JP2000312523A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 刈取前処理装置と脱穀装置との間に設ける穀
稈供給搬送装置における引継ぎ性能を向上させ、稈こぼ
れを防止して引継搬送時の株の乱れをなくしたコンバイ
ンを提供すること。 【解決手段】 刈取装置に設ける穀稈の搬送用の調節装
置、株元側引継搬送装置19と脱穀装置へ穀稈を一定速
度で供給搬送するフィードチェンを備えた主搬送装置と
の間に、補助搬送装置を設け、扱深さ調節装置の穂先搬
送ラグ11aと株元側引継搬送装置19のチェン先端を
結ぶ直線より、上下スイングする補助搬送装置(外)の
チェン38先端が常に下方になるように補助搬送装置
(外)のチェン38の上下移動範囲を設定した。穀稈は
穂先搬送ラグ11aと供給搬送装置19のチェンとを結
ぶ直線より下方でチェン38上で搬送されるため、常に
穀稈が「く」の字状に曲がって搬送され供給搬送装置1
9のチェンにしっかりと穀稈が押しつけられたことにな
り、該チェンでの搬送が確実なものとなり、供給搬送装
置19のチェン部とチェン38での引継時に穀稈がこぼ
れ無くなる。
稈供給搬送装置における引継ぎ性能を向上させ、稈こぼ
れを防止して引継搬送時の株の乱れをなくしたコンバイ
ンを提供すること。 【解決手段】 刈取装置に設ける穀稈の搬送用の調節装
置、株元側引継搬送装置19と脱穀装置へ穀稈を一定速
度で供給搬送するフィードチェンを備えた主搬送装置と
の間に、補助搬送装置を設け、扱深さ調節装置の穂先搬
送ラグ11aと株元側引継搬送装置19のチェン先端を
結ぶ直線より、上下スイングする補助搬送装置(外)の
チェン38先端が常に下方になるように補助搬送装置
(外)のチェン38の上下移動範囲を設定した。穀稈は
穂先搬送ラグ11aと供給搬送装置19のチェンとを結
ぶ直線より下方でチェン38上で搬送されるため、常に
穀稈が「く」の字状に曲がって搬送され供給搬送装置1
9のチェンにしっかりと穀稈が押しつけられたことにな
り、該チェンでの搬送が確実なものとなり、供給搬送装
置19のチェン部とチェン38での引継時に穀稈がこぼ
れ無くなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場において穀類
の収穫作業を行う農業用のコンバインに関する。
の収穫作業を行う農業用のコンバインに関する。
【従来の技術】コンバイン1は、図24に示すように機
体フレーム2aの下部側に土壌面を走行する左右一対の
走行クローラを有する走行装置2bを配設し、機体フレ
ーム2aの前端側に分草具5、引起ケース6、植立穀稈
を刈り取る刈刃9、該刈刃9にて刈取られた穀稈を挟持
して後方に搬送する株元側搬送装置、穂先側搬送装置1
1、扱深さ調節装置、株元側引継搬送装置などからなる
刈取前処理装置4が設けられている。機体フレーム2a
の上方には、脱穀装置3が載置され、該脱穀装置3には
刈取前処理装置4から搬送されてくる穀稈を引継いで供
給搬送するフィードチェン28をもつ穀稈供給搬送装置
18が設けられる。機体フレーム2には、さらに脱穀装
置3で脱穀選別された穀粒を一時貯留するグレンタンク
2cが載置される。
体フレーム2aの下部側に土壌面を走行する左右一対の
走行クローラを有する走行装置2bを配設し、機体フレ
ーム2aの前端側に分草具5、引起ケース6、植立穀稈
を刈り取る刈刃9、該刈刃9にて刈取られた穀稈を挟持
して後方に搬送する株元側搬送装置、穂先側搬送装置1
1、扱深さ調節装置、株元側引継搬送装置などからなる
刈取前処理装置4が設けられている。機体フレーム2a
の上方には、脱穀装置3が載置され、該脱穀装置3には
刈取前処理装置4から搬送されてくる穀稈を引継いで供
給搬送するフィードチェン28をもつ穀稈供給搬送装置
18が設けられる。機体フレーム2には、さらに脱穀装
置3で脱穀選別された穀粒を一時貯留するグレンタンク
2cが載置される。
【0002】脱穀装置3は回転する扱胴を持ち、扱胴の
扱歯によりフィードチェン28で供給搬送された穀稈か
ら穀粒を脱穀し、枝梗、塵埃などを分離し、扱胴の下部
に設けた揺動棚、唐箕送風機、シーブなどの作用により
穀粒の選別を行い、選別された穀粒をグレンタンク2c
に一時貯留する。
扱歯によりフィードチェン28で供給搬送された穀稈か
ら穀粒を脱穀し、枝梗、塵埃などを分離し、扱胴の下部
に設けた揺動棚、唐箕送風機、シーブなどの作用により
穀粒の選別を行い、選別された穀粒をグレンタンク2c
に一時貯留する。
【0003】グレンタンク2cの後部に縦オーガと横オ
ーガとからなる排出オーガ2dを設けており、グレンタ
ンク2c内に一時貯留してある穀粒をコンバイン1の外
部に排出できる構成としている。コンバイン1の走行、
刈取、脱穀、穀粒排出運転などは、コンバイン1の機体
フレーム2a上の運転席2eに搭乗するオペレータが運
転席2eの操作装置を操作して行う。
ーガとからなる排出オーガ2dを設けており、グレンタ
ンク2c内に一時貯留してある穀粒をコンバイン1の外
部に排出できる構成としている。コンバイン1の走行、
刈取、脱穀、穀粒排出運転などは、コンバイン1の機体
フレーム2a上の運転席2eに搭乗するオペレータが運
転席2eの操作装置を操作して行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圃場に植立する穀稈
は、品種、生育状況などにより背丈すなわち穀稈長さが
変化する。したがって、オペレータが刈取前処理装置4
を上下に操作して一定高さで刈取するようにしても、脱
穀装置3に供給搬送される穀稈の長さは変化することに
なる。また、コンバイン1は平坦な圃場の穀稈を一定高
さで刈り取るだけでなく、畦際など平面よりも上昇した
枕地では、分草具5を畦などの枕地に衝突させないよう
に、刈取前処理装置4を上昇して、いわゆる高刈りをす
る。高刈りした穀稈の長さは、通常の刈取穀稈よりも短
いものとなる。
は、品種、生育状況などにより背丈すなわち穀稈長さが
変化する。したがって、オペレータが刈取前処理装置4
を上下に操作して一定高さで刈取するようにしても、脱
穀装置3に供給搬送される穀稈の長さは変化することに
なる。また、コンバイン1は平坦な圃場の穀稈を一定高
さで刈り取るだけでなく、畦際など平面よりも上昇した
枕地では、分草具5を畦などの枕地に衝突させないよう
に、刈取前処理装置4を上昇して、いわゆる高刈りをす
る。高刈りした穀稈の長さは、通常の刈取穀稈よりも短
いものとなる。
【0005】刈取した穀稈から高回収率で穀粒を脱穀し
て収穫するために、脱穀装置3の扱胴に対して適切な位
置になるように穀稈を供給搬送することが必要であり、
このため刈取前処理装置4には扱深さ調節装置を設けて
いる。扱深さ調節装置は、刈取した穀稈を刈取前処理装
置4内で搬送中に穀稈の長さ方向位置の調節移動を行
い、穀稈供給搬送装置18のフィードチェン28が、穀
稈を適切位置で把持して脱穀装置3へ供給搬送し、扱残
しの少ない、最適な脱穀が行われるようにしている。
て収穫するために、脱穀装置3の扱胴に対して適切な位
置になるように穀稈を供給搬送することが必要であり、
このため刈取前処理装置4には扱深さ調節装置を設けて
いる。扱深さ調節装置は、刈取した穀稈を刈取前処理装
置4内で搬送中に穀稈の長さ方向位置の調節移動を行
い、穀稈供給搬送装置18のフィードチェン28が、穀
稈を適切位置で把持して脱穀装置3へ供給搬送し、扱残
しの少ない、最適な脱穀が行われるようにしている。
【0006】脱穀能率の向上のためには、上記の適切な
位置に把持した穀稈供給を行うことのほかに、刈取前処
理装置4から脱穀装置3へ穀稈を引継搬送する際に、引
継を失敗して穀稈が落下するいわゆる稈こぼれの防止を
図ることも必要である。稈こぼれは、収穫穀粒の損失と
なるだけでなく、こぼれた穀稈により刈取前処理装置
4、供給搬送装置、脱穀装置3などに詰まりを発生さ
せ、コンバイン1の故障の原因ともなる。また、穀稈の
供給搬送中の稈こぼれに到らない株の乱れも、株の乱れ
によりフィイードチェン28の穀稈把持位置が変化し
て、脱穀能率の低下を招くので、できるだけ株の乱れの
ない供給搬送を行う必要がある。
位置に把持した穀稈供給を行うことのほかに、刈取前処
理装置4から脱穀装置3へ穀稈を引継搬送する際に、引
継を失敗して穀稈が落下するいわゆる稈こぼれの防止を
図ることも必要である。稈こぼれは、収穫穀粒の損失と
なるだけでなく、こぼれた穀稈により刈取前処理装置
4、供給搬送装置、脱穀装置3などに詰まりを発生さ
せ、コンバイン1の故障の原因ともなる。また、穀稈の
供給搬送中の稈こぼれに到らない株の乱れも、株の乱れ
によりフィイードチェン28の穀稈把持位置が変化し
て、脱穀能率の低下を招くので、できるだけ株の乱れの
ない供給搬送を行う必要がある。
【0007】本発明の課題は、刈取前処理装置と脱穀装
置との間に設ける穀稈供給搬送装置における引継ぎ性能
を向上させ、稈こぼれを防止して引継搬送時の株の乱れ
をなくしたコンバインを提供することである。
置との間に設ける穀稈供給搬送装置における引継ぎ性能
を向上させ、稈こぼれを防止して引継搬送時の株の乱れ
をなくしたコンバインを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は刈取
装置に設ける穀稈の搬送用の扱深さ調節装置と株元側引
継搬送装置(調節装置17、株元側引継搬送装置19)
と脱穀装置へ穀稈を一定速度で供給搬送する供給搬送手
段(フィードチェン28を備えた主供給搬送装置25)
との間に、車速に同調して変速する補助搬送手段(補助
搬送装置26)を設け、扱深さ調節装置(扱深さ調節装
置17の穂先側搬送装置11a)と株元側引継搬送装置
(株元側引継搬送装置19のチェン先端)を結ぶ直線よ
り、上下スイングする補助搬送装置(補助搬送装置
(外)33のチェン38)先端が常に下方になるように
補助搬送装置の上下移動範囲を設定したコンバインによ
り解決できる。
装置に設ける穀稈の搬送用の扱深さ調節装置と株元側引
継搬送装置(調節装置17、株元側引継搬送装置19)
と脱穀装置へ穀稈を一定速度で供給搬送する供給搬送手
段(フィードチェン28を備えた主供給搬送装置25)
との間に、車速に同調して変速する補助搬送手段(補助
搬送装置26)を設け、扱深さ調節装置(扱深さ調節装
置17の穂先側搬送装置11a)と株元側引継搬送装置
(株元側引継搬送装置19のチェン先端)を結ぶ直線よ
り、上下スイングする補助搬送装置(補助搬送装置
(外)33のチェン38)先端が常に下方になるように
補助搬送装置の上下移動範囲を設定したコンバインによ
り解決できる。
【0009】上記構成により、穀稈は穂先側搬送装置1
1aと株元側引継搬送装置19のチェンとを結ぶ直線よ
り下方で補助搬送装置(外)33のチェン38上で搬送
されるため、常に穀稈が「く」の字状に曲がって搬送さ
れる。このことは株元側引継搬送装置19のチェンにし
っかりと穀稈が押しつけられたことになり、該チェンで
の搬送が確実なものとなる。これにより、株元側引継搬
送装置19のチェン部と補助搬送装置(外)33のチェ
ン部での引継ときに穀稈がこぼれ無くなる。
1aと株元側引継搬送装置19のチェンとを結ぶ直線よ
り下方で補助搬送装置(外)33のチェン38上で搬送
されるため、常に穀稈が「く」の字状に曲がって搬送さ
れる。このことは株元側引継搬送装置19のチェンにし
っかりと穀稈が押しつけられたことになり、該チェンで
の搬送が確実なものとなる。これにより、株元側引継搬
送装置19のチェン部と補助搬送装置(外)33のチェ
ン部での引継ときに穀稈がこぼれ無くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図11により説明する。図1は本発明の実施の形態の刈
取前処理装置、穀稈供給搬送装置および脱穀装置におけ
る搬送手段と穀稈の流れを示すブロック図であり、図2
は刈取前処理装置の側面図であり、図3は刈取前処理装
置の平面図であり、図4は刈取前処理装置と穀稈供給搬
送装置の側面図であり、図5は補助搬送装置の展開状態
の概略平面図であり、図6は穂先側搬送装置、株元側引
継搬送装置、補助搬送装置の配置の展開状態概略平面図
であり、図7は穂先側搬送装置、株元側引継搬送装置、
補助搬送装置(外)の配置の展開状態の概略背面図であ
り、図8は補助搬送装置とギヤボックスの展開状態の一
部断面概略平面図であり、図9は脱穀装置の一部断面概
略正面図であり、図10は刈取前処理装置と補助搬送装
置の側面図であり、図11は補助搬送装置付近の一部断
面概略平面図である。
図11により説明する。図1は本発明の実施の形態の刈
取前処理装置、穀稈供給搬送装置および脱穀装置におけ
る搬送手段と穀稈の流れを示すブロック図であり、図2
は刈取前処理装置の側面図であり、図3は刈取前処理装
置の平面図であり、図4は刈取前処理装置と穀稈供給搬
送装置の側面図であり、図5は補助搬送装置の展開状態
の概略平面図であり、図6は穂先側搬送装置、株元側引
継搬送装置、補助搬送装置の配置の展開状態概略平面図
であり、図7は穂先側搬送装置、株元側引継搬送装置、
補助搬送装置(外)の配置の展開状態の概略背面図であ
り、図8は補助搬送装置とギヤボックスの展開状態の一
部断面概略平面図であり、図9は脱穀装置の一部断面概
略正面図であり、図10は刈取前処理装置と補助搬送装
置の側面図であり、図11は補助搬送装置付近の一部断
面概略平面図である。
【0011】本発明の実施の形態は従来例を改良したも
のであり、図面中の従来例と同じ部分には同一の符号を
付している。コンバイン1は機体フレーム2aの下方に
走行装置2bを配設し、走行装置2bの上方位置に脱穀
装置3を設け、前記脱穀装置3の前方位置に刈取前処理
装置4を設け、刈取前処理装置4の最前方部に分草具5
を配し、分草した穀稈を引起ケース6で引起し、スター
ホイル7および掻込装置8で刈取前処理装置4に掻き込
み、刈刃9で穀稈の根元付近を刈取、刈取した穀稈は株
元側搬送装置10、および穂先側搬送装置11、11a
で刈取前処理装置4内を搬送する。
のであり、図面中の従来例と同じ部分には同一の符号を
付している。コンバイン1は機体フレーム2aの下方に
走行装置2bを配設し、走行装置2bの上方位置に脱穀
装置3を設け、前記脱穀装置3の前方位置に刈取前処理
装置4を設け、刈取前処理装置4の最前方部に分草具5
を配し、分草した穀稈を引起ケース6で引起し、スター
ホイル7および掻込装置8で刈取前処理装置4に掻き込
み、刈刃9で穀稈の根元付近を刈取、刈取した穀稈は株
元側搬送装置10、および穂先側搬送装置11、11a
で刈取前処理装置4内を搬送する。
【0012】これらの刈取前処理装置3は刈取フレーム
12に取付けられ、刈取フレーム12は縦支持フレーム
13の先端に取付け、縦支持フレーム13の基部には横
伝動筒14を設け、横伝動筒14を機体フレーム2a側
に設けた支持架台15に回動自在に取付ける。したがっ
て、刈取前処理装置4は、横伝動筒14を中心に刈取上
下シリンダ16により上下する(図2ないし図4)。
12に取付けられ、刈取フレーム12は縦支持フレーム
13の先端に取付け、縦支持フレーム13の基部には横
伝動筒14を設け、横伝動筒14を機体フレーム2a側
に設けた支持架台15に回動自在に取付ける。したがっ
て、刈取前処理装置4は、横伝動筒14を中心に刈取上
下シリンダ16により上下する(図2ないし図4)。
【0013】前記各搬送装置により搬送される搬送路の
終端には扱深さ調節装置17の始端部を臨ませ、扱深さ
調節装置17の終端部は前記脱穀装置3に穀稈を供給す
る穀稈供給搬送装置18に引継ぐ株元側引継搬送装置1
9の始端部下方位置に臨ませ、扱深さ調節装置17は前
記株元側引継搬送装置19へ穀稈を引継ぐ位置を、穀稈
の稈身方向に変更し、脱穀装置3の脱穀室に供給すると
きの扱深さを調節する。扱深さは扱深さ調節用アクチュ
エータM1により調節し、扱深さ調節用アクチュエータ
M1には扱深さ位置検出用のポテンショメータ17aを
設ける。また、該ポテンショメータ17aは前記扱深さ
調節装置17の取付部に設けてもよい(図2)。
終端には扱深さ調節装置17の始端部を臨ませ、扱深さ
調節装置17の終端部は前記脱穀装置3に穀稈を供給す
る穀稈供給搬送装置18に引継ぐ株元側引継搬送装置1
9の始端部下方位置に臨ませ、扱深さ調節装置17は前
記株元側引継搬送装置19へ穀稈を引継ぐ位置を、穀稈
の稈身方向に変更し、脱穀装置3の脱穀室に供給すると
きの扱深さを調節する。扱深さは扱深さ調節用アクチュ
エータM1により調節し、扱深さ調節用アクチュエータ
M1には扱深さ位置検出用のポテンショメータ17aを
設ける。また、該ポテンショメータ17aは前記扱深さ
調節装置17の取付部に設けてもよい(図2)。
【0014】また、扱深さ調節装置17により扱深さが
調節されるだけでなく、更に、前記株元側引継搬送装置
19は、その引継搬送チェンの案内ローラ23が前記穀
稈供給搬送装置18に対して稈身方向の離れる側に移動
する(図6の矢印A方向)ことにより、扱深さ調節装置
17と共同して扱深さを調節して脱穀装置3に供給する
ことができる。株元側引継搬送装置19は引継搬送用ア
クチュエータM2(図3)によりその移動調節がなされ
る。
調節されるだけでなく、更に、前記株元側引継搬送装置
19は、その引継搬送チェンの案内ローラ23が前記穀
稈供給搬送装置18に対して稈身方向の離れる側に移動
する(図6の矢印A方向)ことにより、扱深さ調節装置
17と共同して扱深さを調節して脱穀装置3に供給する
ことができる。株元側引継搬送装置19は引継搬送用ア
クチュエータM2(図3)によりその移動調節がなされ
る。
【0015】前記穀稈供給搬送装置18は、前記脱穀装
置3の側部に位置する主供給搬送装置25と該主供給搬
送装置25の始端部と前記株元側引継搬送装置19の終
端側との間に設けた補助搬送装置26とに分割して構成
する。この場合、前記主供給搬送装置25は、所謂挟扼
桿27とフィードチェン28により穀稈を挟持搬送する
ように構成し、前記挟扼桿27は脱穀装置3の上部カバ
ー29に設け、上部カバー29の上方回動によりフィー
ドチェン28より退避する。前記フィードチェン28は
前後方向のチェン案内レール30の前後に設けた前側受
動輪体31および後側受動輪体32に掛け回す(図
4)。
置3の側部に位置する主供給搬送装置25と該主供給搬
送装置25の始端部と前記株元側引継搬送装置19の終
端側との間に設けた補助搬送装置26とに分割して構成
する。この場合、前記主供給搬送装置25は、所謂挟扼
桿27とフィードチェン28により穀稈を挟持搬送する
ように構成し、前記挟扼桿27は脱穀装置3の上部カバ
ー29に設け、上部カバー29の上方回動によりフィー
ドチェン28より退避する。前記フィードチェン28は
前後方向のチェン案内レール30の前後に設けた前側受
動輪体31および後側受動輪体32に掛け回す(図
4)。
【0016】前記補助搬送装置26は、更に前記株元側
引継搬送装置19の終端部近傍に臨み、かつ、平面視前
記主供給搬送装置25と同一直線上で該主供給搬送装置
25の前方に位置する補助搬送装置(外)33と、前記
主供給搬送装置25と平行であるが同一直線上になく、
かつ上記補助搬送装置(外)33の終端側部と前記主供
給搬送装置25の始端側部との夫々に臨んで重合する補
助搬送装置(内)34とにより構成する(図4ないし図
6)。
引継搬送装置19の終端部近傍に臨み、かつ、平面視前
記主供給搬送装置25と同一直線上で該主供給搬送装置
25の前方に位置する補助搬送装置(外)33と、前記
主供給搬送装置25と平行であるが同一直線上になく、
かつ上記補助搬送装置(外)33の終端側部と前記主供
給搬送装置25の始端側部との夫々に臨んで重合する補
助搬送装置(内)34とにより構成する(図4ないし図
6)。
【0017】補助搬送装置26は前記株元側引継搬送装
置19と同一搬送速度にするとともに、走行速度と同調
して変速するように構成している。即ち、刈取前処理装
置4に伝達する回転は前記走行装置2bによる走行速度
の変化に同調(シンクロ)させ、株元側引継搬送装置1
9も刈取前処理装置4に伝達する回転と同調(シンク
ロ)させ、その結果、刈取前処理装置4と株元側引継搬
送装置19と補助搬送装置26の穀稈搬送速度は略同じ
になる。
置19と同一搬送速度にするとともに、走行速度と同調
して変速するように構成している。即ち、刈取前処理装
置4に伝達する回転は前記走行装置2bによる走行速度
の変化に同調(シンクロ)させ、株元側引継搬送装置1
9も刈取前処理装置4に伝達する回転と同調(シンク
ロ)させ、その結果、刈取前処理装置4と株元側引継搬
送装置19と補助搬送装置26の穀稈搬送速度は略同じ
になる。
【0018】前記補助搬送装置(外)33は、案内レー
ル(外)35の前側に前側歯車(外)36を設け、案内
レール(外)35の後側に後側歯車(外)37を設け、
前側歯車(外)36と後側歯車(外)37にチェン
(外)38を掛け回して構成する。前記後側歯車(外)
37の取付軸39の内側部分には前記補助搬送装置
(内)34の前側歯車(内)40を固定し、該前側歯車
(内)40と前側歯車(内)40の後方に設けた後側歯
車(内)41との間にチェン(内)42を掛け回して前
記補助搬送装置(内)34を構成する(図4、図5、図
8)。
ル(外)35の前側に前側歯車(外)36を設け、案内
レール(外)35の後側に後側歯車(外)37を設け、
前側歯車(外)36と後側歯車(外)37にチェン
(外)38を掛け回して構成する。前記後側歯車(外)
37の取付軸39の内側部分には前記補助搬送装置
(内)34の前側歯車(内)40を固定し、該前側歯車
(内)40と前側歯車(内)40の後方に設けた後側歯
車(内)41との間にチェン(内)42を掛け回して前
記補助搬送装置(内)34を構成する(図4、図5、図
8)。
【0019】補助搬送装置(外)33を長く形成し、補
助搬送装置(内)34を短く形成し、補助搬送装置
(内)34を補助搬送装置(外)33より内側に位置さ
せ、補助搬送装置(外)33は主供給搬送装置25の前
方に直線状に配置する。また、補助搬送装置(内)34
の終端と前記主供給搬送装置25の始端部は側面視略重
合させる。
助搬送装置(内)34を短く形成し、補助搬送装置
(内)34を補助搬送装置(外)33より内側に位置さ
せ、補助搬送装置(外)33は主供給搬送装置25の前
方に直線状に配置する。また、補助搬送装置(内)34
の終端と前記主供給搬送装置25の始端部は側面視略重
合させる。
【0020】また、図7に示すように、前記穂先側搬送
装置11のうち前記終端が前記株元側引継搬送装置19
の終端部と略重合する穂先側搬送装置11aの搬送ラグ
43の終端部分の作用終了域と、前記株元側引継搬送装
置19の案内ローラの位置23と、前記補助搬送装置
(外)33の前側歯車(外)36の位置とは、短稈の場
合は図7の実線位置、長稈の場合は点線の位置に来るよ
うに上下移動可能になるように配置する。
装置11のうち前記終端が前記株元側引継搬送装置19
の終端部と略重合する穂先側搬送装置11aの搬送ラグ
43の終端部分の作用終了域と、前記株元側引継搬送装
置19の案内ローラの位置23と、前記補助搬送装置
(外)33の前側歯車(外)36の位置とは、短稈の場
合は図7の実線位置、長稈の場合は点線の位置に来るよ
うに上下移動可能になるように配置する。
【0021】穀稈供給搬送装置18は前記したように主
供給搬送装置25と補助搬送装置26により2分割して
構成する(図4)が、そのうち後側の主供給搬送装置2
5を、前後側の何れか一方に設けた回動軸44(図5)
を中心に回動軸回動自在に設け、前記脱穀装置3の側部
が開放できるようにする。
供給搬送装置25と補助搬送装置26により2分割して
構成する(図4)が、そのうち後側の主供給搬送装置2
5を、前後側の何れか一方に設けた回動軸44(図5)
を中心に回動軸回動自在に設け、前記脱穀装置3の側部
が開放できるようにする。
【0022】コンバイン1の走行速度と同調して刈取前
処理装置4の回転(作業速度)が変速され、これに合わ
せて前記株元側引継搬送装置19も変速され、さらに、
これに合わせて補助搬送装置26も変速されるように構
成しているので、この補助搬送装置26は機体側に残し
て、主供給搬送装置25を脱穀装置3の側部が開放する
ように移動させて、脱穀装置3の側部開放を容易にする
構成とする。このとき、図11に示すようにチェン案内
レール30(搬送供給チェン28)の終端(後側)を側
方に回動させるように構成する。
処理装置4の回転(作業速度)が変速され、これに合わ
せて前記株元側引継搬送装置19も変速され、さらに、
これに合わせて補助搬送装置26も変速されるように構
成しているので、この補助搬送装置26は機体側に残し
て、主供給搬送装置25を脱穀装置3の側部が開放する
ように移動させて、脱穀装置3の側部開放を容易にする
構成とする。このとき、図11に示すようにチェン案内
レール30(搬送供給チェン28)の終端(後側)を側
方に回動させるように構成する。
【0023】図5および図8に示すように、前記後側歯
車(内)41の回転軸48はギヤボックス50に軸装
し、回転軸48はギヤボックス50の出力軸となる。ギ
ヤボックス50内には減速用の歯車群51を設け、該歯
車群51には入力軸52の入力歯車53を噛み合わせ
る。前記ギヤボックス50より突出する入力軸52には
入力プーリ54を設ける。入力プーリ54は横伝動筒1
4の出力プーリ55に巻回されたベルト56により駆動
される。
車(内)41の回転軸48はギヤボックス50に軸装
し、回転軸48はギヤボックス50の出力軸となる。ギ
ヤボックス50内には減速用の歯車群51を設け、該歯
車群51には入力軸52の入力歯車53を噛み合わせ
る。前記ギヤボックス50より突出する入力軸52には
入力プーリ54を設ける。入力プーリ54は横伝動筒1
4の出力プーリ55に巻回されたベルト56により駆動
される。
【0024】前記出力プーリ55は前記横伝動筒14の
一端に設けた刈取部入力プーリ57と同軸に設けられ、
刈取部入力プーリ57に走行速度と同調して伝達される
回転が出力プーリ55により前記補助搬送装置(外)3
3と補助搬送装置(内)34に伝達される。前記ギヤボ
ックス50は図4に示す取付部材58の上部に固定さ
れ、取付部材58はその下部を前記支持架台15に固定
されている。
一端に設けた刈取部入力プーリ57と同軸に設けられ、
刈取部入力プーリ57に走行速度と同調して伝達される
回転が出力プーリ55により前記補助搬送装置(外)3
3と補助搬送装置(内)34に伝達される。前記ギヤボ
ックス50は図4に示す取付部材58の上部に固定さ
れ、取付部材58はその下部を前記支持架台15に固定
されている。
【0025】図8に示すように前記ギヤボックス50の
上部には筒部材60の基部を片持状態に取付け、該筒部
材60に前記回転軸48を軸装し、回転軸48の内端の
ギヤボックス50内の部分の歯車61は小径に形成し、
前記ギヤボックス50の高さを低くし、図9に示すよう
にギヤボックス50を脱穀装置3の穀稈供給口63に穀
稈を案内する入口漏斗(ジョウゴ)62の下方に位置さ
せる。また、図8に示すように前記筒部材60の外周に
はボス64を嵌合させ、ボス64と筒部材60の重合部
分にはブリーザ孔65を設け、筒部材60内の潤滑油が
ブリーザ孔65より漏出してボス64と筒部材60の間
に滲むようにしている。
上部には筒部材60の基部を片持状態に取付け、該筒部
材60に前記回転軸48を軸装し、回転軸48の内端の
ギヤボックス50内の部分の歯車61は小径に形成し、
前記ギヤボックス50の高さを低くし、図9に示すよう
にギヤボックス50を脱穀装置3の穀稈供給口63に穀
稈を案内する入口漏斗(ジョウゴ)62の下方に位置さ
せる。また、図8に示すように前記筒部材60の外周に
はボス64を嵌合させ、ボス64と筒部材60の重合部
分にはブリーザ孔65を設け、筒部材60内の潤滑油が
ブリーザ孔65より漏出してボス64と筒部材60の間
に滲むようにしている。
【0026】図9と図11に示すように、前記ギヤボク
ス50の入力プーリ54は、前記筒部材60の下方に位
置させ、該入力プーリ54と横伝動筒14の左端の出力
プーリ55とベルト56は平面視ギヤボックス50と前
記補助搬送装置26との間の空間内に配置する。
ス50の入力プーリ54は、前記筒部材60の下方に位
置させ、該入力プーリ54と横伝動筒14の左端の出力
プーリ55とベルト56は平面視ギヤボックス50と前
記補助搬送装置26との間の空間内に配置する。
【0027】図8に示すように前記ボス64には回動ア
ーム66の基部を固定し、回動アーム66には縦桿67
をボルト68を緩めることで長さ方向に移動調節自在と
なるように取付ける。縦桿67の中間部には前記取付軸
39を固定し、取付軸39に軸受け39aを介して前記
後側歯車(外)37と補助搬送装置(内)34の前側歯
車(内)40を回転のみ自在に取付ける。
ーム66の基部を固定し、回動アーム66には縦桿67
をボルト68を緩めることで長さ方向に移動調節自在と
なるように取付ける。縦桿67の中間部には前記取付軸
39を固定し、取付軸39に軸受け39aを介して前記
後側歯車(外)37と補助搬送装置(内)34の前側歯
車(内)40を回転のみ自在に取付ける。
【0028】また、縦桿67の先端側には横桿69の内
端を固定し、横桿69の外端は取付体70を固定し、取
付体70には前記補助搬送装置(外)33の案内レール
(外)35をボルト71を緩めることで長さ方向に移動
調節自在に取り付ける。回動アーム66に対して縦桿6
7を、取付体70に対して案内レール(外)35を夫々
移動させることによりテンション機構とする。
端を固定し、横桿69の外端は取付体70を固定し、取
付体70には前記補助搬送装置(外)33の案内レール
(外)35をボルト71を緩めることで長さ方向に移動
調節自在に取り付ける。回動アーム66に対して縦桿6
7を、取付体70に対して案内レール(外)35を夫々
移動させることによりテンション機構とする。
【0029】前記横桿69にはロッド72の上端を取付
け、ロッド72の下端はアクチュエータ73のアーム7
4に軸着する。アクチュエータ73はアーム74を回動
させてロッド72を上下させ、ロッド72の上下により
横桿69を上下動させ、横桿69の上下動により回動ア
ーム66をボス64中心に回動させ、補助搬送装置
(外)33の前側歯車(外)36の高さを上下調節す
る。したがって、アクチュエータ73は、作動しないと
き回動アーム66の荷重を支受している(図8、図1
0)。
け、ロッド72の下端はアクチュエータ73のアーム7
4に軸着する。アクチュエータ73はアーム74を回動
させてロッド72を上下させ、ロッド72の上下により
横桿69を上下動させ、横桿69の上下動により回動ア
ーム66をボス64中心に回動させ、補助搬送装置
(外)33の前側歯車(外)36の高さを上下調節す
る。したがって、アクチュエータ73は、作動しないと
き回動アーム66の荷重を支受している(図8、図1
0)。
【0030】上記構成からなるコンバインにおいて、走
行装置2bによりコンバイン1を前進させて分草具5に
より分草し、分草具5により分草された穀稈は引起ケー
ス6により引起こされ、スターホイル7により後方に掻
込まれ、刈刃9により切断され、切断された穀稈は株元
側搬送装置10と穂先側搬送装置11により搬送され、
搬送された穀稈は扱深さ調節装置17に挟持搬送されて
株元側引継搬送装置19に引継がれ、株元側引継搬送装
置19により穀稈供給搬送装置18に穀稈を引継ぐ。
行装置2bによりコンバイン1を前進させて分草具5に
より分草し、分草具5により分草された穀稈は引起ケー
ス6により引起こされ、スターホイル7により後方に掻
込まれ、刈刃9により切断され、切断された穀稈は株元
側搬送装置10と穂先側搬送装置11により搬送され、
搬送された穀稈は扱深さ調節装置17に挟持搬送されて
株元側引継搬送装置19に引継がれ、株元側引継搬送装
置19により穀稈供給搬送装置18に穀稈を引継ぐ。
【0031】この場合、株元側引継搬送装置19の始端
部に対して扱深さ調節装置17の終端部は穀稈の稈身方
向に遠近調節自在であるから、図示しない株元側センサ
や穂先側センサ等の信号により、扱深さ調節装置17の
終端部位置を調節することにより穀稈の挟持位置を変更
して、脱穀装置3の扱室に供給する穀稈の扱深さが略一
定になるように調節する。
部に対して扱深さ調節装置17の終端部は穀稈の稈身方
向に遠近調節自在であるから、図示しない株元側センサ
や穂先側センサ等の信号により、扱深さ調節装置17の
終端部位置を調節することにより穀稈の挟持位置を変更
して、脱穀装置3の扱室に供給する穀稈の扱深さが略一
定になるように調節する。
【0032】そして、前記穀稈供給搬送装置18は前記
脱穀装置3の側部に位置する主供給搬送装置25と該主
供給搬送装置25の始端部と前記株元側引継搬送装置1
9の終端側との間に設けた補助搬送装置26とにより構
成し、補助搬送装置26は、更に、前記株元側引継搬送
装置19の終端部近傍に臨み、かつ、平面視で前記主供
給搬送装置25と同一直線状に主供給搬送装置25の前
方に位置する補助搬送装置(外)33と前記主供給搬送
装置25の始端部の側方に臨んで側面視で重なり合う補
助搬送装置(内)34とにより構成され、該補助搬送装
置26は前記株元側引継搬送装置19と同一搬送速度に
するとともに、コンバイン1の走行速度と同調して変速
するように構成している。
脱穀装置3の側部に位置する主供給搬送装置25と該主
供給搬送装置25の始端部と前記株元側引継搬送装置1
9の終端側との間に設けた補助搬送装置26とにより構
成し、補助搬送装置26は、更に、前記株元側引継搬送
装置19の終端部近傍に臨み、かつ、平面視で前記主供
給搬送装置25と同一直線状に主供給搬送装置25の前
方に位置する補助搬送装置(外)33と前記主供給搬送
装置25の始端部の側方に臨んで側面視で重なり合う補
助搬送装置(内)34とにより構成され、該補助搬送装
置26は前記株元側引継搬送装置19と同一搬送速度に
するとともに、コンバイン1の走行速度と同調して変速
するように構成している。
【0033】従って、まず、コンバイン1の走行速度と
同調して株元側引継搬送装置19により円滑に搬送され
た穀稈の株元は、引き続き同じ搬送速度の補助搬送装置
(外)33にのみ引継がれて搬送され、次に、補助搬送
装置(外)33に株元が挟持搬送されている状態で、こ
れよりやや穂先側が補助搬送装置(内)34に同じ搬送
速度で引継がれる。こうして、株元側引継搬送装置19
から送られて来る穀稈の搬送姿勢が変化する状態でも補
助搬送装置26の補助搬送装置(外)33と補助搬送装
置(内)34により確実に穀稈は搬送される。特に、主
供給搬送装置25の前側に補助搬送装置26の補助搬送
装置(外)33を設けているから、株元側引継搬送装置
19からの引継が良好になる。
同調して株元側引継搬送装置19により円滑に搬送され
た穀稈の株元は、引き続き同じ搬送速度の補助搬送装置
(外)33にのみ引継がれて搬送され、次に、補助搬送
装置(外)33に株元が挟持搬送されている状態で、こ
れよりやや穂先側が補助搬送装置(内)34に同じ搬送
速度で引継がれる。こうして、株元側引継搬送装置19
から送られて来る穀稈の搬送姿勢が変化する状態でも補
助搬送装置26の補助搬送装置(外)33と補助搬送装
置(内)34により確実に穀稈は搬送される。特に、主
供給搬送装置25の前側に補助搬送装置26の補助搬送
装置(外)33を設けているから、株元側引継搬送装置
19からの引継が良好になる。
【0034】前述のように株元側引継搬送装置19と補
助搬送装置26の搬送速度は刈取装置3すなわちコンバ
イン1の走行速度に同調してそれぞれほぼ等しいが、主
供給搬送装置25の搬送速度は脱穀装置3の運転速度に
同調していて、脱穀装置3は前記走行速度に無関係に、
常に脱穀に最適なほぼ一定速度で運転されるので、株元
側引継搬送装置19の搬送速度と主供給搬送装置25の
搬送速度とは等しくないことがある。
助搬送装置26の搬送速度は刈取装置3すなわちコンバ
イン1の走行速度に同調してそれぞれほぼ等しいが、主
供給搬送装置25の搬送速度は脱穀装置3の運転速度に
同調していて、脱穀装置3は前記走行速度に無関係に、
常に脱穀に最適なほぼ一定速度で運転されるので、株元
側引継搬送装置19の搬送速度と主供給搬送装置25の
搬送速度とは等しくないことがある。
【0035】そこで、補助搬送装置26を設けることに
より搬送速度の相違する株元側引継搬送装置19から主
供給搬送装置25に直接引継ぐことによる不具合を防止
する。また、補助搬送装置26の補助搬送装置(内)3
4と主供給搬送装置25とでは搬送速度が相違するが、
既に搬送姿勢は横向きになっており、主供給搬送装置2
5は補助搬送装置(内)34により搬送されたものをそ
のまま引継ぐことになるので、搬送乱れは生じない。
より搬送速度の相違する株元側引継搬送装置19から主
供給搬送装置25に直接引継ぐことによる不具合を防止
する。また、補助搬送装置26の補助搬送装置(内)3
4と主供給搬送装置25とでは搬送速度が相違するが、
既に搬送姿勢は横向きになっており、主供給搬送装置2
5は補助搬送装置(内)34により搬送されたものをそ
のまま引継ぐことになるので、搬送乱れは生じない。
【0036】また、補助搬送装置(外)33は相対的に
長く形成し、補助搬送装置(内)34は相対的に短く形
成し、補助搬送装置(外)33を補助搬送装置(内)3
4より外側に位置させているから、株元側引継搬送装置
19から穀稈が引継がれるとき、より穀稈の株元が補助
搬送装置(外)33に引継がれて、稈こぼれ等を防止で
きる。また、補助搬送装置(外)33は主供給搬送装置
25の前方にほぼ直線状に配置されているから、補助搬
送装置(外)33と主供給搬送装置25の夫々の挟持位
置も変化せず、この点も引継を円滑に、確実にする。
長く形成し、補助搬送装置(内)34は相対的に短く形
成し、補助搬送装置(外)33を補助搬送装置(内)3
4より外側に位置させているから、株元側引継搬送装置
19から穀稈が引継がれるとき、より穀稈の株元が補助
搬送装置(外)33に引継がれて、稈こぼれ等を防止で
きる。また、補助搬送装置(外)33は主供給搬送装置
25の前方にほぼ直線状に配置されているから、補助搬
送装置(外)33と主供給搬送装置25の夫々の挟持位
置も変化せず、この点も引継を円滑に、確実にする。
【0037】また、図4の1点鎖線Xと図7に示すよう
に、前記穂先側搬送装置11のうち前記終端が前記株元
側引継搬送装置19の終端部と略重合する穂先側搬送装
置11aの搬送ラグ43の終端部分の作用終了域と、前
記株元側引継搬送装置19の案内ローラ23の位置と、
前記補助搬送装置(外)33の前側歯車36の位置は、
穀稈搬送姿勢と略一致するように配置しているから、穀
稈は同時に3カ所挟持搬送されて稈こぼれを防止でき、
しかも、配置の工夫であるから、コストを上昇させず
に、コンパクトに無駄のない合理的な構成にできる。ま
た、補助搬送装置26の補助搬送装置(内)34の高さ
と主供給搬送装置25の高さとを同じにしているから、
補助搬送装置(内)34から主供給搬送装置25への引
継も良好になる。
に、前記穂先側搬送装置11のうち前記終端が前記株元
側引継搬送装置19の終端部と略重合する穂先側搬送装
置11aの搬送ラグ43の終端部分の作用終了域と、前
記株元側引継搬送装置19の案内ローラ23の位置と、
前記補助搬送装置(外)33の前側歯車36の位置は、
穀稈搬送姿勢と略一致するように配置しているから、穀
稈は同時に3カ所挟持搬送されて稈こぼれを防止でき、
しかも、配置の工夫であるから、コストを上昇させず
に、コンパクトに無駄のない合理的な構成にできる。ま
た、補助搬送装置26の補助搬送装置(内)34の高さ
と主供給搬送装置25の高さとを同じにしているから、
補助搬送装置(内)34から主供給搬送装置25への引
継も良好になる。
【0038】また、図9に示すようにギヤボックス50
の上部には筒部材60の基部を片持状態に取付け、筒部
材60に後側歯車(内)41の回転軸48を軸装してい
るから、ギヤボックス50は補助搬送装置26に対して
内側にオフセットさせることができる。
の上部には筒部材60の基部を片持状態に取付け、筒部
材60に後側歯車(内)41の回転軸48を軸装してい
るから、ギヤボックス50は補助搬送装置26に対して
内側にオフセットさせることができる。
【0039】したがって、ギヤボックス50と補助搬送
装置26の間に空間を形成することができ、この空間内
にギヤボックス50の入力プーリ54と、刈取前処理装
置4の縦支持フレーム13の基部の横伝動筒14の左端
に設けた出力プーリ55とを配置することができ、搬送
穀稈とベルト56との干渉を防止でき、ベルト56に藁
屑が巻き付くのを防ぐことができる。また、ギヤボック
ス50内の回転軸48に固定の歯車61は小径に形成し
ているから、ギヤボックス50の高さを低くでき、それ
ゆえ、ギヤボックス50を入口漏斗62の下方に位置さ
せることができ、空間を有効利用でき、機体全体をコン
パクトにできる。
装置26の間に空間を形成することができ、この空間内
にギヤボックス50の入力プーリ54と、刈取前処理装
置4の縦支持フレーム13の基部の横伝動筒14の左端
に設けた出力プーリ55とを配置することができ、搬送
穀稈とベルト56との干渉を防止でき、ベルト56に藁
屑が巻き付くのを防ぐことができる。また、ギヤボック
ス50内の回転軸48に固定の歯車61は小径に形成し
ているから、ギヤボックス50の高さを低くでき、それ
ゆえ、ギヤボックス50を入口漏斗62の下方に位置さ
せることができ、空間を有効利用でき、機体全体をコン
パクトにできる。
【0040】また、図8に示すように筒部材60の外周
にはボス64を嵌合させ、ボス64と筒部材60の重合
部分にはブリーザ孔65を設け、筒部材60内の潤滑油
がブリーザ孔65より漏出してボス64と筒部材60の
間に滲むようにしているから、筒部材60に対するボス
64の回転を良好にし、後述する補助搬送装置26の傾
斜変更を円滑にする。また、ブリーザ孔65はボス64
により外気と遮断されているので、油の吹き出しあるい
は異物混入を防止できる。
にはボス64を嵌合させ、ボス64と筒部材60の重合
部分にはブリーザ孔65を設け、筒部材60内の潤滑油
がブリーザ孔65より漏出してボス64と筒部材60の
間に滲むようにしているから、筒部材60に対するボス
64の回転を良好にし、後述する補助搬送装置26の傾
斜変更を円滑にする。また、ブリーザ孔65はボス64
により外気と遮断されているので、油の吹き出しあるい
は異物混入を防止できる。
【0041】さらに、図8、図10に示すようにアクチ
ュエータ73を作動させると、アーム74を回動させて
ロッド72の上下動と横杆69の上下動によりボス64
を中心に回動アーム66を回動させ、補助搬送装置
(外)33の前側歯車(外)36の高さを上下方向に調
節できる。したがって、補助搬送装置26は筒部材60
の軸心を中心に上下方向に回動して傾斜角度を変更でき
る。
ュエータ73を作動させると、アーム74を回動させて
ロッド72の上下動と横杆69の上下動によりボス64
を中心に回動アーム66を回動させ、補助搬送装置
(外)33の前側歯車(外)36の高さを上下方向に調
節できる。したがって、補助搬送装置26は筒部材60
の軸心を中心に上下方向に回動して傾斜角度を変更でき
る。
【0042】この場合、回動アーム66の回動中心を筒
部材60に嵌合させたボス64の軸心としたので、別途
回動支点部材を設けなくてすみ、コンパクトで強固な支
点にすることができる。
部材60に嵌合させたボス64の軸心としたので、別途
回動支点部材を設けなくてすみ、コンパクトで強固な支
点にすることができる。
【0043】また、ギヤボックス50の入力プーリ54
は筒部材60の下方に位置させ、刈取前処理装置4の横
伝動筒14に出力プーリ55を設け、出力プーリ55と
前記入力プーリ54とベルト56は平面視ギヤボックス
50と前記補助搬送装置26との間の空間内に配置して
いるから、穀稈供給搬送装置18の補助搬送装置26を
筒部材60中心に上下させるときにも入力プーリ54と
ベルト56は干渉せず、上下動の範囲を広くすることが
でき、また、ベルト56のメンテナンスが容易になる。
は筒部材60の下方に位置させ、刈取前処理装置4の横
伝動筒14に出力プーリ55を設け、出力プーリ55と
前記入力プーリ54とベルト56は平面視ギヤボックス
50と前記補助搬送装置26との間の空間内に配置して
いるから、穀稈供給搬送装置18の補助搬送装置26を
筒部材60中心に上下させるときにも入力プーリ54と
ベルト56は干渉せず、上下動の範囲を広くすることが
でき、また、ベルト56のメンテナンスが容易になる。
【0044】また、前記出力プーリ55と前記入力プー
リ54とベルト56の一部または全部は、株元側引継搬
送装置19の下方(これより内側)に位置させているか
ら、株元側引継搬送装置19のフレームやチェン案内レ
ール等の各部材が、これらの上方を覆うので、カバーの
作用を奏し、藁屑、塵埃の付着を防止でき、特に、穀稈
供給搬送装置18の補助搬送装置26を筒部材60中心
に下げたとき搬送穀稈ベルト56の干渉を防止でき、ベ
ルト56に藁屑が巻き付くのを防止する。
リ54とベルト56の一部または全部は、株元側引継搬
送装置19の下方(これより内側)に位置させているか
ら、株元側引継搬送装置19のフレームやチェン案内レ
ール等の各部材が、これらの上方を覆うので、カバーの
作用を奏し、藁屑、塵埃の付着を防止でき、特に、穀稈
供給搬送装置18の補助搬送装置26を筒部材60中心
に下げたとき搬送穀稈ベルト56の干渉を防止でき、ベ
ルト56に藁屑が巻き付くのを防止する。
【0045】また、アクチュエータ73のアーム74が
ロッド72を上下動させることに基づく、前述の一連の
動きで回動アーム66をボス64中心に回動させると補
助搬送装置26の始端部は上下動するから、補助搬送装
置26の始端部は、株元側引継搬送装置19の終端(案
内ローラ23)に対して距離(間隔)を遠近させること
ができ、一層、穀稈の挟持位置の変更し得る範囲を広げ
ることができる。即ち、株元側引継搬送装置19と補助
搬送装置26とは相互に遠近自在に構成されることにな
って、調節範囲を広げることができる。
ロッド72を上下動させることに基づく、前述の一連の
動きで回動アーム66をボス64中心に回動させると補
助搬送装置26の始端部は上下動するから、補助搬送装
置26の始端部は、株元側引継搬送装置19の終端(案
内ローラ23)に対して距離(間隔)を遠近させること
ができ、一層、穀稈の挟持位置の変更し得る範囲を広げ
ることができる。即ち、株元側引継搬送装置19と補助
搬送装置26とは相互に遠近自在に構成されることにな
って、調節範囲を広げることができる。
【0046】図7に示すように補助搬送装置26(チェ
ン38:実線)を上動させると、株元側引継搬送装置1
9とチェン38の距離が短くなる。穀稈の挟持距離L1
は長稈と短稈で変わることが無いので、短稈の場合に
は、株元側引継搬送装置19の挟持位置から株元端間で
の長さL2は短くなる。したがって補助搬送装置26を
上動させることにより、短稈でも穀稈の株元を挟持搬送
できる。
ン38:実線)を上動させると、株元側引継搬送装置1
9とチェン38の距離が短くなる。穀稈の挟持距離L1
は長稈と短稈で変わることが無いので、短稈の場合に
は、株元側引継搬送装置19の挟持位置から株元端間で
の長さL2は短くなる。したがって補助搬送装置26を
上動させることにより、短稈でも穀稈の株元を挟持搬送
できる。
【0047】また、一方、補助搬送装置26(チェン3
8:点線)を下動させると、株元側引継搬送装置19と
チェン38の距離が長くなる。長稈の場合、株元側引継
搬送装置19の挟持位置から株元端までの長さL3は長
くなる。したがって補助搬送装置26を下動させること
により、穀稈のより株元を挟持搬送でき、搬送姿勢のに
乱れが無く、安定した搬送ができる。
8:点線)を下動させると、株元側引継搬送装置19と
チェン38の距離が長くなる。長稈の場合、株元側引継
搬送装置19の挟持位置から株元端までの長さL3は長
くなる。したがって補助搬送装置26を下動させること
により、穀稈のより株元を挟持搬送でき、搬送姿勢のに
乱れが無く、安定した搬送ができる。
【0048】また、補助搬送装置26の回動を扱深さ調
節装置17の扱深さ調節と連動して行う場合は、前記ポ
テンショメータ17a(図S6)により扱深さ調節装置
17の角度を検出してアクチュエータ73を連動させる
と、部品点数を増加させることなく、連動構成にするこ
とができる。また、扱深さ調節装置17の扱深さ調節用
の扱深さセンサ77(図3)によりアクチュエータ73
を連動させても、同様の作用がある。
節装置17の扱深さ調節と連動して行う場合は、前記ポ
テンショメータ17a(図S6)により扱深さ調節装置
17の角度を検出してアクチュエータ73を連動させる
と、部品点数を増加させることなく、連動構成にするこ
とができる。また、扱深さ調節装置17の扱深さ調節用
の扱深さセンサ77(図3)によりアクチュエータ73
を連動させても、同様の作用がある。
【0049】また、図8に示すように取付体70に対し
て補助搬送装置(外)33の案内レール(外)35を前
側移動させて補助搬送装置(外)33のチェン(外)3
8を緊張させ、この状態で縦杆67を回動アーム66に
対して前側に移動させると、補助搬送装置(内)34の
チェン(内)42を緊張させる個とができる。したがっ
て、補助搬送装置26の補助搬送装置(外)33及び補
助搬送装置(内)34の夫々のチェン38、42を独立
して調節可能となる。
て補助搬送装置(外)33の案内レール(外)35を前
側移動させて補助搬送装置(外)33のチェン(外)3
8を緊張させ、この状態で縦杆67を回動アーム66に
対して前側に移動させると、補助搬送装置(内)34の
チェン(内)42を緊張させる個とができる。したがっ
て、補助搬送装置26の補助搬送装置(外)33及び補
助搬送装置(内)34の夫々のチェン38、42を独立
して調節可能となる。
【0050】また、本発明の実施の形態によれば、穀稈
供給搬送装置18を刈取前処理装置4側に設けた株元側
引継搬送装置19から刈取穀稈を受取る補助搬送装置2
6と、該補助搬送装置26から前記刈取穀稈を受け取っ
て機体後方に搬送する主供給搬送装置25とに分割形成
した。
供給搬送装置18を刈取前処理装置4側に設けた株元側
引継搬送装置19から刈取穀稈を受取る補助搬送装置2
6と、該補助搬送装置26から前記刈取穀稈を受け取っ
て機体後方に搬送する主供給搬送装置25とに分割形成
した。
【0051】また、前記補助搬送装置26はその始端部
を前記株元側引継搬送装置19の終端部近傍に臨ませ、
かつ前記主供給搬送装置25と略同一直線状であって該
主供給搬送装置25の前方に位置する補助搬送装置
(外)33と、該補助搬送装置(外)33の終端側部と
前記主供給搬送装置25の始端側部の夫々に臨んで重合
する補助搬送装置(内)34とにより構成した。
を前記株元側引継搬送装置19の終端部近傍に臨ませ、
かつ前記主供給搬送装置25と略同一直線状であって該
主供給搬送装置25の前方に位置する補助搬送装置
(外)33と、該補助搬送装置(外)33の終端側部と
前記主供給搬送装置25の始端側部の夫々に臨んで重合
する補助搬送装置(内)34とにより構成した。
【0052】このとき、図4の1点鎖線X線に沿った穂
先側搬送装置11aの終端部と株元側引継搬送装置19
のチェンと補助搬送装置(外)33のチェン38の断面
方向から見た位置関係図(図12)において、穂先側搬
送装置11aの作用部(ラグの中央部)と株元側引継搬
送装置19のチェン先端を結ぶ直線Lより、上下スイン
グする補助搬送装置(外)33のチェン38先端が常に
下方になるように補助搬送装置33のチェン38の上下
移動範囲を設定する。
先側搬送装置11aの終端部と株元側引継搬送装置19
のチェンと補助搬送装置(外)33のチェン38の断面
方向から見た位置関係図(図12)において、穂先側搬
送装置11aの作用部(ラグの中央部)と株元側引継搬
送装置19のチェン先端を結ぶ直線Lより、上下スイン
グする補助搬送装置(外)33のチェン38先端が常に
下方になるように補助搬送装置33のチェン38の上下
移動範囲を設定する。
【0053】上記構成により、穀稈は穂先側搬送装置1
1aと株元側引継搬送装置19のチェンとを結ぶ直線よ
り下方で補助搬送装置(外)33のチェン38上で搬送
されるため、常に穀稈が「く」の字状に曲がって搬送さ
れる。このことは株元側引継搬送装置19のチェンにし
っかりと穀稈が押しつけられたことになり、該チェンで
の搬送が確実なものとなる。
1aと株元側引継搬送装置19のチェンとを結ぶ直線よ
り下方で補助搬送装置(外)33のチェン38上で搬送
されるため、常に穀稈が「く」の字状に曲がって搬送さ
れる。このことは株元側引継搬送装置19のチェンにし
っかりと穀稈が押しつけられたことになり、該チェンで
の搬送が確実なものとなる。
【0054】これにより、株元側引継搬送装置19のチ
ェン部と補助搬送装置(外)33のチェン38部での引
継ときに穀稈がこぼれなくなる。
ェン部と補助搬送装置(外)33のチェン38部での引
継ときに穀稈がこぼれなくなる。
【0055】また、図13(側面図)と操縦席の平面図
である図14に示すように、上下方向にスイングする補
助搬送装置26(補助搬送装置(外)33と補助搬送装
置(内)34)を操作するレバー90を操縦席に設け、
手動によりオペレータが脱穀供給状態を見ながら稈長及
び穀稈の姿勢に合わせて補助搬送装置26の上下方向の
位置を調整可能にした構成を採用しても良い。
である図14に示すように、上下方向にスイングする補
助搬送装置26(補助搬送装置(外)33と補助搬送装
置(内)34)を操作するレバー90を操縦席に設け、
手動によりオペレータが脱穀供給状態を見ながら稈長及
び穀稈の姿勢に合わせて補助搬送装置26の上下方向の
位置を調整可能にした構成を採用しても良い。
【0056】この構成により、オペレータは操縦席にお
いて、補助搬送装置26の上下方向の調整ができるた
め、コンバインの操作性が向上する。例えば、枕汲き
(コンバイン1に圃場に進入前に圃場のコーナー部の穀
稈を人力で予め刈り取ること)時に、補助搬送装置26
を下げていると、作業が容易であるが、その作業を終了
した後に、補助搬送装置26を上げるのを忘れて操縦席
にオペレータが着席しても操縦席から操作できる。
いて、補助搬送装置26の上下方向の調整ができるた
め、コンバインの操作性が向上する。例えば、枕汲き
(コンバイン1に圃場に進入前に圃場のコーナー部の穀
稈を人力で予め刈り取ること)時に、補助搬送装置26
を下げていると、作業が容易であるが、その作業を終了
した後に、補助搬送装置26を上げるのを忘れて操縦席
にオペレータが着席しても操縦席から操作できる。
【0057】また、脱穀装置3への穀稈供給部におい
て、オペレータが稈長の視認と、稈長に合せての刈取作
業をしながら、補助搬送装置26を調整できる利点もあ
る。もし、補助搬送装置26部分に該補助搬送装置26
の上下移動用のレバーがあれば、稈長に合せて刈取作業
をした後に、いちいち機械を止めて人が脱穀装置側まで
移動して補助搬送装置26の上下方向の高さ調整する必
要があるが、図13、図14に示す構成では、そのよう
な面倒はない。
て、オペレータが稈長の視認と、稈長に合せての刈取作
業をしながら、補助搬送装置26を調整できる利点もあ
る。もし、補助搬送装置26部分に該補助搬送装置26
の上下移動用のレバーがあれば、稈長に合せて刈取作業
をした後に、いちいち機械を止めて人が脱穀装置側まで
移動して補助搬送装置26の上下方向の高さ調整する必
要があるが、図13、図14に示す構成では、そのよう
な面倒はない。
【0058】上下方向にスイングする補助搬送装置26
の補助搬送装置(内)34のチェン42と主搬送装置2
5のフィードチェン28との間に空間部Sができ、この
空間部Sよりワラクズが下方に落下し、機体フレーム2
上や、図示しない唐箕カバーに引っかかり、溜まり易く
なる。
の補助搬送装置(内)34のチェン42と主搬送装置2
5のフィードチェン28との間に空間部Sができ、この
空間部Sよりワラクズが下方に落下し、機体フレーム2
上や、図示しない唐箕カバーに引っかかり、溜まり易く
なる。
【0059】このワラクズの溜まりをなくすために、図
15(側面図)と図16(平面図)には補助搬送装置2
6と主搬送装置25のフィードチェン28の下方に、前
方下向きに傾斜させたガイド板91を設けることができ
る。ガイド板91は回動軸44に支持部材92を介して
支持させる。
15(側面図)と図16(平面図)には補助搬送装置2
6と主搬送装置25のフィードチェン28の下方に、前
方下向きに傾斜させたガイド板91を設けることができ
る。ガイド板91は回動軸44に支持部材92を介して
支持させる。
【0060】ガイド板91により前記空間部Sから落下
したワラクズはガイド板91の上に溜まり、その量が一
定以上となると補助搬送装置26(補助搬送装置33,
34)が穀稈を脱穀装置3側に搬送した後で、反転して
穀稈の搬送作用をしない方向(矢印X方向)に移動する
補助搬送装置33,34のチェン38,42で前方に掻
き出し、順次前方へ搬送する。こうして空間部Sにワラ
クズが溜まることによる詰まりを防止することができ
る。
したワラクズはガイド板91の上に溜まり、その量が一
定以上となると補助搬送装置26(補助搬送装置33,
34)が穀稈を脱穀装置3側に搬送した後で、反転して
穀稈の搬送作用をしない方向(矢印X方向)に移動する
補助搬送装置33,34のチェン38,42で前方に掻
き出し、順次前方へ搬送する。こうして空間部Sにワラ
クズが溜まることによる詰まりを防止することができ
る。
【0061】図17と図18に示すように、株元側引継
搬送装置19のチェンの後方に、脱穀装置3の入口部に
向けて複数枚の矩形状のガイドゴム94(94a、94
b)を設けることで、株元側引継搬送装置19のチェン
への穀稈の巻き込みを防ぎ、脱穀装置3への穀稈の送り
を良くすることができる。
搬送装置19のチェンの後方に、脱穀装置3の入口部に
向けて複数枚の矩形状のガイドゴム94(94a、94
b)を設けることで、株元側引継搬送装置19のチェン
への穀稈の巻き込みを防ぎ、脱穀装置3への穀稈の送り
を良くすることができる。
【0062】株元側引継搬送装置19が穀稈をフィード
チェン28に搬送した後、反転して穀稈の搬送作用をし
ない方向(図18の矢印Y方向)に移動する株元側引継
搬送装置19のチェンの上部にガイドゴム94a、94
bがあるので穀稈が株元側引継搬送装置19のチェンに
穀稈が巻き込まれることはない。また、ガイドゴム94
a、94b上に供給された穀稈はガイドゴム94a、9
4b上を抵抗なく良く滑り、脱穀装置3の入口部(「ジ
ョウゴ」)へスムーズに搬送される。
チェン28に搬送した後、反転して穀稈の搬送作用をし
ない方向(図18の矢印Y方向)に移動する株元側引継
搬送装置19のチェンの上部にガイドゴム94a、94
bがあるので穀稈が株元側引継搬送装置19のチェンに
穀稈が巻き込まれることはない。また、ガイドゴム94
a、94b上に供給された穀稈はガイドゴム94a、9
4b上を抵抗なく良く滑り、脱穀装置3の入口部(「ジ
ョウゴ」)へスムーズに搬送される。
【0063】図19、図20、図21には本発明の補助
搬送装置26の別の実施の形態を示す。この構成は、補
助搬送装置26のチェンに長短二つの挟持ガイドを設け
るものである。図19は補助搬送装置26付近の側面図
であり、図20は図19の補助搬送装置26付近の平面
図であり、図21は穀稈搬送時の様子を示す平面図であ
る。
搬送装置26の別の実施の形態を示す。この構成は、補
助搬送装置26のチェンに長短二つの挟持ガイドを設け
るものである。図19は補助搬送装置26付近の側面図
であり、図20は図19の補助搬送装置26付近の平面
図であり、図21は穀稈搬送時の様子を示す平面図であ
る。
【0064】図19と図20に示す例では、刈取前処理
装置4の刈取前処理装置フレーム96に設けた支点ブラ
ケット(外)96aの下面に一端を固着して、補助搬送
装置(外)33に向けて水平方向に平面を有するように
伸ばし、チェン(外)38上に当接する挟持ガイド
(外)38aを固着しする。また、フレーム96の補助
搬送装置(内)34の前端よりも若干前方に設けた支点
となるブラケット(外)96bの下面に設けたリンク支
点となるブラケット(内)96cに一端を固着し、補助
搬送装置(内)34のチェン(内)42上に長手方向に
対し伸ばした下に凸な形状の挟持ガイド(内)42aを
上下回動自在に遊嵌する。また、図21に示すように、
挟持ガイド(外)38aと挟持ガイド(内)42aの2
本のガイドにより、穀稈が挟持されるので、穀稈の搬送
中のこぼれ、搬送姿勢の乱れ(穀稈のクロス)はなくな
る。
装置4の刈取前処理装置フレーム96に設けた支点ブラ
ケット(外)96aの下面に一端を固着して、補助搬送
装置(外)33に向けて水平方向に平面を有するように
伸ばし、チェン(外)38上に当接する挟持ガイド
(外)38aを固着しする。また、フレーム96の補助
搬送装置(内)34の前端よりも若干前方に設けた支点
となるブラケット(外)96bの下面に設けたリンク支
点となるブラケット(内)96cに一端を固着し、補助
搬送装置(内)34のチェン(内)42上に長手方向に
対し伸ばした下に凸な形状の挟持ガイド(内)42aを
上下回動自在に遊嵌する。また、図21に示すように、
挟持ガイド(外)38aと挟持ガイド(内)42aの2
本のガイドにより、穀稈が挟持されるので、穀稈の搬送
中のこぼれ、搬送姿勢の乱れ(穀稈のクロス)はなくな
る。
【0065】このとき、穂先側搬送装置11aおよび株
元側引継搬送装置19のチェンにより搬送された穀稈
は、補助搬送装置(外)33の挟持ガイド(外)38a
により補助搬送装置(外)33に取り込まれ、該挟持ガ
イド(外)33aとチェン(外)38により穀稈の株元
付近を挟持されながら搬送され、ついで、挟持ガイド
(内)42aにより補助搬送装置(内)34に取り込ま
れ、該挟持ガイド(内)42aとチェン(内)42によ
り穀稈のやや穂先寄りの株元付近を挟持されながら搬送
され、さらに、前方に延長された挟扼杆27により主供
給搬送装置25に取り込まれ、該挟扼杆27とフィード
チェン28により穀稈の株元付近を挟持されながら脱穀
装置3に供給搬送される。
元側引継搬送装置19のチェンにより搬送された穀稈
は、補助搬送装置(外)33の挟持ガイド(外)38a
により補助搬送装置(外)33に取り込まれ、該挟持ガ
イド(外)33aとチェン(外)38により穀稈の株元
付近を挟持されながら搬送され、ついで、挟持ガイド
(内)42aにより補助搬送装置(内)34に取り込ま
れ、該挟持ガイド(内)42aとチェン(内)42によ
り穀稈のやや穂先寄りの株元付近を挟持されながら搬送
され、さらに、前方に延長された挟扼杆27により主供
給搬送装置25に取り込まれ、該挟扼杆27とフィード
チェン28により穀稈の株元付近を挟持されながら脱穀
装置3に供給搬送される。
【0066】さらに補助搬送装置(外)33の挟持ガイ
ド(外)38aは、チェン(外)38の前端よりも前方
に突出して大きく開口し、かつ側面視で部分円弧状に湾
曲してチェン(外)38に接近するから、株元側引継搬
送装置19から搬送されてくる穀稈を円滑に取り込むこ
とができる。また、挟持ガイド(外)38aは、刈取前
処理装置フレームのブラケット12aを中心に上下に揺
動するから、補助搬送装置26の上下揺動があっても、
挟持ガイド(外)38aは、その自重でチェン(外)3
8との相対位置はほとんど変化せずにチェン(外)38
の上面に接近して位置するから、補助搬送装置(外)3
3の穀稈挟持状態は上下揺動にかかわらずほとんど変化
せず、したがって常に良好な搬送作用を行うことができ
る。
ド(外)38aは、チェン(外)38の前端よりも前方
に突出して大きく開口し、かつ側面視で部分円弧状に湾
曲してチェン(外)38に接近するから、株元側引継搬
送装置19から搬送されてくる穀稈を円滑に取り込むこ
とができる。また、挟持ガイド(外)38aは、刈取前
処理装置フレームのブラケット12aを中心に上下に揺
動するから、補助搬送装置26の上下揺動があっても、
挟持ガイド(外)38aは、その自重でチェン(外)3
8との相対位置はほとんど変化せずにチェン(外)38
の上面に接近して位置するから、補助搬送装置(外)3
3の穀稈挟持状態は上下揺動にかかわらずほとんど変化
せず、したがって常に良好な搬送作用を行うことができ
る。
【0067】また、挟持ガイド(内)42aも刈取前処
理装置フレーム96のブラケット96bを中心に上下に
揺動するから、補助搬送装置26の上下の揺動があって
も、挟持ガイド(内)42aの自重によりチェン(内)
42との相対位置はほとんど変化せず、チェン(内)4
2の上面に位置するから、補助搬送装置(内)34の穀
稈挟持状態は上下方向の揺動により変化しない。
理装置フレーム96のブラケット96bを中心に上下に
揺動するから、補助搬送装置26の上下の揺動があって
も、挟持ガイド(内)42aの自重によりチェン(内)
42との相対位置はほとんど変化せず、チェン(内)4
2の上面に位置するから、補助搬送装置(内)34の穀
稈挟持状態は上下方向の揺動により変化しない。
【0068】補助搬送装置(内)34の挟持ガイド
(内)42aは下に凸形状をしており、補助搬送装置
(内)34の始端よりも前方に設けてあり、かつ側面視
で部分円弧状に湾曲して拡開しているので、搬送されて
くる穀稈を抵抗なく円滑に取り込むことができ、また、
補助搬送装置(外)33の挟持ガイド(外)38aが上
昇しても挟持ガイド(内)42aの作用部は下がったま
まであり、補助搬送装置(内)34の搬送作用を損なう
ことはない。挟持ガイド38a、42aは下に凸形状を
しているので、枕扱ぎ時の多量の穀稈も容易に挟持ガイ
ド38a、42aとチェン38、42で挟み込み脱穀装
置3に搬送できる。
(内)42aは下に凸形状をしており、補助搬送装置
(内)34の始端よりも前方に設けてあり、かつ側面視
で部分円弧状に湾曲して拡開しているので、搬送されて
くる穀稈を抵抗なく円滑に取り込むことができ、また、
補助搬送装置(外)33の挟持ガイド(外)38aが上
昇しても挟持ガイド(内)42aの作用部は下がったま
まであり、補助搬送装置(内)34の搬送作用を損なう
ことはない。挟持ガイド38a、42aは下に凸形状を
しているので、枕扱ぎ時の多量の穀稈も容易に挟持ガイ
ド38a、42aとチェン38、42で挟み込み脱穀装
置3に搬送できる。
【0069】また、主供給搬送装置25の挟扼杆27は
フィードチェン28の前端部よりも前側に延在して入口
部を拡開する構成としているので、補助搬送装置26か
ら搬送されてくる穀稈の受け入れ、取り込みが良好であ
り、早期に穀稈を下方に押さえて挟持するために、補助
搬送装置26から主供給搬送装置25への引継部での稈
こぼれ、株の乱れを発生させることなく、穀稈の供給搬
送を安定化させることができる。
フィードチェン28の前端部よりも前側に延在して入口
部を拡開する構成としているので、補助搬送装置26か
ら搬送されてくる穀稈の受け入れ、取り込みが良好であ
り、早期に穀稈を下方に押さえて挟持するために、補助
搬送装置26から主供給搬送装置25への引継部での稈
こぼれ、株の乱れを発生させることなく、穀稈の供給搬
送を安定化させることができる。
【0070】なお、挟持ガイド(外)38aおよび挟持
ガイド(内)42aの挟持力は、それぞれの挟持ガイド
38a、42a自身に作用する重力により発生するが、
リンク支点(外)27bおよび/またはリンク支点
(内)38cにねじりスプリングなどによる機械的付勢
手段を設けて挟持ガイド(外)38aおよび挟持ガイド
(内)42aを下向きに付勢し、挟持力を発生させる構
成としてもよい。
ガイド(内)42aの挟持力は、それぞれの挟持ガイド
38a、42a自身に作用する重力により発生するが、
リンク支点(外)27bおよび/またはリンク支点
(内)38cにねじりスプリングなどによる機械的付勢
手段を設けて挟持ガイド(外)38aおよび挟持ガイド
(内)42aを下向きに付勢し、挟持力を発生させる構
成としてもよい。
【0071】図22、図23には本発明の主搬送装置2
5の別の実施の形態を示す。図22は主搬送装置25付
近の側面図であり、図23は図22の補助搬送装置26
と主搬送装置25付近の平面図である。
5の別の実施の形態を示す。図22は主搬送装置25付
近の側面図であり、図23は図22の補助搬送装置26
と主搬送装置25付近の平面図である。
【0072】主供給搬送装置25のフィードチェン28
を図23の仮想線の位置にオープンする場合に、回動軸
44の回動支点を走行フレーム2上に突出して設けた支
持フレーム97とし、そのフレーム97またはフレーム
97上に組み付けたギアボックス100を走行フレーム
2上に設けた支持架台15から伸縮自在なロッド99に
て連結する。
を図23の仮想線の位置にオープンする場合に、回動軸
44の回動支点を走行フレーム2上に突出して設けた支
持フレーム97とし、そのフレーム97またはフレーム
97上に組み付けたギアボックス100を走行フレーム
2上に設けた支持架台15から伸縮自在なロッド99に
て連結する。
【0073】こうして、フィードチェン28がオープン
位置にきた時、フィードチェン28のフレームが長く、
重いので、回動軸44の回動支点はたわんでしまい、排
塵ギアボックス101の出力軸中心にフィードチェン2
8のスプロケット28aがフィードチェン28と噛み合
わなくなる。これを防止するために、回動軸44の回動
支点より車体の前方側にある支持架台15と上記回動支
点支持用のフレーム97又はそれに組み付けたギアボッ
クス100等とを連結し、かつ伸縮自在とすることによ
り、排塵ギアボックス101の軸芯とスプロケット28
aの芯出しができる。
位置にきた時、フィードチェン28のフレームが長く、
重いので、回動軸44の回動支点はたわんでしまい、排
塵ギアボックス101の出力軸中心にフィードチェン2
8のスプロケット28aがフィードチェン28と噛み合
わなくなる。これを防止するために、回動軸44の回動
支点より車体の前方側にある支持架台15と上記回動支
点支持用のフレーム97又はそれに組み付けたギアボッ
クス100等とを連結し、かつ伸縮自在とすることによ
り、排塵ギアボックス101の軸芯とスプロケット28
aの芯出しができる。
【図1】 本発明の実施の形態の刈取前処理装置、穀稈
供給搬送装置および脱穀装置における搬送手段と穀稈の
流れを示すブロック図である。
供給搬送装置および脱穀装置における搬送手段と穀稈の
流れを示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態の刈取前処理装置の側面
図である。
図である。
【図3】 本発明の実施の形態の刈取前処理装置の平面
図である。
図である。
【図4】 本発明の実施の形態の刈取前処理装置と穀稈
供給搬送装置の側面図である。
供給搬送装置の側面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の補助搬送装置の展開状
態の概略平面図である。
態の概略平面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の穂先側搬送装置、株元
側引継搬送装置、補助搬送装置の配置の展開状態概略平
面図である。
側引継搬送装置、補助搬送装置の配置の展開状態概略平
面図である。
【図7】 本発明の実施の形態の穂先側搬送装置、株元
側引継搬送装置、補助搬送装置(外)の配置の展開状態
の概略背面図である。
側引継搬送装置、補助搬送装置(外)の配置の展開状態
の概略背面図である。
【図8】 本発明の実施の形態の補助搬送装置とギヤボ
ックスの展開状態の一部断面概略平面図である。
ックスの展開状態の一部断面概略平面図である。
【図9】 本発明の実施の形態の脱穀装置の一部断面概
略正面図である。
略正面図である。
【図10】 本発明の実施の形態の刈取前処理装置と補
助搬送装置の側面図である。
助搬送装置の側面図である。
【図11】 本発明の実施の形態の補助搬送装置付近の
一部断面概略平面図である。
一部断面概略平面図である。
【図12】 本発明の実施の形態の補助搬送装置付近の
正面図である。
正面図である。
【図13】 本発明の実施の形態の補助搬送装置付近の
側面図である。
側面図である。
【図14】 図13の実施の形態の操縦席の平面図であ
る。
る。
【図15】 本発明の実施の形態の補助搬送装置付近の
側面図である。
側面図である。
【図16】 図15の実施の形態の平面図である。
【図17】 本発明の実施の形態の補助搬送装置付近の
斜視図である。
斜視図である。
【図18】 図17の実施の形態の平面図である。
【図19】 本発明の実施の形態の主供給搬送装置およ
び補助搬送装置付近の側面図である。
び補助搬送装置付近の側面図である。
【図20】 図19の主供給搬送装置および補助搬送装
置付近の平面図である。
置付近の平面図である。
【図21】 図19の主供給搬送装置および補助搬送装
置付近の平面図である。
置付近の平面図である。
【図22】 本発明の実施の形態の主搬送装置付近の側
面図である。
面図である。
【図23】 図22の実施の形態の平面図である。
【図24】 従来例のコンバインの側面図である。
1 コンバイン 3 脱穀装置 4 刈取前処理装置 5 分草具 6 引起ケース 7 スターホイ
ル 8 掻き込み装置 9 刈刃 10 株元側搬送装置 11 穂先側搬
送装置 11a 穂先側搬送装置 12 刈取フレ
ーム 13 縦支持フレーム 14 横伝動筒 15 支持架台 16 刈取上下
シリンダ 17 扱深さ調節装置 18 穀稈供給
搬送装置 19 株元側引継搬送装置 M1 扱深さ調
節用アクチュエータ 17a、19a ポテンショメータ 23 案内ロー
ラ M2 引継搬送用アクチュエータ 25 主供給搬
送装置 26 補助搬送装置 27 挟扼杆 27a リンク支点ブラケット(外) 27b リンク
支点(外) 28 フィードチェン 29 上部カバ
ー 30 フィードチェン案内レール 30a 回動ア
ーム取付ブラケット 30b 係止機構 31 前側受動
輪体 32 後側受動輪体 33 補助搬送
装置(外) 34 補助搬送装置(内) 35 案内レー
ル(外) 36 前側歯車(外) 36a 前下側
歯車(外) 37 後側歯車(外) 38 チェン
(外) 38a 挟持ガイド(外) 38b リンク支点ブラケット(内) 38c リンク
支点(内) 39 取付軸 40 前側歯車
(内) 40a 案内レール(内) 41 後側歯車
(内) 42 チェン(内) 42a 挟持ガ
イド(内) 43 搬送ラグ 44 回動軸 45 支持体 46 支持部材 47 回動アーム 48 回転軸 50 ギヤボックス 51 歯車群 90 操作レバー 91 ガイド板 92 支持部材 94(94a、
94b) ガイドゴム 96 刈取前処理装置フレーム 96b、c 支
持フレームブラケット 97 支持フレーム 100 ギアボ
ックス 99 ロッド 100 補助ギ
アボックス 101 排塵ギアボックス
ル 8 掻き込み装置 9 刈刃 10 株元側搬送装置 11 穂先側搬
送装置 11a 穂先側搬送装置 12 刈取フレ
ーム 13 縦支持フレーム 14 横伝動筒 15 支持架台 16 刈取上下
シリンダ 17 扱深さ調節装置 18 穀稈供給
搬送装置 19 株元側引継搬送装置 M1 扱深さ調
節用アクチュエータ 17a、19a ポテンショメータ 23 案内ロー
ラ M2 引継搬送用アクチュエータ 25 主供給搬
送装置 26 補助搬送装置 27 挟扼杆 27a リンク支点ブラケット(外) 27b リンク
支点(外) 28 フィードチェン 29 上部カバ
ー 30 フィードチェン案内レール 30a 回動ア
ーム取付ブラケット 30b 係止機構 31 前側受動
輪体 32 後側受動輪体 33 補助搬送
装置(外) 34 補助搬送装置(内) 35 案内レー
ル(外) 36 前側歯車(外) 36a 前下側
歯車(外) 37 後側歯車(外) 38 チェン
(外) 38a 挟持ガイド(外) 38b リンク支点ブラケット(内) 38c リンク
支点(内) 39 取付軸 40 前側歯車
(内) 40a 案内レール(内) 41 後側歯車
(内) 42 チェン(内) 42a 挟持ガ
イド(内) 43 搬送ラグ 44 回動軸 45 支持体 46 支持部材 47 回動アーム 48 回転軸 50 ギヤボックス 51 歯車群 90 操作レバー 91 ガイド板 92 支持部材 94(94a、
94b) ガイドゴム 96 刈取前処理装置フレーム 96b、c 支
持フレームブラケット 97 支持フレーム 100 ギアボ
ックス 99 ロッド 100 補助ギ
アボックス 101 排塵ギアボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 利彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 奥本 康治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 井原 靖 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B076 AA03 DA08 EC09 ED08 ED09 2B084 AA01 AC05 BD13 BD19 BD26 BH02
Claims (1)
- 【請求項1】 刈取装置に設ける穀稈の搬送用の扱深さ
調節装置と株元側引継搬送装置と脱穀装置へ穀稈を一定
速度で供給搬送する供給搬送手段との間に、車速に同調
して変速する補助搬送手段を設け、扱深さ調節装置と株
元側引継搬送装置の穀稈搬送作用部を結ぶ直線より、上
下スイングする補助搬送装置先端が常に下方になるよう
に補助搬送装置の上下移動範囲を設定したことを特徴と
するコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11123196A JP2000312523A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11123196A JP2000312523A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000312523A true JP2000312523A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14854582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11123196A Pending JP2000312523A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000312523A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002233230A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-20 | Iseki & Co Ltd | コンバインの穀稈移送装置 |
JP2009072203A (ja) * | 2008-11-29 | 2009-04-09 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2009213494A (ja) * | 2009-06-30 | 2009-09-24 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2009284822A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2010094132A (ja) * | 2009-12-21 | 2010-04-30 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2010246572A (ja) * | 2010-08-13 | 2010-11-04 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP11123196A patent/JP2000312523A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002233230A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-20 | Iseki & Co Ltd | コンバインの穀稈移送装置 |
JP4670155B2 (ja) * | 2001-02-05 | 2011-04-13 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP2009284822A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2009072203A (ja) * | 2008-11-29 | 2009-04-09 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP4670945B2 (ja) * | 2008-11-29 | 2011-04-13 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP2009213494A (ja) * | 2009-06-30 | 2009-09-24 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP4670982B2 (ja) * | 2009-06-30 | 2011-04-13 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP2010094132A (ja) * | 2009-12-21 | 2010-04-30 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP4670988B2 (ja) * | 2009-12-21 | 2011-04-13 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP2010246572A (ja) * | 2010-08-13 | 2010-11-04 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
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