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JP3225968U - 渦巻ファン組立構造及び据置型空気調和機 - Google Patents

渦巻ファン組立構造及び据置型空気調和機 Download PDF

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グリー エレクトリック アプライアンス、インコーポレイテッド オブ チューハイ
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Abstract

【課題】両側の渦巻ファンの渦巻構造が中間渦巻ファンの送風に与える影響を軽減することが可能な渦巻ファン組合せ構造、及びこの渦巻ファン組合せ構造を備えた据置型空気調和機を提供する。【解決手段】渦巻ファン組合せ構造は、取付板と、取付板に取り付けられた少なくとも2つの隣接する渦巻ファン1〜3とを備える。2つの隣接する渦巻ファンのうちの一方の渦巻ファン2は、2つの隣接する渦巻ファンの間に位置する中間傾斜空気吹き出し口28、29を有する。中間傾斜空気吹き出し口は、渦巻ファン2の渦巻筐体から離れる方向に向かって後方から前方へ斜めに延在する。この渦巻ファン組立構造では、第2渦巻ファン2の空気吹き出し口を、第1渦巻ファン1及び第3渦巻ファン3からずらして配置し、干渉を抑制することができる。【選択図】図3A

Description

本出願は、2015年9月11日付けで中国特許庁に出願された「渦巻ファン組立構造及び縦型空気調和機」という発明の名称の中国特許出願第201510579262.2号の優先権を主張し、その出願の全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本考案は、送風機構の分野に関し、特に、渦巻ファン組合せ構造及び縦型空気調和機に関するものである。
現在市販されている空気調和装置には、双方向送風が求められる場合に、2つの反対の方向に送風を行う2つの渦巻ファンが設けられたものがある。しかしながら、渦巻ファンのパワーやボリュームの制限によって、非常に大型の空気調和装置、例えば、縦型空気調和機に適用すると、空気量が不十分となる問題が生じる場合がある。渦巻ファンのパワーを増加させると、それに伴い渦巻ファンのボリュームが増大することもある。そのため、縦型空気調和機の全体ボリュームを拡大し、具体的には、縦型空気調和機の幅及び/又は厚さを増大させ、かつ、縦型空気調和機が横方向に占有する空間を拡大する必要がある。これらはすべて、縦型空気調和機の設置、使用、運搬にとって好ましくない。
上記に鑑みて、本考案は、複数の渦巻ファンを備えた送風機装置において、両側の渦巻ファンの渦巻構造が中間渦巻ファンの送風に与える影響を軽減することが可能な渦巻ファン組合せ構造を提供する。
上記目的を達成するため、本考案は以下の技術的解決策を講じる。
渦巻ファン組合せ構造は、取付板と、その取付板に取り付けられた少なくとも2つの隣接する渦巻ファンとを備え、その2つの隣接する渦巻ファンのうちの一方の渦巻ファンは、それら2つの隣接する渦巻ファンの間に位置する中間傾斜空気吹き出し口を有し、その中間傾斜空気吹き出し口が、取付板から離れる方向に沿って延在する。
上記渦巻ファン組合せ構造において、中間傾斜空気吹き出し口の取付板に隣接する内面は、傾斜又はキャンバーを有し、傾斜の延長線又はキャンバーの接平面の延長線が、中間傾斜空気吹き出し口に隣接する他方の渦巻ファンの渦巻構造とは交差しないことが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、下から順番に第3渦巻ファン、第2渦巻ファン及び第1渦巻ファンを含む3つの渦巻ファンを備え、第2渦巻ファンは、空気を上方へ送り込む及び/又は空気を下方へ送り込む第2渦巻ファン空気吹き出し口を有し、第2渦巻ファン空気吹き出し口は、取付板から離れる方向に沿って延在することが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、第2渦巻ファン空気吹き出し口の取付板に隣接する内面は、傾斜又はキャンバーを有し、対応する傾斜の延長線又はキャンバーの接平面の延長線は、第2渦巻ファン空気吹き出し口に対向する第1渦巻ファン又は第3渦巻ファンの渦巻構造とは交差しないことが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、第1渦巻ファンは、空気を上方へ送り込む第1渦巻ファン空気吹き出し口を有し、第3渦巻ファンは、空気を下方へ送り込む第3渦巻ファン空気吹き出し口を有することが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、第2渦巻ファン空気吹き出し口は、空気を上方へ送り込む第2渦巻ファン第1空気吹き出し口と、空気を下方へ送り込む第2渦巻ファン第2空気吹き出し口(29)とを有することが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口の取付板に隣接する内面は、傾斜又はキャンバーを有し、傾斜の延長線又はキャンバーの接平面の延長線は、第1渦巻ファンの渦巻構造とは交差せず、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口の取付板に隣接する内面は、傾斜又はキャンバーを有し、傾斜の延長線又はキャンバーの接平面の延長線は、第3渦巻ファンの渦巻構造とは交差しないことが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、取付板と平行な第1風向板が、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口の取付板から離隔した壁に少なくとも設けられ、及び/又は、取付板と平行な第2風向板が、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口の取付板から離隔した壁に少なくとも設けられることが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、第1風向板は、上方に延在するスリーブを有し、第2風向板は、下方に延在するスリーブを有することが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、第2渦巻ファンは、前後方向において、上記第1渦巻ファン及び第3渦巻ファンよりも前に位置することが好ましい。
上記渦巻ファン組合せ構造において、取付板は、第1渦巻ファン、第2渦巻ファン及び第3渦巻ファンをそれぞれ対応して取り付けるための第1ファン取付部、第2ファン取付部及び第3ファン取付部が設けられ、第2ファン取付部は、取付板の前方に向かって、第1ファン取付部及び第3ファン取付部よりも前に突出するよう配置されていることが好ましい。
本考案のもう一つの目的は、具体的には以下の解決策を講じる、縦型空気調和機を提供することである。
その上部に位置する上部空気吹き出し口と、その底部に位置する底部空気吹き出し口とが設けられた筐体と、
前記筐体内に設けられ、前記上部空気吹き出し口及び前記底部空気吹き出し口とそれぞれ連通する本体空気ダクトと、
前記筐体内に設けられ、前記本体空気ダクトから前記上部空気吹き出し口及び/又は前記底部空気吹き出し口に向かって空気を送り込む請求項1に記載の渦巻ファン組合せ構造と、
を具備する、縦型空気調和機。
本考案の効果は以下の通りである。
1.連続的に配置された複数の渦巻ファンの組み合わせについて、2つの隣接する渦巻ファンのうちの一方の渦巻ファンは、その2つの隣接する渦巻ファン間に位置する傾斜空気吹き出し口を有し、この傾斜空気吹き出し口は、上記一方の渦巻ファンが、隣接する渦巻ファンに阻害されない送風方向において傾斜して空気を送り出すことができるように、その一方の渦巻ファンの渦巻構造から離れる方向に向かって後方から前方へと傾斜するよう延在し、また、渦巻ファンは、全体として、ボリュームをわずかに変化させるだけで、平面にも配置し得る。
2.3つの渦巻ファンの組合せ構造について、第2渦巻ファンの2つの空気吹き出し口は、第1渦巻ファン及び第3渦巻ファンから突出する第2渦巻ファンの寸法を小さくするように傾斜して設けられている。これにより、縦型空気調和機の厚さ及び/又は厚さ方向の外形寸法への影響を軽減することが可能となる。
3.中間第2渦巻ファンは、元の渦巻ファンに変更を加える必要がない状況下で、総送風量を増加させるよう双方向に送風を行うことが可能である。
4.さらに、第2渦巻ファンの送風がもっとスムーズになるよう、第2渦巻ファンの傾斜空気吹き出し口の傾斜度を小さくするように、前後方向において、第1渦巻ファン及び第3渦巻ファンよりも前に第2渦巻ファンを配置することも可能である。
5.渦巻ファンは、空気調和装置、例えば、縦型空気調和機の外形寸法にほぼ影響を与えずに、傾斜空気吹き出し口と渦巻ファンとを千鳥状に配置する組合せ方法を採用することで、厚さの増加を小さくし、それにより、空間の変更要件を満たすように縦型空気調和機の高さ調節を行うだけでよい。縦型空気調和機の外形寸法は、一般的に高さが非常に高いので、高さ調節が外形寸法の設計に与える影響は少ない。
6.第2渦巻ファンの傾斜空気吹き出し口には、その空気吹き出し口からの送風が、第1渦巻ファンと第3渦巻ファンを避けた後、取付板とほぼ平行な方向に送られるよう、空気吹き出し口の空気の方向を調整する風向板が設けられている。空気調和装置が一方向だけに送風を行うよう構成されている場合、フロントパネルの反射空気によって、回帰気流に与える影響を軽減し得る。
上記並びに本考案の他の目的、特徴、利点は、図面を参照して、以下の本考案の実施例の詳細な説明によってより明らかとなるであろう。
本考案の空気調和装置の外観図である。 空気調和装置内への渦巻組合せ構造の取付けを示す概略図である。 上部及び下部空気吹き出し口を開放した状態における、本考案の空気調和装置の気流を示す概略図である。 下部空気吹き出し口を閉鎖し、上部空気吹き出し口を開放した状態における、本考案の空気調和装置の気流を示す概略図である。 図3AのA部を示す部分拡大図である。 渦巻ファン組合せ構造を示す正面図である。 渦巻ファン組合せ構造を示す側面図である。 渦巻ファン組合せ構造の渦巻ファンと取付板を示す分解概略図である。 第2渦巻部を備えた取付板を示す正面図及び側面図である。 図8のB部を示す拡大図である。 インペラとモータを備えた第1部と、第2部を有する取付板との組み立てを示す概略図である。 第2渦巻ファンを示す側面図である。 第2渦巻ファンを示す断面図である。 第2渦巻ファンの他の実施例を示す断面図である。 第1渦巻ファンを示す分解断面図である。 第1渦巻ファンを示す外観図である。 第1渦巻ファンの取付構造を示す断面図である。 図15の領域Dを示す部分拡大図である。 図15の領域Eを示す部分拡大図である。 図15の領域Fを示す部分拡大図である。
以下、本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案はそのような実施例に限定されるものではない。以下の本考案の詳細な説明では、いくつかの特定の細部について詳細に説明する。当業者であれば、本考案は、このような細部の説明がなくても完全に理解できるであろう。本考案の本質を曖昧にすることを避けるため、周知の方法、プロセス、フロー手順、要素については詳述しないものとする。
本出願では、図1及び図2に方向の定義が示されている。前後方向とは、取付板4に対して垂直な方向に沿ったものとして定義され、フロントパネル51は前部に、リヤパネルは後部にそれぞれ配置されている。長手方向とは、取付板に平行な方向に沿ったものとして定義され、上部空気吹き出し口53が上部に、下部空気吹き出し口54が下部にそれぞれ位置する。緯度方向とは、取付板に平行かつ長手方向に対して垂直な方向に沿ったものとして定義され、図1において左手方向が左側、右手方向が右側である。主面方向に対して垂直かつ見ている人に最も近い側が左側、その左側の反対側が右側である。
本出願は、取付板4と複数の渦巻ファンを備えた、空気調和装置の渦巻ファン組合せ構造の設計を行うものである。この空気調和装置は、具体的には、送風機能を有し、室内空気パラメータを調節可能な縦型空気調和機、ファン、エアフィルタなどの電気器具装置を指す。図1〜図3に示すように、空気調和装置は、筐体5を有し、その上側には上部空気吹き出し口53が上部に設けられることが好ましく、その下側には底部空気吹き出し口54がその筐体5の底部にある座部に設けられることが好ましい。この筐体は、フロントパネル51とリヤパネル55を有し、これら両パネルの間には、中空チャンバが形成されている。この中空チャンバの内部には、主に取付板4と複数の渦巻ファンから構成される渦巻ファン組合せ構造が備えられている。その具体的な構造については、後に詳述する。この渦巻ファン組合せ構造は、長手方向に沿って上記中空チャンバ内に配置され、その渦巻構造は、取付板4の前であって、フロントパネル51の位置に対向して設けられている。この取付板4は、中空チャンバを独立した2つの部分に分け、取付板4の後側とリヤパネル55との間の空間には、リヤパネル55に配置された吸気グリルと連通する吸気ダクト57が形成されている。好ましい解決策として、吸気ダクト57の内部には、蒸発器などの熱交換機構がさらに備えられている。取付板4の前側とフロントパネル51との間の空間には、この空気調和装置の本体空気ダクト56が形成され、上部空気吹き出し口53と底部空気吹き出し口54とにそれぞれ連通している。渦巻取付け位置に対応する位置において、取付板4は、渦巻吸気口とは対向する位置に取付板吸気口を備えている。渦巻構造の空気吹き出し口は、本体空気ダクト56と連通している。この空気調和装置の動作時には、空気がリヤパネル55の吸気グリルを通った後、吸気ダクト57へと進入し、その後、取付板吸気口から渦巻空気吹き出し口に入り、渦巻ファンの遠心ファンによって加速された後に渦巻空気吹き出し口から本体空気ダクト56へと搬送され、底部空気吹き出し口54から吹き出されるよう下方へ移動、及び/又は、上部空気吹き出し口53から吹き出されるよう上方へ移動してもよい。
本出願の渦巻ファン組合せ構造は、取付板と、その取付板の前側面に取り付けられた少なくとも3つの渦巻ファンとを備えている。この少なくとも3つの渦巻ファンには、上側に配置され、空気を上方へと送り込む空気吹き出し口を備えた上側渦巻ファンと、下側に配置され、空気を下方へと送り込む空気吹き出し口を備えた下側渦巻ファンとが含まれ、さらにこれらの上側渦巻ファンと下側渦巻ファンとの間に少なくとも一つの中間渦巻ファンが含まれる。この少なくとも一つの中間渦巻ファンには、上方と下方へ同時に空気を送り込むことが可能な双方向空気吹き出し口を有する少なくとも一つの双方向渦巻ファンが含まれる。そして、この双方向空気吹き出し口と、上記双方向渦巻ファンに隣接する渦巻ファンとは、前後方向に千鳥状に配置されている。この少なくとも一つの中間渦巻ファンは、双方向渦巻ファンと、空気を一方向に送り込む渦巻ファンとの組み合わせであってもよく、完全に双方向渦巻ファンだけで構成されていてもよい。双方向送風機と、双方向渦巻ファンに隣接する渦巻ファンとを前後方向に千鳥状に配置する具体的な方法としては、渦巻ファンを前後方向に千鳥状に配置し、空気を傾斜して送り込む双方向空気吹き出し口を設け、上記2つの方法を組み合わせて用いてもよい。この具体的な構造については、以下に詳しく説明する。
次に、例えば、図3〜図18を参照して、本出願の渦巻ファン組合せ構造について詳しく説明する。図5〜図7に示すように、渦巻ファン組合せ構造は、取付板4と、3つの渦巻ファン(以下略してファンという)とから構成される。3つの渦巻ファンには、取付板4の上側に設けられる第1渦巻ファン1と、取付板4の下側に位置する第3渦巻ファン3と、取付板4に設けられ、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3の間に位置する第2渦巻ファン2とが含まれる。その中でも、第1渦巻ファン1は、空気を上方へ送り込む第1渦巻ファン空気吹き出し口18を有し、第3渦巻ファンは、空気を下方へ送り込む第3渦巻ファン空気吹き出し口39を備え、第2渦巻ファンは、空気を上方へ送り込む第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と、空気を下方へ送り込む第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29との2つの空気吹き出し口を有している。本実施例では、取付板が長手方向に設けられ、3つの渦巻ファンも長手方向に配置されているが、本出願の技術的解決法は、長手方向に設けられる取付板構造に限定されるべきではないことについて説明する必要がある。この取付板は、水平方向に配置されていても、傾斜して配置されていてもよい。本書で定義する長手方向、緯度方向、前後方向は、いずれも取付板に対して相対的な方向である。
第2渦巻ファン2は、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3との間に配置され、空気吹き出し口は、空気を長手方向に送り込むように設けられている。従来の方法により、3つのファンを同一の面に取り付けた場合、第1渦巻ファン1の渦巻構造と第3渦巻ファンの渦巻構造によって、第2渦巻ファンの送風に対してバリアが形成される場合があり、第2渦巻ファン2によって送り込まれた空気が本体空気ダクト56へとスムーズに進入する妨げとなる。そのため、3つのファンは、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29とが、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3の位置から空間に千鳥状に配置されるよう、空間に千鳥状構造となるよう設けられる。第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3が第2渦巻ファン2の送風に与える影響は、できる限り最小限に軽減され、例えば、3つのファンは、前後方向及び/又は緯度方向に千鳥状に配置される。
好適な実施例としては、図6に示すように、3つのファンが前後に千鳥状に配置されるようにする。具体的には、取付板4における第2渦巻ファン2の取付位置は、第1及び第3渦巻ファンの取付位置の前側に定められる、すなわち、第2渦巻ファン2によって長手方向に送り込まれた空気が、よりスムーズに本体空気ダクト56を搬送されるよう、第1渦巻ファン1の渦巻構造と第3渦巻ファン3の渦巻構造による阻害を少なくとも部分的に回避するように、第2渦巻ファン2は、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3が配置された位置よりも本体空気ダクト56に近い位置に配置されている。取付板4における第2渦巻ファン2の取付位置は、取付板4の形状を変えることによって、第2及び第3渦巻ファンの取付位置の前側に定められることが好ましい。図6〜図8に示すように、取付板は、第1ファン取付部41、第2ファン取付部42、第3ファン取付部43を有し、第2ファン取付部42が、第1ファン取付部41及び第3ファン取付部43と比較して、フロントパネル51に向かって順方向に突出するよう、第2ファン取付部42と第1ファン取付部41/第3ファン取付部43との間には段差が形成されている。このように、3つのファンの形状を変えない場合には、3つのファンが取付板4に取り付けられた際に、取付板4における第2渦巻ファン2の取付位置を、第1及び第3渦巻ファンの取付位置の前側に定めることができる。このように前後に千鳥状に配置する利点としては、空気調和装置の外形寸法への影響がほんのごくわずかとなるよう、渦巻ファン組立構造の緯度方向の厚さを増大させずに、前後方向の厚さをある程度増大させるということだけである。好適な方法として、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29の後壁の内面が、取付板と平行な平面であってもよく、この平面の延長線が第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3それぞれの渦巻構造と交差しない。このように、第2渦巻ファン2によって送り込まれた空気は、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3の渦巻構造には吹きかけられなくてもよく、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3が第2渦巻ファン2の送風に与える影響が最小限に軽減される。
また、3つのファンを緯度方向に千鳥状に配置する(図示せず)、すなわち、第2渦巻ファン2を第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3の左側又は右側に配置することもできる。それにより、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3によって第2渦巻ファンの送風が阻害されるのを軽減することができる。しかしながら、この方法では、渦巻ファン組立構造の緯度方向の幅を大幅に増大させてしまうことがあり、空気調和装置の全体配置にとって好ましくない。
他の好適な実施例として、第2渦巻ファン2の第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29は、第2渦巻ファン2の渦巻構造に対して傾斜して配置されてもよい。例えば、図3〜図6を参照すると、実際の設置状態において、第2渦巻ファン2の渦巻構造は、取付板4の第2渦巻ファン取付部42の面とほぼ平行になるように取り付けられる。図3に示すように、第2渦巻ファン2の渦巻面は、ほぼ長手方向に沿って延在している。第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29は、渦巻構造から離れる方向に向かって、取付板4からフロントパネル51の方(すなわち、前後方向)に延在するよう配置されている。具体的には、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28は、上前方に空気を送り込むよう配置され、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29は、下前方に空気を送り込むよう配置される。図6、図10、図11を参照すると、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28は、第2ファン取付部42に最も近い第2渦巻ファン第1空気吹き出し口の後壁の内面282と、フロントパネル51に最も近い第2渦巻ファン第1空気吹き出し口の前壁の内面281とを有し、この第2渦巻ファン第1空気吹き出し口の前壁の内面281は、傾斜又はキャンバーを有し、この傾斜又はキャンバーの接線の延長線2811と取付板4の面とが第1傾斜角θ1を形成し、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口の後壁の内面282は、傾斜又はキャンバーを有し、この傾斜又はキャンバーの延長線2821と取付板4の面とが第2傾斜角θ2を形成する。第1傾斜角θ1の大きさは、第2傾斜角θ2と同じであっても異なっていてもよい。一方、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29は、第2ファン取付部42に最も近い第2渦巻ファン第2空気吹き出し口の後壁の内面292と、フロントパネル51に最も近い第2渦巻ファン第2空気吹き出し口の前壁の内面291とを有し、この第2渦巻ファン第2空気吹き出し口の前壁の内面291は、傾斜又はキャンバーを有し、この傾斜又はキャンバーの接線方向2911と取付板4の面とが第3傾斜角θ3を形成し、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口の後壁の内面292は、傾斜又はキャンバーを有し、このキャンバーの接線方向2921と取付板4の面とが第4傾斜角θ4を形成する。第3傾斜角θ3の大きさは、第4傾斜角θ4と同じであっても異なっていてもよい。好適な方法として、傾斜の延長線又は第2渦巻ファン第1空気吹き出し口の後壁の内面282のキャンバーの接線の延長線2821は、図4に示すように、第1渦巻ファン1の渦巻構造と交差しない。また、傾斜の延長線又は第2渦巻ファン第2空気吹き出し口の後壁の内面292のキャンバーの接線の延長線2921は、第3渦巻ファン3の渦巻構造と交差しない(図示せず)。この交差しないとは、具体的には、位置決め板上の渦巻構造の突出部と重なる傾斜の延長線又はキャンバーの接線の延長線2821の部分が前後方向において渦巻構造の前方に配置されていることを意味する。このような構成により、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29によって送り込まれた空気が、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3の渦巻構造によって第2渦巻ファンの送風が阻害されるのを軽減するように、第1渦巻ファン1と第3渦巻ファン3の渦巻構造には吹きかけられなくてもよくなる。
他の好適な実施例として、上記千鳥状配列を組み合わせて用いる。図3〜図7に示すように、取付板は、第1ファン取付部41、第2ファン取付部42、第3渦巻ファン取付部43を有し、第2ファン取付部42が、第1ファン取付部41及び第3ファン取付部43と比較して、フロントパネル51に向かって順方向に突出するよう、第2渦巻ファン取付部42と第1ファン取付部41/第3ファン取付部43との間には段差が形成されている。同時に、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29は、渦巻構造に対して傾斜して配置されるよう、すなわち、渦巻構造から離れる方向に向かって、取付板4からフロントパネル51の方(すなわち、前後方向)に延在するよう設けられている。傾斜の延長線又は第2渦巻ファン第1空気吹き出し口の後壁の内面282のキャンバーの接線の延長線2821は、図4に示すように、第1渦巻ファン1の渦巻構造と交差しないことが好ましい。また、傾斜の延長線又は第2渦巻ファン第2空気吹き出し口の後壁の内面292のキャンバーの接線の延長線2921は、第3渦巻ファン3の渦巻構造とは交差しない。このように千鳥状配列を組み合わせることで、前後方向に千鳥状に配置されることによって生じる渦巻ファン組合せ構造の(前後方向)厚さの増加が軽減され、同時に、渦巻構造に対する第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29の傾斜角度が渦巻ファンの送風に影響を与えるほど大きくなるのを回避し、渦巻ファン組合せ構造の(前後方向)厚さと(緯度方向)幅とが大幅に増大しないようにして、空気調和装置の全体構造の設計を容易に最適化できるようになる。同時に、上記3つのファンによって送り込まれた空気が本体空気ダクト56内部をスムーズに移動できるよう、第1渦巻ファンと第3渦巻ファンによって第2渦巻ファンの送風が阻害されることがほとんどなくなる。
他の好適な方法として、第2渦巻ファンに傾斜して配置された第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28及び/又は第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29に、風向板が設けられてもよい。図12に示すように、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28には上部風向板280が設けられ、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29には下部風向板290が設けられる。上部風向板280は、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28の前壁、すなわち、フロントパネル51に最も近い位置に少なくとも配置され、下部風向板290は、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29の前壁、すなわち、フロントパネル51に最も近い位置に少なくとも配置される。これらの上部風向板280及び下部風向板290は、取付板4及び/又はフロントパネル51とほぼ平行になるように、すなわち、長手方向に沿って延在している。上部風向板280及び下部風向板290は、第2渦巻ファン第1空気吹き出し口28と第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29に設けられ、ほぼ長手方向に沿って延在するスリーブ構造を有している。このように、上部空気吹き出し口28と下部空気吹き出し口29によって送り込まれた空気は、ほぼ本体空気ダクト56と平行に移動して本体空気ダクト56に進入し、その本体空気ダクト56内部での空気の流れをよりスムーズにするよう、フロントパネル51の反射気流によって生じる本体空気ダクト56内部の気流の乱れを軽減し、エネルギー損失を減少させる。また、図3Bに示すように、上部空気吹き出し口53又は底部空気吹き出し口54のいずれかが閉じている場合、例えば、底部空気吹き出し口54が閉じている場合、第2渦巻ファン第2空気吹き出し口29と第3渦巻ファン空気吹き出し口39によって下方へ吹き込まれた空気は、本体空気ダクト56の下端まで移動した後に引き返し、第3渦巻ファン3と、第2渦巻ファン2の渦巻構造とフロントパネル51の間に形成された通路を通って上部空気吹き出し口53の方へ移動する。この下部風向板が設けられることにより、下部空気吹き出し口29によって下方へ吹き込まれた空気は、本体空気ダクト56とほぼ平行になり、第2渦巻ファン2の渦巻構造とフロントパネル51の間の通路を通る際の下側回帰空気が、スムーズに上方へ移動できるように、下部空気吹き出し口29によって送り込まれた空気により阻害されなくてもよくなる。この下部風向板290が設けられない場合、下前方に傾斜した下部空気吹き出し口29によって送り込まれた空気が、下側回帰空気がスムーズに上方へと移動できなくなるように、その回帰空気に対してバリアを形成する。これは、上部空気吹き出し口53が閉じた場合に上部風向板280によって得られる効果が下部風向板290によって得られる効果と同じになるように、上部風向板280についても同様である。
次に、図7〜図9に示す構造を参照して、上記渦巻ファン組立構造の具体的な設置方法について説明する。取付板は、第1ファン取付面、第2ファン取付面、第3ファン取付面(図示せず)をそれぞれ備えた、第1ファン取付部41、第2ファン取付部42、第3ファン取付部43を有する。その中でも、第2ファン取付面は、第1ファン取付面や第3ファン取付面と比較して、フロントパネルの方へ突出して配置されている。第1ファン取付面と第3ファン取付面の端部に設けられた空間によって、取付板の全体強度を補強してもよく、同時に、図8に示すように、第1ファン取付部41と第3ファン取付部43により凹部を形成してもよい。第1ファン取付面、第2ファン取付面、第3ファン取付面には、図8に示すように、第1取付板吸気口411、第2取付板吸気口421、第3取付板吸気口431がそれぞれ形成されている。ファンの渦巻構造は、ほぼ同じ厚さを有する2つの部分から構成されている。この2つの部分は、その製造を容易になるように、渦巻構造の軸に垂直な中心線から渦巻構造を分割することによって形成されることが好ましい。具体的には、図9に示すように、第1渦巻ファン1は、第1ファン後部15、第1ファン前部13、第1モータ11、第1インペラ14を備えている。第1ファン後部15と第1ファン前部13は、第1渦巻構造を構成し、第1渦巻ファン後部15は第1渦巻吸気口によって開口し、第1モータ11と第1インペラ14は第1ファン前部13に取り付けられている。第2渦巻ファン2は、第2ファン後部25、第2ファン前部23、第2モータ21、第2インペラ24を備えている。第2ファン後部25と第2ファン前部23は、第2渦巻構造を構成し、第2渦巻ファン後部25は第2渦巻吸気口によって開口し、第2モータ21と第2インペラ24は第2ファン前部23に取り付けられている。第3渦巻ファン3は、第3ファン後部35、第3ファン前部33、第3モータ31、第3インペラ34を備えている。第3ファン後部35と第3ファン前部33は、第3渦巻構造を構成し、第3渦巻ファン後部35は第3渦巻吸気口によって開口し、第3モータ31と第3インペラ34は第3ファン前部33に取り付けられている。
第1渦巻ファン1、第2渦巻ファン2、第3渦巻ファン3は、第1ファン取付部41、第2ファン取付部42、第3ファン取付部43にそれぞれ取り付けられ、第1ファン後部15、第2ファン後部25、第3ファン後部35は、ネジ、ボルト、リベットなどの接続具によって、第1ファン取付部41、第2ファン取付部42、第3ファン取付部43の第1ファン取付面、第2ファン取付面、第3ファン取付面にそれぞれ固定されている。図8Bに示すように、ネジ91が用いられている。第1渦巻吸気口、第2渦巻吸気口、第3渦巻吸気口は、第1取付板吸気口411、第2取付板吸気口421、第3取付板吸気口431にそれぞれ対向している。第1ファン取付部41と第3ファン取付部43によって凹部が形成されるので、第1ファン後部15と第3ファン後部35はその凹部内に埋め込まれ、第2ファン後部25は、取付板4から突出することにより第2ファン取付部42に位置している。第1ファン前部13、第2ファン前部23、第3ファン前部33は、その対応するモータやインペラを取り付けた後、図9に示すように、さらに全体的な渦巻ファン組合せ構造を構成するよう、第1ファン後部15、第2ファン後部25、第3ファン後部35にそれぞれ一体的に接続される。モータを取付板に取り付ける従来の方法と比べて、本出願のモータは渦巻構造に取り付けられ、モータとインペラは、取付板を取り外す必要なく、渦巻構造と共に取り外し可能であってもよい。これにより、組立構造全体の利便性と保全性が改善される。渦巻モータの具体的な構造については、後に詳述する。
次に、図13〜図18に示すように、例えば、第1モータ1と取付板4を例にとって渦巻モータの取付構造について詳しく説明する。以下の説明では、軸方向をモータ軸に平行な方向として定義し、径方向をモータ軸に垂直な方向として定義し、周方向をモータ軸を中心に回転する方向として定義する。「側」とは、モータの軸方向に関連する用語である。例えば、図13では、第1部13(第1ファン前部)が一方の側に位置し、第2部15(第1ファン後部)が他方の側に位置し、インペラ14がその第1部13と第2部15の間に位置している。
図15に示すように、上記渦巻構造を、モータの軸111を含む面でその渦巻構造を切断して得られる軸方向断面から見た場合、その軸方向における渦巻構造の中心線に最も近い渦巻構造の周壁からその軸までの距離は、その軸の両側における渦巻構造の周壁からその軸111までの距離より大きく、その距離は、差Hを置いて、周壁の中心線からインペラの軸144までの距離である。上記軸111の方向における渦巻構造の中心線139に最も近い渦巻構造の周壁の外壁からその軸111までの距離は、その軸111の両側における渦巻構造の周壁の外壁からその軸111までの距離よりも差H1だけ大きいことが好ましい(図示せず)。渦巻構造の周壁の外壁は、円弧、台形、カットされた円弧、三角形、又は、他の多角形の形状であってもよい断面を有することが好ましい。上記軸111の方向における渦巻構造の中心線139に最も近い渦巻構造の周壁の外壁からその軸111までの距離は、その軸111の両側における渦巻構造の周壁の外壁からその軸111までの距離よりも差H1だけ大きいことが好ましい(図示せず)。渦巻構造の周壁の外壁は、円弧、台形、カットされた円弧、三角形、又は、他の多角形の形状であってもよい断面を有することが好ましい。渦巻構造の周壁の外壁を中間で突出する構造となるように設計することで、例えば、湾曲した筐体を有するさまざまな縦型空気調和機構造に適用してもよい。さらに、通常、渦巻構造の周壁は厚さが一様であるので、周壁の外壁が突出することにより、周壁の内壁も突出構造となるようにしてもよい。その周壁が側壁と垂直な渦巻構造を比較することにより、渦巻構造内の容積を増大させ、渦巻ファンの送風機能を向上させることが可能である。
製造を容易にするため、上記渦巻構造を分割構造としてもよい。図13〜図15に示すように、渦巻構造は、第1部13と第2部15から構成され、第1部13は、第1部周壁131と第1部側壁132を有し、第2部は、第2部周壁151と第2部側壁152を有し、第1部周壁131と第2部周壁151は、インペラ14の周囲を取り囲むように曲げられている。第1部周壁131は、第1部側壁132の端部に接続された固定端と、第1部側壁132から離隔した第1接続端とを有する。第2部周壁151は、第2部側壁152の端部に接続された固定端と、第2部側壁152から離隔した第2接続端とを有する。第1部13と第2部15の内部に、インペラ14を収容する収容キャビティを、その半径がモータの軸111に対してインペラ14の回転方向に沿って大きくなる円筒形状に形成するよう、第1部周壁131の第1接続端1311は、第2部周壁151の第2接続端1511に接続されている。
本実施例の渦巻モータのモータ11は、モータ本体117と回転軸112を備えている。収容キャビティ内に取り付けられたインペラ14は、モータの軸111の軸方向に細長く形成された複数の羽根141が放射形状を有し、特定の間隔をあけて構成されるような円筒形状を有する。その羽根141の一方の端部は、ほぼ円形の回転円板142の外側端部に取り付けられ、羽根141の他方の端部は、インペラ吸気口の内部に形成された環状の支持リング143に取り付けられている。回転円板142は、モータの回転軸112の中心に固定され、インペラ14が、モータ11の駆動により、回転軸112を中心として回転する。第1部13はモータ取付口133を備え、インペラの回転円板142がそれに隣接して配置されている。モータ11の回転軸112は、回転円板142の回転を駆動するよう、モータ取付口を通ってインペラ14の回転円板142に接続されている。第2部15は、その位置がインペラ吸気口に対応し、空気をインペラ14内部へと誘導するための渦巻吸気口153を備えている。モータ本体117は、第1部13に支持されている。モータ本体117と第1部13との間には、第1ダンピング手段が設けられている。この第1ダンピング手段の構造と具体的な取付方法について、以下に詳しく説明する。
通常、渦巻構造は全体的な強度が弱いプラスチック材料でできているので、モータ本体117を第1部13に直接取り付けると、第1部13の強度が、モータの動力を支持するには不十分となる場合があり、それによって第1部13が変形したり破損したりしてしまう。そのため、好適な実施例として、金属材料でできた支持ディスク12を備える。この支持ディスク12は、第1部13、好ましくは、第1部13の第1部側壁132の外壁に固定され、モータ本体117が支持ディスク12に固定される。モータ本体117は、第1部13から離隔した支持ディスク12の側面に固定されることが好ましい。この支持ディスク12を設けることにより、モータ本体117を渦巻構造に設けて、その渦巻構造によって支持されるようにできるのと同時に、渦巻構造の変形や破損を防ぐことができる。
支持ディスク12を設けた場合、第1ダンピング手段をこの支持ディスク12とモータ本体117の間に配置してもよい。モータ本体117の周壁の外壁には、支持ディスク12に固定されたフランジ133が備えられ、第1ダンピング手段は、このフランジ133と支持ディスク12の間に配置されている。この第1ダンピング手段は、フランジ133と支持ディスク12の間に配置された第1ダンピングワッシャであることが好ましい。好適な解決策として、図13に示すように、第1ダンピングワッシャ114は、円柱状の形状を有し、この円柱状の第1ダンピングワッシャ114の外周面にはソケットが備えられ、シート状のフランジ133がこのソケットから第1ダンピングワッシャ114内に挿入される。第1ダンピングワッシャ114は、フランジ133の取付穴と連通する貫通穴を備えている。ネジやボルトなどの接続具は、第1ダンピングワッシャ114の貫通穴とフランジ133の取付穴を通った後、モータ本体117を固定するよう支持ディスク12に接続される。第1ダンピングワッシャ114は、ゴム支持部を用いることが好ましい。支持ディスク12が設けられない場合は、この支持ディスク12を第1部13で置き換えることにより、上記ダンピング手段を介して、第1部13に直接モータ11を接続してもよい。
第1部周縁部131は、モータの軸111から離れる方向へ径方向に固定端から第1接続端1311へと延在し、第2部周縁部151は、モータの軸111から離れる方向へ径方向に固定端から第2接続端1511へと延在する。第1部周壁131の第1接続端1311と第2部周壁151の第2接続端1511との接続は、モータの軸111に垂直な渦巻構造の中心線139に最も近い位置で行われる、もしくは、モータの軸111に垂直な渦巻構造の中心線139と重なることが好ましい。
渦巻構造の気密性を高めるため、第1部13と第2部15の接続部には、密閉構造が設けられてもよい。この密閉構造は、第1部周壁131の第1接続端1311と第2部周壁151の第2接続端1511のいずれか一方に設けられたリブと、その他方に設けられた溝から構成されることが好ましい。図15に示すように、第2部15へと延在するリブ1312を第1部周壁131の第1接続端に設け、そのリブ1312に対応する溝1512を第2部周壁151に設けることが好ましい。第1部13が第2部15に接続されると、リブ1312が溝1512に埋め込まれる。それによって、密閉性を向上させ、渦巻ファンの効率を低下させる原因となる渦巻構造の周壁からの空気漏れを防ぐことが可能となる。このリブ1312と溝1512の構造は、一つだけ設けられても、複数設けられてもよい。
上記密閉構造は、第1部13と第2部15のいずれか一方にフランジを設け、その他方に溝を設けることにより形成される密閉リングの形状であってもよい。フランジが溝に当接し、その溝内で密閉リングを押圧して密閉が行われる。この密閉リングには、ゴムや他の軟質材料が用いられてもよい。この密閉構造は、渦巻構造の周壁の径方向外側又は径方向内側に設けられてもよい。
好適な実施例として、図15に示すように、回転円板142は、その回転円板142の端部から軸中心へと向かう方向において、インペラ14の内部へ突出するよう配置されている。回転円板142は、ほぼカップ状又はテーパー状の形状を有し、回転円板142の径方向内側には、モータ収容空間が形成されている。モータの回転軸112が渦巻構造からその内部を通り、モータ本体117の一部がそのモータ収容空間内に位置していてもよい。こうすることで、渦巻構造の外部から突出するモータ11の長さを小さくし、軸方向の渦巻モータの取付長さを小さくし、渦巻ファンの全体構造をよりコンパクトなものにするといった利点が得られる。さらに、第1部13の第1部側壁132には、対応する内側凹部1321が形成され、その中心にはモータ取付口133が設けられている。さらに、この内側凹部1321は、モータ取付口133の端部から軸中心へと向かう方向において、インペラ14の内部へ突出するよう配置されている。
モータと支持ディスク間の振動をさらに軽減するため、図17に示すように、モータ本体117の周壁の外壁には、支持ディスク12に固定されたフランジ133が設けられ、このフランジ133と支持ディスク12の間には第1ダンピング構造が設けられることが好ましい。この第1ダンピング構造は、フランジ133と支持ディスク12の間に配置された第1ダンピングワッシャであることが好ましい。好適な解決策として、図17に示すように、第1ダンピングワッシャ114は、円柱状の形状を有し、この円柱状の第1ダンピングワッシャ114の外周面にはソケットが備えられ、シート状のフランジ133がこのソケットから第1ダンピングワッシャ114内に挿入される。第1ダンピングワッシャ114は、フランジ133の取付穴と連通する貫通穴を備えている。ネジやボルトなどの接続具は、第1ダンピングワッシャ114の貫通穴とフランジ133の取付穴を通った後、モータ11を固定するよう支持ディスク12に接続される。第1ダンピングワッシャ114は、ゴム支持部を用いることが好ましい。
モータ11とインペラ14間の振動をさらに軽減するため、図18に示すように、モータの回転軸112とインペラ14の回転円板142の間には第2ダンパー構造が設けられる。この第2ダンピング構造は、ゴムスリーブ115と金属カラー116を有し、このラバースリーブ115がモータの回転軸112の外周面に固定されて、モータ軸11と同期して回転することが好ましい。金属カラーは、その外周面が回転円板142に接続され、その内周面がゴムスリーブ115に接続されている。モータの回転軸112の動力は、回転円板142に伝えられて、インペラ14の回転をさらに駆動し、ゴム115を設けることにより、モータ11がインペラ14に伝えた振動を効果的に軽減し、ノイズを効果的に軽減する。
モータ本体117が渦巻構造13に伝えた振動を軽減するため、円筒支持部134を第1部13のモータ取付口133の端部に設け、モータ取付口133と連通する貫通穴をこの円筒支持部134の内部に設けることが好ましい。図17に示すように、円筒支持部134の固定端は、モータ取付口133の端部に接続し、円筒支持部134の自由端は、渦巻構造の中心から離れる方向へと軸方向に延在する。モータ本体117の少なくとも一部は、モータの回転軸112がモータ取付口133を通ってインペラ14に接続されるよう、円筒支持部134内に位置している。この円筒支持部134とモータ本体117の円筒壁の外壁との間には、第3ダンピング構造が設けられる。この第3ダンピング構造は、円筒支持部134の端部又は内壁に設けられた第2密閉リング135であることが好ましい。モータ11が円筒支持部134の内部に配置されると、モータが渦巻構造に伝えた振動を軽減するように、第2密閉リング135とモータ本体117の周壁の外壁とが弾性的に嵌合する。同時に、モータ取付口133を密閉し、モータ取付口で空気漏れが生じることで渦巻モータの効率が低下しないように、モータ取付口133を閉鎖する密閉嵌合を形成することも可能となる。第2密閉リング135は、円筒支持部134に取り付けられてもよいし、モータ本体117の外周面に取り付けられてもよい。図17に示すように、第2密閉リング135は、その開口部が円筒支持部134の自由端に向けられ、円筒支持部134の自由端に取り付けられた、U字状の断面を有する環状構造として設けられていることが好ましい。この第2密閉リング135の内側周壁は、モータ本体117の周壁の外壁に当接している。モータの方へ延在する密閉リップを備えた第2密閉リングの内周面は、モータ本体117の周壁の外壁に当接していることが好ましい。渦巻構造13は、取付座部136を有し、支持ディスク12は、第1部13に取り付けられるよう取付ディスク136に接続されていることが好ましい。円筒座部134に対向する支持ディスク12の側面は、第2密閉リング135に押圧され、この第2密閉リング135をより良好に固定するよう、支持ディスク12と円筒支持部134との間に第2密閉リングを挟持している。
次に、本実施例の渦巻モータの取付構造について説明する。図14に示すように、本実施例の渦巻モータの取付構造は、上記渦巻ファンと取付板4を備え、渦巻ファンが取付板4に取り付けられ、この取付板4には取付板吸気口41が設けられている。第2部15は、ネジ、ボルト、リベットなどの締結具を介して取付板4に固定して接続され、第2部15の渦巻吸気口153の位置は、取付板4の取付板吸気口41に対向し、モータ11とインペラ14はいずれも第1部13に取り付けられている。モータ11とインペラ14が取り付けられた第1部13は、渦巻ファンを取付板4に取り付けるよう、第2部15に接続されている。
次に、上記渦巻ファンと取付板4の具体的な組み立て方法について詳しく説明する。
渦巻ファンを取付板4に固定する場合、以下のステップを実施する。
ステップI:
第2部15を取付板4に接続する。締結具を介して第2部側壁152を取付板4に接続し、第2部周壁151を、取付板4から離隔して、第2部側壁152の一方の側に配置する。締結具としては、ネジやリベットなどの接続具を用いてもよい。
ステップII:モータ11とインペラ14を第1部13に接続する。具体的には、2つの方法がある。
方法1:
支持ディスク12を第1部13に固定し、モータ11の回転軸112が第1部13のモータ取付口133を通って、モータ11を第1部13に固定するよう、モータ11を支持ディスク12に固定し、インペラ14とモータを接続するようにインペラ14の回転円板142をモータ11の回転軸112に接続する。
もしくは、方法2:
モータ11を支持ディスク12に接続し、支持ディスク12をモータ11と共に第1部13に固定し、モータ11の回転軸112が第1部13のモータ取付口133を通って、インペラ14とモータ11を接続するようにインペラ14の回転円板142をモータ11の回転軸112に接続する。
ステップIIIでは、渦巻ファンを取付板4に一体的に取り付けるように、モータ11とインペラ14が取り付けられた第1部13を第2部15に接続する。
このうち、ステップIとステップIIの順序を入れ替えてもよいし、両ステップを同時に実施してもよい。
既存の渦巻ファン構造と比較して、実施例Iの渦巻ファンのモータ11とインペラ14は、第1部13に完全に取り付けられ、設置を便利に行えるよう、設置時に第1部13と一体的に取り付けられる。モータ11とインペラ14の修理、メンテナンス、交換などの作業を行う必要がある場合は、モータ11とインペラ14と共に第1部13をまとめて、並びに、第2部15を取り外せばよい。第2渦巻構造15を取り外す必要があり、全体的なメンテナンスがより良好に行えるよう、取付板4も取り外す必要がある。
さらに、当業者であれば、本明細書に提供される図面は、説明を目的とするものであって、必ずしも縮尺通りには描かれていないことが理解されよう。
同時に、本開示が包括的なものであり、その範囲が適切に当業者に伝えられるよう例示的実施例が提供されることを理解されたい。具体的な詳細(例えば、特定の部材、装置及び方法の例)の多くは、本開示を包括的に理解するために提供されるものである。具体的な詳細を用いる必要があり、実施例はさまざまな形態で実施可能であり、例示的実施例は本開示の範囲を制限するものと考えられるべきではないことを当業者なら理解するであろう。いくつかの例示的実施例では、周知の装置構造や周知の技術については詳細に説明されていない。
構成要素または層が、別の構成要素または層「の上にある」、「に係合している」、「に連結している」、もしくは別の構成要素または層「に結合している」という記述がある場合、構成要素または層は、その他の構成要素または層の直接上にある、係合している、連結している、もしくは結合していてもよく、あるいは介在の構成要素または層が存在してもよい。一方、構成要素が、別の構成要素または層「の直接上にある」、「に直接係合している」、「に直接連結している」、または「に直接結合している」という記述がある場合、介在の構成要素または層がなくてもよい。構成要素間の関係を説明するために使用される他の用語は、同様に解釈されるべきである(例えば、「間に」と「直接間に」、「隣接する」と「直接隣接する」など)。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、関連して列挙された項目の1つまたは複数の任意の及びすべての組合せを含む。
「第1、第2、第3など」の用語は、様々な構成要素、部材、領域、層及び/又は部分を説明するために本明細書で使用され得るが、これらの構成要素、部材、領域、層及び/又は部分は、これらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、1つの構成要素、部材、領域、層又は部分を、別の構成要素、領域、層又は部分から区別するために使用され得るに過ぎない。本明細書で使用される場合、「第1」、「第2」などの用語及び他の数値は、文脈により明確に示されない限り、順番や順序を示唆するものではない。従って、以下に論じられる第1の構成要素、部材、領域、層又は部分は、例示的実施形態の教示から逸脱することなく、第2の構成要素、部材、領域、層又は部分と呼ぶことができる。さらに、本考案の説明において、特に明記しない限り、「複数の」は、2つ以上を意味する。
「内部」、「外部」、「真下」、「下」、「下部」、「上」及び「上部」などの空間的相対語は、図に示されるように1つの構成要素や特徴と別の構成要素や特徴との関係を説明するのに、説明をわかりやすくするために本明細書に使用される。空間的相対語は、図に示された配向に加えて、使用時または作動時に装置の異なる配向を包含することが意図されてもよい。例えば、図における装置が回転された場合は、他の構成要素や特徴の「下」または「真下」と記載された構成要素は、他の構成要素や特徴の「上」に位置することになる。したがって、例示的用語「下」は、上と下の両方の配置を包含することができる。装置は他の方向に向けられ(90度に回転又は他の方向に配置され)てもよく、本明細書で使用する空間に関連する用語はそれに従って解釈される。
上記は本考案の好適な実施例に過ぎず、本考案を制限するものではない。当業者であれば、本考案に対してさまざまな変形や変更を行うことが可能である。本考案の精神と原則内におけるいかなる補正、等価置換、改善なども、本考案の保護範囲内に含まれるものとする。

Claims (11)

  1. 取付板(4)と、
    前記取付板(4)に取り付けられた少なくとも2つの隣接する渦巻ファンと、
    を具備し、
    前記2つの隣接する渦巻ファンのうちの一方の渦巻ファンは、それら2つの隣接する渦巻ファンの間に位置する中間傾斜空気吹き出し口を有し、前記中間傾斜空気吹き出し口が、前記取付板(4)から離れる方向に沿って延在する、渦巻ファン組合せ構造。
  2. 前記中間傾斜空気吹き出し口の前記取付板(4)に隣接する内面は、傾斜又はキャンバーを有し、前記傾斜の延長線又は前記キャンバーの接平面の延長線が、前記中間傾斜空気吹き出し口に隣接する他方の渦巻ファンの渦巻構造とは交差しない、請求項1に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  3. 下から順番に第3渦巻ファン(3)、第2渦巻ファン(2)及び第1渦巻ファン(1)を含む3つの渦巻ファン(1,2,3)を具備し、
    前記第2渦巻ファン(2)は、空気を上方へ送り込む及び/又は空気を下方へ送り込む第2渦巻ファン空気吹き出し口(28,29)を有し、
    前記第2渦巻ファン空気吹き出し口(28,29)は、前記取付板(4)から離れる方向に沿って延在する、請求項1に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  4. 前記第2渦巻ファン空気吹き出し口(28,29)の前記取付板(4)に隣接する内面は、傾斜又はキャンバーを有し、対応する傾斜の延長線又はキャンバーの接平面の延長線は、前記第2渦巻ファン空気吹き出し口(28,29)に対向する第1渦巻ファン又は第3渦巻ファンの渦巻構造とは交差しない、請求項3に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  5. 前記第1渦巻ファン(1)は、空気を上方へ送り込む第1渦巻ファン空気吹き出し口(18)を有し、
    前記第3渦巻ファン(3)は、空気を下方へ送り込む第3渦巻ファン空気吹き出し口(39)を有し、
    前記第2渦巻ファン空気吹き出し口は、空気を上方へ送り込む第2渦巻ファン第1空気吹き出し口(28)と、空気を下方へ送り込む第2渦巻ファン第2空気吹き出し口(29)とを有する、請求項3に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  6. 前記第2渦巻ファン第1空気吹き出し口(28)の前記取付板(4)に隣接する内面(282)は、傾斜又はキャンバーを有し、前記傾斜の延長線又はキャンバーの接平面の延長線(2821)は、前記第1渦巻ファン(1)の渦巻構造とは交差せず、
    前記第2渦巻ファン第2空気吹き出し口(29)の前記取付板(4)に隣接する内面(292)は、傾斜又はキャンバーを有し、前記傾斜の延長線又はキャンバーの接平面の延長線(2921)は、前記第3渦巻ファン(3)の渦巻構造とは交差しない、請求項5に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  7. 前記取付板(4)と平行な第1風向板(280)が、前記第2渦巻ファン第1空気吹き出し口(28)の前記取付板(4)から離隔した壁に少なくとも設けられ、及び/又は、
    前記取付板(4)と平行な第2風向板(290)が、前記第2渦巻ファン第2空気吹き出し口(29)の前記取付板(4)から離隔した壁に少なくとも設けられる、請求項6に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  8. 前記第1風向板(280)は、上方に延在するスリーブを有し、前記第2風向板(290)は、下方に延在するスリーブを有する、請求項7に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  9. 前記第2渦巻ファン(2)は、前記第1渦巻ファン(1)及び前記第3渦巻ファン(3)よりも前記取付板(4)から離れている、請求項3に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  10. 前記取付板(4)は、前記第1渦巻ファン(1)、前記第2渦巻ファン(2)及び前記第3渦巻ファン(3)をそれぞれ対応して取り付けるための第1ファン取付部(41)、第2ファン取付部(42)及び第3ファン取付部(43)が設けられ、
    前記第2ファン取付部は、前記取付板(4)の前方に向かって、前記第1ファン取付部(41)及び前記第3ファン取付部(43)よりも前に突出するよう配置されている、請求項9に記載の渦巻ファン組合せ構造。
  11. その上部に位置する上部空気吹き出し口と、その底部に位置する底部空気吹き出し口とが設けられた筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記上部空気吹き出し口及び前記底部空気吹き出し口とそれぞれ連通する本体空気ダクトと、
    前記筐体内に設けられ、前記本体空気ダクトから前記上部空気吹き出し口及び/又は前記底部空気吹き出し口に向かって空気を送り込む請求項1に記載の渦巻ファン組合せ構造と、
    を具備する縦型空気調和機。
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