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JP2013170154A - 水中油型乳化皮膚化粧料 - Google Patents

水中油型乳化皮膚化粧料 Download PDF

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JP2013170154A
JP2013170154A JP2012035990A JP2012035990A JP2013170154A JP 2013170154 A JP2013170154 A JP 2013170154A JP 2012035990 A JP2012035990 A JP 2012035990A JP 2012035990 A JP2012035990 A JP 2012035990A JP 2013170154 A JP2013170154 A JP 2013170154A
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Takayuki Omura
孝之 大村
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

【課題】肌へののびとなじみが良好で、べたつきがなく、エモリエント感、はり感等の使用感に極めて優れた水中油型乳化皮膚化粧料の提供。
【解決手段】下記成分(A)と(B)を含有する水中油型乳化皮膚化粧料。(A)16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステル(B)下記構造式(I)を有するアセチル化ヒアルロン酸
Figure 2013170154

(RはHまたはCOCH3を表す。nは重合度を表す実数である。)
【選択図】なし

Description

本発明は使用感、特にエモリエント感の持続性に優れた皮膚化粧料に関する。さらに詳しくは、肌へののびとなじみが良好で、べたつきがなく、エモリエント感、はり感等の使用感に極めて優れた水中油型乳化皮膚化粧料に関する。
従来、皮膚化粧料においては、しっとりとしたコク感、なめらかなのび、エモリエント感などを演出するために、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類を水性成分として配合し、さらにステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸類;ワセリン、カルナバロウ、キャンデリラワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス等のワックス類;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類などの固形油を配合して、乳化剤により乳化して水中油型乳化皮膚化粧料とする手法がとられている。
そして、これら固形油の経時での結晶析出を抑制するため、該固形油と相溶性のよい流動パラフィン、スクワラン等の常温で液状の炭化水素油や、パルミチン酸セチル、イソステアリン酸イソプロピル、ピバリン酸イソデシル、オレイン酸オレイル等の炭素鎖が固形油と同程度の比較的炭素鎖の長いエステル油を配合することにより、固形油の結晶析出を回避することが試みられている(非特許文献1)。
しかしながら、上記のような方法によって調製された水中油型乳化皮膚化粧料は、皮膚に塗布した場合、エモリエント感、はり感はあるものの、のびや肌へのなじみが悪く、べたつきがあり、使用性の点において満足できるものではなかった。
他方、固形油を配合しない場合には、のびや肌なじみが良く、べたつきがないという点では優れるものの、エモリエント感、はり感がないといった問題がある。
近年になり、アクリル酸および/またはアクリルアミド骨格のホモポリマーまたはコポリマーとペンタエリスリトールエステル、ジペンタエリスリトールエステルおよび/またはトリペンタエリスリトールエステルを用いた皮膚化粧料が提案されている。しかしながら、この皮膚化粧料は、皮膚に対し、良好なエモリエント感は与えることができるものの、塗布後のべたつきという点では、まだ十分に低減できたものではなかった(特許文献1)。
また、最近になり、ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン誘導体とアセチル化ヒアルロン酸及び多価アルコールとを含有する目元化粧料が開示されている。しかしながら、この化粧料の場合、塗布した直後のエモリエント感は得られるが、塗布直後のはりの向上実感は得られないという課題がある(特許文献2)。
特表2007−531776号公報 特開2005−68073号公報
「最新化粧品科学」(改訂増補II)日本技術者会編、薬事日報社、平成4年7月10日発行、p.49
本発明者等は、上述した技術によって水中油型乳化皮膚化粧料を製造する場合には、のびや肌へのなじみが悪く、べたついて、エモリエント感、はり感に劣るという課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、
(A)16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステルと
(B)下記構造式(I)を有するアセチル化ヒアルロン酸
Figure 2013170154
(RはHまたはCOCH3を表す。nは重合度を表す実数である。)
とを配合して水中油型乳化皮膚化粧料を調製したならば、肌へののび、なじみが良く、べたつかず、エモリエント感、はり感に優れた水中油型乳化皮膚化粧料が得られることを新たに見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の目的は、肌へののびとなじみが良く、べたつかず、エモリエント感、はり感の全てに優れた使用感を有する水中油型乳化皮膚化粧料を提供することにある。使用感の中でも特にエモリエント感の持続性に極めて優れた水中油型乳化皮膚化粧料を提供することも目的とするものである。
すなわち、本発明は、下記成分(A)と(B)を含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
(A)16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステル
(B)下記構造式(I)を有するアセチル化ヒアルロン酸
Figure 2013170154
(RはHまたはCOCH3を表す。nは重合度を表す実数である。)
また、本発明は、前記成分(B)のアセチル化ヒアルロン酸が、下記構造式(I)に示すアセチル化ヒアルロン酸の繰り返し単位中に存在する4個のアルコール性水酸基のうち、2.6〜3.8個がアセチル基で置換され、かつ、極限粘度が50〜200cm3/gであることを特徴とする上記の水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
Figure 2013170154
(RはHまたはCOCH3を表す。nは重合度を表す実数である。)
さらに、本発明は、水中油型乳化皮膚化粧料全量に対して、前記成分(A)16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステルの含有量が0.5〜5.0質量%であり、前記成分(B)のアセチル化ヒアルロン酸の含有量が0.01〜1.0質量%であることを特徴とする上記の水中油型乳化皮膚化粧料を提供するものである。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料は、肌へののび、なじみが良く、べたつかず、エモリエント感、はり感の全てに極めて優れた使用感を有する水中油型乳化皮膚化粧料である。
以下、本発明の水中油型乳化皮膚化粧料を詳述する。
「(A)16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステル」
本発明に用いる成分(A)16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステルは、本発明においては、油分として機能し、本発明の水中油型乳化皮膚化粧料の油相を構成する成分である。
なお、本発明においては、16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステルの他に、他の油分、例えば、炭化水素油、シリコーン油、ロウ類、脂肪酸エステル類、高級アルコール類、その他の油性成分を配合して、皮膚化粧料を製造することが可能である。配合可能な具体的油分は後述する。
本発明に用いる16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステルは、水酸基をその構造内に残しているため、抱水機能があり、肌に対し、保湿機能を付与する効果に優れている。
本発明において、16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とは、ペンタエリスリトールとエステルを形成する脂肪酸が、16〜18個の炭素原子を有する飽和又は不飽和脂肪酸であって、直鎖又は分岐鎖を有する脂肪酸を多量に含む混合物を意味する。
ペンタエリスリトールとのエステルは、モノエステルおよびジエステルが好ましく、更に好ましくはエステルの75モル%以上がジエステルのエステルである。
16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステルの市販品としては、INCI名「Pentaerythrityl Distearate」として市販されているものを用いることができる。具体的な市販品の商品名としては、「Cutina PES (Cognis GmbH社製)」、「Dub DSPE (Stearinerie Dubois Fils社製)」、「Radiasurf 7175 (Oleon NV社製)」等が挙げられる。
16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステルの配合量は、水中油型乳化皮膚化粧料全量に対して、好ましくは、0.5〜5.0質量%、より好ましくは1.0〜3.0質量%である。
0.5質量%未満では、本発明の効果である使用時のしっとりとしたコク感、使用後のエモリエント感を感じることができない。一方、5.0質量%を超えて配合しても本発明の効果を増強するものではなく、かえって使用時にべたつきを生じるようになるからである。
「(B)構造式(I)を有するアセチル化ヒアルロン酸」
本発明に用いるアセチル化ヒアルロン酸は低分子量のものが好ましい。本発明において、低分子量とは、温度25℃において、0.2Mリン酸緩衝液(pH=7.3)中で測定した極限粘度の測定値を用いることにする。そして、本発明に好ましい低分子量アセチル化ヒアルロン酸における低分子量とは、極限粘度で示すと50〜200cm3/gであることが必要である。
極限粘度が50cm3/g未満であると、アセチル化ヒアルロン酸によるエモリエント感が得られにくくなる場合がある。また、200cm3/gを超えると、アセチル化によっても曳糸性などの好ましくない物性を十分に抑制することができない場合がある。
なお、特開平6−9707号公報には、高アセチル化ヒアルロン酸が開示されているが、これはむしろ高分子量のアセチル化ヒアルロン酸を指向するものであり、本発明に好ましく使用される低分子量アセチル化ヒアルロン酸とは異なるものである。本発明に好ましく使用される低分子量アセチル化ヒアルロン酸は、特開平9−71602号公報により開示されている製造法による低分子量アセチル化ヒアルロン酸を使用する。
本発明に用いるアセチル化ヒアルロン酸は、アセチル化されているアセチル基置換数を示すと、2.6個以上3.8個以下であることが好ましい。
なお、アセチル化ヒアルロン酸には上記構造式(I)に示す通り、繰り返し単位中4個のアルコール性水酸基が存在するが、これらのうち、平均何個がアセチル基で置換されたかをアセチル基置換数として定義する。
アセチル基置換数が2.6個未満であると、疎水性の付与が不十分となる傾向にある。また、3.6個を超えると、親水性の低下、使用感の悪化などが生じることがある。
なお、特開平3−143540号公報には、ヒアルロン酸の繰り返し単位にアセチル化などのアシル基を導入した乳化安定剤が示されている。しかしながら、このヒアルロン酸誘導体は修飾率が極めて低く、アシル基/N−アセチル基の比率が数分の1以下である。すなわち、数個ないし数十個の繰り返し単位に一つのアシル基が導入されているのみであり、本発明の効果を奏することはできない。
成分(B)のアセチル化ヒアルロン酸の配合量は、水中油型乳化皮膚化粧料全量に対して0.01〜1質量%であることが好ましい。その配合量が0.01質量%未満では、本発明の効果であるエモリエント感の持続性に劣り、一方、1.0質量%を超えて配合すると、肌なじみ、べたつきの点で問題が生じるものとなる場合があるからである。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料には、上記必須成分の他に、水中油型乳化皮膚化粧料を製造するために必要な界面活性剤(乳化剤)、油分、水を配合する。また、本発明の水中油型乳化皮膚化粧料は、上記必須成分の他に、通常、水中油型乳化皮膚化粧料を製造する場合に配合される、紫外線吸収剤、保湿剤、低級アルコール、酸化防止剤、防腐剤、水溶性薬剤、その他の成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合して常法により配合成分を混合し乳化して製造することができる。以下に説明する。
「界面活性剤(乳化剤)」
製品に応じて任意の界面活性剤を配合する。
例えば、モノラウリン酸ヘキサグリセリル(HLB値14.5)、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル(HLB値11)、モノステアリン酸ヘキサグリセリル(HLB値9.0)、モノオレイン酸ヘキサグリセリル(HLB値9.0)、モノラウリン酸デカグリセリル(HLB値15.5)、モノミリスチン酸デカグリセリル(HLB値14.0)、モノステアリン酸デカグリセリル(HLB値12.0)、モノイソステアリン酸デカグリセリル(HLB値12.0)、モノオレイン酸デカグリセリル(HLB値12.0)、ジステアリン酸デカグリセリル(HLB値9.5)、ジイソステアリン酸デカグリセリル(HLB値10.0)等のポリグリセリン脂肪酸エステル類。
モノステアリン酸ポリオキシエチレン5モル付加(「POE(5)」と記す。以下同)グリセリル(HLB値9.5)、モノステアリン酸POE(15)グリセリル(HLB値13.5)、モノオレイン酸POE(5)グリセリル(HLB値9.5)、モノオレイン酸POE(15)グリセリル(HLB値14.5)等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類。
モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン(HLB値16.9)、モノパルミチン酸POE(20)ソルビタン(HLB値15.6)、モノステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB値14.9)、モノステアリン酸POE(6)ソルビタン(HLB値9.5)、トリステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB値10.5)、モノイソステアリン酸POE(20)ソルビタン(HLB値15.0)、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン(HLB値15.0)、モノオレイン酸POE(6)ソルビタン(HLB値10.0)、トリオレイン酸POE(20)ソルビタン(HLB値11.0)等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類。
モノラウリン酸POE(6)ソルビット(HLB値15.5)、テトラステアリン酸POE(60)ソルビット(HLB値13.0)、テトラオレイン酸POE(30)ソルビット(HLB値11.5)、テトラオレイン酸POE(40)ソルビット(HLB値12.5)、テトラオレイン酸POE(60)ソルビット(HLB値14.0)等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル類。
POE(10)ラノリン(HLB値12.0)、POE(20)ラノリン(HLB値13.0)、POE(30)ラノリン(HLB値15.0)、POE(5)ラノリンアルコール(HLB値12.5)、POE(10)ラノリンアルコール(HLB値15.5)、POE(20)ラノリンアルコール(HLB値16.0)、POE(40)ラノリンアルコール(HLB値17.0)、POE(20)ソルビットミツロウ(HLB値9.5)等のポリオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール・ミツロウ誘導体類。
POE(20)ヒマシ油(HLB値10.5)、POE(40)ヒマシ油(HLB値12.5)、POE(50)ヒマシ油(HLB値14.0)、POE(60)ヒマシ油(HLB値14.0)、POE(20)硬化ヒマシ油(HLB値10.5)、POE(30)硬化ヒマシ油(HLB値11.0)、POE(40)硬化ヒマシ油(HLB値13.5)、POE(60)硬化ヒマシ油(HLB値14.0)、POE(80)硬化ヒマシ油(HLB値16.5)、POE(40)硬化ヒマシ油(100)硬化ヒマシ油(HLB値16.5)等のポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油類。
POE(5)フィトステロール(HLB値9.5)、POE(10)フィトステロール(HLB値12.5)、POE(20)フィトステロール(HLB値15.5)、POE(30)フィトステロール(HLB値18.0)、POE(25)フィトスタノール(HLB値14.5)、POE(30)コレスタノール(HLB値17.0)等のポリオキシエチレンステロール・水素添加ステロール類。
POE(2)ラウリルエーテル(HLB値9.5)、POE(4.2)ラウリルエーテル(HLB値11.5)、POE(9)ラウリルエーテル(HLB値14.5)、POE(5.5)セチルエーテル(HLB値10.5)、POE(7)セチルエーテル(HLB値11.5)、POE(10)セチルエーテル(HLB値13.5)、POE(15)セチルエーテル(HLB値15.5)、POE(20)セチルエーテル(HLB値17.0)、POE(23)セチルエーテル(HLB値18.0)、POE(4)ステアリルエーテル(HLB値9.0)、POE(20)ステアリルエーテル(HLB値18.0)、POE(21)ステアリルエーテル(HLB値18.0)、POE(7)オレイルエーテル(HLB値10.5)、POE(10)オレイルエーテル(HLB値14.5)、POE(15)オレイルエーテル(HLB値16.0)、POE(20)オレイルエーテル(HLB値17.0)、POE(50)オレイルエーテル(HLB値18.0)、POE(10)ベヘニルエーテル(HLB値10.0)、POE(20)ベヘニルエーテル(HLB値16.5)、POE(30)ベヘニルエーテル(HLB値18.0)、POE(2)(C12-15)アルキルエーテル(HLB値9.0)、POE(4)(C12-15)アルキルエーテル(HLB値10.5)、POE(10)(C12-15)アルキルエーテル(HLB値15.5)、POE(5)2級アルキルエーテル(HLB値10.5)、POE(7)2級アルキルエーテル(HLB値12.0)、POE(9)アルキルエーテル(HLB値13.5)、POE(12)アルキルエーテル(HLB値14.5)等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類。
ポリオキシプロピレン1モル付加(「POP(1)」と記す。以下同)POP(4)セチルエーテル(HLB値9.5)、POE(10)POP(4)セチルエーテル(HLB値10.5)、POE(20)POP(8)セチルエーテル(HLB値12.5)、POE(20)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB値11.0)、POE(30)POP(6)デシルテトラデシルエーテル(HLB値12.0)等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類。
モノラウリン酸ポリエチレングリコール10モル付加(「PEG(10)」と記す。以下同)(HLB値12.5)、モノステアリン酸PEG(10)(HLB値11.0)、モノステアリン酸PEG(25)(HLB値15.0)、モノステアリン酸PEG(40)(HLB値17.5)、モノステアリン酸PEG(45)(HLB値18.0)、モノステアリン酸PEG(55)(HLB値18.0)、モノステアリン酸PEG100(HLB値18.8)、モノステアリン酸PEG150(HLB値19)、モノオレイン酸PEG(10)(HLB値11.0)、ジステアリン酸PEG(HLB値16.5)、ジイソステアリン酸PEG(HLB値9.5)等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル類。
イソステアリン酸PEG(8)グリセリル(HLB値10.0)、イソステアリン酸PEG(10)グリセリル(HLB値10.0)、イソステアリン酸PEG(15)グリセリル(HLB値12.0)、イソステアリン酸PEG(20)グリセリル(HLB値13.0)、イソステアリン酸PEG(25)グリセリル(HLB値14.0)、イソステアリン酸PEGグリセリル(30)(HLB値15.0)、イソステアリン酸PEG(40)グリセリル(HLB値15.0)、イソステアリン酸PEG(50)グリセリル(HLB値16.0)、イソステアリン酸PEG(60)グリセリル(HLB値16.0)等のイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
POE(2)セチルエーテル(HLB値5)、POE(3)セチルエーテル(HLB値6)、POE(5)セチルエーテル(HLB値8)等のポリオキシエチレンセチルエーテル類。
POE(3)オレイルエーテル(HLB値6)、POE(5)オレイルエーテル(HLB値8)、POE(6)オレイルエーテル(HLB値8)等のポリオキシエチレンオレイルエーテル類。
POE(5)イソセチルエーテル(HLB値8)等のポリオキシエチレンイソセチルエーテル類。
POE(5)イソステアリルエーテル(HLB値8)等のポリオキシエチレンイソステアリルエーテル類。
POE(5)オクチルドデシルエーテル(HLB値7)等のポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル類。
POE(5)ベヘニルエーテル(HLB値7)等のポリオキシエチレンベヘニルエーテル類。
POE(5)デシルテトラデシルエーテル(HLB値6)等のポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテル類。
POE(5)コレステリルエーテル(HLB値7)等のポリオキシエチレンコレステリルエーテル類。
POP(2)POE(3)デシルエーテル(HLB値7)等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンデシルエーテル類。
セスキオレイン酸ソルビタン(HLB値7)、セスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB値7)等のソルビタン脂肪酸エステル類。
ステアリン酸グリセリル(HLB値5)、自己乳化型ステアリン酸グリセリル(HLB値5)、自己乳化型ステアリン酸グリセリル(HLB値6)、自己乳化型ステアリン酸グリセリル(HLB値7)、イソステアリン酸グリセリル(HLB値6)、ジイソステアリン酸グリセリル(HLB値3)等のモノ脂肪酸グリセリル類。
ステアリン酸プロピレングリコール(HLB値4)、ラウリン酸プロピレングリコール(HLB値5)、ジステアリン酸プロピレングリコール(HLB値2)、ジオレイン酸プロピレングリコール(HLB値2)、ジラウリン酸プロピレングリコール(HLB値2)、ジイソステアリン酸プロピレングリコール(HLB値2)等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類。
ステアリン酸グリコール(HLB値4)、ジラウリン酸グリコール(HLB値2)、ジオレイン酸グリコール(HLB値2)、ジステアリン酸グリコール(HLB値2)、脂肪酸(C14−18)グリコール(HLB値2)等のエチレングリコール脂肪酸エステル類。
ステアリン酸PEG(2)(HLB値5)、ステアリン酸PEG(3)(HLB値7)、ステアリン酸PEG(5)(HLB値8)、モノステアリン酸PEG(10)(HLB値11.0)、モノステアリン酸PEGモノステアリン酸PEG(25)(HLB値15.0)、モノステアリン酸PEG(モノステアリン酸PEG40)(HLB値17.5)、モノステアリン酸PEG(45)(HLB値18.0)、モノステアリン酸PEG(55)(HLB値18.0)、モノステアリン酸PEG(100)(HLB値18.8)、モノステアリン酸PEG(150)(HLB値19.0)等のモノステアリン酸ポリエチレングリコール類。
オレイン酸PEG(3)(HLB値7)等のモノオレイン酸ポリエチレングリコール類。
PEG(5)水添ヒマシ油(HLB値5)、PEG(7)水添ヒマシ油(HLB値6)、PEG(10)水添ヒマシ油(HLB値7)等のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類。
イソステアリン酸PEG(3)(HLB値7)等のイソステアリン酸ポリエチレングリコール類。
ステアリン酸POE(3)セチルエーテル(HLB値3)、ステアリン酸POE(4)セチルエーテル(HLB値4)、ステアリン酸POE(6)セチルエーテル(HLB値6)、ステアリン酸POE(7)セチルエーテル(HLB値7)等のステアリン酸ポリオキシエチレンセチルエーテル類。
ステアリン酸POE(4)ステアリルエーテル(HLB値4)、ステアリン酸POE(6)ステアリルエーテル(HLB値5)、ステアリン酸POE(9)ステアリルエーテル(HLB値6)、ステアリン酸POE(7)ステアリルエーテル(HLB値7)、ステアリン酸POE(10)ステアリルエーテル(HLB値7)、ステアリン酸POE(12)ステアリルエーテル(HLB値8)等のステアリン酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル類。
ステアリン酸POE(3)ラウリルエーテル(HLB値3)、ステアリン酸POE(5)ラウリルエーテル(HLB値5)、ステアリン酸POE(8)ラウリルエーテル(HLB値7)、ステアリン酸POE(10)ラウリルエーテル(HLB値8)等のステアリン酸ポリオキシエチレンラウリルエーテル類。
イソステアリン酸POE(2)ラウリルエーテル(HLB値2)、イソステアリン酸POE(5)ラウリルエーテル(HLB値5)、イソステアリン酸POE(8)ラウリルエーテル(HLB値7)、イソステアリン酸POE(8)ラウリルエーテル(HLB値7)、イソステアリン酸POE(10)ラウリルエーテル(HLB値8)等のイソステアリン酸ポリオキシエチレンラウリルエーテル類。
ジラウリン酸PEG(2)(HLB値4)、ジラウリン酸PEG(3)(HLB値5)、ジラウリン酸PEG(4)(HLB値5)、ジラウリン酸PEG(6)(HLB値5)、ジラウリン酸PEG(8)(HLB値8)等のジラウリン酸ポリエチレングリコール類。
ジステアリン酸PEG(2)(HLB値2)、ジステアリン酸PEG(3)(HLB値3)、ジステアリン酸PEG(3)(HLB値3)、ジステアリン酸PEG(3)(HLB値3)、ジステアリン酸PEG(4)(HLB値4)、ジステアリン酸PEG(6)(HLB値5)、ジステアリン酸PEG(8)(HLB値6)、ジステアリン酸PEG(12)(HLB値8)、ジステアリン酸PEG(HLB値8)等のジステアリン酸ポリエチレングリコール類。
ジイソステアリン酸PEG(2)(HLB値3)、ジイソステアリン酸PEG(3)(HLB値3)、ジイソステアリン酸PEG(4)(HLB値4)、ジイソステアリン酸PEG(6)(HLB値5)、ジイソステアリン酸PEG(8)(HLB値6)、ジイソステアリン酸PEG(12)(HLB値8)等のジイソステアリン酸ポリエチレングリコール類。
ジオレイン酸PEG(2)(HLB値3)、ジオレイン酸PEG(3)(HLB値3)、ジオレイン酸PEG(4)(HLB値4)、ジオレイン酸PEG(6)(HLB値5)、ジオレイン酸PEG(8)(HLB値6)、ジオレイン酸PEG(12)(HLB値8)等のジオレイン酸ポリエチレングリコール類。
テトラオレイン酸PEG(4)ソルビット(HLB値3)、トリステアリン酸PEG(3)ソルビット(HLB値3)、トリイソステアリン酸PEG(4)ソルビタン(HLB値3)等のポリオキシエチレンソルビット・ソルビタン脂肪酸エステル類。
トリイソステアリン酸PEG(3)グリセリル(HLB値2)、トリイソステアリン酸PEG(5)グリセリル(HLB値3)、トリイソステアリン酸PEG(10)グリセリル(HLB値3)、トリイソステアリン酸PEG(20)グリセリル(HLB値8)等のトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
ジイソステアリン酸PEG(10)グリセリル(HLB値7)等のジイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
イソステアリン酸PEG(3)グリセリル(HLB値6)、イソステアリン酸PEG(5)グリセリル(HLB値8)、イソステアリン酸PEG(6)グリセリル(HLB値8)等のイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
トリステアリン酸PEG(3)グリセリル(HLB値2)、トリステアリン酸PEG(4)グリセリル(HLB値2)、トリステアリン酸PEG(5)グリセリル(HLB値3)、トリステアリン酸PEG(6)グリセリル(HLB値3)、トリステアリン酸PEG(10)グリセリル(HLB値5)、トリステアリン酸PEG(20)グリセリル(HLB値8)等のトリステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
ジステアリン酸PEG(4)グリセリル(HLB値4)等のジステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
トリオレイン酸PEG(3)グリセリル(HLB値2)、トリオレイン酸PEG(5)グリセリル(HLB値3)、トリオレイン酸PEG(10)グリセリル(HLB値5)、トリオレイン酸PEG(20)グリセリル(HLB値8)等のトリオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル類。
イソステアリン酸PEG(5)水添ヒマシ油(HLB値4)、イソステアリン酸PEG(10)水添ヒマシ油(HLB値5)、イソステアリン酸PEG(15)水添ヒマシ油(HLB値7)、イソステアリン酸PEG(20)水添ヒマシ油(HLB値8)等のイソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類。
トリイソステアリン酸PEG(5)水添ヒマシ油(HLB値2)、トリイソステアリン酸PEG(10)水添ヒマシ油(HLB値4)、トリイソステアリン酸PEG(15)水添ヒマシ油(HLB値5)、トリイソステアリン酸PEG(20)水添ヒマシ油(HLB値6)、トリイソステアリン酸PEG(30)水添ヒマシ油(HLB値7)、トリイソステアリン酸PEG(40)水添ヒマシ油(HLB値8)等のトリイソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類。
ラウリン酸PEG(20)水添ヒマシ油(HLB値8)等のラウリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類。
トリステアリン酸PEG(3)トリメチロールプロパン(HLB値2)、トリステアリン酸PEG(5)トリメチロールプロパン(HLB値3)、トリステアリン酸PEG(10)トリメチロールプロパン(HLB値5)等のポリオキシエチレントリステアリン酸トリメチロールプロパン類。
トリミリスチン酸PEG(3)トリメチロールプロパン(HLB値2)、トリミリスチン酸PEG(5)トリメチロールプロパン(HLB値3)等のポリオキシエチレントリミリスチン酸トリメチロールプロパン類。
ジステアリン酸PEG(3)トリメチロールプロパン(HLB値3)、ジステアリン酸PEG(4)トリメチロールプロパン(HLB値4)、ジステアリン酸PEG(3)トリメチロールプロパン(HLB値4)等のポリオキシエチレンジステアリン酸トリメチロールプロパン類。
トリイソステアリン酸PEG(3)トリメチロールプロパン(HLB値2)、トリイソステアリン酸PEG(20)トリメチロールプロパン(HLB値8)等のポリオキシエチレントリイソステアリン酸トリメチロールプロパン類。
ラウロイルグルタミン酸ジヘキシルデシル(HLB値3)、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル(HLB値3)、ステアロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル(HLB値3)、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル(HLB値3)、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルPOE(2)ドデシルエーテル(HLB値4)、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルPOE(5)ドデシルエーテル(HLB値6)、ラウロイルグルタミン酸POE(2)ジステアリルエーテル(HLB値4)、ラウロイルグルタミン酸POE(5)ジステアリルエーテル(HLB値7)等のN−アシルグルタミン酸エステル類。
ミリストイルメチルアミノプロピオン酸ヘキシルデシル(HLB値4)等のN−アシル中性アミノ酸エステル類。
ステアリン酸ポリグリセリル(2)(HLB値6)、ステアリン酸ポリグリセリル(2)(HLB値8)、ジステアリン酸ポリグリセリル(2)(HLB値4)、ジステアリン酸ポリグリセリル(3)(HLB値5)、ジステアリン酸ポリグリセリル(6)(HLB値8)、トリステアリン酸ポリグリセリル(10)(HLB値8)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル(2)(HLB値4)、トリイソステアリン酸ポリグリセリル(2)(HLB値3)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル(3)(HLB値5)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル(6)(HLB値8)トリイソステアリン酸ポリグリセリル(10)(HLB値8)、オレイン酸ポリグリセリル(2)(HLB値8)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル(2)(HLB値4)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル(3)(HLB値5)等のポリグリセリン脂肪酸エステル類。
PEG(7)ジメチコン(HLB値5)、PEG(10)ジメチコン(HLB値6)等のシリコーン系界面活性剤類。
本発明に特に好ましい界面活性剤としては、POEアルキルエーテル類、POE脂肪酸エステル類の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
界面活性剤の配合量はその種類によって適宜決定されるが、好ましくは、水中油型乳化皮膚化粧料全量に対して0.5〜3.0質量%である。
「油分」
油分の具体的な例としては、例えば、アボカド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、月見草油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油脂;カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、モクロウ核油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固型油脂;ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナバロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、ポリオキシエチレン(以下、POEという。)ラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロウ類;流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素;ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアレン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール、トリ2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、アセトグリセライド、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソプロピル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ2−ヘプチルウンデシル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸−2−エチルヘキシル等のエステル油;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸等の高級脂肪酸;ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の直鎖、分岐高級アルコール;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油;パーフルオロヘキサン、トリパーフルオロ−n−ブチルアミン等のパーフルオロカーボンないしパーフルオロポリエーテル等を挙げることができる。
本発明に特に好ましい油分としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル等の常温で液状のエステル油、あるいはジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の常温で液状のシリコーン油が挙げられる。
また、上記油分と共に水中油型乳化皮膚化粧料の油相を構成する成分として、下記に示す紫外線吸収剤が挙げられる。
(1)安息香酸系紫外線吸収剤
例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAブチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステルなど。
(2)アントラニル酸系紫外線吸収剤
例えば、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレートなど。
(3)サリチル酸系紫外線吸収剤
例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレートなど。
(4)ケイ皮酸系紫外線吸収剤
例えば、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメートなど。
(5)トリアジン系紫外線吸収剤
例えば、ビスレゾルシニルトリアジン。さらに具体的には、ビス{〔4−(2−エチルヘキシロキシ)−2−ヒドロキシ〕フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス{4−(2−エチルヘキシロキシカルボニル)アニリノ}1,3,5−トリアジンなど。
(6)その他の紫外線吸収剤
例えば、3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン。ジモルホリノピリダジノンなどのピリダジン誘導体。
油分(紫外線吸収剤を含む)の配合量は、製品の種類によって適宜決定されるが、好ましくは、水中油型乳化皮膚化粧料全量に対して1.0〜30.0質量%である。
また、紫外線吸収剤の配合量は製品の種類によって適宜決定されるが、好ましくは、水中油型乳化皮膚化粧料全量に対して1.0〜15.0質量%である。
「水」
水はイオン交換水や精製水が好ましく使用される。その配合量は製品の種類によって適宜決定されるが、好ましくは、水中油型乳化皮膚化粧料全量に対して40.0〜80.0質量%である。
一方、水と共に水中油型乳化皮膚化粧料の水相成分として用いられるものとしては、多価アルコール、水溶性高分子、低級アルコール、酸化防止剤、防腐剤、有機または無機塩およびその塩、各種水溶性薬剤、植物抽出物、色素等が挙げられる。なお、これらの水相成分の配合量は目的とする製品に応じて適宜決定される。
具体的には、多価アルコールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、1,2−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール等が挙げられる。
水溶性高分子としては、例えば、カラギーナン、ペクチン、マンナン、カードラン、コンドロイチン硫酸、デンプン、グリコーゲン、アラビアガム、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天等が挙げられる。
低級アルコールとしては、エタノールが挙げられる。
酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシトルエン、σ−トコフェロール、フィチン等が挙げられる。
防腐剤としては、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、フェノキシエタノール、ヘキサクロロフェン、ε−ポリリジン等が挙げられる。
有機または無機酸およびその塩としては、クエン酸、乳酸、ヘキサメタリン酸等が挙げられる。
各種水溶性薬剤としては、例えば、L−アスコルビン酸およびその誘導体の塩、トラネキサム酸およびその誘導体の塩、アルコキシサリチル酸およびその誘導体の塩、グルタチオンおよびその誘導体の塩等が挙げられる。
L−アスコルビン酸は、一般にビタミンCと言われ、強い還元作用により細胞呼吸作用、酵素賦活作用、膠原形成作用を有し、かつメラニン還元作用を有する。L−アスコルビン酸誘導体としては、L−アスコルビン酸モノステアレート、L−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコルビン酸モノオレートなどのL−アスコルビン酸モノアルキルエステル類;L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルなどのL−アスコルビン酸モノエステル類;L−アスコルビン酸ジステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテート、L−アスコルビン酸ジオレートなどのL−アスコルビン酸ジアルキルエステル類;L−アスコルビン酸トリステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテート、L−アスコルビン酸トリオレートなどのL−アスコルビン酸トリアルキルエステル類;L−アスコルビン酸トリリン酸エステルなどのL−アスコルビン酸トリエステル類;L−アスコルビン酸2−グルコシドなどのL−アスコルビン酸グルコシド類などが挙げられる。本発明では、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステル、L−アスコルビン酸2−グルコシドの各塩の形で好適に用いられる。
トラネキサム酸誘導体としては、トラネキサム酸の二量体、(例えば、塩酸トランス−4−(トランス−アミノメチルシクロヘキサンカルボニル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、等)、トラネキサム酸とハイドロキノンのエステル体(例えば、4−(トランス−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸4’−ヒドロキシフェニルエステル、等)、トラネキサム酸とゲンチシン酸のエステル体(例えば、2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸、等)、トラネキサム酸のアミド体(例えば、トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸メチルアミド、トランス−4−(p−メトキシベンゾイル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸、トランス−4−グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸、等)などが挙げられる。本発明ではトラネキサム酸の塩あるいはトラネキサム酸誘導体の塩の形で好適に用いられる。
アルコキシサリチル酸は、サリチル酸の3位、4位または5位のいずれかの水素原子がアルコキシ基にて置換されたものであり、置換基であるアルコキシ基は、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基のいずれかであり、さらに好ましくはメトキシ基またはエトキシ基である。具体的に化合物名を例示すれば、3−メトキシサリチル酸、3−エトキシサリチル酸、4−メトキシサリチル酸、4−エトキシサリチル酸、4−プロポキシサリチル酸、4−イソプロポキシサリチル酸、4−ブトキシサリチル酸、5−メトキシサリチル酸、5−エトキシサリチル酸、5−プロポキシサリチル酸などが挙げられる。本発明ではアルコキシサリチル酸およびその誘導体(エステルなど)の各塩の形で好適に用いられる。
上記薬剤の塩としては、特に限定されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩のようなアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩のほか、アンモニウム塩、アミノ酸塩等の塩が挙げられる。
その他に、油相成分乃至水相成分として本発明に配合可能な任意成分としては下記の成分が挙げられる。
ビタミンA誘導体としては、ビタミンA、ビタミンAパルミテート、ビタミンAアセテート等が挙げられる。
ビタミンB誘導体としては、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2およびその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15およびその誘導体等が挙げられる。
ビタミンE誘導体としては、α−トコフェロール、β−トコフェロール、ビタミンEアセテート等が挙げられる。
その他、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン等のビタミン類;γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、ヒノキチオール、ビサボロール、ユーカルプトーン、チモール、イノシトール、サイコサポニン、ニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロジサポニン等のサポニン類、パントテニルエチルエーテル、アルブチン、セファランチン等の各種薬剤、ギシギシ、クララ、コウホネ、オレンジ、セージ、ノコギリソウ、ゼニアオイ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、オウゴン、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、クチナシ、サクラリーフ等の植物の抽出物、β−カロチン等の色素等も配合することができる。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料は、例えば、保湿美容液、アンチエイジング美容液、美白美容液、保湿クリーム、アンチエイジングクリーム、美白クリーム等のジェル状あるいはクリーム状の製品が好ましく製造できる。
これらの製品は、本発明の必須成分(A)及び(B)、水及び化粧料に通常配合される任意の配合成分を混合して常法により乳化して製造することができる。
次に、本発明を以下に実施例を挙げて詳述する。本発明は、以下の実施例のみに限定されるものではない。配合量は特記しない限り、質量%で示す。
「表1」及び「表2」に記載した配合量組成よりなる実施例1〜9および比較例1〜9の保湿美容液(水中油型乳化皮膚化粧料)を常法により製造した。
得られた保湿美容液(試料)について、下記試験方法により、使用感(肌へののび、肌へのなじみ、べたつき、みずみずしさ、浸透感、エモリエント感、はり感)を、以下に示す方法により評価した。
[使用感(肌へののび)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、肌へののびについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎:10名全員が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
○:7〜9名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
△:3〜6名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
×:0〜2名が、のびが軽く、なめらかであると判定した。
[使用感(肌へのなじみ)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、肌へのなじみについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎:10名全員が、肌へのなじみがあると判定した。
○:7〜9名が、肌へのなじみがあると判定した。
△:3〜6名が、肌へのなじみがあると判定した。
×:0〜2名が、肌へのなじみがあると判定した。
[使用感(べたつき)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、べたつきについて、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎:10名全員が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
○:7〜9名が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
△:3〜6名が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
×:0〜2名が、べたつきがなく、しっとりしたと判定した。
[使用感(エモリエント感)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、エモリエント感について、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎:10名全員が、エモリエント感があると判定した。
○:7〜9名が、エモリエント感があると判定した。
△:3〜6名が、エモリエント感があると判定した。
×:0〜2名が、エモリエント感があると判定した。
[使用感(はり感)]
女性専門パネル(10名)による実使用試験を行い、肌のはり感について、それぞれ下記の評価基準により評価してもらった。
(評価基準)
◎:10名全員が、肌のはり感があると判定した。
○:7〜9名が、肌のはり感があると判定した。
△:3〜6名が、肌のはり感があると判定した。
×:0〜2名が、肌のはり感があると判定した。








Figure 2013170154
(*1)商品名:Cutina PES、BASF社製
(*2)商品名:TCG-M、高級アルコール工業株式会社製
(*3)商品名:エルデュウPS-203、味の素ヘルシーサプライ株式会社製
(*4)商品名:エルデュウPS-304、味の素ヘルシーサプライ株式会社製
(*5)極限粘度:140cm3/g、アセチル基置換数:2.8個のアセチル化ヒアルロン酸
(*6)商品名:ARISTOFLEX AVC、CLARIANT社製
(*7)商品名:EMALEX840、日本エマルジョン株式会社製
(*8)商品名:KAK139、高級アルコール工業株式会社製
Figure 2013170154
(*1)商品名:Cutina PES、BASF社製
(*2)商品名:TCG-M、高級アルコール工業株式会社製
(*3)商品名:エルデュウPS-203、味の素ヘルシーサプライ株式会社製
(*4)商品名:エルデュウPS-304、味の素ヘルシーサプライ株式会社製
(*5)極限粘度:140cm3/g、アセチル基置換数:2.8個のアセチル化ヒアルロン酸
(*6)商品名:ARISTOFLEX AVC、CLARIANT社製
(*7)商品名:EMALEX840、日本エマルジョン株式会社製
(*8)商品名:KAK139、高級アルコール工業株式会社製
「表1」の実施例及び「表2」の比較例から明らかなように、本発明の必須成分を配合した実施例1〜9の保湿美容液は、全ての評価項目で優れた使用感を有していることがわかる。
以下に、本発明の水中油型乳化皮膚化粧料のその他の実施例を示す。
実施例10.美白美容液
(配合成分) 質量%
(1)イオン交換水 残余
(2)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.1
(3)成分(B)アセチル化ヒアルロン酸 0.1
極限粘度:200cm3/g、アセチル基置換数:2.6個
(4)トラネキサム酸 2.0
(5)酸化チタン 0.2
(6)ジプロピレングリコール 3.0
(7)1,3−ブチレングリコール 2.0
(8)グリセリン 3.0
(9)ポリアクリル酸アンモニウム 1.0
商品名:SIMULGEL A、SEPIC社製
(10)エチルパラベン 0.1
(11)ローズアップルリーフエキス 0.1
(12)アンズ果汁エキス 0.1
(13)セージエキス 0.1
(14)アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.05
(商品名:Pemulen TR-1,Noveon Inc社製)
(15)モノステアリン酸ポリエチレングリコール(POE120)
1.0
(16)ポリエーテル変性シリコーン 0.1
(商品名:KF-6017P,信越化学工業株式会社製)
(17)成分(A)ジステアリン酸ペンタエリスリトール 4.0
(商品名:Cutina PES,BASF社製)
(18)α−オレフィンオリゴマー 1.0
(19)イソヘキサデカン 3.0
(20)エチルヘキサン酸セチル 1.0
(21)オクトクリレン 0.1
(22)香料 適量
<製法>
(15)〜(22)を70℃にて、均一に混合溶解した(油相)。一方、(1)〜(14)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながらホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的の粘度30000mPa・s/30℃(BH型粘度計 ローター No.6,10rpm)の目的の美白美容液を得た。
<製品の性状>
得られた美白美容液について、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、全ての使用感に優れたもの(評価:◎)であった。
実施例11.美白クリーム
(配合成分) 質量%
(1)イオン交換水 残余
(2)エデト酸塩 0.1
(3)成分(B)アセチル化ヒアルロン酸 0.5
極限粘度:120cm3/g、アセチル基置換数:3.0個
(4)4−メトキシサリチル酸カリウム 1.0
(5)無水ケイ酸 0.2
(6)ジプロピレングリコール 2.0
(7)1,3−ブチレングリコール 3.0
(8)グリセリン 3.0
(9)カルボキシビニルポリマー 0.1
(10)メチルパラベン 0.1
(11)エチルパラベン 0.2
(12)セイヨウサンザシエキス 0.1
(13)ルムプヤンエキス 0.1
(14)緑茶エキス 0.1
(15)POE(20)ベヘニルエーテル 1.2
(16)ベヘニルアルコール 0.4
(17)ステアリルアルコール 0.2
(18)ピパリン酸イソデシル 2.0
(19)イソドデカン 1.0
(20)成分(A)ジステアリン酸ペンタエリスリトール 5.0
(商品名:Dub DSPE, Stearinerie Dubois Fils社製)
(21)ジメチルポリシロキサン2mPa・s 2.0
(22)水添ポリイソブテン 3.0
(23)香料 適量
(24)水酸化カリウム 適量
<製法>
(15)〜(23)を70℃にて、均一に混合溶解した(油相)。一方、(1)〜(14)(24)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながらホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的の粘度40000mPa・s/30℃(BH型粘度計 ローター No.6,10rpm)の目的の美白クリームを得た。
<製品の性状>
得られた美白クリームについて、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、全ての使用感に優れたもの(評価:◎)であった。
実施例12.アンチエイジング美容液
(配合成分) 質量%
(1)イオン交換水 残余
(2)エデト酸塩 0.1
(3)成分(B)アセチル化ヒアルロン酸 0.6
極限粘度:90cm3/g、アセチル基置換数:3.4個
(4)カルノシン 3.5
(5)エリスリトール 1.0
(6)ジプロピレングリコール 2.0
(7)1,3−ブチレングリコール 3.0
(8)グリセリン 5.0
(9)ポリアクリルアミド 0.15
商品名:SEPIGEL 305、SEPIC社製
(10)メチルパラベン 0.1
(11)フェノキシエタノール 0.3
(12)加水分解酵母エキス 0.1
(13)シロバナイガコウゾリナ葉エキス 0.1
(14)クエン酸 適量
(15)自己乳化型グリセリルモノステアレート 1.2
(16)POE(30)フィトステロール 0.9
(17)POE(60)硬化ヒマシ油 0.1
(18)ベヘニン酸 0.5
(19)ステアリン酸 0.4
(20)イソノナン酸イソノニル 2.0
(21)イソドデカン 1.0
(22)成分(A)ジステアリン酸ペンタエリスリトール 3.0
(商品名:Cutina PES, BASF社製)
(23)ジメチルポリシロキサン6mPa・s 2.0
(24)ビタミンEアセテート 0.1
(25)香料 適量
<製法>
(15)〜(25)を70℃にて、均一に混合溶解した(油相)。一方、(1)〜(14)を70℃にて均一に混合溶解した(水相)。70℃に保持した水相に油相を徐添しながら、ホモミキサーで乳化した。乳化が終了したら、40℃以下に急冷し、目的の粘度35000mPa・s(BH型粘度計 ローター No.6,10rpm)の目的のアンチエイジング美容液を得た。
<製品の性状>
得られたアンチエイジング美容液について、実施例1〜9と同様の評価を行ったところ、全ての使用感に優れたもの(評価:◎)であった。
本発明の水中油型乳化皮膚化粧料は、肌へののびとなじみが良好で、べたつきがなく、エモリエント感、はり感等の使用感に極めて優れた皮膚化粧料である。
したがって、アンチエイジング美容液、美白美容液、アンチエイジングクリーム、美白クリーム等のジェル状あるいはクリーム状等の製品に好ましく利用できる。

Claims (3)

  1. 下記成分(A)と(B)を含有することを特徴とする水中油型乳化皮膚化粧料。
    (A)16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステル
    (B)下記構造式(I)を有するアセチル化ヒアルロン酸
    Figure 2013170154
    (RはHまたはCOCH3を表す。nは重合度を表す実数である。)
  2. 前記成分(B)のアセチル化ヒアルロン酸が、下記構造式(I)に示すアセチル化ヒアルロン酸の繰り返し単位中に存在する4個のアルコール性水酸基のうち、2.6〜3.8個がアセチル基で置換され、かつ、極限粘度が50〜200cm3/gであることを特徴とする請求項1記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
    Figure 2013170154
    (RはHまたはCOCH3を表す。nは重合度を表す実数である。)
  3. 水中油型乳化皮膚化粧料全量に対して、前記成分(A)16〜18個の炭素原子を有する脂肪酸を含む脂肪酸混合物とペンタエリスリトールとのエステルの含有量が0.5〜5.0質量%であり、前記成分(B)のアセチル化ヒアルロン酸の含有量が0.01〜1.0質量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の水中油型乳化皮膚化粧料。
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