JP2003168231A - 光ディスク装置及びディスクチルト検出方法 - Google Patents
光ディスク装置及びディスクチルト検出方法Info
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- JP2003168231A JP2003168231A JP2001364811A JP2001364811A JP2003168231A JP 2003168231 A JP2003168231 A JP 2003168231A JP 2001364811 A JP2001364811 A JP 2001364811A JP 2001364811 A JP2001364811 A JP 2001364811A JP 2003168231 A JP2003168231 A JP 2003168231A
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Abstract
ルトを検出する装置及び方法を提供する。 【解決手段】 フォーカスエラー検出回路OP2はディ
スク61の光ビーム反射光からフォーカスエラーを検出
しフォーカスエラー信号FEを発生する。フォーカシン
グ制御回路87はフォーカスエラー信号FEを位相補償
するためのフォーカス制御信号Fcを発生する。直流検
出回路69aはフォーカス制御信号Fcの直流バイアス
成分を検出する。微分回路部69bは前記直流バイアス
成分を微分し、微分結果をディスクチルトDfとして提
供する。
Description
光ディスクに対しデータの記録再生を行う光ディスク装
置に関し、特にディスクチルトすなわち光ピックアップ
に対するディスク記録面の相対的傾き角を検出する方法
に関する。
とトラックピッチの縮小を基本として達成される。又、
ディスクにレーザビームを照射する光学系も、高密度化
と同時にビームスポット径の縮小が要求される。ビーム
スポット径は、光源の波長に比例し、対物レンズの開口
数(NA)に反比例する。したがって高密度化に伴い光
源の波長は短波長化する必要がある。
クチルトが記録/再生に与える影響は大きくなる。ディ
スクにチルトが生じていると、信号記録特性が低下し、
信号再生時のクロストークが増加するので、従来DVD
−R/RW/RAMなど記録を行う光ディスク装置では
チルトサーボによる補償が行われている。このチルトサ
ーボではチルトがなくなるように、光ピックアップが制
御される。
チルトを検出するには、専用のチルトセンサを光ピック
アップに搭載する必要があった。チルトセンサは、例え
ばLED発光部とフォトディテクタとにより構成され、
ディスク面からの反射光を受光素子により検出する。こ
の検出信号に基づいて、光ビームを集光するレンズのチ
ルトが制御され、ディスクのチルトが補正される。
いては、専用のチルトセンサとセンサ信号処理回路を必
要とするため、装置の部品コストUPが避けられなかっ
た。また、チルトセンサの検出精度を上げるため、セン
サの取り付け位置及び角度の精度を厳しく管理する必要
があった。
めに成されたものであり、専用のチルトセンサを用いず
に、ディスクチルトを検出する装置及び方法を提供する
ことを目的とする。
は、ディスクに照射された光ビームの反射光からフォー
カスエラーを検出し、前記光ビームを前記ディスクにジ
ャストフォーカスされるためのフォーカス制御信号を発
生させるフォーカシング制御手段と、前記フォーカシン
グ制御手段から提供されるフォーカス制御信号のバイア
ス成分を検出するバイアス検出手段と、前記バイアス検
出手段により検出されたバイアス成分を微分し、前記デ
ィスクのチルト補正量を検出する微分手段とを具備す
る。
ス成分を検出する手段、及びバイアス成分を微分する手
段を具備することにより、ディスクのチルトに比例した
信号を得ることができ、この信号はチルト補正信号の生
成に適用される。この結果、従来のような専用のチルト
センサを削除でき、コストダウン、調整工程の簡略化が
できる。
回路を流用するため小規模の回路追加ですむ。更に、製
造工程での特別な調整も必要としない等のメリットがあ
る。
施の形態について詳細に説明する。
の構成を示すブロック図である。
にはスパイラル状にランドトラック及びグルーブトラッ
クが形成されており、このディスク61はスピンドルモ
ータ63によって回転駆動される。
は、光ピックアップ65によって行われる。光ピックア
ップ65は、スレッドモータ66とギアを介して連結さ
れており、このスレッドモータ66はスレッドモータ制
御回路68により制御される。
路69が接続され、この速度検出回路69により検出さ
れる光ピックアップ65の速度信号がスレッドモータ制
御回路68に送られる。スレッドモータ66の固定部
に、図示しない永久磁石が設けられており、駆動コイル
67がスレッドモータ制御回路68によって励磁される
ことにより、光ピックアップ65が光ディスク61の半
径方向に移動する。
ヤ或いは板バネによって支持された対物レンズ70が設
けられる。対物レンズ70は駆動コイル72の駆動によ
りフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が
可能で、又駆動コイル71の駆動によりトラッキング方
向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能であ
る。
により、半導体レーザダイオード79からレーザ光が発
せられる。半導体レーザダイオード79から発せられる
レーザ光は、コリメータレンズ80、ハーフプリズム8
1、対物レンズ70を介して光ディスク61上に照射さ
れる。光ディスク61からの反射光は、対物レンズ7
0、ハーフプリズム81、集光レンズ82、およびシリ
ンドリカルレンズ83を介して、光検出器84に導かれ
る。
a〜84dから成る。光検出セル84a〜84dの出力
信号は、電流/電圧変換用のアンプ85a〜85d、加
算器86a〜86dを介して差動アンプOP1、OP2
に供給される。
bの両出力信号の差に応じた、フォーカスエラー信号F
Eを出力する。この出力はフォーカシング制御回路87
に供給される。フォーカシング制御回路87の出力信号
は、フォーカシング駆動コイル72に供給される。これ
により、レーザ光が光ディスク61の記録膜上に常時ジ
ャストフォーカスとなる制御がなされる。
dの両出力信号の差に応じたトラッキングエラー信号T
Eを出力する。この出力はトラッキング制御回路88に
供給される。トラッキング制御回路88は、差動アンプ
OP1からのトラッキングエラー信号に応じてトラック
駆動信号を生成する。
トラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル7
1に供給される。又、トラッキング制御回路88で用い
られるトラッキングエラー信号が、スレッドモータ制御
回路68に供給される。
グ制御がなされることで、光検出器84の各光検出セル
84a〜84dの出力信号の和信号には、つまり加算器
86c、86dの両出力信号を加算する加算器86eの
出力信号には、記録情報に対応して光ディスク61のト
ラック上に形成されたピットなどからの反射率の変化が
反映される。この信号は、データ再生回路78に供給さ
れる。データ再生回路78は、PLL回路76からの再
生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。
物レンズ70が制御されているとき、スレッドモータ制
御回路68により、対物レンズ70が光ピックアップ5
内の中心位置近傍に位置するようスレッドモータ66つ
まり光ピックアップ65が制御される。
ディスク61の”反り”つまり記録面の傾きに応じてレ
ンズ71が傾くように、レンズチルトを本発明に従って
制御する。チルト制御回路69はこの制御をフォーカス
エラー信号FEに基づいて行う。
回路68、レーザ制御回路73、PLL回路76、デー
タ再生回路78、フォーカシング制御回路87、トラッ
キング制御回路88、チルト制御回路69等は、サーボ
制御回路として1つのLSIチップ内に構成することが
でき、又これら回路はバス89を介してCPU90によ
って制御される。CPU90はインターフェース回路9
3を介してホスト装置94から提供される動作コマンド
に従って、この記録再生装置を総合的に制御する。また
CPU90は、RAM91を作業エリアとして使用し、
ROM92に記録された本発明を含むプログラムに従っ
て所定の動作を行う。
明する。
が装着されると、チルトの初期設定が行われる。この初
期設定ではディスク最内周でのチルトが検出される。図
2はこの検出動作を説明するための図であって、横軸は
レンズチルト制御値T、縦軸はトラッキングエラー信号
の振幅ピーク値Tpである。
ク表面上でジャストフォーカスとなっているとき、トラ
ッキングエラー信号として交流信号が得られる。このト
ラッキングエラー信号は、トラッキング制御を行ってい
ない場合に、光ビームスポットがディスク上のトラック
を横切ることにより発生される信号である。従ってトラ
ッキングエラー信号は、光ビームスポットが単位時間に
横切るディスク上のトラック数に対応する周波数を有す
る。
チルトを例えば−α°から+α°まで変化させると、ト
ラッキングエラー信号TEの振幅ピーク値が図2のよう
に変化する。図2ではチルトがT0°のとき、トラッキ
ングエラー信号TEのピーク振幅値が最も大きい。すな
わち、光ビームの反射光がもっとも効率よく光検出セル
84a〜84dに入射している。このときのレンズチル
トT0がチルト制御の初期値である。
ャートである。
90は光ビームスポットがディスク最内周に位置するよ
うに、ピックアップ65を移動する。次にステップST
002のように変数a及びVpmに0を代入し、ステッ
プST003ではaを1(°)だけ増加する。
はチルト制御回路69を用いてレンズチルトTを「−α
+a」に制御する。ステップST005では、トラッキ
ングエラー信号TEの振幅ピーク値TpがVpmより大
きいか判断する。TpがVpmより小さい場合(NOの
場合)、フローはステップST007に移行し、大きい
場合(YESの場合)、ステップST006のようにV
pmに振幅ピーク値Tpを代入し、最適チルトT0に現
在のチルト「−α+a」を代入する。
は「−α+a」が+α以上か判断する。「−α+a」が
+α以上でない場合(NOの場合)、フローはステップ
ST003に戻り、CPU90はaに「a+1」を代入
する。このようにして、「−α+a」が+α以上となる
まで、ステップST003〜ST007の処理が繰り返
される。従って、変数VpmはステップST004のよ
うにチルト角を変更して得られるTpの値の中で、最も
大きな値を示す。
以上になった場合(YESの場合)、CPU90はチル
ト制御回路69を用いて、レンズ70のチルトをT0に
設定する。この結果、レンズ70の光軸とディスク垂線
は一致し、この初期設定処理が終了する。
原理を説明するための図である。図4(a)に示すよう
に、ディスク61に反りがある場合、フォーカス制御系
は、ディスク記録面に光ビームの合焦点位置を合わせる
ように、対物レンズをディスクの反りの方向に変位させ
る。このとき、ディスクの反りに応じて、フォーカス駆
動信号に直流バイアス成分が発生する。図4(b)は、
このバイアス成分(フォーカス変位量)を横軸半径位置
に対応させて示している。最内周位置R0でのバイアス
成分はVb0、ディスク半径位置R1ではVb1、ディ
スク半径位置R2ではVb2である。
示す。この図から、微分出力結果は、ディスクのチルト
に比例することがわかる。したがって、このフォーカス
変位の傾きを測定することにより、ディスクに対するチ
ルト補正量を検出することができる。
すブロック図である。
微分回路部69b、駆動部69cを含む。直流検出部6
9aはフォーカス制御信号Fcの直流バイアス成分Bf
を検出し、微分回路69bは直流バイアス成分Bfの微
分値Dfを求める。微分回路69bはディスク回転数近
傍の遮断周波数を有する。微分値Dfはディスクチルト
に比例した信号である。駆動部69cは微分値Dfに対
応するチルト補正信号Tcを発生する。この補正信号T
cは駆動コイル71、72を含むチルトアクチュエータ
に供給され、チルト補正が行われる。尚、上記直流検出
及び微分値検出はデジタル演算処理により行われる。従
ってフォーカス制御信号Fcはフォーカシング制御回路
84から提供されるデジタル信号である。
チャートである。このチルト補正はディスク61に対す
るデータの記録又は再生中、常に行われる。
カシング制御回路87は、フォーカスエラー信号FEか
らフォーカス制御信号Fcを生成する。ステップST0
12において、チルト制御回路69の直流検出部69a
はフォーカス制御信号Fcから、図4(b)に示すよう
な直流バイアス成分Bfを検出し、微分回路部69bに
出力する。
69bは直流バイアス成分Bfの変化から、図4(c)
に示すような微分値を求める。例えば微分回路部69b
は現在の直流バイアス成分Bf及び前回のチルト補正時
に検出された直流バイアス成分Bfから微分値を求め
る。
cは微分回路部69bによって求められた微分値Dfに
チルト制御の初期値すなわちレンズチルトT0を加えた
値からチルト補正信号Tcを発生し、チルトアクチュエ
ータを駆動する。
ーカス制御機構を有するディスクドライブ装置全般に適
応可能な方式である。
置にチルトセンサを設ける必要がなく、チルトセンサの
取り付け及び調整工程も省略できるので、装置のコスト
ダウンが可能である。
すブロック図。
するための図。
路、70…対物レンズ、71、72…レンズ駆動コイ
ル、79…レーザーダイオード、80…コリメータレン
ズ、81…ハーフプリズム、82…集光レンズ、83…
シリンドリカルレンズ、84a〜84d…光検出セル、
85a〜85d…電流/電圧変換アンプ、86a〜86
d…加算器
Claims (5)
- 【請求項1】ディスクに照射された光ビームの反射光か
らフォーカスエラーを検出し、前記光ビームを前記ディ
スクにジャストフォーカスされるためのフォーカス制御
信号を発生させるフォーカシング制御手段と、 前記フォーカシング制御手段から提供されるフォーカス
制御信号のバイアス成分を検出するバイアス検出手段
と、 前記バイアス検出手段により検出されたバイアス成分を
微分し、前記ディスクのチルト補正量を検出する微分手
段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項2】ディスクに照射された光ビームの反射光か
らフォーカスエラーを検出し、前記光ビームを前記ディ
スクにジャストフォーカスされるためのフォーカス制御
信号を発生させるフォーカシング制御手段と、 前記フォーカシング制御手段から提供されるフォーカス
制御信号のバイアス成分を検出するバイアス検出手段
と、 前記バイアス検出手段により検出されたバイアス成分を
微分し、前記ディスクのチルト補正量を検出する微分手
段と、 前記微分手段によって検出された前記チルト補正量に基
づいてチルト補正するチルト補正手段とを具備すること
を特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項3】前記光ビームを前記ディスク最内周に移動
する移動手段と、 前記光ビームを集光するレンズのレンズチルトを所定の
範囲内で変更するチルト変更手段と、 前記ディスクの反射光からトラッキングエラーを検出
し、トラッキングエラー信号を発生するトラッキングエ
ラー検出手段と、 前記チルト変更手段により前記レンズチルトが変更され
ているとき、前記トラッキングエラー検出手段から提供
される前記トラッキングエラー信号の振幅ピーク値が最
大になる最適レンズチルトを検出するチルト検出手段
と、 前記チルト検出手段により検出された前記最適レンズチ
ルトを、前記チルト補正手段のレンズチルトの初期値と
して設定する設定手段とを具備することを特徴とする請
求項2記載の光ディスク装置。 - 【請求項4】ディスクに照射された光ビームの反射光か
らフォーカスエラーを検出し、前記光ビームを前記ディ
スクにジャストフォーカスされるためのフォーカス制御
信号を発生させるステップと、 発生された前記フォーカス制御信号のバイアス成分を検
出するステップと、 検出された前記バイアス成分を微分し、前記ディスクの
チルト補正量を検出するステップとを具備することを特
徴とするディスクチルト検出方法。 - 【請求項5】ディスクに照射された光ビームの反射光か
らフォーカスエラーを検出し、前記光ビームを前記ディ
スクにジャストフォーカスされるためのフォーカス制御
信号を発生させるステップと、 発生された前記フォーカス制御信号のバイアス成分を検
出するステップと、 検出された前記バイアス成分を微分し、前記ディスクの
チルト補正量を検出するステップと、 検出された前記チルト補正量に基づいてチルト補正する
ステップとを具備することを特徴とするディスクチルト
検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001364811A JP3607670B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 光ディスク装置及びディスクチルト検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001364811A JP3607670B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 光ディスク装置及びディスクチルト検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003168231A true JP2003168231A (ja) | 2003-06-13 |
JP3607670B2 JP3607670B2 (ja) | 2005-01-05 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001364811A Expired - Fee Related JP3607670B2 (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 光ディスク装置及びディスクチルト検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3607670B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7313058B2 (en) | 2004-04-30 | 2007-12-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical disk device and method for controlling optical disk |
-
2001
- 2001-11-29 JP JP2001364811A patent/JP3607670B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7313058B2 (en) | 2004-04-30 | 2007-12-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical disk device and method for controlling optical disk |
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---|---|
JP3607670B2 (ja) | 2005-01-05 |
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