JP6430260B2 - 自動改札機、および発券機 - Google Patents
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Description
まず、実施形態の発券機により発券され、自動改札機1により処理される乗車券について説明する。この乗車券は、鉄道で使用される。
図1は、実施形態の乗車券100の構成図である。乗車券100は、例えば、二次元コード115が印刷された表示面110Aを有する紙基材110と、紙基材110に漉き込まれたチップ120およびアンテナ130とを備える。
(1)券種、利用可能な区間および日付
例:当日券であり、A駅〜B駅までの区間を、12/1〜12/31まで利用可能
(2)券種、運賃上限および利用可能な日付
例:当日券であり、利用開始駅から運賃500円までの区間を、12/1〜12/31まで利用可能
(3)券種、利用開始条件、および利用可能な日付
例:企画券であり、購入から3ヶ月間有効、利用開始から当日限り利用可能
券種は、乗車券100が発券された時点で区間、運賃上限または日付等が確定されている第1の券種と、乗車券100が発券された時点では区間、運賃上限または日付等が確定されていない第2の券種とに区分される。
図3は、実施形態における乗車券100に対応可能なリーダライタ200の構成図である。リーダライタ200は、アンテナ210と、通信制御部220と、カメラ230と、ライト240と、タイミング制御部250とを備える。リーダライタ200は、乗車券100に給電すると共に、乗車券100と無線通信を行う。前述したように、この無線通信は、例えば、900[MHz]帯や2.45[GHz]帯などのUHF帯を用いて行われる。なお、UHF帯ではなく、交通系のICカードが通信に使用する通信帯域と異なるものであれば、他の通信帯域が使用されてもよい。また、この無線通信は、アンテナ130を用いたリーダライタ200との通信は、交通系のICカードが通信に使用する13.56[MHz]を用いて行われてもよい。
制御部50は、例えば、デコード部51、エンコード部52と、SF(Stored Fare)処理部53と、デコード部54と、エンコード部55と、画像処理部56と、照合部57と、乗車券処理部58とを備える。これらの機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。また、デコード部51とエンコード部52は、リーダライタ20の内蔵コンピュータにより実現される機能であってもよく、デコード部54およびエンコード部55と、画像処理部56とのうち一方または双方は、リーダライタ200の内蔵コンピュータにより実現される機能であってもよい。
乗車券処理部58は、自動改札機1のフェールセーフ機能がオフに設定されている場合において、チップ120の情報の読み取りに異常がある場合、エラー処理を実施する。これに対し、乗車券処理部58は、自動改札機1のフェールセーフ機能がオンに設定されている場合、チップ120の情報の読み取りに異常がある場合であっても、二次元コード115から読み取った情報に基づいて効力情報の有効性を判定するか否かを判定する。
まず、自動改札機1は、利用者によって購入された乗車券100がリーダライタ200により検知されるまで待機する(ステップS100)。乗車券100が検知されると、自動改札機1は、以下の処理を開始する。
乗車券処理部58は、例えば図2に示したように、利用記録として記録された入場駅「A駅」および利用記録として記録された入場時刻「2014年12月31日13時15分」と、効力情報である「A駅〜B駅までの区間を、12/1〜12/31まで利用可能」とを照合することにより、出場条件を満たす有効な乗車券100であると判定する。
図7は、実施形態において記憶部123の状態の他の一例を示す図である。入場した時または出場した時においてチップ120への書き込みが失敗した場合、記憶部123には、利用記録が記憶されない。乗車券処理部58は、利用記録が記憶されていない乗車券100から情報を読み取っても利用記録に基づく判定ができないため、有効な乗車券100ではないと判定する。
まず、制御部50は、通信制御部220によりチップ120に利用記録の書き込みを行わせ(ステップS130)、チップ120への利用記録の書き込みが成功したか否かを判定する(ステップS132)。制御部50は、利用記録の書き込みが成功した場合には、扉部40を開放状態に制御して利用者の入出場を許可し、乗車券100の処理を終了する(ステップS136)。
この自動改札機1は、チップ120の読取異常がないと判定した場合に、乗車券処理部58によりチップ120から読み取った情報に基づいて有効な乗車券100であるか否かを判定する(ステップS122)。
以下、乗車券100を発行する発券機について説明する。図10は、乗車券100を発行する実施形態の発券機300の構成図である。発券機300は、例えば、操作・表示部310と、金銭収受部320と、リーダライタ330と、制御部340と、供給部350と、搬送部360と、内部リーダライタ370と、二次元コード印刷部380と、乗車券搬出部390とを備える。
まず、発券機300は、利用者によって購入される乗車券100の内容が確定するまで待機する(ステップS150)。乗車券100の内容が確定すると、供給部350は、紙基材110を一つ搬送部360に送出し、搬送を開始させる(ステップS152)。
アンテナを有し、乗車券と無線通信を行って情報を読み取る無線通信部と、
前記乗車券に表示された表示オブジェクトであって、前記乗車券の効力を示す効力情報を含む情報がエンコードされた表示オブジェクトから、情報を光学的に読み取る光学読取部と、
前記無線通信部により正常に情報が読み取られた場合、前記無線通信部により読み取られた情報又は前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定し、前記無線通信部により正常に情報が読み取られなかった場合、前記無線通信部の情報の読取結果にかかわらず前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定する制御部と、
を備える、自動改札機。
Claims (5)
- 乗車券と無線通信を行って情報を読み取る無線通信部と、
前記乗車券に印刷された表示オブジェクトであって、前記乗車券の効力を示す効力情報を含む情報がエンコードされた表示オブジェクトから、情報を光学的に読み取る光学読取部と、
前記無線通信部により読み取られた情報又は前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定する制御部であって、前記無線通信部により正常に情報が読み取られなかった場合に、前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記無線通信部により正常に情報が読み取られなかった場合において、利用者によって設定可能な特定の状態に自装置が設定されている場合に、前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定する、自動改札機。 - 乗車券と無線通信を行って情報を読み取る無線通信部と、
前記乗車券に印刷された表示オブジェクトであって、前記乗車券の効力を示す効力情報を含む情報がエンコードされた表示オブジェクトから、情報を光学的に読み取る光学読取部と、
前記無線通信部により読み取られた情報又は前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定する制御部であって、前記無線通信部により正常に情報が読み取られなかった場合に、前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定する制御部と、
前記乗車券の記憶部に情報を書き込む書込部と、を有し、
前記制御部は、前記乗車券を有効と判定した場合において、前記書込部により正常に情報が書き込まれず、且つ利用者によって設定可能な特定の状態に自装置が設定されている場合に、利用者の入出場を許可する、
自動改札機。 - 乗車券と無線通信を行って情報を読み取る無線通信部と、
前記乗車券に印刷された表示オブジェクトであって、前記乗車券の効力を示す効力情報を含む情報がエンコードされた表示オブジェクトから、情報を光学的に読み取る光学読取部と、
前記無線通信部により読み取られた情報又は前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定する制御部であって、前記無線通信部により正常に情報が読み取られなかった場合に、前記光学読取部により読み取られた情報に基づいて前記効力情報の有効性を判定する制御部と、
前記乗車券の記憶部に情報を書き込む書込部と、を有し、
前記制御部は、前記効力情報を有効と判定した場合において、前記書込部により正常に情報が書き込まれなかった場合に、前記効力情報と共に前記表示オブジェクトにエンコードされているフラグを参照し、参照したフラグを判定した判定結果に基づいて、利用者の入出場を許可する、
自動改札機。 - 前記制御部は、前記無線通信部により正常に情報が読み取られなかった場合において、前記効力情報と共に前記表示オブジェクトにエンコードされているフラグを参照し、参照したフラグを判定した判定結果に基づいて、前記効力情報の有効性を判定する、
請求項1から3のうちいずれか一項に記載の自動改札機。 - 前記制御部は、前記無線通信部により正常に情報が読み取られなかった場合において、前記効力情報と共に前記表示オブジェクトにエンコードされている券種情報を参照し、参照した券種情報の判定結果に基づいて、前記効力情報の有効性を判定する、
請求項1から3のうちいずれか一項に記載の自動改札機。
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JP2015005136A JP6430260B2 (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 自動改札機、および発券機 |
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Family Applications (1)
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