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JPWO2008041544A1 - アシスト付き引き出し装置 - Google Patents

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Abstract

閉止補助機構(6)が設けられている場合であっても、閉止位置に格納されている引き出し(3)を固定枠体(2)から容易に引き出すことができ、女性であっても取り扱い易く、操作性に優れたアシスト付き引き出し装置を提供するものであり、固定枠体(2)と、この固定枠体(2)に収納される引き出し(3)と、この引き出し(3)を前記固定枠体(2)に対して進退自在に支承するスライド手段(4a,4b)と、前記引き出し(3)の閉止位置近傍において該引き出し(3)を閉止位置に向けて付勢する閉止補助手段(5)と、始動スイッチ(52)の操作により、前記閉止補助手段(6)の付勢力に抗して引き出し(3)を固定枠体(2)から押し出す開放補助手段(5)とから構成されている。

Description

本発明は、例えば各種家具類やシステムキッチン等に設けられた引き出しに係り、かかる引き出しの閉止及び開放を容易に且つ確実に行わせるためのアシスト付き引き出し装置に関するものである。
従来、ユーザのスイッチ操作に応じ、家具類やシステムキッチンにおける引き出しを自動的に開閉する装置が提案されている(特開2003−189955号公報、特開2003−334120号公報等)。具体的には、家具等の固定枠体に対して引き出しなどの可動部材を進退自在に配置し、かかる可動部材にその進退方向に沿ってラックを設ける一方、このラックと噛み合うギヤを固定枠体に設け、ユーザのスイッチ操作に応じて前記ギヤを回転させることで、ギヤの回転方向に応じた進退運動を前記引き出しに与えている。また、引き出しを手動で開閉するのと同様、ユーザが直感的にスイッチを操作しうるよう、ユーザが把持する引き出しのグリップに力の作用方向及びその大きさを検出する測定装置を取付け、かかる測定装置の出力信号に応じて前記ギヤを回転させ、引き出しの開閉を自動的に行い得るように構成されている。
しかし、これらの装置では常にラックとギヤが噛み合っていることから、スイッチを操作することなくユーザが自力で引き出しの開閉を行う際には、かかる開閉動作が極端に重いものとなってしまう他、固定枠体から引き出しを抜き取り、あるいは抜き取った引き出しを固定枠体に差し込む際に、ギヤとラックを確実に噛み合わせる必要が生じ、これらの作業が行い難くなってしまう。そもそも、近年では引き出しの進退を支承する構造として、一対のレール間に多数のボールを介在させたスライドレールが普及してきており、かかるスライドレールを使用した引き出しは極めて軽く開閉を行い得ることから、引き出しの開放位置から閉止位置に至る全ストロークで該引き出しの進退を補助する必要性に乏しい。
その一方、スライドレールによって開閉を支承している引き出しでは、その開閉動作を軽く行い得るが故に、例えば家具の固定枠体が僅かにでも傾いていると、閉止位置に押し込んだ引き出しが自重で開いてしまうといった問題点がある。このため、この種の引き出しの開閉支承に使用されるスライドレールとして、引き出しが閉止位置の近傍にまで収納されると、かかる引き出しに対して閉止位置に向けた付勢力を及ぼす閉止補助機構を備えたものが従来から知られている(特開平2−286102号公報)。
この閉止補助機構は、引き出しの開閉方向に沿って移動自在なスライド駒と、このスライド駒を引き出しの閉止位置に向けて付勢するスプリングと、引き出しを固定枠体に途中まで押し込んだ際に前記スライド駒と係合する駆動ピンとから構成されている。引き出しを固定枠体に押し込むと、前記駆動ピンがスライド駒と係合してその係止状態が解除され、スライド駒が前記スプリングに引っ張られて、駆動ピンと係合したままの状態で閉止位置に向けて自動的にスライドし、これに伴って引き出しが閉止位置に向けて付勢され、そのまま閉止位置で保持されるようになっている。
特開2003−189955号公報 特開2003−334120号公報 特開平2−286102号公報
近年、システムキッチン等においては製品間の差別化を図るため、引き出しの閉止時の動作に高級感を持たせたものが登場している。具体的には、引き出しが緩やかな動きで静かに閉止位置に収納されるよう、前記補助閉止機構にダンパーを内蔵させ、閉止方向に向けたスプリングの付勢力を閉止位置の直前で減衰させるように構成している。
しかし、このようなダンパーを設けた場合、かかるダンパーの減衰力に抗して引き出しを閉止位置に確実に収納するためには、前記スプリングとしてある程度強力なものを使用せざるを得ない。このため、引き出しを閉止する際は何ら問題なないのだが、引き出しを開放する際に、ユーザは強化されたスプリングの付勢力に抗して引き出しを固定枠体から引っ張りだす必要が生じ、引き出しの開放動作が極端に重くなってしまうといった弊害があった。特に、女性の使用頻度が高いシステムキッチン等においては、解決すべき問題であった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、閉止補助機構が設けられている場合であっても、閉止位置に格納されている引き出しを固定枠体から容易に引き出すことができ、女性であっても取り扱い易く、操作性に優れたアシスト付き引き出し装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のアシスト付き引き出し装置は、固定枠体と、この固定枠体に収納される引き出しと、この引き出しを前記固定枠体に対して進退自在に支承するスライド手段と、前記引き出しの閉止位置近傍において該引き出しを閉止位置に向けて付勢する閉止補助手段と、始動スイッチの操作により、前記閉止補助手段の付勢力に抗して引き出しを固定枠体から押し出す開放補助手段とから構成されている。
このような技術的手段によれば、閉止補助手段の付勢力が引き出しに作用している場合であっても、開放補助手段を動作させることにより、容易に引き出しを閉止位置から離脱させ、固定枠体に対して引き出しを開放することが可能となる。
このとき、前記閉止補助手段は閉止位置の近傍においてのみ作用しているので、前記開放補助手段は開放位置にまで引き出しを押圧する必要はなく、引き出しが閉止補助手段の付勢力から解き放たれる位置、すなわち閉止補助手段の付勢力が解除される位置にまで押圧すれば足りる。これにより、握力及び腕力の弱い女性であっても、容易に引き出しを閉止位置から開放位置へ引き出すことが可能になる。
一方、前記開放補助手段としては、引き出しを固定枠体から押し出すように動作するものであれば、その具体的構成は適宜変更して差し支えないが、例えば、前記固定枠体に対して軸支されると共に旋回しながら引き出しの背面板を押圧する作用アームと、スイッチ操作に応じて前記作用アームを旋回させる駆動手段とから構成することができる。
このような構成によれば、引き出しが固定枠体に格納され閉止位置に保持されている状態で前記始動スイッチを操作すると、駆動手段が作用アームを旋回させ、この作用アームが引き出しの背面板を押圧することにより、閉止補助手段の付勢力に抗して引き出しを閉止位置から離脱させ、固定枠体内から開放位置へ押し出すことができる。
また、引き出しを閉止位置から押し出す手段として、旋回しながらその先端で引き出しの背面板を押圧する作用アームを用いたが、かかる作用アームは引き出しの背面板と固定枠体との僅かな隙間に配置することが可能であり、しかも作用アームの長さ及び旋回角度を調整することにより、引き出しを閉止位置から押圧する距離を任意に選択することが可能である。従って、閉止補助手段が引き出しに対して付勢力を及ぼしている距離が長い場合であっても、前記開放補助手段の設置スペースは省スペースのまま、作用アームによって押圧するストロークを十分に長く設定することが可能となる。
更に、引き出しが薄い場合であって、上下の他の引き出しと干渉することなく、前記開放補助手段を設けるといった観点からすれば、前記作用アームは水平面内で旋回するように構成するのが好ましい。このように構成すれば、作用アームの太さ程度の厚さの引き出しであれば、前記開放補助手段を設けることが可能となる。
前記作用アームはその旋回動作によって引き出しの背面板を押圧するものであれば、その詳細な構成は任意に設計して差し支えない。しかし、引き出しが閉止位置から動きだす初期段階においては該引き出しに対して大きな押圧力を及ぼす必要があり、また、作用アームを旋回させて引き出しを閉止補助手段の解除位置まで押し出すためには、作用アームにある程度の旋回半径を与える必要である。このため、仮に作用アームの先端のみを用いて引き出しの背面板を押圧する構成を採用すると、作用アームに対して大きな回転トルクを与える必要が生じてしまう。
従って、作用アームに必要十分な旋回半径を与えつつ、引き出しの押し出し開始当初における作用アームの必要回転トルクを抑えるといった観点からすれば、前記作用アームに対して引き出しの背面板に転がりながら接する押圧曲面を具備させ、前記引き出しを閉止位置から押し出すにつれて、前記押圧曲面と引き出しの背面板との接触域が作用アームの旋回中心から遠ざかっていくように構成するのが好ましい。このような作用アームの構成によれば、引き出しが閉止位置から動きだす初期段階においては、作用アームと引き出しの背面板との接触域が該作用アームの旋回中心に近く、作用アームの必要回転トルクを抑えつつも引き出しに対して十分な押圧力を及ぼすことが可能となる。また、作用アームが旋回するにつれて、前記押圧曲面と引き出しの背面板との接触域が作用アームの旋回中心から遠ざかっていくので、作用アームの旋回によって引き出しに対して十分な押し出しストロークを与えることが可能となる。
このようなに構成された本発明において、前記始動スイッチはユーザによる任意の操作が可能であれば、固定枠体又は引き出しの何処に設置しても差し支えない。但し、引き出しの開放動作に伴う操作性を考慮するのであれば、引き出しの前面に設置し、ユーザが引き出しの把手に手をかける動作に連動して操作できるのが好ましい。また、前記開放補助手段は固定枠体に設けられるため、始動スイッチを引き出しに設置した場合には、引き出しと固定枠体との間で配線を行う必要が生じてしまう。このため、かかる配線の引き回しを排除するといった観点からすれば、始動センサの操作を発光素子及び受光素子を通じて固定筐体側の駆動手段に伝達するのが好ましい。
また、前記始動センサは必ずしもユーザが直接的に操作する必要はなく、例えば、ユーザが僅かに引き出しを閉止位置から引き出した際に、これに連動して始動スイッチが操作されるように構成することも可能である。
本発明のアシスト付き引き出し装置の一例を示す側面断面図である。 図1に示したアシスト付き引き出し装置の平面断面図である。 閉止補助手段の一例を示す図であり、引き出しが開放されている際の状態を示すものである。 閉止補助手段の一例を示す図であり、引き出しが閉止されている際の状態を示すものである。 図1に示したアシスト付き引き出し装置の正面図である。 図1に示したアシスト付き引き出し装置における固定枠体を示す正面図である。 駆動手段を示す拡大図である。 始動スイッチの他の例を示す図であり、引き出しが閉止位置に設定されている状態を示す側面断面図である。 図8に示す状態から引き出しを僅かに引っ張りだした状態を示す側面断面図である。 図9に示す状態から作用アームが動作した状態を示す側面断面図である。 開放補助手段の第二の実施形態を示す斜視図である。 開放補助手段の第二の実施形態を示す側面図である。 開放補助手段の第二の実施形態において、規制アームと規制ピンの係止状態が解除される状態を示す側面図である。 開放補助手段の第二の実施形態において、作用アームが引き出しを押し出す状態を示す側面図である。 開放補助手段の第二の実施形態において、作用アームが引き出しを押し出し切った状態を示す側面図である。 開放補助手段の第二の実施形態において、作用アームがホームポジションへ格納される状態を示す側面図である。 開放補助手段の第二の実施形態において、作用アームがホームポジションに再設定された状態を示す側面図である。
以上、添付図面を用いながら本発明のアシスト付き引き出し装置を詳細に説明する。
図1及び図2は本発明のアシスト付き引き出し装置の第一の実施形態を示す側面断面図及び平面断面図である。この引き出し装置は、箱型に形成された固定枠体2と、この固定枠体2に対して紙面左右方向へ抜き差しされる引き出し3と、この引き出し3を固定枠体2に対して進退自在に支承する一対のスライドレール4a,4bと、前記引き出し3を固定枠体2内の閉止位置に向けて付勢する閉止補助手段と、この閉止補助手段の付勢力に抗して引き出し3を固定枠体2から押し出す開放補助手段5とから構成されている。
前記引き出し3は一対のスライドレール4a,4bを介して固定枠体2に支承されている。このスライドレール4a,4bは、例えば、固定枠体2側に固定されるアウターレールと、引き出し3側に固定されるインナーレールと、これらレールの間で荷重を負荷しながら転動する多数のボールとを有し、極めて軽い力で前記引き出し3を固定枠体2に対して自在に進退させることが可能となっている。このスライドレール4a,4bに関しては、公知のスライドレールの構成を適宜選択して利用可能である。
一方、前記閉止補助手段はこれらのスライドレール内に組み込まれている。図3及び図4は閉止補助手段の一例を示すものである。この閉止補助手段6は、固定枠体2側のアウターレール40に設けられた案内溝60と、この案内溝60に沿って移動するスライド駒61と、このスライド駒61を前記案内溝60の一端に向けて常に付勢するスプリング62と、引き出し3側のインナーレールに設けられると共に前記スライド駒61と係合する駆動ピン63とから構成されている。
前記案内溝60はスリット状に形成されており、固定枠体に対する引き出しの移動方向に沿った滑走部60aと、この滑走部60aの一端に連続して設けられた円弧状の係止部60bとから構成されている。この係止部60bは滑走部60aに対して引き出し3の開放方向の端部に設けられている。一方、前記スライド駒61には前記案内溝60に嵌合する一対の脚部61a,61bが設けられており、これら脚部61a,61bを案内溝60に嵌合させた状態で該案内溝60に沿って自在に移動可能となっている。また、前記スプリング62はその一端がスライド駒61に連結される一方、他端は前記滑走部60aの端部よりも引き出し3の収納方向へ変位した位置でアウターレール40に固定されている。従って、スライド駒61には常に引き出し3の収納方向(図3の紙面左方向)へ向けた付勢力が作用している。しかし、係止部60bの先端においては案内溝60が付勢力の作用方向と略直交することから、図3に示すように、スライド駒61の一方の脚部61bが係止部60bの先端に位置している際には、前記付勢力に抗してスライド駒61を係止部60bに止めておくことが可能である。
また、前記スライド駒61には前記駆動ピン63を受け入れる係合溝64が切り欠かれており、インナーレールをアウターレール40に対して進退させると、かかる駆動ピン63がスライド駒61の係合溝64に格納され、又は係合溝64から離脱するように構成されている。図3及び図4では矢線A方向が固定枠体2に対する引き出し3の格納方向であり、案内溝60の左端が引き出し3を固定枠体2に完全に格納した閉止位置に対応している。引き出し3を開放位置から閉止位置へ向けて移動させると、引き出し3側に設けられた駆動ピン63はインナーレールと共にA方向へ移動し、図3に示すように、案内溝60の係止部60bに設定されたスライド駒61の係合溝64に入り込む。そのまま駆動ピン63がA方向へ移動すると、かかる駆動ピン63に押圧されたスライド駒61が案内溝60の係止部60bから離脱し、図4に示すように、スライド駒61はスプリング62の付勢力によって滑走部60aを反対側の端部へ向けて移動することになる。このとき、係止部60bから滑走部60aへ移動したスライド駒61はその姿勢が変化し、駆動ピン63を係合溝34に抱きかかえた状態となり、駆動ピン63はスライド駒61と一緒に滑走部60aを移動することになる。すなわち、スライド駒60a及び駆動ピン63を介して引き出し3にスプリング62の付勢力が作用することになり、かかる付勢力によって引き出しは閉止位置へ自動的に設定されることになる。
また、引き出し3を固定枠体2から引っ張りだして開放位置に設定する際には、スプリング62の付勢力に抗してスライド駒61を案内溝60の係止部60bに設定することが必要である。スライド駒61は案内溝60の滑走部60aから係止部60bに移動する際にその姿勢が変化し、係止部60bの端部に到達した時点で駆動ピン63がスライド駒61の係合溝64から離脱する。これにより、図3に示すように、スライド駒61がスプリング62の付勢力に抗して係止部60bに設定される。すなわち、引き出し3を固定枠体2から引き出すと、前記スライド駒61が図3に示す位置に設定され、固定枠体2に格納すると、前記スライド駒61が駆動ピン63と係合した状態で図4に示す位置に設定されることになる。
このように、前記閉止補助手段6を用いると、引き出し3を固定枠体2に完全に押し込む手前においてスプリング62の付勢力が引き出し3に作用し、そこから先はユーザが力を加えずとも、かかる引き出し3を自動的に閉止位置まで押し込むことができる。また、前記付勢力は引き出し3を閉止位置に保持するように作用するので、例えば地震等によって意図せずして引き出し6が開いてしまうといった不都合を防止することもできるようになっている。これらの効果は前記スプリング62の付勢力が強いほど顕著である。
その反面、引き出し3を固定枠体2から引き出す際にはスプリング62の付勢力に抗して引っ張りだすことが必要であり、スプリング62の付勢力が強いほど引き出し3を開けるのに大きな力が必要となり、使い勝手が悪くなる傾向にある。このことから、図1に示す引き出し装置では開放補助手段5を設け、少なくとも閉止補助手段6のスプリング62の付勢力が完全に解除される位置まで引き出しを固定枠体から押し出すように構成している。
図1及び図2に示すように、この開放補助手段5は固定枠体2の背面板20の内側に固定されており、固定枠体2の背面板20と引き出し3の背面板30の間の空間に位置している。この開放補助手段5は、一端が回転軸50を介して固定枠体2に支承されると共に他端が引き出し3の背面板30に当接した作用アーム51と、始動スイッチ52の操作に伴い前記作用アーム51を旋回させる駆動手段53とから構成されている。
前記作用アーム51は回転軸50を中心に旋回し得るように設けられており、通常は図1に実線で示すように固定枠体2の背面板20と平行に保持されているが、始動スイッチ52からオン信号が入力されると、図1内に一点鎖線で示す位置へと旋回し、その先端で引き出し3の背面板30を押圧するように構成されている。背面板30の押圧を円滑に行い得るよう、前記作用アーム51の先端にはゴム製の回転ホイール51aが設けられており、作用アーム51が旋回すると、この回転ホイール51aが引き出し3の背面板30に接触し、回転ホイール51aは背面板30上を回転しながら引き出し3を押圧するようになっている。
図7は前記駆動手段の詳細を示す拡大図である。この図に示すように、前記駆動手段53は、モータ54と、このモータ54の回転を減速して作用アーム51の回転軸50に伝達する減速機55と、これらモータ54と減速機55との間に介装されたトルクリミッタ56とから構成されている。また、図7には示されていないが、前記モータ54にはその動作を制御する制御部57が接続されている。この制御部57は前記始動スイッチ52等から送られてくる情報に基づいて前記モータの駆動制御信号を生成し、作用アームの旋回運動を制御する。尚、図1及び図2において符号58は制御部57へ給電するための電源コードである。
前記始動スイッチ52は引き出し3の把手31に組み込まれており、かかる把手31を手前に引いても、あるいは把手31の表面を軽く押圧しても、いずれの場合であっても始動スイッチ52がオン信号を発するようになっている。このように始動スイッチ52を引き出し3の把手31に組み込むことで、かかる始動スイッチ52の操作性は向上する。しかし、前記作用アーム51及び駆動手段53は固定枠体2に搭載されているので、引き出し3と固定枠体2との間に信号線を引き回す必要があり、引き出し3を固定枠体2から引き抜くことができない等の不都合が生じる。このため、この実施の形態の引き出し装置では、引き出し3に始動スイッチ52と接続された発光素子32を固定する一方、固定枠体2に前記発光素子32と対向すると共に前記制御部57に接続された受光素子33を設け、始動スイッチ52のオン信号を光学的に前記駆動手段53に伝達できるようにしている。
引き出し3が閉止位置に設定されている状態、すなわち固定枠体2に完全に収納されている状態でユーザが始動スイッチ52を押圧すると、始動スイッチ52のオン信号が発光素子32及び受光素子33を介して制御部57に伝達される。制御部57は始動スイッチ52のオン信号が入力されると、モータ54の駆動制御信号を生成してこれをモータ54に送出する。これにより、モータ54が回転を開始し、かかる回転によって作用アーム51が旋回することになる。旋回した作用アーム51は閉止位置に設定されている引き出し3の背面板30を押圧し、前記閉止補助手段6の付勢力に抗して引き出し3を開放する方向の力を発揮する。これにより、ユーザは閉止補助手段6が設けられている場合であっても、楽に引き出し3を開放することが可能となる。
また、旋回する作用アーム51を用いて引き出し3を押圧しているので、進退するピストンロッドなどを用いる場合と比較し、開放補助手段5をコンパクトに構成することができ、固定枠体2の背面板20と引き出し3の背面板30との間の狭い空間であっても、かかる開放補助手段5を容易に設置することが可能である。
前記駆動手段53には作用アーム51が所定角度まで回転したか否かを検出するポジションセンサ34が設けられており、このポジションセンサ34の出力信号が反転したら、前記制御部57は直ちにモータ54の回転を中止させると共に、かかるモータ54を反転させ、作用アーム51を初期位置、すなわち図1中に実線で示す位置に復帰させる。従って、開放した引き出し3が次に固定枠体2に押し込まれる際には、作用アーム51は既に初期位置に復帰しており、作用アーム51が引き出し3の閉止位置への移動を妨げることはない。
作用アーム51の回転角度は、前記閉止補助手段6のスプリング62の付勢力が作用している距離、すなわちスライド駒61のストローク距離と作用アーム51の長さに応じて決定される。少なくともスライド駒61のストローク距離分だけ引き出し3を押圧してやれば、引き出し3はスプリング62の付勢力から解き放たれ、前記スライドレール4a,4bの効果によって引き出し3を軽く動かすことができるからである。
一方、引き出し3の前方に障害物が存在する場合に、誤って始動スイッチ52が操作されてしまうと、過大な回転トルクがモータ54から作用アーム51に作用し、減速機55のギヤの破損や作用アーム51の折損が起こってしまう懸念がある。前述のトルクリミッタ56はこのような事態を回避するためにモータ54と減速機55との間に介装されており、設定された値以上の回転トルクをモータ54から減速機55へ伝達しないように構成されている。また、引き出し3が障害物によって開放せず、いつまでもモータ54が回転を継続する事態を避けるため、前記制御部57にはタイマカウンタが設けられている。引き出し3を開放する方向へモータ54の回転が開始したら、制御部57は前記タイマカウンタの値を計数し、この値が所定値に達した時点で、前記ポジションセンサ34の出力信号の反転とは無関係に、モータ54の回転を中止させて作用アーム51を初期位置に復帰させる。これにより、開放補助手段5を不慮の事故から保護することができる。
前記始動スイッチ52は必ずしも引き出し3に搭載しなくても良い。図8〜図9は始動スイッチの他の形態を示すものである。
これらの図では、引き出し3が閉止位置に設定されたか否かを検出するリミットスイッチ35を始動スイッチとして用いている。かかるリミットスイッチ35は固定枠体2の背面板20に固定されており、引き出し3を閉止位置に設定した状態で、かかるリミットスイッチ35が押圧されるようになっている。従って、図9に示すように、ユーザが引き出し3の把手31に手をかけて、僅かに引き出し3を固定枠体2から引っ張りだすと、その時点でリミットスイッチ35の押圧状態が解除され、反転した出力信号が制御部57に入力される。これをトリガーとして制御部57はモータ54を回転させ、図10に示すように、作用アーム51が旋回して引き出し3を開放方向へ向けて押圧することになる。
このような構成では、ユーザは最初に引き出し3を自力で僅かに引っ張りだすことが必要とされるが、リミットスイッチ35の出力信号が反転した後は、作用アーム51が引き出し3を背後から押圧してくれるので、閉止補助手段6の付勢力に抗して容易に引き出し3を閉止位置から開放位置へ設定することができるものである。
尚、図を用いて説明してきた実施の形態では、前記作用アーム51の旋回方向が上下方向に設定されていたが、かかる旋回方向は水平方向であっても良い。引き出し3の厚さが薄い場合には、作用アーム51の旋回方向を水平方向と合致させることで、開放補助手段5の設置スペースの省スペース化を図ることが可能となる。その場合、駆動手段53のモータ54から作用アーム51に至る動力伝達経路においてベベルギヤを用いることにより、モータ54の回転軸も水平方向に合致させることができ、一層の省スペース化を図ることが可能となる。
図11及び図12は、前記開放補助手段の第二の実施形態を示すものである。
この開放補助手段7は、第一の実施形態に示すそれと同様に、固定枠体2の背面板20の内側に固定され、固定枠体2の背面板20と引き出し3の背面板30の間の空間に配置されて使用される。この開放補助手段7は、前記固定枠体2に配設される固定ベース70と、回転軸71を介し前記固定ベース70に対して旋回自在に支承された作用アーム72と、前記固定ベース70に立設されたスタッド73と前記作用アーム72に立設されたスタッド74との間に架け渡された弾性部材としてのコイルスプリング75と、このコイルスプリングの付勢力に抗して作用アームをホームポジション(図12に示す位置)に係止すると共に、前記始動スイッチ52の操作に応じて作用アーム72の係止状態を解除する駆動手段76とから構成されている。
前記作用アーム72に立設されたスタッド74は前記回転軸71に対して当該作用アーム72の先端部72aとは反対側に位置しており、かかるスタッドに対してコイルスプリング75の引っ張り力を及ぼすことにより、作用アーム72の先端部72aが図12に示す矢線B方向へ旋回を生じるようになっている。尚、図11及び図12における符号70aは作用アーム72の旋回終端を規定するストッパであり、コイルスプリング75の付勢力によって旋回を生じた作用アーム72がこのストッパ70aによって係止されるようになっている。
一方、前記駆動手段76は、前記作用アームにおいてスタッド74の裏側に立設された規制ピン76aと、モータ77によって回転駆動されると共に前記規制ピン76aを係止する規制アーム78とから構成されている。前記モータ77は始動スイッチ52が操作されると一回転し、前記規制アーム78を図12に示す規制位置から離脱させ、かかる規制アーム78を360°回転させて再び規制位置に再設定する。
モータ77が停止している状態において、前記規制アーム78は図12に示す規制位置に設定されている。規制アーム78はこの規制位置において作用アーム72の規制ピン76aと接触し、かかる作用アーム72の旋回動作を係止してこれを前記ホームポジションに保持する。前記規制位置に設定された規制アーム78はその側面が規制ピン76aに接しているのではなく、先端の角部が規制ピン76aの外周面に接している。このため、モータ77によって規制アーム78が回転を開始すると、前記規制ピン76aは規制アーム78の回転中心から離れる方向へ押し退けられ、前記規制アーム78による規制ピン76aの係止状態が解除されるようになっている。
前記作用アーム72は引き出し3の背面板30に接する押圧曲面72bを有している。この押圧曲面72bは、作用アーム72が旋回して引き出し3を閉止位置から押し出すにつれ、背面板30に対して転がりながら接触する。図12に示す引き出し3の閉止位置において、前記接触域は作用アーム72の旋回中心となる回転軸71の近傍に位置しているが、作用アーム72が矢線B方向に旋回して引き出し3を固定枠体2から押し出すにつれ、前記接触域は作用アーム72の先端部72aに接近していくように構成されている。
図13A〜図13Eは、この第二の実施形態における開放補助手段7が固定枠体2から引き出し3を押し出す際の作用アーム72及び駆動手段76の一連の動作を示すものである。
引き出し3が固定枠体2に押し込まれて閉止位置に存在しているとき、図12を用いて説明したように、前記作用アーム72はホームポジションに保持されている。このとき、規制アーム78は規制位置に設定され、コイルスプリング75の付勢力に抗して規制ピン76aを係止している。
この状態から始動スイッチ52が操作されると、モータ77が回転を開始し、図13Aに示すように、このモータ77に接続された規制アーム78は規制ピン76aを半径方向の外側に押し退けるようにしてモータ77の回転軸周りで旋回する。その結果、規制ピン76aが規制アーム78の先端を乗り越え、規制アーム78による規制ピン76aの係止状態が解除される。
規制ピン76aの係止状態が解除されると、図13Bに示すように、コイルスプリング75の付勢力を受けた作用アーム72が回転軸71の周囲で旋回を開始し、かかる旋回動作に伴って作用アーム72の押圧曲面72bが引き出し3の背面板30を押圧する。これにより、引き出し3を固定枠体2から引き出す方向の補助力が該引き出し3に作用することになる。
図13Aに示すように、規制ピン76aの係止状態が解除される段階では、作用アーム72の押圧曲面72bと引き出し3の背面板30との接触域8は作用アーム72の回転軸71の近傍に位置している。しかし、作用アーム72が旋回を開始すると、前記押圧曲面72bは引き出し3の背面板30に対して転がりながら接触し、図13Bに示すように、前記接触域8は作用アーム72の先端部72aに向かって移動していくことになる。
閉止位置に静止している引き出し3を固定枠体2から引き出す場合、かかる引き出し3の始動当初に大きな力が必要となるが、前述のように接触域8が作用アーム72の回転軸71の近傍から先端部72aに向かって徐々に移動していく構成を採用すれば、引き出し3の始動当初は当該引き出し3に対して作用アーム72から大きな押圧力を及ぼすことができる。また、作用アーム72が旋回し、前記接触域8が作用アーム72の先端部72aに近づくにつれ、作用アーム72が引き出し3に及ぼす押圧力は減少するが、作用アーム72の長さに対応した距離だけ引き出しに対して押圧力を及ぼすことが可能となる。
尚、このような作用アーム72の押圧曲面72aの構成は、この第二の実施形態の作用アーム72に限らず、第一の実施形態の作用アーム51に対しても適用することが可能である。
このようにして旋回を開始して引き出しを押圧した作用アーム72は、図13Cに示すように、その長手方向が引き出し3の移動方向と略合致した状態で前記ストッパ70aに係止される。このとき、押圧曲面72bと引き出し3の背面板30との接触域8は作用アーム72の先端部72aに位置している。尚、この時点で引き出し3は閉止補助手段6のスプリング62の付勢力から開放されており、ユーザは引き出し3を容易に開放位置へ引っ張りだすことが可能となっている。
このように作用アーム72が旋回している間、前記規制アーム78は回転を継続している。作用アーム72に立設された規制ピン76aは、規制アーム78の旋回開始当初こそは該規制アーム78の旋回範囲から外側へ押し退けられるが、作用アーム72がコイルスプリング75の付勢力によって旋回すると、再び前記規制アーム78の旋回範囲内に位置するようになる。このため、図13Dに示すように、回転を継続していた規制アーム78は再び規制ピン76aと突き当たると共に当該規制ピン76aを押圧し、コイルスプリング75の付勢力に抗して作用アーム72をホームポジションに向けて押し戻す。
前記モータ77は前記規制アーム78が規制ピン76aに突き当たった後も回転を継続し、一回転した後に停止して、前記規制アーム78を最初の規制位置に設定する。すなわち、規制アーム78は図12に示す位置に設定され、これに伴って作用アーム72はホームプジションに復帰することになる。このとき、引き出し3は閉止位置から開放位置へ引き出された状態にあり、引き出し3の背面板30は作用アーム72と離間した状態にある。従って、ユーザが引き出し3を固定枠体2に押し込み、閉止補助手段6が動作することに伴い、かかる引き出し3が再び閉止位置に達すると、作用アーム72の押圧曲面72bと引き出し3の背面板30が図12に示す状態で接触することになる。
この第二の実施形態に示す開放補助手段7では、規制アーム78による規制ピン76aの係止状態が解除されるのに伴い、作用アーム72がコイルスプリング75の付勢力を用いて引き出し3に押圧力を及ぼすので、作用アーム72が当該押圧力を発揮している最中に規制アーム78と規制ピン76aは何ら係合しておらず、仮に障害物によって引き出し3の開放位置への移動が妨げられたとしても、規制アーム78を回転駆動するモータ77には何ら負荷が作用することはない。このため、モータ54の回転を作用アーム51に伝達している第一の実施形態の開放補助手段5の如く、作用アーム51とモータ54との間にトルクリミッタ56を介在させる必要がなく、また、モータ54の複雑な制御も不要となっている。従って、第二の実施形態の開放補助手段7は第一の実施形態の開放補助手段5に比べてコンパクトに且つ安価に構成することができる。

Claims (9)

  1. 固定枠体(2)と、この固定枠体(2)に収納される引き出し(3)と、この引き出し(3)を前記固定枠体(2)に対して進退自在に支承するスライド手段(4a,4b)と、前記引き出し(3)の閉止位置近傍において該引き出し(3)を閉止位置に向けて付勢する閉止補助手段(6)と、始動スイッチ(52)の操作により、前記閉止補助手段(6)の付勢力に抗して引き出し(3)を固定枠体(2)から押し出す開放補助手段(5)とから構成されることを特徴するアシスト付き引き出し装置。
  2. 前記開放補助手段(5)は、前記閉止補助手段(6)の解除位置まで前記引き出し(3)を前記固定枠体(2)から押し出すことを特徴とする請求項1記載のアシスト付き突き出し装置。
  3. 前記開放補助手段(5)は、前記固定枠体(2)に対して軸支されると共に旋回しながら引き出し(3)の背面板(30)を押圧する作用アーム(51,72)と、前記始動スイッチ(52)の操作に応じて前記作用アーム(51)を旋回させる駆動手段(53,76)とから構成されることを特徴とする請求項1記載のアシスト付き引き出し装置。
  4. 前記作用アーム(72)は引き出し(3)の背面板(30)に転がりながら接する押圧曲面(72b)を有し、前記引き出し(3)を閉止位置から前記閉止補助手段(6)の解除位置まで押し出すにつれ、前記押圧曲面(72b)と引き出し(3)の背面板(30)との接触域が前記作用アームの(72)旋回中心から遠ざかっていくことを特徴とする請求項3記載のアシスト付き引き出し装置。
  5. 前記作用アーム(51)はトルクリミッタ(56)を介して前記駆動手段(53)のモータ(54)と接続され、前記モータ(54)の回転に連動して旋回することを特徴とする請求項3記載のアシスト付き引き出し装置。
  6. 前記作用アーム(51)は、旋回角度とは関係なく、始動スイッチ(52)の操作による旋回開始から所定時間経過後に始動スイッチ操作前の位置に復帰することを特徴とする請求項5記載のアシスト付き引き出し装置。
  7. 前記作用アーム(71)は引き出し(3)を固定枠体(2)から押し出す方向へ弾性部材(75)によって常時付勢される一方、前記駆動手段(76)は前記弾性部材(75)の付勢力に抗して前記作用アーム(72)を引き出しの閉止位置に対応したホームポジションに係止し、前記始動スイッチ(52)の操作に応じて作用アーム(72)の係止状態を解除することを特徴とする請求項3記載のアシスト付き引き出し装置。
  8. 前記始動スイッチ(52)は引き出し(3)の前面パネルに設けられ、かかる始動スイッチの操作が発効素子及び受光素子を通じて固定枠体側の駆動手段に伝達されることを特徴とする請求項3記載のアシスト付き引き出し装置。
  9. 前記始動スイッチ(52)は閉止位置に設定された引き出しが(3)当該閉止位置から離脱したか否かを検出するセンサであり、引き出し(3)の開放位置に向けた移動に伴って操作されることを特徴とする請求項3記載のアシスト付き引き出し装置。
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