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JPWO2019246508A5 - - Google Patents

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本明細書で使用される場合、全ての見出しは単に効率性のためのものであり、いかなる方法でも開示を制限することを意図したものではない。個々のセクションの内容は、全てのセクションに等しく適用され得る。
本発明の態様は以下を含む。
<1>
第1のポリペプチド鎖及び第2のポリペプチド鎖を含むヘテロ二量体タンパク質であって、
前記第1のポリペプチド鎖は、アミノ末端において第1のタンパク質の第1のサブユニットを含み、前記第1のタンパク質の第1のサブユニットは、第1の電荷分極コアドメインによって、カルボキシ末端における第2のタンパク質の第1のサブユニットに連結されており、
前記第2のポリペプチド鎖は、アミノ末端において前記第1のタンパク質の第2のサブユニットを含み、前記第1のタンパク質の第2のサブユニットは、第2の電荷分極コアドメインによって、カルボキシ末端における前記第2のタンパク質の第2のサブユニットに連結されており、
前記第1のポリペプチド鎖及び前記第2のポリペプチド鎖は、前記第1の電荷分極コアドメイン及び前記第2の電荷分極コアドメイン上の正に帯電したアミノ酸残基と負に帯電したアミノ酸残基との間の静電相互作用を介してヘテロ二量体を形成する、
前記ヘテロ二量体タンパク質。
<2>
前記第1の電荷分極コアドメイン及び/又は前記第2の電荷分極コアドメインが、可動性アミノ酸配列、IgGヒンジ領域、又は抗体配列から所望により選択されるポリペプチドリンカーを含む、<1>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<3>
前記リンカーが合成リンカー、所望によりPEGである、<2>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<4>
前記リンカーが、IgG1、所望によりヒトIgG1に由来する、ヒンジ-CH2-CH3 Fcドメインを含む、<2>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<5>
前記リンカーが、IgG4、所望によりヒトIgG4に由来する、ヒンジ-CH2-CH3 Fcドメインを含む、<2>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<6>
前記第1の電荷分極コアドメイン及び/又は前記第2の電荷分極コアドメインが、前記電荷分極コアドメインのアミノ末端及びカルボキシ末端に正に帯電したアミノ酸残基及び/又は負に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドをさらに含む、<1>~<5>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<7>
前記正に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、ヒスチジン(His)、リシン(Lys)、及びアルギニン(Arg)から選択される1又は複数のアミノ酸を含み得る、<6>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<8>
前記正に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、Y (式中、Xはアルギニン、ヒスチジン、又はリシンなどの正に帯電したアミノ酸であり、Yはセリン又はグリシンなどのスペーサーアミノ酸である)(配列番号1)、YY XX YY XX YY (式中、Xはアルギニン、ヒスチジン、又はリシンなどの正に帯電したアミノ酸であり、Yはセリン又はグリシンなどのスペーサーアミノ酸である)(配列番号3)、及びY CY (式中、Xはアルギニン、ヒスチジン、又はリシンなどの正に帯電したアミノ酸であり、Yはセリン又はグリシンなどのスペーサーアミノ酸である)(配列番号5)から選択される配列を含む、<7>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<9>
前記正に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、配列RKGGKR(配列番号11)又はGSGSRKGGKRGS(配列番号12)を含む、<8>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<10>
前記負に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、アスパラギン酸(Asp)及びグルタミン酸(Glu)から選択される1又は複数のアミノ酸を含み得る、<6>記載のヘテロ二量体タンパク質。
<11>
前記負に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、Y (式中、Zはアスパラギン酸又はグルタミン酸などの負に帯電したアミノ酸であり、Yはセリン又はグリシンなどのスペーサーアミノ酸である)(配列番号2)、YY ZZ YY ZZ YY (式中、Zはアスパラギン酸又はグルタミン酸などの負に帯電したアミノ酸であり、Yはセリン又はグリシンなどのスペーサーアミノ酸である)(配列番号4)、及びY CY (式中、Zはアスパラギン酸又はグルタミン酸などの負に帯電したアミノ酸であり、Yはセリン又はグリシンなどのスペーサーアミノ酸である)(配列番号6)から選択される配列を含む、<9>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<12>
前記正に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、配列DEGGED(配列番号13)又はGSGSDEGGEDGS(配列番号14)を含む、<8>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<13>
前記第1の電荷分極コアドメイン及び/又は前記第2の電荷分極コアドメインが、水素結合及び/又はファンデルワールス力の増大によってヘテロ二量体化を促進するための1又は複数のアミノ酸変化を含む、<1>~<12>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<14>
前記1又は複数のアミノ酸変化が、ノブ・イン・ホール(knob-in-hole)モチーフを作成する、<13>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<15>
前記ノブ・イン・ホールモチーフは、前記第1の電荷分極コアドメインにおいて1又は複数のチロシン(Y)残基を1又は複数のスレオニン(T)残基で置換する1又は複数のアミノ酸変化によって形成される、及び/又は前記第2の電荷分極コアドメインにおいて1又は複数のスレオニン(T)残基を1又は複数のチロシン(Y)残基で置換する1又は複数のアミノ酸変化によって形成される、<14>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<16>
前記ノブ・イン・ホールモチーフは、前記第2の電荷分極コアドメインにおいて1又は複数のチロシン(Y)残基を1又は複数のスレオニン(T)残基で置換する1又は複数のアミノ酸変化によって形成される、及び/又は前記第1の電荷分極コアドメインにおいて1又は複数のスレオニン(T)残基を1又は複数のチロシン(Y)残基で置換する1又は複数のアミノ酸変化によって形成される、<14>又は<15>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<17>
前記電荷分極コアドメインの一方又は両方は、L234A及びL235A(LALA)、並びに所望によりP329Gから選択される1又は複数のエフェクター及び補体サイレンシング置換(effector and complement silencing substitution)を含む、<13>~<16>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<18>
前記電荷分極コアドメインの一方又は両方は、M252Y、S254T、及びT256Eから選択される1又は複数の半減期延長変異を含む、<13>~<17>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<19>
前記第1のタンパク質が表1から選択される、<1>~<18>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<20>
前記第2のタンパク質が表1から選択される、<1>~<19>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<21>
前記第1のタンパク質及び/又は前記第2のタンパク質が、サイトカイン、増殖因子、及び/又はホルモンから選択される、<1>~<20>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<22>
前記第1のタンパク質及び/又は前記第2のタンパク質が、インターロイキンである、<21>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<23>
前記第1のタンパク質及び/又は前記第2のタンパク質が、IL12αサブユニット及びIL27βサブユニットを含むIL-35である、<22>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<24>
前記第1のタンパク質及び/又は前記第2のタンパク質が、サイトカインの受容体、増殖因子の受容体、及び/又はホルモンの受容体から選択される、<1>~<23>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<25>
前記第1のタンパク質及び/又は前記第2のタンパク質が、インターロイキンの受容体である、<24>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<26>
前記第1のタンパク質及び/又は前記第2のタンパク質が、IL6Rαサブユニット及びgp130サブユニットを含むIL6受容体である、<25>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<27>
前記第1のタンパク質及び/又は前記第2のタンパク質が、IL21rサブユニット及びIL2rgサブユニットを含むIL21受容体である、<25>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<28>
前記第1のタンパク質及び/又は前記第2のタンパク質が、IFNgRサブユニット及びIFNGR2サブユニットを含むIL21受容体である、<25>に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<29>
前記ヘテロ二量体タンパク質が、(i)免疫阻害シグナルを低減又は排除すること、及び(ii)免疫刺激シグナルを増加又は活性化することの両方が可能である、<1>~<28>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<30>
前記ヘテロ二量体タンパク質が、制御性T細胞に対するエフェクターT細胞の比率を増加させることができる、<1>~<29>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<31>
前記ヘテロ二量体タンパク質は、細胞傷害性T細胞の亜集団、エフェクターメモリーT細胞の亜集団、セントラルメモリーT細胞の亜集団、CD8 幹細胞メモリーエフェクター細胞の亜集団、TH1エフェクターT細胞の亜集団、TH2エフェクターT細胞の亜集団、TH9エフェクターT細胞の亜集団、TH17エフェクターT細胞の亜集団、及び/又はIL-2、IL-4、及び/又はIFN-γを分泌するエフェクターT細胞の亜集団を増加させることができる、及び/又は減少を防止することができる、<1>~<30>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
<32>
<1>~<31>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質を含む、医薬組成物。
<33>
<1>~<32>のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質の前記第1のポリペプチド鎖及び/又は前記第2のポリペプチド鎖をコードする核酸を含む、発現ベクター。
<34>
前記発現ベクターが、哺乳動物発現ベクターである、<33>に記載の発現ベクター。
<35>
前記発現ベクターが、DNA又はRNAを含む、<34>に記載の発現ベクター。
<36>
<33>~<35>のいずれか一項に記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
<37>
<32>に記載の医薬組成物の有効量を、投与を必要とする対象に投与することを含む、がんを治療する方法。
<38>
<32>に記載の医薬組成物の有効量を、投与を必要とする対象に投与することを含む、自己免疫疾患又は自己免疫障害を治療する方法。
<39>
<32>に記載の医薬組成物の有効量を、投与を必要とする対象に投与することを含む、患者の免疫応答を調節する方法。
<40>
前記患者のT細胞が、免疫刺激シグナルを有する細胞外ドメインによって活性化されている、<37>~<39>のいずれか一項に記載の方法。
<41>
前記患者が腫瘍を有し、1又は複数の腫瘍細胞による、免疫阻害シグナルを有する細胞外ドメインにより活性化される免疫抑制シグナルの伝達が防止されている、<37>~<39>のいずれか一項に記載の方法。
<42>
前記自己免疫疾患又は前記自己免疫障害が、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、糖尿病、強直性脊椎炎、シェーグレン症候群、炎症性腸疾患(例えば、潰瘍性大腸炎、クローン病)、多発性硬化症、サルコイドーシス、乾癬、グレーブス病、橋本病、乾癬、過敏反応(例えば、アレルギー、花粉症、喘息、及び急性浮腫を引き起こすI型過敏反応)、及び血管炎から選択される、<38>に記載の方法。

Claims (23)

  1. 第1のポリペプチド鎖及び第2のポリペプチド鎖を含むヘテロ二量体タンパク質であって、
    前記第1のポリペプチド鎖は、アミノ末端において第1のタンパク質の第1のサブユニットを含み、前記第1のタンパク質の第1のサブユニットは、第1の電荷分極コアドメインによって、カルボキシ末端における第2のタンパク質の第1のサブユニットに連結されており、
    前記第2のポリペプチド鎖は、アミノ末端において前記第1のタンパク質の第2のサブユニットを含み、前記第1のタンパク質の第2のサブユニットは、第2の電荷分極コアドメインによって、カルボキシ末端における前記第2のタンパク質の第2のサブユニットに連結されており、
    前記第1のポリペプチド鎖及び前記第2のポリペプチド鎖は、前記第1の電荷分極コアドメイン及び前記第2の電荷分極コアドメイン上の正に帯電したアミノ酸残基と負に帯電したアミノ酸残基との間の静電相互作用を介してヘテロ二量体を形成し、
    前記第1のタンパク質及び前記第2のタンパク質、又は前記第2のタンパク質及び前記第1のタンパク質は、それぞれ、(i)IL-35及びIL-6R、(ii)IL-21R及びIL-35、又は(iii)IFNγR及びIL-35である
    前記ヘテロ二量体タンパク質。
  2. 前記第1の電荷分極コアドメイン及び/又は前記第2の電荷分極コアドメインが、可動性アミノ酸配列、IgGヒンジ領域、又は抗体配列から選択されるポリペプチドリンカーを含む、請求項1に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  3. 前記リンカーが合成リンカーであり前記合成リンカーがPEGである、請求項2に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  4. 前記リンカーが、
    IgG1に由来するヒンジ-CH2-CH3 Fcドメイン、又は
    IgG4に由来するヒンジ-CH2-CH3 Fcドメイン、
    を含む、請求項2に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  5. 前記第1の電荷分極コアドメイン及び/又は前記第2の電荷分極コアドメインが、前記電荷分極コアドメインのアミノ末端及びカルボキシ末端に正に帯電したアミノ酸残基及び/又は負に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドをさらに含む、請求項1~請求項のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  6. 前記正に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、ヒスチジン(His)、リシン(Lys)、及びアルギニン(Arg)から選択される1又は複数のアミノ酸を含む、請求項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  7. 前記正に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、配列RKGGKR(配列番号11)又はGSGSRKGGKRGS(配列番号12)を含む、請求項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  8. 前記負に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、アスパラギン酸(Asp)及びグルタミン酸(Glu)から選択される1又は複数のアミノ酸を含む、請求項5~7のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  9. 前記正に帯電したアミノ酸残基を含むペプチドが、配列DEGGED(配列番号13)又はGSGSDEGGEDGS(配列番号14)を含む、請求項8に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  10. 前記第1の電荷分極コアドメイン及び/又は前記第2の電荷分極コアドメインが、水素結合及び/又はファンデルワールス力の増大によってヘテロ二量体化を促進するための1又は複数のアミノ酸変化を含む、請求項1~請求項のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  11. 前記1又は複数のアミノ酸変化が、ノブ・イン・ホール(knob-in-hole)モチーフを作成し、
    前記ノブ・イン・ホールモチーフは、前記第1の電荷分極コアドメインにおいて1又は複数のチロシン(Y)残基を1又は複数のスレオニン(T)残基で置換する1又は複数のアミノ酸変化によって形成される、及び/又は前記第2の電荷分極コアドメインにおいて1又は複数のスレオニン(T)残基を1又は複数のチロシン(Y)残基で置換する1又は複数のアミノ酸変化によって形成される、及び/又は
    前記ノブ・イン・ホールモチーフは、前記第2の電荷分極コアドメインにおいて1又は複数のチロシン(Y)残基を1又は複数のスレオニン(T)残基で置換する1又は複数のアミノ酸変化によって形成される、及び/又は前記第1の電荷分極コアドメインにおいて1又は複数のスレオニン(T)残基を1又は複数のチロシン(Y)残基で置換する1又は複数のアミノ酸変化によって形成される、
    請求項10に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  12. 前記電荷分極コアドメインの一方又は両方は、
    L234AL235A(LALA)、及びP329Gから選択される1又は複数のエフェクター及び補体サイレンシング置換(effector and complement silencing substitution)、及び/又は
    M252Y、S254T、及びT256Eから選択される1又は複数の半減期延長変異
    を含む、請求項10又は請求項11に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  13. 前記第1のタンパク質又は前記第2のタンパク質が、IL12αサブユニット及びIL27βサブユニットを含むIL-35である、及び/又は
    前記第1のタンパク質又は前記第2のタンパク質が、IL6Rαサブユニット及びgp130サブユニットを含むIL6Rである、及び/又は
    前記第1のタンパク質又は前記第2のタンパク質が、IL21rサブユニット及びIL2rgサブユニットを含むIL21Rである、及び/又は
    前記第1のタンパク質又は前記第2のタンパク質が、IFNgRサブユニット及びIFNGR2サブユニットを含むIFNγRである、
    請求項1~請求項12のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  14. 前記第1のタンパク質及び前記第2のタンパク質の一方がIL-6Rであって、IL6RAサブユニット及びgp130サブユニットを含み、他方のタンパク質がIL-35であってIL12αサブユニット及びIL27βサブユニットを含む、請求項1に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  15. 前記ヘテロ二量体タンパク質が、(i)免疫阻害シグナルを低減又は排除すること、及び(ii)免疫刺激シグナルを増加又は活性化することの両方が可能であり、及び/又は
    前記ヘテロ二量体タンパク質が、制御性T細胞に対するエフェクターT細胞の比率を増加させることができる、及び/又は
    前記ヘテロ二量体タンパク質は、細胞傷害性T細胞の亜集団、エフェクターメモリーT細胞の亜集団、セントラルメモリーT細胞の亜集団、CD8 幹細胞メモリーエフェクター細胞の亜集団、TH1エフェクターT細胞の亜集団、TH2エフェクターT細胞の亜集団、TH9エフェクターT細胞の亜集団、TH17エフェクターT細胞の亜集団、及び/又はIL-2、IL-4、及び/又はIFN-γを分泌するエフェクターT細胞の亜集団を増加させることができる、及び/又は減少を防止することができる、請求項1~請求項14のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質。
  16. 請求項1~請求項15のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質の前記第1のポリペプチド鎖及び/又は前記第2のポリペプチド鎖をコードする核酸。
  17. 請求項16に記載の核酸を含む、発現ベクター。
  18. 前記発現ベクターが、DNA又はRNAを含む、及び/又は哺乳動物発現ベクターである、請求項17に記載の発現ベクター。
  19. 請求項17又は請求項18に記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
  20. 請求項1~請求項15のいずれか一項に記載のヘテロ二量体タンパク質を含む、医薬組成物。
  21. 対象における、がん、自己免疫疾患、若しくは自己免疫障害の治療、又は免疫応答の調節に使用するための請求項20に記載の医薬組成物。
  22. 前記対象のT細胞が、免疫刺激シグナルを有する細胞外ドメインによって活性化される及び/又は
    前記対象が腫瘍を有し、1又は複数の腫瘍細胞による、免疫阻害シグナルを有する細胞外ドメインにより活性化される免疫抑制シグナルの伝達が防止される、
    請求項21に記載の医薬組成物
  23. 前記自己免疫疾患又は前記自己免疫障害が、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、糖尿病、強直性脊椎炎、シェーグレン症候群、炎症性腸疾患(例えば、潰瘍性大腸炎、クローン病)、多発性硬化症、サルコイドーシス、乾癬、グレーブス病、橋本病、乾癬、過敏反応(例えば、アレルギー、花粉症、喘息、及び急性浮腫を引き起こすI型過敏反応)、及び血管炎から選択される、請求項21に記載の医薬組成物
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