JP2022001578A - シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(以下、イオン性SHCLと表記することもある)には花粉タンパク質が著しく吸着し易いという全く新しい知見を得た。一般に、タンパク質は、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ(以下、SHCLと表記することもある)に対しては吸着し難いと考えられており、かかる知見は全く意外なものである。そして一般的に、コンタクトレンズ装用時には、眼が乾き易くなり、その結果、涙液による洗浄作用が低下して、花粉等の異物が眼に滞留し易くなるため、花粉症の発症リスクが高くなると考えられている。そのうえ、コンタクトレンズに花粉タンパク質が多量に吸着し蓄積していくとすれば、花粉症の発症リスクを著しく高めることになり、アレルギー症状を誘発する一因にもなりかねない。更に、コンタクトレンズに吸着した花粉タンパク質の除去が不十分になれば、コンタクトレンズの装用感が損なわれて不快感を誘発し、使用期間が短縮化されることにもなる。そのため、イオン性SHCLへの花粉タンパク質の蓄積を抑制できるような手段の開発も求められている。
項1−1.(A)フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)コンドロイチン硫酸、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−2.(A)成分として、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム及び塩酸ピリドキシンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、項1−1に記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−3.(A)成分を総量で0.001〜1.0w/v%含有する、項1−1又は1−2に記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−4.(B)成分として、コンドロイチン硫酸ナトリウム、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、及びアスパラギン酸マグネシウム・カリウムからなる群より選択される少なくとも1種を含む、項1−1〜1−3のいずれかに記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−5.(B)成分を総量で0.001〜5.0w/v%含有する、項1−1〜1−4のいずれかに記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−6.更に、緩衝剤を含有する、項1−1〜1−5のいずれかに記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−7.緩衝剤としてホウ酸緩衝剤を含む、項1−6に記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−8.緩衝剤を総量で0.01〜10w/v%含有する、項1−6又は1−7に記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−9.更に、等張化剤を含有する、項1−1〜1−8のいずれかに記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−10.等張化剤として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、グリセリン、及びプロピレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種を含む、項1−9に記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−11.等張化剤を総量で0.01〜10w/v%含有する、項1−9又は1−10に記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−12.点眼剤である、項1−1〜1−11のいずれかに記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−13.非イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用である、項1−1〜1−12のいずれかに記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項1−14.イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用である、項1−1〜1−12のいずれかに記載のシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
項2.(A)フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)コンドロイチン硫酸、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種とを含有するシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物を、非イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズと接触させることを特徴とする、非イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズへの脂質の吸着を抑制する方法。
項3.シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物に、(A)フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)コンドロイチン硫酸、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種とを配合することを特徴とする、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物に非イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズへの脂質の吸着を抑制する作用を付与する方法。
項4.(A)フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)コンドロイチン硫酸、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種とを含有するシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物を、イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズと接触させることを特徴とする、イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズへの花粉タンパク質の蓄積を抑制する方法。
項5.シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物に、(A)フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)コンドロイチン硫酸、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種とを配合することを特徴とする、イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズへの花粉タンパク質の蓄積を抑制する作用を該眼科組成物に付与する方法。
項6.(A)フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)コンドロイチン硫酸、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種とを含有するシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物を、非イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズと接触させることを特徴とする、非イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズに対する角膜上皮細胞の接着を抑制する方法。
項7.シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物に、(A)フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)コンドロイチン硫酸、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種とを配合することを特徴とする、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物に非イオン性シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズに対する角膜上皮細胞の接着抑制作用を付与する方法。
本発明のSHCL用眼科組成物は、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種(以下、(A)成分と表記することもある)を含有する。
(A)成分がフラビンアデニンジヌクレオチド及び/又はその塩の場合:これらが総量で、通常0.001〜1.0w/v%、好ましくは0.005〜0.5w/v%、更に好ましくは0.01〜0.1w/v%;
(A)成分がピリドキシン及び/又はその塩の場合:これらが総量で、通常0.001〜1.0w/v%、好ましくは0.01〜0.5w/v%、更に好ましくは0.02〜0.2w/v%。
式I:[η]=5.8×10−4M0.74(ここで、Mは粘度平均分子量である。)
(B)成分がコンドロイチン硫酸及び/又はその塩の場合:これらが総量で、通常0.001〜5.0w/v%、好ましくは0.01〜2.0w/v%、更に好ましくは0.1〜1.0w/v%;
(B)成分がアミノエチルスルホン酸及び/又はその塩の場合:これらが総量で、通常0.001〜5.0w/v%、好ましくは0.01〜2.0w/v%、更に好ましくは0.1〜1.5w/v%;
(B)成分がアスパラギン酸及び/又はその塩の場合:これらが総量で、通常0.001〜5.0w/v%、好ましくは0.01〜2.0w/v%、更に好ましくは0.1〜1.5w/v%。
(B)成分がコンドロイチン硫酸及び/又はその塩の場合:これらが総量で、通常0.5〜50000重量部、好ましくは5〜10000重量部、更に好ましくは50〜5000重量部;
(B)成分がアミノエチルスルホン酸及び/又はその塩の場合:これらが総量で、通常0.5〜50000重量部、好ましくは5〜20000重量部、更に好ましくは50〜10000重量部;
(B)成分がアスパラギン酸及び/又はその塩の場合:これらが総量で、通常0.5〜50000重量部、好ましくは5〜20000重量部、更に好ましくは50〜10000重量部。
(アスパラギン酸ナトリウム、アスパラギン酸マグネシウム、アスパラギン酸カリウム等)等が例示できる。これらの緩衝剤の中でも、ホウ酸緩衝剤は、より確実に本発明の効果を奏させることが期待されるため、本発明のSHCL用眼科組成物に好適に使用される。これらの緩衝剤は1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
担体:例えば、水、含水エタノール等の水性担体。
増粘剤:例えば、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、アルギン酸、ポリビニルアルコール
(完全、又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドン、マクロゴール等。
糖類:例えば、シクロデキストリン等。
糖アルコール類:例えば、キシリトール、ソルビトール、マンニトールなど。これらはd体、l体又はdl体のいずれでもよい。
防腐剤、殺菌剤又は抗菌剤:例えば、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、安息香酸ナトリウム、エタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、クロロブタノール、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、硫酸オキシキノリン、フェネチルアルコール、ベンジルアルコール、ビグアニド化合物(具体的には、ポリヘキサメチレンビグアニド等)、グローキル(ローディア社製 商品名)等。
pH調節剤:例えば、塩酸、ホウ酸、イプシロン−アミノカプロン酸、クエン酸、酢酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、ホウ砂、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、硫酸、リン酸、ポリリン酸、プロピオン酸、シュウ酸、グルコン酸、フマル酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、グルコノラクトン、酢酸アンモニウム等。
安定化剤:例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、トロメタモール、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート(ロンガリット)、トコフェロール、ピロ亜硫酸ナトリウム、モノエタノールアミン、モノステアリン酸アルミニウム、モノステアリン酸グリセリン等。
キレート剤:例えば、エチレンジアミン二酢酸(EDDA)、エチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)等。
香料又は清涼化剤:例えば、メントール、アネトール、オイゲノール、カンフル、ゲラニオール、シネオール、ボルネオール、リモネン、リュウノウ等。これらは、d体、l体又はdl体のいずれでもよく、また精油(ハッカ油、クールミント油、スペアミント油、ペパーミント油、ウイキョウ油、ケイヒ油、ベルガモット油、ユーカリ油、ローズ油等)として配合してもよい。
ANALYSER(Stable Micro Systems Limited製))を用いて、具体的に以下のようにして測定され得る。
測定器の設定:
テストモード 圧縮測定
プローブタイプ φ10mmシリンダープローブ
Target Mode Distance
Distance 2.5mm
Triger Type Auto
Triger Force 0.1g
Test Speed 1.0mm/sec
プローブがレンズ頂点を押し下げ始めてから2.5mm(2.5秒)レンズを押しつぶす際の応力を測定し、その最大値を硬度として記録する。
(例えば、ドライアイ患者)ではレンズにより角膜が損傷され易く、角膜ステイニングが生じ易い傾向があることが知られている。一方、非イオン性SHCLは、角膜上皮細胞と著しく接着する特性があり、更にはシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの固有の性質として通常の非シリコーンSCLよりも一般に固いため、角膜上皮に物理的損傷を与え易い傾向がある。このような非イオン性SHCLの特性を鑑みれば、非イオン性SHCLの装用によっても上述のような角膜上皮障害を生じさせ易いことが明らかである。これに対して、本発明のSHCL用眼科組成物によれば、角膜上皮細胞の非イオン性SHCLへの接着を効果的に抑制できるので、非イオン性SHCLの装用によって引き起こされる角膜上皮障害を予防することができる。従って、本発明のSHCL用眼科組成物は、非イオン性SHCLの装用により生じる角膜上皮障害の予防剤として用いられることができ、とりわけ、目が乾く症状を有する者用(例えば、ドライアイ患者用)として好適に用いられる。
前述するように、上記(A)及び(B)成分を併用することによって、非イオン性SHCLへの脂質の吸着を抑制することができる。
また、前述するように、上記(A)及び(B)成分を併用することによって、イオン性SHCL装用眼が花粉に晒されても、イオン性SHCLからの花粉タンパク質の除去を促進し、再付着を防止できるので、イオン性SHCLへの花粉タンパク質の蓄積を抑制することが可能になる。
前述するように、上記(A)及び(B)成分を併用することによって、非イオン性SHCLに対する角膜上皮細胞の接着を抑制することができる。
表1に示す各種ソフトコンタクトレンズを用いて以下の実験を実施し、ソフトコンタクトレンズの脂質吸着性を評価した。なお、本試験に使用したソフトコンタクトレンズは、いずれも市販品である。
上記参考試験例1で顕著な脂質吸着が認められた非イオン性SHCL(レンズA)を用い、下記表2に示す各試験液を使用して、非イオン性SHCLの脂質吸着に及ぼす影響について検討を行った。
上記参考試験例1で顕著な脂質吸着が認められた非イオン性SHCL(レンズA)を用い、下記表3に示す各試験液を使用して、非イオン性SHCLの脂質吸着に及ぼす影響について検討を行った。
(比較例6)には、コントロールと比較して脂質吸着抑制効果が全く無いことが認められた。一方、全く予想外なことに、この脂質吸着抑制効果を全く示さない塩酸ピリドキシンと、コンドロイチン硫酸ナトリウム、アミノエチルスルホン酸、又はアスパラギン酸カリウムとを組み合わせて用いた場合(実施例4−6)には、非イオン性SHCLに対する脂質吸着を相乗的に抑制できることが示された。
表4に示す5種類のソフトコンタクトレンズを用いて以下の実験を実施し、ソフトコンタクトレンズ表面の角膜上皮細胞接着性を評価した。なお、本試験に使用したソフトコンタクトレンズは、いずれも市販品である。
表5に示す試験液を用いて、非イオン性SHCLに対する角膜上皮細胞の接着抑制効果を評価した。
表4に示すレンズ2(非イオン性SHCL)を用い、下記表6に示す試験液を使用して、非イオン性SHCLに対する角膜上皮細胞の接着抑制効果を評価した。
下記表7に示す試験液(実施例9−10)を使用して、上記試験例4と同様の方法により、非イオン性SHCLに対する角膜上皮細胞の接着抑制効果を評価した。
表8に示す4種のソフトコンタクトレンズを試験に用いて、ソフトコンタクトレンズに対する花粉タンパク質の吸着特性を評価した。
上記参考試験例3にて花粉タンパク質の顕著な吸着が確認されたレンズI(イオン性SHCL)を用いて、下記の試験を実施した。
(レンズの前処理)。花粉タンパク質抗原((株)エル・エス・エル社製 Cedar Pollen
Extract-Ja、性状:凍結乾燥粉末(Cedar Pollen粗抽出物 Mountain ceder、Juniperus
Asheiiの花粉から抽出))を生理食塩液に溶解し、5mg/50mL花粉タンパク質液を調製した。24穴プレートの各穴に、1.0mLの花粉タンパク質液を入れ、前処理したレンズの余分な水分をふき取った後に浸漬させ、34℃、400rpmで24時間振とうを行った。
下記表10に示す試験液を用いて、上記試験例6と同様の方法により、イオン性SHCLに対する花粉タンパク質の吸着改善効果について評価を行った。
表11に記載の処方で、SHCL用点眼剤(実施例11−15)、SHCL装着液(実施例16)、SHCL装着液兼点眼液(実施例17)、SHCL用洗眼剤(実施例18)、及びSHCL洗浄液
(実施例19−20)が調製される。
Claims (1)
- (A)フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)コンドロイチン硫酸、アミノエチルスルホン酸、アスパラギン酸、及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ用眼科組成物。
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