JP2010186036A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】意図しない遠隔操作がなされてしまうことを抑制可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】2つのリモコン41,42は、互いに異なるフォーマットのリモコン信号を送信し、リモコン信号受信部28は、これら2つのフォーマットの双方を受信可能になっている。ただし、リモコン信号受信部28は、双方のフォーマットを同時に有効(受信可能な状態)にすることはできず、いずれか一方のフォーマットのみを有効に設定することができる。つまり、他方のフォーマットのリモコン信号を受信するためには、設定を変更して有効なフォーマットを切り替える必要がある。
【選択図】図1
【解決手段】2つのリモコン41,42は、互いに異なるフォーマットのリモコン信号を送信し、リモコン信号受信部28は、これら2つのフォーマットの双方を受信可能になっている。ただし、リモコン信号受信部28は、双方のフォーマットを同時に有効(受信可能な状態)にすることはできず、いずれか一方のフォーマットのみを有効に設定することができる。つまり、他方のフォーマットのリモコン信号を受信するためには、設定を変更して有効なフォーマットを切り替える必要がある。
【選択図】図1
Description
本発明は、リモコンによって遠隔操作がなされる画像表示装置に関する。
複数の画像表示装置を所定の空間内で利用する場合において、これら複数の画像表示装置を遠隔操作するためのリモコンが共通であれば、1つのリモコンで複数の画像表示装置を同時に操作することが可能となる。ところが、上記のような構成では、それぞれの画像表示装置を個別に遠隔操作したい場合でも、複数の画像表示装置がリモコンに反応して動作してしまうことになる。このため、特許文献1には、リモコン操作の有効と無効とを切り替えるためのスイッチ回路を設け、このスイッチ回路をオンに設定した場合にのみリモコン操作が可能となる画像表示装置(投写型画像表示装置)が提案されている。この画像表示装置によれば、スイッチ回路をオフに設定することによってリモコンに反応することがなくなるため、意図せずに複数の画像表示装置を動作させてしまう事態を抑制できる。
しかしながら、特許文献1に記載の画像表示装置では、スイッチ回路をオフに設定した画像表示装置に対してリモコン操作を行うためには、スイッチ回路をオンに設定し直さなければならず、操作対象を頻繁に切り替える必要がある状況下では、操作が煩雑になってしまうという問題を有している。また、同じく特許文献1には、1つの画像表示装置がリモコンから受信した信号を、ケーブルを介して他の画像表示装置に伝達することにより、個別の操作を可能とする構成も提案されている。しかしながら、このような構成では、ケーブルを接続する作業が必要となるため、事前の準備が煩雑になってしまうとともに、ケーブル接続によって各画像表示装置の配置に制限が加わったり、部屋の美観を損ねたりしてしまう。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像表示装置は、リモコンから送信されるリモコン信号によって遠隔操作がなされる画像表示装置であって、複数のフォーマットの前記リモコン信号を受信可能なリモコン信号受信部と、前記複数のフォーマットの中から有効なフォーマットを設定するフォーマット設定部と、前記リモコン信号受信部が受信した前記リモコン信号のフォーマットが、前記フォーマット設定部で有効に設定されたフォーマットである場合に、前記リモコン信号に基づく制御を行う制御部と、前記制御部の制御に基づいて画像を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする。
この画像表示装置によれば、フォーマット設定部で有効に設定されたフォーマットのリモコン信号をリモコン信号受信部が受信した場合に、制御部がこのリモコン信号に基づく制御を行う構成であるため、有効なフォーマットを適宜設定することによって、利用可能なリモコンを切り替えることが可能となる。このため、近接して配置される複数の画像表示装置において、それぞれ異なるフォーマットを有効に設定しておけば、同一のリモコンで遠隔操作されてしまうことがなくなり、複数の画像表示装置を個別に操作することが可能となる。また、他の画像表示装置が近接して配置されていない場合であっても、有効なフォーマットのリモコン以外では遠隔操作ができなくなるため、意図しない遠隔操作を抑制することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る画像表示装置において、前記フォーマット設定部は、前記複数のフォーマットの一覧を前記表示部に表示させ、その中から有効に設定すべきフォーマットを選択させることが望ましい。
この画像表示装置によれば、複数のフォーマットの一覧の中から有効にすべきフォーマットを選択する構成であるため、フォーマットの設定を容易に行うことが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係る画像表示装置において、前記フォーマット設定部は、有効に設定すべきフォーマットが選択された後で、前記表示部に確認メッセージを表示させ、当該確認メッセージによる確認がなされた後で、選択された前記フォーマットを有効に設定することが望ましい。
この画像表示装置によれば、有効にすべきフォーマットが選択された後に確認メッセージを表示させ、確認メッセージによる確認がなされた後で、選択されたフォーマットを有効に設定する構成であるため、有効なフォーマットの設定変更(切り替え)が不用意に行われてしまうことを抑制することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係る画像表示装置において、前記複数のフォーマットのうち、いずれか1つのフォーマットのリモコン信号を送信するリモコンをさらに備えるようにしてもよい。
[適用例5]上記適用例に係る画像表示装置において、前記複数のフォーマットのリモコン信号をそれぞれ送信する複数のリモコンをさらに備えるようにしてもよい。
[適用例6]上記適用例に係る画像表示装置において、前記複数のリモコンには、第1のリモコンと、前記第1のリモコンよりも操作内容が制限された第2のリモコンと、が含まれるようにしてもよい。
以下、画像表示装置としてのプロジェクターについて説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、プロジェクター本体2と、プロジェクター本体2を遠隔操作するための2つのリモコン41,42(以降、「第1のリモコン41」及び「第2のリモコン42」とも呼ぶ。)とを備えて構成されており、プロジェクター本体2は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、画像情報入力部22、画像処理部23、OSD処理部24、電源回路25、光源制御部26、操作パネル27、リモコン信号受信部28等を備えている。
図1に示すように、プロジェクター1は、プロジェクター本体2と、プロジェクター本体2を遠隔操作するための2つのリモコン41,42(以降、「第1のリモコン41」及び「第2のリモコン42」とも呼ぶ。)とを備えて構成されており、プロジェクター本体2は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、画像情報入力部22、画像処理部23、OSD処理部24、電源回路25、光源制御部26、操作パネル27、リモコン信号受信部28等を備えている。
画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、ライトバルブ駆動部14等で構成されている。画像投写部10は、表示部に相当するものであり、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像を形成し、この画像を投写レンズ13から投写して外部のスクリーンS等に表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリクス状に配列された複数の画素が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像が色光毎に形成される。形成された各色の画像は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像となった後、投写レンズ13によって拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクター本体2の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピューターとして機能する。
記憶部21は、マスクROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリー、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部21には、プロジェクター本体2の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター本体2の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
画像情報入力部22は、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置Cと接続される入力端子(図示せず)を備えており、画像出力装置Cから各種形式の画像情報が入力される。画像情報入力部22に入力された画像情報は、画像処理部23に供給される。
画像処理部23は、画像情報入力部22から入力される各種形式の画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、画像処理部23は、制御部20の指示に基づき、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理等を行い、処理後の画像情報をOSD処理部24に出力する。
OSD処理部24は、制御部20の指示に基づいて、画像投写部10から投写される画像(投写画像)上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレー)画像を重畳表示するための処理を行う。OSD処理部24は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。制御部20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理部24は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部23から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、ライトバルブ駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部24は、画像処理部23から入力される画像情報を、そのままライトバルブ駆動部14に出力する。
ライトバルブ駆動部14が、入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
電源回路25には、外部からAC100V等の商用電源が供給される。電源回路25は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター本体2の各部に電力を供給する。また、電源回路25は、制御部20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(「電源がオンの状態」とも呼ぶ。)と、動作電力の供給を停止した状態(「電源がオフの状態」又は「スタンバイ状態」とも呼ぶ。)とを切り替えることができる。
光源制御部26は、制御部20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯及び消灯を切り替える。
操作パネル27は、ユーザーからの入力操作を受け付ける入力操作部に相当するものであり、プロジェクター本体2に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。操作パネル27に備わる操作キーには、電源のオンとオフとを切り替えるための電源キー、各種設定を行うためのメニュー画像(トップメニュー)を重畳表示させるためのメニューキー、メニュー画像上での項目の選択等に用いられる方向キー(上下左右に対応する4つの操作キー)、メニュー画像において選択された項目を決定するための決定キー等が含まれる。ユーザーが操作パネル27の各種操作キーを操作すると、操作パネル27は、操作された操作キーに応じた操作信号を制御部20に出力する。
リモコン41,42は、操作パネル27と同様、電源キー、メニューキー、方向キー、決定キー等の複数の操作キーを備えており、ユーザーに操作された操作キーに対応する制御コードを、赤外線の点滅信号(リモコン信号)としてプロジェクター本体2に送信する。ここで、リモコン信号のフォーマット(通信方式)としては、多くのメーカーに採用されているNEC(登録商標)フォーマットや家製協フォーマットの他、メーカー独自のフォーマット等、多数のフォーマットが存在する。そして、本実施形態の2つのリモコン41,42は、互いに異なるフォーマットのリモコン信号を送信するようになっており、これ以降、第1のリモコン41のフォーマットを「第1のフォーマット」、第2のリモコン42のフォーマットを「第2のフォーマット」と呼ぶ。
リモコン信号受信部28は、リモコン41,42から送信されるリモコン信号を受信するものであり、第1のフォーマット及び第2のフォーマットの双方を受信可能になっている。ただし、本実施形態では、双方のフォーマットを同時に有効(受信可能な状態)にすることはできず、いずれか一方のフォーマットのみを有効に設定することができる。つまり、他方のフォーマットのリモコン信号を受信するためには、設定を変更して有効なフォーマットを切り替える必要がある。
図2は、リモコン信号を説明するための説明図である。
図2に示すように、リモコン41,42から送信されるリモコン信号は、リーダー部と、データ部とを含んでいる。このうち、データ部は、リモコン信号の本体であり、操作内容(操作された操作キー)に応じた制御コードの他に、メーカーや機器を識別するためのコード等がPPM(Pulse Position Modulation)方式で変調されている。PPM方式では、赤外線を点灯させる期間(オン期間)と消灯させる期間(オフ期間)との組み合わせで1ビットが表され、例えば、オフ期間の長さ(長短)によって0か1かが定まる。なお、フォーマットによっては、オン期間の長さ(長短)によって0か1かが定まるものもある。
図2に示すように、リモコン41,42から送信されるリモコン信号は、リーダー部と、データ部とを含んでいる。このうち、データ部は、リモコン信号の本体であり、操作内容(操作された操作キー)に応じた制御コードの他に、メーカーや機器を識別するためのコード等がPPM(Pulse Position Modulation)方式で変調されている。PPM方式では、赤外線を点灯させる期間(オン期間)と消灯させる期間(オフ期間)との組み合わせで1ビットが表され、例えば、オフ期間の長さ(長短)によって0か1かが定まる。なお、フォーマットによっては、オン期間の長さ(長短)によって0か1かが定まるものもある。
リーダー部は、リモコン信号の開始を示すものあり、データ部に先立って送信される。リーダー部は、それぞれ所定の長さのオン期間とオフ期間とで構成されるが、データ部におけるオン期間及びオフ期間よりも十分に長く設定されているため、リーダー部であることを容易に識別可能になっている。また、リーダー部におけるオン期間とオフ期間の長さはリモコン信号のフォーマットによって異なることから、受信したリモコン信号のリーダー部のオン期間やオフ期間の長さを計測することによってリモコン信号のフォーマットを判別することができる。
図1に戻って、リモコン信号受信部28は、受光部28a、設定記憶部28b、信号処理部28c等で構成されている。受光部28aは、フォトダイオード等の受光素子を備えて構成され、リモコン41,42から送信されるリモコン信号を受光して電気信号に変換する。
設定記憶部28bには、プロジェクター1が対応する2つのフォーマットのうち、どのフォーマットが有効に設定されているかを示す情報(有効フォーマット情報)が記憶されているとともに、制御コードとユーザーの操作内容とを対応付けたデータテーブルが記憶されている。なお、記憶部21には、フォーマット別に2つのデータテーブルが予め記憶されており、有効なフォーマットを切り替える際に、新たに有効となるフォーマットのデータテーブルが記憶部21から読み出されて設定記憶部28bに書き込まれる(詳しくは後述する)。
信号処理部28cは、受信したリモコン信号のフォーマットを判別するとともに、設定記憶部28bに記憶されている有効フォーマット情報に基づいて、受信したリモコン信号のフォーマットが有効であるか否かを判断する。そして、受信したリモコン信号のフォーマットが有効なフォーマットである場合には、信号処理部28cは、設定記憶部28bに記憶されているデータテーブルを参照してユーザーの操作内容を認識し、制御部20に通知する。一方、受信したリモコン信号のフォーマットが有効なフォーマットでない場合には、信号処理部28cは、受信したリモコン信号を破棄し、制御部20への通知は行わない。
制御部20は、リモコン信号受信部28(信号処理部28c)から操作内容が通知されると、その操作内容に応じた制御を実行する。例えば、ユーザーが電源キーを操作した場合には、制御部20は、電源回路25に指示をして、電源のオンとオフとを切り替えさせる。また、ユーザーがメニューキーを操作した場合には、制御部20は、OSD処理部24に指示をしてメニュー画像(図示せず)を表示させる。
図3は、有効なフォーマットを切り替える際のプロジェクター1の動作を説明するフローチャートである。ユーザーが操作パネル27又はリモコン41,42に備わるメニューキーを操作して、図示しないメニュー画像(トップメニュー)を重畳表示させた後、トップメニューに含まれる複数の項目の中から、リモコンのフォーマットを変更するための項目を選択すると、制御部20は、図3に示すフローに従って動作する。
図3に示すように、ステップS101では、制御部20は、OSD処理部24に指示をして、有効なフォーマットを選択するためのOSD画像(フォーマット選択メニューMf)を重畳表示させる(図4参照)。
図4に示すように、フォーマット選択メニューMfは、リモコン信号受信部28が受信可能なフォーマットの一覧を表示して、有効にすべきフォーマットをユーザーに選択させるためのOSD画像であり、本実施形態では、「第1のフォーマット」と「第2のフォーマット」の2つの項目が縦に並んで表示されている。これら2つの項目(フォーマット)のうちの1つ(図4の例では「第1のフォーマット」)は、強調された配色になっており、この項目が選択された状態であることを示している。ユーザーは、操作パネル27又はリモコン41,42に備わる方向キーを操作することにより、任意のフォーマットを選択することが可能であり、有効にしたいフォーマットを選択した後に決定キーを操作すると、フォーマットの選択が完了する。なお、フォーマット選択メニューMfが表示された直後には、その時点で有効に設定されているフォーマットが選択された状態になっている。
フォーマットの選択が完了してステップS102に移行すると、制御部20は、有効なフォーマットを切り替える選択がなされたか否か、即ちその時点で有効に設定されているフォーマットとは異なるフォーマットが選択されたか否かを判断する。そして、有効なフォーマットを切り替える選択がなされた場合には、ステップS103に移行する。一方、その時点で有効に設定されているフォーマットが改めて選択された場合には、制御部20は、そのままフローを終了する。
有効なフォーマットを切り替える選択がなされてステップS103に移行した場合には、制御部20は、OSD処理部24に指示をして、フォーマットの切り替えを再確認するためのOSD画像(確認メッセージMc)を重畳表示させる(図5参照)。
図5に示すように、確認メッセージMcには、フォーマットを切り替えるとそれまで使用していたリモコンが使用できなくなる旨を警告するメッセージとともに、フォーマットの切り替えを再確認するメッセージが含まれている。そして、確認メッセージMcには、再確認に対する回答として、「はい」と「いいえ」の2つの項目が選択可能に表示されており、このうち「いいえ」が選択された状態になっている。ユーザーは、操作パネル27又はリモコン41,42に備わる方向キーを操作することにより、任意の項目を選択することが可能であり、いずれか一方の項目を選択した後に決定キーを操作すると、項目の選択が完了する。
ステップS104では、制御部20は、フォーマットの切り替えの再確認がなされたか否か、即ち確認メッセージMcで「はい」が選択されたか否かを判断する。そして、「はい」が選択された場合にはステップS105に移行し、「いいえ」が選択された場合には、フォーマットの切り替えを中止して、フローを終了する。
「はい」が選択されてステップS105に移行した場合には、制御部20は、フォーマットの切り替えを実行する。具体的には、制御部20は、設定記憶部28bの有効フォーマット情報を書き換えることによって新たなフォーマットを有効にするとともに、有効にしたフォーマット用のデータテーブルを記憶部21から読み出し、設定記憶部28bに書き込む。
そして、ステップS106では、制御部20は、プロジェクター1をスタンバイ状態に移行させて、フローを終了する。具体的には、制御部20は、プロジェクター1の動作を終了させるための各種終了動作(例えば、光源11の消灯等)を実施した後で、電源回路25に指示をして各部への動作電力の供給を停止させる。
これにより、プロジェクター本体2は、新たに有効に設定されたフォーマットのリモコン信号を受信することが可能となり、電源をオンにするための操作も、それ以前とは異なるリモコンで行うことができる。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクター1によれば、有効に設定されたフォーマットのリモコン信号でのみ遠隔操作が可能な構成であるため、2台のプロジェクター本体2が近接して配置される場合でも、それぞれ異なるフォーマットを有効に設定しておけば、同一のリモコンで双方のプロジェクター本体2が遠隔操作されてしまうことがなくなり、複数のプロジェクター本体2を個別に遠隔操作することが可能となる。また、有効に設定されたフォーマットのリモコン以外では遠隔操作ができなくなるため、他方のリモコンによって意図しない遠隔操作がなされてしまうことを抑制することが可能となる。
(2)本実施形態のプロジェクター1によれば、有効にすべきフォーマットを設定する際に、フォーマット選択メニューMfに表示されるフォーマットの一覧の中から1つを選択する態様であるため、フォーマットの設定を容易に行うことが可能となる。
(3)本実施形態のプロジェクター1によれば、フォーマット選択メニューMfで有効にすべきフォーマットが選択された後、確認メッセージMcを表示して、フォーマットの切り替えの再確認を行うようにしているため、有効なフォーマットの設定変更(切り替え)が不用意に行われてしまうことを抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、ステップS101〜S105(図3参照)を実行して、有効なフォーマットを設定する際の制御部20、OSD処理部24、及び設定記憶部28bがフォーマット設定部に相当する。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態において、2つのリモコン41,42が備える操作キーは、必ずしも同一である必要はない。例えば、図6に示すように、一方のリモコン(例えば、第1のリモコン41)を、多数の操作キーを備えた多機能リモコンとし、他方のリモコン(例えば、第2のリモコン42)を、操作キーの数を少なくして操作内容を制限した簡易リモコンとしてもよい。このような構成において、通常は、第2のリモコン42(簡易リモコン)のフォーマットを有効にしておけば、多機能リモコンで予期せぬ操作(例えば、高度な設定操作等)をしてしまうことを防ぐことが可能となる。そして、多機能リモコンによる操作が必要な場合にのみ、有効なフォーマットを切り替えるようにすればよい。
上記実施形態では、プロジェクター1がリモコン41,42を備えた構成を示しているが、汎用のリモコンを利用することも可能であるため、リモコン41,42は必須の構成ではない。また、2つのうちいずれか一方のリモコンのみを備えるようにしてもよい。
上記実施形態では、リモコン信号受信部28が2つのフォーマットのリモコン信号を受信可能になっているが、3つ以上のフォーマットを受信可能な構成にしてもよい。この場合には、3台以上のプロジェクター本体2が近接して配置される場合でも、それぞれを個別に遠隔操作することが可能となる。
上記実施形態では、フォーマットの切り替えを実行した後でスタンバイ状態に移行するようにしているが、さらにその後で自動的に再起動する(電源をオンにする)ようにしてもよい。また、有効にするフォーマットが選択された後もすぐにはフォーマットの切り替えを実行しないようにして、後でユーザーによって電源がオフにされる際に、フォーマットの切り替えを実行するようにしてもよい。また、フォーマットの切り替えを実行した後にスタンバイ状態に移行する必要がなければ、フォーマットの切り替え後も電源オンの状態を維持するようにしてもよい。
上記実施形態では、リモコン41,42とプロジェクター本体2とが赤外線により通信を行う態様を示しているが、赤外線以外の光通信であってもよいし、電波や超音波等を用いた通信方式を採用してもよい。
上記実施形態では、光変調装置として3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた3板式のプロジェクター1について説明したが、これに限定されない。例えば、各画素の中にそれぞれR光、G光、B光を透過可能なサブ画素を含んだ1つの液晶ライトバルブによって画像を形成する態様とすることも可能である。
上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源11から射出される光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
上記実施形態では、光源11は、放電型の光源ランプ11aによって構成されているが、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)光源等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
上記実施形態では、画像表示装置として、プロジェクター1を例にして説明しているが、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクター、或いは、CRT(陰極線管)ディスプレー、液晶ディスプレー、プラズマディスプレー、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー等に適用することも可能である。
1…プロジェクター、2…プロジェクター本体、10…画像投写部、11…光源、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、21…記憶部、22…画像情報入力部、23…画像処理部、24…OSD処理部、25…電源回路、26…光源制御部、27…操作パネル、28…リモコン信号受信部、28a…受光部、28b…設定記憶部、28c…信号処理部、41…第1のリモコン、42…第2のリモコン、Mc…確認メッセージ、Mf…フォーマット選択メニュー、C…画像出力装置、S…スクリーン。
Claims (6)
- リモコンから送信されるリモコン信号によって遠隔操作がなされる画像表示装置であって、
複数のフォーマットの前記リモコン信号を受信可能なリモコン信号受信部と、
前記複数のフォーマットの中から有効なフォーマットを設定するフォーマット設定部と、
前記リモコン信号受信部が受信した前記リモコン信号のフォーマットが、前記フォーマット設定部で有効に設定されたフォーマットである場合に、前記リモコン信号に基づく制御を行う制御部と、
前記制御部の制御に基づいて画像を表示する表示部と、
を備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1に記載の画像表示装置であって、
前記フォーマット設定部は、前記複数のフォーマットの一覧を前記表示部に表示させ、その中から有効に設定すべきフォーマットを選択させることを特徴とする画像表示装置。 - 請求項2に記載の画像表示装置であって、
前記フォーマット設定部は、有効に設定すべきフォーマットが選択された後で、前記表示部に確認メッセージを表示させ、当該確認メッセージによる確認がなされた後で、選択された前記フォーマットを有効に設定することを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置であって、
前記複数のフォーマットのうち、いずれか1つのフォーマットのリモコン信号を送信するリモコンをさらに備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置であって、
前記複数のフォーマットのリモコン信号をそれぞれ送信する複数のリモコンをさらに備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項5に記載の画像表示装置であって、
前記複数のリモコンには、第1のリモコンと、前記第1のリモコンよりも操作内容が制限された第2のリモコンと、が含まれることを特徴とする画像表示装置。
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JP (1) | JP2010186036A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015046803A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | オンキヨー株式会社 | 遠隔操作被制御装置 |
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2009
- 2009-02-12 JP JP2009029919A patent/JP2010186036A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015046803A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | オンキヨー株式会社 | 遠隔操作被制御装置 |
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