JPH05156804A - 独立柱型枠組立工法 - Google Patents
独立柱型枠組立工法Info
- Publication number
- JPH05156804A JPH05156804A JP31822591A JP31822591A JPH05156804A JP H05156804 A JPH05156804 A JP H05156804A JP 31822591 A JP31822591 A JP 31822591A JP 31822591 A JP31822591 A JP 31822591A JP H05156804 A JPH05156804 A JP H05156804A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内端太及び外端太を必要とせず、コーナー部
の直角度の確認作業が不要となる作業性に優れた独立柱
型枠組立工法を提供する。 【構成】 独立柱の辺部にあてがわれる金属製辺部型枠
26a〜26dと、そのコーナー部にあてがわれる金属
製コーナー型枠25a〜25dとをその枠体に設けた連
結孔を介して固定金具50で固定する。
の直角度の確認作業が不要となる作業性に優れた独立柱
型枠組立工法を提供する。 【構成】 独立柱の辺部にあてがわれる金属製辺部型枠
26a〜26dと、そのコーナー部にあてがわれる金属
製コーナー型枠25a〜25dとをその枠体に設けた連
結孔を介して固定金具50で固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木建築工事における
コンクリート構造物である独立柱を施工する際に使用さ
れる独立柱型枠組立工法に関する。
コンクリート構造物である独立柱を施工する際に使用さ
れる独立柱型枠組立工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来独立柱は、合板製の型枠を使用し、
図6の正面図及び図7の平面図にて示す工法により型枠
を組み立て、コンクリートを打設している。
図6の正面図及び図7の平面図にて示す工法により型枠
を組み立て、コンクリートを打設している。
【0003】先ず、柱の主鉄筋1が配置された床4の部
分の周囲に、下ごしらえの台座(桟木)2を敷く。この
台座2は釘3により床4に固定する。そして、この台座
2の上に合板型枠5(5a,5b,5c,5d)を組み
立てる。
分の周囲に、下ごしらえの台座(桟木)2を敷く。この
台座2は釘3により床4に固定する。そして、この台座
2の上に合板型枠5(5a,5b,5c,5d)を組み
立てる。
【0004】先ず、定尺の1個の合板型枠5aを独立柱
の一辺に支え棒6を使用して仮立てし、次いで、この型
枠5aの隣辺側の合板型枠5bを横付けし、釘7で両者
の辺部を相互に固定する。次いで、この型枠5a,5b
の相互間にピーコン9を介装し、このピーコン9にセパ
レータと称される連結棒8をねじ込む。
の一辺に支え棒6を使用して仮立てし、次いで、この型
枠5aの隣辺側の合板型枠5bを横付けし、釘7で両者
の辺部を相互に固定する。次いで、この型枠5a,5b
の相互間にピーコン9を介装し、このピーコン9にセパ
レータと称される連結棒8をねじ込む。
【0005】その後、型枠5a,5bに隣接する型枠5
c,5dを夫々個別に立ち上げ、各型枠の枠体の相互間
にピーコン9を配置し、連結棒8をピーコン9にねじ込
んで、対向する型枠間を連結棒8により連結しつつ、隣
接する型枠間を釘により固定する。
c,5dを夫々個別に立ち上げ、各型枠の枠体の相互間
にピーコン9を配置し、連結棒8をピーコン9にねじ込
んで、対向する型枠間を連結棒8により連結しつつ、隣
接する型枠間を釘により固定する。
【0006】次いで、直角定規10を利用して、型枠5
a〜5d間の直角度を調整する。その後、合板型枠5a
〜5dの外側にコンクリート打設時の圧力に耐えること
ができるように、垂直方向に延びる内端太12a〜12
dをあてがい、その外側に水平方向に延びる外端太13
a〜13dを配置する。そして、フォームタイ14をピ
ーコン9のネジ部にねじ込んでフォームタイ14により
外端太13a〜13dを緊締して、これらの部材を固定
する。次いで、コンクリートを型枠5a〜5dに囲まれ
た空間に打設する。
a〜5d間の直角度を調整する。その後、合板型枠5a
〜5dの外側にコンクリート打設時の圧力に耐えること
ができるように、垂直方向に延びる内端太12a〜12
dをあてがい、その外側に水平方向に延びる外端太13
a〜13dを配置する。そして、フォームタイ14をピ
ーコン9のネジ部にねじ込んでフォームタイ14により
外端太13a〜13dを緊締して、これらの部材を固定
する。次いで、コンクリートを型枠5a〜5dに囲まれ
た空間に打設する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合板型
枠は剛性が小さいため、コンクリートの静水圧に耐える
ための強度が不足する。このため、垂直方向及び水平方
向に延びる内端太12a〜12d及び外端太13a〜1
3dで型枠5a〜5dを補強する必要がある。このた
め、型枠の組み立て工程が繁雑であり、作業性が悪い。
また、コーナー部の直角度を出すために、直角定規を使
用して、このコーナー部が直角になるように、型枠相互
間の配置関係を調整する必要がある。この直角度の確認
及び補正作業が繁雑であり、作業性が悪い。
枠は剛性が小さいため、コンクリートの静水圧に耐える
ための強度が不足する。このため、垂直方向及び水平方
向に延びる内端太12a〜12d及び外端太13a〜1
3dで型枠5a〜5dを補強する必要がある。このた
め、型枠の組み立て工程が繁雑であり、作業性が悪い。
また、コーナー部の直角度を出すために、直角定規を使
用して、このコーナー部が直角になるように、型枠相互
間の配置関係を調整する必要がある。この直角度の確認
及び補正作業が繁雑であり、作業性が悪い。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであて、内端太及び外端太を必要とせず、また、コー
ナー部の直角度の確認作業が不要となる作業性に優れた
独立柱型枠組立工法を提供することを目的とする。
のであて、内端太及び外端太を必要とせず、また、コー
ナー部の直角度の確認作業が不要となる作業性に優れた
独立柱型枠組立工法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る独立柱型枠
組立工法は、枠体に連結孔が設けられて独立柱の辺部に
あてがわれる金属製辺部型枠と、枠体に連結孔が設けら
れ独立柱のコーナー部にあてがわれる金属製コーナー部
型枠と、めねじ及び連結孔を設けた固定金具と、両端部
に前記めねじに螺合するネジ部を設けた連結棒とを使用
し、床上で1個の辺部型枠と1個のコーナー部型枠とを
その枠体間に固定金具を配置した後、前記連結孔にクリ
ップを挿入して連結し、これを立ち上げた後、隣接する
辺部型枠又はコーナー部型枠をその枠体間に固定金具を
配置しつつ、クリップを前記連結孔に挿通することによ
り相互に連結固定し、この間前記連結棒を対向する対と
なる固定金具に螺合させてこれらの固定金具間を連結す
ることを特徴とする。
組立工法は、枠体に連結孔が設けられて独立柱の辺部に
あてがわれる金属製辺部型枠と、枠体に連結孔が設けら
れ独立柱のコーナー部にあてがわれる金属製コーナー部
型枠と、めねじ及び連結孔を設けた固定金具と、両端部
に前記めねじに螺合するネジ部を設けた連結棒とを使用
し、床上で1個の辺部型枠と1個のコーナー部型枠とを
その枠体間に固定金具を配置した後、前記連結孔にクリ
ップを挿入して連結し、これを立ち上げた後、隣接する
辺部型枠又はコーナー部型枠をその枠体間に固定金具を
配置しつつ、クリップを前記連結孔に挿通することによ
り相互に連結固定し、この間前記連結棒を対向する対と
なる固定金具に螺合させてこれらの固定金具間を連結す
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、型枠自体を金属製とする。
これは、コンクリート打設時の静水圧(側圧荷重)を面
板で受け、これを中桟を介して周辺の枠体で受け、耐え
られる型枠構造にするためである。そして、型枠同士は
その周辺部の枠体同士を連結孔を介してクリップにより
固定する。この場合に、枠体間に固定金具を配置し、枠
体間をクリップにより固定する際に、前記固定金具も同
時に枠体間に固定する。そして、連結棒を固定金具にね
じ込むことにより、対向する型枠間を固定金具により連
結する。
これは、コンクリート打設時の静水圧(側圧荷重)を面
板で受け、これを中桟を介して周辺の枠体で受け、耐え
られる型枠構造にするためである。そして、型枠同士は
その周辺部の枠体同士を連結孔を介してクリップにより
固定する。この場合に、枠体間に固定金具を配置し、枠
体間をクリップにより固定する際に、前記固定金具も同
時に枠体間に固定する。そして、連結棒を固定金具にね
じ込むことにより、対向する型枠間を固定金具により連
結する。
【0011】これらにより、型枠全体の剛性が向上し、
内端太及び外端太が不要である。このため、組立、解体
及び運搬の手間を省力化することができる。また、直角
に成形したコーナー型枠を使用するので、直角度を調整
する必要がない。そして、型枠同士は、クリップにより
固定できるでの、簡便に組み立てることができる。更
に、金属製の型枠を使用するので、その強度が高く目違
いが発生しにくく、コンクリート表面の粗度が向上し平
坦になる。
内端太及び外端太が不要である。このため、組立、解体
及び運搬の手間を省力化することができる。また、直角
に成形したコーナー型枠を使用するので、直角度を調整
する必要がない。そして、型枠同士は、クリップにより
固定できるでの、簡便に組み立てることができる。更
に、金属製の型枠を使用するので、その強度が高く目違
いが発生しにくく、コンクリート表面の粗度が向上し平
坦になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付の図面を
参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例方法
により、組み立てられた独立枠柱型枠を示す図、図2は
同じくその平面断面図である。
参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例方法
により、組み立てられた独立枠柱型枠を示す図、図2は
同じくその平面断面図である。
【0013】本実施例においては、独立柱の辺部用型枠
26a〜26dと、コーナー部用枠25a〜25bとを
使用する。この辺部用型枠26aは、その平面断面図で
ある図3に示すように、平板状をなし柱面にあてがわれ
るパネル部42と、このパネル部42の両側縁部にパネ
ル部42に直角に設けられた枠部40と、この枠部40
間を連絡する桟部41とを有する。そして、枠部40に
は図5に示すように連結孔46が複数個設けられてお
り、この連結孔46を整合する位置の枠部40の外面に
は、固定受け金具50の帯状部51を受け入れ可能の切
欠47が形成されている。他の型枠26b〜26cも型
枠26aと同様の構造を有する。
26a〜26dと、コーナー部用枠25a〜25bとを
使用する。この辺部用型枠26aは、その平面断面図で
ある図3に示すように、平板状をなし柱面にあてがわれ
るパネル部42と、このパネル部42の両側縁部にパネ
ル部42に直角に設けられた枠部40と、この枠部40
間を連絡する桟部41とを有する。そして、枠部40に
は図5に示すように連結孔46が複数個設けられてお
り、この連結孔46を整合する位置の枠部40の外面に
は、固定受け金具50の帯状部51を受け入れ可能の切
欠47が形成されている。他の型枠26b〜26cも型
枠26aと同様の構造を有する。
【0014】コーナー部用型枠25aは、図4に示すよ
うに、L字状をなし、柱のコーナー部にあてがわれるパ
ネル部45と、このパネル部45の両端縁部にパネル部
45に直角に設けられた枠部43と、パネル部45及び
枠部43に直交する桟部44とを有する。そして、枠部
43には、図5に示すように、連結孔48及び帯状部5
1の収納用の切欠49が形成されている。他の型枠25
b〜25dも型枠25aと同様の構造を有する。これら
の型枠25a〜25d及び型枠26a〜26dはアルミ
ニウム合金等の金属で成形されている。
うに、L字状をなし、柱のコーナー部にあてがわれるパ
ネル部45と、このパネル部45の両端縁部にパネル部
45に直角に設けられた枠部43と、パネル部45及び
枠部43に直交する桟部44とを有する。そして、枠部
43には、図5に示すように、連結孔48及び帯状部5
1の収納用の切欠49が形成されている。他の型枠25
b〜25dも型枠25aと同様の構造を有する。これら
の型枠25a〜25d及び型枠26a〜26dはアルミ
ニウム合金等の金属で成形されている。
【0015】固定受け金具50は、枠部47,43間に
挟めれて固定される帯状部51と、この帯状部51と一
体成形されたネジ部55と、このネジ部55に被冠され
る樹脂製のキャップ53とを有する。そして、連結棒5
4はその両端部にネジが形成されており、このネジが固
定受け金具50のネジ部55に螺合されて対向する型枠
間に架け渡され、コンクリート内に埋め込まれるもので
ある。
挟めれて固定される帯状部51と、この帯状部51と一
体成形されたネジ部55と、このネジ部55に被冠され
る樹脂製のキャップ53とを有する。そして、連結棒5
4はその両端部にネジが形成されており、このネジが固
定受け金具50のネジ部55に螺合されて対向する型枠
間に架け渡され、コンクリート内に埋め込まれるもので
ある。
【0016】固定受け金具50の帯状部51は、型枠2
6aの枠部40と型枠25aの枠部43との間に、切欠
部47,49間に収まれて挟まれ、連結孔46,52,
48に、Uクリップ56の軸部を挿入し、Uクリップ5
6のU字部を回転させて、枠部40,43に嵌め込むこ
とにより、型枠26a,25aの連結固定と同時に、型
枠26a,25a間に固定される。
6aの枠部40と型枠25aの枠部43との間に、切欠
部47,49間に収まれて挟まれ、連結孔46,52,
48に、Uクリップ56の軸部を挿入し、Uクリップ5
6のU字部を回転させて、枠部40,43に嵌め込むこ
とにより、型枠26a,25aの連結固定と同時に、型
枠26a,25a間に固定される。
【0017】次に、このように構成される各部材を使用
して独立柱用の型枠を組み立てる方法について説明す
る。先ず、図1に示すように、独立柱の主鉄筋1を床4
上に配置した後、桟木(固定用金物)2を床面上の所定
位置に設置し、釘3により桟木2を床4に固定する。
して独立柱用の型枠を組み立てる方法について説明す
る。先ず、図1に示すように、独立柱の主鉄筋1を床4
上に配置した後、桟木(固定用金物)2を床面上の所定
位置に設置し、釘3により桟木2を床4に固定する。
【0018】その後、コーナー用の型枠25aと、隣接
する辺用の型枠26aとを、床上で、図5に示すように
して、固定受け金具50を枠部40,43間に挟んでU
クリップ56により連結することにより、組み立てる。
する辺用の型枠26aとを、床上で、図5に示すように
して、固定受け金具50を枠部40,43間に挟んでU
クリップ56により連結することにより、組み立てる。
【0019】このようにして、型枠26aと型枠25a
とを組み立てた後、これを立ち上げて桟木2上に添え置
く。次いで、隣接の辺用型枠26bを立ち上げて桟木2
上に置き、型枠26bと既に立ち上げてある型枠25a
とを、図5に示すようにして固定受け金具50を間に挟
んで固定する。
とを組み立てた後、これを立ち上げて桟木2上に添え置
く。次いで、隣接の辺用型枠26bを立ち上げて桟木2
上に置き、型枠26bと既に立ち上げてある型枠25a
とを、図5に示すようにして固定受け金具50を間に挟
んで固定する。
【0020】その後、コーナー用型枠25b,25cを
桟木2上に立ち上げて、これらの型枠25b,25c
を、その間に固定受け金具50を固定しつつ、夫々辺用
型枠26b,26aにUクリップ56により連結固定す
る。次いで、連結棒54を型枠25c,26a,25
a,26b,25bに既に取付けられている固定受け金
具50のネジ部55にねじ込む。これにより、全ての連
結棒54が固定受け金具50に片持梁りの状態で取り付
けられる。その後、連結棒54の他端のネジ部に固定受
け金具50を螺合し、連結棒54の他端に固定受け金具
50を取り付ける。次いで、他の辺用型枠26c,26
dを桟木2上に立ち上げ、片持梁り状に配置されている
連結棒54の他端に取り付けられている固定受け金具5
0の帯状部51を枠部間に挟み込んで、これらの型枠2
6c,26dを夫々コーナー用型枠25c,25bにU
クリップ56により連結固定する。同様にして、最後に
コーナー用型枠25dを立ち上げ、固定受け金具50を
間に固定してこの型枠25dを型枠26c,26dに固
定する。このようにして、独立柱の型枠の組立が完成す
る。
桟木2上に立ち上げて、これらの型枠25b,25c
を、その間に固定受け金具50を固定しつつ、夫々辺用
型枠26b,26aにUクリップ56により連結固定す
る。次いで、連結棒54を型枠25c,26a,25
a,26b,25bに既に取付けられている固定受け金
具50のネジ部55にねじ込む。これにより、全ての連
結棒54が固定受け金具50に片持梁りの状態で取り付
けられる。その後、連結棒54の他端のネジ部に固定受
け金具50を螺合し、連結棒54の他端に固定受け金具
50を取り付ける。次いで、他の辺用型枠26c,26
dを桟木2上に立ち上げ、片持梁り状に配置されている
連結棒54の他端に取り付けられている固定受け金具5
0の帯状部51を枠部間に挟み込んで、これらの型枠2
6c,26dを夫々コーナー用型枠25c,25bにU
クリップ56により連結固定する。同様にして、最後に
コーナー用型枠25dを立ち上げ、固定受け金具50を
間に固定してこの型枠25dを型枠26c,26dに固
定する。このようにして、独立柱の型枠の組立が完成す
る。
【0021】次いで、型枠に囲まれた空間にコンクリー
トを打ち込み、独立柱が施設される。この場合に、対向
する型枠間は連結棒により固定されているので、コンク
リートの静水圧により型枠が歪むことはない。打設後の
型枠は、Uクリップ56を外すことにより、容易に解体
することができる。また、固定受け金具50の帯状部5
1を回転することにより、連結棒54から外すことがで
きるので、再使用が可能である。
トを打ち込み、独立柱が施設される。この場合に、対向
する型枠間は連結棒により固定されているので、コンク
リートの静水圧により型枠が歪むことはない。打設後の
型枠は、Uクリップ56を外すことにより、容易に解体
することができる。また、固定受け金具50の帯状部5
1を回転することにより、連結棒54から外すことがで
きるので、再使用が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、型枠をアルミニウム等
の金属で成形したのは、静水圧の荷重伝達を力学的に分
布させ、応力集中をさける構成としたためであり、更に
荷重に耐える各部材の断面算定と接合により、剛性が高
まり、従来の垂直方向及び水平方向に延びる内端太及び
外端太を配置し、補強する作業が不要である。このた
め、使用する材料のコストが減少すると共に、組立、解
体及び運搬に必要な作業が不要になり、省略化ができ
る。また、コーナー部には専用の型枠を使用するので、
直角度を出すための作業が不要であり、角締め部材も不
要になる。更に、型枠同士の連結固定は、型枠自体に設
けた枠部の連結孔を介してクリップにより行うことがで
きるので、型枠の組立作業が容易である。更にまた、型
枠が金属製であり、この型枠をクリップにより機械的に
接合固定するので型枠の強度が高く、目違い等が発生し
ないと共に、コンクリートの表面粗度が低く、平滑性が
優れた独立柱が得られる。
の金属で成形したのは、静水圧の荷重伝達を力学的に分
布させ、応力集中をさける構成としたためであり、更に
荷重に耐える各部材の断面算定と接合により、剛性が高
まり、従来の垂直方向及び水平方向に延びる内端太及び
外端太を配置し、補強する作業が不要である。このた
め、使用する材料のコストが減少すると共に、組立、解
体及び運搬に必要な作業が不要になり、省略化ができ
る。また、コーナー部には専用の型枠を使用するので、
直角度を出すための作業が不要であり、角締め部材も不
要になる。更に、型枠同士の連結固定は、型枠自体に設
けた枠部の連結孔を介してクリップにより行うことがで
きるので、型枠の組立作業が容易である。更にまた、型
枠が金属製であり、この型枠をクリップにより機械的に
接合固定するので型枠の強度が高く、目違い等が発生し
ないと共に、コンクリートの表面粗度が低く、平滑性が
優れた独立柱が得られる。
【図1】本発明の実施例方法を示す正面断面図である。
【図2】同じくその平面断面図である。
【図3】辺用型枠の形状を示す断面図である。
【図4】コーナー用型枠の形状を示す断面図である。
【図5】型枠の固定方法を示す斜視図である。
【図6】従来の組立方法を示す正面断面図である。
【図7】同じくその平面断面図である。
25a〜25d;コーナー用型枠 26a〜26d;辺用型枠 40,43;枠部 41,44;桟部 42,45;パネル部 46,48,52;連結孔 50;固定受け金具 51;帯状部 53;キャップ 54;連結棒 55;ネジ部 56;Uクリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牟田神西 誠 大阪府大阪市西区阿波座1丁目3番15号 鹿島建設株式会社大阪支店内 (72)発明者 田中 勝己 東京都足立区東伊興町33−10 (72)発明者 谷本 博 愛知県名古屋市東区砂田橋2−1 矢田川 パークハウスC−1411
Claims (1)
- 【請求項1】 枠体に連結孔が設けられて独立柱の辺部
にあてがわれる金属製辺部型枠と、枠体に連結孔が設け
られ独立柱のコーナー部にあてがわれる金属製コーナー
部型枠と、めねじ及び連結孔を設けた固定金具と、両端
部に前記めねじに螺合するネジ部を設けた連結棒とを使
用し、床上で1個の辺部型枠と1個のコーナー部型枠と
をその枠体間に固定金具を配置した後、前記連結孔にク
リップを挿入して連結し、これを立ち上げた後、隣接す
る辺部型枠又はコーナー部型枠をその枠体間に固定金具
を配置しつつ、クリップを前記連結孔に挿通することに
より相互に連結固定し、この間前記連結棒を対向する対
となる固定金具に螺合させてこれらの固定金具間を連結
することを特徴とする独立柱型枠組立工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31822591A JPH05156804A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 独立柱型枠組立工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31822591A JPH05156804A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 独立柱型枠組立工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156804A true JPH05156804A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18096828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31822591A Pending JPH05156804A (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 独立柱型枠組立工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05156804A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009097274A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Ohbayashi Corp | 柱の構築工法及び柱型枠ユニット |
CN102877643A (zh) * | 2012-10-19 | 2013-01-16 | 天津住宅集团建设工程总承包有限公司 | 一种建筑用柱塑料模板施工方法 |
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