千葉県災害拠点病院
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千葉県災害拠点病院(ちばけんさいがいきょてんびょういん)とは、千葉県にある災害時の救急医療の拠点となる災害拠点病院。
概要
[編集]県内や近県で災害が発生し、通常の医療体制では被災者に対する適切な医療を確保することが困難な状況となった場合に、千葉県知事の要請により傷病者の受け入れや医療救護班の派遣等を行う。26病院が指定されており、総合病院国保旭中央病院、日本医科大学千葉北総病院、国保直営総合病院君津中央病院、亀田総合病院が全県域を担当し災害医療の中心となる基幹災害拠点病院、その他病院が各医療圏に対応する地域災害拠点病院となっている。現在、各二次医療圏ごとに1以上の地域災害医療センターが確保されている。
拠点病院の条件
[編集]- 建物が耐震耐火構造であること。
- 資器材等の備蓄があること。
- 応急収容するために転用できる場所があること。
- 応急用資器材、自家発電機、応急テント等により自己完結できること。(外部からの補給が滞っても簡単には病院機能を喪失しないこと)
- 近接地にヘリポートが確保できること。
DMAT
[編集]災害派遣医療チーム(DMAT)は、派遣体制が整っている病院をDMAT指定医療機関として指定しており、全ての災害拠点病院で編成されている(2019年4月1日時点[1])。
沿革
[編集]- 1996年(平成8年)
- 8月20日 - 千葉県救急医療センターなど14病院が指定[注 1]。うち総合病院国保旭中央病院など4病院が基幹災害拠点病院となる[1]。
- 10月15日 - 千葉大学医学部附属病院が追加指定。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 安房地域医療センターが追加指定。
- 2009年(平成21年)8月10日 - 順天堂大学医学部附属浦安病院、東京女子医科大学八千代医療センターが追加指定。
- 2014年(平成26年)
- 3月31日 - 東千葉メディカルセンター開院に伴い地域災害拠点病院の指定を受けていた千葉県立東金病院が閉院[2]。
- 4月1日 - 東千葉メディカルセンターが追加指定。
- 2015年(平成27年)4月1日 - 国立病院機構千葉医療センター、東京ベイ・浦安市川医療センターが追加指定。
- 2016年(平成28年)4月1日 - 東邦大学医療センター佐倉病院が追加指定。
- 2017年(平成29年)
- 4月1日 - 千葉市立青葉病院、千葉労災病院が追加指定。
- 12月1日 - 千葉県済生会習志野病院が追加指定。
- 12月27日 - 松戸市立総合医療センターが追加指定。
- 2019年(平成31年)4月1日 - 千葉西総合病院が追加指定。
病院一覧
[編集]千葉県災害拠点病院の一覧。26病院が指定されている(2019年4月1日時点[1])。うち基幹災害拠点病院4病院、地域災害拠点病院22病院。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 千葉県. “災害拠点病院の指定について”. 千葉県. 2019年7月29日閲覧。
- ^ “千葉県立東金病院が閉院 地域医療60年の歴史に幕”. www.chibanippo.co.jp. 2019年7月29日閲覧。
- ^ “全国救命救急センター一覧”. www.jaam.jp. 2019年7月29日閲覧。
- ^ 千葉県. “救命救急センターの指定について”. 千葉県. 2019年7月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
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