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JP2786001B2 - チロシナーゼ活性阻害剤 - Google Patents

チロシナーゼ活性阻害剤

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JP2786001B2
JP2786001B2 JP2182343A JP18234390A JP2786001B2 JP 2786001 B2 JP2786001 B2 JP 2786001B2 JP 2182343 A JP2182343 A JP 2182343A JP 18234390 A JP18234390 A JP 18234390A JP 2786001 B2 JP2786001 B2 JP 2786001B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は乳蛋白質(ラクトフェリンを含む必要のな
い)の加水分解物を有効成分として含有することを特徴
とするチロシナーゼ活性阻害剤に関する。
[技術の背景及び従来技術の説明] チロシナーゼはチロシン、その他の一価フェノール類
及び相当するオルソー二価フェノールの分子状酸素によ
る酸化を触媒する酵素であり、キノコ、ジャガイモ、リ
ンゴ等多くの植物に広く存在し、また動物組織にも広く
存在する。植物においては、組織の切傷部分の黒変現象
に関与し、動物においては組織、特に皮膚表皮細胞にお
けるメラニン色素の形成に関与していることが知られて
いる(化学大辞典編集委員会編、化学大辞典、第5巻、
第976ページ、共立出版、昭和35年)。アジソン病にお
ける皮膚又は粘膜でのメラニン沈着が、チロシナーゼ活
性を促進するメラノトロピンと拮抗する副腎皮質ホルモ
ンの分泌減少に起因することも知られている(化学大辞
典編集委員会編、化学大辞典、第1巻、第65ページ、共
立出版、昭和35年)。更にチロシナーゼは、食品の鮮度
低下にも関与しているとも言われている。
食品、化粧品又は医薬品分野において、チロシナーゼ
の上述の望ましくない作用を防止、予防し、あるいはそ
の結果としての諸症状を治療するためのチロシナーゼ活
性阻害剤の開発が強く望まれていた。特に化粧品業界で
は、メラニン色素の生成を効果的に抑制し、美白効果を
付与した化粧料や皮膚外用剤の研究が盛んであり、チロ
シナーゼ活性阻害剤を配合した製品が次々と開発されて
いる。チロシナーゼ活性阻害剤としては、例えば、シス
テイン、グルタチオン、ビタミンC(三島豊等、基礎皮
膚科学、第258ページ、朝倉書店、昭和48年)、コウジ
酸(日経産業新聞、昭和63年5月24日)、アルブチン
(富田健一、第20回FJセミナー予稿集、第21ページ、フ
レグランスジャーナル社、平成2年3月14日)、トリコ
デルマ属に属する微生物の産生物(特開平2−145189号
公報)等が知られている。
更に、シルク蛋白質のアルカリ分解物にチロシナーゼ
活性抑制作用が認められ、これを化粧品に利用する発明
が知られている(特公昭58−17763号公報)。
しかしながら、これらのチロシナーゼ活性阻害剤は製
品中での安定性が悪かったり、メラニン色素を合成する
メラノサイト細胞への作用が強すぎたり、原料の入手が
困難なため非常に高価であったりして、何れも安全性、
信頼性、経済性などの点から満足すべきものではなかっ
た。
一方、乳蛋白質の加水分解物は、保湿、造膜作用等の
美肌効果から化粧品分野で(特開昭60−258102号公報、
特開昭62−185100号公報、特開平1−269499号公報)、
また消化、吸収、栄養効率の改善あるいはアレルゲン性
の低下を目的として食品、医薬品の分野で種々の製品に
利用されている。更に、最近になって乳蛋白質の加水分
解物に含まれる特定のペプチドの生理機能、例えばβ−
カゼインホスホプペプチドのカルシウム吸収促進効果、
κ−カゼイングリコマクロペプチドのビヒダス活性等が
明らかにされ(食品工業、第33巻、第1号、第31ペー
ジ、1990年)、機能性食品や医薬品への応用研究が活発
化しているが、乳蛋白質の加水分解物あるいはこの加水
分解物に含まれる特定のペプチドにチロシナーゼ活性阻
害効果があることは従来知られていなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、従来の化粧品等に認められた前記の欠
点を克服するのみならず、食品及び医薬品にも使用が可
能な安全、かつ安定なチロシナーゼ活性阻害剤について
鋭意研究した結果、乳蛋白質の加水分解物に顕著なチロ
シナーゼ活性阻害作用のあることを見出し、本発明を完
成した。
本発明は、乳蛋白質の加水分解物を有効成分として含
有し、化粧品、食品及び医薬品等に使用することができ
る安全、かつ安定なチロシナーゼ活性阻害剤を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記の課題を解決するものとして、チロシ
ナーゼ活性阻害率が75%以上を示すチロシナーゼ活性阻
害剤であって、全窒素量に対するホルモール態窒素量の
百分率により示される分解率が8〜45%である乳蛋白質
加水分解物を、有効成分として少なくとも0.25%(重
量)の濃度で含有することを特徴とするチロシナーゼ活
性阻害剤を提供する。
尚、乳その他に含まれるラクトフェリン及び/又はそ
の分解物のチロシナーゼ活性阻害剤については、本件出
願人と同一の出願人による別件出願がなされており、従
って、本発明における乳蛋白質分解物はラクトフェリン
を含まない乳蛋白質の加水分解物を対象とするが、その
実施に当たっては、ラクトフェリンを除外する必要はな
い。
[発明の具体的な説明] 本発明において出発原料として使用する乳蛋白質は、
カゼイン(カゼインから分画されたα−カゼイン、β−
カゼイン、γ−カゼイン、κ−カゼイン等を含む)、ホ
エー蛋白質(ホエー蛋白質から分画されたα−ラクトア
ルブミン、β−ラクトアルブミン等を含む。ただしラク
トフェリンを含む必要はない)等の乳中に含まれる蛋白
質1種又は2種以上の混合物(以下これらをまとめて乳
蛋白質と記載する。ただしラクトフェリンは含む必要は
ない)であってよい。これらの乳蛋白質は、いずれも市
販品あるいは乳処理工場で容易に入手できるものであ
る。これらの乳蛋白質は、通常2〜20%(重量。以下特
にことわりのない限り同じ)の濃度で水、精製水等に溶
解するか、又は濃縮するかして用いられる。
乳蛋白質の加水分解に使用する酵素には特に制限はな
く、トリプシン、キモトリプシン、ズブチリシン、パパ
イン、ペプシン、パンクレアチン等の市販品プロテアー
ゼや、酵母由来のカルボキシペプチダーゼ、乳酸菌由来
のアミノペプチダーゼ等が利用できる。またこれらの酵
素は、任意の組み合わせで使用することもできる。
使用する酵素の量は、乳蛋白質に対して0.1〜5.0%の
範囲である。pHは原料の乳蛋白質が変性しない範囲で、
使用する酵素の至適pH付近に調整し、酵素を所定量添加
した後、得られた溶液の温度を15〜55℃で、10分〜24時
間保持して乳蛋白質を加水分解する。次いで、反応液を
そのまま又は中和した後、加熱により酵素を失活させ、
冷却後必要に応じて常法により濾過、脱塩、濃縮、乾燥
を行い、乳蛋白質の加水分解物(以下、加水分解物と記
載する)を得る。
加水分解物の分解率は、ホルモール滴定によって測定
することができる。分解率はチロシナーゼ活性阻害効果
の点から8〜45%である。蛋白質としての抗原性を消失
させる等の特別な理由がある場合は所定の分解率の分解
物を使用することもできる。一般的には、加水分解物を
調製する際の分解条件には特に厳密な制限はなく、製造
コスト、例えば、温度、時間、酵素の種類と量等を考慮
して条件を設定することができる。
以上のようにして得られた加水分解物は熱、pH、酸化
等に対して非常に安定で、種々の分子量を有するペプチ
ドの混合物からなっている。
以上のようにして調製された加水分解物は、そのまま
チロシナーゼ活性阻害剤として使用してもよく、常法に
より賦形剤、他の薬剤等に添加してチロシナーゼ活性阻
害剤もしくは組成物としてもよい。例えば、加水分解物
の所定量を適切な賦形剤、例えば精製水に溶解し、ある
いは他の成分と混合、乳化、分散することができる。必
要に応じ、適宜、乳化剤、香料その他一般に医薬品、医
薬品外品及び化粧料として容認し得る成分を同時に使用
することもできる。もちろん、従来公知のチロシナーゼ
活性阻害剤と併用することもできる。加水分解物の所定
量は、少なくとも0.25%である。
次に試験例を示して本発明を詳述する。
(試験例) この試験は加水分解物の分解率によるチロシナーゼ活
性阻害効果を調べるために行われた。
(1)試料の調製 市販のカゼインを10%の濃度で水道水に溶解し、2Mカ
セイソーダ溶液でpHを7.0に調整し、80℃で10分間殺菌
して37℃に冷却した。次いで、市販のプロテアーゼであ
るアマノA(アマノ製薬社製)とペプチダーゼを含有す
る市販の醤油酵素(田辺製薬社製)を組合わせ、上記の
溶液に対して0.1〜6%添加し、37℃で保持した。かく
て得られた混合液を、5分〜24時間反応させた後、80℃
で10分間加熱して酵素を失活させ、反応液を凍結乾燥
し、分解率が4〜50%の加水分解物を調製した。
(2)試験方法 1)分解率の測定 得られた分解物の分解率(%)はホルモール滴定法に
より、各試料中のホルモール態窒素量を測定し、それら
の値から次式によって算出した。
分解率(%)=100×(ホルモール態窒素÷全窒素量) 2)チロシナーゼ活性阻害効果の測定 基質溶液の調製 試薬特級のL−チロシン(和光純薬工業社製)を0.1M
リン酸緩衝液に0.045%(W/V)の濃度で溶解して基質溶
液を調製した。
酵素溶液の調製 マッシュルーム由来のチロシナーゼ(シグマ社、3,00
0units/mg)を0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)に0.1%(W/
V)の濃度で溶解して酵素溶液を調製した。
銅イオン溶液の調製 試薬特級の硫酸銅(和光純薬工業社製)を精製水に1
%(W/V)の濃度で溶解し、銅イオン溶液を調製した。
試料溶液の調製 (1)の方法で調製した各試料を表1に示す濃度の2
倍の濃度で0.1mMリン酸緩衝液(pH7.0)に溶解し、試料
溶液を調製した。
酵素反応 予め37℃に予熱してある基質溶液0.9ml、試料溶液1m
l、銅イオン溶液0.02mlを試験管にとって混合し、37℃
に予熱した酵素溶液0.08mlを添加混合し(全量2.0mlと
なる)、37℃で3分間反応させた。反応終了後、30%酢
酸溶液2mlを添加して反応を停止させ、分光光度計で波
長640nmでの吸光度を測定した(この吸光値をBとす
る)。対照として、試料溶液の代わりに0.1Mリン酸緩衝
液1mlを添加して同様の操作を実施した(この吸光値を
Aとする)。尚、試料溶液が白濁している場合は、酵素
溶液の代わりに0.1Mリン酸緩衝液0.08mlを添加して、同
様の操作を実施し、反応液中の濁り部分に由来する吸光
値を測定した(この吸光値をCとする)。これらの値か
ら、チロシナーゼ活性阻害率(%)を次式により算出し
た。尚、このCの値は、白濁による誤差を除去するため
に測定した。
阻害率(%)=100[1−((B−C)/A] (3)試験結果 加水分解物の分解率のチロシナーゼ活性阻害効果との
関係を第1表に示した。分解率が4%の試料2は、2%
濃度でもチロシナーゼ活性阻害率は10%以下であった。
分解率が6%の試料3は、0.1%の濃度で約30%の阻害
率を示した。この試料3の阻害効果は濃度が高くなるに
つれて向上し、0.5%の濃度で約80%、1%の濃度で96
%の阻害率を示した。
一方、分解率が8〜45%の試料4〜10は、いずれも0.
05%の濃度ですでに約40%のチロシナーゼ活性阻害効果
を示した。特に、分解率が15〜45%の試料6〜10の場合
には、阻害効果は濃度が高くなるにつれて向上し、0.1
%の濃度で60%以上、0.25%の濃度で80%以上、0.5%
の濃度では100%の阻害率を示した。
次に実施例及び参考例を示して本発明を詳述する。
尚、以下の例で使用したカゼイン及び高純度ホエー蛋白
質以外の物質は、全て市販品であり、容易に入手でき
る。また、このホエー蛋白質には僅かながらラクトフェ
リンが混入している可能性があるが、それらは極めて微
量であり、無視し得る量である。
参考例1 市販のカゼイン300gを精製水2000mlに懸濁し、1Mカセ
イソーダ溶液でpHを8.0に調整して完全に溶解した。次
いで、80℃で10分間加熱して殺菌した後、40℃に保持
し、パンクレアチンF(天野製薬社製)を15g添加して
5時間反応させた。80℃で10分間加熱して酵素を失活さ
せ、凍結乾燥し、カゼイン分解物約280gを得た。得られ
たカゼイン分解物の分解率を試験例と同一の方法により
測定した結果、分解率は21%であった。
参考例2 市販のカゼイン200gを精製水2000mlに懸濁し、1Mカセ
イソーダ溶液でpHを8.0に調整して完全に溶解した。次
いで、80℃で10分間加熱して殺菌し、50℃に保持してパ
ンクレアチンF(天野製薬社製)20g及びアマノA(天
野製薬社製)20gを添加し、10時間反応させた。80℃で1
0分間加熱して酵素を失活させ、凍結乾燥し、カゼイン
分解物約180gを得た。得られたカゼイン分解物の分解率
を試験例と同一の方法により測定した結果、分解率は40
%であった。
参考例3 市販の高純度ホエー蛋白質バイプロ(商標。英国・バ
イオアイソレート社製。純度95%以上)120gを精製水18
00mlに溶解し、1Mカセイソーダ溶液でpHを7.0に調整し
た。次いで、60℃で10分間加熱して殺菌し、45℃に保持
してアマノA(天野製薬社製)20gを添加し、2時間反
応させた。80℃で10分間加熱して酵素を失活させ、凍結
乾燥し、ホエー蛋白質分解物約110gを得た。得られたホ
エー蛋白質分解物の分解率を試験例と同一の方法により
測定した結果、分解率は15%であった。
参考例4 牛乳のホエー蛋白から分画された市販のβ−ラクトグ
ロブリン(米国シグマ社製)20gを精製水200mlに溶解
し、1Mカセイソーダ溶液でpHを8.0に調整した。次い
で、60℃で10分間加熱して殺菌した後、40℃に保持して
パンクレアチンF(天野製薬社製)1gを添加し、1時間
反応させた。80℃で10分間加熱して酵素を失活させ、凍
結乾燥し、β−ラクトグロブリン分解物約18gを得た。
得られたβ−ラクトグロブリン分解物の分解率を試験例
と同一の方法により測定した結果、分解率は10%であっ
た。
実施例1 参考例1で得たカゼイン分解物100gを用い、次の配合
による食品の鮮度保持を目的とした粉末状のチロシナー
ゼ活性阻害剤約1000gを製造した。
カゼイン分解物 10(%) グリシン 80 リゾチーム 10 得られたチロシナーゼ活性阻害剤を20%水溶液とし、
チロシナーゼ活性阻害率を試験例と同一の方法により測
定した結果、阻害率は96%であった。
実施例2 参考例1で得たカゼイン分解物50gを用い、次の配合
による美白を目的とした液体状の化粧用チロシナーゼ活
性阻害剤約1000gを製造した。
カゼイン分解物 5.0(%) ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 グリセリン 1.0 精製水 93.9 得られたチロシナーゼ活性阻害剤のチロシナーゼ活性
阻害率を試験例と同一の方法により測定した結果、阻害
率は98%であった。
実施例3 参考例2で得たカゼイン分解物60gを用い、次の配合
による美白を目的とした液体状の化粧用チロシナーゼ活
性阻害剤約2000gを製造した。
カゼイン分解物 3.0(%) プロピレングリコール 10.0 オレイルアルコール 0.1 エタノール 5.0 精製水 81.9 得られたチロシナーゼ活性阻害剤のチロシナーゼ活性
阻害率を試験例と同一の方法により測定した結果、阻害
率は97%であった。
実施例4 参考例3で得られたホエー蛋白質分解物40gを用い、
次の配合による美白を目的とした液体状の化粧用チロシ
ナーゼ活性阻害剤約2000gを製造した。
ホエー蛋白質分解物 2.0(%) プロピレングリコール 10.0 オレイルアルコール 0.1 エタノール 5.0 精製水 82.9 得られたチロシナーゼ活性阻害剤のチロシナーゼ活性
阻害率を試験例と同一の方法により測定した結果、阻害
率は91%であった。
実施例5 参考例4で得られたβ−ラクトグロブリン分解物15g
を用い、次の配合による美白を目的とした液体状の化粧
用チロシナーゼ活性阻害剤約1000gを製造した。
β−ラクトグロブリン分解物 1.5(%) ヒアルロン酸ナトリウム 10.0 グリセリン 0.1 精製水 95.4 得られたチロシナーゼ活性阻害剤のチロシナーゼ活性
阻害率を試験例と同一の方法により測定した結果、阻害
率は98%であった。
[発明の効果] 本発明によって奏せられる効果は、次のとおりであ
る。
(1)本発明のチロシナーゼ活性阻害剤は、天然に存在
する乳蛋白質の加水分解物を有効成分とするものである
から、化学的に合成したチロシナーゼ活性阻害剤に比し
て安全である。
(2)本発明のチロシナーゼ活性阻害剤における有効成
分である乳蛋白分解物は熱、pH、酸化等に対して極めて
安定で、チロシナーゼ阻害活性を長期にわたって持続す
ることができる。
(3)本発明のチロシナーゼ活性阻害剤は、液状または
粉末状のいずれの形態でも使用できるので、用途が広範
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/55 A61K 37/64 (56)参考文献 Journal of Food S cience,50(1)(1985),P. 111−115 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12N 9/99 A61K 7/00 A61K 37/ BIOSIS(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チロシナーゼ活性阻害率が75%以上を示す
    チロシナーゼ活性阻害剤であって、全窒素量に対するホ
    ルモール態窒素量の百分率により示される分解率が8〜
    45%である乳蛋白質加水分解物を、有効成分として少な
    くとも0.25%(重量)の濃度で含有することを特徴とす
    るチロシナーゼ活性阻害剤。
JP2182343A 1990-07-09 1990-07-09 チロシナーゼ活性阻害剤 Expired - Fee Related JP2786001B2 (ja)

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CA002046485A CA2046485C (en) 1990-07-09 1991-07-08 An agent for tyrosinase inhibition
DK91306244.4T DK0522212T3 (da) 1990-07-09 1991-07-10 Anvendelsen af et middel til tyrosinaseinhibering
EP91306244A EP0522212B1 (en) 1990-07-09 1991-07-10 Use of an agent for tyrosinase inhibition
US07/884,051 US5219838A (en) 1990-07-09 1992-05-15 Method for inhibiting tyrosinase activity in treatment of skin

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