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JP5345912B2 - タッチパネルおよびタッチパネルユニット - Google Patents

タッチパネルおよびタッチパネルユニット Download PDF

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Description

本発明は、触覚または音響フィードバック用のタッチパネルおよびタッチパネルユニットに関する。
従来、圧電アクチュエータを用いて、触覚フィードバックを行うタッチパネル装置が知られている。図9A、図9Bは、従来のタッチパネル装置900の構成を示す斜視図である。図9A、図9Bに示すように、タッチパネル装置900は、圧電アクチュエータは液晶表示パネル920とタッチパネル930との間に挟まれて設置されている。このような装置には、たとえば特許文献1記載のタッチパネル入力装置が挙げられる。圧電アクチュエータは、支持部922、923により液晶表示パネル920上で支持されており、可動部925を介してタッチパネル930に振動を伝達する。
特許文献1記載のタッチパネル入力装置は、電圧の印加により伸縮可能な圧電基板を導電性接着剤により支持基板に固着し、導電性接着剤を介して支持基板上の導電体層と圧電板の電極との導通を取っている。また、可動板と支持基板との間にスペーサとして挿入される粘着材層が圧電板と可動板との間も埋めている。そして、入力操作面への押圧を検出した際に、伸縮する圧電基板により可動板および支持基板を振動させ、圧電基板の伸縮を細かく制御することにより、触覚フィードバックの振動を制御している。
特開2003−122507号公報
しかしながら、特許文献1記載のタッチパネル入力装置は、伸縮駆動型の圧電板を用いており、振動が小さい上に、可動板に圧電板が直接固着していない。したがって、振動が十分に伝わらず、細かい触覚または音響フィードバックを実現できない。また、可動板と支持基板との隙間に薄い単層の圧電板を配置するものであり、振動の小ささに比べて嵩張る構成を有している。また、製造時における圧電板の配置作業が煩雑であり、位置の調整が難しく、位置精度が悪くなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、効率よく十分な振動をタッチパネルに伝え、細かい振動の制御により多様な触覚または音響フィードバックを実現できるタッチパネルユニットおよびタッチパネルユニットを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明のタッチパネルは、触覚または音響フィードバック用のタッチパネルであって、固定された外枠に設けられ、矩形板状の圧電アクチュエータの長手方向両端部を支持する支持用台部と、前記外枠内側に形成される内板と一体に設けられ、前記矩形板状の圧電アクチュエータの長手方向中央部に固着される可動用台部と、を備え、前記矩形板状の圧電アクチュエータの屈曲変位により前記可動台部に連動させて前記内板を振動させることを特徴としている。これにより、圧電アクチュエータの屈曲変位で内板が振動し、細やかな触覚または音響フィードバックを実現できる。
(2)本発明のタッチパネルは、前記外枠と前記内板との間に形成された枠溝を備えることを特徴としている。これにより、タッチパネルの剛性を弱め、内板を振動しやすくできる。これにより、タッチパネルへ圧電アクチュエータを直接固着でき、効率よく十分な振動をタッチパネルに伝えることができる。そして、細かい振動の制御により多様な触覚または音響フィードバックを実現できる。
(3)本発明のタッチパネルは、前記外枠の両端辺縁に沿って前記矩形板状の圧電アクチュエータを浮かせて収容する収容溝が形成され、前記支持用台部および前記可動用台部は、前記収容溝内に設けられていることを特徴としている。これにより、圧電アクチュエータを収容溝に収容可能であるため製造時の位置合わせが容易であり、タッチパネルユニットをコンパクトにすることができる。
(4)また、本発明のタッチパネルは、内部に埋設または表面に設置され、前記支持用台部の一方に一部が露出された端子を更に備えることを特徴としている。
これにより、長手方向の一方の端部に取り出し電極を有する圧電アクチュエータを固着する際に同時に端子と電極との導通を取ることができ、圧電アクチュエータへ入力電圧を印加できる。このように端子と電極とを当接する位置に設けることで、製造時の作業性を向上させることができる。また、構成が簡略化されるため、製造コストを低減することもできる。
(5)また、本発明のタッチパネルユニットは、上記のタッチパネルと、矩形板状で、長手方向両端部は前記支持用台部に固着され、長手方向中央部は前記可動用台部に固着されている圧電アクチュエータと、を備えることを特徴としている。
これにより、タッチパネルへ触覚または音響フィードバック用の圧電アクチュエータを固着するのが容易になる。また、圧電アクチュエータを直接タッチパネルに収容するため、細かい振動の制御により多様な触覚または音響フィードバックを提供できる。
(6)また、本発明のタッチパネルユニットは、上記のタッチパネルと、矩形板状で、長手方向両端部は前記支持用台部に固着され、長手方向中央部は前記可動用台部に固着されている圧電アクチュエータと、を備え、前記矩形板状の圧電アクチュエータは、一方の主面の長手方向端部に取り出し電極を有し、前記タッチパネルから露出された端子と前記取り出し電極とが接続されていることを特徴としている。
これにより、タッチパネルに圧電アクチュエータを固着するとともに導通を取ることができる。その結果、製造時の作業性を向上させるとともに、製造コストを低減することができる。
(7)また、本発明のタッチパネルユニットは、前記圧電アクチュエータが、シムレスであることを特徴としている。これにより一方の主面の長手方向端部に、グランド電極と駆動電極の取り出し電極を容易にまとめて設けることができる。
(8)また、本発明のタッチパネルユニットは、前記矩形板状の圧電アクチュエータは、電圧の印加に応じて屈曲する長手方向両端側の屈曲領域と、前記屈曲領域とは逆向きに屈曲する長手方向中央の屈曲領域とを備えることを特徴としている。
これにより、圧電アクチュエータの両端部が固着されていても、圧電アクチュエータが屈曲変形したときに変形を妨げない。したがって、圧電アクチュエータを保持しつつ、変形しやすくすることができる。
本発明によれば、効率よく十分な振動をタッチパネルに伝え、細かい振動の制御により多様な触覚または音響フィードバックを実現できる。
タッチパネル式入力装置の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係るタッチパネルユニットの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るタッチパネルユニットの構成の一部を示す平面図である。 第1の実施形態に係るタッチパネルユニットの構成を示す側面図である。 第1の実施形態に係るタッチパネルの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るタッチパネルの構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る圧電アクチュエータの構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る圧電アクチュエータの構成を示す平面図である。 第1の実施形態に係る圧電アクチュエータの構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る圧電アクチュエータの構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る圧電アクチュエータの内部電極の電極パターンを示す平面図である。 第1の実施形態に係る圧電アクチュエータの内部電極の電極パターンを示す平面図である。 第1の実施形態に係る圧電アクチュエータの内部電極の電極パターンを示す平面図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエータの構成を示す平面図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエータの構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエータの構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエータの構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエータの内部電極の電極パターンを示す平面図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエータの内部電極の電極パターンを示す平面図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエータの内部電極の電極パターンを示す平面図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエータの屈曲変形状態を示す側面図である。 従来のタッチパネルユニットの構成を示す斜視図である。 従来のタッチパネルユニットの構成を示す側面図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
(タッチパネル式入力装置の構成)
図1は、タッチパネル式入力装置の構成を示す概略図である。タッチパネル式入力装置100は、タッチパネルユニット110、タッチパネル回路180、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)185、D級アンプ190から構成されている。
タッチパネルユニット110は、液晶表示パネル120、圧電アクチュエータ140およびタッチパネル160を有している。タッチパネルユニット110は、タッチパネル式入力装置100に組み込まれ、タッチパネル160への接触に対して触覚または音響フィードバックとして振動を接触対象に伝達する。タッチパネル160は、図示しないディスプレイ装置に表示された画像の表示位置に対応する位置における接触を検出して入力信号を発生する。タッチパネル回路180は、タッチパネル160から得られる信号を処理することによって、タッチパネル160のパネル面でユーザの指先が接触する位置を表す信号を出力する。
デジタルシグナルプロセッサ185は、タッチパネル160上の接触位置を表す信号を受信し、その位置に応じて所定の音響および触覚振動を発生させるように、音響信号と触覚信号とを混合した混合信号をD級アンプ190に出力する。デジタルシグナルプロセッサ185では、音響信号と触覚信号との区別をすることは無く、両者を混合させて出力する。
D級アンプ190は、デジタルシグナルプロセッサ185から入力された混合信号に基づいて、圧電アクチュエータ140を駆動する。D級アンプ190は、入力されたアナログ信号をPWM(Pulse Wide Modulation)信号に変換し、スイッチング回路を通したPWM信号をLCフィルタに通すことにより電力的に増幅されたアナログ信号を出力するアンプである。圧電アクチュエータ140は、タッチパネル160への接触を検知したときに振動することで、音響または触覚フィードバックが可能となる。
(タッチパネルユニットの構成)
次に、タッチパネルユニット110の構成を説明する。図2A〜図2Cは、タッチパネルユニット110の構成(または構成の一部)を示す斜視図、平面図および側面図である。なお、図2A、図2Bでは、液晶表示パネル120を省略している。また、図3A、図3Bは、タッチパネル160の構成を示す斜視図、断面図である。なお、図3Aは、3B−3Bに示す線は、その線を通る垂直断面を示す。また、図3Bに示す断面図は、図3Aに示す断面3Bによる断面図である(以下の図面においても、図面番号は同様に断面番号に対応する)。
タッチパネル160は、樹脂により形成された内板161および外枠165を有している。そして、外枠165は液晶表示パネル120に固定されている。内板161および外枠165は両者間にある枠溝163で区分されている。すなわち枠溝163の部分は内板161や外枠165より薄く形成されている。これにより、タッチパネル160の剛性を弱め、内板161を振動しやすくできる。内板161は、指などによる接触がなされる部分であり、接触を検出できる。そして、圧電アクチュエータ140からの振動を触覚または音響フィードバックとして伝える仲介部分ともなっている。そのとき、特に内板161を振動させる。外枠165は、内板161を支えるとともに、圧電アクチュエータ140を収容できる矩形の収容溝170をその両端辺縁に沿って有している。なお、枠溝163は、指などの接触面とは反対側に設けられている。
収容溝170は、その両端に溝底171から突設された支持用台部172、173を有している。収容溝170には、圧電アクチュエータ140を収容可能に形成されており、製造時に容易に圧電アクチュエータ140の位置合わせをすることができる。また、圧電アクチュエータ140の収容により、タッチパネルユニット110をコンパクトにすることができる。また、収容溝170の中央に可動用台部175が溝底171から突設されている。可動台部175は、内板161と同じ厚みで一体に形成されている。これにより、可動台部175の振動を細やかに内板161に伝えることができる。支持用台部172、173の台面は可動用台部175の台面と同一平面上にあることが好ましい。これにより、支持用台部172、173および可動用台部175が矩形板状の圧電アクチュエータ140の一方の主面に当接する。
また、タッチパネル160は、外部接続端子167を有している。外部接続端子167は、指等のタッチパネル160への接触により生じた信号を外部へ出力するとともに、圧電アクチュエータ140への駆動電圧を入力する。なお、外部接続端子167と圧電アクチュエータ140とを電気的に接続する端子は、図示しないが、タッチパネル160の内部に埋設または表面に設置され、支持用台部172上に一部を露出している。なお、タッチパネル160は、端子との一体成型により形成することが好ましい。
圧電アクチュエータ140は、矩形板状でシムレスの積層型に形成されており、交流電圧の印加により、厚み方向に凹凸に屈曲変形する。圧電アクチュエータ140は、タッチパネル160の収容溝170に収容され、その長手方向両端部142、143は支持用台部172、173に固着され、長手方向中央部145は可動用台部175に固着されている。これらの固着部は図2Aおよび図2Bでハッチングにより示されている。
また、図2Cに示すように、液晶表示パネル120上にタッチパネルの外枠底面165a、165bが固定されている。このような構造により、圧電アクチュエータ140をタッチパネル160の外枠165に固着し内板161を効率よく振動させることができる。その結果、細かい振動の制御により多様な触覚または音響フィードバックを実現できる。なお、長手方向端部142と支持用台部172との固着には導電性接着剤が用いられる。その他の固着には接着剤がもちいられるが必ずしも導電性でなくてもよい。
図4A、図4Bは、それぞれ圧電アクチュエータ140を示す斜視図および平面図であり、図4C、図4Dは圧電アクチュエータ140を示す断面図である。図4A〜図4Dに示すように、圧電アクチュエータ140は、長手方向の一方の端部に取り出し電極151〜153を有し、支持用台部172上に露出された端子と取り出し電極151〜153とが接続されている。これにより、長手方向の一方の端部142に取り出し電極151〜153を有する圧電アクチュエータ140を固着する際に同時に端子(図示せず)と取り出し電極151〜153との導通を取ることができ、圧電アクチュエータ140へ入力電圧を印加できる。このように端子と取り出し電極151〜153とを当接する位置に設けることで、タッチパネル160に圧電アクチュエータ140を固着するとともに端子と取り出し電極151〜153との導通を取ることができる。その結果、製造時の作業性を向上させることができ、構成の簡略化により製造コストを低減することもできる。
圧電アクチュエータ140は、電極151b〜153bが印刷された圧電体146を積層した構造を有している。各層の電極151bは、バイア151aにより同電位になるように接続されている。各層の電極152b、153bもそれぞれがバイア152a、153aにより同電位になるように接続されている。
図5A〜図5Cは、それぞれ圧電アクチュエータ140の内部電極の電極パターンを示す平面図である。電極151bは、グランド電極である。電極152b、153bは、駆動電極である。圧電体146は、電極152bから電極151bへの方向、および電極151bから電極152bへの方向(または、いずれについても逆方向)に分極処理されている。そして、駆動時には、電極152b、153bに同位相の交流電圧が印加されることで圧電アクチュエータ140は屈曲変位する。圧電体146は、電極152bから電極151bへの方向、および電極153bから電極151bへの方向(または、いずれについても逆方向)に分極処理されていてもよい。その場合には、電極152b、153bに逆位相の交流電圧を印加することで圧電アクチュエータ140を屈曲変位させることができる。
[第2の実施形態]
上記の実施形態では、長手方向両端部142、143が固定されていることで、圧電アクチュエータ140の屈曲が制限されているが、制限を受けにくい屈曲をさせることも可能である。すなわち、圧電アクチュエータに断面S字型の屈曲をさせることで長手方向両端部による変形の拘束を緩和することができる。
図6Aは、S字型の屈曲が可能な圧電アクチュエータ240を示す平面図、図6B〜図6Dは、圧電アクチュエータ240を示す断面図である。圧電アクチュエータ240は、矩形板状でシムレスの積層型に形成されており、交流電圧の印加により、断面S字状に屈曲変形する。圧電アクチュエータ240のタッチパネルへの固着は上記の第1の実施形態と同様である。すなわち、圧電アクチュエータ240はタッチパネル160の収容溝170に収容され、その長手方向両端部242、243は支持用台部172、173に固着され、長手方向中央部245は可動用台部175に固着されている。なお、固着には接着剤が用いられる。圧電アクチュエータ240の長手方向両端部242、243は、液晶表示パネル120上の支持部122、123により固着される。
圧電アクチュエータ240は、長手方向の一方の端部に取り出し電極251〜253を有し、支持用台部172上に露出された端子と取り出し電極251〜253とが接続されている。このように端子と取り出し電極251〜253とを当接する位置に設けることで、タッチパネル160に圧電アクチュエータ240を固着するとともに端子と取り出し電極251〜253との導通を取ることができる。
図6B〜図6Dに示すように、圧電アクチュエータ240は、電極251b〜253bが印刷された圧電体246を積層した構造を有している。各層の電極251bは、バイア251aにより同電位になるように接続されている。各層の電極252b、253bもそれぞれがバイア252a、253aにより同電位になるように接続されている。
圧電アクチュエータ240は、長手方向両端側の屈曲領域257および長手方向中央の屈曲領域258を有している。これにより、圧電アクチュエータ240の長手方向両端部242、243が固着されていても、圧電アクチュエータ240が屈曲変形したときに変形を妨げない。したがって、圧電アクチュエータ240を保持しつつ、変形しやすくすることができる。
図7A〜図7Cは、それぞれ圧電アクチュエータ240の内部電極の電極パターンを示す平面図である。電極251bは、グランド電極である。電極252b、253bは、駆動電極である。圧電体246は、電極252bから電極251bへの方向、および電極251bから電極253bへの方向(または、いずれについても逆方向)に分極処理されている。そして、駆動時には、電極252b、253bに同位相の交流電圧が印加されることで圧電アクチュエータ240は屈曲変位する。圧電体246は、電極252bから電極251bへの方向、および電極253bから電極251bへの方向(または、いずれについても逆方向)に分極処理されていてもよい。その場合には、電極252b、253bに逆位相の交流電圧を印加することで圧電アクチュエータ240を屈曲変位させることができる。
図6B〜図6Dに示すような断面の内部電極を形成するためには、第1層から第6層まで図7Bに示す電極パターンと図7Aに示す電極パターンとを交互に積層する。そして、第7層から第11層まで図7Cに示す電極パターンと図7Aに示す電極パターンとを交互に積層する。このようにして屈曲領域257と屈曲領域258とを逆方向に屈曲させ、長手方向両端部242、243の変位を小さくしつつ、長手方向中央部245の変位を大きくすることができる。
図8は、圧電アクチュエータ240の屈曲変形状態を示す側面図である。図8に示すように圧電アクチュエータ240の屈曲領域257と屈曲領域258とを逆方向に屈曲させ、S字状に屈曲させることができる。
なお、以上の実施形態では、圧電アクチュエータの一例として積層型の圧電アクチュエータを挙げているが、単層の圧電アクチュエータであってもよい。また、積層数は特に限定されない。
100 タッチパネル式入力装置
110 タッチパネルユニット
120 液晶表示パネル
122、123 支持部
140 圧電アクチュエータ
142、143 長手方向端部
145 長手方向中央部
146 圧電体
151〜153 取り出し電極
151a〜153a バイア
151b〜153b 電極
160 タッチパネル
161 内板
163 枠溝
165 外枠
165a、165b 外枠底面
167 外部接続端子
170 収容溝
171 溝底
172、173 支持用台部
175 可動用台部
180 タッチパネル回路
185 デジタルシグナルプロセッサ
190 D級アンプ
240 圧電アクチュエータ
242、243 長手方向端部
245 長手方向中央部
246 圧電体
251〜253 取り出し電極
251a〜253a バイア
251b〜253b 電極
257、258 屈曲領域

Claims (7)

  1. 触覚または音響フィードバック用のタッチパネルであって、
    固定された外枠に設けられ、矩形板状の圧電アクチュエータの長手方向両端部を支持する支持用台部と、
    前記外枠内側に前記外枠と一体に形成される内板から前記外枠側に突出して一体に設けられ、前記矩形板状の圧電アクチュエータの長手方向中央部に固着される可動用台部と、
    前記外枠と前記内板との間に両者を一体に連結するように形成され、前記外枠または前記内板のいずれよりも薄く形成された枠溝と、を備え、
    前記矩形板状の圧電アクチュエータの屈曲変位により前記可動台部に連動させて前記内板を振動させることを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記外枠の両端辺縁に沿って前記矩形板状の圧電アクチュエータを、前記外枠を支持する液晶表示パネルから浮かせて収容する収容溝が形成され、
    前記支持用台部および前記可動用台部は、前記収容溝内に設けられていることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  3. 内部に埋設または表面に設置され、前記支持用台部の一方に一部が露出された端子を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のタッチパネル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のタッチパネルと、
    矩形板状で、長手方向両端部は前記支持用台部に固着され、長手方向中央部は前記可動用台部に固着されている圧電アクチュエータと、を備えることを特徴とするタッチパネルユニット。
  5. 請求項3記載のタッチパネルと、
    矩形板状で、長手方向両端部は前記支持用台部に固着され、長手方向中央部は前記可動用台部に固着されている圧電アクチュエータと、を備え、
    前記矩形板状の圧電アクチュエータは、一方の主面の長手方向端部に取り出し電極を有し、前記タッチパネルから露出された端子と前記取り出し電極とが接続されていることを特徴とするタッチパネルユニット。
  6. 前記圧電アクチュエータは、シムレスであることを特徴とする請求項5記載のタッチパネルユニット。
  7. 前記矩形板状の圧電アクチュエータは、電圧の印加に応じて屈曲する長手方向両端側の屈曲領域と、
    前記屈曲領域とは逆向きに屈曲する長手方向中央の屈曲領域とを備えることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載のタッチパネルユニット。
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