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JP4596489B2 - 中綿式筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、軸筒内の中綿に含浸されたインクを筆記部に導くようにした中綿式筆記具に関し、特に、中綿と筆記部とが一体に構成されている中綿式筆記具に関するするものである。
従来、この種の中綿式筆記具には、特許文献1に記載された発明のように、軸筒(1)内に、その前端開口部から二つ折り状の中綿(繊維束5)を挿入し、該中綿(繊維束5)における軸筒(1)外に残された部分に硬化剤を含浸させ、その硬化剤が硬化した後に、中綿(繊維束5)の前記軸筒(1)外の部分を、切削して筆記部(15b)とするようにしたものがある。
前記従来の中綿式筆記具では、中綿(繊維束5)が筆記部(15b)を一体に備えた構成であるため、中綿と筆記部とが別体である中綿式筆記具(特許文献2参照)に比較して、中綿(繊維束5)に含浸されているインクを、筆記部(15b)の前端側へスムーズに供給することができる。
すなわち、一般的な中綿式筆記具では、例えば、特許文献2に記載された中綿式筆記具(10)のように、中綿と筆記部とが別体に構成されている場合が多く、このような構成では、中綿と筆記部との接触箇所で、インクに対する流通抵抗を生じるため、中綿内のインクが筆記具部にスムーズに供給されずに、筆記掠れ等の不良を生じる可能性が高かったが、特許文献1に記載された発明では、中綿と筆記物とが一体であるため、前記のような流通抵抗を生じることがなく、その結果、筆記掠れを生じ難く、十分なインク吐出量を確保することができた。
しかしながら、特許文献1に記載された発明によれば、上記のように筆記掠れを生じ難く、十分なインク吐出量を確保することができる反面、中綿内のインク流量が比較的多いために、筆記部の先端や、筆記部外周面と軸筒内周面との隙間等から過剰なインクが流出してしまう現象を、生じ易いという問題点があった。
また、同発明によれば、筆圧や落下衝撃に起因して、筆記部及び該筆記具に連続する中綿が、前方又は後方へずれてしまう場合があった。
特開昭60−42099号公報 特開2003−63190号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、中綿と一体的な筆記部から過剰なインクが流出してしまうのを防ぐことができる上、筆記部が前後方向へずれてしまうのを防ぐことができる筆記具を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、軸筒内に挿入された中綿の前端側を、軸筒の前端から突出させて筆記部として用いるようにした中綿式筆記具において、軸筒における前記前端側の内周面に、中綿の外周面を押圧する環状突起を設けたことを特徴とする。
また、他の手段では、上記中綿の少なくとも外周面側を、上記環状突起の前後にわたって硬化させるように、上記中綿に硬化剤を含浸させたことを特徴とする。
また、他の手段では、上記中綿は、二つ折りにされた状態で、上記軸筒に内在されていることを特徴とする。
また、他の手段では、上記軸筒の内周面における上記中綿の外周面と接触する範囲に、軸筒外部と連通する螺旋状の空気流通溝を設けたことを特徴とする
上記手段は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
上記一手段によれば、軸筒内周面の環状突起が、中綿の外周面側を局部的に押圧するため、中綿の外周面側における繊維間の距離が狭まり、インク流通面積も狭められることになる。
特に、軸筒の先端側内周面と中綿外周面との間にインクを流出させるような隙間が形成されるのを、環状突起によって阻むことができる。
よって、インクの過剰な流出を防ぐことができる。
また、環状突起が中綿外周面に食い込むため、筆圧や落下衝撃に起因して、中綿からなる筆記部が前方または後方へ移動してしまうのを防ぐことができる
更に、他の手段によれば、上記環状突起が中綿外周面側の硬化剤によって硬化した部分に嵌り合うため、中綿からなる筆記部が前方または後方へ移動してしまうのを、より確実に防ぐことができる。
更に、他の手段によれば、中綿を軸筒内に挿入する作業の際、二つ折りにされた中綿の折り曲げ部分の内側に、長尺状の治具を当て、該治具を軸筒内へ挿し入れるようにすれば、中綿を折り曲げ部分から軸筒内へ挿入することができる。
そして、挿入後の中綿には、二つ折りにされる前の状態に戻ろうとする復元力が作用するため、その復元力によって、該中綿の外周面に環状突起が深く食い込む。
よって、中綿挿入の際の作業性が良好である上、中綿からなる筆記部が前方または後方へ移動してしまうのを、いっそう確実に防ぐことができる。
更に、他の手段によれば、筆記によるインクの消費に伴う中綿への空気の導入を、外部と連通する空気流通溝によってスムーズに行うことができる上、該空気流通溝が螺旋状に形成されているため、落下衝撃等により中綿が軸方向へ揺さぶられたとしても、該中綿の中綿が空気流通溝内に食い込み、空気流通溝内の空間が中綿によって塞がれてしまうのを防ぐことができる。
また、製造時において軸筒に対し中綿を軸方向に挿入する場合には、その挿入の際に、中綿が空気流通溝内に食い込んでしまうのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この中綿式筆記具は、略筒状の軸筒40と、該軸筒40に内在された中綿60と、該軸筒40の後端に装着された尾栓50と、軸筒40の前端に着脱可能に装着されたキャップ70とを備え、中綿60の前端側を軸筒40前端から突出させて筆記部61としている。
軸筒40は、合成樹脂材料により一体に形成され、略筒状の軸筒本体部41と、該本体部41の前端側に配置されたキャップ嵌合部42と、該キャップ嵌合部42よりも更に前端側に配置された先口部43とを有する。
軸筒本体部41は、その内周面の前端側に、中綿60の外周面に当接するように、軸方向へ延びる一対の縦リブ41a,41aを形成するとともに、これら一対の縦リブ41a,41a間の空間を、空気流通溝41dとしている。
これら一対の縦リブ41a,41aは、その一方の縦リブ41aを、他方の縦リブ41aに対し、近接して配置することで、これら一対の縦リブ41a,41a間の空気流通溝41dに、中綿60の外周面側が食い込んでしまうのを防いでいる。
一対の縦リブ41a,41a間の空気流通溝41dは、その前端側が後述する空気流通空間sに連通しており、通気孔42cによって外部から取り入れられる空気を、軸筒40内の後方へ流通させる。
そして、上記一対の縦リブ41a,41aは、軸筒本体部41内周面の周方向へわたって所定間隔置きに複数組配設される。
また、軸筒本体部41の後端側内周面には、尾栓50を螺合する雌螺子部41bが形成されている。
そして、軸筒本体部41内周面における前記雌螺子部41bよりも前方側の部分は、尾栓50の環状突部51を水密に圧接させるために、凹凸の無い圧接面41cとしている。
また、キャップ嵌合部42は、その外周面に、キャップ70を乗り越えさせるようにして嵌合させるための環状突部42aを有する。
このキャップ嵌合部42の内部には、環状の空気流通空間sを隔てて、中綿固定筒部42bが形成されている。
前記空気流通空間sは、軸筒前方へ延設され、その前端側の途中箇所で、軸筒遠心方向へ延びる通気孔42cに連通している。
通気孔42cは、軸筒40の周方向にわたって所定間隔置きに複数設けられている。
上記構成によれば、通常筆記時には、筆記部61からのインクMの吐出に伴って、通気孔42cから空気を取り入れ、その空気を空気流通空間sを介して後方へ導き、そして、その空気を一対の縦リブ41a,41a間の空気流通溝41dに導き、更に、その空気を、中綿60の外周面に導くことができる。
したがって、中綿60は、外部から取り込まれた空気を吸入しながらインクMをスムーズに吐出することになる。
また、当該中綿式筆記具Aに落下衝撃等が加わって、空気流通空間sにインクMが侵入した際には、そのインクMを空気流通空間sの前端面に当てるようにして、該インクMが通気孔42cから外部へ流出してしまうのを阻む。
また、先口部43は、上記中綿固定筒部42bに連続するようにして略筒状に形成される。この先口部43は、図3(a)に示すように、筆記部61が形成される前の状態において、筆記部61よりも長い筒状を呈している。
この先口部43の内周面には、環状突起43aが形成され、該内周面における環状突起43a以外の部分は、中綿固定筒部42bの内周面と略同径に形成されている。
環状突起43aは、中綿60の外周面を押圧する環状の突起であり、中綿60内を流通するインクMの流量を適量に調整するとともに、中綿60が前後方向へ移動してしまうのを防ぐように、その突出寸法が適宜に設定されている。
また、中綿60は、ポリエステル繊維等からなる長尺状の綿材であって、図3(a)に示すように、軸筒40の内容積よりも膨張した状態の綿材を、二つ折りにし、その折り曲げ状の部分に、軸筒40よりも長い長尺状の治具pの先端部が掛けられ、その折り曲げ状の部分を先頭にして、治具pによって軸筒40の前端開口部から軸筒40内へ圧入されている。
その圧入の際、中綿60の前端側部分(折り曲げ部分と逆側の部分)は外部に残され、この前端側部分が、後述する筆記部61を形成することになる。
なお、この中綿60の外周に、合成樹脂等からなる被覆材は設けられていない。
上記のようにして、軸筒40内に部分的に挿入された中綿60は、筒状の先口部43の先端よりも前方側の部分が、図3(c)に示すラインc1の箇所で切断される。
更に、中綿60を内在する先口部43の先端側が、図3(c)に示すラインc2の箇所で切断されて、適宜長さに調整される。
そして、その切断後に、中綿60の前端側に対し、ウレタン樹脂等からなる硬化剤xが含浸される。
この際、硬化剤xは、中綿60前端側の外周面側において、環状突起43aの前後にわたるように含浸される。
そして、前記のようにして硬化剤xが含浸され、その硬化剤xが加熱されて硬化した後、中綿60を内在する先口部43の前端側が、図3(b)に示すラインc3の箇所で略砲弾状に削られることで、筆記部61が露出された状態となる。
上記製造方法によれば、中綿固定筒部42bを含む該中綿固定筒部42bから前端側のハッチングで示す部分に、硬化剤xが含浸される。より詳細に説明すれば、筆記部61の外周側は、硬化剤xの密度が濃く、比較的硬く形成される。また、筆記部61の中心部側および前端部側は、硬化剤xの密度が薄く、比較的柔らかく形成される。
よって、筆記部61を紙面等の筆記対象物に押し付けて筆記を行った際、筆記部61の前端側が適度に変形するため、筆記線の太さを適宜幅に維持し易い上、良好な筆記感触を得ることができる。
しかも、筆記部61の外周面側が、硬化剤xにより比較的硬く硬化されているため、筆圧によって筆記部61の全体形状が崩れてしまうのを防ぐことができる。
また、上記構成によれば、中綿60は、その外周面側における環状突起43aの前後にわたって硬化剤xが含浸され硬化した状態にあり、更に、該中綿60には、二つ折りの状態から元の状態に戻ろうとする復元力が作用する。
したがって、環状突起43aと、硬化剤xを含浸させ硬化させた中綿60とが前記復元力によって強力に嵌り合うことになり、この嵌り合いによって、中綿60及び筆記部61が軸方向へ移動してしまうのを防ぐことができる。
そして、前記のように筆記部61が形成された後、軸筒40内には、その後端開口部からインクMが注入され、該インクMが中綿60内に含浸される。
インクMの組成は特に限定されないが、本実施の形態の中綿式筆記具によれば、インクMとして比較的表面張力の小さい油性インクを用いたとしても、インク流量を、上記環状突起43aによって適宜量に抑制することができる。
また、尾栓50は、略有底筒状の部材であり、その前端側外周面に、軸筒40後端内周面の雌螺子部41bに螺合させるための雄螺子部51を形成し、該雄螺子部51よりも前方側に、軸筒40内周面に圧接されて水密性を維持するための環状突部52を形成しており、該雄螺子部51を軸筒40の雌螺子部41bに螺合させるとともに、環状突部52を軸筒40の圧接面41cに圧接させて、軸筒40の後端開口部を閉鎖している。
この尾栓50は、軸筒40に対し着脱不能に設けられていてもよいが、インク補充を可能にする観点より、図示例のように軸筒40に対し着脱可能に設けられた態様とするのが好ましい。
また、キャップ70は、軸筒40前端側のキャップ嵌合部42、先口部43、及び筆記部61を覆い包む略有底筒状の部材であり、その底部には、筆記部61前端の乾燥を防止するために、ウレタン発泡材等の吸水性材料からなる乾燥防止部材71が挿入されている。
この乾燥防止部材71は、キャップ70の内周面前端側の環状突起72によって、後方へ抜けることがないように係止されている。
また、このキャップ70の後端側内周面には、キャップ嵌合部42の環状突部42aに対し、乗り越えるようにして嵌合させるための環状突起73が形成されている。
次に、上記構成の中綿式筆記具について、その作用効果を詳細に説明する。
通常の下向きの筆記状態では、中綿60内のインクMが自重および毛細管力により、中綿60後端側から中綿60前端の筆記部61へ導かれる。
この際、中綿60の前端側における繊維間の距離が、環状突起43aによる局部的な押圧により狭まっているため、インク流通面積も狭まり、インク流量が適宜量に抑制される。
また、先口部43の内周面と筆記部61の外周面との間に、インクを流出させるような隙間が形成されてしまうのを、環状突起43aによって阻むことができる。
よって、筆記部61の前端から過剰なインクが流出したり、筆記部61の外周面と先口部43内周面との隙間からインクが流出したり等するのを防ぐことができ、特に、油性インクのような表面張力の小さいインクを用いた場合でも、その作用効果を効果的に発揮することができる。
また、筆記部61が筆記圧により押圧力を受けたり落下衝撃を受けた際には、筆記部61の外周面が、硬化剤xにより硬化した状態で、先口部43内周面の環状突起43aと嵌合し、且つ、その嵌合力が、二つ折り状態から元の状態に戻ろうとする中綿の復元力によっても補助されるため、前記押圧力や落下衝撃等により筆記部61が前後方向へ移動してしまうのを防ぐことができる。
なお、上記構成の筆記具は、その軸筒40を、後述する軸筒40’に置換することが可能である。
軸筒40’は、その軸筒本体部41の内周面における上記中綿60の外周面と接触する範囲に、軸筒外部と連通するように、螺旋状の空気流通溝41d’を設けている。
すなわち、軸筒40’は、上記軸筒40における一対の縦リブ41a,41aを、略螺旋状の一対のリブ41a’,41a’に代えた構成とされる。
一対のリブ41a’,41a’は、軸筒本体部41内周面に対し、軸筒本体部41の軸心を中心とした略螺旋状に形成され、その一方のリブ41a’を、他方の縦リブ41a’に対し、近接して配置し、これら一対のリブ41a’,41a’の間を、空気流通溝41d’としている。
空気流通溝41d’は、その前端側が後述する空気流通空間sに連通しており、通気孔42cによって外部から取り入れられる空気を、軸筒40の後方へ流通させる。
なお、一対のリブ41a’,41a’は、図示例によれば一組だけ設けているが、複数組設けるようにしてもよい。
上記軸筒40’によれば、一対のリブ41a’,41a’が螺旋状であるため、中綿60を軸筒40’内へ挿入する作業等の際に、これら一対のリブ41a’,41a’間の空気流通溝41d’に、中綿60の外周面側が食い込んでしまうのを、効果的に防ぐことができる。
本発明に係わる中綿式筆記具の一例を示す断面図である。 同中綿式筆記具の要部拡大断面図である。 同中綿式筆記具における組み立て手順を、(3A)〜(3B)に順次に示す断面図である。 本発明に係わる中綿式筆記具の軸筒の他例を示す断面図である。
符号の説明
40,40’:軸筒
41d,41d’:空気流通溝
43a:環状突起
60:中綿
61:筆記部
x:硬化剤

Claims (4)

  1. 軸筒内に挿入された中綿の前端側を、軸筒の前端から突出させて筆記部として用いるようにした中綿式筆記具において、
    軸筒における前記前端側の内周面に、前記中綿の外周面を押圧する環状突起を設け、
    同軸筒における前記環状突起よりも後側には、前記中綿の外周面に接触する中綿固定筒部を設けるとともに、この中綿固定筒部と軸筒の周壁とを隔てるようにして、環状の空気流通空間を設け、
    前記空気流通空間後端部を軸筒内に開放するとともに、同空気流通空間の前端側を軸筒遠心方向へ延びる通気孔に連通し、
    前記軸筒における前記中綿固定筒部よりも後側の内周面に、前記中綿の外周面に当接するように軸方向へ延びる一対の縦リブを形成することで、これら一対の縦リブ間に空気流通溝を設け、
    この空気流通溝に前記中綿の外周面側が食い込まないように前記一対の縦リブのうちの一方を他方に対して近接して配置し、この空気流通溝の前端側を前記空気流通空間に連通し、
    前記一対の縦リブを、前記軸筒の周方向に前記空気流通溝の幅よりも広い間隔を置いて複数組設け、
    前記中綿の外周には、被覆材が設けられていないことを特徴とする中綿式筆記具。
  2. 軸筒内に挿入された中綿の前端側を、軸筒の前端から突出させて筆記部として用いるようにした中綿式筆記具において、
    軸筒における前記前端側の内周面に、前記中綿の外周面を押圧する環状突起を設け、
    同軸筒における前記環状突起よりも後側には、前記中綿の外周面に接触する中綿固定筒部を設けるとともに、この中綿固定筒部と軸筒の周壁とを隔てるようにして、環状の空気流通空間を設け、
    前記空気流通空間の後端部を軸筒内に開放するとともに、同空気流通空間の前端側を軸筒遠心方向へ延びる通気孔に連通し、
    前記軸筒の内周面における前記中綿の外周面と接触する範囲に、螺旋状の一対のリブを形成することで、これら一対のリブ間に螺旋状の空気流通溝を設け、
    この空気流通溝に前記中綿の外周面側が食い込まないように前記一対の縦リブのうちの一方を他方に対して近接して配置し、この空気流通溝の前端側を前記空気流通空間に連通し、
    前記中綿の外周には、被覆材が設けられていないことを特徴とする中綿式筆記具。
  3. 上記中綿の少なくとも外周面側を、上記環状突起の前後にわたって硬化させるように、上記中綿に硬化剤を含浸させたことを特徴とする請求項1又は2記載の中綿式筆記具。
  4. 上記中綿は、二つ折りにされた状態で、上記軸筒に内在されていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の中綿式筆記具。
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