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JP2007135843A - 画像処理装置、画像処理プログラム、及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム、及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】診断部位と周辺組織との位置関係の把握を可能としつつ、診断部位の詳細な画像を得ることが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】ボリュームデータについて、3DROI18内を対象としてMIP処理を行うことでMIP画像データを作成する。3DROI18以外の領域については、2DROI15を投影方向(画面13aの奥行き方向)に投影することで形成された領域以外を対象としてボリュームレンダリングを行うことでVR画像データを作成する。MIP画像とVR画像とを重畳させて表示部に表示させる。MIP画像の前後の領域については画像が形成されていないため、3DROI18内の病変部について詳細な画像が得られ、VR画像を観察することで周辺組織との位置関係を把握することができる。
【選択図】図3

Description

この発明は、X線CT装置、MRI装置、又は超音波診断装置などの医用画像診断装置にて収集された画像データに対して画像処理を施す画像処理装置に関する。特に、病変部の診断を行うための3次元情報を有する画像データを作成するための画像処理装置に関する。
従来から、X線CT装置などの医用画像診断装置を用いて被検体のボリュームデータ(ボクセルデータ)を収集し、そのボリュームデータに対して所定の画像処理を施し、得られた画像を参照することで病変部の診断が行われている。
例えば、3次元画像を作成するための代表的な手法として、ボリュームレンダリング(Volume Rendering)が知られている。このボリュームレンダリングは、ボリュームデータに対して所定の視線方向(投影光線の投影方向)を決めて、任意の視点から光線追跡処理を行い、視線上のボクセル値(輝度値等)の積分値や重み付き累積加算値を投影面上の画像ピクセルに出力することによって、臓器等を立体的に抽出してボリュームレンダリング画像データ(以下、「VR画像データ」と称する場合がある)を作成する処理である。
また、ボリュームレンダリングの他に、用途によって、MPR(Multi Plane Reconstruction)処理、MIP(Maximum Intensity Projection)処理、又は、MinIP(Minimum Intensity Projection)処理などが施される。以下、MPR処理によって得られた画像データを「MPR画像データ」と称し、MIP処理によって得られた画像データを「MIP画像データ」と称し、MinIP処理によって得られた画像データを「MinIP画像データ」と称することにする。
MPR処理は、ボリュームデータを切断する任意の平面(切断平面)の画像データを求める処理である。MIP処理は、投影光線によって貫かれた各ボクセル値から最大値を計算し、得られた最大値を投影面上の画像ピクセルに出力する処理である。また、MinIP処理は、各ボクセル値から最小値を計算し、得られた最小値を投影面上の画像ピクセルに出力する処理である。
また、MPR画像を用いる診断では、厚み方向に複数のMPR画像を加算して平均することによって厚み付きMPR画像データを作成し、その厚み付きMPR画像を参照して診断を行う場合もある。
例えば、造影剤を用いて大動脈の動脈癌を診断する場合、造影剤が注入された血管(大動脈)及び骨(アバラ骨や背骨など)のCT値の範囲(およそ200以上)については、オパシティ(不透明度)を「1」にしてボリュームレンダリングを行うことによりVR画像データを作成する。そして、VR画像を表示装置に表示し、大動脈の大まかな形状と周辺領域に存在する組織(骨)との位置関係などを把握する。
次に、病変部位である動脈癌の径や血管の内径などを視覚的に又は定量的に把握するために、ボリュームデータに対してMPR処理やMIP処理などを施してMPR画像データやMIP画像データなどを作成し、MPR画像やMIP画像などを表示装置に表示して詳細な診断を行う。MIP画像等はCT値が反映されているため、病変部の詳細な診断に有用である。
病変部と周辺組織との位置関係の把握や形状の大まかな把握のために、VR画像を用いることは有用であるが、一般的に、病変部の詳細な診断には用いられない。通常、VR画像についてはカラー画像として着色して表示するため、VR画像そのものには実際のCT値が反映されていないからである。また、ボリュームレンダリングを行う際のオパシティ(不透明度)を調整しても、動脈癌と血管内部との領域の区別を視覚的に判断することは困難だからである。従って、病変部の詳細な診断を行う場合にはMIP画像やMPR画像が用いられ、VR画像は補助的な画像として用いられていた。
詳細な診断を行う場合は、病変部を表す厚み付きMPR画像やMIP画像などを表示装置に表示し、その厚み付きMPR画像やMIP画像上で動脈癌の径や血管の内径などを計測している。
しかしながら、MIP画像では、投影方向(表示装置の画面の奥行き方向に相当する)のCT値が反映されて表示されており、また、厚み付きMPR画像では、その厚さ方向について所定の領域の情報のみが表示される。従って、こられの画像では、病変部と周辺領域に存在する組織との位置関係が把握し難く、手術の計画に用いる画像には適さない。
従来においては、位置関係を把握する場合はVR画像を表示装置に表示し、病変部の詳細な診断を行う場合は、VR画像からMIP画像に切り換えて表示装置に表示していた。また、VR画像とMIP画像とを表示装置に並べて表示することで、位置関係の把握と病変部の詳細な診断とを行っていた。さらに、VR画像とMPR画像とを合成して表示装置に表示する試みがなされている(例えば特許文献1)。
特開平11−76228号公報
しかしながら、上述した従来技術に係る画像処理においては、MIP画像とVR画像とを表示装置に並べて表示したり、切り換えて表示したりしていたため、病変部の詳細な診断と、病変部についての位置関係の把握とを、別々の画面に表示された画像を観察しながら行う必要があった。そのため、医師などの診断者は、頭のなかでそれらの情報を整理しながら診断を行ったり、手術計画を作成したりする必要があったため、診断などが容易ではなかった。特に、従来技術に係る手法では、病変部と周辺組織との位置関係の把握が困難であった。
また、診断の際にMIP画像を使用する場合であって、注目する病変部の手前にCT値が近い骨などが存在する場合、その骨が病変部と重なって表示されてしまうため、病変部の観察が困難になる。
この発明は上記の問題を解決するものであり、病変部と周辺組織との位置関係の把握を可能としつつ、病変部の詳細な画像を得ることが可能な画像処理装置、画像処理プログラム、及び画像処理方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、医用画像診断装置にて収集されたボリュームデータに対して、所望の3次元関心領域を所定方向の視点から見た投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成する第1の画像作成手段と、前記ボリュームデータのうち前記所望の3次元関心領域、及び前記所定方向の視点から見て前記所望の3次元関心領域の前後の領域、以外の領域を、前記投影面に投影することで第2の3次元画像データを作成する第2の画像作成手段と、前記第1の3次元画像データに基づく画像と前記第2の3次元画像データに基づく画像とを重畳させて表示手段に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装置である。
請求項13に記載の発明は、コンピュータに、医用画像診断装置にて収集されたボリュームデータに対して、所望の3次元関心領域を所定方向の視点から見た投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成する第1の画像作成機能と、前記ボリュームデータのうち前記所望の3次元関心領域を除くとともに、前記所定方向の視点から見て、前記所望の3次元関心領域の前後の領域を除く領域を、前記投影面に投影することで第2の3次元画像データを作成する第2の画像作成機能と、前記第1の3次元画像データに基づく画像と前記第2の3次元画像データに基づく画像とを重畳させて表示手段に表示させる表示制御機能と、を実行させることを特徴とする画像処理プログラムである。
請求項14に記載の発明は、医用画像診断装置にて収集されたボリュームデータに対して、所望の3次元関心領域を所定方向の視点から見た投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成する第1の画像作成ステップと、前記ボリュームデータのうち前記所望の3次元関心領域を除くとともに、前記所定方向の視点から見て、前記所望の3次元関心領域の前後の領域を除く領域を、前記投影面に投影することで第2の3次元画像データを作成する第2の画像作成ステップと、前記第1の3次元画像データに基づく画像と前記第2の3次元画像データに基づく画像とを重畳させて表示手段に表示させる表示ステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法である。
この発明によると、関心領域に含まれる病変部については詳細な画像が得られ、さらに、病変部と周辺組織との位置関係についても容易に把握することが可能となる。
[第1の実施の形態]
この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
この実施形態に係る画像処理装置1は、X線CT装置、MRI装置、又は超音波診断装置などの医用画像診断装置にて収集されたボリュームデータに対して、ボリュームレンダリングやMPR処理やMIP処理などを施すことにより、VR画像データやMIP画像データなどを生成する。画像処理装置1は、医用画像診断装置内に設置されていても良く、医用画像診断装置の外部に設置されていても良い。
ボリュームデータ記憶部5には、X線CT装置などの医用画像診断装置にて収集され、再構成されたボリュームデータ(ボクセルデータ)が記憶されている。画像処理装置1はボリュームデータ記憶部5に記憶されているボリュームデータに対して画像処理を施すことにより所望の画像データを作成する。
入力部2は、マウスはキーボードなどの入力装置で構成されている。入力部2にて入力された操作情報は入力解析部3に出力される。
入力解析部3は、入力部2にて操作された操作内容を解読して、続いて行われる各種処理に必要なパラメータを算出する。例えば、表示部13に設定画面が表示されている状態で、その設定画面のボタンがマウス(入力部2)で押下されたり、表示部13に医用画像が表示されている状態で、その医用画像がマウス(入力部2)でドラッグされたりした場合に、入力解析部3はマウス(入力部2)による操作内容を解読して、続いて行われる各種処理に必要なパラメータを算出する。ここで、入力解析部2による具体的な処理について図2を参照して説明する。図2は、血管、周辺組織(骨)、及び表示部の画面の位置関係を説明するための模式図である。
2次元の関心領域(2DROI)の中心点を指定するモードにおいては、表示部13にVR画像が表示されている。そして、表示部13に表示されているVR画像上でマウス(入力部2)がクリックされると、入力解析部3は、そのクリックされた位置について、2次元の画面の座標系(直交座標系)における座標を求め、その座標を2DROIの中心点の座標とする。例えば、図2に示すように、表示部13の画面13a上でマウス(入力部2)にて点14が指定されると、入力解析部3は、その点14を2DROIの中心点として、2次元の画面の座標系(直交座標系)における座標を求める。2DROIの中心点14の座標は、ROI情報算出部4とROI情報記憶部6に出力され、ROI情報記憶部6に記憶される。
2次元の関心領域(2DROI)の形状を指定するモードにおいては、表示部13に表示されているVR画像上でマウス(入力部2)がドラッグされると、入力解析部3は、そのドラッグされた範囲の形状及び大きさを2DROIの形状及び大きさとする。また、大きさについては、2DROIの形状が円形の場合、入力解析部3はその円の半径を求め、矩形状の場合は、矩形の各頂点の座標を求める。例えば、図2に示すように、表示部13の画面13a上でマウス(入力部2)がドラッグされることにより2DROI15が描画されると、入力解析部3は、2DROI15の形状及び大きさを求める。図2に示す例においては、2DROI15の形状は円形であるため、入力解析部3はその円の半径を求める。2DROI15の形状及び大きさを示す情報は、ROI情報算出部4とROI情報記憶部6に出力され、ROI情報記憶部6に記憶される。
3次元の関心領域(3DROI)の投影方向の厚さを変更するモードにおいては、表示部13に表示されているVR画像上でマウス(入力部2)がドラッグされると、入力解析部3は、そのマウスの移動量に応じた厚さを、3次元関心領域(3DROI)の投影方向の厚さとする。例えば、厚み付きMPR画像の厚さを変更する場合、表示部13に表示されているVR画像上でマウス(入力部2)がドラッグされると、入力解析部3は、そのマウスの移動量に応じた厚さを、厚み付きMPR画像を作成する際の範囲とする。3DROIの投影方向への厚さを示す情報は、ROI情報算出部4に出力される。
2DROIを表示部13の画面上で移動させるモードにおいては、表示部13に表示されている2DROI15内でマウス(入力部2)がドラッグされると、入力解析部3は、2次元画面の座標系(直交座標系)における2DROIの中心点の座標を求める。例えば、図2に示すように、表示部13の画面13aに表示されている2DROI15内でマウス(入力部2)がドラッグされて2DROI15が移動させられると、入力解析部3は、2次元の画面の座標系における2DROI15の新たな中心点14の座標を求める。新たな中心点14の座標は、ROI情報算出部4とROI情報記憶部6に出力され、ROI情報記憶部6に記憶される。
表示部13に表示されているVR画像を回転させて表示させるモードにおいては、表示部13に表示されているVR画像上でマウス(入力部2)がドラッグされると、入力解析部3は、VR画像データの回転行列を求める。回転行例を示す情報は表示条件記憶部8に出力されて記憶される。
または、表示部13に表示されているオパシティカーブをマウス(入力部2)でドラッグすると、入力解析部3はボリュームレンダリングにおけるオパシティカーブ値を求める。オパシティカーブ値はVR条件記憶部7に出力されて記憶される。
上記の各モードの変更については、表示部13に表示されている設定画面のモード指定ボタンを押下することにより、所望のモードを選択することができる。また、あるモードにおける入力や処理などが完了すると、自動的に次のモードが実行されるようにしても良い。さらに、マウス(入力部2)に設置されている複数のボタンを組み合わせ、異なる組み合わせに各モードの実行を割り当てておき、その組み合わせに従ってボタンを押下することで各モードを実行するようにしても良い。
ROI情報算出部4は、入力解析部3から2DROIの中心点14の座標、2DROIの形状及び大きさを示す情報を受けて、3次元関心領域(3DROI)のボリューム座標系(直交座標系)における位置、3DROIの形状及び大きさを求める。つまり、ROI情報算出部4は3DROIの位置及び範囲を求める。
ROI情報算出部4における処理について図3を参照して説明する。図3は、3次元関心領域(3DROI)の範囲を求める処理を説明するための模式図である。ROI情報算出部4は、ボリュームデータにおいて、オパシティ(不透明度)が所定値以上(例えば0.8以上)に設定された領域を基準として3DROIの範囲を求める。ここでは、造影剤が注入された血管16が所定値以上のオパシティ(不透明度)が設定されているものとする。また、所定値以上のオパシティ(不透明度)が設定されている組織を、「不透明な組織」と称する場合がある。
ROI情報算出部4は、2DROI15の中心点14を、投影方向(画面の奥行き方向に相当する)に投影し、その投影方向に存在する不透明な組織(血管16)の中心点Pを3DROIの中心点とし、ボリューム座標系での中心点Pの座標を求める。つまり、ROI情報算出部4は、2DROI15の中心点14を投影方向に投影し、その投影方向に存在する、オパシティ(不透明度)の値が例えば0.8以上に設定された範囲の中心点Pを3DROIの中心点とする。また、図3に示す例においては、オパシティ(不透明度)が0.8以上に設定された範囲、つまり不透明な組織(血管16)の投影方向の厚さを厚さL1とする。
さらに、ROI情報算出部4は3DROIの形状及び大きさを決定する。図3に示す例においては、3DROI18の形状は円柱状の形状をなしている。表示部13の画面13a上に描画された2DROI15の形状が円形状であるため、その円形状の2DROI15を投影方向(画面の奥行き方向)に投影することで円柱状が形成される。そして、投影方向の厚さが決定されることで、3DROI18の形状及び大きさが決定される。ここで、ROI情報算出部4は、3DROI18の投影方向(画面の奥行き方向)の厚さL2を、不透明な組織(血管16)の投影方向の厚さL1以上の厚さとする。この3DROI18の投影方向の厚さL2は、操作者によって任意に決定することができる。
3DROI18の投影方向の厚さL2をROI情報算出部4が自動的に決定する場合は、以下の式にて厚さL2を求める。
3DROIの厚さL2=厚さL1×係数k
ここで、係数kは予め決定された定数であり、例えばk=1.5などの値が用いられる。
図3に示す3DROIの形状は円柱状であったが、円柱以外の形状であっても良い。例えば、表示部13の画面13a上に描画された2DROIの形状が矩形状であった場合は、3DROIの形状は角柱状となる。また、図6の模式図に示すように、3DROI18Aの形状を球状としても良い。3DROIの中心の座標の算出方法など、上述した方法と同じである。3DROI18Aは球状の形状をなしているため、投影方向の厚さL2は3DROI18Aの直径となる。
以上のようにして求められた、3DROI18の中心点Pの座標、3DROIの形状を示す情報、及び3DROIの大きさを示す情報は、ROI情報記憶部6に出力されて記憶される。
ROI情報記憶部6には、入力解析部2及びROI情報算出部4にて求められた関心領域(ROI)に関する情報が記憶されている。例えば、ROI情報算出部4にて求められた、3DROIの中心点Pについてボリューム座標系における座標、3DROIの形状を示す情報(例えば円柱状など)、及び、3DROIの大きさを示す情報がROI情報記憶部6に記憶される。3DROIの大きさを示す情報として、3DROIの投影方向(画面の奥行き方向)への厚さL2が記憶される。また、入力解析部2にて求められた、2DROIの中心点の座標、2DROIの形状及び大きさを示す情報(例えば、円形状の2DROIであれば、その円の半径など)が記憶される。
VR条件記憶部7には、入力部2にて指定されて入力解析部3にて求められた、ボリュームレンダリングに用いられるオパシティカーブ値が記憶される。
表示条件記憶部8には、入力部2にて指定されて入力解析部3にて求められた、ボリュームデータの回転行列が記憶される。
2DROI画像データ作成部9は、ROI情報記憶部6に記憶されている2DROIの形状を示す情報(円形状の2DROIであれば、その円の半径など)に基づいて表示部13で表示するための2DROI画像データを作成する。
VR画像データ作成部10は、ボリュームデータ記憶部5から操作者によって指定されたボリュームデータを読み込み、さらに、ROI情報記憶部6から3DROIの中心位置の座標、3DROIの形状を示す情報、及び、3DROIの大きさを示す情報を読み込み、ボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施すことによりVR画像データを作成する。
VR画像データ作成部10は、ボリュームデータのうち3DROI18が占める領域を除くとともに、投影方向(画面の奥行き方向)の視点から見て、3DROI18の前後の領域を除く領域を対象としてボリュームレンダリングを行う。つまり、3DROI18に含まれるボリュームデータ、及び、投影方向(画面の奥行き方向)における3DROI18の前後に存在するボリュームデータに対してはボリュームレンダリングを行わず、その他の領域にあるボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施す。これにより、3DROI18が占める領域、及び投影方向(画面の奥行き方向)における3DROI18の前後の領域を含まないVR画像データが作成されることになる。なお、VR画像データ作成部10が、この発明の「第2の画像作成手段」の1例として機能する。VR画像データは表示制御部12に出力される。
なお、ROI情報記憶部6に3DROIに関する情報が存在しなければ、VR画像データ作成部10は、ボリュームデータ全体に対してボリュームレンダリングを施すことにより、ボリュームデータ全体のVR画像データを作成する。
MIP画像データ作成部11は、ボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、さらに、ROI情報記憶部6から3DROIの中心位置の座標、3DROIの形状を示す情報、及び3DROIの大きさを示す情報を読み込み、3DROI内に存在するボリュームデータを対象としてMIP処理を施すことによりMIP画像データを作成する。このMIP画像データ作成部11が、この発明の「第1の画像作成手段」の1例として機能する。MIP画像データは表示制御部12に出力される。
具体的には、MIP画像データ作成部11は、図3に示すように、3DROI18内を対象としてMIP処理を施すことによりMIP画像データを作成する。
また、MIP画像データ作成部11は、MIP処理を行う代わりに、3DROI18が占める範囲を対象として、MinIP処理を施すことによりMinIP画像データを作成したり、MPR処理を施すことによりMPR画像データを作成したり、厚み付きMPR画像データを作成したりしても良い。
なお、ROI情報記憶部6に3DROIに関連する情報が存在しない場合は、MIP画像データ作成部11はMIP処理やMPR処理などを行うことはない。
表示制御部12は、2DROI画像データ、VR画像データ、及びMIP画像データを重ねて表示部13の画面13a上に表示させる。このとき、MIP画像が作成されていれば、表示制御部12はVR画像とMIP画像とを重畳させて表示部13に表示させる。一方、MIP画像が作成されていない場合は、VR画像のみが表示部13に表示されることになる。また、MIP画像データ作成部11にて、MIP画像データの代わりに、MinIP画像データ、MPR画像データ、又は厚み付きMPR画像データが作成されていた場合は、表示制御部12はそれらの画像とVR画像とを重畳させて表示部13に表示させる。
表示部13は、液晶ディスプレイやCRTなどで構成されており、VR画像や、VR画像とMIP画像との重畳画像などを表示する。
画像処理装置1は、画像処理プログラムを読み込むことにより、入力解析部3の機能、ROI情報算出部4の機能、画像処理部に属する2DROI画像データ作成部9の機能、VR画像データ作成部10の機能、及びMIP画像データ作成部11の機能を実行する。
(作用)
次に、この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の動作(画像処理方法)について図4を参照して説明する。図4は、この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の動作を順番に示すフローチャートである。
画像処理装置1による処理を行う前提として、X線CT装置などの医用画像診断装置にて被検体のボリュームデータを予め収集して、そのボリュームデータをボリュームデータ記憶部5に記憶しておく。ここでは1例として、被検体の血管に造影剤を注入した状態でスキャンを行ない、造影剤が注入された血管を観察する場合について説明する。
(ステップS01)
まず、ステップS01では、操作者が入力部2を用いて、造影剤が注入された血管及び骨のCT値の範囲(およそ200以上)が不透明となるようにオパシティ(不透明度)を設定する。
(ステップS02)
ステップS02では、VR画像データ作成部10がボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、そのボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施すことによりVR画像データを作成する。このとき、VR画像データ作成部10は、ステップS01にて設定されたオパシティ(不透明度)でボリュームレンダリングを施し、VR画像データを作成する。ステップS01では、操作者が入力部2を用いてオパシティ(不透明度)を設定し、VR画像データ作成部10はそのオパシティ(不透明度)を用いてボリュームレンダリングを行ったが、予め設定されて画像処理装置1に記憶されているオパシティ(不透明度)を用いてボリュームレンダリングを行っても良い。
VR画像データは表示制御部12に出力され、表示制御部12はそのVR画像データに基づくVR画像を表示部13に表示させる。血管や骨が不透明となるようにオパシティ(不透明度)が設定されているため、表示部13には血管や骨を表すVR画像が表示され、操作者は血管や骨を観察することができる。
(ステップS03)
ステップS03では、操作者が表示部13に表示されているVR画像を観察しながら、病変部を指定する。ここでは、造影剤が注入された血管に病変部が存在する場合について説明する。操作者は入力部2(マウス)を用いて表示部13の画面上の病変部をクリックする。例えば、骨と血管とが重なって表示部13に表示され、かつ、血管の手前に骨が存在する場合は、血管を観察できるようにVR画像を回転させて表示部13に表示させる。そして、血管が表示されている状態で、操作者はマウス(入力部2)を用いて血管上の病変部を指定する。
(ステップS04)
ステップS04では、入力解析部3が2次元の画面の座標系(直交座標系)における、クリックされた位置の座標を求め、この座標を2DROIの中心の座標とする。例えば、図2に示すように、表示部13の画面13a上でマウス(入力部2)にて2DROIの中心点14がクリックされると、入力解析部3は、その中心点14について、2次元の画面の座標系(直交座標系)における座標を求める。2DROIの中心点14の座標は、ROI情報算出部4及びROI情報記憶部6に出力され、ROI情報記憶部6に記憶される。
操作者によって中心点14が指定されると、表示制御部12はその中心点14を中心とした円形状のデフォルトの2DROI15を表示部13の画面13a上に表示させる。この2DROI15の形状及び大きさは操作者によって変えることができる。この場合、操作者がマウス(入力部2)をドラッグすると、入力解析部3は、そのドラッグされた範囲の形状及び大きさを2DROIの形状及び大きさとする。2DROI15の形状及び大きさを示す情報は、ROI情報算出部4及びROI情報記憶部6に出力され、ROI情報記憶部6に記憶される。また、2DROI15を移動させた場合は、入力解析部3は、画面の座標系(直交座標系)における2DROI15の新たな中心点14の座標を算出する。この新たな中心点14の座標は、ROI情報算出部4及びROI情報記憶部6に出力され、ROI情報記憶部6に記憶される。
(ステップS05)
ステップS05では、ROI情報算出部4が3次元関心領域(3DROI)の中心の座標を求める。ROI情報算出部4は、入力解析部3から2DROI15の中心点14の座標を受けて、3DROIの中心の座標を求める。具体的には、ROI情報算出部4は、図3に示すように、2DROI15の中心点14を、投影方向(画面の奥行き方向)に投影し、その投影方向に存在する不透明な組織(血管16)の中心点Pを3DROIの中心点とし、その中心点Pのボリューム座標系(直交座標系)での座標を求める。ここでは、オパシティ(不透明度)が所定値(例えば0.8以上)に設定された範囲を不透明な組織とし、血管16がその範囲に含まれる。3DROIの中心の座標は、ROI情報記憶部6に出力されて記憶される。
(ステップS06)
ステップS06では、ROI情報算出部4が3DROIの形状及び大きさを決定することで3DROIの範囲を決定する。図3に示すように、表示部13の画面13a上に描画された2DROI15の形状が円形状であるため、ROI情報算出部4は、その円形状の2DROI15を投影方向(画面の奥行き方向)に投影することで円柱状を形成する。そして、投影方向の厚さL2が決定されることで、3DROI18の形状及び大きさが決定される。
3DROI18の投影方向の厚さL2については、操作者によって任意に指定されても良く、ROI情報算出部4が自動的に決定しても良い。自動的に決定する場合は、図3に示すように不透明な組織(血管16)の投影方向の厚さを厚さL1とした場合、ROI情報算出部4は、3DROI18の厚さL2を式「厚さL2=厚さL1×係数k」によって求める。
以上のように3DROI18の範囲(形状及び大きさ)が決定されると、3DROI18の範囲を示す情報(形状及び大きさ)は、ROI情報記憶部6に出力されて記憶される。
(ステップS07)
ステップS07では、2DROI画像データ作成部9はROI情報記憶部6から2DROIの形状及び大きさを示す情報を読み込んで、その情報に基づいて2DROI画像データを作成する。
またステップS07では、VR画像データ作成部10は、ボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込んで、そのボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施すことによりVR画像データを作成する。このとき、ROI情報記憶部6に記憶されている3DROI18の中心点Pの座標、3DROI18の範囲を示す情報(形状及び大きさ)を読み込む。そして、VR画像データ作成部10は、ボリュームデータのうち3DROI18が占める領域を除くとともに、投影方向(画面の奥行き方向)の視点から見て、3DROI18の前後の領域を除く領域を対象としてボリュームレンダリングを行う。これにより、3DROI18が占める領域、及び投影方向(画面の奥行き方向)における3DROI18の前後の領域を含まないVR画像データが作成されることになる。
さらにステップS07では、MIP画像データ作成部11は、ボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、ROI情報記憶部6から3DROI18の中心点P
の座標、及び3DROI18の範囲を示す情報(形状及び大きさ)を読み込み、3DROI18内を対象としてMIP処理を施すことによりMIP画像データを作成する。具体的には、図3に示すように、MIP画像データ作成部11は、3DROI18内を対象としてMIP処理を施すことによりMIP画像データを作成する。なお、MIP処理の代わりに、MinIP処理、MPR処理、又は厚み付きMPR処理を行っても良い。
(ステップS08)
ステップS08では、表示制御部12が、2DROI画像データに基づく2DROI画像、VR画像データに基づくVR画像、及びMIP画像データに基づくMIP画像を重畳させて表示部13に表示させる。これにより、表示部13の画面には、VR画像上にMIP画像が重ねられて表示され、さらに2DROIマーカが表示される。
重畳表示された画像について図5を参照して説明する。図5は、この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置によって重畳表示された画像を示す図である。表示部13の画面13a上には、VR画像21、MIP画像22、及び2DROI画像23が重畳されて表示されている。VR画像21には骨と造影剤が注入された血管とが表されており、MIP画像22には造影剤が注入された血管のうち3DROI18内に存在する血管が表されている。3DROI18内に存在する血管の手前側には骨が存在するが、3DROI18と重なる範囲については、ボリュームレンダリングが行われていないため、3DROI18内に存在する血管の手前側に存在する骨については描画されることはない。
以上のように、3DROI18に含まれる領域についてはMIP処理が施されて、詳細な診断に適したMIP画像22が表示され、3DROI18の前後に存在する領域についてはボリュームレンダリングが施されないため、3DROI18内に存在する病変部の詳細な画像を観察することが可能となる。また、病変部の周辺組織についてはVR画像21として表示されるため、病変部と周辺組織との位置関係を容易に把握することが可能となる。これにより、病変部の詳細な診断を行いつつ、病変部と周辺組織との位置関係を容易に把握することが可能となる。
なお、操作者が表示部13の画面上で2DROIを移動させたり、VR画像を回転させたりする場合は、以下に説明するステップS09の処理及びステップS10の処理が実行される。
(ステップS09)
ステップS09では、操作者が表示部13に表示されている2DROI画像23をマウス(入力部2)でドラッグして2DROI画像23を移動させる。入力解析部3は、その移動に伴って、2DROIの新たな中心の座標を求める(ステップS04)。そして、上述したようにステップS05からステップS08までの処理が実行されて、異なる関心領域のMIP画像が表示部13に表示されることになる。
(ステップS10)
ステップS10では、操作者が表示部13に表示されているVR画像21をマウス(入力部2)でドラッグしてVR画像を回転させる。入力解析部3は、3DROI18の中心点Pを中心として、操作者によって指定された回転量だけ、VR画像が回転するように回転行列を求め、表示条件記憶部8に記憶させる。
VR画像データ作成部10は、この回転行列に従ってボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施すことにより、指定された回転量だけ回転させられたVR画像データを作成する(ステップS07)。そして、上述したように、ステップS07にて2DROI画像データ及びMIP画像データが作成され、ステップS08にて合成されて表示部12に表示される。
なお、表示部13の画面13a上の2DROIの位置、形状及び大きさについては変更されないため、新たに3DROIが作成され、その範囲についてMIP処理が施されてMIP画像データが作成される。それ以外の領域については、ボリュームレンダリングが施されてVR画像データが作成される。
上記のステップS09とステップS10における処理は、操作者によって操作が行われた場合のみ実行される。従って、この実施形態においては、ステップS09とステップS10における処理を実行しなくても、この発明の効果を奏することが可能である。
また、VR画像データ作成部10が実行するボリュームレンダリングは、平行投影法によるボリュームレンダリングであっても良く、等角投影法によるボリュームレンダリングであっても良い。さらに、3DROI18以外の領域においても、MIP画像データや厚み付きMPR画像データを作成しても良い。
(変形例)
次に、第1の実施形態に係る画像処理装置の変形例について説明する。操作者が入力部2を用いて表示部13の画面13a上の点を指定した場合に、その指定された点の位置に存在する診断部位に応じて、デフォルトの2DROIの形状及び大きさを決定しても良い。例えば、医用画像診断装置で収集したボリュームデータに、被検体のどの範囲をスキャンしたか示す情報(頭部、胸部、腹部、又は全身など)を付帯情報として予め付加しておく。そして、ボリュームデータの各領域(各クラスタ)と診断部位とを対応付けたクラスタリングデータを予め作成して記憶しておく。例えば、心臓や腎臓などを含む範囲で腹部をスキャンした場合、得られたボリュームデータの各領域(クラスタ)と診断部位(心臓や腎臓など)とを対応付けておく。さらに、各診断部位と2DROIの形状及び大きさとを対応付けておく。
ROI情報算出部4は、操作者によって指定された画面13a上の点が、ボリュームデータのどの領域(クラスタ)に属するかを判断し、クラスタリングデータに基づいて、その領域(クラスタ)に対応する診断部位(例えば心臓や腎臓など)を決定する。そして、ROI情報算出部4は、その診断部位(心臓や腎臓など)に対応付けられている2DROIをデフォルトの2DROIの形状及び大きさとする。例えば、腹部で大動脈が指定された場合、大動脈用に登録されている横幅約5cm、縦幅約10cmの楕円状の2DROIをデフォルトの2DROIとする。なお、デフォルトの2DROIの形状及び大きさは、操作者によって新たに登録できるようにしても良い。
また、症状に合わせて3DROIの情報(形状及び大きさ)を予め設定しておき、その3DROIをデフォルトの3DROIとして用いても良い。
なお、診断部位や症状に合わせたデフォルトの2DROIや3DROIを特定するための情報を表示部13に表示させて、操作者にそれらを選択させるようにしても良い。
[第2の実施の形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成について図7を参照して説明する。図7は、この発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
この第2の実施形態に係る画像処理装置30は、ROI情報算出部4の代わりにオブジェクトデータ作成部31を備えている点が第1の実施形態に係る画像処理装置1と異なる。そして、オブジェクトデータ作成部31にて作成されたオブジェクトデータは、オブジェクトデータ記憶部32に記憶される。また、入力解析部3は、第1の実施形態における処理に加えて、オブジェクトデータ作成の条件を作成する。オブジェクトデータ作成部31及びオブジェクトデータ記憶部32以外の構成については、第1の実施形態に係る画像処理装備1の構成と同じであり、同じ処理を実行することが可能である。
第2の実施形態に係る画像処理装置30は、3DROIの範囲の決定手法が第1の実施形態に係る画像処理装置1と異なり、VR画像にMIP画像やMPR画像などを重畳させて表示部13に表示される点は、第1の実施形態に係る画像処理装置1と同じである。
入力部2にてCT値の閾値が入力されると、入力解析部3は、その閾値以上のCT値を持つボクセルを「1」、その閾値未満のCT値を持つボクセルを「0」とするオブジェクトデータ作成条件を作成する。オブジェクトデータ作成条件は、オブジェクトデータ作成部31に出力される。
また、入力部2にて3DROIについての膨張幅が入力されると、入力解析部3は、入力された幅を3DROIの膨張幅とし、その膨張幅をROI情報記憶部6に出力して記憶させる。
オブジェクトデータ作成部31は、入力解析部3から送られるオブジェクトデータ作成条件と、ボリュームデータ記憶部5に記憶されているボリュームデータとに基づいて、オブジェクトデータを作成する。例えば、オブジェクトデータ作成部31は、ボリュームデータについて、設定された閾値以上のCT値を持つボクセルを「1」とし、その閾値未満のCT値を持つボクセルを「0」としてオブジェクトデータを作成する。オブジェクトデータはオブジェクトデータ記憶部32に出力されて記憶される。
造影剤が注入された血管の場合、CT値がおよそ200以上を閾値の範囲とすることにより、造影剤が注入された血管領域を表すオブジェクトデータを作成することができる。但し、血管領域のCT値の範囲には骨領域のCT値の範囲が重なるため、骨領域をMIP処理の対象領域としないように、オブジェクトデータから骨領域を削除して血管領域のみが抽出されたオブジェクトデータを作成する。血管領域のオブジェクトデータを抽出する方法は、既知の方法によって行われる。
2DROI画像データ作成部9は、オブジェクトデータ記憶部32に記憶されているオブジェクトデータと、ROI情報記憶部6に記憶されている膨張幅とを読み込み、オブジェクトデータをその膨張幅分だけ膨張させた範囲を、投影方向(画面に向かう方向)に投影し、得られた輪郭を2DROI画像データとする。例えば、図8の模式図に示すように、オブジェクトデータが占める範囲(血管16に相当する範囲)を膨張幅分だけ膨張させた範囲を3DROI33とし、その範囲を投影方向(画面13aに向かう方向)に投影して得られた輪郭34を2DROI画像とする。
VR画像データ作成部10は、ボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、図8の模式図に示すように、3DROI33を投影方向(画面の奥行き方向)に投影した領域についてはボリュームレンダリングを行わず、それ以外の領域に対してボリュームレンダリングを施す。これにより、3DROI33が占める領域、及び投影方向(画面の奥行き方向)における3DROI33の前後の領域を含まないVR画像データが作成されることになる。
MIP画像データ作成部11は、ボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、オブジェクトデータ記憶部32からオブジェクトデータを読み込み、さらにROI情報記憶部6から膨張幅を読み込んで、オブジェクトデータをその膨張幅分だけ膨張させた範囲を3DROI33として、その3DROI33を対象としてMIP処理を施すことによりMIP画像データを作成する。
(作用)
次に、この発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の動作(画像処理方法)について図9を参照して説明する。図9は、この発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の動作を順番に示すフローチャートである。
第1の実施形態と同様に、医用画像診断装置にて被検体のボリュームデータを予め収集して、そのボリュームデータをボリュームデータ記憶部5に記憶しておく。
(ステップS20)
まず、ステップS20では、操作者が、造影剤が注入された血管及び骨のCT値の範囲(およそ200以上)が不透明となるようにオパシティ(不透明度)を設定する。
(ステップS21)
ステップS21では、VR画像データ作成部10がボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、そのボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施すことによりVR画像データを作成する。このとき、VR画像データ作成部10は、ステップS20にて設定されたオパシティ(不透明度)でボリュームレンダリングを施し、VR画像データを作成する。このVR画像データは表示制御部12に出力され、表示制御部12はそのVR画像データに基づく画像を表示部13に表示させる。
(ステップS22)
ステップS22では、入力部2にてCT値の閾値が入力され、入力解析部3が入力された閾値以上のCT値を持つボクセルを「1」、その閾値未満のCT値を持つボクセルを「0」とするオブジェクトデータ作成条件を作成する。オブジェクトデータ作成条件はオブジェクトデータ作成部31に出力される。
(ステップS23)
ステップS23では、オブジェクトデータ作成部31がボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、入力解析部3から出力されたオブジェクトデータ作成条件に従って、オブジェクトデータを作成する。具体的には、オブジェクトデータ作成部31は、読み込んだボリュームデータについて、設定された閾値以上のCT値を持つボクセルを「1」とし、その閾値未満のCT値を持つボクセルを「0」としたオブジェクトデータを作成する。そして、オブジェクトデータ作成部31は、オブジェクトデータをオブジェクトデータ記憶部32に出力して記憶させる。
(ステップS24)
ステップS24では、操作者が入力部2を用いて3DROIについての膨張幅を入力する。入力解析部3は入力された幅を3DROIの膨張幅とし、その膨張幅をROI情報記憶部6に出力して記憶させる。なお、3DROIの膨張幅の初期値を予め設定してROI情報記憶部6に記憶させておいても良い。膨張幅を予め設定した場合は、操作者は膨張幅を入力する必要がないため、ステップS24での処理は操作者によって膨張幅が入力されたときのみ実行される。
(ステップS25)
ステップS25では、MIP画像データ作成部11が、オブジェクトデータ記憶部22からオブジェクトデータを読み込み、ROI情報記憶部6から膨張幅を読み込んで、オブジェクトデータをその膨張幅分だけ膨張させた範囲を3DROIとする。例えば、図8の模式図に示すように、オブジェクトデータが占める範囲(血管16に相当する範囲)を膨張幅分だけ膨張させた範囲を3DROI33とする。
(ステップS26)
ステップS26では、MIP画像データ作成部11は、ボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、そのボリュームデータに対して3DROI33の範囲を対象としてMIP処理を施すことによりMIP画像データを作成する。
また、ステップS26では、VR画像データ作成部10は、ボリュームデータ記憶部5からボリュームデータを読み込み、そのボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施すことによりVR画像データを作成する。このとき、図8の模式図に示すように、3DROI33を投影方向(画面の奥行き方向)に投影した領域についてはボリュームレンダリングを行わず、それ以外の領域に対してボリュームレンダリングを施す。これにより、3DROI33が占める領域、及び投影方向(画面の奥行き方向)における3DROI33の前後の領域を含まないVR画像データが作成されることになる。
また、2DROI画像データ作成部9は、オブジェクトデータ記憶部32に記憶されているオブジェクトデータを読み込み、さらにROI情報記憶部6から膨張幅を読み込んで、オブジェクトデータをその膨張幅分だけ膨張させた範囲(3DROI33が占める範囲)を、投影方向(画面に向かう方向)に投影して得られた輪郭を2DROI画像とする。例えば、図8に示すように、3DROI33を投影方向(画面13aに向かう方向)に投影した輪郭34を2DROI画像とする。
(ステップS27)
ステップS27では、表示制御部12が、2DROI画像データに基づく2DROI画像、VR画像データに基づくVR画像、及びMIP画像データに基づくMIP画像を重畳させて表示部13に表示される。これにより、表示部13の画面には、VR画像上にMIP画像が重ねられて表示され、さらに2DROIマーカが表示される。
重畳表示された画像について図10を参照して説明する。図10は、この発明の第2の実施形態に係る画像処理装置によって重畳表示された画像を示す図である。表示部13の画面13a上には、VR画像35、MIP画像36、及び2DROI画像37が重畳されて表示されている。VR画像35には骨と造影剤が注入された血管とが表されており、MIP画像36には造影剤が注入された血管のうち、3DROI33内に存在する血管が表されている。3DROI33内に存在する血管の手前側には骨が存在するが、3DROI33と重なる範囲については、ボリュームレンダリングが行われていないため、3DROI33内に存在する血管の手前側に存在する骨については描画されない。
以上のように、3DROI33に含まれる領域についてはMIP処理が施されて、詳細な診断に適したMIP画像36が表示され、3DROI33の前後に存在する領域についてはボリュームレンダリングが施されないため、3DROI33内に存在する病変部の詳細な画像を観察することが可能となる。また、病変部の周辺組織についてはVR画像35として表示されるため、病変部と周辺組織との位置関係を容易に把握することが可能となる。これにより、病変部の詳細な診断を行いつつ、病変部と周辺組織との位置関係を容易に把握することが可能となる。
なお、VR画像を回転させる場合は、以下に説明するステップS28の処理が実行される。
(ステップS28)
ステップS28では、操作者が表示部13に表示されているVR画像をマウス(入力部2)でドラッグしてVR画像を回転させる。入力解析部3は、所定の回転中心点を中心として、操作者によって指定された回転量だけ、VR画像が回転するように回転行列を求め、表示条件記憶部8に記憶させる。
VR画像データ作成部10は、この回転行列に従ってボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施すことにより、指定された回転量だけ回転させられたVR画像データを作成する(ステップS26)。そして、上述したように、ステップS26にて2DROI画像データ、MIP画像データ、及びVR画像データが作成され、ステップS27にて合成されて表示部12に表示される。
この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 血管、周辺組織(骨)、及び表示部の画面の位置関係を説明するための模式図である。 3次元関心領域(3DROI)の範囲を求める処理を説明するための模式図である。 この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の動作を順番に示すフローチャートである。 この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置によって重畳表示された画像を示す図である。 この発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の変形例において、3次元関心領域(3DROI)の範囲を求める処理を説明するための模式図である。 この発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 オブジェクトデータを説明するための模式図である。 この発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の動作を順番に示すフローチャートである。 この発明の第2の実施形態に係る画像処理装置によって重畳表示された画像を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 入力部
3 入力解析部
4 ROI情報算出部
5 ボリュームデータ記憶部
6 ROI情報記憶部
7 VR条件記憶部
8 表示条件記憶部
9 2DROI画像データ作成部
10 VR画像データ作成部
11 MIP画像データ作成部
12 表示制御部
13 表示部
31 オブジェクトデータ作成部
32 オブジェクトデータ記憶部

Claims (14)

  1. 医用画像診断装置にて収集されたボリュームデータに対して、所望の3次元関心領域を所定方向の視点から見た投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成する第1の画像作成手段と、
    前記ボリュームデータのうち前記所望の3次元関心領域、及び前記所定方向の視点から見て前記所望の3次元関心領域の前後の領域、以外の領域を、前記投影面に投影することで第2の3次元画像データを作成する第2の画像作成手段と、
    前記第1の3次元画像データに基づく画像と前記第2の3次元画像データに基づく画像とを重畳させて表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の画像作成手段は、前記所望の3次元関心領域を対象として、MIP処理、MinIP処理、又はMPR処理を施すことにより前記第1の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の画像作成手段は、前記所望の3次元関心領域を対象としてMPR処理を施すことによりMPR画像データを作成し、前記所定方向に複数のMPR画像データを加算して平均することで厚み付きMPR画像データを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2の画像作成手段は、ボリュームレンダリングを施すことにより第2の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記ボリュームデータの全範囲に対してボリュームレンダリングが施されたことにより得られた3次元画像データに基づく画像を前記表示手段に表示させ、さらに、入力手段から前記表示手段の画面上における任意の点の指定を受け付けて、前記表示手段の画面上に前記指定された点を中心とした2次元のROIマーカを表示させ、
    前記第1の画像作成手段は、
    前記2次元のROIマーカが占める範囲を前記所定方向に投影させ、前記ボリュームデータと交わる不透明な組織を基準として3次元関心領域の範囲を求め、前記3次元関心領域を前記投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の画像作成手段は、前記不透明な組織の前記所定方向における中心位置を求め、その中心位置を中心とした所定の厚さの範囲を3次元関心領域の範囲とし、前記3次元関心領域を前記投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記不透明な組織は、オパシティ(不透明度)が所定値以上に設定された領域であることを特徴とする請求項5又は請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記2次元のROIマーカが前記表示手段の画面上で移動させられると、前記第1の画像作成手段は、前記移動に応じて前記3次元関心領域の位置を変えて第1の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記第2の3次元画像データが前記表示手段の画面上で回転させられると、前記第1の画像作成手段は、前記回転に応じて前記所定方向の向きを変えて前記所望の3次元関心領域を投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の画像作成手段は、予め設定されたオブジェクトデータに基づく領域を3次元関心領域として、その3次元関心領域を対象とした第1の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記第1の画像作成手段は、前記オブジェクトデータが占める領域を所定範囲分、膨張させた範囲を3次元関心領域とし、その3次元関心領域を対象とした第1の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記第1の画像作成手段は、診断部位又は症状に合わせて予め設定された3次元関心領域を対象とした第1の3次元画像データを作成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  13. コンピュータに、
    医用画像診断装置にて収集されたボリュームデータに対して、所望の3次元関心領域を所定方向の視点から見た投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成する第1の画像作成機能と、
    前記ボリュームデータのうち前記所望の3次元関心領域を除くとともに、前記所定方向の視点から見て、前記所望の3次元関心領域の前後の領域を除く領域を、前記投影面に投影することで第2の3次元画像データを作成する第2の画像作成機能と、
    前記第1の3次元画像データに基づく画像と前記第2の3次元画像データに基づく画像とを重畳させて表示手段に表示させる表示制御機能と、
    を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  14. 医用画像診断装置にて収集されたボリュームデータに対して、所望の3次元関心領域を所定方向の視点から見た投影面に投影することで第1の3次元画像データを作成する第1の画像作成ステップと、
    前記ボリュームデータのうち前記所望の3次元関心領域を除くとともに、前記所定方向の視点から見て、前記所望の3次元関心領域の前後の領域を除く領域を、前記投影面に投影することで第2の3次元画像データを作成する第2の画像作成ステップと、
    前記第1の3次元画像データに基づく画像と前記第2の3次元画像データに基づく画像とを重畳させて表示手段に表示させる表示ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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