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JP3028936B2 - デジタルコードレス電話システムとデジタル電話システム - Google Patents

デジタルコードレス電話システムとデジタル電話システム

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JP3028936B2
JP3028936B2 JP9020173A JP2017397A JP3028936B2 JP 3028936 B2 JP3028936 B2 JP 3028936B2 JP 9020173 A JP9020173 A JP 9020173A JP 2017397 A JP2017397 A JP 2017397A JP 3028936 B2 JP3028936 B2 JP 3028936B2
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達 中原
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埼玉日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信を行
うデジタルコードレス電話システムに関し、特にデータ
通信のサービス機能を有するデジタルコードレス電話シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等のデー
タ端末同士を相互に接続し、無線によりデータ通信を行
うデジタルコードレス電話システムでは、移動端末にデ
ータ端末を接続して使用するのが一般的形態である。
【0003】これは移動端末のメモリ容量が少ないた
め、移動端末においては無線信号の変復調の処理、及び
1フレーム分のデータ(160ビット程度)を蓄積させ
るだけの処理に限定し、データ端末にこの蓄積されたデ
ータを送受信させデータ端末においてデータの処理を行
う方式をとっているためである。
【0004】また先行技術として、特開平8ー1904
9号公報について説明する。本公報は、デジタル方式自
動車電話システム標準規格RCR STD−27Bに関
して、移動機Aから移動機Bにダイヤルし、相手移動機
Bがその着信に応答する前に、移動機Aに無線チャネル
障害が発生し、無線チャネル障害復旧後、移動機Aから
移動機Bに再呼する場合の自動再呼設定方式について記
載されている。この自動再呼設定方式では、まず移動機
Aから「呼設定」時に「伝達能力」情報、「発番号」情
報、「着番号」情報、ならびに「発着信種別」情報等を
再呼設定のための呼設定情報Aとして移動機Aは記憶手
段に記憶する。また、移動通信網からの「呼設定」信号
を受信した移動機Bは「呼設定」信号に含まれる呼設定
情報Aを無線チャネル障害発生の移動機以外への発信規
制あるいは無線チャネル障害発生の移動機以外からの着
信規制のために移動機Bの記憶手段に記憶する。
【0005】そうして、まず移動機Aが移動通信網へ呼
設定情報を送信すると、移動通信網から「呼出」信号を
受信した後、移動機Bが応答する前に、移動機Aのレイ
ヤ1の同期がはずれて、瞬断とみなせる以上の時間が経
過すると、移動機Aの無線チャネルの異常開放が行われ
て、呼状態が空き状態に遷移する。その後、移動機Aの
ユーザAが予め設定しておいた障害監視タイマが起動さ
れ、この障害監視タイマ起動中に無線チャネル障害が回
復した場合、移動機Aは記憶手段に記憶していた呼設定
情報Aを基に、「呼設定」信号Bを生成し、移動通信網
に送信することで、移動機Bに対して、自動的に再発呼
を行う。「呼設定」信号Bを生成する場合、移動機Aが
記憶した呼設定情報Aの「発着信種別」が「発信」であ
るので、呼設定情報として記憶してある「発番号」を
「呼設定」信号における「発番号」情報に、「着番号」
を「呼設定」信号における「着番号」情報に設定する。
さらに、移動機Aの無線チャネルの異常開放により、移
動機Aが位置登録されている移動通信網の基地局が移動
機Aの無線チャネル障害を認識し、理由表示情報とし
て、例えば「相手端末故障中」を含む「切断」信号を移
動機Bに送出することで、移動機Bの切断復旧手順を開
始するときの準備を開始する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術で述べたように一般的に移動端末においてはデータ通
信で使用する1フレーム分程度の小容量のデータを記憶
させるのみで、データの処理はデータ端末で行う必要が
有るため、移動端末を用いて相互にデータ通信を行わせ
る場合、お互いの移動端末にデータ端末が接続されてい
る事が必須となることである。
【0007】また、データ端末が未接続の移動端末にデ
ータ通信による着信を行っても、着信側移動端末は何時
までも応答できず、このため発呼側移動端末は何時まで
も発呼し続ける事になるため、移動端末にデータ端末が
接続されていない場合、発呼側、着呼側において無駄な
処理が発生し、無線チャネルの使用効率が劣化すること
である。
【0008】さらに、先行技術における無線チャネル故
障のような障害の場合と異なり、移動機に接続されたデ
ータ端末の故障又は切断しているために、通話はできる
がデータ通信ができないという状況を解決することに
は、単に呼設定情報Aを記憶しているだけでは解決でき
ず、また本件の課題とその解決手段については一切記載
されていない。
【0009】[発明の目的]本発明の目的は、移動端末
にデータ端末が未接続状態でデータ通信が行えない場
合、データ端末が接続されデータ通信のサービスが行え
るようになるまでデータ通信の処理を保留し、サービス
機能が復旧した場合に自動的にデータ通信を実行させ、
データ通信でのサービス性の向上を図ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】データ端末が未接続であ
る移動端末にデータ通信による着信があった場合、発呼
側移動端末の発呼処理を中断させ、かつ着信側移動端末
にてデータ端末の接続検出を行わせる。
【0011】次に着信側移動端末でデータ端末の接続が
検出された時、即ちデータ通信が可能な状態になった場
合、着信側移動端末から交換機に対しデータを要求する
発呼を行わせ、かつ、交換機においてはデータ通信の発
呼を行ってきた移動端末に対し自動応答の要求を行い、
両移動端末を接続する事によりデータ通信を可能とす
る。
【0012】具体的には、本発明のデジタルコードレス
電話システムは、無線基地局と移動端末、及び前記無線
基地局を制御する交換機によって構成されるデジタルコ
ードレス電話システムにおいて、前記移動端末は、デー
タ端末を接続し、音声通話以外のデータ通信を送受信さ
せる手段を備えることを特徴とする。
【0013】また、本デジタルコードレス電話システム
における前記移動端末は、通話信号の内容がデータ通信
か音声信号であるか情報種別を識別する手段を備えるこ
とを特徴とする。また、前記移動端末は、データ端末の
接続、未接続を検出する検出手段、及び接続の検出時に
自動発呼手段を備えることを特徴とする。さらに、前記
移動端末は、データ端末の未接続におけるデータ通信に
よる着信時、発呼相手の発呼を保留させると共に、当該
移動端末の表示部にメッセージを表示させる表示手段を
備えることを特徴とする。また、前記交換機は、発呼側
の電話番号を登録し、再発呼を行う制御手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明のデジタル電話システムは、
基地局と端末、及び前記基地局を制御する交換機によっ
て構成されるデジタル電話システムにおいて、前記端末
は電話通話部とともにデータ端末を接続する接続部と、
音声通話以外のデータ通信を送受信させる手段とを備
え、前記データ端末と接続未接続を検出する検出手段を
具備することを特徴とする。
【0015】さらに、交換機と複数の端末によって構成
され、前記端末同士の交信を交換するデジタル電話シス
テムにおいて、前記交換機は、前記端末による発呼側の
電話番号を登録し、再発呼を行う制御手段を備え、前記
端末は、音声通話部と、データ端末を接続する接続部
と、音声通話とデータ通信とを切り替える切替手段と、
前記データ端末と接続未接続を検出する検出手段を具備
することを特徴とする。
【0016】[作用]データ端末が接続されていない移
動端末にデータ通信による着信があった場合でも適時に
データ通信を可能とすることができ、データ通信の使用
におけるサービス性を向上させる効果がある。すなわ
ち、未接続の場合には、発呼者の端末は着信側の接続さ
れて応答状態になったことを認識して、再発呼を自動的
に行え、交換機も小さい記憶容量で発呼者端末と着信側
端末とを容易に短時間で接続でき、結果的に操作性のサ
ービスを向上することができる。
【0017】また、端末はデータ端末が接続又は未接続
であるかを検出して、未接続の場合にはその旨の警告を
発してデータの受信を行うことを催促し、データ端末に
データ内容を迅速に大容量の記憶手段にダウンロードさ
せることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態におけるデジ
タルコードレス電話システムのシステム構成図であり、
図2は本発明の一実施形態における移動端末とデータ端
末の構成図であり、図3は、本発明の一実施形態におけ
るデータ通信による通話制御のシーケンス図である。
【0020】まず、図1において、本発明のデジタルコ
ードレス電話システムについて説明する。デジタルコー
ドレス電話システムは、不図示の中継局等の電話局から
引かれている加入者線につながれた接続装置を置き、電
話機と接続装置の間を無線電波で結んだものである。こ
れは、アナログ方式とデジタル方式とがあり、デジタル
方式としてPHSという名称で普及している。本発明
は、このPHS方式に限らず、アナログ方式や自動車電
話や携帯電話にも適用できるものである。因みに、PH
Sの場合、屋内やPBXと接続した事業所内、屋外公衆
用、トランシーバのように短距離でのコードレスのよう
な種々な利用が図られている。また、PHSの仕様に
は、1.9GHzの無線周波数帯域で、TDMA方式の
無線回線で、280kHzの周波数間隔で、32kビッ
ト/秒の音声符号化方式で、高速のデータ伝送やファク
シミリ伝送に32kビット/秒を多重化して128kビ
ット/秒の伝送速度で、ISDNとの相互接続も可能と
するものである。
【0021】このような仕様であるので、図1に示す交
換機本体1は、PBXの一貫としての事業所内屋内基地
局や、屋外基地局等を含み、大容量中継局や小容量中継
局と接続されて他の電話機とのデータ通信を可能とする
ものである。
【0022】交換機本体1内には、搬送周波数と各搬送
周波数内のタイムスロットを割り振ってスイッチャーの
役割機能を有する時分割スイッチ(TDSW)2と、無
線基地局との入出力通信データの整合をとる無線基地局
インターフェース3と、プログラムソフトや一時的な通
信を補足するデータを記憶する記憶部4と、この交換機
本体1の全体を制御する主制御部5とから構成される。
また、デジタルコードレス電話システムとしては、交換
機本体1と、交換機本体1と有線で接続された複数の無
線基地局6と、無線基地局6と音声通話ばかりでなく、
データ端末8を具備してデータ通信をも可能とする複数
の移動端末7とから構成されている。
【0023】より詳細に説明すれば、交換機本体1内の
主制御部5は、無線基地局インタフェース部3#1、及
び#2、TDSW2の制御を行っている。移動端末7か
ら無線信号により送られる発呼情報は、無線基地局6、
無線基地局インタフェース部3を通し主制御部5に送ら
れる。また同様に、主制御部5から出された制御情報
は、無線基地局インタフェース部3、無線基地局6を通
し無線信号により移動端末7に送られる。また、TDS
W2は、デジタル信号の時分割制御スイッチ(Time Div
itional SWitch)であり、各無線基地局インタフェース
部3、相互の通話路のスイッチ切替制御を行っている。
また、記憶部4は、主制御部5のデータを記憶するメモ
リである。
【0024】次に、データ通信の動作における概要を説
明する。移動端末7#1には、データ通信用のデータ端
末8#1が接続されており、他方、移動端末7#2には
データ端末8#2が接続されている。データ端末8#1
にてデータ通信の操作を行うと、移動端末7#1に発呼
の処理が起動される。移動端末7#1では、この発呼処
理の起動により通話相手の移動端末7#2を呼び出す発
呼情報を無線基地局6#1、無線基地局インタフェース
部3#1を通じて交換機本体1内の主制御部5に送る。
【0025】主制御部5ではこの発呼情報に基づき、無
線基地局インタフェース部3#2、無線基地局6#2を
通して移動端末7#2に対しデータ通信の着信情報を送
出する。移動端末7#2では、この着信情報によりデー
タ端末8#2にデータ通信の着信情報を送出する。デー
タ端末8#2が応答する事により、移動端末7#2は応
答情報を主制御部5に通知する。主制御部5はTDSW
2の制御を行い無線基地局インタフェース部3の#1と
#2との通話路を接続し、データ端末8#1と#2との
通話路が接続されるため、両データ端末8#1と#2同
士のデータ通信が可能となる。
【0026】ところで、この時に移動端末7#2にデー
タ端末8#2が未接続であった場合を考える。移動端末
7#2ではデータ端末8#2が接続されていないため何
時までも応答することができず、また発呼側の移動端末
7#1も何時までも応答待ちの状態が続くこととなる。
【0027】次に図2を用いて、データ端末8が接続さ
れていない場合の移動端末7の制御の動作について説明
する。まず図2によると、移動端末本体10内の制御部
14は、送受信部を有して自己に割り当てられたスロッ
トを検出して復調したり所定のスロットに音声又はデー
タを変調・挿入して送信したりする無線部11、音声信
号か通信データかの切替や送信か復調かの切替を行う通
話路切替部12、復調された音声をレシーバーに又送信
したい音声を符号化する音声信号処理部13、及び制御
部の動作プログラムや一時的なデータを記憶する小容量
の記憶部15の制御を行うと共に、データ端末接続部1
7よりデータ端末18の接続か未接続かの検出、並びに
表示部16の表示制御を行う。
【0028】無線基地局6より送られる無線信号の着信
情報は、アンテナ20、無線部11を通し制御部14に
送られる。この着信情報の中には、データの種類が音声
通話であるか、データ通信であるかの情報の種別が示さ
れている。この情報種別が音声通信である場合、制御部
14は通話路切替部12の制御を行い、無線部11と音
声信号処理部13との接続を行う。また同様に、情報種
別がデータ通信の場合、制御部14は無線部11とデー
タ端末接続部17との接続を行う。
【0029】以上の制御により、情報種別が音声通信で
ある場合には、マイク21とレシーバー22による音声
通話が可能となる。また、情報種別がデータ通信であれ
ば、無線部11で受信された信号は高周波信号レベルで
復調して通話路切替部12を介してデータ端末接続部1
7を通し、接続ケーブル19を介してデータ端末18に
送られることとなる。同様に、データ端末18から送出
されたデータ信号は、接続ケーブル19を介しデータ端
末接続部17から通話路切替部12を介して無線周波数
を変調して無線部11に送られ、アンテナ20を介して
無線基地局6に送信することとなる。
【0030】なお、制御部14においては、接続ケーブ
ル19を通しデータ端末18の接続を検出することが可
能である。この検出には、接続ケーブルに電源ラインが
あれば、その電源ラインの電流を検出したり、メカニズ
ム的にマイクロスイッチを接続部に設けて検出したり、
または制御部14のCPUの1入力端子に非接続・接続
の検出用端子を割り当て非接続のときにはプルアップで
吊り上げておき接続されたときプルダウン値に引き込ま
れるような回路を構成して検出したり、他の方法でも接
続か未(非)接続かの検出が可能である。また、表示部
16は、制御部14により通信相手先の電話番号や時刻
等の文字等の表示が行われる表示機能を持っている。
【0031】ここで、データ端末18が接続されていな
い場合の動作について、図3を用いて説明する。
【0032】移動端末7#1から発呼されたデータ通信
の発呼情報は(a)、交換機1を介して移動端末7#2
に着呼情報として通知される(b)。移動端末7#2に
おいては、先に述べたデータ端末8#2の検出を行い
(c)、データ端末8#2が接続されている場合(図3
の(c)のyes)は先に述べたデータ通信の処理を行
うが(d)、データ端末8#2が接続されていない場合
(図3の(c)のno)、移動端末7#2は交換機1に
対し「送信保留要求」の応答情報を送出する(e)と共
に、移動端末7#1は内部の記憶部15にデータ通信が
保留されていることを示す状態履歴を登録させる。
【0033】更に、移動端末7#2においてはデータ通
信の着信があった事を示すメッセージを表示部16に表
示させる制御を行うと共に、データ端末接続部17の検
出を起動させ、データ端末8#2が接続されるのを監視
する。この際、単に表示部16に表示させるだけでな
く、レシーバーから音声で「データ端末が接続されてい
ません。」というような警告の音声を発することも加え
てよい。
【0034】一方、「送信保留要求」の応答情報に基づ
き(e)、図1の交換機1の主制御部5は移動端末7#
1に対し「発呼中止要求」のコマンドを送出する(f)
と共に、発呼端末の番号を記憶部4に登録する(h)。
【0035】「発呼中止要求」のコマンドを受信した移
動端末7#1は、移動端末7#2に対して送出していた
データ通信の発呼処理を中止し、受信の待ち受け状態と
なる(g)。
【0036】ここで、移動端末7#2の使用者が表示部
16の表示内容を認識し、データ端末8#2を移動端末
7#2に接続すると(i)、移動端末7#2の制御部1
4がデータ端末8#2の接続を検出するため、制御部1
4は更に記憶部15の読み込みを行う。記憶部15の状
態履歴には、データ通信が保留となっている内容が書き
込まれているため、制御部14はデータ要求の発呼を交
換機1に送出する(j)。この発呼要求により交換機1
の主制御5は記憶部4に登録してある発呼番号を参照し
(k)、移動端末7#1に対し自動応答要求を送出する
(l)。
【0037】その結果、移動端末7#1が自動応答の準
備をし(m)、交換機1に応答信号を送る(n)。この
応答と同時に、交換機1の主制御部5はTDSW2の制
御を行い、移動端末7#1と#2との通話路を接続し
て、移動機7#2に応答信号を送る(o)。
【0038】両通話路が接続された状態において、デー
タ端末8#2よりデータ端末8#1に対してデータ要求
が起動され(p)、先に保留となっていたデータ通信制
御が開始されることになる(q)。かかる手順で、移動
機7#1から移動機7#2にデータを送信できる。その
際、回線が接続されているので、次に移動機7#2から
移動機7#1へもデータを送信できるが、データのヘッ
ダー部にその送信合図となるコードを付して移動機7#
2から送信すれば、容易にデータ送信が可能である。こ
うして、データの送受信が容易に行われる。
【0039】なお、移動機7#1と移動機7#2の両者
にデータ端末8が接続されていた場合には、上述のよう
にステップ(d)でデータ通信処理が行われるが、実際
にはこのデータ通信処理には、移動機7#2から交換機
1を介して移動機7#1に応答信号を送出し、その後移
動機7#1からデータが送出され、移動機7#2がその
データを受け取り、データ端末8#2内の大容量の記憶
手段に記憶することとなる。
【0040】また、移動機7#2からのデータ端末を接
続した旨のデータ要求が相当の時間交換機1に届かなか
った場合、即ちこのような場合のため、交換機1又は移
動機7#1はデータ通信の発呼要求を出力してからタイ
マーを起動して所定時間を計測して、データ要求をキャ
ンセルして、その後再度交換機1又は移動機7#1から
データ通信の要求を発してもよい。この時のために、例
えば先行技術で示した特開平8ー19049号公報のよ
うに、呼設定情報をデータ通信の発呼とともに保持して
おけば、再呼設定を行うことで、再呼のための面倒な手
続きが不要となる。
【0041】また、上述のように、本発明は、通称デジ
タルコードレス電話システムに限らず、音声通話とデー
タ通信とを可能とし、且つデータ通信用の端末を接続可
能としている通信システムであれば、十分適用できるも
のである。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、データ端末の接続状態
を監視し、移動端末にデータ端末が接続されていない場
合でも、未接続の表示を行って背データ端末の接続を促
し、再発呼処理の制御処理を行うことにより、自動的に
応答処理が成されてデータ送信を可能とすることができ
る。また、システムに特別なハードの仕組みを準備せず
に、データ通信の相手の移動端末がデータ通信を行う準
備ができていない場合でも、適時にデータ通信を可能に
することができ、データ通信のサービス性を向上させる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるデジタルコードレ
ス電話システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における移動端末とデータ
端末の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるデータ通信による
通話制御のシーケンス図である。
【符号の説明】
1 交換機本体 2 TDSW 3 無線基地局インタフェース部 4 記憶部 5 制御部 6#1,6#2 無線基地局 7#1,7#2 移動端末 8#1,8#2 データ端末 10 移動端末本体 11 無線部 12 通話路切替部 13 音声信号処理部 14 制御部 15 記憶部 16 表示部 17 データ端末接続部 18 データ端末 19 接続ケーブル 20 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04L 11/00 H04M 3/42 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局と移動端末、及び前記無線基
    地局を制御する交換機によって構成されるデジタルコー
    ドレス電話システムにおいて、 前記移動端末は、データ端末を接続し、音声通話以外の
    データ通信を送受信させる手段と、前記データ通信の
    呼があった場合に前記データ端末を接続していないとき
    に送信保留要求を出力する手段とを備え、 前記交換機は、前記送信保留要求に応じて発呼側の電話
    番号を登録し、前記移動端末にデータ端末が接続された
    ときに前記発呼側に再発呼を行う制御手段を備えること
    を特徴とするデジタルコードレス電話システム。
  2. 【請求項2】 前記デジタルコードレス電話システムに
    おける前記移動端末は、通話信号の内容がデータ通信か
    音声信号であるか情報種別を識別する手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載のデジタルコードレス電話
    システム。
  3. 【請求項3】 前記デジタルコードレス電話システムに
    おける前記移動端末は、データ端末の接続、未接続を検
    出する検出手段、及び接続の検出時に自動発呼手段を備
    えることを特徴とする請求項1に記載のデジタルコード
    レス電話システム。
  4. 【請求項4】 前記デジタルコードレス電話システムに
    おける前記移動端末は、データ端末の未接続におけるデ
    ータ通信による着信時、発呼相手の発呼を保留させると
    共に、当該移動端末の表示部にメッセージを表示させる
    表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ジタルコードレス電話システム。
  5. 【請求項5】 交換機と複数の端末によって構成される
    デジタル電話システムにおいて、前記端末は、音声通話
    部とともにデータ端末を接続する接続部と、音声通話以
    外のデータ通信を送受信させる切替手段と、前記データ
    端末と接続未接続を検出する検出手段と、前記データ通
    信の呼があった場合に前記データ端末と未接続のとき
    に前記交換機に送信保留要求を出力する手段を具備し、 前記交換機は、前記送信保留要求に応じて発呼側の電話
    番号を登録し、前記端末にデータ端末が接続されたとき
    に前記発呼側に再発呼を行う制御手段を備えることを特
    徴とするデジタル電話システム。
  6. 【請求項6】 交換機と複数の端末によって構成され、
    前記端末同士の交信を交換するデジタル電話システムに
    おいて、 前記端末は、音声通話部と、データ端末を接続する接続
    部と、音声通話とデータ通信とを切り替える切替手段
    と、前記データ端末と接続未接続を検出する検出手段
    と、前記データ通信の呼があった場合に前記データ端
    末と未接続のときに前記交換機に送信保留要求を出力す
    る手段を具備し、 前記交換機は、前記端末による送信保留要求に応じて発
    呼側の電話番号を登録し、前記データ端末と接続された
    ときに前記端末から発呼された場合に前記発呼側の電話
    番号に発呼して再発呼を行う制御手段を備え、前記発呼
    側の端末は自動応答することを特徴とするデジタル電話
    システム。
JP9020173A 1997-02-03 1997-02-03 デジタルコードレス電話システムとデジタル電話システム Expired - Fee Related JP3028936B2 (ja)

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JP9020173A JP3028936B2 (ja) 1997-02-03 1997-02-03 デジタルコードレス電話システムとデジタル電話システム

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JPH10224858A JPH10224858A (ja) 1998-08-21
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