JP2005064860A - コールセンタ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インターネットTV電話2から発信された接続要求信号を受信すると、自動呼分配部13のオペレータ管理部54がオペレータ端末11のオペレータ状態表を参照して、現在着信可能なオペレータ端末11を選択し、そのオペレータ端末11とインターネットTV電話2間に、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを開設する。
【選択図】 図1
Description
以降、オペレータ端末と電話機は、互いに音声信号を送受信することができるようになる(例えば、特許文献1参照)。
図1はこの発明の実施の形態1によるコールセンタ装置を示す構成図であり、図において、コールセンタ装置1は複数のオペレータ端末11を収納しており、インターネット網3を介して、任意のオペレータ端末11とインターネットTV電話(テレビ電話)2を接続する機能を備えている。また、ISDN網5を介して、任意のオペレータ端末11とTV電話(テレビ電話)4を接続する機能を備えている。
オペレータ端末11はインターネットTV電話2又はTV電話4と接続されると、インターネットTV電話2又はTV電話4と映像信号及び音声信号を送受信する。ゲートウェイ部12はISDN網5とローカルエリアネットワーク(以下、LANという)14間のプロトコルの相違を調整して、TV電話4との接続を可能にする。自動呼分配部13は複数のオペレータ端末11のうち、現在着信可能なオペレータ端末11を選択する。
データ処理部29は各種のデータ処理を実施する。映像処理部30,31はインターネットTV電話2又はTV電話4から送信された映像信号である映像パケットデータをアナログの映像データに変換してディスプレイ23に出力する一方、カメラ24から出力されたアナログの映像データを映像パケットデータに変換する。音声処理部32はインターネットTV電話2又はTV電話4から送信された音声信号である音声パケットデータをアナログの音声データに変換してスピーカー25に出力する一方、マイクロフォン26から出力されたアナログの音声データを音声パケットデータに変換する。
なお、記憶部51及びオペレータ管理部54は使用状況管理手段を構成し、オペレータ管理部54は端末選択手段を構成している。
オペレータがオペレータ端末11の使用を開始する際して、オペレータ端末11の登録処理を実施する必要があるので、最初にオペレータ端末11の登録処理について説明する。
オペレータは、使用を開始するオペレータ端末11のキーボード21やマウス22を操作して、自己の名前(以下、オペレータ名という)を入力する。
オペレータ端末11のデータ処理部29は、キーボード21やマウス22から入力されたオペレータ名をプロトコル処理部28に出力する。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、データ処理部29からオペレータ名を受けると、LANインタフェース部27を介して、オペレータ名とオペレータ端末11のIPアドレスを含む登録要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53からオペレータ名とIPアドレスを受けると、記憶部51に記憶されているオペレータ状態表の中に、そのオペレータ名と同一のオペレータ名が登録されているか否かを判断する。
一方、同一のオペレータ名が登録されていない場合には、そのオペレータ名を新たにオペレータ状態表に登録する。そして、そのオペレータ名に対応するオペレータ状態の欄に“待機中”を記録するとともに、そのオペレータ名に対応するIPアドレスの欄にプロトコル処理部53から受けたIPアドレスを記録する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、上記の記録が完了すると、登録応答をプロトコル処理部53に出力する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54から登録応答を受けると、LANインタフェース部52を介して、登録が完了したことを示す登録応答メッセージを登録対象のオペレータ端末11に送信する。
オペレータ端末11のデータ処理部29は、プロトコル処理部28から登録応答メッセージを受けると、映像処理部30を介して、その登録応答メッセージをディスプレイ23に表示する。
これにより、以降、オペレータは、オペレータ端末11の使用を開始することができるようになる。
まず、インターネットTV電話2は、インターネット網3を介して、音声ポート番号と映像ポート番号の他、インターネットTV電話2の音声能力及び映像能力を含む接続要求メッセージ(接続要求信号)をコールセンタ装置1に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53からオペレータ割当要求を受けると、記憶部51に記憶されているオペレータ状態表を参照して、現在着信可能なオペレータ端末11を選択する。
1)オペレータ状態が“待機中”であるオペレータ端末11のうち、最も表の上側に記録されているオペレータ端末11を選択する。
2)オペレータ状態が“待機中”であるオペレータ端末11のうち、最後に登録されたオペレータ端末11を選択する。
3)オペレータ状態が“待機中”であるオペレータ端末11のうち、オペレータの総通話回数が少ないオペレータ端末11を選択する。
4)オペレータ状態が“待機中”であるオペレータ端末11のうち、オペレータの総通話時間が短いオペレータ端末11を選択する。
5)オペレータ状態が“待機中”であるオペレータ端末11のうち、直前の待ち時間が最も長いオペレータ端末11を選択する。
そして、オペレータ管理部54は、オペレータ状態表から当該オペレータ端末11のオペレータ名とIPアドレスを取得し、そのオペレータ名とIPアドレスをプロトコル処理部53に出力する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54からオペレータ名とIPアドレスを受けると、そのオペレータ名とIPアドレスを有するオペレータ端末11に対して、先にLANインタフェース部52が受信している接続要求メッセージを送信する。
オペレータ端末11のデータ処理部29は、プロトコル処理部28から接続要求メッセージを受けると、映像処理部30を介して、着信状態であることをディスプレイ23に表示する。
これにより、オペレータがオペレータ端末11のキーボード21やマウス22を使用して、着信を受け入れる操作を行うと、データ処理部29が着信許可をプロトコル処理部28に出力する。
そして、プロトコル処理部28は、通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、インターネットTV電話2の音声ポート番号と、音声処理部32の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、インターネットTV電話2の映像ポート番号と、映像処理部30の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
また、オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、通信時に適用する音声能力と映像能力を示す選択結果と、音声処理部32の音声ポート番号と、映像処理部30の映像ポート番号とを記述した確認応答メッセージを作成し、LANインタフェース部27を介して、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
インターネットTV電話2は、自動呼分配部13から確認応答メッセージを受信すると、その確認応答メッセージに含まれている内容を参照し、通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、インターネットTV電話2の音声ポート番号と、オペレータ端末11の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、インターネットTV電話2の映像ポート番号と、オペレータ端末11の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
なお、インターネットTV電話2から送信された音声信号である音声パケットデータは、オペレータ端末11のLANインタフェース部27が受信して、音声処理部32がアナログの音声データに変換してスピーカー25に出力する。また、マイクロフォン26から入力されたオペレータの音声であるアナログの音声データは、オペレータ端末11の音声処理部32が音声パケットデータに変換し、LANインタフェース部27が音声パケットデータをインターネットTV電話2に送信する。
また、インターネットTV電話2から送信された映像信号である映像パケットデータは、オペレータ端末11のLANインタフェース部27が受信して、映像処理部30がアナログの映像データに変換してディスプレイ23に表示する。また、カメラ24により撮像された映像であるアナログの映像データは、オペレータ端末11の映像処理部30が映像パケットデータに変換し、LANインタフェース部27が映像パケットデータをインターネットTV電話2に送信する。
インターネットTV電話2は、オペレータとの通話を終了すると、先に開設している音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを閉設し、音声パケットデータと映像パケットデータのデータ送受信を停止する。
ただし、インターネットTV電話2は、オペレータとの通話を終了する際、切断要求メッセージをコールセンタ装置1の自動呼分配部13に送信する。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、LANインタフェース部27が切断要求メッセージを受信すると、先に開設している音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを閉設し、音声パケットデータと映像パケットデータのデータ送受信を停止するとともに、マイクロフォン26、スピーカー25及びカメラ24の入出力を停止し、TV電話通話が切断されたことをディスプレイ23に表示する。
また、プロトコル処理部28は、TV電話通話が切断されたことを示す確認応答メッセージを作成し、LANインタフェース部27を介して、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から確認応答メッセージを受けると、記憶部51に記憶されているオペレータ状態表において、TV電話通話を終了するオペレータ端末11のオペレータ状態を“待機中”に変更し、通話終了時刻の欄に現在時刻を記録する。また、総通話時間に対して通話終了時刻と通話開始時刻の差を加算し、総通話回数に“1”を加算する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54の処理が終了すると、LANインタフェース部52を介して、確認応答メッセージをインターネットTV電話2に送信する。
これにより、インターネットTV電話2とオペレータ端末11間のTV電話通話が切断される。
なお、オペレータ端末11とインターネットTV電話2間に、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを開設する際、現在着信可能なオペレータ端末11を選択するので、オペレータが応答できる確率を高めることができる効果も奏する。
上記実施の形態1では、インターネットTV電話2とオペレータ端末11間のTV電話通話が確立するものについて示したが、この実施の形態2では、TV電話4とオペレータ端末11間のTV電話通話が確立するものについて説明する。
最初に、相手のTV電話4からコールセンタ装置1に接続要求信号が送信されて、TV電話通話が確立される場合の処理内容を説明する。
まず、TV電話4は、ISDN網5を介して、Q.931呼設定メッセージ(接続要求信号)をコールセンタ装置1に送信する。
TV電話4は、呼が確立されると、H.245手順にしたがってH.245端末能力設定要求をゲートウェイ部12に送信する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4からH.245端末能力設定要求を受信すると、TV電話4の音声能力及び映像能力をLANプロトコルに変換し、その変換値と、音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、映像パケット形式変換部46の映像ポート番号とを含む接続要求メッセージを作成し、LANインタフェース部47を介して、その接続要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53からオペレータ割当要求を受けると、上記実施の形態1と同様にして、現在着信可能なオペレータ端末11を選択する。
また、オペレータ管理部54は、現在着信可能なオペレータ端末11を選択すると、上記実施の形態1と同様に、そのオペレータ端末11に対応するオペレータ状態を“使用中”に変更するとともに、そのオペレータ端末11に対応する通話開始時刻の欄に現在の時刻を記録する。
そして、オペレータ管理部54は、オペレータ状態表から当該オペレータ端末11のオペレータ名とIPアドレスを取得し、そのオペレータ名とIPアドレスをプロトコル処理部53に出力する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54からオペレータ名とIPアドレスを受けると、そのオペレータ名とIPアドレスを有するオペレータ端末11に対して、先にLANインタフェース部52が受信している接続要求メッセージを送信する。
オペレータ端末11のデータ処理部29は、プロトコル処理部28から接続要求メッセージを受けると、上記実施の形態1と同様に、映像処理部30を介して、着信状態であることをディスプレイ23に表示する。
これにより、オペレータがオペレータ端末11のキーボード21やマウス22を使用して、着信を受け入れる操作を行うと、データ処理部29が着信許可をプロトコル処理部28に出力する。
そして、プロトコル処理部28は、通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、ゲートウェイ部12における音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、音声処理部32の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、ゲートウェイ部12における映像パケット形式変換部46の映像ポート番号と、映像処理部30の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
また、オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、通信時に適用する音声能力と映像能力を示す選択結果と、音声処理部32の音声ポート番号と、映像処理部30の映像ポート番号とを記述した確認応答メッセージを作成し、LANインタフェース部27を介して、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、LANインタフェース部47が自動呼分配部13から確認応答メッセージを受信すると、その確認応答メッセージに含まれている通信時に適用する音声能力及び映像能力をH.245端末能力要求に変換し、ISDNインタフェース部41を介して、そのH.245端末能力要求をTV電話4に送信する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4から音声論理チャネル開設要求を受信すると、音声パケット形式変換部45とTV電話4との間で音声論理チャネルを開くとともに、音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、オペレータ端末11の音声処理部32の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。
また、ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4から映像論理チャネル開設要求を受信すると、映像パケット形式変換部46とTV電話4との間で映像論理チャネルを開くとともに、映像パケット形式変換部46の映像ポート番号と、オペレータ端末11の映像処理部30の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
なお、TV電話4から送信された音声論理チャネルの音声信号は、ゲートウェイ部12の音声パケット形式変換部45が音声パケットデータに変換し、オペレータ端末11の音声処理部32が当該音声パケットデータをアナログの音声データに変換してスピーカー25に出力する。また、マイクロフォン26から入力されたオペレータの音声であるアナログの音声データは、オペレータ端末11の音声処理部32が音声パケットデータに変換し、ゲートウェイ部12の音声パケット形式変換部45が当該音声パケットデータを音声論理チャネルの音声信号に変換してTV電話4に送信する。
また、TV電話4から送信された映像論理チャネルの映像信号は、ゲートウェイ部12の映像パケット形式変換部46が映像パケットデータに変換し、オペレータ端末11の映像処理部30が当該映像パケットデータをアナログの映像データに変換してディスプレイ23に表示する。また、カメラ24により撮像された映像であるアナログの映像データは、オペレータ端末11の映像処理部30が映像パケットデータに変換し、ゲートウェイ部12の映像パケット形式変換部46が当該映像パケットデータを映像論理チャネルの映像信号に変換してTV電話4に送信する。
TV電話4は、オペレータとの通話を終了すると、Q.931開放メッセージをゲートウェイ部12に送信する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4からQ.931開放メッセージを受信すると、音声論理チャネルと映像論理チャネルを閉じて、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルでのデータ送受信を停止し、切断要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、LANインタフェース部27が切断要求メッセージを受信すると、上記実施の形態1と同様に、先に開設している音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを閉設し、音声パケットデータと映像パケットデータのデータ送受信を停止するとともに、マイクロフォン26、スピーカー25及びカメラ24の入出力を停止し、TV電話通話が切断されたことをディスプレイ23に表示する。
また、プロトコル処理部28は、TV電話通話が切断されたことを示す確認応答メッセージを作成し、LANインタフェース部27を介して、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から確認応答メッセージを受けると、上記実施の形態1と同様に、記憶部51に記憶されているオペレータ状態表において、TV電話通話を終了するオペレータ端末11のオペレータ状態を“待機中”に変更し、通話終了時刻の欄に現在時刻を記録する。また、総通話時間に対して通話終了時刻と通話開始時刻の差を加算し、総通話回数に“1”を加算する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54の処理が終了すると、LANインタフェース部52を介して、確認応答メッセージをゲートウェイ部12に送信する。
これにより、TV電話4とオペレータ端末11間のTV電話通話が切断される。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、ISDN網5に接続されているTV電話4であっても、インターネットTV電話2と同様に、現在着信可能なオペレータ端末11と接続してTV電話通信を行うことができる効果を奏する。
上記実施の形態1では、インターネットTV電話2からの接続要求にオペレータ端末11が応答するものについて示したが、オペレータ端末11からの接続要求にインターネットTV電話2が応答するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、データ処理部29からインターネットTV電話2の電話番号を受けると、インターネットTV電話2と、オペレータ端末11のオペレータ名及びIPアドレスと、音声処理部32の音声ポート番号及び音声能力と、映像処理部30の映像ポート番号及び映像能力とを含む接続要求メッセージ(接続要求信号)を自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53からオペレータ端末11のオペレータ名を受けると、記憶部51に記憶されているオペレータ状態表の中に、そのオペレータ名と同一のオペレータ名が登録されているか否かを判断する。
そして、同一のオペレータ名が登録されている場合には、そのオペレータ名に対応するオペレータ状態を“使用中”に変更するとともに、そのオペレータ名に対応する通話開始時刻の欄に現在の時刻を記録する。
インターネットTV電話2は、自動呼分配部13から接続要求メッセージを受信すると、接続要求メッセージに記述されているオペレータ端末11の音声能力及び映像能力と、インターネットTV電話2の音声能力及び映像能力とを比較して、通信時に適用する音声能力及び映像能力を選択する。
そして、インターネットTV電話2は、通信時に適用する音声能力及び映像能力と、インターネットTV電話2の音声ポート番号及び映像ポート番号とを含む確認応答メッセージを作成し、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、LANインタフェース部27が確認応答メッセージを受信すると、その確認応答メッセージに含まれている通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、インターネットTV電話2の音声ポート番号と、音声処理部32の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、インターネットTV電話2の映像ポート番号と、映像処理部30の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
これにより、インターネットTV電話2とオペレータ端末11間にTV電話通話が確立される。
この実施の形態3によれば、オペレータ端末11から接続要求が発信される場合でも、上記実施の形態1と同様にして、インターネットTV電話2とオペレータ端末11間にTV電話通話を確立することができる効果を奏する。
上記実施の形態2では、TV電話4からの発信要求にオペレータ端末11が応答するものについて示したが、オペレータ端末11からの発信要求にTV電話4が応答するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、データ処理部29からTV電話4の電話番号を受けると、TV電話4の電話番号と、オペレータ端末11のオペレータ名及びIPアドレスと、音声処理部32の音声ポート番号及び音声能力と、映像処理部30の映像ポート番号及び映像能力とを含む接続要求メッセージ(接続要求信号)を自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53からオペレータ端末11のオペレータ名を受けると、記憶部51に記憶されているオペレータ状態表の中に、そのオペレータ名と同一のオペレータ名が登録されているか否かを判断する。
そして、同一のオペレータ名が登録されている場合には、そのオペレータ名に対応するオペレータ状態を“使用中”に変更するとともに、そのオペレータ名に対応する通話開始時刻の欄に現在の時刻を記録する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、LANインタフェース部47が接続要求メッセージを受信すると、その接続要求メッセージに記述されているTV電話4の電話番号を用いて、Q.941呼設定メッセージをISDNインタフェース部41を介してTV電話4に送信する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がQ.931接続メッセージを受信すると、TV電話4とゲートウェイ部12間の呼が確立される。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がH.245端末能力設定要求を受信すると、そのH.245端末能力設定要求に記述されているTV電話4の音声能力及び映像能力と、接続要求メッセージに記述されているオペレータ端末11の音声能力及び映像能力とを比較して、通信時に適用する音声能力及び映像能力を選択する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、通信時に適用する音声能力及び映像能力を示すH.245端末能力要求を作成し、ISDNインタフェース部41を介して、そのH.245端末能力要求をTV電話4に送信する。また、通信時に適用する音声能力及び映像能力と、音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、映像パケット形式変換部46の映像ポート番号とを含む確認応答メッセージを作成し、LANインタフェース部47を介して、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、LANインタフェース部27が確認応答メッセージを受信すると、その確認応答メッセージに含まれている通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、音声処理部32の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、映像パケット形式変換部46の映像ポート番号と、映像処理部30の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4から音声論理チャネル開設要求を受信すると、音声パケット形式変換部45とTV電話4との間で音声論理チャネルを開くとともに、音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、オペレータ端末11の音声処理部32の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。
また、ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4から映像論理チャネル開設要求を受信すると、映像パケット形式変換部46とTV電話4との間で映像論理チャネルを開くとともに、映像パケット形式変換部46の映像ポート番号と、オペレータ端末11の映像処理部30の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
この実施の形態4によれば、オペレータ端末11から接続要求が発信される場合でも、上記実施の形態2と同様にして、TV電話4とオペレータ端末11間にTV電話通話を確立することができる効果を奏する。
図5はこの発明の実施の形態5によるコールセンタ装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
自動応答装置である自動応答部15は予め設定された手順で映像信号と音声信号を送受信する機能を備えている。
図6は自動応答部15の内部構成を示す構成図であり、図において、LANインタフェース部61はLAN14に対する接続処理を実施し、プロコトル処理部62は呼制御プロトコルを処理する。音声処理部63は音声やDTMFなどの音響信号や、DTMFが符号化された符号による信号を認識する認識部63aを有し、音声パケットデータの処理を実施する。映像処理部64は映像パケットデータの処理を実施する。
記憶部65はマルチメディア情報や通話録音情報や通話録画情報を記憶するとともに、そのマルチメディア情報の出力順序とTV電話4からの信号による制御方法が記述されたシナリオ情報を記憶している。シナリオ制御部66は記憶部65に記憶されているシナリオ情報を読み出して、そのマルチメディア情報の送出を行う。
具体的には下記の通りである。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から自動応答部割当要求を受けると、記憶部51に記憶されてい自動応答部管理表を参照して、現在着信可能である“待機中”の自動応答部15のポート番号を検索する。
そして、現在着信可能なポート番号を検索すると、そのポート番号に対応する自動応答状態を“使用中”に変更するとともに、そのポート番号に対応する開始時刻の欄に現在時刻を記録し、そのポート番号を含む自動応答部割当結果をプロトコル処理部53に出力する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54から自動応答部割当結果を受けると、LANインタフェース部52を介して、その自動応答部割当結果と接続要求メッセージを自動応答部15に送信する。
そして、プロトコル処理部62は、通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、インターネットTV電話2の音声ポート番号と、音声処理部63の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、インターネットTV電話2の映像ポート番号と、映像処理部64の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
また、自動応答部15のプロトコル処理部62は、通信時に適用する音声能力と映像能力を示す選択結果と、音声処理部63の音声ポート番号と、映像処理部64の映像ポート番号とを記述した確認応答メッセージを作成し、LANインタフェース部61を介して、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
インターネットTV電話2は、自動呼分配部13から確認応答メッセージを受信すると、その確認応答メッセージに含まれている内容を参照し、通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、インターネットTV電話2の音声ポート番号と、音声処理部63の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、インターネットTV電話2の映像ポート番号と、映像処理部64の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
これにより、インターネットTV電話2と自動応答部15間にTV電話通話が確立される。
そして、シナリオ制御部66は、そのマルチメディア情報に含まれている音声データを音声処理部63に出力し、そのマルチメディア情報に含まれている映像データを映像処理部64に出力する。
映像処理部64は、シナリオ制御部66から映像データを受けると、その映像データをパケット形式に変換して映像パケットデータチャネルに出力する。
音声処理部63の認識部63aは、音声パケットデータチャネルから受信した音声パケットデータを常に監視して、相手のインターネットTV電話2から送信された音声やDTMFなどの音響信号や、DTMFが符号化された符号による信号を認識し、その認識信号をシナリオ制御部66に出力する。
これにより、相手のインターネットTV電話2から送信された音声等によって、自動応答部15から送信されるマルチメディア情報の出力内容を変更することができるので、インターネットTV電話2の使用者の要求に応じた情報提供が可能となる。
自動応答部15のシナリオ制御部66は、現在実行しているシナリオ情報にオペレータ接続要求が記述してあり、それに対応した信号が入力されると、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルのデータ入出力を停止し、転送要求をプロトコル処理部62に出力する。
自動応答部15のプロトコル処理部62は、シナリオ制御部66から転送要求を受けると、転送要求メッセージを作成して自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から自動応答部開放要求を受けると、自動応答部管理表の該当するポート番号の自動応答状態を“待機中”に変更し、自動応答部開放結果をプロトコル処理部53に出力する。
また、自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、LANインタフェース部52を介して、その転送要求メッセージをインターネットTV電話2に送信する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、LANインタフェース部52がインターネットTV電話2から転送応答メッセージを受信すると、その転送応答メッセージを自動応答部15に送信する。
自動応答部15のプロトコル処理部62は、LANインタフェース部61が転送応答メッセージを受信すると、転送が終了したことを認識する。
図7はこの発明の実施の形態6によるコールセンタ装置を示す構成図であり、図において、図5と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
代理中継部16はオペレータ端末11、自動呼分配部13及び自動応答部15と、インターネットTV電話2とが送受信する信号を中継する中継手段を構成している。
図8は代理中継部16の内部構成を示す構成図であり、図において、インターネットインタフェース部71はインターネット網3に対する接続処理を実施し、代理中継処理部72はインターネット網3とLAN14間で音声映像通信プロトコルを代理中継する。
呼制御プロトコル代理中継部73はインターネット網3とLAN14における呼制御プロトコルの代理中継を実施し、音声パケット代理中継部74はインターネット網3とLAN14における音声データの代理中継を実施し、映像パケット代理中継部75はインターネット網3とLAN14における映像データの代理中継を実施する。LANインタフェース部76はLAN14に対する接続処理を実施する。
この実施の形態6では、インターネットTV電話2がTV電話転送機能を持たない場合でも、代理中継部16を用いて、オペレータ端末11にTV電話通話を転送できるようにしている。
具体的には下記の通りである。
コールセンタ装置1における代理中継部16の呼制御プロトコル代理中継部73は、インターネットインタフェース部71が接続要求メッセージを受信すると、その接続要求メッセージに記述されているインターネットTV電話2のIPアドレスを代理中継部16のIPアドレスに書き換えるとともに、インターネットTV電話2の音声ポート番号と映像ポート番号を代理中継部16の音声ポート番号と映像ポート番号に書き換える。
そして、呼制御プロトコル代理中継部73は、LANインタフェース部76を介して、書き換え後の接続要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から自動応答部割当要求を受けると、記憶部51に記憶されている自動応答部管理表を参照して、現在着信可能である“待機中”の自動応答部15のポート番号を検索する。
そして、現在着信可能なポート番号を検索すると、そのポート番号に対応する自動応答状態を“使用中”に変更するとともに、そのポート番号に対応する開始時刻の欄に現在時刻を記録し、そのポート番号を含む自動応答部割当結果をプロトコル処理部53に出力する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54から自動応答部割当結果を受けると、LANインタフェース部52を介して、その自動応答部割当結果と接続要求メッセージを自動応答部15に送信する。
そして、プロトコル処理部62は、通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、代理中継部16の音声ポート番号と、音声処理部63の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、代理中継部16の映像ポート番号と、映像処理部64の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
また、自動応答部15のプロトコル処理部62は、通信時に適用する音声能力と映像能力を示す選択結果と、音声処理部63の音声ポート番号と、映像処理部64の映像ポート番号とを記述した確認応答メッセージを作成し、LANインタフェース部61を介して、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
代理中継部16の呼制御プロトコル代理中継部73は、LANインタフェース部76が確認応答メッセージを受信すると、その確認応答メッセージに含まれている内容を参照し、音声パケット代理中継部74の音声ポート番号と、インターネットTV電話2の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設し、映像パケット代理中継部75の映像ポート番号と、インターネットTV電話2の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
また、呼制御プロトコル代理中継部73は、その確認応答メッセージに記述されている代理中継部16のIPアドレスをインターネットTV電話2のIPアドレスに書き換えるとともに、代理中継部16の音声ポート番号と映像ポート番号をインターネットTV電話2の音声ポート番号と映像ポート番号に書き換える。
そして、呼制御プロトコル代理中継部73は、インターネットインタフェース部71を介して、書き換え後の確認応答メッセージをインターネットTV電話2に送信する。
この後、上記実施の形態5において、自動応答部15がインターネットTV電話2に対して自動的に応答する場合と同様にして、自動応答部15がインターネットTV電話2に応答する。
自動応答部15のシナリオ制御部66は、現在実行しているシナリオ情報にオペレータ接続要求が記述してあり、それに対応した信号が入力されると、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルのデータ入出力を停止し、転送要求をプロトコル処理部62に出力する。
自動応答部15のプロトコル処理部62は、シナリオ制御部66から転送要求を受けると、転送要求メッセージを作成して自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から自動応答部開放要求を受けると、自動応答部管理表の該当するポート番号の自動応答状態を“待機中”に変更し、自動応答部開放結果をプロトコル処理部53に出力する。
また、自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、LANインタフェース部52を介して、その転送要求メッセージを代理中継部16に送信する。
この後、上記実施の形態1において、インターネットTV電話2とオペレータ端末11間で、TV電話通話が確立される場合と同様にして、代理中継部16とオペレータ端末11間で、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを確立する。
代理中継部16の呼制御プロトコル代理中継部73は、代理中継部16とオペレータ端末11間で確立した音声パケットデータチャネル及び映像パケットデータチャネルと、インターネットTV電話2と代理中継部16間に確立して保持している音声パケットデータチャネル及び映像パケットデータチャネルとの間で、音声及び映像データの代理中継を開始することにより、インターネットTV電話2とオペレータ端末11との間でTV電話通話が確立される。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、LANインタフェース部52が転送応答メッセージを受信すると、LANインタフェース部52を介して、その転送応答メッセージを自動応答部15に送信する。
自動応答部15のプロトコル処理部62は、LANインタフェース部61が転送応答メッセージを受信すると、転送が終了したことを認識する。
上記実施の形態6では、代理中継部16が自動応答部15からオペレータ端末11にTV電話通話を転送するものについて示したが、音声パケット代理中継部74がインターネットTV電話2から送信された音声パケットデータを自動応答部15又はオペレータ端末11に中継する際に、その音声パケットデータを記憶部74aに記録する一方、自動応答部15又はオペレータ端末11から送信された音声パケットデータをインターネットTV電話2に中継する際に、その音声パケットデータを記憶部74bに記録するようにしてもよい。
また、映像パケット代理中継部75がインターネットTV電話2から送信された映像パケットデータを自動応答部15又はオペレータ端末11に中継する際に、その映像パケットデータを記憶部75aに記録する一方、自動応答部15又はオペレータ端末11から送信された映像パケットデータをインターネットTV電話2に中継する際に、その映像パケットデータを記憶部75bに記録するようにしてもよい。
上記実施の形態2では、TV電話4とオペレータ端末11間にTV電話通話を確立するものについて示したが、TV電話4と自動応答部15間にTV電話通話を確立するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
TV電話4は、呼が確立されると、H.245手順にしたがってH.245端末能力設定要求をゲートウェイ部12に送信する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4からH.245端末能力設定要求を受信すると、上記実施の形態2と同様に、TV電話4の音声能力及び映像能力をLANプロトコルに変換し、その変換値と、音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、映像パケット形式変換部46の映像ポート番号とを含む接続要求メッセージを作成し、LANインタフェース部47を介して、その接続要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から自動応答部割当要求を受けると、上記実施の形態5と同様に、記憶部51に記憶されてい自動応答部管理表を参照して、現在着信可能である“待機中”の自動応答部15のポート番号を検索する。
そして、現在着信可能なポート番号を検索すると、そのポート番号に対応する自動応答状態を“使用中”に変更するとともに、そのポート番号に対応する開始時刻の欄に現在時刻を記録し、そのポート番号を含む自動応答部割当結果をプロトコル処理部53に出力する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54から自動応答部割当結果を受けると、LANインタフェース部52を介して、その自動応答部割当結果と接続要求メッセージを自動応答部15に送信する。
そして、プロトコル処理部62は、通信時に適用する音声能力と映像能力にしたがって、音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、音声処理部63の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、映像パケット形式変換部46の映像ポート番号と、映像処理部64の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
また、自動応答部15のプロトコル処理部62は、通信時に適用する音声能力と映像能力を示す選択結果と、音声処理部63の音声ポート番号と、映像処理部64の映像ポート番号とを記述した確認応答メッセージを作成し、LANインタフェース部61を介して、その確認応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、LANインタフェース部47が自動呼分配部13から確認応答メッセージを受信すると、上記実施の形態2と同様に、その確認応答メッセージに含まれている通信時に適用する音声能力及び映像能力をH.245端末能力要求に変換し、ISDNインタフェース部41を介して、そのH.245端末能力要求をTV電話4に送信する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4から音声論理チャネル開設要求を受信すると、音声パケット形式変換部45とTV電話4との間で音声論理チャネルを開くとともに、音声パケット形式変換部45の音声ポート番号と、自動応答部15の音声処理部63の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。
また、ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、ISDNインタフェース部41がTV電話4から映像論理チャネル開設要求を受信すると、映像パケット形式変換部46とTV電話4との間で映像論理チャネルを開くとともに、映像パケット形式変換部46の映像ポート番号と、オペレータ端末11の映像処理部30の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
これにより、TV電話4と自動応答部15間にTV電話通話が確立される。
自動応答部15のシナリオ制御部66は、現在実行しているシナリオ情報にオペレータ接続要求が記述してあり、それに対応した信号が入力されると、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルのデータ入出力を停止し、転送要求をプロトコル処理部62に出力する。
自動応答部15のプロトコル処理部62は、シナリオ制御部66から転送要求を受けると、転送要求メッセージを作成して自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から自動応答部開放要求を受けると、自動応答部管理表の該当するポート番号の自動応答状態を“待機中”に変更し、自動応答部開放結果をプロトコル処理部53に出力する。
また、自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、LANインタフェース部52を介して、その転送要求メッセージをゲートウェイ部12に送信する。
この後、上記実施の形態2において、TV電話4とオペレータ端末11との間で、TV電話通話が確立される場合と同様にして、ゲートウェイ部12とオペレータ端末11の間で、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを確立する。
ゲートウェイ部12の呼制御プロトコル変換部44は、LANインタフェース部47を介して、転送応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、LANインタフェース部52が転送応答メッセージを受信すると、LANインタフェース部52を介して、その転送応答メッセージを自動応答部15に送信する。
自動応答部15のプロトコル処理部62は、LANインタフェース部61が転送応答メッセージを受信すると、転送が終了したことを認識する。
上記実施の形態8では、自動応答部15が通話相手の音声や映像に応対し、必要に応じて自動応答部15からTV電話通話をオペレータ端末11に転送するものについて示したが、オペレータからの要求に応じてオペレータ端末11から自動応答部15にTV電話通話を転送するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、データ処理部29から転送要求を受けると、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルのデータ入出力を停止して転送要求メッセージを作成し、LANインタフェース部27を介して、その転送要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53からオペレータ開放要求を受けると、記憶部51に記憶されているオペレータ状態表において、TV電話通話を終了するオペレータ端末11のオペレータ状態を“待機中”に変更し、通話終了時刻の欄に現在時刻を記録する。また、総通話時間に対して通話終了時刻と通話開始時刻の差を加算し、総通話回数に“1”を加算する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54の処理が終了すると、LANインタフェース部52を介して、転送要求メッセージをゲートウェイ部12に送信する。
この後、上記実施の形態8において、TV電話4と自動応答部15との間でTV電話通話を確立する場合と同様にして、ゲートウェイ部12と自動応答部15の間に、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを確立する。
以上で明らかなように、オペレータの要求に応じて、オペレータ端末11からTV電話通話を自動応答部15に転送することができるので、オペレータの通話時間を削減することによる人件費の削減を図ることができる効果を奏する。
上記実施の形態8,9では、自動応答部15とオペレータ端末11間で必要に応じてTV電話通話を転送するものについて示したが、全てのオペレータ端末11が使用中の場合に、自動応答部15が一旦TV電話通話を受けて、オペレータ端末11が空いたとき、そのオペレータ端末11にTV電話通話を転送するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
この際、自動応答部15は、シナリオ情報にしたがって、例えば「混雑中であるためしばらくお待ちください」などのマルチメディア情報をTV電話4に送信する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54から転送起動要求を受けると、LANインタフェース部52を介して、その転送起動要求を自動応答部15に送信する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、LANインタフェース部52が転送要求メッセージを受信すると、以降、上記実施の形態8と同様の手順で、自動応答部15からTV電話通話をオペレータ端末11に転送する。
上記実施の形態4では、オペレータがオペレータ端末11を操作して、TV電話4に接続要求を発信するものについて示したが、オペレータ端末11が発信可能な状態になると、自動的に接続要求をTV電話4に発信するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54から電話番号を受けると、その電話番号を含む発信起動要求メッセージを作成してオペレータ端末11に送信する。
オペレータ端末11のデータ処理部29は、プロトコル処理部28から発信起動要求メッセージを受けると、映像処理部30を介して、電話をかける旨をディスプレイ23に表示する。
データ処理部29は、その発信起動要求に含まれる電話番号を取り出し、以降、上記実施の形態4と同様にして、TV電話4とのTV電話通信を確立する。
上記実施の形態11では、オペレータ端末11が発信可能な状態になると、自動的に接続要求をTV電話4に発信するものについて示したが、自動応答部15が発信可能な状態になると、自動的に接続要求をTV電話4に発信するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54から電話番号を受けると、その電話番号を含む発信起動要求メッセージを作成して自動応答部15に送信する。
以上で明らかなように、この実施の形態12によれば、自動応答部15が自動的に電話を発信することができるので、宣伝など大量の電話を発信する際に、オペレータを必要とせず、人件費を抑制することができる効果を奏する。
上記実施の形態8,9では、自動応答部15とオペレータ端末11間で必要に応じてTV電話通話を転送するものについて示したが、TV電話通話が確立しているオペレータ端末11を他のオペレータ端末11に変更して、TV電話4とのTV電話通信を他のオペレータ端末11に転送するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、データ処理部29から転送要求を受けると、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルのデータ入出力を停止して転送要求メッセージを作成し、LANインタフェース部27を介して、その転送要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53からオペレータ開放要求を受けると、記憶部51に記憶されているオペレータ状態表において、TV電話通話を終了するオペレータ端末11のオペレータ状態を“待機中”に変更し、通話終了時刻の欄に現在時刻を記録する。また、総通話時間に対して通話終了時刻と通話開始時刻の差を加算し、総通話回数に“1”を加算する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54の処理が終了すると、LANインタフェース部52を介して、転送要求メッセージをゲートウェイ部12に送信する。
この後、上記実施の形態2において、TV電話4とオペレータ端末11との間でTV電話通話を確立する場合と同様にして、ゲートウェイ部12と他のオペレータ端末11の間に、音声パケットデータチャネルと映像パケットデータチャネルを確立する。
以上で明らかなように、オペレータの要求に応じて、オペレータ端末11からTV電話通話を他のオペレータ端末11に転送することができるので、例えば、最初のオペレータが回答できないような問い合わせを受けたような場合、他のオペレータに転送することができる。このため、顧客の問合わせについて回答出来ない確率を低減させることができる効果を奏する。
上記実施の形態13では、TV電話通話が確立しているオペレータ端末11を他のオペレータ端末11に変更して、TV電話4とのTV電話通信を他のオペレータ端末11に転送するものについて示したが、TV電話通信の転送と同時に、オペレータが処理中の情報を転送するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
以降、TV電話4とのTV電話通信を他のオペレータ端末11に転送する処理は、上記実施の形態13と同様にして行われるが、ゲートウェイ部12が接続要求メッセージを他のオペレータ端末11に送信する際、上記の入力済みの情報を接続要求メッセージに含めて送信する。
他のオペレータ端末11のデータ処理部29は、TV電話4とのTV電話通信が確立されると、映像処理部30を介して、上記の入力済みの情報をディスプレイ23に表示する。
上記実施の形態1〜14では、オペレ−タ端末11又は自動応答部15のいずれかにTV電話通信を確立するものについて示したが、オペレータ端末11とインターネットTV電話2又はTV電話4間には音声パケットデータチャネルのみを開設し、自動応答部15とインターネットTV電話2又はTV電話4間に映像パケットデータチャネルを開設するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、現在着信可能なオペレータ端末11を選択すると、そのオペレータ端末11に対応するオペレータ状態を“使用中”に変更するとともに、そのオペレータ端末11に対応する通話開始時刻の欄に現在の時刻を記録する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54からオペレータ名とIPアドレスを受けると、接続要求メッセージからインターネットTV電話2の映像能力を記述した部分を削除し、そのオペレータ名とIPアドレスを有するオペレータ端末11に対して、削除後の接続要求メッセージを送信する。
また、自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、自動応答部割当要求をオペレータ管理部54に出力する。
そして、現在着信可能なポート番号を検索すると、そのポート番号に対応する自動応答状態を“使用中”に変更するとともに、そのポート番号に対応する開始時刻の欄に現在時刻を記録し、そのポート番号を含む自動応答部割当結果をプロトコル処理部53に出力する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、オペレータ管理部54から自動応答部割当結果を受けると、接続要求メッセージからインターネットTV電話2の音声能力を記述した部分を削除し、LANインタフェース部52を介して、その自動応答部割当結果と接続要求メッセージを自動応答部15に送信する。
同時に、上記実施の形態5において、自動応答部15がインターネットTV電話2に対して応答する場合と同様にして、自動応答部15が自動呼分配部13に確認応答メッセージを送信するとともに、インターネットTV電話2の映像ポート番号と自動応答部15の映像処理部64の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
インターネットTV電話2は、自動呼分配部13から確認応答メッセージを受信すると、その確認応答メッセージに記述されているオペレータ端末11の音声能力を用いて、インターネットTV電話2の音声ポート番号と、オペレータ端末11の音声処理部32の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設する。また、その確認応答メッセージに記述されている自動応答部15の映像能力を用いて、インターネットTV電話2の映像ポート番号と自動応答部15の映像処理部64のポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
図9はこの発明の実施の形態16によるコールセンタ装置を示す構成図であり、図において、図7と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
分離合成部17はインターネット網3の音声映像通信プロトコルを分離合成する処理を実施する。
図10は分離合成部17の内部構成を示す構成図であり、図において、インターネットインタフェース部81はインターネット網3に対する接続処理を実施し、分離合成処理部82はインターネット網3の音声映像通信プロトコルを分離合成する。呼制御プロトコル処理部83はインターネット網3とLAN14における呼制御プロトコルを処理する。
音声分離合成部84〜86は音声パケットデータの分離合成を実施し、音声ミキサー部87は音声パケットデータのミキシングを行う。映像分離合成部88〜90は映像パケットデータの分離合成を実施し、映像ミキサー部91は映像パケットデータのミキシングを行う。LANインタフェース部92はLAN14に対する接続処理を実施する。
具体的には下記の通りである。
コールセンタ装置1における分離合成部17の呼制御プロトコル処理部83は、インターネットインタフェース部81が接続要求メッセージを受信すると、その接続要求メッセージに記述されているインターネットTV電話2のIPアドレスを分離合成部17のIPアドレスに書き換えるとともに、音声能力に関する記述を送信に関する記述と受信に関する記述に複写し、インターネットTV電話2のそれぞれの音声ポート番号を音声分離合成部84の音声ポート番号に書き換える。
また、映像能力に関する記述を送信に関する記述と受信に関する記述に複写し、インターネットTV電話2のそれぞれの映像ポート番号を映像分離合成部88の映像ポート番号に書き換える。
そして、分離合成部17の呼制御プロトコル処理部83は、LANインタフェース部92を介して、書き換え後の接続要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53からオペレータ割当要求を受けると、上記実施の形態1と同様にして、現在着信可能なオペレータ端末11を選択する。
また、オペレータ管理部54は、現在着信可能なオペレータ端末11を選択すると、上記実施の形態1と同様に、そのオペレータ端末11に対応するオペレータ状態を“使用中”に変更するとともに、そのオペレータ端末11に対応する通話開始時刻の欄に現在の時刻を記録する。
そして、オペレータ管理部54は、オペレータ状態表から当該オペレータ端末11のオペレータ名とIPアドレスを取得し、そのオペレータ名とIPアドレスをプロトコル処理部53に出力する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から自動応答部割当要求を受けると、記憶部51に記憶されている自動応答部管理表を参照して、現在着信可能である“待機中”の自動応答部15のポート番号を検索する。
そして、現在着信可能なポート番号を検索すると、そのポート番号に対応する自動応答状態を“使用中”に変更するとともに、そのポート番号に対応する開始時刻の欄に現在時刻を記録し、そのポート番号を含む自動応答部割当結果をプロトコル処理部53に出力する。
したがって、オペレータ端末11の映像処理部31は、インターネットTV電話2から送信された映像パケットデータを映像データに変換してディスプレイ23に表示するが、カメラ24により撮像された映像データは映像パケットデータに変換せず、映像パケットデータを送信しない。
分離合成部17の呼制御プロトコル処理部83は、LANインタフェース部92が確認応答メッセージを受信すると、音声分離合成部84の音声ポート番号とオペレータ端末11の音声ポート番号との間で音声パケットデータチャネルを開設し、映像分離合成部88の映像ポート番号とオペレータ端末11の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
また、映像分離合成部88の映像ポート番号と自動応答部15の映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
分離合成部17の音声分離合成部84は、インターネットTV電話2から送信された音声パケットデータをオペレータ端末11に送信する一方、オペレータ端末11から送信された音声パケットデータをインターネットTV電話2に送信する。
また、分離合成部17の映像分離合成部88は、インターネットTV電話2から送信された映像パケットデータをオペレータ端末11に送信する一方、自動応答部15から送信された映像パケットデータをインターネットTV電話2に送信する。
なお、この実施の形態16では、インターネットTV電話2から送信される映像はオペレータ端末11が受信し、インターネットTV電話2に送信する映像は自動応答部15が発信するものについて示したが、インターネットTV電話2から送信される音声についてもオペレータ端末11が受信し、インターネットTV電話2に送信する映像は自動応答部15が発信するようにしてもよい。
上記実施の形態16では、インターネットTV電話2から送信される映像はオペレータ端末11が受信し、インターネットTV電話2に送信する映像は自動応答部15が発信するものについて示したが、自動応答部15がインターネットTV電話2に送信する映像を同時にオペレータ端末11にも送信するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
そして、オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、分離合成部17の映像分離合成部88の映像ポート番号とオペレータ端末11の映像処理部31の映像映像ポート番号との間で、受信のみの映像パケットデータチャネルを開設する際、分離合成部17の映像の送信能力にしたがって、さらに、分離合成部17の映像分離合成部88の映像ポート番号とオペレータ端末11の映像処理部30の映像映像ポート番号との間で映像パケットデータチャネルを開設する。
また、自動応答部15から送信された映像パケットデータをオペレータ端末11に送信する。
このようにして、自動応答部15から送信される映像がオペレータ端末11にも送信されて、インターネットTV電話2から送信される映像と自動応答部15から送信される映像がオペレータ端末11のディスプレイ23に並んで表示されるので、オペレータは現在送られている自動応答部15の映像を確認しながら相手と会話することができる。このため、誤りの少ない適切な対応を取ることができる効果を奏する。
上記実施の形態16では、通話相手の音声はオペレータ端末11で応答する一方、インターネットTV電話2から送信される映像はオペレータ端末11が受信して、インターネットTV電話2に送信する映像は自動応答部15が発信するものについて示したが、オペレータ端末11から送信される映像信号及び音声信号と、自動応答部15から送信される映像信号及び音声信号とを混合してインターネットTV電話2に送信する一方、インターネットTV電話2から送信される映像信号及び音声信号をオペレータ端末11及び自動応答部15に分配するようにしてもよい。
図10の例では、音声ミキサー部87及び映像ミキサー部91が混合分配手段を構成している。
分離合成部17の音声分離合成部84は、インターネットTV電話2から送信された音声パケットデータを受信すると、その音声パケットデータを音声分離合成部85と音声分離合成部86に分配することにより、その音声パケットデータをオペレータ端末11と自動応答部15の両方に送信する。
分離合成部17の映像分離合成部88は、インターネットTV電話2から送信された映像パケットデータを受信すると、その映像パケットデータを映像分離合成部89と映像分離合成部90に分配することにより、その映像パケットデータをオペレータ端末11と自動応答部15の両方に送信する。
分離合成部17の音声ミキサー部87は、音声分離合成部85から音声パケットデータを受け、かつ、音声分離合成部86から音声パケットデータを受けると、それぞれの音声パケットデータの音声振幅を半分にしてから合成し、合成後の音声パケットデータを音声分離合成部84に出力する。
分離合成部17の音声分離合成部84は、音声ミキサー部87から合成後の音声パケットデータを受けると、その音声パケットデータをインターネットTV電話2に送信する。
分離合成部17の映像ミキサー部91は、映像分離合成部89から映像パケットデータを受け、かつ、映像分離合成部90から映像パケットデータを受けると、それぞれの映像の縦方向、横方向、あるいは、両方向の映像サイズを半分にして、それらの映像を配置する合成を行い、合成後の映像パケットデータを映像分離合成部88に出力する。
分離合成部17の映像分離合成部88は、映像ミキサー部91から合成後の映像パケットデータを受けると、その映像パケットデータをインターネットTV電話2に送信する。
上記実施の形態18では、オペレータ端末11から送信される映像信号及び音声信号と、自動応答部15から送信される映像信号及び音声信号とを混合してインターネットTV電話2に送信する一方、インターネットTV電話2から送信される映像信号及び音声信号をオペレータ端末11及び自動応答部15に分配するものについて示したが、オペレータ端末11から送信される映像信号及び音声信号と、インターネットTV電話2から送信される映像信号及び音声信号とを混合し、その混合した映像信号及び音声信号を記録するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
分離合成部17の音声分離合成部84は、インターネットTV電話2から送信された音声パケットデータを受信すると、その音声パケットデータを音声分離合成部85と音声分離合成部86に分配する際に、その音声パケットデータを音声ミキサー部87にも分配する。
分離合成部17の映像分離合成部88は、インターネットTV電話2から送信された映像パケットデータを受信すると、その映像パケットデータを映像分離合成部89と映像分離合成部90に分配する際に、その映像パケットデータを映像ミキサー部91にも分配する。
分離合成部17の映像ミキサー部91は、映像分離合成部88からインターネットTV電話2の映像パケットデータを受け、かつ、映像分離合成部89からオペレータ端末11の映像パケットデータを受けると、それぞれの映像の縦方向、横方向、あるいは、両方向の映像サイズを半分にして、それらの映像を配置する合成を行い、合成後の映像パケットデータを自動応答部15に送信して、自動応答部15の記憶部65に通話録画情報として記録する。
上記実施の形態19では、インターネットTV電話2とオペレータ端末11との間の音声と映像を記録するものについて示したが、オペレータ端末11が自動応答部15の記憶部65に記録されている音声と映像を再生するようにしてもよい。
具体的には下記の通りである。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、データ処理部29から記録一覧要求を受けると、LANインタフェース部27を介して、記録一覧要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動応答部15のプロトコル処理部62は、LANインタフェース部61が記録一覧要求メッセージを受信すると、記録部65の通話記録情報から通話記録のリストを示す記録一覧応答メッセージを作成し、LANインタフェース部61を介して、その記録一覧応答メッセージを自動呼分配部13に送信する。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、LANインタフェース部27が記録一覧応答メッセージを受信すると、その記録一覧応答メッセージをデータ処理部29に出力する。
オペレータ端末11のデータ処理部29は、プロトコル処理部28から記録一覧応答メッセージを受けると、映像処理部30を介して、その記録一覧応答メッセージの記述内容をディスプレイ23に表示する。
オペレータ端末11のプロトコル処理部28は、データ処理部29から記録再生要求を受けると、LANインタフェース部27を介して、記録再生要求メッセージを自動呼分配部13に送信する。
自動呼分配部13のオペレータ管理部54は、プロトコル処理部53から記録再生要求メッセージを受けると、オペレータ状態表に記憶されているIPアドレスの中から、記録再生要求元のオペレータ端末11のIPアドレスと一致するIPアドレスを検索し、一致するIPアドレスに対応するオペレータ状態を“使用中”に変更する。
また、オペレータ管理部54は、自動応答部管理表を参照して、現在待機中である自動応答部15のポート番号を検索し、そのポート番号に対応する自動応答部状態を“使用中”に変更する。そして、そのポート番号を含む自動応答部割当結果をプロトコル処理部62に出力する。
自動呼分配部13のプロトコル処理部53は、LANインタフェース部52が記録再生応答メッセージを受信すると、LANインタフェース部52を介して、その記録再生応答メッセージをオペレータ端末11に送信する。
オペレータ端末11のデータ処理部29は、映像処理部30を介して、その映像データをディスプレイ23に表示し、音声処理部32を介して、その音声データをスピーカー25から出力する。
これにより、オペレータ端末11から通話記録内容を再生することができるので、通話相手の言葉の不明瞭な点などを再度聞き直すことができるようになり、業務の精度を高めることができる効果を奏する。
Claims (21)
- 映像信号と音声信号の送受信機能を有する複数のオペレータ端末と、上記複数のオペレータ端末の使用状況を管理する使用状況管理手段と、テレビ電話から発信された接続要求信号を受信すると、上記使用状況管理手段に管理されているオペレータ端末の使用状況を参照して、現在着信可能なオペレータ端末を選択する端末選択手段と、上記端末選択手段により選択されたオペレータ端末と上記テレビ電話間に映像及び音声の通信チャネルを開設するチャネル開設手段とを備えたコールセンタ装置。
- 端末選択手段はインターネット又はISDN網に接続され、そのインターネット網又はISDN網を介して、テレビ電話から発信された接続要求信号を受信することを特徴とする請求項1記載のコールセンタ装置。
- オペレータ端末から接続要求信号を受けると、その接続要求信号をテレビ電話に発信する要求信号発信手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、オペレータ端末とテレビ電話間に映像及び音声の通信チャネルを開設する前に、予め設定された手順で映像信号と音声信号を送受信する自動応答装置とテレビ電話間に映像及び音声の通信チャネルを開設することを特徴とする請求項1記載のコールセンタ装置。
- オペレータ端末、端末選択手段、チャネル開設手段及び自動応答装置と、テレビ電話とが送受信する信号を中継する中継手段を設けたことを特徴とする請求項4記載のコールセンタ装置。
- 中継手段は、信号を中継するに際して、映像信号と音声信号を記録することを特徴とする請求項5記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、端末選択手段により現在着信可能なオペレータ端末が選択されない場合、予め設定された手順で映像信号と音声信号を送受信する自動応答装置とテレビ電話間に映像及び音声の通信チャネルを開設することを特徴とする請求項1記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、オペレータ端末とテレビ電話間に映像及び音声の通信チャネルを開設して、自動応答装置とテレビ電話間に開設した映像及び音声の通信チャネルを閉設することにより、上記テレビ電話との通信を上記自動応答装置から上記オペレータ端末に転送することを特徴とする請求項4または請求項7記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、自動応答装置とテレビ電話間に映像及び音声の通信チャネルを開設して、オペレータ端末とテレビ電話間に開設した映像及び音声の通信チャネルを閉設することにより、上記テレビ電話との通信を上記オペレータ端末から上記自動応答装置に転送することを特徴とする請求項7記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、自動応答装置が応答しているテレビ電話が1台以上存在する場合、オペレータ端末の着信が可能になる毎に、順次、そのオペレータ端末とテレビ電話間に映像及び音声の通信チャネルを開設することを特徴とする請求項7記載のコールセンタ装置。
- 要求信号発信手段は、オペレータ端末が発信可能な状態になると、接続要求信号の送信を上記オペレータ端末に要求することを特徴とする請求項3記載のコールセンタ装置。
- 自動応答装置が現在発信可能なポートを有する場合、そのポートから接続要求信号をテレビ電話に送信させる要求信号発信手段を設けたことを特徴とする請求項7記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、映像及び音声の通信チャネルを開設しているオペレータ端末を他のオペレータ端末に変更して、テレビ電話との通信を他のオペレータ端末に転送することを特徴とする請求項1記載のコールセンタ装置。
- オペレータ端末は、オペレータにより入力された情報を他のオペレータ端末に転送することを特徴とする請求項13記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、端末選択手段により選択されたオペレータ端末とテレビ電話間には音声の通信チャネルのみを開設し、予め設定された手順で映像信号を送受信する自動応答装置とテレビ電話間に映像の通信チャネルを開設することを特徴とする請求項1記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、端末選択手段により選択されたオペレータ端末とテレビ電話間に映像の通信チャネルを開設するに際して、双方向の通信チャネルを分離して、単方向の通信チャネルを当該オペレータ端末とテレビ電話間に開設するとともに、残りの単方向の通信チャネルを予め設定された手順で映像信号を送受信する自動応答装置とテレビ電話間に開設することを特徴とする請求項1記載のコールセンタ装置。
- チャネル開設手段は、端末選択手段により選択されたオペレータ端末とテレビ電話間に音声の通信チャネルを開設するに際して、双方向の通信チャネルを分離して、単方向の通信チャネルを当該オペレータ端末とテレビ電話間に開設するとともに、残りの単方向の通信チャネルを自動応答装置とテレビ電話間に開設することを特徴とする請求項16記載のコールセンタ装置。
- 自動応答装置は、映像信号をテレビ電話に送信すると同時に、その映像信号をオペレータ端末に送信することを特徴とする請求項16記載のコールセンタ装置。
- オペレータ端末から送信される映像信号及び音声信号と、自動応答装置から送信される映像信号及び音声信号とを混合してテレビ電話に送信する一方、上記テレビ電話から送信される映像信号及び音声信号を上記オペレータ端末及び自動応答装置に分配する混合分配手段を設けたことを特徴とする請求項17記載のコールセンタ装置。
- 混合分配手段は、オペレータ端末から送信される映像信号及び音声信号と、テレビ電話から送信される映像信号及び音声信号とを記録することを特徴とする請求項19記載のコールセンタ装置。
- オペレータ端末は、混合分配手段により記録された映像信号及び音声信号の再生機能を搭載していることを特徴とする請求項20記載のコールセンタ装置。
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