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JP6971126B2 - 外気処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給気対象空間に供給される外気が給気ファンの送風力により通流する給気風路と、前記給気風路に配置され、当該給気風路を通流する外気を冷却する外気冷却部と、前記給気風路における前記外気冷却部の下流側に配置され、当該給気風路を通流する外気を給水により形成した水膜に通過させて、当該外気から不純物を除去する湿式浄化部と、を備えた外気処理装置に関する。
従来、給気風路を通流して給気対象空間に供給される外気を、当該給気風路に配置された湿式浄化部の水膜に通過させて、当該外気から化学物質や塵埃等の不純物を除去するように構成された外気処理装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
上記特許文献1に記載の外気処理装置には、給気風路における湿式浄化部(水膜11〜14)の上流側に、当該給気風路を通流する外気を冷却する外気冷却部(冷却コイル4)が設けられている。よって、湿式浄化部(11〜14)には、外気冷却部(4)により冷却された低温の外気が通過することになる。また、この外気処理装置では、湿式浄化部(11〜14)から滴下したドレン水を、UV(紫外線)の照射により水膜にダメージを与えるTOC(全有機炭素量)を低下させた上で、純水製造装置(37)を介して湿式浄化部の水膜(11〜14)に供給している。
特開2008−190753号公報
上記特許文献1に記載の外気処理装置では、ドレン水を湿式浄化部へ供給される給水として再利用することから、その給水の水質を改善するためのUV照射装置や純水製造装置等が必要となり、装置コストが高くなる。
また、この外気処理装置では、UV照射が施された上に純水製造装置を通過することで常温以上に昇温されたドレン水が給水として湿式浄化部に供給される。このように、湿式浄化部に対して常温以上の給水が供給される場合、湿式浄化部では、外気冷却部にて冷却された低温の外気が、常温又はそれ以上の温度の給水と接触して熱交換することで、加熱されてしまう。よって、特に夏季の冷房時では、水膜を通過した後に給気対象空間へ供給される給気を低温に維持するためには、外気冷却部での外気に対する冷却負荷を増加させる必要があり、結果、エネルギー効率の悪化の要因となっていた。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、給気風路において外気冷却部の下流側に湿式浄化部が配置された外気処理装置において、湿式浄化部へ供給される給水の水質悪化を回避しながらエネルギー効率の向上を図ることができる技術を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、給気対象空間に供給される外気が給気ファンの送風力により通流する給気風路と、
前記給気風路に配置され、当該給気風路を通流する外気を冷却する外気冷却部と、
前記給気風路における前記外気冷却部の下流側に配置され、当該給気風路を通流する外気を給水により形成した水膜に通過させて、当該外気から不純物を除去すると共に、外気と接触した給水をドレン水としてドレンパンに滴下させる湿式浄化部と、を備えた外気処理装置であって、
前記湿式浄化部から前記ドレンパンに滴下したドレン水との熱交換により、前記湿式浄化部へ供給される給水を冷却する給水冷却部を備えた点にある。
本構成によれば、上記給水冷却部により湿式浄化部へ供給される給水を冷却することができるので、湿式浄化部での給水との熱交換による処理外気の温度上昇を抑制して、給気風路における外気冷却部での外気の冷却負荷を減少させることができる。更には、ドレン水を直接給水として湿式浄化部へ供給するのではなく、ドレン水との熱交換により冷却した水道水等の給水を湿式浄化部へ供給するので、ドレン水の供給に起因する湿式浄化部へ供給される給水の水質の悪化を防止しつつ、従来はそのまま排出されていたドレン水の冷熱を有効利用して、上記外気冷却部での冷却負荷の減少に加えて2重の省エネルギー効果を享受することができる。
従って、本発明により、給気風路において外気冷却部の下流側に湿式浄化部が配置された外気処理装置において、湿式浄化部へ供給される給水の水質悪化を回避しながらエネルギー効率の向上を図ることができる技術を提供することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記給水冷却部として、前記ドレンパンからドレン水が排出されるドレン水路において、当該ドレン水路を通流するドレン水と前記湿式浄化部へ供給される給水との熱交換を行うドレン水路熱交換部を備えた点にある。
本構成によれば、湿式浄化部の外部に設けられたドレン水路において、そのドレン水路を通流するドレン水と湿式浄化部へ供給される給水との熱交換を行う上記ドレン水路熱交換部を設け、そのドレン水路熱交換部を上記給水冷却部として利用することができる。このことで、湿式浄化部の内部構成を従来のものから変更することなく、給水をドレン水との熱交換により適切に冷却することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記給水冷却部として、前記ドレンパンにおいて、当該ドレンパンに貯留されているドレン水と前記湿式浄化部へ供給される給水との熱交換を行うドレンパン熱交換部を備えた点にある。
本構成によれば、ドレンパンにおいて、そのドレンパンに貯留されているドレン水と給水との熱交換を行う上記ドレンパン熱交換部を設け、そのドレンパン熱交換部を上記給水冷却部として利用することができる。このことで、ドレンパン熱交換部へドレン水を供給するためのポンプやその動力を省略しながら、給水をドレン水との熱交換により適切に冷却することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記給水冷却部をバイパスさせて前記湿式浄化部に給水を供給可能なバイパス路と、
前記給水冷却部と前記バイパス路とに対する給水の分配状態を調整可能な分配状態調整手段と、を備えた点にある。
本構成によれば、上記バイパス路及び上記分配状態調整手段を備えることで、給水冷却部とそれをバイパスするバイパス路とに対する給水の分配状態を調整する形態で、湿式浄化部へ供給される給水の温度を調整することができる。
本発明の第5特徴構成は、前記湿式浄化部に供給される給水の温度を検出する給水温度検出手段と、
前記給水温度検出手段の検出結果に基づいて前記分配状態調整手段を制御する給水温度制御手段を備えた点にある。
本構成によれば、上記給水温度制御手段を備えることで、給水冷却部とそれをバイパスするバイパス路とに対する給水の分配状態を給水温度検出手段の検出結果に基づいて自動的に制御して、湿式浄化部へ供給される給水の温度を適切なものに維持することができる。
外気処理装置の概略構成図 図1に示す外気処理装置に設けられた湿式浄化モジュールの概略構成図 別実施形態の外気処理装置の概略構成図
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の外気処理装置は、給気ファン2が配置された給気風路1を備える。そして、給気ファン2の送風力により、外気OAが給気風路1に導入され、当該導入された外気OAが給気風路1の内部を通流し、当該通流した外気OAが給気SAとして、屋内等の給気対象空間に供給される。
給気風路1には、水膜に外気OAを通過させて当該外気から化学物質や塵埃等の不純物を除去する湿式浄化モジュール10(湿式浄化部の一例)が配置されている。更に、給気風路1には、内部を通流する外気OAを、外部から供給される冷水や温水等との熱交換により冷却又は加熱するための複数の熱交換器3,4,5が配置されている。この熱交換器3,4,5としては、予熱用熱交換器3、冷却用熱交換器4(外気冷却部の一例)、再熱用熱交換器5等が、上流側から順に配置されている。上記湿式浄化モジュール10は、冷却用熱交換器4と再熱用熱交換器5との間の領域に配置されている。
即ち、給気風路1に導入された外気OAは、予熱用熱交換器3、冷却用熱交換器4、湿式浄化モジュール10、再熱用熱交換器5を順に通過した後に、給気SAとして給気対象空間に供給される。
例えば、外気OAの温度が高い夏季等においては、給気風路1に導入された外気OAは、冷却用熱交換器4において冷却された後に、湿式浄化モジュール10を通過して、不純物の除去が行われる。そして、このように冷却された後に不純物が除去された外気OAが、給気SAとして給気対象空間に供給される。
一方、外気OAの温度が低い冬季等においては、給気風路1に導入された外気OAは、予熱用熱交換器3において加熱された後に、湿式浄化モジュール10を通過して、不純物の除去が行われる。そして、このように加熱された後に不純物が除去された外気OAが、再熱用熱交換器5において適宜加熱された上で、給気SAとして給気対象空間に供給される。
湿式浄化モジュール10は、図2に示すように、水膜が形成される水膜形成部15を有して構成されている。この水膜形成部15は、多孔質セラミック等からなる通気性のエレメント16と、給水管20から給水SWが供給されてその給水SWをエレメント16の上端部に散水する散水管17と、エレメント16の下端部から滴下するドレン水DWを受けるドレンパン18とを有して構成されている。
湿式浄化モジュール10では、散水管17からエレメント16の上端部に給水SWが散水されることで、エレメント16全体に水が供給され、当該エレメント16の表面に水膜が形成される。そして、エレメント16を通過する外気OAが、当該エレメント16の表面に形成された水膜と接触することで、当該外気OAに含まれている不純物が水膜に吸収される形態で除去されることになる。また、不純物を吸収した水は、エレメント16の下端部からドレン水DWとして滴下して、ドレンパン18に貯留される。
そして、ドレンパン18に貯留されているドレン水DWは、図1に示すように、ドレンポンプ31が作動することにより、ドレン管30(ドレン水路の一例)を通じて外部に排出されることになる。
尚、本実施形態では、湿式浄化モジュール10を外気OAの流れ方向に沿って一の水膜形成部15を配置した1段式に構成しているが、外気OAの流れ方向に沿って複数の水膜形成部15を並設した多段式に構成しても構わない。また、その場合、各水膜形成部15への給水SWの供給は個別に行うことができるが、例えば、一部の水膜形成部15のドレン水DWを他の水膜形成部15に散水するように構成しても構わない。
湿式浄化モジュール10では、給水管20を通じて所定の設定給水量以上の水が散水管17に給水SWが供給される。ここで、上記設定給水量は、水膜形成部15における外気OAからの不純物の除去能力を好適なものに維持するのに必要な最小給水量又はそれ以上の給水量として設定されている。
以上のような外気処理装置では、例えば夏季の冷房時において、冷却用熱交換器4で冷却された外気OAが湿式浄化モジュール10の水膜形成部15を通過する。このことにより、水膜形成部15からは比較的低温のドレン水DWが滴下することになる。
そして、本実施形態の外気処理装置は、このような低温のドレン水DWの冷熱を適切に回収することにより、湿式浄化モジュール10へ供給される給水SWの水質悪化を回避しながらエネルギー効率の向上を図るための構成を有しており、その構成について以下に説明を加える。
本実施形態の外気処理装置には、図1に示すように、湿式浄化モジュール10の水膜形成部15から滴下した低温のドレン水DWとの熱交換により、散水管17を通じて水膜形成部15へ供給される給水SWを冷却する給水冷却部40が設けられている。よって、水膜形成部15には、水質が悪化している可能性があるドレン水DWがそのまま供給されるのではなく、水質が良好でドレン水DWとの熱交換により低温となった水道水が給水SWとして供給されることになる。すると、冷却用熱交換器4で冷却された低温の外気OAは、低温の給水SWにより水膜が形成された水膜形成部15を通過して、低温状態を維持したまま給気対象空間に供給されることになる。このことで、冷却用熱交換器4での外気OAを冷却するための冷却負荷を低めに設定して、エネルギー効率の向上が図られている。
更に、この給水冷却部40は、ドレンパン18からドレン水DWが排出されるドレン管30において、当該ドレン管30を通流するドレン水DWと水膜形成部15へ供給される給水SWとの熱交換を行うドレン水路熱交換部40Aで構成されている。このドレン水路熱交換部40Aは、ドレン水DWと給水SWとの2液間で熱交換を行う液−液式の熱交換器で構成されている。そして、本実施形態の外気処理装置では、ドレン水路熱交換部40Aを給水冷却部40として設けることにより、湿式浄化モジュール10として汎用品を内部構造の変更することなく利用している。
給水管20には、上述のドレン水路熱交換部40Aを通過する主給水管20Aの上流側端部から分岐して下流側端部で合流する形態で、当該ドレン水路熱交換部40Aをバイパスさせて湿式浄化モジュール10の水膜形成部15に給水SWを供給可能なバイパス管20B(バイパス路の一例)が設けられている。更に、ドレン水路熱交換部40Aを通過する主給水管20Aとバイパス管20Bとに対する給水SWの分配状態を調整可能な分配状態調整手段として、主給水管20Aとバイパス管20Bとの分岐部には三方調整弁22が設けられている。三方調整弁22は、供給された給水SWをドレン水路熱交換部40A側とバイパス管20B側とに分配可能としながら、その分配割合を上記分配状態として調整可能に構成されている。
そして、ドレン水路熱交換部40Aと通流する給水SWの量を減少させると共にバイパス管20Bを通流する給水SWの量を増加させるように、三方調整弁22により上記分配割合を調整することで、水膜形成部15へ供給される給水SWの温度を上昇させることができる。逆に、ドレン水路熱交換部40Aと通流する給水SWの量を増加させると共にバイパス管20Bを通流する給水SWの量を減少させるように、三方調整弁22により上記分配割合を調整することで、水膜形成部15へ供給される給水SWの温度を低下させることができる。
また、給水管20において、主給水管20Aとバイパス管20Bとの合流部よりも下流側には、水膜形成部15へ供給される給水SWの温度を検出する温度センサ21(給水温度検出手段の一例)が設けられている。
図1に示すように、外気処理装置には、運転を制御する制御装置50が設けられている。この制御装置50は、所定のプログラムを実行することにより、所定の空調制御を実行する空調制御手段51、及び、所定の給水温度制御を実行する給水温度制御手段52として機能する。
以下、これら空調制御手段51及び給水温度制御手段52の詳細について、図1及び図3を参照して順に説明を加える。
〔空調制御〕
空調制御手段51が実行する空調制御では、先ず、給気風路1から給気対象空間に供給される給気SAの温度や湿度、更には給気対象空間において発熱する人員の数や生産機器の稼働率等に基づいて空調負荷を算出する。そして、このように算出した空調負荷に基づいて、熱交換器3,4,5への熱媒体の供給量を制御すると共に、給気ファン2の送風量を制御する形態で、給気対象空間の温度及び湿度を所望の温度及び湿度に調整する。即ち、空調制御手段51は、空調負荷が小さくなるほど、熱交換器3,4,5への熱媒体の供給量を減少側に調整すると共に、給気ファン2の送風量を減少側に調整するように構成されている。
尚、本実施形態では、上記空調負荷の算出方法の一例を示したが、適宜変更しても構わない。
〔給水温度制御〕
給水温度制御手段52が実行する給水温度制御では、水膜形成部15へ供給される給水SWの温度を検出する温度センサ21の検出結果に基づいて、ドレン水路熱交換部40Aを通過する主給水管20Aとバイパス管20Bとに対する給水SWの分配状態を調整可能な三方調整弁22を制御する。
具体的には、給水温度制御手段52は、例えば給気対象空間に供給すべき給気SAの目標給気温度を上記空調制御手段51から受け取り、温度センサ21で検出される水膜形成部15への給水SWの温度が、例えば上記目標給気温度以下に設定された目標給水温度に維持されるように、三方調整弁22によりドレン水路熱交換部40Aを通過する主給水管20Aとバイパス管20Bとに対する給水SWの分配状態を自動的に制御するように構成されている。尚、水膜形成部15への給水SAの目標給水温度については、外気や室内の状態等に基づいて設定するなど、適宜変更しても構わない。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用するものに限られず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、ドレン水DWとの熱交換により給水SWを冷却する給水冷却部40をドレン水路熱交換部40Aで構成したが、上記実施形態とは別の構成の給水冷却部40を採用した外気処理装置の実施形態を、図3に基づいて以下に説明する。
図3に示す外気処理装置において、給水冷却部40は、ドレンパン18において、水膜形成部15から滴下してドレンパン18に貯留されているドレン水DWと散水管17を通じて水膜形成部15へ供給される給水SWとの熱交換を行うドレンパン熱交換部40Bで構成されている。このドレンパン熱交換部40Bは、ドレン水DWが貯留されるドレンパン18内に敷設されて給水SWが内部に供給される伝熱管で構成されている。そして、この外気処理装置では、ドレンパン熱交換部40Bを給水冷却部40として設けることにより、ドレン管30での圧力損失を低く抑えることができ、例えば、ドレン水DWを排出するためのドレンポンプ(図1のドレンポンプ31を参照)を省略してドレン水DWを自重で排出することができる。
尚、図3では、ドレンパン熱交換部40Bを、ドレンパン18内に敷設された伝熱管で構成したが、ドレンパン18の底部や側部の外表面に沿って敷設された伝熱管で構成しても構わない。
(2)上記本実施形態では、三方調整弁22は、ドレン水路熱交換部40A側とバイパス管20B側との給水SWの分配割合を調整可能なものとして構成したが、給水SWの供給先をドレン水路熱交換部40A側とバイパス管20B側との間で切替可能なもの、言い換えればドレン水路熱交換部40Aに対する給水SWのバイパスの有無を切替可能なものとして構成することもできる。この場合、給水SWの供給先をバイパス管20B側に切り替えることで、水膜形成部15へ供給される給水SWの温度を上昇させることができ、給水SWの供給先をドレン水路熱交換部40Aに切り替えることで、水膜形成部15へ供給される給水SWの温度を低下させることができる。
(3)上記実施形態では、給水温度制御手段52を備え、給水冷却部40を通過する主給水管20Aとバイパス管20Bとに対する給水SWの分配状態を調整可能な分配状態調整手段として機能する三方調整弁22を自動制御するように構成したが、この三方調整弁22を手動で操作して、水膜形成部15へ供給される給水SWの温度を調整するように構成しても構わない。
また、給水冷却部40をバイパスさせて水膜形成部15に給水SWを供給可能なバイパス管20Bや、給水冷却部40とバイパス管20Bとに対する給水SWの分配状態を調整可能な三方調整弁22については、適宜省略又は改変しても構わない。
(4)上記実施形態では、散水管17、水膜形成部15、ドレンパン18等を湿式浄化モジュール10としてモジュール化して外気処理装置に搭載する例を説明したが、これら各部位を個別の単体で外気処理装置に設けるように構成しても構わない。
1 給気風路
2 給気ファン
4 冷却用熱交換器(外気冷却部)
10 湿式浄化モジュール(湿式浄化部)
18 ドレンパン
20 給水管
20A 主給水管
20B バイパス管(バイパス路)
21 温度センサ(給水温度検出手段)
22 三方調整弁(分配状態調整手段)
30 ドレン管(ドレン水路)
40 給水冷却部
40A ドレン水路熱交換部
40B ドレンパン熱交換部
52 給水温度制御手段
DW ドレン水
OA 外気
SA 給気
SW 給水

Claims (5)

  1. 給気対象空間に供給される外気が給気ファンの送風力により通流する給気風路と、
    前記給気風路に配置され、当該給気風路を通流する外気を冷却する外気冷却部と、
    前記給気風路における前記外気冷却部の下流側に配置され、当該給気風路を通流する外気を給水により形成した水膜に通過させて、当該外気から不純物を除去すると共に、外気と接触した給水をドレン水としてドレンパンに滴下させる湿式浄化部と、を備えた外気処理装置であって、
    前記湿式浄化部から前記ドレンパンに滴下したドレン水との熱交換により、前記湿式浄化部へ供給される給水を冷却する給水冷却部を備えた外気処理装置。
  2. 前記給水冷却部として、前記ドレンパンからドレン水が排出されるドレン水路において、当該ドレン水路を通流するドレン水と前記湿式浄化部へ供給される給水との熱交換を行うドレン水路熱交換部を備えた請求項1に記載の外気処理装置。
  3. 前記給水冷却部として、前記ドレンパンにおいて、当該ドレンパンに貯留されているドレン水と前記湿式浄化部へ供給される給水との熱交換を行うドレンパン熱交換部を備えた請求項1又は2に記載の外気処理装置。
  4. 前記給水冷却部をバイパスさせて前記湿式浄化部に給水を供給可能なバイパス路と、
    前記給水冷却部と前記バイパス路とに対する給水の分配状態を調整可能な分配状態調整手段と、を備えた請求項1〜3の何れか1項に記載の外気処理装置。
  5. 前記湿式浄化部に供給される給水の温度を検出する給水温度検出手段と、
    前記給水温度検出手段の検出結果に基づいて前記分配状態調整手段を制御する給水温度制御手段を備えた請求項4に記載の外気処理装置。
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