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JP6269835B2 - 制御システム、通信端末、通信システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御システム、通信端末、通信システム、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、制御システム、通信端末、通信システム、制御方法、及びプログラムに関する。
近年、当事者の移動の経費や時間を削減する要請等に伴い、インターネットや専用線等の通信ネットワークを介してテレビ会議や通話等を行う通信システムが普及している。このような通信システムでは、複数の通信端末の間で通信を開始すると、画像データ及び音データ等のコンテンツデータの送受信が行われ、テレビ会議や通話等を実現することができる(特許文献1参照)。
また、通信システムに交換機を設けることで、ある電話端末に対して確立された呼を、他の電話端末へ転送する方法が産業上用いられている。
このような通信システムを、例えば、コールセンターの受付業務で用いる場合、着信に応答したオペレータは、用件や言語等の理由で応対が困難である場合に、応対可能な転送先を選択して、転送要求することができる。ここで、転送先が他の用件で通話中であるときには、転送先の通話が完了するまで発信者に待機してもらってから、呼を転送する。
特開2012−191598号公報
しかしながら、第1の通信端末と第2の通信端末との間で情報を送信するための第1のセッション、及び、第3の通信端末と第4の通信端末との間で情報を送信するための第2のセッションがそれぞれ確立されてから、第2の通信端末と第3の通信端末との間の新たな通信を開始する場合に、第3の通信端末側と第4の通信端末側との間のコミュニケーションが長引くことで、第2の通信端末の待機時間が長くなる。
ある実施例によれば、通信端末の要求に応じて、前記通信端末と他の通信端末との間で情報を送信するためのセッションの確立を制御するセッション制御手段と、第1の通信端末と第2の通信端末との間で情報を送信するための第1のセッション、及び、第3の通信端末と第4の通信端末との間で情報を送信するための第2のセッションがそれぞれ確立されてから、前記第1の通信端末と前記第4の通信端末との間の通信の開始の要求を受け付ける開始要求受付手段とを有し、前記セッション制御手段は、前記開始要求受付手段によって、前記通信の開始の要求が受け付けられた場合、前記第1のセッション及び前記第2のセッションをそれぞれ切断させる一方で、前記第2の通信端末と前記第3の通信端末との間で情報を送信するためのセッション、及び、前記第1の通信端末と前記第4の通信端末との間で情報を送信するためのセッションをそれぞれ確立する制御システムが提供される。
少なくとも1つの実施例によれば、第1の通信端末と第2の通信端末との間で情報を送信するための第1のセッション、及び、第3の通信端末と第4の通信端末との間で情報を送信するための第2のセッションがそれぞれ確立されてから、第1の通信端末と第4の通信端末との間の新たな通信を開始する場合に、第4の通信端末が新たな通信の開始を待機する時間を短縮し得るという効果を奏する。
図1は、一実施形態に係る通信システムの概略図である。 図2は、一実施形態に係る端末の外観図である。 図3は、一実施形態に係る端末のハードウェア構成図である。 図4は、一実施形態に係る管理システム、中継装置、プログラム提供システム、又はメンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 図5は、一実施形態に係る端末のソフトウェア構成図である。 図6は、一実施形態に係る通信システムを構成する各端末及び管理システムの機能ブロック図である。 図7は、視覚情報管理テーブルを示す概念図である。 図8Aは、認証管理テーブルを示す概念図である。 図8Bは、端末管理テーブルを示す概念図である。 図8Cは、アプリ利用可否管理テーブルを示す概念図である。 図8Dは、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 図8Eは、セッション管理テーブルを示す概念図である。 図9Aは、状態変更管理テーブルを示す概念図である。 図9Bは、状態変更管理テーブルを示す別の概念図である。 図9Cは、グループ情報管理テーブルを示す概念図である。 図9Dは、グループ状態管理テーブルを示す別の概念図である。 図9Eは、待機情報管理テーブルを示す概念図である。 図10Aは、状態変更の規則よって実現される通信状態の遷移を示した状態遷移図である。 図10Bは、状態変更の規則よって実現される通信状態の遷移を示した別の状態遷移図である。 図11は、通信システムにおけるコンテンツデータ及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。 図12は、アプリリストを表示するまでの処理を示したシーケンス図である。 図13は、アプリリストの画面例を示した図である。 図14は、宛先リストを表示するまでの処理を示したシーケンス図である。 図15は、宛先リストの表示例を示す図である。 図16は、通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。 図17は、通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。 図18は、受付画面を示す図である。 図19は、呼出端末を決定する処理を示したフロー図である。 図20は、グループの稼働状態の更新処理を示すフロー図である。 図21は、会議中に表示される画面の例を示す図である。 図22は、待機の状況を通知する処理を示したフロー図である。 図23は、ディスプレイの表示例を示す図である。 図24は、コンテンツデータ用セッションへの参加処理を示したシーケンス図である。 図25は、通信状態に基づく、参加の判断処理を示した処理フロー図である。 図26は、通信システムにおけるコンテンツデータ及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。 図27は、端末の稼働状態を通知する処理を示すシーケンス図である。 図28は、宛先リストの表示例を示す図である。 図29は、通信相手の端末10を交換する処理を示したシーケンス図である。 図30は、交換の可否を判断する処理を示したフロー図である。 図31は、ディスプレイの表示例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、「通信端末」は単に「端末」として表され、「通信管理システム」は単に「管理システム」として表されている。
<<通信システム1の全体構成>>
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム1は、複数の端末(10aa,10ab,…)、各端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。この通信システム1によって、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)は、コンテンツデータの最適な経路の選択を行う。
端末(10aa,10ab,10ac,・・・)、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末(10ba,10bb,10bc,・・・)、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70abが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されている。更に、LAN2a、LAN2b、及び専用線2abは、所定の地域X内で構築されている。なお、各装置は、必ずしも専用線によって接続されている必要はなく、例えば直接インターネット2iに接続されていてもよい。
端末(10ca,10cb,10cc,・・・)、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。LAN2cは、所定の地域Y内で構築されている。
端末(10da,10db,10dc,・・・)、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。LAN2dは、所定の地域Z内で構築されている。地域X、地域Y、及び地域Zは、同一国内であっても、異なる国であっても良い。
地域X、地域Y、及び地域Zは、それぞれルータ(70ab,70c,70d)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。なお、地域Zには、コールセンターが設けられている。各端末10は、コールセンターの端末(10da,10db,10dc,・・・)と接続することで、レセプションサービスを受けることができる。
なお、以下では、複数の端末(10aa,10ab,…)のうち任意の端末は、「端末10」と表され、複数のディスプレイ(120aa,120ab,…)のうち任意のディスプレイは「ディスプレイ120」と表され、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d,30e)のうち任意の中継装置は「中継装置30」と表されている。また、ルータ(70a,70b,70c,70d,70ab)のうち任意のルータは、「ルータ70」と表されている。
また、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、インターネット2iに接続されている。なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、地域(X,Y,Z)に設置されていても良いし、これら以外の地域に設置されていても良い。
また、本実施形態では、LAN(2a,2b,2c,2d)、専用線2ab、及びインターネット2iによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく、WiFi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)、携帯電話網等の無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、管理システム50、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明している。
また、各端末10は、後述のアプリケーションが起動されると、音データ又は画像データを含むコンテンツデータの送受信により、ユーザ間の通話を可能にする。更に、端末10は、所定の通信方式(通話の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式、及び通話データをIPパケット化するための符号化方式)を利用して、通話データの送受信を行う。なお、以下、「アプリケーション」は「アプリ」と省略して説明する。
また、上述の呼制御方式としては、(1)SIP(Session Initiation Protocol)、(2)H.323、(3)SIPを拡張したプロトコル、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコル、(5)SIPのMESSAGEメソッドを利用したプロトコル、(6)インターネットリレーチャットのプロトコル(IRC(Internet Relay Chat))、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコル等が挙げられる。このうち、(4)インスタントメッセンジャーのプロトコルは、例えば、(4-1)XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)、又は(4-2)ICQ(登録商標)、AIM(登録商標)、若しくはSkype(登録商標)などで利用されるプロトコルである。また、(7)インスタントメッセンジャーのプロトコルを拡張したプロトコルは、例えば、Jingleである。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図2は、一実施形態に係る端末10の外観図である。図2に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130に収音用孔1131が形成されていることで、後述する内蔵型のマイク114は、音声、物音、雑音等の音を収音可能となっている。
筐体1100の右側壁面1130側には、操作パネル1150が形成されている。この操作パネル1150には、後述の複数の操作ボタン(108a〜108e)、後述の電源スイッチ109、及び後述のアラームランプ119が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音出力孔によって形成された音出面1151が形成されている。また、筐体1100の左側壁面1140側には、アーム1200及びカメラハウジング1300を収容するための凹部としての収容部1160が形成されている。筐体1100の右側壁面1130には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にケーブルを接続するための複数の接続口(1132a〜1132c)が設けられている。一方、筐体1100の左側壁面1140には、後述の外部機器接続I/F118に対して電気的にディスプレイ120用のケーブル120cを接続するための接続口が設けられている。
なお、以下では、操作ボタン(108a〜108e)のうち任意の操作ボタンを示す場合には「操作ボタン108」を用い、接続口(1132a〜1132c)のうち任意の接続口を示す場合には「接続口1132」を用いて説明する。
次に、アーム1200は、トルクヒンジ1210を介して筐体1100に取り付けられており、アーム1200が筐体1100に対して、135度のチルト角θ1の範囲で、上下方向に回転可能になっている。図2は、チルト角θ1が90度の状態を示している。カメラハウジング1300には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザ、書類、及び部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1300には、トルクヒンジ1310が形成されている。カメラハウジング1300は、トルクヒンジ1310を介して、アーム1200に取り付けられている。カメラハウジング1300はアーム1200に対して、図2で示されている状態を0度として±180度のパン角θ2の範囲で、且つ、±45度のチルト角θ3の範囲で、上下左右方向に回転可能になっている。
なお、上記図2の外観図はあくまで一例であってこの外観に限定するものではない。他の例としては、端末10は、一般の汎用コンピュータあるいは携帯電話端末、プロジェクタ、電子ホワイトボード、電子看板(デジタルサイネージ)等であってもよい(図1の端末(10ac,10cc)参照)。端末10として用いるコンピュータに、マイクやカメラが備わっていない場合には、外付けのマイクおよびカメラをコンピュータに接続させることができる。また、端末10が汎用コンピュータや携帯電話端末等である場合には、無線LANや携帯電話網などによる無線通信により、端末10とインターネット2iとを接続しても良い。また、端末10として汎用コンピュータを用いる場合には、当該コンピュータに後述する端末10の処理を実行するためのアプリケーションをインストールしておくことができる。
なお、管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバコンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図3は、一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU101(Central Processing Unit)、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM102(Read Only Memory)、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103(Random Access Memory)、端末10用のプログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD105(Solid State Drive)、フラッシュメモリやICカード(Integrated Circuit Card)等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111(Interface)を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、集音する内蔵型のマイク114、音を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像等を表示する表示部である。ディスプレイ120の一例として液晶や有機EL(Organic Electroluminescence)が挙げられる。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図4は、一実施形態に係る管理システム50のハードウェア構成図である。管理システム50は、管理システム50全体の動作を制御するCPU201、IPL等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、管理システム50用のプログラム等の各種データを記憶するHD204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD205(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM213(Compact Disc Read Only Memory)に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
一方、中継装置30、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
図5は、一実施形態に係る端末10のソフトウェア構成図である。図5に示されているように、OS1020、テレビ会議アプリ1031、及びレセプションアプリ1032は、RAM103の作業領域1010上で動作する。OS1020、及び、これらのアプリは、端末10にインストールされている。
また、これらのうち、OS1020は、基本的な機能を提供し、端末10全体を管理する基本ソフトウェアである。テレビ会議アプリ1031は、他の端末10と接続して、テレビ会議を行うためのアプリである。レセプションアプリ1032は、コールセンターの端末10と接続して、オペレータと通話するためのアプリである。
なお、上記アプリは、一例であって、他のアプリがインストールされていてもよい。他のアプリがインストールされる場合は、プログラム提供システム90に他のアプリを保存しておき、端末10の要求に応じて他のアプリをダウンロードしてもよい。また、複数のテレビ会議アプリがインストールされる場合は、上記(1)〜(7)のように、異なるプロトコルのテレビ会議アプリがインストールされてもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図6は、一実施形態に係る通信システム1の一部を構成する端末10、及び管理システム50の機能ブロック図である。なお、図6では、端末10、及び管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
<端末の機能構成>
端末10は、装置制御部1050及び通話制御部1060を有している。このうち、装置制御部1050は、OS1020が実行されることによって実現される。また、通話制御部1060は、テレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032が起動されることによって実現される。
また、装置制御部1050は、送受信部11、操作入力受付部12、表示制御部13、及び記憶・読出部19を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開されたプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
一方、通話制御部1060は、送受信部21、起動部22、作成部23、表示制御部24、機能実行部25、及び記憶・読出部29を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開されたテレビ会議アプリ1031又はレセプションアプリ1032(プログラム)に従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能である。
また、端末10は、図3に示されているROM102、RAM103、フラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。この記憶部1000には、後述の視覚情報管理テーブルによって構成される視覚情報管理DB(Data Base)1001が記憶される。
(視覚情報管理テーブル)
図7は、視覚情報管理テーブルを示す概念図である。視覚情報管理テーブルでは、端末10の稼動状態、及び視覚情報としてディスプレイ120に表示される宛先リストで表す稼動状態アイコンのデータが関連付けられて管理される。各稼動状態アイコンは、例えば、図7に示されているような形態の各種アイコンである。稼動状態は、ONライン(通信可能)、ONライン(通信中)、及びOFFラインを含んでいる。
(装置制御部の各機能構成)
次に、端末10における装置制御部1050の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における装置制御部1050の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、装置制御部1050の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
操作入力受付部12は、CPU101からの命令、並びに操作ボタン(108a,108b,108c,108d,108e)及び電源スイッチ109によって実現され、ユーザによる各種入力又は各種選択を受け付ける。
表示制御部13は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、画像をディスプレイ120において表示するための制御を行う。
記憶・読出部19は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
(通話制御部の各機能構成)
次に、端末10における通話制御部1060の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10における通話制御部1060の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、通話制御部1060の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部21は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して、通信相手の端末、各装置又はシステム等と各種データ(または情報)の送受信を行う。
起動部22は、CPU101からの命令によって実現され、装置制御部1050の操作入力受付部12がユーザによるアプリの選択を受け付けた場合に、操作入力受付部12の起動要求に基づいて通話制御部1060(テレビ会議アプリ又はレセプションアプリ)の動作を起動する。
作成部23は、CPU101からの命令によって実現され、後述の宛先リスト枠に、上述の稼働状態アイコンを含めることで、宛先リストの画面を作成する。
表示制御部24は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、画面のデータをディスプレイ120に送信するための制御を行う。
機能実行部25は、CPU101からの命令、及びカメラ112、マイク114、又はスピーカ115等によって実現され、画像又は音等による通話を実現するための制御を行う。
記憶・読出部29は、CPU101からの命令及びSSD105によって実現され、又はCPU101からの命令によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<管理システムの機能構成>
管理システム50は、送受信部51、認証部52、管理部53、セッション制御部58、及び記憶・読出部59を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能である。また、管理システム50は、HD204により構築される記憶部5000を有している。この記憶部5000には、アプリID毎に、アプリアイコンのデータが記憶されている。更に、記憶部5000には、以下に示すような各テーブルによって構成される各DBが記憶される。
(認証管理テーブル)
図8Aは、認証管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8Aに示されているような認証管理テーブルによって認証管理DB5001が構築されている。この認証管理テーブルでは、管理システム50によって管理される全ての端末10の各通信IDに対して、認証用のパスワードが関連付けられて管理される。なお、通信IDは、通信システム1において、通信先を特定するための情報である。通信IDとしては、特に限定されないが、例えば、端末10の識別情報、端末10のユーザのアカウント、複数の端末10によって構成されるグループの識別情報等が含まれる。以下、通信IDが、端末10の識別情報、又はグループの識別情報である場合について説明する。
(端末管理テーブル)
図8Bは、端末管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8Bに示されているような端末管理テーブルによって構成される端末管理DB5002が記憶されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の通信ID毎に、各端末10を宛先とした場合の宛先名(端末名)、各端末10の稼動状態、各端末10の他の端末10との通信の状態を示す通信状態、及び各端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。
(アプリ利用可否管理テーブル)
図8Cは、アプリ利用可否管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8Cに示されているようなアプリ利用可否管理テーブルによって構成されるアプリ利用可否管理DB5003が記憶されている。このアプリ利用可否管理テーブルでは、端末10の通信ID及びこの端末10にインストールされている複数のアプリのそれぞれを識別するためのアプリID毎に、この端末10でそれぞれのアプリが利用可能(On)又は利用不可能(Off)を示す利用可否情報を関連付けて管理している。
(宛先リスト管理テーブル)
図8Dは、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8Dに示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成される宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通信の開始を要求する要求元端末の通信IDに対して、指定可能な宛先の候補として登録されている宛先端末の通信IDが全て関連付けられて管理される。
(セッション管理テーブル)
図8Eは、セッション管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図8Eに示されているようなセッション管理テーブルによって構成されるセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、端末10間でコンテンツデータが送信されるセッションを識別するためのセッションID毎に、このセッションにおいて、端末10間でコンテンツデータを中継する中継装置30の中継装置ID、このセッションに参加している端末10(参加端末)の通信IDが関連付けられて管理される。
(状態変更管理テーブル)
図9A及び図9Bは、状態変更管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9A及び図9Bに示されているような状態変更管理テーブルによって構成される状態変更管理DB5009が記憶されている。図9Aの状態変更管理テーブルでは、端末10間のセッションの制御に用いられる管理情報と、管理情報に基づいた制御を実行する前の通信状態を示す変更前状態情報と、管理情報に基づいた制御によって変更された後の通信状態を示す変更後状態情報とが関連付けられて管理される。また、図9Bの状態変更管理テーブルでは、管理情報と、端末10が要求元端末であるか、あるいは宛先端末であるかを識別するための端末情報と、変更前状態情報と、変更後状態情報とが関連付けられて管理される。
図10Aおよび図10Bは、上記の状態変更管理テーブルに記録された状態変更の規則よって実現される通信状態の遷移を示した状態遷移図である。図10A又は図10Bに示されているように、後述の管理部53は、例えば、管理情報「Private Invite」に基づいて、要求元端末10の通信状態を「None」から「Private Calling」に変更して、端末管理テーブルに記録する。同様に、管理部53は、管理情報「Private Invite」に基づいて、宛先端末の通信状態を「None」から「Private Ringing」に変更する。
なお、「Invite」は、通信の開始要求に対応する管理情報である。「Accept」は、通信の開始要求に対する受諾の応答に対応する管理情報である。「Join」は、コンテンツデータの中継要求に対応する管理情報である。「Call」は、確立中のセッションへの参加要求に対応する管理情報である。「Leave」は、セッションの終了要求に対応する管理情報である。
(グループ情報管理テーブル)
図9Cは、グループ情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9Cに示されているようなグループ情報管理テーブルによって構成されるグループ情報管理DB5010が記憶されている。このグループ情報管理テーブルでは、グループを識別するためのグループ通信IDと、そのグループを宛先とするときの宛先名(グループ名)と、そのグループを構成する各端末10(構成端末)の各通信IDと、を関連付けて管理する。
(グループ状態管理テーブル)
図9Dは、グループ状態管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9Dに示されているようなグループ状態管理テーブルによって構成されるグループ状態管理DB5011が記憶されている。このグループ状態管理テーブルでは、各グループの通信ID毎に、グループの稼動状態が関連付けられて管理される。
(待機情報管理テーブル)
図9Eは、待機情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図9Eに示されているような待機情報管理テーブルによって構成される待機情報管理DB5012が記憶されている。この待機情報管理テーブルでは、グループを識別するためのグループ通信IDに対して、このグループを構成する端末10との通信を待機している端末10(待機端末)の通信ID、及びグループを構成する端末10との通信の開始要求を管理システム50で受け付けた受付時刻が関連付けられて管理される。
<管理システムの各機能構成>
次に、管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図4に示されている各構成要素のうち、管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、CPU201からの命令、及びネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して各端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
認証部52は、CPU201からの命令によって実現され、送受信部51で受信された通信ID及びパスワードを検索キーとして、認証管理テーブルを検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末10の認証を行う。
管理部53は、CPU201からの命令によって実現され、端末管理テーブル(図8B参照)、あるいは、グループ状態管理テーブル(図9D参照)において、最新の稼働状態、通信状態等を管理させるため、稼働状態、通信状態等を更新する処理を行う。
セッション制御部58は、CPU201からの命令によって、端末10間でコンテンツデータを送信するセッションを制御する。この制御としては、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに端末10参加させる制御、セッションを切断する制御等が含まれる。
記憶・読出部59は、CPU201からの命令及びHDD205によって実行され、又はCPU201からの命令によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを抽出する処理を行う。
<<通信システム1の処理・動作>>
続いて、通信システム1における処理・動作を説明する。まずは、図11を用いて、通信システム1における処理・動作の概要を説明する。図11は、通信システムにおけるコンテンツデータ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。
図11に示されているように、通信システム1では、端末10間で管理システム50を介して、あるいは、端末10と管理システム50との間で、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、端末10間では、中継装置30を介して、コンテンツデータ(画像データ及び音データ)を送受信するためのセッションが確立される。ここでは、これらのセッションをまとめて、コンテンツデータ用セッションsedとして示している。すなわち、コンテンツデータ用セッションsedは、テレビ会議に用いられるセッションである。
続いて、通信システム1における処理・動作を詳細に説明する。まずは、図12を用いて、端末10aaが起動してからアプリリストを表示するまでの処理を説明する。図12は、端末10が起動してからアプリリストを表示するまでの処理を示したシーケンス図である。なお、図12では、管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。
まず、ユーザが、電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、端末10aaを起動させる(ステップS1)。送受信部11は、上記電源ONの受け付けを契機とし、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログイン要求を行う(ステップS2)。これにより、管理システム50の送受信部51は、ログイン要求を受け付ける。このログイン要求には、ログイン要求元である端末10aaを識別するための通信ID及びパスワードが含まれている。これら通信ID及びパスワードは、記憶・読出部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、これら通信ID及びパスワードは、ユーザによって入力されてもよい。端末10aaから管理システム50へログイン要求が送信されることで、受信側である管理システム50は、送信側である端末10aaのIPアドレスを取得することができる。
次に、管理システム50の認証部52は、ログイン要求に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の認証管理テーブル(図8A参照)を検索し、この認証管理テーブルに同一の通信ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって認証を行う(ステップS3)。認証部52によって、正当な利用権限を有する端末からのログイン要求であると認証された場合には、管理部53は、端末管理テーブル(図8B参照)に、端末10aaの通信ID「01aa」、稼動状態「ONライン(通信可能)」、通信状態「None」、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS4)。
そして、管理システム50の送受信部51は、上記認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、ログイン要求元の端末10aaに送信する(ステップS5)。これにより、端末10aaの送受信部11は、認証結果情報を受信する。
認証部52によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合、端末10aaの送受信部11は、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、端末10aaにインストールされているアプリの利用可否を示す利用可否情報を要求する(ステップS6)。この要求には、利用可否情報要求元の端末10aaの通信IDが含まれている。これにより、管理システム50の送受信部51は、利用可否情報の要求を受け付ける。
次に、管理システム50の記憶・読出部59は、利用可否情報要求元の端末10aaの通信IDを検索キーとしてアプリ利用可否管理テーブル(図8Cを参照)を検索することにより、対応する利用可否情報を読み出す(ステップS7)。この場合の利用可否情報は、アプリID「a001」が「On」、アプリID「a002」が「On」を示している。
次に、送受信部11は、通信ネットワーク2を介して利用可否情報要求元の端末10aaに、上記ステップS7によって読み出された利用可否情報を送信する(ステップS8)。これにより、端末10aaの送受信部11は、利用可否情報を受信する。
次に、表示制御部13は、ディスプレイ120aa上に、図13に示されているようなアプリリストの画面140を表示させる(ステップS9)。なお、図13は、アプリリストの画面例を示した図である。この画面140には、利用可否情報が利用可能(On)として表されている全てのアプリID(a001,a002,…)毎に、対応するアプリアイコン(141,142,…)が表示される。なお、表示制御部13は、端末10のユーザが必要なアプリを選択するためのチェックボックスを画面140に表示しても良い。チェックボックスにおいて選択されたアプリのアプリIDは、端末10あるいは管理システム50の任意の記憶手段において管理することができる。これにより、選択されたアプリが一つだけの場合には、端末10のユーザに利用するアプリを選択させる処理を省くことができるようになるので、通信の開始に要する時間を短縮できる。
続いて、図14を用いて、端末10aaでアプリアイコンの選択を受け付けてから宛先リストを表示するまでの処理を説明する。なお、図14は、端末10でアプリアイコンの選択を受け付けてから宛先リストを表示するまでの処理を示したシーケンス図である。
まず、ユーザが操作ボタン(108a〜108e)を操作して、図13に示されている複数のアプリアイコンのうち、所望の1つのアプリアイコンを選択すると、端末10aaの操作入力受付部12は、ユーザによるアプリアイコンの選択を受け付ける(ステップS21)。なお、ここでは、テレビ会議アプリ1031を示すアプリアイコン141が選択された場合について、以下続けて説明する。
続いて、装置制御部1050の操作入力受付部12は、選択されたテレビ会議アプリ1031によって実現される起動部22に対して、起動を命令することで、テレビ会議アプリ1031に対応する通話制御部1060を起動させる(ステップS22)。なお、これよりも前は、装置制御部1050による処理であったが、これ以降は、テレビ会議アプリ1031が起動することによって実現される通話制御部1060による処理となる。
続いて、端末10aaの通話制御部1060における送受信部21は、通信ネットワーク2を介して管理システム50に、自端末10aaの宛先候補のリストである宛先リストを要求する(ステップS23)。これにより、管理システム50の送受信部51は、宛先リストの要求を受け付ける。この要求には、宛先リスト要求元の端末10aaの通信IDが含まれている。
続いて、管理システム50の記憶・読出部59は、宛先リスト要求元の端末10aaの通信ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図8D参照)を検索し、宛先リスト要求元の端末10aaと通信することができる宛先候補の端末10の通信ID(「01ab」、「01ad」等)を読み出す(ステップS24)。
次に、記憶・読出部59は、上記ステップS24によって読み出された宛先候補の端末10の通信ID(「01ab」、「01ad」等)を検索キーとして端末管理テーブル(図8B参照)を検索し、対応する宛先名及び稼動状態を読み出す(ステップS25)。
続いて、送受信部51は、通信ネットワーク2を介して宛先リスト要求元の端末10aaに、宛先リスト情報を送信する(ステップS26)。これにより、宛先リスト要求元の端末10aaの送受信部21は、宛先リスト情報を受信する。この宛先リスト情報には、上記ステップS24で読み出された宛先候補の通信ID、ステップS25で読み出された宛先名、及び稼動状態が含まれている。これにより、宛先リスト要求元の端末10aaは、自端末10aaと通信することができる宛先候補の端末10の現時点のそれぞれの稼動状態を取得することができる。
続いて、作成部23は、上記ステップS26によって受信された通信ID及び宛先名、並びに、稼動状態に対応するアイコンを配置して、図15に示されているような宛先リストの画像データを作成する(ステップS27)。そして、表示制御部24は、ディスプレイ120aa上に、図15に示されているような宛先リストP10を表示させる(ステップS28)。図15は、宛先リストの表示例を示す図である。図15の宛先リストは、宛先リスト枠1100−1に宛先候補の通信ID1100−2と、宛先名1100−3と、稼働情報を反映させたアイコン1100−4a〜1100−4cなどを含む。この場合、作成部23は、稼動状態が「OFFライン」である場合には、OFFラインアイコン1100−4aを、稼動状態が「ONライン(通信可能)」である場合には、通話可能アイコン1100−4bを、稼動状態が「ONライン(通信中)」である場合には、通話中アイコン1100−4cを割り当てる。
続いて、図16を用いて、端末10aaが他の端末10との通信の開始を要求する場合の処理を説明する。図16は、通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。なお、図16では、管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。
端末10aaのユーザは、宛先リスト枠1100−1に表示されている宛先候補のうち、稼働状態が「ONライン(通信可能)」である少なくとも1つの宛先候補を選択して、通信の開始要求をすることができる。端末10aaのユーザが所望の宛先候補を選択して操作ボタン108を押下すると、機能実行部25は、宛先候補の選択を受け付ける(ステップS41)。続いて、端末10aaの送受信部21は、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、宛先候補の通信ID、および、管理情報「Invite」が含まれる開始要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS42)。なお、管理情報「Invite」は、参加制限を伴わない通信の開始要求を示す情報であって、テレビ会議アプリ1031に基づく送受信部21の処理によって自動的に選択されたものである。これにより、管理システム50の送受信部51は、上記開始要求情報を受信する。
続いて、管理部53は、端末管理テーブル(図8B参照)において管理されている、開始要求元の端末10aaの通信状態、及び宛先の端末10の通信状態を更新する(ステップS47)。この場合、管理部53は、開始要求元の端末10aaから送信された管理情報「Invite」を検索キーとして、状態変更管理テーブル(図9B参照)を検索し、端末情報毎に、対応する変更前状態情報および変更後状態情報を読み出す。管理部53は、読み出された端末情報、変更前状態情報、変更後状態情報に基づいて、各端末10の通信状態を変更する。例えば、管理部53は、開始要求元の端末10aaの通信状態を、変更前状態情報によって示される「None」から、変更後状態情報によって示される「Calling」に変更する。同様に、管理部53は、宛先の端末10の通信状態を、変更前状態情報によって示される「None」から、変更後状態情報によって示される「Ringing」に変更する。また、ステップS47の一環として、管理部53は、端末管理テーブルにおいて、開始要求元の端末10aaおよび宛先の端末10の各通信IDに関連付けられている稼働状態を、それぞれ「ONライン(通信中)」に変更する。
続いて、セッション制御部58は、開始要求元の端末10aaと、選択された宛先の端末10との間でコンテンツデータを送信するセッション(コンテンツデータ用セッションsed)を識別するためのセッションID「se1」を生成する(ステップS48)。
続いて、管理システム50のセッション制御部58は、開始要求元の端末10aaと、宛先の端末10との間のセッションでコンテンツデータを中継するための中継装置30の選択を行う(ステップS49)。本実施形態では、セッション制御部58によって中継装置30aが選択されたものとする。
中継装置30の選択処理が完了すると、記憶・読出部59は、セッション管理テーブル(図8E参照)において、ステップS48で生成されたセッションIDと、ステップS49で選択された中継装置30aの中継装置ID「111a」、セッションに参加する参加端末の通信IDとして、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、宛先の端末10の通信IDを関連付けて記憶して管理する(ステップS50)。
続いて、送受信部51は、通信ネットワーク2を介して、開始要求元の端末10aaへ、ステップS48で生成されたセッションIDと、ステップS49で選択された中継装置30aに接続するために用いられる中継装置接続情報を送信する(ステップS51)。この中継装置接続情報には、中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」、認証情報、ポート番号等を含めることができる。
続いて、送受信部51は、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、参加制限を伴わない通信の開始要求を示す管理情報「Invite」と、ステップS48で生成されたセッションID「se1」を含む開始要求情報と、中継装置30aに接続するために用いられる上記の中継装置接続情報と、を宛先の端末10へ送信する(ステップS52)。
上記の各処理により、開始要求元および宛先の各端末10は、セッションID「se1」におけるセッションにおいて、コンテンツデータを中継する中継装置30aに接続するために用いられる中継装置接続情報を把握することができる。
開始要求情報を受信した宛先の端末10は、開始要求の受諾を示す管理情報「Accept」を管理システム50へ送信する。開始の許可が受け付けられた後、開始要求元および宛先の各端末10は、中継装置30aへの接続を要求するための管理情報「Join」を管理システム50へ送信する。管理システム50の送受信部51で管理情報「Join」が受信されると、セッション制御部58は、開始要求元及び宛先の各端末10の間のコンテンツデータ用セッションsedを確立させるための制御を行う。
管理システム50の管理部53は、端末10から管理情報が受信される度に、受信された管理情報に基づいて、端末管理テーブル(図8B参照)で管理されている開始要求元及び宛先の各端末10の通信状態を更新する。上記の端末10の稼働状態及び通信状態を管理する方法は、ステップS47の処理と同様であるので説明を省略する。なお、図10Aの状態遷移規則に従って、管理部53が通信状態を更新することで、コンテンツデータ用セッションsedが確立されたときに、端末管理テーブルにおいて、開始要求元及び宛先の各端末10の各通信状態が「Busy」になる。
上記例では、端末10aaにおいてアプリアイコン141が選択された場合について説明したが、アプリアイコン142が選択される場合について、図17を用いて説明する。図17は、通信の開始を要求する処理を示したシーケンス図である。
端末10aaのユーザが操作ボタン(108a〜108e)を操作して、図13に示されている複数のアプリアイコンのうち、レセプションアプリ1032を示すアプリアイコン142を選択すると、端末10aaの操作入力受付部12は、ユーザによるアプリアイコンの選択を受け付ける(ステップS61)。
続いて、装置制御部1050の操作入力受付部12は、レセプションアプリ1032によって実現される起動部22に対して、起動を命令することで、レセプションアプリ1032に対応する通話制御部1060を起動させる(ステップS62)。なお、これよりも前は、装置制御部1050による処理であったが、これ以降は、レセプションアプリ1032が起動することによって実現される通話制御部1060による処理となる。
続いて、通話制御部1060の表示制御部24は、コールセンターとの通信の開始を受け付けるための受け付け画面をディスプレイ120aaに表示させる。図18は受付画面の例を示す図である。この画面140には、コールセンターの端末10との通信の開始を促すメッセージ143、及び、通信の開始を受け付けるためのボタン144が表示されている。本実施形態において、各アプリに対応する各表示制御部24は、目的に応じたメッセージやユーザインタフェースを表示させる(図15、図18参照)。レセプションアプリ1032が選択された場合、宛先選択のユーザインタフェースの表示は省略されるため、ユーザは、宛先の選択の操作を省略できるようになる。一方、管理システム50は、端末10へ宛先リスト情報を送信する処理を省略できるようになる。
続いて、端末10aaのユーザが、図18の受付画面におけるボタン144を押下すると、機能実行部25は、通信の開始要求を受け付ける(ステップS71)。続いて、端末10aaの送受信部21は、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、宛先候補の通信ID「01xx」、および、管理情報「Private Invite」が含まれる開始要求情報を、開始要求元の端末10aaのIPアドレスとともに管理システム50へ送信する(ステップS72)。なお、宛先候補の通信ID「01xx」は、宛先としてのコールセンターを示すグループ通信IDであって、レセプションアプリ1032に基づく送受信部21の処理によって自動的に選択されたものである。また、管理情報「Private Invite」は、参加制限を伴う通信の開始要求を示す情報であって、レセプションアプリ1032に基づく送受信部21の処理によって自動的に選択されたものである。
続いて、管理システム50のセッション制御部58は、グループ通信ID「01xx」で識別されるグループを構成する端末10の中から、端末10aaとの通信の相手として呼び出す端末10(呼出端末)を決定する(ステップS75)。
ステップS75の処理について、図19を用いて説明する。図19は、呼出端末を決定する処理を示したフロー図である。まず、記憶・読出部59は、開始要求情報に含まれる宛先候補のグループ通信ID「01xx」を検索キーとして、グループ情報管理テーブル(図9C参照)を検索し、当該グループに含まれる通信IDを読み出す(ステップS75−1)。以下、ステップS75−1において、通信ID(「01da」、「01db」)が読み出された場合について説明を続ける。
続いて、管理部53は、ステップS75−1において読み出された各通信ID(「01da」、「01db」)のうち任意の一つ目の通信ID(例えば、「01da」)を検索キーとして、端末管理テーブル(図8B参照)を検索し、対応する稼働状態を読み出す(ステップS75−2)。
続いて、セッション制御部58は、ステップS75−2で読み出された稼働状態が(「ONライン(通信可能))であるか否かを判断する(ステップS75−3)。ステップS75−3で、稼働状態が「ONライン(通信可能)」であると判断された場合、セッション制御部58は、ステップS75−2で検索キーとされた通信IDにより識別される端末(例えば、端末10da)を呼出端末として決定する(ステップS75−4)。
ステップS75−3で、稼働状態が「ONライン(通信可能)」ではないと判断された場合、管理部53は、ステップS75−1において読み出された各通信ID(「01da」、「01db」)のうち任意の二つ目の通信ID(例えば、「01db」)を検索キーとして、端末管理テーブル(図8B参照)を検索し、対応する稼働状態を読み出す(ステップS75−5)。
続いて、セッション制御部58は、ステップS75−5で読み出された稼働状態が「ONライン(通信可能)」であるか否かを判断する(ステップS75−6)。ステップS75−3で、稼働状態が「ONライン(通信可能)」であると判断された場合、セッション制御部58は、ステップS75−5で検索キーとして用いられた通信IDにより識別される端末(例えば、端末10db)を呼出端末として決定する(ステップS75−7)。なお、グループに含まれる端末10が3つ以上ある場合には、その端末10の数に応じて稼働状態の読出し処理(ステップS75−2,5参照)、及び稼働状態の判断処理(ステップS75−3,6参照)が繰り返し実行されることになる。
ステップS75−6で、稼働状態が「ONライン(通信可能)」ではないと判断された場合、管理部53は、端末管理テーブル(図8B参照)において、ステップS75−1において読み出された各通信ID(「01da」、「01db」)を検索キーとして、対応する稼働状態を定期的に読み出す(ステップS75−8)。
セッション制御部58は、ステップS75−8で読み出された稼働状態が「ONライン(通信中)」または「OFFライン」から「ONライン(通信可能)」に更新されたか否かを判断する(ステップS75−9)。ステップS75−9で、稼働状態が「ONライン(通信可能)」に更新されたと判断された場合、セッション制御部58は、稼働状態が「ONライン(通信可能)」に更新された端末10を呼出端末として選択する(ステップS75−10)。なお、ステップS75−9において稼働状態が「ONライン(通信可能)」に更新されたと判断されなかった場合には(ステップS75−9のNO)、ステップS75−8の処理が繰り返し実行される。なお、ステップS75−8で読み出された各通信IDがいずれもOFFラインであった場合が所定回数、あるいは、所定時間繰り返された場合は、コールセンター側のサービスが提供されていないことも考えられるため、図17の処理を終了させてもよい。
続いて、管理部53は、端末管理テーブル(図8B参照)において、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、及び宛先としての呼出端末の通信IDに対応する通信状態を変更する(ステップS76)。この場合、管理部53は、開始要求元の端末10aaから送信された管理情報「Private Invite」を検索キーとして、状態変更管理テーブル(図9B参照)を検索し、端末情報毎に、対応する変更前状態情報および変更後状態情報を読み出す。管理部53は、読み出された端末情報、変更前状態情報、変更後状態情報に基づいて、各端末10の通信状態を更新する(ステップS76)。この場合、管理部53は、開始要求元の端末10aaの通信状態を、変更前状態情報によって示される「None」から、変更後状態情報によって示される「Private Calling」に変更する。同様に、管理部53は、呼出端末の通信状態を、変更前状態情報によって示される「None」から、変更後状態情報によって示される「Private Ringing」に変更する。また、ステップS76の処理の一環として、管理部53は、端末管理テーブルにおいて、開始要求元の端末10aaおよび呼出端末の各通信IDに関連付けられている稼働状態を、それぞれ「ONライン(通信中)」に変更する。
続いて、管理部53は、グループ状態管理テーブル(図9D参照)において管理されているグループの稼働状態を更新する(ステップS77)。図20を用いて、グループの稼働状態の更新処理を説明する。図20は、グループの稼働状態の更新処理を示すフロー図である。当該処理は、上記のようにグループを構成する端末10の稼働状態が変更された場合など、任意のタイミングで実行される。なお、稼働状態の更新のタイミングは特に限定されず、例えば、一定の時間おきに実行されても良い。
まず、記憶・読出部59は、図9Cのグループ情報管理テーブルを参照し、グループIDを一つ選択する(ステップS77−1)。続いて、記憶・読出部59は、ステップS77−1で選択したグループを構成する端末10の通信IDのうちの一つを読み出す(ステップS77−2)。続いて、管理部53は、端末管理テーブル(図8B参照)を参照し、ステップS77−2で読み出した通信IDに対応する稼動状態を読み出す(ステップS77−3)。
管理部53は、ステップS77−2で読み出した稼動状態が「ONライン(通信可能)又は「ONライン(通信中)」であるか否かを判断する(ステップS77−4)。ここで、稼動状態が「ONライン(通信可能)又は「ONライン(通信中)」であると判断された場合には、管理部53は、ステップS77−1で選択したグループIDの稼動状態を「ONライン」であると決定し、その情報を、図9Dのグループ状態管理テーブルに格納する。
ステップS77−4で稼動状態が「ONライン(通信可能)」又は「ONライン(通信中)」ではないと判断された場合には、管理部53は、ステップS77−1で選択したグループに含まれる全ての端末10の通信IDを読み出しているか否かを判断する(ステップS77−6)。ステップS77−6で全ての端末10の通信IDを読み出していると判断された場合には、管理部53は、ステップS77−1で選択したグループIDの稼動状態を「OFFライン」であると決定し、その情報を、図9Dのグループ状態管理テーブルに格納する(ステップS77−7)。ステップS77−6で全ての端末10の通信IDを読み出していないと判断された場合には、ステップS77−2の処理が実行される。
ステップS77−8において、グループ情報管理テーブルで管理されている全てのグループIDが既に選択されて処理されたと判断された場合、図20の処理を終了し、そうでない場合には、ステップS77−1に戻り、次のグループIDが選択されて処理が実行される。
以上の処理によって、端末10の稼働状態と同様にグループの稼働状態を管理できるようになるので、各開始要求元の端末10は、宛先が、端末10であるかグループであるかを意識しなくても良くなる。
続いて、管理システム50は、端末10aaと呼出端末(端末10)との間のコンテンツデータ用セッションを確立するための制御を行う(ステップS78〜S82)。この制御に伴う処理は、上記のステップS48〜S52の処理と同様なので説明を省略する。ただし、図10Bの状態遷移規則に従って、管理部53が通信状態を更新することで、コンテンツデータ用セッションsedが確立されたときに、端末管理テーブルにおいて、開始要求元及び宛先の各端末10の各通信状態が「Private Busy」になる。
なお、テレビ会議中、テレビ会議に参加している端末10、すなわち確立中セッションに参加している端末10のディスプレイ120に、参加制限ありのセッションを利用したテレビ会議であるか、参加制限なしのセッションを利用したテレビ会議であるかを表示するなどして、参加者が、テレビ会議の参加制限の有無を認識できるようにしてもよい。
ここで、図21を用いて、端末10による、テレビ会議の参加制限の有無に関わる情報の表示例を説明する。図21は、端末10が、他の端末とのテレビ会議に参加している間に、ディスプレイ120に表示される画面の例を表している。端末10の表示制御部13は、相手方の端末10が撮像した映像500に加えて、テレビ会議に関する詳細情報を表示するための補助領域510を出力する。
また、端末10の表示制御部13は、管理システム50から送信された管理情報に基づいて、参加中のテレビ会議が「参加制限あり」であるか否かを表す情報を、補助領域510内の任意の場所に表示するように出力することができる。例えば、端末10の表示制御部13は、ユーザが「参加制限あり」のテレビ会議を開始し、その会議に係るセッションが確立された場合に、錠の形状をしたアイコンを補助領域510に表示させるようにしてもよい。アイコンの表示の有無により、端末10のユーザは、自らが参加している会議が、「参加制限あり」か否かを、確認することができる。
続いて、端末10aaが、レセプションアプリ1032を用いて、コールセンターとの通信の開始要求をしたときに、コールセンターのすべての端末10が通信中であるために、通信を開始できない場合について図22を用いて説明する。図22は、待機の状況を通知する処理を示したフロー図である。
コールセンターのすべての端末10が通信中である場合、すなわち、ステップS75−6でNOと判断された場合、管理システム50の記憶・読出部59は、待機情報管理テーブル(図9E参照)において、宛先のグループ通信ID「01xx」、開始要求元の端末10aaの通信ID「01aa」、及び、管理システム50が開始要求を受け付けた受付時刻を関連付けたレコードを追加する(ステップS101)。
レコードが追加された後、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブル(図9E参照)において、宛先のグループ通信ID「01xx」に関連付けられている各待機端末の通信ID及び受付時刻を読み出す(ステップS102)。また、記憶・読出部59は、ステップS102で読み出された各待機端末の通信IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図8B参照)を検索し、対応する各宛先名(端末名)を読み出す(ステップS103)。更に、記憶・読出部59は、宛先のグループ通信ID「01xx」を検索キーとして、グループ情報管理テーブル(図9C参照)を検索し、当該グループに含まれる端末の通信IDを読み出す(ステップS104)。
続いて、送受信部51は、ステップS104で読み出された通信IDに対応する各端末へ、ステップS102で読み出された待機端末毎に、待機端末の通信ID、管理システム50が開始要求を受け付けた受付時刻、ステップS103で読み出された待機端末の宛先名を含む待機情報を送信する(ステップS105−1,2,…)。コールセンターの端末10の送受信部11が待機情報を受信すると、表示制御部24は、ディスプレイ120の会議画面に、待機情報に含まれる待機端末の宛先名を、受付時刻の順番に表示する(ステップS106)。なお、図23は、ステップS106におけるディスプレイ120dbの画面の表示例を示す図である。コールセンターの端末10の表示制御部24は、現在の通話相手側の端末10が撮像した映像500に加えて、待機情報に基づいて待機端末を示すメッセージ511を表示させる。これにより、コールセンターの端末10は、待機の状況を把握することができる。
続いて、コールセンターの端末10dbが通信を終了する場合、端末10dbの送受信部21は、通信の終了を示す管理情報「Leave」を管理システム50へ送信する(ステップS107)。管理情報「Leave」を受信した管理システム50では、セッション制御部58が、端末10dbと現在の通信相手の端末10との間のコンテンツデータ用セッションsedを終了させる制御を実行する。また、管理部53は、端末管理テーブルにおいて管理されている、端末10dbの稼働状態を「ONライン(通信中)」から「ONライン(通信可能)」に、通信状態を、「Private Busy」から「None」に更新する(図10B参照)(ステップS108)。稼働状態の更新に応じて、端末10dbは、待機端末に対する新たな呼出端末となる(ステップS75−10参照)。呼出端末が決定すると、管理システム50のセッション制御部58は、待機端末(端末10)と呼出端末(端末10db)との間のコンテンツデータ用セッションを確立するための制御を行う(ステップS78〜S82参照)。
待機端末(端末10)と呼出端末(端末10db)との間のコンテンツデータ用セッションsedが確立されると、記憶・読出部59は、待機情報管理テーブル(図9E参照)において、呼出端末(端末10db)との間の通信を開始した待機端末(端末10)の通信IDが含まれているレコードを削除する(ステップS109)。ステップS109の処理が完了した後、管理システム50は、ステップS102以降の処理を繰り返し実行しても良い。これにより、管理システム50は更新された待機情報をコールセンターの端末へ通知することができる。
続いて、図24を用いて、開始要求元の端末10aaと宛先の端末10dbとの間でコンテンツデータ用セッションsedが確立された後に、端末10cdがこのコンテンツデータ用セッションsedへの参加を要求する場合の処理を説明する。図24は、コンテンツデータ用セッションsedへの参加処理を示したシーケンス図である。なお、図24では、管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。
図14を参照しつつ説明した処理により、端末10cdのディスプレイ120cdには、宛先リストが表示されている。参加要求元の端末10cdのユーザは、操作ボタン108を操作することにより、稼働状態がONライン(通信中)の端末(ここでは、端末10aa)を選択する。これに対応して、操作入力受付部12は、既に確立されたコンテンツデータ用セッションsedへの参加要求を受け付ける(ステップS121)。
続いて、端末10cdの送受信部11は、自端末10cdの通信ID「01cd」、選択された端末10aaの通信ID「01aa」、コンテンツデータ用セッションに参加することを要求する旨を示す管理情報「Call」が含まれる参加要求情報を管理システム50に送信する(ステップS122)。
管理システム50は、参加要求情報を受信すると、参加要求元の端末10cdと、コンテンツデータ用セッションsedに参加中の端末(端末10aa,10db)と、を接続するための処理を継続するか否かを判断する(ステップS123)。ここで、図25を用いて、ステップS123における処理を詳細に説明する。図25は、通信状態に基づく参加の判断処理を示した処理フロー図である。
まず、記憶・読出部59は端末管理テーブル(図8B)を、参加要求情報含まれる、セッションに参加中の端末10aaの通信ID「01aa」を検索キーとして検索し、対応する通信状態を読み出す(ステップS123−1)。次に、セッション制御部58は、読み出された通信状態が、「Private Busy」であるか否かを判断する(ステップS123−2)。読み出された通信状態が「Private Busy」ではない場合、セッション制御部58は、参加要求元の端末10によるセッションへの参加が可能であると判断して(ステップS123−3)処理を終了する。
一方、読み出された通信状態が「Private Busy」である場合には、セッション制御部58は、参加要求元の端末10によるセッションへの参加が不可能であると判断する(ステップS123−4)。そして、送受信部11は、セッションに参加できないことを通知するための参加不可通知を参加要求元の端末10cdに送信する(ステップS123−5)。なお、参加要求元の端末10cdにおいては、参加不可通知を受信すると、これをディスプレイ120に表示させる。
セッション制御部58によって、参加要求元の端末10によるセッションへの参加が可能であると判断と判断された場合には、管理システム50は、端末10cdを、端末(10aa,10)間でコンテンツデータを送信するセッションに参加させる制御を実行する(ステップS124)。この処理として、例えば、端末(10aa,10)が接続している中継装置30aに接続するための中継装置接続情報を端末10cdへ送信する処理が挙げられる。端末参加の制御としては特に限定されず、例えば、特開2012−50063号公報に記載の方法が挙げられる。
なお、本発明の一実施形態によると、レセプションアプリ1032が選択された場合には、参加制限があるコンテンツデータ用セッションsedが確立されることになる。これは、宛先としてのグループはコールセンターであり(図9C参照)、確立されたセッションに第三者が参加することは想定されないためである。
<<実施形態の補足>>
上記各実施の形態における管理システム50、及びプログラム提供システム90は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供システム90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供システム90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供システム90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
また、上記通信システム1の端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び通信管理用プログラムがユーザ等に提供される場合に用いられる。
更に、上記通信システム1では、図8Bに示されている端末管理テーブルにおいて端末のIPアドレスを管理することとしたが、これに限るものではなく、通信ネットワーク2上で端末10を特定するための端末特定情報であれば、それぞれのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を管理してもよい。この場合、周知のDNS(Domain Name System)サーバによって、FQDNに対応するIPアドレスが取得されることになる。
通信システム1において、「テレビ会議」は、「ビデオ会議」と置き換え可能な用語として用いられている。
また、上記通信システム1では、通信システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではなく、カーナビゲーションシステムであってもよい。この場合、例えば、端末10の一方が自動車に搭載されたカーナビゲーション装置に相当し、端末10の他方が、カーナビゲーションを管理する管理センターの管理端末若しくは管理サーバ、又は他の自動車に搭載されているカーナビゲーション装置に相当する。
更に、通信システム1は、音会議システム、又はPC(Personal Computer)画面共有システムであっても良い。また、通信システム1は、IP(Internet Protocol)電話や、インターネット電話、携帯電話の通信システムであってもよい。この場合、例えば、端末10は携帯電話機などの電話機に相当する。
また、コンテンツデータは、脈拍音、鼓動等の体内で発生する音データ、心電図の波形、体温の変化を示す画像データあるいは座標データ等の体内の情報を示すデータであっても良い。これにより、上記実施形態の通信システム1を遠隔医療システムとして用いることもできる。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
なお、各端末10は、複数の事業所間での通話や、同じ事業所内の異なる部屋間での通話だけでなく、同じ部屋内での通話や、屋外と屋内又は屋外と屋外での通話で使われてもよい。各端末10が屋外で使われる場合には、携帯電話通信網等の無線による通信が行われる。また、上記実施形態では、通信システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
<<応用例>>
続いて、本発明の他の実施形態として、上記通信システム1の応用例について説明する。まず、図26を用いて、応用例の処理及び動作の概要について説明する。図26は、通信システムにおけるコンテンツデータ及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念図である。
管理システム50(制御システムの一例)の送受信部51(開始要求受付手段の一例)は、端末10db(第1の通信端末の一例)と端末10aa(第2の通信端末の一例)との間でコンテンツデータ(情報の一例)を送信するためのコンテンツデータ用セッションsed(第1のセッションの一例)、及び、端末10da(第3の通信端末の一例)と端末10ca(第4の通信端末の一例)との間でコンテンツデータ(情報の一例)を送信するためのコンテンツデータ用セッションsed(第2のセッションの一例)がそれぞれ確立されてから、交換要求情報を受け付ける。なお、交換要求情報は、通信相手の交換を要求するための情報であって、呼制御上は、端末(10ca,10db)間、及び端末(10aa,10da)間の新たな通信の開始の要求を示す情報である。送受信部51において上記の交換要求情報が受け付けられると、セッション制御部58(セッション制御手段の一例)は、第1のセッション及び第2のセッションをそれぞれ切断させる一方で、端末(10aa,10da)間のコンテンツデータ用セッションsed、及び、端末(10ca,10db)間のコンテンツデータ用セッションsedの確立をそれぞれ制御する。この交換により、交換要求元である端末10daは、交換要求先(端末10db)の通信相手(端末10aa)とのコミュニケーションを引き継ぐことができる。すなわち、端末10db及び端末10aa間の一連のコミュニケーションが完了する前に通信相手を交換できるので、端末10caにおいて、端末10dbとの間の通信の開始を待機する時間を短縮することができる。
管理システム50の端末管理DB5002(状態情報管理手段の一例)は、端末(10da,10db,…)の通信ID毎に、端末(10da,10db,…)の稼働状態(状態情報の一例)を管理する。管理システム50の送受信部51(状態情報送信手段の一例)は、端末(10da,10db,…)毎の稼働状態を含んだグループ情報を端末10daへ送信する。また、送受信部51は、グループ情報の送信先の端末10daから、交換要求情報を受け付ける。これにより、端末10da側では、各端末10の稼働状態に基づいて、交換要求先を選択することが可能となる。また、ユーザは、端末10daを用いて通話しながら、速やかに交換要求先を選択できるようになる。
送受信部51(変更情報送信手段の一例)は、上記の交換要求情報が受け付けられてから、通信相手であるオペレータの交換を示す交換通知(変更情報の一例)を、端末(10aa,10ca)へ送信する。これにより、端末(10aa,10ca)側では、オペレータが交換されることを把握することができる。
上記の交換通知には、新たな通信相手となる端末(10da又は10db)の通信ID(識別情報の一例)が含まれている。これにより、交換通知を受信した各端末10では、交換通知に含まれている通信IDに基づいて、新たな通信相手の端末(10da又は10db)との通信の開始要求をすることができる。
端末10daの送受信部21(状態情報受信手段の一例)は、管理システム50によって送信された、端末10毎の稼働状態を含むグループ情報を受信する。端末10daの表示制御部24(表示制御手段の一例)は、グループ情報に基づいて、端末10毎の稼働状態を示すアイコン(情報の一例)の表示を制御する。操作入力受付部12(選択受付手段の一例)は、表示されたアイコンの選択に基づいて、交換要求先、すなわち、端末10caに対する新たな通信相手の選択を受け付ける。端末10daの送受信部21(送信手段の一例)は、選択された新たな通信相手の通信IDを、管理システム50へ送信する。これにより、端末10daでは、交換要求先候補の端末10の稼働状態に基づいて、交換要求先を選択することができる。
端末(10aa,10ca)の送受信部21(変更情報受信手段の一例)は、管理システム50によって送信された交換通知を受信する。端末(10aa,10ca)のディスプレイ(120aa,120ca)(出力手段の一例)は、交換通知に基づいて、通信相手であるオペレータが交換される旨を示す情報を表示する。これにより、端末(10aa,10ca)側では、表示された情報に基づいてオペレータが変ることを認識することができる。
続いて、応用例の通信システム1を構成する各システム、端末、及び装置の処理及び動作について詳細に説明する。まず、図27を用いて、コールセンターを構成する各端末10の稼働状態を通知する処理について説明する。図27は、端末10の稼働状態を通知する処理を示したシーケンス図である。ステップS4,S76等の処理により、端末管理テーブル(図8B参照)において管理されている稼働状態のうち、コールセンターを構成する端末10の稼働状態が変更されると、管理システム50は、図27に示された処理を開始する。
まず、記憶・読出部59は、図9Cのグループ情報管理テーブルを参照し、稼働状態が変更された端末10(例えば、端末10da)の属するグループ(例えば、「コールセンター」)の端末の通信ID(例えば、「01da,01db」)を読み出す(ステップS201)。続いて、記憶・読出部59は、ステップS201で読み出された通信IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図8B参照)を検索し、対応する宛先名及び稼働状態(例えば、「コールセンターDA端末」及び「ONライン(通信中)」)を読み出す(ステップS202)。続いて、送受信部51は、ステップS201で読み出された通信IDと、ステップS202で読み出された対応する宛先名及び稼働状態と、を含むグループ情報を、グループに含まれる端末のうち、稼働状態が「ONライン(通信可能)」又は「ONライン(通信中)」である各端末10へ送信する(ステップ(S203−1,S203−2,…))。
グループ情報を受信した各端末10の作成部23は、グループ情報に基づいて、グループに含まれる端末を示す宛先名、及び、稼動状態に対応するアイコンを含む宛先リストを作成する(ステップ(S204−1,S204−2,…))。そして、表示制御部24は、ディスプレイ120の会議画面上に、図28に示されているような宛先リスト512を表示させる(ステップ(S205−1,205−2,…))。図28は、宛先リストの表示例を示す図である。なお、宛先リスト512に示されている各アイコンは、図15におけるアイコン1100−4a〜1100−4cと同様のものであるので説明を省略する。
続いて、図29を用いてオペレータを交換する処理について説明する。図29は、通信相手の端末10を交換する処理を示したシーケンス図である。この処理を開始する時点で、端末(10db,10aa)及び端末(10da,10ca)間では、それぞれ中継装置30を介してコンテンツデータを送信するコンテンツデータ用セッションが確立されている。また、グループ(コールセンター)を構成する各端末(10da,10db)のディスプレイ(120da,120db)には、図28に示されたような宛先リスト512が表示されている。
コールセンターの端末10daのオペレータdaは、図28の宛先リスト512の中から、交換要求先、すなわち、端末10caの新たな通信相手として、稼働状態が「ONライン(通信可能)」又は「ONライン(通信中)」である端末10のアイコンを選択する。ここでは、稼働状態が「ONライン(通信中)」である端末10dbのアイコンが選択された場合について説明を続ける。アイコンが選択されると、端末10daの操作入力受付部12は、自端末10daと選択された端末10dbとの間で、通信相手を相互に交換する要求を受け付ける(ステップS211)。続いて、送受信部21は、上記の交換する要求を示した交換要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS212)。交換要求情報には、交換要求元の端末10daの通信ID「01da」、及び、交換要求先の端末10dbの通信ID「01db」が含まれている。
管理システム50において、交換要求情報は、交換要求元の端末10daが参加するコンテンツデータ用セッションsed、及び交換要求先の端末10dbが参加するコンテンツデータ用セッションsedをそれぞれ切断し、端末(10ca,10db)間の通信、及び端末(10aa,10da)間のコンテンツデータ用セッションsedのそれぞれを確立させる要求として扱われる。交換要求情報が管理システム50の送受信部51で受信されると、管理システム50は、要求に係る交換の可否を判断する(ステップS213)。ステップS213の処理について、図30を用いて詳細に説明する。図30は、通信相手の交換の可否を判断する処理を示したフロー図である。
まず、記憶・読出部59は、交換要求情報に含まれる交換要求先の端末10dbの通信IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図8B参照)を検索し、対応する稼働状態を読み出す(ステップS213−1)。続いて、セッション制御部58は、読み出された稼働状態が「OFFライン」であるか否かを判断する(ステップS213−2)。ステップS213−2で稼働状態が「OFFライン」であると判断された場合(ステップS213−2のYES)、送受信部51は、交換要求元の端末10daへ、要求された交換は不可であることを示す交換不可通知を送信する(ステップS213−3)。例えば、端末10dbの稼働状態が直近に「OFFライン」に変わった場合、要求に係る交換を実現することはできなくなるため、管理システム50は、要求された交換が不可であると判断して処理を終了する。
ステップS213−2で稼働状態が「OFFライン」ではないと判断された場合(ステップS213−2のNO)、送受信部51は、上記の交換する要求を示した交換要求情報を、交換要求先の端末10dbへ送信する(ステップS213−4)。交換要求情報の送信先である端末10dbでは、この要求に対する応答の入力を、操作入力受付部12によって受け付ける。また、端末10dbの送受信部21は、受け付けられた入力を示す交換要求応答情報を管理システム50へ送信する。
管理システム50の送受信部51は、端末10dbによって送信された交換要求応答情報を受信する(ステップS213−5)。続いて、セッション制御部58は、受信された交換要求応答情報が、「交換許可」を示すものであるか否かを判断する(ステップS213−6)。交換要求応答情報が「交換拒否」を示す場合など、ステップS213−6で、交換要求応答情報が「交換許可」を示すものではないと判断された場合(ステップS213−6のNO)、送受信部51は、交換要求元の端末10daへ交換不可通知を送信する(ステップS213−3)。
ステップS213−6で、交換要求応答情報が「交換許可」を示すものであると判断された場合(ステップS213−6のYES)、管理システム50は、要求に係る交換の処理を継続する。この場合、セッション制御部58は、ステップS213−2で読み出された稼働状態が「ONライン(通信中)」であるか否かを判断する(ステップS213−7)。ステップS213−7で稼働状態が「ONライン(通信中)」であると判断された場合(ステップS213−7のYES)、記憶・読出部59は、交換要求元及び交換要求先の現在の通信相手の通信IDを、セッション管理テーブル(図8E参照)から読み出す(ステップS213−8)。この場合、記憶・読出部59は、交換要求元の端末10daの通信ID「01da」を検索キーとして、セッション管理テーブルを検索し、端末10daが参加しているコンテンツデータ用セッションsedのセッションIDを読み出す。続いて、記憶・読出部59は、読み出されたセッションIDを検索キーとして、セッション管理テーブルを検索し、参加端末の通信IDを読み出す。ここで読み出された通信IDのうち、交換要求元の通信ID以外の通信IDが、交換要求元の通信相手の通信IDとなる。交換要求先の通信相手の通信IDを読み出す処理は、上記の処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS213−7において稼働状態が「ONライン(通信中)」でない、すなわち、稼働状態が「ONライン(通信可能)」であると判断された場合(ステップS213−7のNO)、記憶・読出部59は、交換要求元の現在の通信相手の通信IDを、セッション管理テーブル(図8E参照)から読み出す(ステップS213−9)。この処理は、ステップS213−8において、交換要求元の通信相手の通信IDを読み出す処理と同様であるので説明を省略する。
続いて、図29に戻って、要求に係る交換が許可された場合について説明する。まず、送受信部51は、ステップS213−8又はステップS213−9で通信IDが読み出された現在の通信相手の各端末(10aa,10ca)へ、通信相手の交換を示す交換通知を送信する(ステップS214−1,S214−2)。交換通知には、交換通知の送信先において、新たな通信相手となる端末(10db又は10da)の通信ID「01db又は01da」が含まれている。
上記の交換通知は、各端末(10aa,10ca)の送受信部21によってそれぞれ受信される。送受信部21によって交換通知が受信されると、各端末(10aa,10ca)の表示制御部24は、通信相手であるオペレータの交代中であることを示すメッセージをディスプレイ(120aa,120ca)へ出力させる(ステップS215−1,2)。なお、図31は、ステップS215−1におけるディスプレイ120aaの表示例を示す図である。
上記の交換通知を受信した各端末(10aa,10ca)では、送受信部11が、自動的に、現在の通信相手の端末(10db又は10da)との間の通信を終了する旨を示す終了要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS216−1,2)。それぞれの終了要求情報には、終了要求元の端末(10aa又は10ca)の通信ID「01aa又は01ca」)、端末(10aa又は10ca)が現在参加しているコンテンツデータ用セッションを識別するためのセッションID、及び、終了要求を示す管理情報「Leave」が含まれている。
各終了要求情報を受信した管理システム50では、セッション制御部58が、端末(10aa,10db)間のコンテンツデータ用セッションsed、及び、端末(10ca,10da)間のコンテンツデータ用セッションsedを、それぞれ切断させる制御を開始する(ステップS217−1,2)。この場合、管理システム50の送受信部51は、セッション制御部58による制御に基づいて、中継装置30へ、各端末(10aa,10db又は10ca,10da)との接続を切断させる要求を送信する。また、セッション制御部58による制御に基づいて、管理部53は、図10Bの状態遷移規則に従い、端末管理テーブルで管理されている各端末(10aa,10db又は10ca,10da)の各稼働状態を「None」に変更する。なお、コンテンツデータ用セッションsedを終了させる方法は、上記に限らず、例えば、特開2012−50063号公報に記載の方法などの公知の方法を用いることもできる。
コンテンツデータ用セッションsedの切断の処理が両方とも完了すると、送受信部51は、終了の要求に基づく処理が完了したことを示す完了通知を、要求元の各端末(10aa,10ca)へ送信する(ステップS218−1,2)。完了通知を受信した各端末(10aa,10ca)では、送受信部11が、自動的に、新たな通信相手との通信の開始の要求を示す開始要求情報を管理システム50へ送信する(ステップS219−1,S219−2)。各開始要求情報には、開始要求元として自端末10の通信ID、宛先としてステップS214−1又はS214−2で受信した新たな通信相手の通信ID、及び、参加制限のある通信の開始の要求を示す管理情報「Private Invite」が含まれている。
各開始要求情報が管理システム50の送受信部51によって受信されると、セッション制御部58は、ステップS76乃至S82の処理と同様にして、端末(10aa,10da)間及び端末(10ca,10db)間のコンテンツデータ用セッションsedの確立を制御する(ステップS220−1,2)。この場合、送受信部51は、管理システム50のセッション制御部58による制御に基づいて、端末(10aa,10da及び10ca,10da)へ、中継装置30へ新たに接続するための中継装置接続情報を送信する。これにより、端末(10aa,10da及び10ca,10da)を中継装置30に接続させる。また、送受信部51は、中継装置30へ、端末(10aa,10da)間及び端末(10ca,10db)間のコンテンツデータの中継の開始を要求する。更に、管理部53は、セッション制御部58による制御に基づいて、図10Bの状態遷移規則に従い、端末管理テーブルで管理されている各端末(10aa,10da又は10ca,10db)の各稼働状態を「Private Busy」に変更する。なお、コンテンツデータ用セッションsedを新たに確立させる方法は、上記に限られず、例えば、特開2012−50063号公報に記載の方法などの公知の方法を用いることもできる。各コンテンツデータ用セッションsedが新たに確立されると、各端末(10aa又は10ca)は、新たな通信相手である端末(10da又は10db)との間でコンテンツデータを送受信することができるようになる。
<<応用例の補足>>
上記の実施形態では、管理システム50は、グループ(コールセンター)を構成するオペレータ側の端末10へグループ情報を送信し、交換要求先を選択させる構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、管理システム50は、オペレータ側の端末10の通信相手であるユーザ側の端末10aaへグループ情報を送信し、ユーザ側の端末10において交換要求先を選択させても良い。この場合、ステップS203において、管理システム50の送受信部51は、端末10aaへグループ情報を送信する。その後、端末10aaにステップ(S211,S212)を実行させることにより、上記の処理を実現することができる。
本国際特許出願は2014年7月22日に出願した日本国特許出願第2014−148644号および2015年4月14日に出願した日本国特許出願第2015−082590号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2014−148644号および日本国特許出願第2015−082590号の全内容を本願に援用する。
10 端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 表示制御部
19 記憶・読出部
21 送受信部
22 起動部
23 作成部
24 表示制御部
25 機能実行部
29 記憶・読出部
30 中継装置
50 管理システム
51 送受信部
52 認証部
53 管理部
58 セッション制御部
59 記憶・読出部
5000 記憶部
5001 認証管理DB
5002 端末管理DB
5003 アプリ利用可否管理DB
5004 宛先リスト管理DB
5005 セッション管理DB
5009 状態変更管理DB
5010 グループ情報管理DB
5011 グループ状態管理DB
5012 待機情報管理DB

Claims (9)

  1. 通信端末の要求に応じて、前記通信端末と他の通信端末との間で情報を送信するためのセッションの確立を制御するセッション制御手段と、
    第1の通信端末と第2の通信端末との間で情報を送信するための第1のセッション、及び、第3の通信端末と第4の通信端末との間で情報を送信するための第2のセッションがそれぞれ確立されてから、前記第1の通信端末と前記第4の通信端末との間の通信の開始の要求を受け付ける開始要求受付手段とを有し、
    前記セッション制御手段は、前記開始要求受付手段によって、前記通信の開始の要求が受け付けられた場合、前記第1のセッション及び前記第2のセッションをそれぞれ切断させる一方で、前記第2の通信端末と前記第3の通信端末との間で情報を送信するためのセッション、及び、前記第1の通信端末と前記第4の通信端末との間で情報を送信するためのセッションをそれぞれ確立することを特徴とする制御システム。
  2. 前記通信端末毎に、該通信端末の状態を示す状態情報を管理する状態情報管理手段と、
    前記通信端末毎の前記状態情報を前記通信端末へ送信する状態情報送信手段と、をさらに有しており、
    前記開始要求受付手段は、前記状態情報の送信先の前記通信端末から、前記通信の開始の要求を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記開始要求受付手段によって、前記第3の通信端末から前記通信の開始の要求が受け付けられた場合、通信相手が変更される旨を示す変更情報を、前記第2の通信端末および前記第4の通信端末へ送信する変更情報送信手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御システム。
  4. 前記第2の通信端末に送信される前記変更情報には、第3の通信端末の識別情報が含まれ、前記第4の通信端末に送信される前記変更情報には、第1の通信端末の識別情報が含まれていることを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  5. 請求項2に記載の制御システムと接続され、かつ、前記制御システムによって送信された、前記通信端末毎の前記状態情報を受信する状態情報受信手段と、
    前記通信端末毎の前記状態情報に基づいて、前記通信端末毎の状態を示す情報の表示を制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段により表示が制御された情報に基づいて、前記通信端末の選択を受け付ける選択受付手段であって、当該通信端末が前記第3の通信端末に対応する場合、前記第4の通信端末との間で前記第2のセッションを確立した状態で、前記第4の通信端末との間で新たにセッションを確立すべき通信端末として、前記第2の通信端末との間で前記第1のセッションを確立している前記第1の通信端末の選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記選択受付手段により選択が受け付けられた前記通信端末を識別する情報を含む前記通信の開始要求を、前記制御システムに送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする通信端末。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御システムと、
    前記通信端末と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  7. 通信端末の要求に応じて、前記通信端末と他の通信端末との間で情報を送信するためのセッションの確立を制御する制御システムの制御方法であって、
    第1の通信端末と第2の通信端末との間で情報を送信するための第1のセッション、及び、第3の通信端末と第4の通信端末との間で情報を送信するための第2のセッションがそれぞれ確立されてから、前記第1の通信端末と前記第4の通信端末との間の通信の開始の要求を受け付けるステップと、
    前記通信の開始の要求が受け付けられてから、前記第1のセッション及び前記第2のセッションをそれぞれ切断させる一方で、前記第2の通信端末と前記第3の通信端末との間で情報を送信するためのセッション、及び、前記第1の通信端末と前記第4の通信端末との間で情報を送信するためのセッションをそれぞれ確立するステップと、
    を、有することを特徴とする制御方法。
  8. コンピュータを、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御システムとして機能させるプログラム。
  9. コンピュータを、
    請求項5に記載の通信端末として機能させるプログラム。
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