JP4520906B2 - タンジェンシャルチルト検出装置および光ディスク装置 - Google Patents
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Description
具体的には、チルト補正機構では、光ディスクの傾き(ディスクチルト)と対物レンズまたは光ピックアップ装置の傾きとを個別に検出し、その差が0となるように制御するか、或いは、光ディスクと対物レンズまたは光ピックアップ装置との傾き(相対チルト)を直接検出し、その値を0となるように制御している。
そのため、光ディスクの高密度化に対応するためには、光ディスク装置に高精度のチルト補正機構を配設することが不可欠となり、それに伴い高い精度でチルトを検出することが必要となる。特に、青紫色レーザを用いるシステムにおいては、上記したラジアルチルトのみならず、タンジェンシャルチルトに関しても高精度に検出することが必須となる。
また、他の目的は、安価に光ディスク装置を提供することにある。
[実施の形態1]
図1は本実施の形態が適用される光ディスク装置20の構成を示したブロック図である。図1に示す光ディスク装置20は、情報記録媒体としての光ディスク15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置(光ピックアップ)23、光ピックアップ装置23をスレッジ方向(光ディスク15の半径方向)に移動させるシークモータ21、レーザ制御回路24、エンコーダ25、駆動制御回路26、信号処理回路28、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40およびRAM41により主要部が構成されている。
また、対物レンズ51には、不図示の支持ホルダを介して、対物レンズ51をトラッキング方向にシフトさせるトラッキングアクチュエータ511、対物レンズ51をフォーカス方向にシフトさせるフォーカシングアクチュエータ512が連結されている。
受光素子237は、検出領域が複数に分割された多分割検出器(例えば、4分割検出器)であり、各検出領域の出力信号を受光量に応じた光電変換信号として信号処理回路28に出力する。
また、デコーダ28eは、RF信号検出回路28dにて検出されたRF信号に対して、復調および誤り訂正処理等の再生処理を行なう。さらに、デコーダ28eでは、再生データが音楽データ以外(例えば、画像データや文書データ等)の場合に、再生データに付加されたチェックコードに基づいてエラーチェックおよびエラー訂正処理を行ない、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。
そして、PU制御回路26aは、サーボ信号検出回路28bからの制御信号に基づいて、光ピックアップ装置23のフォーカシングアクチュエータ512およびトラッキングアクチュエータ511を駆動する。また、後段で説明する光ピックアップ装置23のチルト補正部238(図6参照)を駆動する。
また、SPモータ制御部26cは、CPU40の指示に基づいて、光ディスク15の線速度が一定(CLV:Constant Linear Velocity)、または回転数が一定(CAV:Constant Angular Velocity)となるようにスピンドルモータ22を制御する。さらに、シークモータ制御部26bは、CPU40の指示に基づいて、シークモータ21を駆動し、光ピックアップ装置23のスレッジ方向(光ディスク15の半径方向)の位置を制御する。
レーザ制御回路24は、エンコーダ25からの書き込みデータに基づいて、光ピックアップ装置23のレーザダイオード231の出力を制御する。
インターフェース38は、上位装置90であるホスト(例えば、パーソナルコンピュータ)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)やSCSI(Small Computer System Interface)等の標準インターフェースに準拠している。
また、CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されているプログラムに従って上記した各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM41に保存する。
まず、光ディスク15が光ディスク装置20にセットされ、CPU40がインターフェース38を介してパーソナルコンピュータ等の上位装置90から再生要求信号を受信すると、所定の再生速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号を駆動制御回路26のスピンドルモータ(SPモータ)制御回路26cに出力する。
さらに、レーザダイオード231から再生発光が行なわれる際には、CPU40は信号制御回路26からの信号に基づいて、光ピックアップ装置23から照射されるレーザ光の光軸方向と、レーザ光の照射位置における光ディスク15面に垂直な方向との間のずれ(以下、「チルト」ともいう。)を検出し、PU制御回路26aを介して光ピックアップ装置23のチルト補正を行なう。
また、CPU40は、所定の読み込み開始地点に光ピックアップ23が位置するように光ピックアップ23のシーク動作を指示する信号を、駆動制御回路26のシークモータ制御回路26bからシークモータ21に出力する。
さらに、CPU40は、信号処理回路28からのアドレス情報に基づいて、光ピックアップ装置23の位置が読み込み開始地点であると判断すると、光ピックアップ装置23を介して、光ディスク15のデータ領域のデータを再生する。
このようにして、本実施の形態の光ディスク装置20において、光ディスク15のデータが再生される。
まず、光ディスク15が光ディスク装置20にセットされ、CPU40がインターフェース38を介してパーソナルコンピュータ等の上位装置90から記録要求を受信すると、信号処理回路28のI/Vアンプ28aで検出した信号を用いて、ウォブル信号検出回路28cにおいてウォブル信号を生成し、デコーダ28eにおいて記録媒体固有情報を復調する。CPU40は、これらの情報を元に、記録動作の条件となるスピンドル回転のクロック周波数や記録クロック周波数を算出する。そして、CPU40は、算出されたクロック周波数や記録クロック周波数を設定値として、記録に適した記録速度に基づいてスピンドルモータ22の回転を制御するための制御信号を駆動制御回路26のSPモータ制御回路26cに出力する。それと共に、記録に適した最短マーク長から算出された記録クロック周波数の設定値を出力することによって、これをエンコーダ25の動作クロックとして用いたり、レーザ制御回路24の記録クロックとして用いることで、光ディスク15へ照射する記録パルス列を生成している。
さらに、レーザダイオード231から記録発光が行なわれる際には、CPU40は信号制御回路26からの信号に基づいて、光ピックアップ装置23から照射されるレーザ光の光軸方向と、レーザ光の照射位置における光ディスク15面に垂直な方向との間のずれ(チルト)を検出し、PU制御回路26aを介して光ピックアップ装置23のチルト補正を行なう。
一方、CPU40は、上位装置90から出力されたデータをバッファマネージャ37を介してバッファRAM34に蓄積する。バッファRAM34に蓄積されたデータ量が所定の値を超えると、バッファマネージャ37はCPU40に通知する。
このようにして、本実施の形態の光ディスク装置20において、光ディスク15にデータが記録される。
本実施の形態の光ディスク装置20では、光ディスク15の記録面から反射されたレーザ光の光量の自己相関係数を計算して、得られた自己相関係数に基づいてタンジェンシャルチルトの大きさ(タンジェンシャルチルト値)を検出することを特徴としている。
レーザ光の光量の自己相関係数qを導出するための自己相関関数は、次の(1)式で表される。
q=(1/N)・Σ(x(t)・x(t+τ)) …(1)
ただし、t=M〜M+N。
また、Mはタンジェンシャルチルトの検出地点、Nはタンジェンシャルチルトの検出範囲、τは自己相関関数のラグを表す。
さらに、RF信号とRF信号に加工を加えたものとの間で相関をとる方法や、時間軸に限定した条件でRF信号間の相関をとり、タンジェンシャルチルトを検出する方法と比較しても、自己相関をとる本実施の形態の方式では、同じ信号系列に対する相関をとるため、時系列にランダムな白色ノイズに対してはまったく感度を持たないこととなり、高精度なチルト検出が可能となる。
また、図4は、ラジアルチルトに相当するラジアル方向のコマ収差(ラジアルコマ収差)に対応する自己相関係数の変化を示した図である。図4に示したように、ラジアルチルトに対してはほとんど変化がないので、タンジェンシャルチルトのみを検出することが可能である。さらに、図5は、白色ノイズ(C/N)を再生信号に印加した場合の自己相関係数の変化を示した図である。図5に示したように、白色ノイズは時系列にランダムであるため、自己相関係数には何ら影響を与えず、ノイズによらず高精度にタンジェンシャルチルトの検出が可能である。さらに、メディア(光ディスク15)に傷やゴミなどによる特徴的パターンがあり、再生信号自体は劣化した場合にも、そのパターンを自己相関関数は検出し、チルト検出を行なう。そのため、それらのノイズにより、タンジェンシャルチルトの検出精度は逆に向上する。
このように、本実施の形態の光ディスク装置20では、外乱の影響を受けず、タンジェンシャルチルトの検出を極めて高精度に行なうことが可能である。
図6は、タンジェンシャルチルト検出およびタンジェンシャルチルト補正を行なう機構を説明する光ディスク装置20の概略構成図である。スピンドルモータ22により光ディスク15は回転し、光ピックアップ装置23から出射したレーザ光は、光ピックアップ装置23内の対物レンズ51を通って光ディスク15記録面上に集光されて、情報の記録/再生が行われる。
そして、得られたタンジェンシャルチルト値からタンジェンシャルチルト信号を生成して、駆動制御回路26のPU制御回路26aに出力し、光ピックアップ装置23に設けられたチルト制御手段としてのチルト補正部238にチルト補正角を指定する。ここで、光ピックアップ装置23のチルト補正部238は、例えば対物レンズ51または光ピックアップ装置23全体を光ディスク15面に対して傾斜させるように構成されている。
この場合に、光ディスク15の周内変動に対応させるために、例えば、予め上記した方法により、光ディスク15の複数の回転角における自己相関係数が最低となる傾斜角を検出・記憶しておき、記録再生時に、その記憶された情報に基づき最適傾斜角をチルト補正部238に指定するように設定することができる。さらに、記録再生時に、再生信号品質が許容できる範囲で、現時点での傾斜角より光ディスク15面に向けて正方向、負方向に対物レンズ51または光ピックアップ装置23全体を一定量だけ揺動させ、自己相関係数が小さくなる方向に最低となる傾斜角を検出することもできる。
そして、光ピックアップ装置23のチルト補正部238が、CPU40により指定された傾斜角(チルト角)に対物レンズ51または光ピックアップ装置23全体を傾斜させることにより、光ピックアップ装置23から照射されるレーザ光の光軸とレーザ光の照射位置における光ディスク15面とを垂直に保ち、光ディスク15のチルトを補正する。
また、チルト補正部238は、チルトエラーにより生じるコマ収差を、光ピックアップ装置23中の光源から対物レンズに至る光路中において、例えば液晶素子を用いて、波面収差を発生させ補正することも可能である。
また、データが記録されていない未記録光ディスクでは、RF信号を得ることはできないため、受光素子237の差信号であるPP(Push-Pull)信号を用いる。この場合には、例えばラジアル方向(光ディスク15の半径方向)に2分割された受光素子237の各検出領域からの出力信号の差を検出する減算器によりPP信号を得る。このように、PP信号を用いれば、未記録光ディスクにおいても、タンジェンシャルチルト値の検出が可能となる。
その他、タンジェンシャルチルトを検出することを考え、例えばタンジェンシャル方向(光ディスク15のトラックの接線方向)に2分割された受光素子237の各検出領域からの出力信号の差を検出する減算器により得られる、タンジェンシャル方向に感度の良いTPP(Tangential Push-Pull)信号、または、受光素子237の分割された検出領域単体の信号を用いても良い。
なお、ここではRF信号を用いる場合を説明するが、PP信号やTPP信号等を用いる場合も同様である。
そして、以下に述べるように、遅延部401の遅延時間、つまり演算に用いる自己相関関数のラグを光ディスク15面上のレーザスポットの第1回折リングに一致させることで、自己相関係数からタンジェンシャルチルトの大きさ(タンジェンシャルチルト値)を得ることが可能である。すなわち、自己相関関数のラグを、レーザスポットの第1回折リングの半径を光ディスク15の線速度で割った値に設定することで、自己相関係数からタンジェンシャルチルト値を得る。
その後、レーザ光の光軸のタンジェンシャルチルトが光ディスク15と垂直になるように戻し(S6)、自己相関関数のラグτを変化させ(S9)、もう一度ステップS1からの処理を繰り返す。目的の第1回折リングR1が存在すると思われるラグ範囲が終了した場合には(S7)、すべてのチルトに対して自己相関係数差(C)が正であり、かつ各チルトの自己相関係数差((C))が最大になるラグτを採用して(S8)、処理を終了する。
τ’=v’/v×τ …(2)
実施の形態1の光ディスク装置1では、タンジェンシャルチルト値の検出に用いる自己相関係数をCPU40によりデジタル的に演算して導出したが、本実施の形態では、自己相関係数を演算する自己相関演算回路を信号処理回路28内に設けて、自己相関係数を導出する構成について説明する。なお、本実施の形態2では、上記した実施の形態1の光ディスク装置1と同様の構成については、重複した説明を省略する。
入力されたRF信号は、遅延素子411を通過し、所定時間の遅延がかかったRF信号は、乗算器412に入力され、RF信号との積がとられる。その後、所定のカットオフ周波数を持つフィルター部としてのLPF(Low Pass Filter)413を通過させることにより、自己相関係数が得られる。
そして、自己相関係数は自己相関演算回路28fからCPU40に出力され、実施の形態1と同様に、遅延素子411の遅延時間、つまり演算する自己相関関数のラグを光ディスク15面上のスポットの第1回折リングに一致させることで、自己相関係数からタンジェンシャルチルトの大きさ(タンジェンシャルチルト値)を得ることが可能である。したがって、本実施の形態では、主として自己相関演算回路28fとCPU40によりタンジェンシャルチルト検出装置が構成される。
このように、本実施の形態の光ディスク装置では、安価なアナログ回路での構成が容易なLPFを用いることができるので、タンジェンシャルチルトの検出を極めて高精度に行なうことが可能となると同時に、製造コストを抑えることもできる。
実施の形態1の光ディスク装置1では、演算する自己相関関数のラグを光ディスク15面上のレーザ光のスポットの第1回折リングに一致させることでタンジェンシャルチルト値を得たが、本実施の形態では、レーザ光のスポットの第2回折リング以上の高次の回折リングを用いて自己相関関数のラグを設定し、タンジェンシャルチルト値を得る構成について説明する。なお、本実施の形態3では、上記した実施の形態1の光ディスク装置1と同様の構成については、重複した説明を省略する。
この場合、例えば、自己相関演算回路501のラグはディスク回転線速度を考慮した場合のメインスポットMSと第1回折リングR1とに対応する時間、自己相関演算回路502のラグはメインスポットMSと第2回折リングR2とに対応する時間、自己相関演算回路503のラグはメインスポットMSと第3回折リングR3とに対応する時間として設定され、すべての自己相関演算回路501、502、503からの出力を加算することにより、タンジェンシャルチルト信号が出力される。
そのため、本実施の形態の光ディスク装置では、第1回折リングR1のみを使用してタンジェンシャルチルトを検出した場合と比較して、より高精度なタンジェンシャルチルトの検出が可能となる。
なお、本実施の形態では、チルト検出装置50は、実施の形態1の信号処理回路28に配設した場合を示したが、CPU40内においてデジタル的に構成することもできる。
21 シークモータ、22 スピンドルモータ、23 光ピックアップ装置、
24 レーザ制御回路、25 エンコーダ、26 駆動制御回路、
28 信号処理回路、34 バッファRAM、37 バッファマネージャ、
38 インターフェース、39 フラッシュメモリ、40 CPU、
41 RAM、238 チルト補正部、401 遅延部、402 乗算部、
403 加算部、411 遅延素子、412 乗算器、413 LPF、
501,502,503 自己相関演算回路(自己相関演算部)、504 加算器。
Claims (17)
- 光ディスクの記録面にレーザ光を照射するとともに記録面からの反射光の光量を検出する受光素子を有する光ピックアップにより、該光ディスクに照射された光と当該光ディスク面に垂直な方向との間で生じるタンジェンシャル方向の傾きを検出するタンジェンシャルチルト検出装置であって、
前記受光素子が検出した反射光の光量と、前記光ディスクに照射された光が当該光ディスク上で形成する光スポットの回折リング半径を当該光ディスクの線速度で割った値を信号間の時間差として遅延させた反射光の光量から前記光ディスクからの反射光の光量の自己相関係数を算出する自己相関演算手段と、
前記自己相関演算手段により算出された自己相関係数に基づいて、前記光ディスクのタンジェンシャル方向の傾きを検出するチルト検出手段と、
を備えたことを特徴とするタンジェンシャルチルト検出装置。 - 前記自己相関演算手段は、前記反射光の光量を光電変換して得られた光量信号を所定時間だけ遅延させて出力する遅延部と、当該光量信号と当該遅延部からの出力信号との積を算出して出力する乗算部と、当該乗算部からの出力信号の所定の加算時間における和を算出して出力する加算部と、を有することを特徴とする請求項1記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記自己相関演算手段の前記加算部は、前記加算時間が前記光ディスクの回転周期の1/4以下に設定されたことを特徴とする請求項2記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記自己相関演算手段は、前記反射光の光量を光電変換して得られた光量信号を所定時間だけ遅延させて出力する遅延部と、当該光量信号と当該遅延部からの出力信号との積を算出して出力する乗算部と、当該乗算部からの出力信号に対して所定のカットオフ周波数でのカットオフをかけるフィルター部と、を有することを特徴とする請求項1記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記自己相関演算手段の前記フィルター部は、前記カットオフ周波数が前記光ディスクの回転周波数の2倍以上に設定されたことを特徴とする請求項4記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記自己相関演算手段は、前記反射光の光量の自己相関係数を演算する自己相関関数が設定されるとともに、当該自己相関関数は、相関をとる信号間の時間差を定義するラグが、光スポットの第1回折リング半径で設定されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記自己相関演算手段は、前記反射光の光量の自己相関係数を演算する自己相関関数が設定されるとともに、当該自己相関関数における相関をとる信号間の時間差を定義するラグが可変であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記光ディスクに照射される光の当該光ディスク面に対するタンジェンシャル方向への傾き角を変化させるタンジェンシャルチルト変化手段をさらに備え、
前記自己相関演算手段は、前記タンジェンシャルチルト変化手段により前記傾き角が付加された際に、算出される前記自己相関係数が単調増加し、かつ当該自己相関係数の変化が最大となるように前記ラグが設定されたことを特徴とする請求項7記載のタンジェンシャルチルト検出装置。 - 前記自己相関演算手段は、前記光ディスクの回転数と前記光ディスク上に前記光が照射される半径方向位置とに応じて、前記自己相関関数の前記ラグが調整可能に構成されたことを特徴とする請求項7または請求項8記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記前記自己相関演算手段は、前記自己相関関数の前記ラグが、当該ラグに対応する前記光ディスク上の距離が一定となるように調整されることを特徴とする請求項9記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記自己相関演算手段は、前記反射光の光量の自己相関係数を演算する自己相関関数が設定されるとともに、当該自己相関関数は、相関をとる信号間の時間差を定義するラグが、前記光ディスクに照射された光が当該光ディスク上で形成する光スポットの第2回折リング以上の高次回折リングの半径に対応する遅れ時間、または2つの当該高次回折リングの半径の差に対応する遅れ時間に設定されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記自己相関演算手段は、前記反射光の光量の自己相関係数を演算する自己相関関数が第1回折リングおよび第2回折以上のリング毎に設定された複数の自己相関演算部で構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記自己相関演算手段は、前記自己相関関数における相関をとる信号間の時間差を定義するラグが、前記光ディスクに照射された光が当該光ディスク上で形成する光スポットの第1回折リング半径に対応する遅れ時間に設定された前記自己相関演算部と、当該ラグが当該光スポットの第2回折リング以上の高次回折リングの半径に対応する遅れ時間に設定された前記自己相関演算部と、当該ラグが当該光スポットの2つの当該高次回折リングの半径の差に対応する遅れ時間に設定された前記自己相関演算部とのうちのいずれか複数により構成されていることを特徴とする請求項12記載のタンジェンシャルチルト検出装置。
- 前記受光素子は、前記反射光の光量を検出する複数の検出領域を備え、
前記自己相関演算手段は、前記受光素子の前記複数の検出領域からの各出力信号が加算されたRF信号が入力されることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載のタンジェンシャルチルト検出装置。 - 前記受光素子は、前記反射光の光量を検出する前記光ディスクのラジアル方向に2分割された検出領域を備え、
前記自己相関演算手段は、前記受光素子の前記2つの検出領域からの各出力信号の差分を取ることにより得られたプッシュプル信号が入力されることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載のタンジェンシャルチルト検出装置。 - 前記受光素子は、前記反射光の光量を検出する前記光ディスクのタンジェンシャル方向に2分割された検出領域を備え、
前記自己相関演算手段は、前記受光素子の前記2つの検出領域からの各出力信号の差分を取ることにより得られたタンジェンシャルプッシュプル信号が入力されることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載のタンジェンシャルチルト検出装置。 - 光ディスクに対してデータの記録および/または再生を行なう光ディスク装置であって、
前記光ディスクに対して光を照射するとともに、当該光ディスクからの反射光を受光する光ピックアップと、
請求項1〜請求項16のいずれかに記載のタンジェンシャルチルト検出装置と、
前記タンジェンシャルチルト検出装置により検出された前記タンジェンシャル方向の傾きに基づいて、前記光ピックアップの姿勢の制御を行なうチルト制御手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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