JP2009198543A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】画像を鑑賞する際の利便性が向上するプロジェクタを提供する。
【解決手段】プロジェクタは、リモコンから受信した操作信号にテレビを表す機器コードが含まれる場合には、メーカーコードに拘わらず操作信号に応じた動作を行うようになっている。このため、画像出力装置を遠隔操作するためのリモコンが、テレビを操作するための操作キーを備える場合には、ユーザは、このリモコンを用いてプロジェクタの動作を遠隔操作することができる。本実施形態では、リモコンの操作により、電源のオン・オフの切り換え、単一表示状態とマルチ表示状態との切り換え、アクティブ画像の切り換え、アクティブ画像の表示サイズの変更が可能になっている。
【選択図】図10
【解決手段】プロジェクタは、リモコンから受信した操作信号にテレビを表す機器コードが含まれる場合には、メーカーコードに拘わらず操作信号に応じた動作を行うようになっている。このため、画像出力装置を遠隔操作するためのリモコンが、テレビを操作するための操作キーを備える場合には、ユーザは、このリモコンを用いてプロジェクタの動作を遠隔操作することができる。本実施形態では、リモコンの操作により、電源のオン・オフの切り換え、単一表示状態とマルチ表示状態との切り換え、アクティブ画像の切り換え、アクティブ画像の表示サイズの変更が可能になっている。
【選択図】図10
Description
本発明は、外部の画像出力装置から入力される画像信号に基づく画像を投写するプロジェクタに関する。
近年、外部の画像出力装置(映像ソース)から入力される画像信号に基づく画像を投写するプロジェクタは、複数種類の入力端子を備えるようになっており、様々な映像ソースを接続可能になっている。プロジェクタに複数の映像ソースから画像信号が入力されている場合には、ユーザは、リモコン等を用いて、これら複数の映像ソースの中から所望の映像ソースを選択するための操作を行わなければならない。このため、このような操作を容易にするための提案が各種なされている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、プロジェクタで画像(映像)を鑑賞する際には、プロジェクタに対して電源のオン・オフ(光源の点灯・消灯)を指示するための操作や、上記のような映像ソースを選択するための操作を行う必要があるとともに、画像出力装置に対して映像の再生に関わる操作を行う必要がある。このため、ユーザは、画像出力装置を操作するためのリモコンとプロジェクタを操作するためのリモコンとを使い分けなければならず、利便性が損なわれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクタは、外部の画像出力装置から入力される画像信号に基づく画像を投写するプロジェクタであって、前記画像出力装置から前記画像信号が入力される画像信号入力部と、光源から射出された光を前記画像信号に応じて変調して投写し、投写面に前記画像を表示する画像投写部と、前記画像出力装置を遠隔操作するためのリモコンから発せられる操作信号を受信可能な受信部と、前記受信部が受信した前記操作信号に基づいて当該プロジェクタの動作を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
このプロジェクタによれば、画像出力装置を遠隔操作するためのリモコンから発せられる操作信号を受信部が受信し、制御部がこの操作信号に基づいてプロジェクタの動作を制御するため、1つのリモコンで画像出力装置とプロジェクタの双方の遠隔操作が可能となり、プロジェクタで画像を鑑賞する際の利便性が向上する。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記受信部が所定の操作信号を受信した場合に、前記光源の点灯及び消灯を切り換えるようにしてもよい。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記画像信号入力部に複数の画像信号が入力されている場合に、前記画像投写部に表示させる画像を切り換える画像切換部をさらに備え、前記制御部は、前記受信部が所定の操作信号を受信した場合に、前記画像切換部に前記画像の切り換えを行わせるようにしてもよい。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記画像信号入力部に複数の画像信号が入力されている場合に、前記複数の画像信号のそれぞれに基づく複数の画像を前記画像投写部に表示させて前記複数の画像の中から1つの画像を選択させるマルチ表示状態と、選択された前記画像を単独で前記画像投写部に表示させる単一表示状態と、を切り換える表示状態切換部をさらに備え、前記制御部は、前記受信部が所定の操作信号を受信した場合に、前記表示状態切換部に表示状態の切り換えを行わせることが望ましい。
このプロジェクタによれば、マルチ表示状態に切り換えることによって複数の画像を表示させることができるため、ユーザは、鑑賞可能な状態にある画像を容易に認識することが可能となる。また、マルチ表示状態で表示されている複数の画像の中から、単一表示状態で表示すべき画像を選択することができるため、所望の画像を表示させる際の利便性が向上する。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記画像信号入力部に複数の画像信号が入力され、前記画像投写部が前記複数の画像信号のそれぞれに基づく複数の画像を前記マルチ表示状態で表示している場合に、前記画像の表示サイズを変更する表示サイズ変更部をさらに備え、前記制御部は、前記受信部が所定の操作信号を受信した場合に、前記表示サイズ変更部に前記表示サイズの変更を行わせるようにしてもよい。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記画像信号入力部に対する前記画像信号の入力の有無を検知する検知部をさらに備え、前記制御部は、前記画像信号入力部に前記画像信号が入力されたことを前記検知部が検知した場合に、前記光源を点灯させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、画像信号入力部に画像信号が入力されると、制御部が光源を点灯させるため、ユーザはプロジェクタに対して光源を点灯するための操作を行う必要がなくなり、利便性がさらに向上する。
[適用例7]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記画像信号入力部に対する前記画像信号の入力が途絶えたことを前記検知部が検知した場合に、前記光源を消灯させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、画像信号入力部に対する画像信号の入力が途絶えると、制御部が光源を消灯させるため、ユーザはプロジェクタに対して光源を消灯するための操作を行う必要がなくなり、利便性がさらに向上する。
[適用例8]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記画像信号入力部に複数の画像信号が入力されたことを前記検知部が検知した場合に、前記複数の画像信号のそれぞれに基づく複数の画像を前記画像投写部に表示させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、画像信号入力部に複数の画像信号が入力されると、画像投写部がそれぞれの画像信号に基づく複数の画像を表示するため、ユーザは、鑑賞可能な状態にある複数の画像を容易に認識することが可能となる。
以下、本実施形態のプロジェクタについて、図面を参照して説明する。本実施形態のプロジェクタは、光源から射出された光を、外部から入力される画像信号に応じて変調して画像光(画像)を形成し、この画像光をスクリーン等の投写面に拡大投写して、画像信号に応じた画像を表示するものである。
図1は、本実施形態のプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。また、図2(a)〜(c)、図3(a)〜(c)、及び図4(a)〜(c)は、本実施形態のプロジェクタが有する機能を説明するための説明図であり、投写面に表示される画像を示す図である。
図1は、本実施形態のプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。また、図2(a)〜(c)、図3(a)〜(c)、及び図4(a)〜(c)は、本実施形態のプロジェクタが有する機能を説明するための説明図であり、投写面に表示される画像を示す図である。
図1に示すように、プロジェクタ1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、入力操作部22、操作信号受信部23、画像信号入力部24、画像信号検知部26、画像処理部27、電源回路28、光源制御部29等で構成されている。
画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、ライトバルブ駆動部14等を含んでいる。画像投写部10は、表示部に相当するものであり、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ13から投写することによって投写面SCに画像(投写画像Gp)を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクタ11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレータ光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリクス状に配列された複数の画素が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部14が、プロジェクタ1に入力される画像信号に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像信号に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像信号に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像を表す画像光となった後、投写レンズ13によって投写面SC上に拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクタ1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピュータとして機能する。
記憶部21は、マスクROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリ)等の不揮発性のメモリにより構成されている。記憶部21には、プロジェクタ1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクタ1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
入力操作部22は、ユーザからの入力操作を受け付けるものであり、ユーザがプロジェクタ1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。入力操作部22が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを切り換えるための「電源キー」、表示対象とすべき映像ソースを順次切り換えるための入力切換キー等がある。ユーザが入力操作部22の各種操作キーを操作すると、入力操作部22は、ユーザの操作内容に応じた制御信号を制御部20に出力する。
操作信号受信部23は、リモコンから赤外線の点滅信号として送信される操作信号を受信して制御部20に伝達するものであり、受光装置やデコーダ(いずれも図示せず)等で構成されている。操作信号受信部23は、点滅信号を受光装置によって受光して電気信号に変換した後、デコーダによって復調して制御部20に出力する。
画像信号入力部24には、パーソナルコンピュータやDVD(Digital Versatile Disc)再生装置等、図示しない外部の画像出力装置(映像ソース)と接続するための複数(本実施形態では4つ)の入力端子25(入力端子25a〜25d)が備えられており、複数の画像出力装置から各種形式の画像信号を入力可能になっている。画像信号入力部24は、入力された画像信号を画像処理部27に出力する。
画像信号検知部26は、画像信号入力部24から画像処理部27に向けて出力される画像信号を検出することにより、入力端子25のそれぞれに画像信号が入力されているか否かを検知し、検知結果を制御部20に出力する。
画像処理部27は、画像信号入力部24から入力される各種形式の画像信号に基づいて、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報を生成する。ここで、生成された画像情報は、R,G,Bの色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素から射出する光の強弱(階調)が規定される。さらに、画像処理部27は、制御部20の指示に基づき、生成した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理等を行う。
ここで、4つの入力端子25のうち、1つの入力端子25にのみ画像信号が入力されている場合、即ち1つの画像出力装置から1つの画像信号が入力されている場合には、画像処理部27は、図2(a)に示すように、この画像信号に基づく画像(入力画像Gi)が画面(投写画像Gp)の略全体に単独で表示される状態(以降、「単一表示状態」という。)とすべく画像情報を生成する。
一方、複数の入力端子25に画像信号が入力されている場合、即ち複数の画像出力装置から画像信号が入力されている場合には、画像処理部27は、その中の1つの画像信号に基づく入力画像Giが画面の略全体に単独で表示される単一表示状態と、複数の画像信号にそれぞれ基づく複数の入力画像Giが1つ画面内に表示されるマルチ表示状態(図2(b)、(c)参照)とを制御部20の指示に基づいて切り換え可能になっている。マルチ表示状態では、画像処理部27は、縮小された複数の入力画像Giが所定のレイアウトで配列されるよう、生成した画像情報に縮小処理及び合成処理を施す。具体的には、4つのうち2つの入力端子25に画像信号が入力されている場合には、画像処理部27は、図2(b)に示すように、縮小された2つの入力画像Giが左右に並んで表示されるように縮小処理及び合成処理を行い、3つ或いは4つの入力端子25に画像信号が入力されている場合には、図2(c)に示すように、1画面を4分割(上下左右に各2分割)した領域のそれぞれに各入力画像Giが表示されるように縮小処理及び合成処理を行う。なお、これ以降、図2(b)に示すように、1画面に2つの入力画像Giが表示される状態を「2分割表示状態」とも表記し、図2(c)に示すように、1画面に最大で4つの入力画像Giを表示可能な状態を「4分割表示状態」とも表記する。
また、マルチ表示状態では、画像処理部27は、表示されている複数の入力画像Giのうち、制御部20の指示に基づく1つの入力画像Giを強調すべく、この入力画像Giの周囲にOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像からなる枠FR(図2(b)、(c)参照)を重畳する処理も行う。枠FRは、複数の入力画像Giうち1つの有効な入力画像Gi(以降、「アクティブ画像Ga」ともいう。)を明示するためのものであり、マルチ表示状態から単一表示状態に切り換える際には、アクティブ画像Gaが略全画面に表示される。言い換えれば、単一表示状態では、アクティブ画像Gaのみが略全画面に表示され、マルチ表示状態では、アクティブ画像Gaにのみ枠FRが付された状態で、複数の入力画像Giが表示される。なお、マルチ表示状態において、アクティブ画像Gaのみを動画像で表示し、他の入力画像Giを静止画像で表示することにより、画像処理部27等に掛かる負荷を軽減するようにしてもよい。
さらに、図3(a)〜(c)及び図4(a)〜(c)に示すように、画像処理部27は、マルチ表示状態においてアクティブ画像Gaの表示サイズを複数段階で拡大可能になっており、制御部20の指示に基づいて、アクティブ画像Gaを拡大させるとともに、他の入力画像Giを縮小させる処理を行うことができる。
図1に戻って、画像処理部27で各種画像処理が施された画像情報は、ライトバルブ駆動部14に出力される。
ライトバルブ駆動部14が、画像処理部27から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像光を形成し、この画像光が投写レンズ13から投写され、投写面SCに投写画像Gpが表示される。
電源回路28には、外部からAC100V等の商用電源が供給される。電源回路28は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換するとともに、プロジェクタ1の各部に電力を供給する。なお、制御部20は、電源回路28から電力の供給を受けて動作している間、電源回路28に指示をして、画像の投写に必要な電力(動作電力)の供給と停止とを切り換えることができる。
光源制御部29は、制御部20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯及び消灯を切り換える。
次に、プロジェクタ1の動作について説明する。
プロジェクタ1に商用電源が供給されると、電源回路28は、制御部20、記憶部21、入力操作部22、操作信号受信部23、画像信号検知部26に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。商用電源が供給された直後には、プロジェクタ1は、スタンバイ状態(「電源オフ状態」ともいう。)であり、この状態では、制御部20は、入力操作部22の電源キーに対する操作(オン操作)等を監視する。この状態でユーザが電源キーを操作すると、プロジェクタ1の各部には動作電力が供給され、画像の投写が可能な状態(以降、「電源オン状態」ともいう。)に移行する。
プロジェクタ1に商用電源が供給されると、電源回路28は、制御部20、記憶部21、入力操作部22、操作信号受信部23、画像信号検知部26に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。商用電源が供給された直後には、プロジェクタ1は、スタンバイ状態(「電源オフ状態」ともいう。)であり、この状態では、制御部20は、入力操作部22の電源キーに対する操作(オン操作)等を監視する。この状態でユーザが電源キーを操作すると、プロジェクタ1の各部には動作電力が供給され、画像の投写が可能な状態(以降、「電源オン状態」ともいう。)に移行する。
また、本実施形態では、電源キーを操作する以外にも、画像信号入力部24、即ち入力端子25のいずれかに画像信号を入力することによっても、スタンバイ状態から電源オン状態に移行可能になっている。
図5は、画像信号が入力された際のプロジェクタ1の動作を説明するためのフローチャートである。画像信号入力部24に画像信号が入力され、画像信号検知部26がその入力を検知すると、制御部20は、図5に示すフローに従って動作する。
図5に示すように、ステップS101では、制御部20は、プロジェクタ1がスタンバイ状態であるか否かを判断する。そして、スタンバイ状態の場合にはステップS102に移行し、電源オン状態の場合にはステップS104に移行する。なお、プロジェクタ1の各種状態、即ちスタンバイ状態や電源オン状態、或いは電源オン状態における単一表示状態やマルチ表示状態等は、制御部20のRAMに記憶されているフラグを参照することによって識別可能になっており、制御部20は、各種状態を切り換える度にフラグの内容を更新する。
プロジェクタ1がスタンバイ状態であってステップS102に移行した場合、即ちスタンバイ状態で画像信号が入力された場合には、制御部20は、プロジェクタ1を電源オン状態に移行させる。具体的には、制御部20は、電源回路28に指示をして各部に動作電力の供給を開始させ、その後、光源制御部29に指示をして光源11を点灯させる等の必要な初期動作を行う。
続くステップS103では、制御部20は、画像処理部27に指示をして、入力された画像信号に基づく入力画像Giを単一表示状態で表示させて、フローを終了する。この結果、入力端子25に入力される画像信号に基づく入力画像Giが画像投写部10から単一表示状態で投写される。
ステップS101において、電源オン状態で画像信号が入力されてステップS104に移行した場合には、制御部20は、画像信号検知部26の検知結果に基づいて、既に他の入力端子25に画像信号が入力されている状態であるか否かを判断する。そして、他の入力端子25に画像信号が入力されていない場合(例えば、画像信号が入力されていない状態で電源キーが操作されて電源オン状態に移行している場合等)には、ステップS103に移行して、画像投写部10から単一表示状態で入力画像Giを投写させる。一方、既に他の入力端子25に画像信号が入力されている場合、即ち新たに画像信号が入力された入力端子25を含めて複数の入力端子25に画像信号が入力されている場合には、ステップS105に移行する。
ステップS105では、制御部20は、画像処理部27に指示をして、入力されている複数の画像信号にそれぞれ基づく複数の入力画像Giをマルチ表示状態で表示させて、フローを終了する。この結果、各画像信号に基づく複数の入力画像Giがマルチ表示状態で画像投写部10から投写される。
また、プロジェクタ1は、電源オン状態において入力操作部22の電源キーを操作することによりスタンバイ状態に移行可能であるとともに、画像信号入力部24(入力端子25)に対するすべての画像信号の入力を断つことによっても、スタンバイ状態に移行可能になっている。
図6は、電源オン状態において画像信号の入力が断たれた際のプロジェクタ1の動作を説明するためのフローチャートである。いずれか1つの入力端子25に対する画像信号の入力が途絶え、画像信号検知部26がそれを検知すると、制御部20は、図6に示すフローに従って動作する。
図6に示すように、ステップS111では、制御部20は、画像信号検知部26の検知結果に基づいて、他の入力端子25、即ち画像信号の入力が途絶えた入力端子25以外のいずれかの入力端子25に画像信号が入力されている状態であるか否かを判断する。そして、いずれの入力端子25にも画像信号が入力されていない場合にはステップS112に移行し、いずれかの入力端子25に画像信号が入力されている場合にはステップS113に移行する。
いずれの入力端子25にも画像信号が入力されておらずステップS112に移行した場合には、制御部20は、プロジェクタ1をスタンバイ状態に移行させる。具体的には、制御部20は、光源制御部29に指示をして光源11を消灯させる等の必要な終了動作を行い、その後、電源回路28に指示をして各部への動作電力の供給を停止させ、フローを終了する。
一方、いずれかの入力端子25に画像信号が入力されていてステップS113に移行した場合には、制御部20は、画像信号検知部26の検知結果に基づいて、画像信号が入力されている入力端子25が1つであるか複数であるかを判断する。そして、1つの入力端子25にのみ画像信号が入力されている場合にはステップS114に移行し、複数の入力端子25に画像信号が入力されている場合にはステップS115に移行する。
1つの入力端子25にのみ画像信号が入力されていてステップS114に移行した場合には、制御部20は、画像処理部27に指示をして、この画像信号に基づく入力画像Giを単一表示状態で表示させて、フローを終了する。この結果、この画像信号に基づく入力画像Giが単一表示状態で画像投写部10から投写される。
一方、複数の入力端子25に画像信号が入力されていてステップS115に移行した場合には、制御部20は、それまでの表示状態(単一表示状態又はマルチ表示状態)を維持したままフローを終了する。つまり、画像信号の入力が途絶える直前に単一表示状態で入力画像Giが表示されていた場合には、これ以降も単一表示状態を維持する。ただし、それまで表示させていた入力画像Giの画像信号が途絶えた場合には、制御部20は、画像処理部27に指示をして、他の入力端子25からの入力画像Giを単一表示状態で表示させる。また、画像信号の入力が途絶える直前にマルチ表示状態で入力画像Giが表示されていた場合には、これ以降もマルチ表示状態を維持する。ただし、画像信号が入力されている入力端子25が3つから2つになった場合には、制御部20は、画像処理部27に指示をして、4分割表示状態から2分割表示状態に切り換えさせる。
次に、リモコンを用いたプロジェクタ1の遠隔操作について説明する。
本実施形態のプロジェクタ1は、画像出力装置(例えば、DVD再生装置)を遠隔操作するためのリモコンを用いて様々な指示を行うことが可能になっている。
本実施形態のプロジェクタ1は、画像出力装置(例えば、DVD再生装置)を遠隔操作するためのリモコンを用いて様々な指示を行うことが可能になっている。
図7は、DVD再生装置のリモコンを示す平面図である。
図7に示すように、リモコン40は、筐体40aで覆われた構成を有しており、その表面には、多数の操作キーを備えている。リモコン40が備える操作キーとしては、DVD再生装置の電源のオン・オフを切り換えるための電源キー41、DVDメディアを出し入れするためのディスクトレイ開閉キー42、数字を入力するための数字キー43、DVDの再生を開始するための再生キー44等、様々な操作キーが含まれている。また、リモコン40は、DVD再生装置の再生画像を表示するためのテレビをも遠隔操作可能になっており、テレビの電源のオン・オフを切り換えるためのテレビ電源キー45、テレビで表示すべき映像ソースを順次切り換えるための入力切換キー46、テレビのチャンネルを変更するためのチャンネルキー47(チャンネルを順方向に切り換えるための次チャンネルキー47a、及びチャンネルを逆方向に切り換えるための前チャンネルキー47b)、テレビから出力される音声の音量を調整するための音量キー48(音量を大きくするための音量アップキー48a、及び音量を小さくするための音量ダウンキー48b)を備えている。ユーザによりこれらの操作キーが操作されると、リモコン40は、操作された操作キーに対応する操作信号RSを送信する。
図7に示すように、リモコン40は、筐体40aで覆われた構成を有しており、その表面には、多数の操作キーを備えている。リモコン40が備える操作キーとしては、DVD再生装置の電源のオン・オフを切り換えるための電源キー41、DVDメディアを出し入れするためのディスクトレイ開閉キー42、数字を入力するための数字キー43、DVDの再生を開始するための再生キー44等、様々な操作キーが含まれている。また、リモコン40は、DVD再生装置の再生画像を表示するためのテレビをも遠隔操作可能になっており、テレビの電源のオン・オフを切り換えるためのテレビ電源キー45、テレビで表示すべき映像ソースを順次切り換えるための入力切換キー46、テレビのチャンネルを変更するためのチャンネルキー47(チャンネルを順方向に切り換えるための次チャンネルキー47a、及びチャンネルを逆方向に切り換えるための前チャンネルキー47b)、テレビから出力される音声の音量を調整するための音量キー48(音量を大きくするための音量アップキー48a、及び音量を小さくするための音量ダウンキー48b)を備えている。ユーザによりこれらの操作キーが操作されると、リモコン40は、操作された操作キーに対応する操作信号RSを送信する。
図8は、リモコン40の回路構成を示すブロック図であり、図9は、操作信号RSの構成を説明するための説明図である。
図8に示すように、リモコン40は、制御部60、記憶部61、キー検出部62、送信部63等を備えて構成されている。
図8に示すように、リモコン40は、制御部60、記憶部61、キー検出部62、送信部63等を備えて構成されている。
制御部60は、CPU等からなり、記憶部61に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりリモコン40の動作を統括制御する。記憶部61は、不揮発性のメモリにより構成され、リモコン40の動作を制御するための制御プログラム等を記憶する。
キー検出部62は、各操作キーが押下(操作)されたことを検出して、押下された操作キーに応じた検出信号を制御部60に出力する。制御部60は、キー検出部62から検出信号が入力されると、入力された検出信号、即ち操作された操作キーに対応する操作信号RSを生成して、送信部63に出力する。
ここで、図9に示すように、操作信号RSは、信号の先頭を表すリーダ部R1と、操作対象となる機器のメーカーを特定するためのメーカー識別部R2と、操作対象となる機器の種別(DVD再生装置、テレビ等)を特定するための機器識別部R3と、操作された操作キーに応じたデータコードが格納されるデータ部R4と、信号の終了を表すトレーラ部R5とを含んで構成されている。制御部60は、DVD再生装置を操作するための操作キー、即ちテレビを操作するため操作キー45〜48以外の操作キーが操作された場合には、DVD再生装置のメーカーを表すメーカーコードをメーカー識別部R2に格納し、DVD再生装置を表す機器コードを機器識別部R3に格納する。一方、テレビを操作するための操作キー45〜48が操作された場合には、制御部60は、テレビのメーカーを表すメーカーコードをメーカー識別部R2に格納し、テレビを表す機器コードを機器識別部R3に格納する。なお、テレビのメーカーを表すメーカーコードは、ユーザがリモコン40に対して所定の操作を行うことによって任意のメーカーコードに設定可能になっている。
また、記憶部61には、キー検出部62から入力される検出信号と、データ部R4に格納すべきデータコードとを対応付けた対応テーブル(図示せず)が記憶されており、操作キーが操作されると、制御部60は、この対応テーブルを参照してデータコードを定め、このデータコードをデータ部R4に格納する。なお、テレビのメーカーによってデータコードが異なる場合には、テレビのメーカー別に複数の対応テーブルを記憶部61に記憶させておき、設定されているメーカーコードに応じた対応テーブルを参照して、格納するデータコードを定めればよい。
図8に戻って、送信部63は、赤外線通信用のエンコーダや赤外線発光装置(いずれも図示せず)等で構成され、制御部60から入力される操作信号RSをエンコーダで変調し、赤外線発光装置により赤外線の点滅信号として外部に送信する。
リモコン40が発した操作信号RSを、プロジェクタ1の操作信号受信部23が受信すると、プロジェクタ1の制御部20は、この操作信号RSに基づいてプロジェクタ1の動作を制御する。通常、リモコンによる遠隔操作が可能な電子機器は、リモコンからの操作信号を受信すると、その操作信号に含まれるメーカーコードと機器コードとを参照して自己に対する命令(信号)であるか否かを判断するようになっているが、本実施形態のプロジェクタ1の制御部20は、操作信号RSに含まれる機器コードがテレビを表す場合には、メーカーコードに拘わらず操作信号RSに応じた動作を行うようになっている。なお、テレビのメーカーによってデータコードが異なる場合には、各メーカー別に複数の対応テーブルを記憶部21に記憶させておき、操作信号RSに含まれるメーカーコードに応じた対応テーブルを参照して、データコードが表す制御内容(操作された操作キー)を認識するようにすればよい。
ここで、本実施形態のプロジェクタ1は、ユーザによりリモコン40のテレビ電源キー45が操作されると、プロジェクタ1の電源のオン・オフを切り換えるようになっている。また、複数の入力端子25に画像信号が入力されている状態で、リモコン40の入力切換キー46が操作された場合には、単一表示状態とマルチ表示状態とを切り換え、チャンネルキー47が操作された場合には、アクティブ画像Gaを切り換える。さらに、マルチ表示状態において音量キー48が操作された場合には、アクティブ画像Gaの表示サイズを変更するようになっている。
図10は、リモコン40から操作信号RSを受信した場合のプロジェクタ1の動作を説明するためのフローチャートである。プロジェクタ1の操作信号受信部23が操作信号RSを受信し、この操作信号RSに含まれる機器コードがテレビを表す場合には、制御部20は、図10に示すフローに従って動作する。
図10に示すように、まず、ステップS121では、制御部20は、プロジェクタ1がスタンバイ状態であるか否かを判断する。そして、スタンバイ状態の場合にはステップS122に移行し、電源オン状態の場合にはステップS125に移行する。
プロジェクタ1がスタンバイ状態であってステップS122に移行した場合には、制御部20は、操作信号RSに含まれるデータコードに基づいて、操作された操作キーがテレビ電源キー45であるか否かを判断する。そして、テレビ電源キー45である場合にはステップS123に移行し、それ以外の操作キーである場合には、フローを終了する。つまり、スタンバイ状態では、テレビ電源キー45のみが受け付けられる。
スタンバイ状態でテレビ電源キー45が操作されてステップS123に移行した場合には、制御部20は、プロジェクタ1を電源オン状態に移行させる。具体的には、制御部20は、電源回路28に指示をして各部に動作電力の供給を開始させ、その後、光源制御部29に指示をして光源11を点灯させる等の必要な初期動作を行う。
続くステップS124では、制御部20は、画像処理部27に指示をして画像信号に基づく入力画像Giを表示させ、フローを終了する。なお、1つの入力端子25にのみ画像信号が入力されている場合には単一表示状態で入力画像Giを表示させ、複数の入力端子25に画像信号が入力されている場合にはマルチ表示状態で複数の入力画像Giを表示させる。
一方、ステップS121においてプロジェクタ1が電源オン状態であり、ステップS125に移行した場合には、制御部20は、操作信号RSに含まれるデータコードに基づいて、操作された操作キーがテレビ電源キー45であるか否かを判断する。そして、テレビ電源キー45である場合にはステップS126に移行し、それ以外の操作キーである場合には、ステップS127に移行する。
電源オン状態でテレビ電源キー45が操作されてステップS126に移行した場合には、制御部20は、プロジェクタ1をスタンバイ状態に移行させる。具体的には、制御部20は、光源制御部29に指示をして光源11を消灯させる等の必要な終了動作を行い、その後、電源回路28に指示をして各部への動作電力の供給を停止させ、フローを終了する。
ステップS125において、操作された操作キーがテレビ電源キー45ではなくステップS127に移行した場合には、制御部20は、操作された操作キーが入力切換キー46であるか否かを判断する。そして、入力切換キー46である場合にはステップS128に移行し、入力切換キー46でない場合にはステップS132に移行する。
入力切換キー46が操作されてステップS128に移行した場合には、制御部20は、画像信号検知部26の検知結果に基づいて、複数の入力端子25に画像信号が入力されている状態であるか否かを判断する。そして、複数の入力端子25に画像信号が入力されている状態であればステップS129に移行し、1つの入力端子25にのみ画像信号が入力されている状態であればフローを終了する。
複数の入力端子25に画像信号が入力されていてステップS129に移行した場合には、制御部20は、現在の表示状態がマルチ表示状態であるか単一表示状態であるかを判断する。そして、マルチ表示状態である場合にはステップS130に移行し、単一表示状態である場合にはステップS131に移行する。
マルチ表示状態で入力切換キー46が操作されてステップS130に移行した場合には、制御部20は、画像処理部27に指示をして、表示されている複数の入力画像Giのうち、アクティブ画像Gaを単一表示状態で表示させ、フローを終了する。
一方、単一表示状態で入力切換キー46が操作されてステップS131に移行した場合には、制御部20は、画像処理部27に指示をして、入力端子25に入力されている画像信号に基づく複数の入力画像Giをマルチ表示状態で表示させ、フローを終了する。
ステップS127において、操作された操作キーが入力切換キー46ではなくステップS132に移行した場合には、制御部20は、操作された操作キーがチャンネルキー47であるか否かを判断する。そして、チャンネルキー47である場合にはステップS133に移行し、チャンネルキー47でない場合にはステップS135に移行する。
チャンネルキー47が操作されてステップS133に移行した場合には、制御部20は、画像信号検知部26の検知結果に基づいて、複数の入力端子25に画像信号が入力されている状態であるか否かを判断する。そして、複数の入力端子25に画像信号が入力されている状態であればステップS134に移行し、1つの入力端子25にのみ画像信号が入力されている状態であればフローを終了する。
複数の入力端子25に画像信号が入力されていてステップS134に移行した場合には、制御部20は、画像処理部27に指示をしてアクティブ画像Gaを切り換えさせ、フローを終了する。具体的には、単一表示状態でチャンネルキー47が操作された場合には、制御部20は、それまで表示していた入力画像Giとは異なる入力画像Giを画面の略全面に表示させ、マルチ表示状態でチャンネルキー47が操作された場合には、それまで枠FRが付されていた入力画像Giとは異なる入力画像Giに枠FRを付させる。
ここで、2つの入力端子25に画像信号が入力されている場合には、制御部20は、次チャンネルキー47aと前チャンネルキー47bのいずれが操作された場合でも、他方の入力画像Gi、即ちそれまでアクティブ画像Gaではなかった方の入力画像Giをアクティブ画像Gaとする。また、3つ又は4つの入力端子25に画像信号が入力されている場合には、制御部20は、次チャンネルキー47aが操作された場合には所定の順序(例えば、…→入力端子25a→入力端子25b→入力端子25c→入力端子25d→入力端子25a→…の順)に従って次の入力端子25からの入力画像Giをアクティブ画像Gaとし、前チャンネルキー47bが操作された場合にはその反対順で次の入力端子25からの入力画像Giをアクティブ画像Gaとする。なお、次の入力端子25に画像信号が入力されていない場合には、この入力端子25をスキップして、さらに次の入力端子25からの入力画像Giをアクティブ画像Gaとする。
ステップS132において、操作された操作キーがチャンネルキー47ではなくステップS135に移行した場合には、制御部20は、操作された操作キーが音量キー48であるか否かを判断する。そして、音量キー48である場合にはステップS136に移行し、音量キー48でない場合にはフローを終了する。
音量キー48が操作されてステップS136に移行した場合には、制御部20は、現在の表示状態がマルチ表示状態であるか単一表示状態であるかを判断する。そして、マルチ表示状態である場合にはステップS137に移行し、単一表示状態である場合にはフローを終了する。
マルチ表示状態で音量キー48が操作されてステップS137に移行した場合には、制御部20は、画像処理部27に指示をしてアクティブ画像Gaの表示サイズを変更してフローを終了する。具体的には、音量アップキー48aが操作された場合には、アクティブ画像Gaの表示サイズを一段階大きくし、音量ダウンキー48bが操作された場合には、アクティブ画像Gaの表示サイズを一段階小さくする(元に戻す)。なお、すべての入力画像Giが同じ表示サイズで表示されている状態(図3(a)及び図4(a)参照)で音量ダウンキー48bが操作された場合、及びアクティブ画像Gaが最大の表示サイズで表示されている状態(図3(c)及び図4(c)参照)で音量アップキー48aが操作された場合には、表示サイズの変更は行わずにフローを終了する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1によれば、画像出力装置を遠隔操作するためのリモコン40から発せられる操作信号RSを操作信号受信部23が受信すると、制御部20がこの操作信号RSに基づいてプロジェクタ1の動作を制御するようになっている。具体的には、電源のオン・オフの切り換え、映像ソースの切り換え、単一表示状態とマルチ表示状態の切り換え、及びマルチ表示状態における表示サイズの変更をリモコン40を用いて行うことができる。このため、1つのリモコン40で画像出力装置とプロジェクタ1の双方の遠隔操作が可能となり、プロジェクタ1で画像を鑑賞する際の利便性が向上する。
(2)本実施形態のプロジェクタ1によれば、画像信号入力部24(入力端子25)に画像信号が入力され、画像信号検知部26がこれを検知すると、制御部20がプロジェクタ1を電源オン状態(光源11が点灯する状態)に移行させるため、ユーザはプロジェクタ1に対して電源オン状態に移行させるための操作を行う必要がなくなり、利便性がさらに向上する。
(3)本実施形態のプロジェクタ1によれば、画像信号入力部24(入力端子25)に対する画像信号の入力が途絶え、画像信号検知部26がこれを検知すると、制御部20がプロジェクタ1をスタンバイ状態(光源が消灯する状態)に移行させるため、ユーザはプロジェクタ1に対してスタンバイ状態に移行させるための操作を行う必要がなくなり、利便性がさらに向上する。
(4)本実施形態のプロジェクタ1によれば、画像信号入力部24(入力端子25)に複数の画像信号が入力され、画像信号検知部26がこれを検知すると、各画像信号に基づく複数の入力画像Giが表示されるマルチ表示状態となるため、ユーザは、鑑賞可能な状態にある入力画像Giを容易に認識することが可能となる。
(5)本実施形態のプロジェクタ1によれば、マルチ表示状態において、チャンネルキー47の操作によってアクティブ画像Ga(枠FRが付されている入力画像Gi)が切り換わり、入力切換キー46の操作によって単一表示状態に切り換わる。つまり、複数の入力画像Giをマルチ表示状態で表示させて鑑賞可能な状態にある入力画像Giを認識した後、その中から所望の入力画像Giを選択して単一表示状態で表示させることができるため、所望の入力画像Giを表示させる際の利便性が向上する。
なお、本実施形態では、操作信号受信部23が受信部に相当し、画像信号検知部26が検知部に相当する。また、単一表示状態でチャンネルキー47が操作されて、表示する入力画像Giを切り換える際の画像処理部27が画像切換部に相当し、入力切換キー46が操作されてマルチ表示状態と単一表示状態とを切り換える際の画像処理部27が表示状態切換部に相当し、マルチ表示状態で音量キー48が操作されて、アクティブ画像Gaの表示サイズを変更する際の画像処理部27が表示サイズ変更部に相当する。
(変形例)
また、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
また、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、リモコン40のテレビ電源キー45を操作することによってプロジェクタ1の電源のオン・オフを切り換え可能になっているが、使用環境や設定状況等により、不用意にテレビの電源のオン・オフが切り換わることがないよう、リモコン40のテレビ電源キー45によるプロジェクタ1の電源操作を無効にしてもよい。この場合には、画像信号の入力の有無によって電源のオン・オフを切り換えればよい。
前記実施形態では、メーカーコードに拘わらず、受信した操作信号RSに基づく動作を行うようになっているが、特定のメーカーコードを含んだ操作信号RSを受信した場合にのみ動作するようにしてもよい。また、ユーザの使用環境等に応じて、メーカーコードに拘わらずに動作する状態と、特定のメーカーコードの場合にのみ動作する状態とを切り換え可能な構成にすることも可能である。
また、操作信号RSに含まれるメーカーコードに応じて異なる動作を行わせるようにしてもよい。これによれば、複数の画像出力装置がプロジェクタ1に接続されている場合に、各画像出力装置のリモコン40毎に異なるメーカーコードを設定することにより、操作するリモコン40に応じた動作を行わせることが可能となる。
また、操作信号RSに含まれるメーカーコードに応じて異なる動作を行わせるようにしてもよい。これによれば、複数の画像出力装置がプロジェクタ1に接続されている場合に、各画像出力装置のリモコン40毎に異なるメーカーコードを設定することにより、操作するリモコン40に応じた動作を行わせることが可能となる。
前記実施形態では、リモコン40に備わる操作キーのうち、テレビを操作するための操作キー45〜48が操作された場合に、その操作に応じてプロジェクタ1が動作する構成を示しているが、この態様に限定されない。例えば、画像出力装置(DVD再生装置)を操作するための複数の操作キーが所定の組合せ(画像出力装置に対しては無効な組合せ)で操作された場合に、プロジェクタ1が動作するようにしてもよい。
前記実施形態では、マルチ表示状態において、複数の画像が並んで表示される態様を示しているが、この態様に限定されない。例えば、図11に示すように、アクティブ画像Gaを画面の略全面に表示して、他の入力画像Giをアクティブ画像Gaの内部に重畳させるようにすることも可能である。
前記実施形態では、光変調装置として3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた3板式のプロジェクタについて説明したが、これに限定されない。例えば、各画素の中にそれぞれR光、G光、B光を透過可能なサブ画素を含んだ1つの液晶ライトバルブによって画像を形成する態様とすることも可能である。
前記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源11から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
前記実施形態では、光源11は、放電型の光源ランプ11aによって構成されているが、LED光源等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
1…プロジェクタ、10…画像投写部、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、21…記憶部、22…入力操作部、23…操作信号受信部、24…画像信号入力部、25…入力端子、25a〜25d…入力端子、26…画像信号検知部、27…画像処理部、28…電源回路、29…光源制御部、40…リモコン、45…テレビ電源キー、46…入力切換キー、47…チャンネルキー、48…音量キー、60…制御部、61…記憶部、62…キー検出部、63…送信部、FR…枠、Ga…アクティブ画像、Gi…入力画像、Gp…投写画像、R1…リーダ部、R2…メーカー識別部、R3…機器識別部、R4…データ部、R5…トレーラ部、RS…操作信号、SC…投写面。
Claims (8)
- 外部の画像出力装置から入力される画像信号に基づく画像を投写するプロジェクタであって、
前記画像出力装置から前記画像信号が入力される画像信号入力部と、
光源から射出された光を前記画像信号に応じて変調して投写し、投写面に前記画像を表示する画像投写部と、
前記画像出力装置を遠隔操作するためのリモコンから発せられる操作信号を受信可能な受信部と、
前記受信部が受信した前記操作信号に基づいて当該プロジェクタの動作を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタであって、
前記制御部は、前記受信部が所定の操作信号を受信した場合に、前記光源の点灯及び消灯を切り換えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1又は2に記載のプロジェクタであって、
前記画像信号入力部に複数の画像信号が入力されている場合に、前記画像投写部に表示させる画像を切り換える画像切換部をさらに備え、
前記制御部は、前記受信部が所定の操作信号を受信した場合に、前記画像切換部に前記画像の切り換えを行わせることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロジェクタであって、
前記画像信号入力部に複数の画像信号が入力されている場合に、前記複数の画像信号のそれぞれに基づく複数の画像を前記画像投写部に表示させて前記複数の画像の中から1つの画像を選択させるマルチ表示状態と、選択された前記画像を単独で前記画像投写部に表示させる単一表示状態と、を切り換える表示状態切換部をさらに備え、
前記制御部は、前記受信部が所定の操作信号を受信した場合に、前記表示状態切換部に表示状態の切り換えを行わせることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項4に記載のプロジェクタであって、
前記画像信号入力部に複数の画像信号が入力され、前記画像投写部が前記複数の画像信号のそれぞれに基づく複数の画像を前記マルチ表示状態で表示している場合に、前記画像の表示サイズを変更する表示サイズ変更部をさらに備え、
前記制御部は、前記受信部が所定の操作信号を受信した場合に、前記表示サイズ変更部に前記表示サイズの変更を行わせることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプロジェクタであって、
前記画像信号入力部に対する前記画像信号の入力の有無を検知する検知部をさらに備え、
前記制御部は、前記画像信号入力部に前記画像信号が入力されたことを前記検知部が検知した場合に、前記光源を点灯させることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項6に記載のプロジェクタであって、
前記制御部は、前記画像信号入力部に対する前記画像信号の入力が途絶えたことを前記検知部が検知した場合に、前記光源を消灯させることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項6又は7に記載のプロジェクタであって、
前記制御部は、前記画像信号入力部に複数の画像信号が入力されたことを前記検知部が検知した場合に、前記複数の画像信号のそれぞれに基づく複数の画像を前記画像投写部に表示させることを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008036976A JP2009198543A (ja) | 2008-02-19 | 2008-02-19 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008036976A JP2009198543A (ja) | 2008-02-19 | 2008-02-19 | プロジェクタ |
Publications (1)
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JP2009198543A true JP2009198543A (ja) | 2009-09-03 |
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Family Applications (1)
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JP2008036976A Withdrawn JP2009198543A (ja) | 2008-02-19 | 2008-02-19 | プロジェクタ |
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012233998A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Canon Inc | 液晶表示装置及びその制御方法、画像表示システム |
JP2015210368A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | シャープ株式会社 | 情報処理装置および情報処理方法 |
JP2018185522A (ja) * | 2018-06-29 | 2018-11-22 | シャープ株式会社 | 情報処理装置および情報処理方法 |
CN114793266A (zh) * | 2021-01-25 | 2022-07-26 | 精工爱普生株式会社 | 显示装置的控制方法和显示装置 |
-
2008
- 2008-02-19 JP JP2008036976A patent/JP2009198543A/ja not_active Withdrawn
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