JP3926182B2 - ラチェット式油圧テンショナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用エンジンのタイミングチェーンまたはタイミングベルト等に適正な張力を付与するために用いられるテンショナに関し、特に、ラチェット係止機構と油圧バルブ機構を併用したラチェット式油圧テンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのクランクシャフト側スプロケットとカムシャフト側スプロケットとの間で回転を伝達するタイミングチェーンの走行時に生じる振動を抑止し、かつ、適正な張力を維持するために、テンショナが広く採用されている。このテンショナは、ハウジング本体から突出するプランジャがエンジン本体側に揺動自在に軸支されているテンショナレバーの揺動端近傍の背面を押圧することにより、テンショナレバーのシュー面がチェーンの弛み側に摺動接触して張力を付加する構成となっている。
【0003】
図7乃至図8には、特願2000−013068号明細書に開示されているような従来のラチェット係止機構530を備えたラチェット式油圧テンショナ500が示されており、このラチェット式油圧テンショナ500は、ハウジング本体520内に、一方の端部がプランジャ用ばね560により付勢されて前面からテンショナ外部に出没自在に突出するように設けられたプランジャ510と、ハウジング本体520に揺動自在に軸支されたラチェット爪体531とを備え、さらに、このラチェット爪体531は、ハウジング本体520の両側壁524で形成された凹溝525内に収納されており、ラチェット爪体用ばね533で付勢されている。
【0004】
このようなラチェット式油圧テンショナ500は、ラチェット爪体531のラチェット爪534をプランジャ510の外周一側面に刻設されているラチェット歯511に係合させることによって、プランジャ510の後退変位を阻止するようになっている。
【0005】
また、前記ラチェット式油圧テンショナ500は、チェックボール等の逆止弁551を有する油圧バルブ機構550を備えており、エンジンによって起動する外部油圧源のオイルポンプから圧送される供給油(図示略)が油圧バルブ機構550を介してプランジャ510の高圧油室540に送り込まれるようになっている。
【0006】
そして、前記プランジャ510がテンショナレバーから衝撃力を受けたときに、ラチェット歯511とラチェット爪534とが係合しているため、プランジャ510がラチェット歯511とラチェット爪534との間で奏するバックラッシュの範囲内でプランジャ用ばね560の付勢力に抗して後退して油圧バルブ機構550を閉ざすと、プランジャ510の高圧油室540内の油がプランジャ510の外周面とハウジング本体520のプランジャ収容穴521内周面との間からリークしながらテンショナレバーから受ける衝撃力を緩衝するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来のラチェット式油圧テンショナ500は、図説していないが、オイルポンプから供給される供給油量が急激に増加する場合、供給油が油圧バルブ機構550を介してプランジャ510の高圧油室540内部に過剰に送り込まれて、プランジャ510をテンショナレバーに向けて必要以上に突出させてしまうことがある。
【0008】
特に、エンジンが冷えている場合にエンジンを始動させると、オイルポンプから供給される供給油も冷えておりその粘度も高くなっているために、プランジャ510の高圧油室540への油圧が通常よりも一段と高くなり、これが原因で必要以上にプランジャ510をテンショナレバーに向けて押し出してしまう。
このとき、従来のようなラチェット式油圧テンショナ500は、前述したようなラチェット歯511とラチェット爪534とが係合するラチェット機構530を備えているため、プランジャ510がハウジング本体520から一度飛び出してしまうと、ハウジング本体520内に簡単には自己復帰することができない。
【0009】
その結果、プランジャ510の飛び出し過ぎによってテンショナレバーが押圧され、この押圧されたテンショナレバーが、クランクシャフト側スプロケットとカムシャフト側スプロケットとの間で動力伝達するタイミングチェーンを過度に押圧すると、チェーン張力が異常に高くなったまま運転されることになり、このようなチェーン張り過ぎがヒュー音と称する騒音を発生させるばかりでなく、タイミングチェーンを早期に破壊してしまうという問題があった。
【0010】
また、前述したような従来のラチェット式油圧テンショナ500は、エンジン停止と同時にオイルポンプから供給される供給油が供給停止されるため、プランジャ510の高圧油室540内に至る油路において充足していた適正な油量が次第に減少してエアーが混入した状態となる。したがって、その後のエンジン始動時に、このような高圧油室540内に至る油路に混入したエアーが原因でプランジャ510の挙動が不安定になり、適正なチェーン張力の早期立ち上げに支障をきたすという問題があった。
【0011】
そこで、本発明の目的は、前述したような従来技術の問題点を解消するものであって、外部油圧源から供給油が過剰供給された場合に、プランジャ内への過剰供給を抑制し、プランジャの異常な飛び出しを防止してヒュー音と称するチェーン走行騒音を低減することができるとともに、エンジン始動時の適正なチェーン張力を早期に負荷して円滑にチェーン走行させてテンショナ連動部品の摩耗損傷を大幅に低減することができるラチェット式油圧テンショナを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本請求項1に係る発明は、走行するチェーンに向けて突出してバネ付勢されるプランジャと、前記プランジャを出没自在に嵌挿するプランジャ収容孔が形成されたハウジング本体と、前記ハウジング本体に揺動可能に軸支されたラチェット爪体が前記プランジャに刻設されたラチェット歯に噛み合うラチェット係止機構と、前記プランジャ収容孔とプランジャとの間に形成される高圧油室へ外部油圧源の供給油を油供給通路を介して流入させてその逆流を阻止する油圧バルブ機構とを備えたラチェット式油圧テンショナにおいて、前記外部油圧源から圧送される供給油を段階的に滞留させて油供給通路に供給する複数の油溜まり部が前記ハウジング本体に凹設され、前記油溜まり部の相互間に連通して油量調節する油量調節絞り孔が前記油溜まり部を仕切る隔壁に穿設されていることによって、前述した課題を解決するものである。
【0013】
そして、本請求項2に係る本発明のラチェット式油圧テンショナは、請求項1に記載された構成に加えて、前記ハウジング本体の外部へ過剰供給油を放出する過剰供給油用放出穴が前記油溜まり部に設けられていることによって、前述した課題をさらに解決するものである。
【0014】
なお、本発明における複数の油溜まり部は、外部油圧源から圧送される供給油を段階的に滞留させて油供給通路に供給することができるものであれば如何なる設置形態であっても良いが、外部油圧源から圧送される供給油の供給口が開口しているエンジンブロック壁に応対して取り付けられるように凹設すると、前記油溜まり部を構成する囲繞壁の一部としてエンジンブロック壁を利用することができ、しかも、その油溜まり形状を簡便に加工することができる。
【0015】
また、本発明における油量調節絞り孔は、外部油圧源から圧送された供給油を油量調節して油供給通路に供給することができるものであれば良く、その孔数、孔径、孔長が如何なるものであっても差し支えなく、また、その設置位置は、油溜まり部の形状や油溜まり部を仕切る隔壁の形状に応じて任意に設定しても何ら構わない。
【0016】
さらに、本発明における過剰供給油用放出穴は、油溜まり部からハウジング本体の外部へ過剰供給油を放出するものであるが、油溜まり部に滞留するエアー、もしくは、エアーが混入した供給油を放出することもでき、その具体的な放出穴の形態については如何なる穴径、穴長、穴形であっても良い。
【0017】
【作用】
本発明のラチェット係止機構と油圧バルブ機構とを備えたラチェット式油圧テンショナによれば、外部油圧源から圧送される供給油を段階的に滞留させて油供給通路に供給する複数の油溜まり部がハウジング本体に凹設され、前記油溜まり部の相互間に連通して油量調節する油量調節絞り孔が前記油溜まり部を仕切る隔壁に穿設されていることによって、オイルポンプ等の外部油圧源から供給油が過剰供給された場合に、プランジャの高圧油室側に直ちに圧送することなく、複数の油溜まり部で過剰供給された供給油を段階的に滞留させながら油量調節絞り孔で油量調節して油供給通路に供給する。
【0018】
そして、前記ハウジング本体の外部へ過剰供給油を放出する過剰供給油用放出穴が油溜まり部に設けられていることによって、オイルポンプ等の外部油圧源から供給油が過剰供給された場合に、プランジャの高圧油室側に直ちに圧送することなく、油溜まり部に供給された過剰な供給油の一部をテンショナ本体の外部に放出してプランジャの高圧油室内への過剰供給を完全に回避する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のラチェット式油圧テンショナの好ましい実施の形態にある実施例を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の第1実施例であるラチェット式油圧テンショナ100について説明する。図1は、本発明の第1実施例であるラチェット式油圧テンショナの設置図であり、図2は、図1に示すラチェット式油圧テンショナの外観図であり、図3は、図2のX−X線方向から見下ろしたエンジンブロック壁との取り付け状態図であり、図4は、図1に示すラチェット式油圧テンショナの動作説明図である。
【0020】
本実施例のラチェット式油圧テンショナ100は、図1に示すように、エンジンのクランクシャフト側スプロケットS1とカムシャフト側スプロケットS2との間で回転を伝達するタイミングチェーンTCの走行時に生じる振動を抑止し、かつ、適正な張力を維持するために用いたものであって、走行するタイミングチェーンTCに向けて突出してバネ付勢されるプランジャ110がエンジン本体側に揺動自在に軸支されているテンショナレバーTLの揺動端近傍の背面を押圧することにより、テンショナレバーTLのシュー面がタイミングチェーンTCの弛み側に摺動接触して張力を付加するようになっている。
【0021】
そこで、本実施例のラチェット式油圧テンショナ100は、図2乃至図4に示すように、前述したプランジャ110を出没自在に嵌挿するプランジャ収容孔121とオイルポンプ等の外部油圧源から圧送される供給油を滞留させ複数の油溜まり部122とが形成されたハウジング本体120とを備え、このハウジング本体120は、ハウジング本体120に揺動可能に軸支されたラチェット爪体131がプランジャ110の外周一側面に刻設されたラチェット歯111に噛み合うようにしたラチェット係止機構130と、前記複数の油溜まり部122から供給された油をプランジャ収容孔121とプランジャ110との間に形成される高圧油室140へ流入させてその逆流を阻止するようにした油圧バルブ機構150とを備えている。
なお、図1乃至図4における符号123は、本実施例のラチェット式油圧テンショナ100をエンジンに取り付けるための取付孔であり、符号160は、テンショナレバーに向けてプランジャ110を突出するように付勢させるプランジャ用ばねであり、符号Eは、エンジンブロック壁であり、符号Gは、ガスケットである。また、図3における矢印は、外部油圧源から圧送される供給油の流れを示したものである。
【0022】
そして、前記ラチェット係止機構130は、ハウジング本体120に設けられたラチェット爪体用軸132により揺動自在に軸支されると共にラチェット爪体用ばね133で付勢されたラチェット爪体131から構成されており、このラチェット爪体131に形成されたラチェット爪134をプランジャ外周一側面に刻設されたラチェット歯111に係合させることによって、プランジャ110の後退変位を阻止する。
【0023】
また、前記油圧バルブ機構150は、テンショナ本体120に圧入されたボールシート151と、このボールシート151に対して当接自在となるチェックボール152と、このチェックボール152を保持するリテーナ153と、チェックボール152をボールシート151に向けて付勢するボール用スプリング154とで構成されており、高圧油室140への油の流入を許容し逆に高圧油室140からの油の逆流を阻止する。
【0024】
このようにして本実施例のラチェット式油圧テンショナ100は、ラチェット歯111とラチェット爪134との間にバックラッシュ機能を持たせるとともに、外部のオイルポンプからエンジンブロック壁Eの油供給孔Hを介して供給油を導入し、プランジャ110内部に油圧バルブ機構150を経由して供給油を流入させるようになっている。
したがって、前記プランジャ110がテンショナレバーTLから衝撃を受けた場合、プランジャ110がラチェット歯111とラチェット爪134とが係合した状態のままバックラッシュの範囲内でプランジャ用ばね160の付勢力に抗して後退する。この際、プランジャ110は、油圧バルブ機構150が閉じてプランジャ110内の油を、プランジャ110の外周面とハウジング本体120のプランジャ収容穴121内周面との間からリークさせて衝撃力を緩衝するようになっている。
そして、タイミングチェーンTCが運転中に伸びると、プランジャ110がプランジャ用ばね160により突出するとともに供給油が外部から供給され、同時にプランジャ110のラチェット歯111とラチェット爪134との係合が1歯分ずれて常にプランジャ110はタイミングチェーンTCに追随して、ワンウェイ機構として機能するようになっている。
【0025】
ここで、本実施例のラチェット式油圧テンショナ100が最も特徴とする構造について詳細に説明すると、外部油圧源から圧送される供給油を段階的に滞留させて油圧バルブ機構150に供給する大小2つの油溜まり部122a,122bがハウジング本体120に凹設されているとともに、これらの油溜まり部122a,122bの相互間に連通する油量調節絞り孔124が油溜まり部122a,122bを仕切る隔壁125に穿設されていることである。
なお、前記油溜まり部122a,122bの凹設形態は、図3に示すように、油溜まり形状を簡便に加工することができるようにするため、外部油圧源から圧送される供給油の油供給孔Hが開口するエンジンブロック壁Eを油溜まり部122a,122bを構成する囲繞壁の一部として利用している。また、前記油溜まり部122bの滞留した供給油は、油供給通路126と油圧バルブ機構150を介してプランジャ110の高圧油室140内への供給されるようになっている。
【0026】
さらに、前記油溜まり部122bには、ハウジング本体120の外部へ過剰供給油を放出する過剰供給油用放出穴127が設けられている。この過剰供給油用放出穴127によって、オイルポンプ等の外部油圧源から油供給孔Hを介して油溜まり部122bに供給された過剰な供給油の一部をテンショナ本体120の外部に放出して、前述した油量調節絞り孔124による過剰供給油の抑制効果と相乗してプランジャ110の高圧油室140内への過剰供給を完全に回避するようになっている。
【0027】
したがって、このような本実施例のラチェット式油圧テンショナ100は、オイルポンプ等の外部油圧源から供給油が過剰供給された場合に、プランジャ110の高圧油室側に直ちに圧送することなく、大小2つの油溜まり部122a,122bに過剰供給された供給油を段階的に滞留させながら油量調節絞り孔124によって油量調節するとともに、過剰供給油用放出穴127によって過剰な供給油の一部をテンショナ本体120の外部に放出して、油供給通路126を介したプランジャ110の高圧油室140内への過剰供給を回避することができる。
【0028】
その結果、テンショナ本体120に供給油量調節用の別部品を付属させることなく、プランジャ110内への過剰供給を抑制し、プランジャ110の異常な飛び出しを防止することができ、ヒュー音と称するチェーン走行騒音を解消するとともに、エンジン始動時の適正なチェーン張力を早期に確保して円滑にチェーン走行させ、テンショナレバーTL、タイミングチェーンTCなどのテンショナ連動部品の摩耗損傷を低減することが達成できる。
【0029】
しかも、エンジン停止と同時にオイルポンプから供給される供給油が供給停止されても大小2つの油溜まり部122a,122b内に供給油が残存しているため、プランジャ110の高圧油室140内に従来のようなエアーが混入することはなく、その後のエンジン始動時における適正なチェーン張力を早期立ち上げることができる。
【0030】
次に、本発明の第2実施例であるラチェット式油圧テンショナ200について図5に基づいて説明する。
本実施例のラチェット式油圧テンショナ200は、前述した第1実施例と同様に、走行するタイミングチェーンTCに向けて突出してバネ付勢されるプランジャ210と、このプランジャ210を出没自在に嵌挿するハウジング本体220とを備えている。
なお、図5における各符号は、前述した第1実施例のラチェット式油圧テンショナ100を構成する部材と同じ構造・作用・効果を奏する部材に対応して付し、その説明を省略する。
【0031】
そして、本実施例のラチェット式油圧テンショナ200が最も特徴とする構造について詳細に説明すると、外部油圧源から圧送される供給油を段階的に滞留させてプランジャ210内の高圧油室(図示しない)に供給する大小3つの油溜まり部222a,222b,222cがハウジング本体220にそれぞれ凹設されているとともに、これらの油溜まり部222a,222b,222cの間を連通する油量調節絞り孔224a,224bが油溜まり部222a,222bを仕切る隔壁225a、および、油溜まり部222b,222cを仕切る隔壁225bにそれぞれ穿設されていることである。
【0032】
したがって、このような本実施例のラチェット式油圧テンショナ200は、前述したような大小2つの油溜まり部122a,122bとこれらの間を連通する油量調節絞り孔124とを備えたラチェット式油圧テンショナ100に比較すると、油溜まり部と油量調節絞り孔をそれぞれ1つ増設して油溜まり部222a,222b,222cとこれらの間に連通する油量調節絞り孔224a,224bとで構成した分だけ油量調節能力が向上するため、プランジャ210の高圧油室内への過剰供給をより一段と回避することができる。
【0033】
次に、本発明の第3実施例であるラチェット式油圧テンショナ300について図6に基づいて説明する。
本実施例のラチェット式油圧テンショナ300は、前述した第2実施例と同様に、走行するタイミングチェーンTCに向けて突出してバネ付勢されるプランジャ310と、このプランジャ310を出没自在に嵌挿するハウジング本体320とを備えている。
なお、図6における各符号は、前述した第2実施例のラチェット式油圧テンショナ200を構成する部材と同じ構造・作用・効果を奏する部材に対応して付し、その説明を省略する。
【0034】
そして、本実施例のラチェット式油圧テンショナ300が最も特徴とする構造について詳細に説明すると、
外部油圧源から圧送される供給油を段階的に滞留させてプランジャ310内の高圧油室(図示しない)に供給する大小3つの油溜まり部322a,322b,322cを設けるとともに、油溜まり部322a,322bの間を連通する油量調節絞り孔324aが油溜まり部322a,322bを仕切る隔壁325aの2カ所に穿設し、油溜まり部322b,322cの間を連通する油量調節絞り孔324bが油溜まり部322b,322cを仕切る隔壁325bの1カ所に穿設されていることである。
【0035】
したがって、このような本実施例のラチェット式油圧テンショナ300は、前述したような油量調節絞り孔224a,224bを備えたラチェット式油圧テンショナ200に比較すると、油量調節絞り孔の設置数を油溜まり部322a,322b,322c間で段階的に減少させたことによって供給油の油量調節能力がさらに向上して、プランジャ210の高圧油室内への過剰供給をより一段と回避することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明のラチェット係止機構と油圧バルブ機構とを備えたラチェット式油圧テンショナは、以下のような本発明に特有の効果を奏する。
すなわち、本請求項1記載の発明によれば、外部油圧源から圧送される供給油を段階的に滞留させて油供給通路に供給する複数の油溜まり部がハウジング本体に凹設され、前記油溜まり部の相互間に連通して油量調節する油量調節絞り孔が前記油溜まり部を仕切る隔壁に穿設されていることによって、オイルポンプ等の外部油圧源から供給油が過剰供給された場合に、このような過剰供給された供給油をプランジャの高圧油室側に直ちに圧送することなく、複数の油溜まり部で段階的に滞留させながら油量調節絞り孔で油量調節して油供給通路を介して油圧バルブ機構に供給することができるため、テンショナ本体に供給油量調節用の別部品を付加することなく、プランジャ内への過剰供給を抑制し、プランジャの異常な飛び出しを防止できるので、ヒュー音と称するチェーン走行騒音を抑えるとともに、エンジン始動時の適正なチェーン張力を確保して円滑にチェーン走行させ、テンショナ連動部品の摩耗損傷を低減することができる。
【0037】
そして、本請求項1記載の発明によれば、エンジン停止と同時にオイルポンプから供給される供給油が供給停止されても油溜まり部内に供給油が残存しているため、プランジャの高圧油室内に従来のようなエアーが混入することはなく、その後のエンジン始動時における適正なチェーン張力を早期立ち上げることができる。
【0038】
さらに、本請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、前記ハウジング本体の外部へ過剰供給油を放出する過剰供給油用放出穴が油溜まり部に設けられていることにより、オイルポンプ等の外部油圧源から油溜まり部に供給された過剰な供給油の一部やエアーの混入した供給油をテンショナ本体の外部に放出して、前述した油量調節絞り孔による過剰供給油の抑制効果と相乗してプランジャの高圧油室内への過剰供給とエアー混入を完全に回避するため、従来のようなエンジン始動時におけるヒュー音と称するチェーン走行騒音を解消することができるとともに、適正なチェーン張力を早期に負荷したチェーン走行を実現して、テンショナレバー、タイミングチェーンなどのテンショナ連動部品の摩耗損傷を大幅に解消させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるラチェット式油圧テンショナの設置図。
【図2】図1に示すラチェット式油圧テンショナの外観図。
【図3】図2のX−X線方向から見下ろしたエンジンブロック壁との取り付け状態図。
【図4】図1に示すラチェット式油圧テンショナの動作説明図。
【図5】本発明の第2実施例であるラチェット式油圧テンショナの概要図。
【図6】本発明の第3実施例であるラチェット式油圧テンショナの概要図。
【図7】従来のラチェット式油圧テンショナの外観図。
【図8】従来のラチェット式油圧テンショナの動作説明図。
【符号の説明】
100,200,300,500 ・・・ ラチェット式油圧テンショナ
110,210,310,510 ・・・ プランジャ
111,511 ・・・ ラチェット歯
120,220,320,520 ・・・ テンショナ本体
121,221,321,521 ・・・ プランジャ収容孔
122,222a,222b,322a,322b ・・・ 油溜まり部
123,223,323,523 ・・・ 取付孔
124,224a,224b,324a,324b ・・・ 油量調節絞り孔
125,225a,225b,325a,325b ・・・ 隔壁
126,226,326 ・・・ 油供給通路
127,227,327 ・・・ 過剰供給油用放出穴
130,530 ・・・ ラチェット係止機構
131,531 ・・・ ラチェット爪体
132,532 ・・・ ラチェット爪体用軸
133,533 ・・・ ラチェット爪体用ばね
134,534 ・・・ ラチェット爪
140,540 ・・・ 高圧油室
150,550 ・・・ 油圧バルブ機構
151 ・・・ ボールシート
152 ・・・ チェックボール
153 ・・・ リテーナ
154 ・・・ ボール用スプリング
160,560 ・・・ プランジャ用ばね
S1 ・・・ 駆動軸側スプロケット
S2 ・・・ 従動軸側スプロケット
TC ・・・ タイミングチェーン
TG ・・・ テンショナガイド
TL ・・・ テンショナレバー
E ・・・ エンジンブロック壁
Claims (2)
- 走行するチェーンに向けて突出してバネ付勢されるプランジャと、前記プランジャを出没自在に嵌挿するプランジャ収容孔が形成されたハウジング本体と、前記ハウジング本体に揺動可能に軸支されたラチェット爪体が前記プランジャに刻設されたラチェット歯に噛み合うラチェット係止機構と、前記プランジャ収容孔とプランジャとの間に形成される高圧油室へ外部油圧源の供給油を油供給通路を介して流入させてその逆流を阻止する油圧バルブ機構とを備えたラチェット式油圧テンショナにおいて、
前記外部油圧源から圧送される供給油を段階的に滞留させて油供給通路に供給する複数の油溜まり部が前記ハウジング本体に凹設され、前記油溜まり部の相互間に連通して油量調節する油量調節絞り孔が前記油溜まり部を仕切る隔壁に穿設されていることを特徴とするラチェット式油圧テンショナ。 - 前記ハウジング本体の外部へ過剰供給油を放出する過剰供給油用放出穴が前記油溜まり部に設けられていることを特徴とする請求項1記載のラチェット式油圧テンショナ。
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