JP3233216B2 - Wllシステムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末の着信呼処理方法とその装置 - Google Patents
Wllシステムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末の着信呼処理方法とその装置Info
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Description
線で交換機に収容されるWLLシステムに関し、特に発
信加入者番号表示サービスを享受するWLLシステムに
よる加入者端末に対する着信呼処理方法とその装置に関
する。
図3を参照して説明する。
ス、すなわち発信加入者番号表示サービスは、日本では
ナンバーディスプレイサービス、米国ではCaller ID等
各国でサービスの呼称や仕様が異なるが、ここでは広く
加入者間の通信前の情報通知サービスという意味でコー
リングナンバーディスプレイサービスという呼称で以下
記述する。また、サービス仕様は日本国内でサービスさ
れているNTTの発信加入者番号表示サービスを例に取
り以下記述することとする。
対する交換機収容の基本的なブロックダイヤグラムであ
る。交換機IF部200は交換機100との電気的・物
理的インタフェースを担当し、交換機100からの着信
検出があると制御部300へ通知する。
は、アナログインタフェースであれば2ワイヤ(Wir
e)のメタリック線であり、デジタル集線インタフェー
スであれば、ITU−T勧告G.964,G.965で
定義されるV5.1,V5.2インタフェースであっ
て、いづれも交換機100ではアナログ電話端末を収容
しているものとし、2ワイヤのインタフェースで接続さ
れているものとして説明をすすめる。
する)600はサービスを享受できる端末であり交換機
100を運営する通信事業者とサービスを享受するため
の契約等を取り交わしているものとする。
らの転極検出あるいは呼出信号(リンギング)を感知す
る機能を有し、これを検出すると制御部300へ通知す
る。また、呼出信号におけるリンギングおよびサイレン
トを逐次通知する。該通知を受信する制御部300では
リンギングおよびサイレントの検出タイミングより呼出
信号の鳴動パターンを識別することが可能となる。
より転極あるいは呼出信号検出を通知された時点でアク
セス基地部400へ着信起動を行い、タイムスイッチT
SW301の下り(交換機→端末方向)コネクションを
設定する。またこれによりアクセス基地部400はアク
セス端末部500へ着信起動を行う。これはアクセス基
地局400とアクセス端末部500との通信リンク確立
時間が一定時間かかることが予想されるため全体の着信
処理シーケンスの処理遅延を軽減するための方策であ
る。既に着信起動を行っている制御部300は呼出信号
パターン識別が完了するとアクセス基地部400へ識別
したパターン信号を通知する。アクセス基地部400は
該パターン信号を受信すると、アクセス端末部500と
の通信リンクが確立していれば速やかにアクセス端末部
500へも通知する。アクセス端末部500では、先に
通知された着信起動後該パターン信号を受信すると端末
600に対して、あたかも交換機100からの制御と同
一の信号処理を行い、転極およびアクセス基地部400
から受信した呼出信号パターンに従いタイミングを制御
しながら呼出し鳴動を行う。通常、日本国内での一般着
信の際にはIRと呼ばれる1秒/2秒のリンギングパタ
ーンで鳴動する。
するとアクセス端末部500はオフフックを検出した
後、端末600に対するリンギングを停止し、アクセス
基地部400へ加入者のオフフックを通知する。アクセ
ス基地部400を経由し制御部300へオフフックが伝
えられると、制御部300は交換機IF部200へオフ
フックを指示し交換機IF部200は交換機100へオ
フフックを通知する。また制御部300はTSW301
の上り(端末→交換機方向)コネクションを設定する。
交換機100はオフフックが検出されると呼出端末の応
答と判断しリンギングを停止するとともに復極する。こ
の信号も交換機IF部200から制御部300、アクセ
ス基地部400、アクセス端末部500を経由し端末6
00へ伝達する。この時点で端末600と交換機100
のコネクションが確立し通話状態へと移行する。また、
通話終了後前記端末600が受話器をおろした場合には
アクセス端末部500が加入者オンフックを検出し前記
オフフックの通知の場合と同じく交換機100へ伝達さ
れる。また該通話中端末600のオンフックを検出した
制御部300は、アクセス基地部400に対して終話を
伝達し自らはTSW301の上り、下り双方向のコネク
ションを解放し、該終話信号を受信したアクセス基地部
400はアクセス端末部500へ回線解放を指示し無線
アクセス区間もコネクションが解放され、アクセス端末
部500も空き状態へ移行する。この時点で、端末60
0と交換機100間の全てのコネクションが解放され空
き状態へと移行する。ここまでの一般着信〜通話〜終話
までの動作シーケンスを図示したものが図4である。
なWLLシステムにおいては、そのまま(サービス仕
様:NTT)を収容した場合次のような課題がある。
る無線アクセス区間における、起動→回線確立遅延のた
め、結果的に交換機100への端末一次応答(オフフッ
ク)伝達が遅延し、交換機100で所有する着信起動〜
端末一次応答までの待ちタイマーT0がタイムアウトす
る確率が高くなり端末600への発信加入者番号表示が
必ずしもできないということである。この場合の動作シ
ーケンスを図5に示す。
る無線アクセス区間におけるチャネル資源の有効利用の
ため端末600がオンフックした場合アクセス端末部5
00では上位局であるアクセス基地部400からの回線
解放信号が伝達されないと自律で回線解放する機能を具
備する場合があるため、端末一次応答が交換機100の
待ちタイマーT0に間に合い、うまく情報伝達ができ、
かつ受信完了通知であるオンフックが交換機100まで
情報送信完了〜受信完了通知待ちタイマT1までの待ち
時間内に伝達できても、アクセス端末部500での自律
回線解放により空き状態にもどることによる端末600
への復極により端末600では呼出途中放棄と見なし発
信加入者番号が必ずしも正しく表示できないということ
になる。この場合の動作シーケンスを図6に示す。
Lシステムの発信加入者番号表示サービスの着信呼処理
方法とその装置を提供することにある。
の発信加入者番号表示サービスの着信呼処理方法は、加
入者端末の交換システムであるWLLシステムの発信加
入者番号表示サービス付加入者端末の着信呼処理方法で
あって、発信加入者番号表示サービス付加入者端末と加
入者交換機との間の有線区間にWLL加入者制御段階を
有し、該WLL加入者段階において、交換機が送出する
発信加入者番号表示サービスの事前呼出信号であること
を認識すると、着信加入者端末に代わって疑似的に一次
応答し、それにより交換機が送出する発信加入者番号情
報を受信して蓄積して保持し、受信完了信号を返信する
発信加入者番号通知サービスの事前処理ステップと、受
信完了信号受信により交換機が送出する通常呼出信号パ
ターン判定により判定するステップと、通常呼出信号識
別後着信加入者端末を管理するアクセス端末部に対して
無線区間回線を構成するステップと、アクセス端末部に
発信加入者番号表示サービスの着信による事前呼出であ
ることを通知し、事前呼出信号の送出指示をするステッ
プと、事前呼出信号に対する着信加入者端末の一次応答
に対して蓄積してある発信加入者番号情報を転送するス
テップとを有し、WLLシステムの発信加入者番号表示
サービス付加入者端末の着信呼処理装置において、着信
加入者端末が送出する発信加入者番号情報の受信完了信
号のオンフックによる無線区間の開放を制止し、通常呼
出信号を送出するステップと、着信加入者端末の二次応
答を交換機へ通達し、通話路の開通もしくは切断するス
テップとを有する。
者番号表示サービス付加入者端末に対する着信呼処理装
置は、交換機に対する収容回線が無線回線であるWLL
システムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末に
対する着信呼処理装置であって、發信加入者番号表示サ
ービス付加入者端末と加入者交換機との間にWLL加入
者制御装置を有し、該WLL加入者制御装置は、交換機
が送出する発信加入者番号表示サービスの事前呼出信号
を検出すると、着信加入者端末に先行して一次応答を返
送する手段と、一次応答に応じて交換機から送出される
発信加入者番号情報を蓄積し、蓄積終了に伴って受信完
了信号を返送する手段と、交換機から送出される通常呼
出信を判定する手段と、前記事前呼出信号の検出時、着
信加入者端末を制御するアクセス端末部に対して無線区
間回線を構築する手段と、前記アクセス端末部に事前呼
出信号を着信加入者端末に対して送出させる手段と、着
信加入者端末の一次応答に応じて蓄積していた発信加入
者番号情報をアクセス端末部を介して着信端末に転送す
る手段とを有するWLL加入者番号表示サービス付加入
者端末に対する着信呼処理装置において、着信端末が送
出する受信完了信号による無線区間の開放を制止し、着
信加入者端末へ通常呼出信号を送出する手段と、着信加
入者端末の二次応答を交換機へ通達し、通話路の開通も
しくは切断を行う手段と、交換機からの信号を着信端末
へ通達し通常の呼処理を行う手段とを有する。
入者番号表示サービス付加入者端末に対する着信呼処理
装置の具体的な実施態様は、交換機と加入者間にWLL
加入者制御装置を有し、該WLL加入者制御装置は、交
換機からの信号を検出して制御部へ転送し、制御部の交
換機への送出信号を交換機へ転送する交換機インタフェ
ース部と、発信加入者番号表示サービス付加入者リスト
を格納する保守端末と、それらを選択的に接続するタイ
ムスイッチであるTSWと、TSWの接続を制御する制
御部とからなり、さらに、加入者端末と交換機の加入者
線有線区間とを接続するアクセス基地部と、加入者端末
側に無線送受部を含む加入者端末を管理するアクセス端
末部を有する、WLLシステムの発信加入者番号表示サ
ービス付加入者端末に対する着信呼処理装置において、
前記WLL加入者制御装置が、発信加入者番号情報を蓄
積する蓄積部を有しており、発信加入者番号表示サービ
スの事前呼出信号をパターン認識で検出すると一次応答
を返送する手段と、一次応答により交換機から送出され
る発信加入者番号情報をTSWの接続を介して前記蓄積
部に格納する手段と、発信加入者番号の受信が終了する
と受信完了信号を交換機側へ返送すると、交換機が受信
完了信号に応じて送出する通常信号をパターン判定によ
り判定しアクセス端末部へ通しする手段と、一次応答
後、アクセス基地部に無線回線の接続を指示し、アクセ
ス端末部に当該事前呼出信号送出を指示する手段と、ア
クセス端末部の事前呼出に応じた着信端末の一次応答に
より蓄積部からアクセス基地部を介して発信加入者番号
情報を転送する手段と、受信完了信号により、着信加入
者端末へ通常呼出信号を送出する手段と、着信加入者端
末の二次応答を交換機へ通知し、通話路の開通もしくは
切断を行う手段と、交換機からの信号を着信加入者端末
へ通達し、通常の呼処理を行う手段とを有する。
て図面を参照して説明する。図1は本発明のWLLシス
テムの発信加入者番号表示サービスの着信呼処理方法が
適用されたWLLシステムの発信加入者番号表示サービ
スの着信呼処理装置のブロック図である。
(以下交換機IF部と称する)2は交換機1との電気的
・物理的インタフェースを行い交換機1からの着信検出
を制御部3へ通知する。ここで、交換機1とのインタフ
ェースは、アナログインタフェースであれば2ワイヤの
メタリック線であり、デジタル集線インタフェースであ
れば、ITU−T勧告G.964,G.965で定義さ
れるV5.1,V5.2インタフェースであり、いづれ
も加入者としては交換機1ではアナログ電話を収容して
いるものとしここでは2ワイヤのインタフェースで接続
されているものとして説明をすすめる。
ナンバーディスプレイサービス(以下NDSと略称す
る)を享受できる端末であり、交換機1を運営する通信
事業者と前記NDSサービスを享受するための契約等を
取り交わしているものとする。
線加入者末6のNDS登録制御を行うとともにNDS契
約加入者であることを、システム内保守運用信号伝達ル
ートを経由し、サービス開始に先立ち、制御部3に通知
しておく。
検出、あるいは呼出信号(リンギング)を感知する機能
を有し、これを検出すると制御部3へ通知する。また、
呼出信号におけるリンギングおよびサイレントを逐次通
知する。
およびサイレントの検出タイミングより呼出信号の鳴動
パターンを識別することが可能となる。制御部3は呼出
信号パターン識別が完了するとパターンが通信前情報通
知サービスにおける事業者固有の事前呼出信号かどうか
の判定を行うとともに事前に登録された加入者かどうか
の判定も行う。
者であり、かつ呼出信号パターンが通信前情報通知サー
ビスにおける事業者固有の事前呼出信号である場合に
は、制御部3は交換機IF部2の該当加入者チャネルを
TSW31を経由して蓄積部8へ接続する下りコネクシ
ョンを設定する。
検出から一定時間後あるいは端末からの一次応答後一定
時間後交換機1から送出される発信加入者番号情報信号
を蓄積部8で待ち受け一定時間情報をデジタル信号とし
て蓄積する。
伝送レート、最大送出データサイズから算出できるため
一定時間後蓄積部8での受信を終了し、交換機1に受信
完了通知が必要な場合には一次応答の該当処理を行い次
処理へ移行する。これ以降交換機1は通常の呼出信号送
出状態となり端末6のオフフック待ちとなっている。
パターン信号と該当着信がNDSであることを着信起動
通知する。アクセス基地部4は該信号を受信すると、ア
クセス端末部5へ着信起動を行い識別したパターン信号
と該当着信がNDSである旨通知する。
の通信リンクコネクションが確立した時点で速やかに制
御部3へ通知する。
パターン信号および該当着信である旨の着信起動通知を
受信すると加入者端末6に対して、交換機1からの制御
と同等の信号制御を行い、転極およびアクセス基地部4
から受信した呼出信号パターンに従いタイミングを制御
しながらの鳴動を行う。
立の報告を受信すると、交換機IF部2と蓄積部8間の
入力の下りコネクションを解放し、蓄積部8の出力をア
クセス基地部4へ送信するためのTSW31によるコネ
クション設定を行い蓄積部8へ蓄積情報の送出開始を指
示する。
一定時間後、通常の呼出信号送出に移行する。また、加
入者端末6からの一次応答(オフフック)や受信完了通
知(オンフック)がある場合には、NDS該当着信であ
る旨熟知しているので無線区間を解放することなくアク
セス基地部4を経由し制御部3へ情報を伝達する。
フフックがアクセス端末部5で検出されると、アクセス
基地部4経由で該オフフック信号が制御部3へ伝達され
る。制御部3はオフフックを受信すると上り下り双方向
のコネクション設定を行うとともに交換機IF2へオフ
フック送出指示を行う。交換機1はオフフック検出によ
り着信応答と判断しコネクションを確立する。
記載した動作シーケンスを用いて説明する。
されているを例を基に説明する。ここで、交換機1との
インタフェースは、2ワイヤのインタフェースで接続さ
れているものとして説明をすすめる。また、該当する加
入者端末6はNDSを享受できる端末であり交換機1を
運営する通信事業者とNDSサービスを享受するための
契約等を取り交わしているものとする。
加入者端末6のNDSサービス登録制御を行うとともに
NDS加入者であることを、システム内保守運用信号伝
達ルートを経由し、サービス開始に先立ち、制御部3に
登録通知しておく。
び呼出信号(リンギング)を感知すると、制御部3へ通
知し、引き続き呼出信号におけるリンギングおよびサイ
レントを逐次通知する(ステップ21)。該通知を受信
すると制御部3はリンギングおよびサイレントの検出タ
イミングより呼出信号の鳴動パターンを識別し、該パタ
ーンから事業者固有のサービス起動信号であるCARパ
ターン(本実施の形態ではNDSを示すリンギングパタ
ーン)かどうかの判定を行うとともに着信加入者が事前
に登録されたNDS加入者かどうかの判定をも行う(ス
テップ22、23)。
り、かつ呼出信号パターンにおける事業者固有のNDS
の起動信号である場合には、制御部3は交換機IF部の
該当加入者チャネルをTSW31を経由して蓄積部8へ
接続する下りコネクションを設定する(ステップ2
4)。
検出から呼出パターン識別時間を含め6秒以内に、交換
機IF部2に対してオフフック送出指示を行い端末の一
次応答を先行して動作する(ステップ25)。CARは
0.5秒/0.5秒のリンギングおよびサイレント繰り返しで
ありパターン検出にさほど時間を要しない。
〜1秒)後、交換機1から発信加入者番号情報信号が送
出され、その情報信号を蓄積部8が受信し、一定時間情
報をデジタル信号として蓄積する(ステップ26)。
はないもののサービス仕様より伝送レート=1200bps、
データ長=10bit、最大送出データサイズ=128byteから
概算により算出できるため一定時間(たとえば一次応答
から3秒後情報送出開始としデータ間に10bit分のマーク
信号があると仮定すると、3秒+60ms+128×(10+10)bit/1
200=最大約5.16秒)蓄積部8での受信を終了し、交換
機1に受信完了信号としてオンフックするため交換機I
F部2へ制御部3がオンフック送出指示を行う(ステッ
プ27)。
R)送出状態となり端末6のオフフック待ちとなってお
り、制御部3は交換機からの通常の呼出信号(IR)を
判定する。
パターン信号と着信加入者がサービス該当加入者である
ことを含めた着信起動通知を行う(ステップ28)。ア
クセス基地部4は該着信起動通知信号を受信すると、ア
クセス端末部5へ着信起動を行い識別したパターン信号
とサービス該当着信である旨通知する(ステップ2
9)。
の通信リンクコネクションが確立した時点で速やかに制
御部3へ通知する(ステップ30)。
パターン信号および該当着信がNDSである旨の着信起
動通知を受信すると加入者端末6に対して、交換機1か
らの制御と同等の制御処理を行い、転極およびアクセス
基地部4から受信した呼出信号パターンに従ってタイミ
ングを制御しながらCARパターンの鳴動を行う(ステ
ップ31)。
鳴動を検知すると一次応答としてオフフックする(ステ
ップ32)。アクセス端末部5は検出したオフフックを
アクセス基地部4を経由して制御部3へオフフックを通
知しリンギングを停止する(ステップ33)。
クを受信すると交換機IF部2と蓄積部8の入力の下り
コネクションを解放し、蓄積部8の出力をアクセス基地
部4を介して加入者端末6へ送信するためのコネクショ
ン設定を行い蓄積部8へ蓄積情報の送出開始を指示する
(ステップ34)。
ンフックし、アクセス端末部5はアクセス基地部4経由
で制御部3へオンフックを伝達するとともに、仕様によ
りあらかじめ定めた一定時間後通常の呼出信号(IR)
送出に移行する(ステップ35)。
ック)や受信完了通知(オンフック)がある場合は、該
当着信である旨熟知しているのでアクセス端末部5は無
線区間を解放することなくアクセス基地部4を経由し制
御部3へ情報を伝達する。
オフフックがアクセス端末部5で検出され、アクセス基
地部4経由で該オフフック信号が制御部3へ伝達され
る。制御部3は該オフフックを受信すると上り下り双方
向のコネクション設定を行うとともに交換機IF2へオ
フフック送出指示を行い、交換機1はオフフック検出に
より、端末の二次応答と判断しコネクションを確立する
(ステップ36)。
7、TSW31、蓄積部8は一つのWLL加入者制御部
10を構成し、アクセス基地部4と必ずしも1:1の接
続関係である必要はなく、一般には1:複数の関係であ
る。
5とは当然1:多数の配置関係になっている。
は、以下に記載するような効果を有する。
を一時的に蓄積する機能を具備しているため交換機に対
して実際の端末の動作に先行して動作することができる
ので、WLLシステム特有の無線区間の処理遅延に患わ
されず、メタリック加入者線直結収容の加入者と同等の
ナンバーディスプレイサービスの着信処理が可能になる
ことである。
時に既にサービス該当着信呼であることが着信起動通知
情報に含まれているのでシーケンス中にオンフックして
も自律で無線区間の開放を行うことなく呼処理シーケン
スを継続できることである。
号表示サービス付加入者端末に対する着信呼処理方法の
一実施の形態が適用されたWLLシステムの発信加入者
番号表示サービス付加入者端末に対する着信呼処理装置
のブロック図である。
者番号表示サービス付加入者端末に対する着信呼処理装
置の事前呼出信号感知から蓄積された発信加入者番号情
報を送出するまでの信号授受のシーケンスチャートであ
り、(b)は端末の事前情報受信完了から通話開始まで
の信号授受のシーケンスチャートである。
ービス付加入者端末に対する着信呼処理装置のブロック
図である。
般着信呼処理における信号授受のシーケンスチャートで
ある。
けるナンバーディスプレイサービスで、一次応答以降に
発生するタイミング差によるナンバーディスプレイ不能
の状態を示すシーケンスチャートである。
けるナンバーディスプレイサービスで、最近のチャネル
利用率向上のためにアクセス端末部が自律回線開放設定
されていることにより、一次応答以降のナンバーディス
プレイ以前に回線開放される時の信号授受シーケンスチ
ャートである。
者番号表示サービス付加入者端末に対する着信呼処理装
置の動作のフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 交換機に対する加入者回線が無線回線で
あるWLLシステムの加入者端末の中の、発信加入者番
号表示サービス付加入者端末に対する着信呼処理方法で
あって、 発信加入者番号表示サービス付加入者端末と加入者交換
機との間の有線区間に介在するWLL加入者制御段階を
有し、該加入者制御段階では、交換機が送出する発信加
入者番号表示サービスの事前呼出信号を検出すると、着
信加入者端末が応答すべき所定の一次応答を事前に擬似
的に交換機に返信し、該一次応答により、交換機が送出
する発信加入者番号情報を蓄積し、蓄積終了により受信
完了信号を送出する発信加入者番号表示サービスの事前
処理ステップと、 受信完了信号により、交換機が送出する通常呼出信号を
パターン判定により判定するステップと、 通常呼出信号識別後着信加入者端末を管理するアクセス
端末部に対して無線区間回線を構成するステップと、 前記加入者制御段階が無線回線を介して発信番号表示サ
ービス着信を無線加入者のアクセス端末部に指示するス
テップと、 指示されたアクセス端末部が、交換機の発信加入者番号
表示サービスの事前呼出と同等の動作を端末に行使し、
端末の一次応答により加入者制御段階で蓄積された発信
加入者番号情報を無線回線およびアクセス端末部とを介
して着信加入者端末に送出するステップとを有するWL
Lシステムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末
の着信呼処理方法において、 着信加入者端末が発信加入者番号情報を受信し受信完了
信号を返送すると、着信端末が送出する受信完了信号に
よる無線区間の開放を制止し、通常呼出信号を送出する
ステップと、 着信加入者端末の二次応答を交換機へ通達し、通話路の
開通乃至切断を行うステップとを有することを特徴とす
るWLLシステムの発信加入者番号表示サービス付加入
者端末の着信呼処理方法。 - 【請求項2】 前記発信加入者番号表示サービスの事前
処理ステップが交換機が送出した事前呼出信号の判定に
より、着信加入者が発信加入者番号表示サービス付加入
者としての登録の有無を検出することを含む請求項1記
載のWLLシステムの発信加入者番号表示サービス付加
入者端末に対する着信呼処理方法。 - 【請求項3】 交換機に対する加入者回線が無線回線で
あるWLLシステムの加入者端末の中の発信加入者番号
表示サービス付加入者端末に対する着信呼処理装置であ
って、 発信加入者番号表示サービス付加入者端末と加入者交換
機との間の有線区間にWLL加入者制御装置を有し、該
WLL加入者制御装置は、交換機が送出する発信加入者
番号表示サービスの事前呼出信号であることを認識する
と、発信加入者番号情報を加入者端末に代わって受信し
て蓄積し、受信終了により受信完了信号を交換機へ返信
する手段と、 受信完了信号の受信により交換機が送出する通常呼出信
号を判定する手段と、事前呼出に対する一次応答後、着
信加入者端末の制御を行うアクセス端末部に対して無線
区間回線を構成するアクセス基地部と、 前記アクセス端末部に対して前記事前呼出信号の送出を
指示し、着信加入者端末の一次応答により蓄積してある
発信加入者番号情報を転送させる手段とを有する、WL
Lシステムの加入者端末の中の発信加入者番号表示サー
ビス付加入者端末に対する着信呼処理装置において、 着信加入者端末が送出する受信完了信号による無線区間
の開放を制止し、着信加入者端末へ通常呼出信号を送出
する手段と、 着信加入者端末の二次応答を交換機へ通達し、通話路の
開通若しくは切断を行う手段と、 交換機からの信号を着信加入者端末へ通達し、通常の呼
処理を行う手段とを有することを特徴とするWLLシス
テムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末に対す
る着信呼処理装置。 - 【請求項4】 WLLシステムの加入者制御装置が、交
換機と加入者間で授受する信号を検出し、交換機からの
信号を転送する交換機インタフェース部と、発信加入者
番号表示サービス加入の加入者リストを格納する保守端
末と、それら各部および保守端末を選択的に接続するタ
イムスイッチであるTSWと、TSWの接続を制御する
制御部に加えて、前記TSWに接続可能な蓄積部を有
し、 交換機インタフェース部が検出した呼出信号を制御部が
パターン判定により事前呼出を判定し、交換機インタフ
ェース部を介して一次応答する手段と、 該一次応答に応じて交換機が送出する発信加入者番号情
報を交換機インタフェース部とTSWを介して前記蓄積
部に接続して蓄積する手段と、 前記発信加入者番号情報の受信が終了すると交換機イン
タフェース部を介して受信完了信号を交換機側へ返送す
る手段と、 交換機からの通常呼出信号の接続をパターン判定により
判定し、アクセス端末部へ通知する手段と、 一次応答後アクセス基地部に対して無線回線を構築し、
アクセス端末部から着信加入者端末へ前記事前呼出信号
を送出させる手段と、 着信加入者端末の一次応答により、 アクセス基地部を
介して、格納されている前記発信加入者番号情報を蓄積
部から着信加入者端末へ送出させる手段と、 着信加入者端末が発信加入者番号情報の受信を終了し、
受信完了信号を返送すると、着信加入者端末へ通常呼び
出し信号を送出する手段と、 着信加入者端末の二次応答を交換機へ通達し、通話路の
開通乃至切断を行う手段と、 交換機からの信号を着信加入者端末へ通達し、通常の呼
処理を行う手段とを有する請求項4記載のWLLシステ
ムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末に対する
着信呼処理装置。
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JP04862299A JP3233216B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | Wllシステムの発信加入者番号表示サービス付加入者端末の着信呼処理方法とその装置 |
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ID=12808517
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