡し位置と、上記処理槽内に浸漬
    してその処理を行う基板処理位置との間で昇降可能に構
    成したことを特徴とする基板処理装置。
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