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JPWO2007058014A1 - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその駆動方法 Download PDF

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JPWO2007058014A1
JPWO2007058014A1 JP2007545169A JP2007545169A JPWO2007058014A1 JP WO2007058014 A1 JPWO2007058014 A1 JP WO2007058014A1 JP 2007545169 A JP2007545169 A JP 2007545169A JP 2007545169 A JP2007545169 A JP 2007545169A JP WO2007058014 A1 JPWO2007058014 A1 JP WO2007058014A1
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Abstract

データ信号線S1〜Smは、画素アレイ1の行方向の一辺に沿って設けられた第1のデータ信号線駆動回路11と、画素アレイ1の行方向の他辺に沿って設けられた第2のデータ信号線駆動回路12とによって駆動される。第1のデータ信号線駆動回路11は、映像信号V1、V2をデータ信号線S1、S2などに印加するか否かを切り替えるスイッチ15と、スイッチ15を制御するフリップフロップ13とを含む。第2のデータ信号線駆動回路12は、同様の機能を有するフリップフロップ14とスイッチ16とを含む。スイッチ15、16は、同じ映像信号が供給されるスイッチ間では導通期間が重複せず、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では導通期間の少なくとも一部が重複するように制御される。これにより、画面に縦スジやゴーストが発生せず、額縁が狭い液晶表示装置が得られる。

Description

本発明は、液晶表示装置およびその駆動方法に関し、特に、相展開された映像信号に基づき表示を行う液晶表示装置およびその駆動方法に関する。
高精細の液晶表示装置では、表示素子に書き込むための映像信号をデータ信号線に印加する時間を確保するために、映像信号を相展開する方法が用いられる。図14は、4相展開された映像信号に基づき表示を行う液晶表示装置の構成を示す図である。図14に示す液晶表示装置80において、画素アレイ1は、(m×n)個の表示素子P、n本の走査信号線G1〜Gn、および、m本のデータ信号線S1〜Smを含んでいる。
走査信号線駆動回路2は、ゲートクロックGCKおよびゲートスタートパルスGSPに基づき、走査信号線G1〜Gnを順に選択的に活性化する。データ信号線駆動回路81は、ソースクロックSCKおよびその反転信号、ソーススタートパルスSSP、並びに、4相展開された映像信号V1〜V4に基づき、データ信号線S1〜Smを駆動する。データ信号線駆動回路81は、m/4個(=q個)のフリップフロップ82とm個のスイッチ83とを含んでいる。m/4個のフリップフロップ82は、直列に接続され、m/4段のシフトレジスタを形成する。このシフトレジスタから出力されるスイッチ制御信号C1〜Cqは、順に選択的に活性状態(例えば、ハイレベル)となる。
データ信号線S1〜Smは、4本ずつグループ化される。i番目のグループに含まれ、グループ内でj番目のデータ信号線(ただし、iは1以上m/4以下の整数、jは1以上4以下の整数)は、制御端子にスイッチ制御信号Ciが与えられたスイッチ83を介して、映像信号Vjを伝搬する信号線に接続される。
スイッチ制御信号Ciによって制御される4つのスイッチ83は、スイッチ制御信号Ciがハイレベルのときに導通状態となる。これにより、スイッチ制御信号Ciがハイレベルである間、i番目のグループに含まれる4本のデータ信号線には、それぞれ、映像信号V1〜V4が印加される。スイッチ制御信号Ciがローレベルに変化するまでに、i番目のグループに含まれる4本のデータ信号線の電圧は、それぞれ、映像信号V1〜V4の電圧レベルに達する。
以下、映像信号V1〜V4が変化する周期を「サイクル」という。液晶表示装置80では、各スイッチ83を1サイクルずつ導通させる方法(以下、第1の方法という)、または、各スイッチ83を2サイクルずつ導通させる方法(以下、第2の方法という)が用いられる。図15および図16に、それぞれ、第1および第2の方法を用いたときのタイミングチャートを示す。
第1の方法では、スイッチ制御信号C1〜Cqは、1つずつ順にハイレベルになる(図15を参照)。このため、例えば、スイッチ制御信号C2がハイレベルに変化するタイミングは、スイッチ制御信号C1がローレベルに変化するタイミングとほぼ同時である。スイッチ制御信号C1がローレベルに変化した後、データ信号線S1〜S4はハイインピーダンス状態になる。
ところが、液晶表示装置80では、図17に示すように、隣接するデータ信号線S1〜Sm間には寄生容量84が発生する。このため、データ信号線S4がハイインピーダンス状態になった後に、データ信号線S5に映像信号V1が印加され始めると、その影響は寄生容量84を介してデータ信号線S4にも及ぶ。その結果、図18に示すように、データ信号線S4の電圧は、本来あるべきレベルからΔVだけ変動(上昇または下降)する。
このように第1の方法では、隣接するデータ信号線間に発生する寄生容量のために、グループ内の最後のデータ信号線(例えば、S4やS8など)に保持された電圧が、次のグループ内の最初のデータ信号線(例えば、S5やS9など)に印加される電圧の影響を受けて変動する。この現象は所定数(上記の例では4本)のデータ信号線ごとに発生するので、画面では縦方向のスジ(以下、縦スジという)として視認される。
一方、第2の方法では、スイッチ制御信号C1〜Cqがハイレベルである期間は、1サイクルだけ重複する(図16を参照)。このため、例えば、スイッチ制御信号C2がハイレベルに変化し、データ信号線S5に映像信号V1が印加され始めたときでも、データ信号線S4はハイインピーダンス状態ではないために、このときデータ信号線S4の電圧は変動しない。したがって、第2の方法によれば、上記縦スジの問題を解決することができる。
ところが、第2の方法では、スイッチ制御信号C1がローレベルに変化した時点での映像信号V1〜V4のレベルは、前後のサイクルのデータの影響を受けて、データ信号線S1〜S4に印加すべき電圧レベルに一致していないことがある。この現象は映像信号の電圧レベルが変化する場所の近傍にある、所定数以下(上記の例では4本以下)のデータ信号線で起こるので、画面では明るさの境界付近のぼけ(以下、ゴーストという)として視認される。
このような縦スジやゴーストを防止する液晶表示装置として、特許文献1には、図19に示す液晶表示装置が開示されている。図19に示す液晶表示装置90では、データ信号線駆動回路91は、m/2個(=2q個)のフリップフロップ92とm個のスイッチ93とを含んでいる。m/2個のフリップフロップ92は、直列に接続され、m/2段のシフトレジスタを形成する。特許文献1には、このシフトレジスタを用いて、図20に示すように、同じ映像信号線に接続されたスイッチ93に対しては重複しないサンプリングパルスを発生させ、隣接するスイッチ93に対しては重複するサンプリングパルスを発生させることが開示されている。
日本国特開2000−267616号公報
しかしながら、図19に示す液晶表示装置90は、図14に示す液晶表示装置80と比べて2倍のフリップフロップ92を画素アレイ1の行方向の一辺に沿って配置した構成を有している。また、液晶表示装置90には、液晶表示装置80と比べて2倍の周波数を有するソースクロックSCKが供給され、液晶表示装置90のフリップフロップ92は、液晶表示装置80のフリップフロップ82と比べて2倍の速度で動作する(図15、図16および図20を参照)。このため、フリップフロップ92の1個あたりのサイズも、フリップフロップ82より大きくなる。
このように液晶表示装置90は、サイズの大きなフリップフロップ92が画素アレイ1の行方向の一辺に沿って配置された構成を有するので、画素アレイ1の周辺部分(以下、額縁という)の一辺の幅が他の辺に比べて太くなる。また、液晶表示装置90では、フリップフロップ92が高速に動作する分だけ消費電力が増大する。
それ故に、本発明は、画面に縦スジやゴーストが発生せず、かつ、額縁が狭い液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、相展開された映像信号に基づき表示を行う液晶表示装置であって、
行方向および列方向に配置された複数の表示素子と、同じ行に配置された表示素子に共通して接続される複数の走査信号線と、同じ列に配置された表示素子に共通して接続される複数のデータ信号線とを含む画素アレイと、
前記走査信号線を選択的に活性化する走査信号線駆動回路と、
前記画素アレイの行方向の一辺に沿って配置され、前記映像信号の一部である第1の映像信号に基づき、前記データ信号線の一部である第1のデータ信号線を駆動する第1のデータ信号線駆動回路と、
前記画素アレイの行方向の他辺に沿って配置され、前記映像信号の残部である第2の映像信号に基づき、前記データ信号線の残部である第2のデータ信号線を駆動する第2のデータ信号線駆動回路とを備え、
前記第1のデータ信号線駆動回路は、前記第1の映像信号を前記第1のデータ信号線に印加するか否かを切り替える複数の第1のスイッチと、前記第1のスイッチを制御する第1のスイッチ制御回路とを含み、
前記第2のデータ信号線駆動回路は、前記第2の映像信号を前記第2のデータ信号線に印加するか否かを切り替える複数の第2のスイッチと、前記第2のスイッチを制御する第2のスイッチ制御回路とを含み、
前記第1および第2のスイッチ制御回路は、同じ映像信号が供給されるスイッチ間では導通期間が重複せず、かつ、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では導通期間の少なくとも一部が重複するように、前記第1および第2のスイッチを制御することを特徴とする。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面において、
前記データ信号線を配置順に従って前記映像信号の本数ずつグループ化した場合に、各グループに含まれるデータ信号線は、グループの境界を挟んで隣接するデータ信号線が別のカテゴリーに属するように、前記第1のデータ信号線と前記第2のデータ信号線とに分けられ、
前記第1のスイッチ制御回路は、前記第1のスイッチのうちで、同じグループに含まれる第1のデータ信号線に対応したスイッチを一括して順に導通状態に制御し、
前記第2のスイッチ制御回路は、前記第2のスイッチのうちで、同じグループに含まれる第2のデータ信号線に対応したスイッチを、前記第1のスイッチ制御回路とは異なるタイミングで一括して順に導通状態に制御することを特徴とする。
本発明の第3の局面は、本発明の第2の局面において、
前記第1のスイッチ制御回路は、前記データ信号線のグループ数と同数の段を有する第1のシフトレジスタを含み、
前記第2のスイッチ制御回路は、前記データ信号線のグループ数と同数の段を有する第2のシフトレジスタを含み、
前記第1および第2のシフトレジスタは、異なるタイミングで動作することを特徴とする。
本発明の第4の局面は、本発明の第3の局面において、
前記第1および第2のシフトレジスタは、前記映像信号が変化する周期の半周期分だけずれたタイミングで動作することを特徴とする。
本発明の第5の局面は、本発明の第1の局面において、
前記第1および第2のスイッチの導通期間は、前記映像信号が変化する周期の半周期分だけずれており、いずれも前記周期と同じ長さを有していることを特徴とする。
本発明の第6の局面は、本発明の第5の局面において、
前記第1および第2の映像信号は、前記周期の半周期分だけずれたタイミングで変化することを特徴とする。
本発明の第7の局面は、本発明の第1の局面において、
前記第1のデータ信号線と前記第2のデータ信号線とが同数であることを特徴とする。
本発明の第8の局面は、本発明の第1の局面において、
前記画素アレイと、前記走査信号線駆動回路と、前記第1および第2のデータ信号線駆動回路とが、1枚の絶縁基板上にモノリシックに形成されていることを特徴とする。
本発明の第9の局面は、本発明の第1の局面において、
前記第1のデータ信号線駆動回路に前記第1の映像信号を伝える信号線の長さと、前記第2のデータ信号線駆動回路に前記第2の映像信号を伝える信号線の長さとがほぼ等しいことを特徴とする。
本発明の第10の局面は、行方向および列方向に配置された複数の表示素子と、同じ行に配置された表示素子に共通して接続される複数の走査信号線と、同じ列に配置された表示素子に共通して接続されるデータ信号線とを含む画素アレイを有し、相展開された映像信号に基づき表示を行う液晶表示装置の駆動方法であって、
前記走査信号線を選択的に活性化するステップと、
前記画素アレイの行方向の一辺に沿って配置された第1のデータ信号線駆動回路において、前記映像信号の一部である第1の映像信号を前記データ信号線の一部である第1のデータ信号線に印加するか否かを切り替える複数の第1のスイッチを制御するステップと、
前記画素アレイの行方向の他辺に沿って配置された第2のデータ信号線駆動回路において、前記映像信号の残部である第2の映像信号を前記データ信号線の残部である第2のデータ信号線に印加するか否かを切り替える複数の第2のスイッチを制御するステップとを備え、
前記第1および第2のスイッチを制御するステップは、同じ映像信号が供給されるスイッチ間では導通期間が重複せず、かつ、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では導通期間の少なくとも一部が重複するように、前記第1および第2のスイッチを制御することを特徴とする。
本発明の第1または第10の局面によれば、第1および第2のスイッチは、同じ映像信号が供給されるスイッチ間では導通期間が重複しないように制御される。したがって、同じ映像信号が供給されるスイッチが同時に導通したときに発生するゴーストを防止することができる。また、第1および第2のスイッチは、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では導通期間の少なくとも一部が重複するように制御される。したがって、隣接するデータ信号線間に発生する寄生容量に起因して発生する縦スジを防止することができる。さらに、画素アレイの対向する2辺に沿ってデータ信号線駆動回路を分割して配置することにより、額縁の一辺が他の辺に比べて太くなることを防止することができる。
本発明の第2の局面によれば、データ信号線を配置順に従ってグループ化し、各グループに含まれるデータ信号線を2つに分けて異なるタイミングで駆動するときに、グループの境界を挟んで隣接するデータ信号線は異なるタイミングで駆動される。これにより、同じ映像信号が供給されるスイッチ間では導通期間が重複せず、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では導通期間が一致するか、あるいは、導通期間の一部が重複するように、第1および第2のスイッチを制御することができる。
本発明の第3の局面によれば、第1および第2のスイッチ制御回路は異なるタイミングで動作するので、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では、導通期間が一致するか、あるいは、導通期間の一部が重複する。
本発明の第4の局面によれば、第1および第2のスイッチ制御回路は映像信号が変化する周期の半周期分だけずれたタイミングで動作するので、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では、導通期間が一致するか、あるいは、映像信号が変化する周期の半周期分だけ重複する。
本発明の第5の局面によれば、第1および第2のスイッチの導通期間が映像信号が変化する周期の半周期分だけずれているので、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では、導通期間が一致するか、あるいは、映像信号が変化する周期の半周期分だけ重複する。
本発明の第6の局面によれば、第1および第2のデータ信号線駆動回路に対して、映像信号を好適なタイミングで供給することができる。
本発明の第7の局面によれば、第1のデータ信号線駆動回路の回路量と第2のデータ信号線駆動回路の回路量とがほぼ等しくなるので、第1のデータ信号線駆動回路が配置された額縁の辺の幅と、第2のデータ信号線駆動回路が配置された額縁の辺の幅とを揃えることができる。
本発明の第8の局面によれば、画面にゴーストや縦スジが発生せず、かつ、額縁が狭いモノリシック型の液晶表示装置を得ることができる。
本発明の第9の局面によれば、第1および第2の映像信号を出力する回路から見たときの、2系統の信号線の容量負荷や抵抗値がほぼ等しくなる。したがって、第1のデータ信号線駆動回路による第1のデータ信号線の充電の効果と、第2のデータ信号線駆動回路によるデータ信号線の充電と効果とは、ほぼ同じになる。よって、画素アレイの両側からデータ信号線を駆動することに伴う、充電のばらつきを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。 図1に示す液晶表示装置のタイミングチャートである。 図1に示す液晶表示装置の実装例を示す図である。 図1に示す液晶表示装置の他の実装例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る液晶表示装置のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。 図6に示す液晶表示装置のタイミングチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。 図8に示す液晶表示装置のタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。 図10に示す液晶表示装置のタイミングチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。 図12に示す液晶表示装置のタイミングチャートである。 従来の液晶表示装置の第1の構成を示す図である。 図14に示す液晶表示装置の第1のタイミングチャートである。 図14に示す液晶表示装置の第2のタイミングチャートである。 液晶表示装置のデータ信号線間に発生する寄生容量を示す図である。 図14に示す液晶表示装置において、データ信号線の電圧が変動する様子を示す図である。 従来の液晶表示装置の第2の構成を示す図である。 図19に示す液晶表示装置のタイミングチャートである。
符号の説明
1、6…画素アレイ
2…走査信号線駆動回路
3、7…液晶パネル
4…絶縁基板
5…制御用IC
10、20、30、40、50…液晶表示装置
11、21、31、41、51…第1のデータ信号線駆動回路
12、22、32、42、52…第2のデータ信号線駆動回路
13、14、23、24、33、34、43、44、53、54…フリップフロップ
15、16、25、26、35、36、45、46、55、56…スイッチ
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の説明では、nは1以上の整数、mは8の倍数、iは1以上m/4以下の整数、jは1以上m/8以下の整数である。また、m/4をq、m/8をrと記載することがある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図1に示す液晶表示装置10は、画素アレイ1、走査信号線駆動回路2、第1のデータ信号線駆動回路11、および、第2のデータ信号線駆動回路12を備えている。液晶表示装置10は、4相展開された映像信号V1〜V4に基づき白黒の多階調表示を行う。
画素アレイ1は、(m×n)個の表示素子P、n本の走査信号線G1〜Gn、および、m本のデータ信号線S1〜Smを含んでいる。表示素子Pは、行方向にm個、列方向にn個並べて配置される。同じ行に配置された表示素子は、走査信号線G1〜Gnのいずれかに共通して接続される。同じ列に配置された表示素子は、データ信号線S1〜Smのいずれかに共通して接続される。
走査信号線駆動回路2は、ゲートクロックGCKおよびゲートスタートパルスGSPに基づき、走査信号線G1〜Gnを順に選択的に活性化する。より詳細には、走査信号線駆動回路2は、n段のシフトレジスタを有している。このシフトレジスタのシリアルデータ入力端子には、1フレーム時間に1回の割合で活性状態(例えば、ハイレベル)となるゲートスタートパルスGSPが与えられる。また、クロック端子には、1ライン時間ごとに所定の方向に変化する(例えば、立ち上がる)ゲートクロックGCKが与えられる。走査信号線G1〜Gnは、シフトレジスタの各段の出力信号に応じて、活性状態または非活性状態になる。ゲートスタートパルスGSPが活性状態である間にゲートクロックGCKが立ち上がると、その直後の1ライン時間では、走査信号線G1が活性状態になる。その後、活性状態になる走査信号線は、1ライン時間ごとにG2、G3、…、Gnの順に切り替わる。
データ信号線S1〜Smは、第1のデータ信号線駆動回路11と第2のデータ信号線駆動回路12とによって駆動される。第1のデータ信号線駆動回路11は、画素アレイ1の行方向の一辺(図1では、画素アレイ1の上側の辺)に沿って配置される。第2のデータ信号線駆動回路12は、画素アレイ1の行方向の他辺(図1では、画素アレイ1の下側の辺)に沿って配置される。このように、データ信号線S1〜Smは、画素アレイ1を挟んで対向する辺に設けられた2つの回路によって駆動される。
第1のデータ信号線駆動回路11には、ソーススタートパルスSSPA、ソースクロックSCKAおよびその反転信号、並びに、映像信号V1〜V4の一部である映像信号V1、V2が供給される。第2のデータ信号線駆動回路12には、ソーススタートパルスSSPB、ソースクロックSCKBおよびその反転信号、並びに、映像信号V1〜V4の残部である映像信号V3、V4が供給される。
第1のデータ信号線駆動回路11は、m/4個(=q個)のフリップフロップ13とm/2個のスイッチ15とを含んでいる。第2のデータ信号線駆動回路12は、第1のデータ信号線駆動回路11と同様に、m/4個のフリップフロップ14とm/2個のスイッチ16とを含んでいる。スイッチ15、16は、制御端子に与えられた信号がハイレベルのときは導通状態、それ以外のときは非導通状態となるアナログスイッチである。
第1のデータ信号線駆動回路11において、m/4個のフリップフロップ13は、直列に接続され、m/4段のシフトレジスタ(以下、第1のシフトレジスタという)を形成する。第1のシフトレジスタのシリアルデータ入力端子には、ソーススタートパルスSSPAが与えられ、クロック端子には、ソースクロックSCKAおよびその反転信号が与えられる。ソーススタートパルスSSPAは、1ライン時間に1回の割合で活性状態(例えば、ハイレベル)となり、ソースクロックSCKAおよびその反転信号は、映像信号V1、V2が変化する周期と同じ周期で変化する(すなわち、1サイクルに1回の割合で立ち上がるか、立ち下がる)。
第1のシフトレジスタのi段目の出力信号を、スイッチ制御信号CAiという。ソーススタートパルスSSPAが活性状態である間にソースクロックSCKAが立ち上がると、その直後の1サイクルでは、スイッチ制御信号CA1がハイレベルになる。その後、ハイレベルになるスイッチ制御信号は、1サイクルごとにCA2、CA3、…、CAqの順に切り替わる。第1のシフトレジスタは、スイッチ15の制御回路として機能する。
第2のデータ信号線駆動回路12において、m/4個のフリップフロップ14は、直列に接続され、m/4段のシフトレジスタ(以下、第2のシフトレジスタという)を形成する。第2のシフトレジスタのシリアルデータ入力端子には、ソーススタートパルスSSPBが与えられ、クロック端子には、ソースクロックSCKBおよびその反転信号が与えられる。ソーススタートパルスSSPBは、ソーススタートパルスSSPAから半サイクルだけ遅れた信号であり、ソースクロックSCKBおよびその反転信号は、それぞれ、ソースクロックSCKAおよびその反転信号から半サイクルだけ遅れた信号である。
第2のシフトレジスタのi段目の出力信号を、スイッチ制御信号CBiという。ソーススタートパルスSSPBが活性状態である間にソースクロックSCKBが立ち上がると、その直後の1サイクルでは、スイッチ制御信号CB1がハイレベルになる。その後、ハイレベルになるスイッチ制御信号は、1サイクルごとにCB2、CB3、…、CBqの順に切り替わる。第2のシフトレジスタは、スイッチ16の制御回路として機能する。
液晶表示装置10では、映像信号V1〜V4、データ信号線S1〜Sm、フリップフロップ13、14、および、スイッチ15、16は、以下のように対応づけられる。データ信号線S1〜Smは、配置順に従って4本(映像信号の本数)ずつグループ化され、これにより、m/4個のグループが形成される。各グループに含まれる4本のデータ信号線は、第1のデータ信号線駆動回路11によって駆動されるものと、第2のデータ信号線駆動回路12によって駆動されるものとに、2本ずつ分けられる。この場合、液晶表示装置10全体では、第1のデータ信号線駆動回路11によって駆動されるデータ信号線と、第2のデータ信号線駆動回路12によって駆動されるデータ信号線とは同数になる。
i番目のグループに含まれる4本のデータ信号線を配置順にSi1、Si2、Si3、Si4という。液晶表示装置10では、各グループに対応して、第1のデータ信号線駆動回路11には2個のスイッチ15(以下、第1および第2のスイッチという)が設けられ、第2のデータ信号線駆動回路12にも2個のスイッチ16(以下、第3および第4のスイッチという)が設けられる。
第1のスイッチは、映像信号V1を伝搬する信号線とデータ信号線Si1との間に設けられる。すなわち、第1のスイッチの一端には映像信号V1を伝搬する信号線が接続され、他端にはデータ信号線Si1が接続される。第2のスイッチは、映像信号V2を伝搬する信号線とデータ信号線Si2との間に設けられる。第1および第2のスイッチの制御端子には、第1のシフトレジスタのi段目から出力されたスイッチ制御信号CAiが与えられる。第1および第2のスイッチは、スイッチ制御信号CAiに従い、映像信号V1、V2をデータ信号線Si1、Si2に印加するか否かを切り替える。
第3のスイッチは、映像信号V3を伝搬する信号線とデータ信号線Si3との間に設けられる。第4のスイッチは、映像信号V4を伝搬する信号線とデータ信号線Si4との間に設けられる。第3および第4のスイッチの制御端子には、第2のシフトレジスタのi段目から出力されたスイッチ制御信号CBiが与えられる。第3および第4のスイッチは、スイッチ制御信号CBiに従い、映像信号V3、V4をデータ信号線Si3、Si4に印加するか否かを切り替える。
以上のことから、スイッチ制御信号CAiがハイレベルのとき、データ信号線Si1、Si2には、それぞれ、スイッチ15を経由して映像信号V1、V2が印加される。また、スイッチ制御信号CBiがハイレベルのとき、データ信号線Si3、Si4には、それぞれ、スイッチ16を経由して映像信号V3、V4が印加される。また、スイッチ制御信号CAiがハイレベルになる期間と、スイッチ制御信号CBiがハイレベルになる期間とは、半サイクルだけずれている。
したがって、第1のデータ信号線駆動回路11は、同じグループに含まれるデータ信号線に対応したスイッチ15を一括して順に導通状態に制御し、第2のデータ信号線駆動回路12は、同じグループに含まれるデータ信号線に対応したスイッチ16を、第1のデータ信号線駆動回路11とは異なるタイミングで一括して順に導通状態に制御する。スイッチ15の導通期間とスイッチ16の導通期間とは、いずれも1サイクルであるが、半サイクルだけずれている。
図2は、液晶表示装置10のタイミングチャートである。第1のデータ信号線駆動回路11では、ソーススタートパルスSSPAが活性状態になった後、スイッチ制御信号CA1、CA2、…、CAqは、1サイクルにつき1つずつ順にハイレベルになる。第2のデータ信号線駆動回路12では、ソーススタートパルスSSPBが活性状態になった後、スイッチ制御信号CB1、CB2、…、CBqは、1サイクルにつき1つずつ順にハイレベルになる。
上述したように、ソーススタートパルスSSPB、ソースクロックSCKBおよびその反転信号は、それぞれ、ソーススタートパルスSSPA、ソースクロックSCKAおよびその反転信号から半サイクルだけ遅れた信号である。したがって、スイッチ制御信号CB1、CB2、…、CBqは、それぞれ、スイッチ制御信号CA1、CA2、…、CAqから半サイクルだけ遅れた信号となる。結果として、スイッチ制御信号CA1〜CAq、CB1〜CBqは、CA1、CB1、CA2、CB2、CA3、CB3、…、CAq、CBqの順に、半サイクルずつ重複して、1サイクルずつハイレベルになる。
データ信号線Si1、Si2の電圧は、スイッチ制御信号CAiがハイレベルである間に映像信号V1、V2のレベルに達し、スイッチ制御信号CAiがローレベルに変化した後は変化しない。したがって、データ信号線Si1、Si2の電圧は、スイッチ制御信号CAiがローレベルに変化する時点における映像信号V1、V2のレベルによって定まる。同様に、データ信号線Si3、Si4の電圧は、スイッチ制御信号CBiがローレベルに変化する時点における映像信号V3、V4のレベルによって定まる。
データ信号線S1〜Smに印加すべき映像信号のレベルをD1〜Dmとしたとき、映像信号V1は、ソーススタートパルスSSPAが活性状態になった直後のサイクルから1サイクルごとに、D1、D5、D9、…の順に変化する。映像信号V2は、映像信号V1と同じタイミングで、D2、D6、D10、…の順に変化する。映像信号V3は、ソーススタートパルスSSPBが活性状態になった直後のサイクルから1サイクルごとに、D3、D7、D11、…の順に変化する。映像信号V4は、映像信号V3と同じタイミングで、D4、D8、D12、…の順に変化する。このように映像信号V3、V4は、映像信号V1、V2よりも半サイクルだけ遅れたタイミングで変化する。
上記のように変化する映像信号V1〜V4を供給した場合、第1のデータ信号線駆動回路11は、データ信号線S1、S2、S5、S6、…に対して、それぞれレベルD1、D2、D5、D6、…の映像信号を印加する。また、第2のデータ信号線駆動回路12は、データ信号線S3、S4、S7、S8、…に対して、それぞれレベルD3、D4、D7、D8、…の映像信号を印加する。このように、第1のデータ信号線駆動回路11はデータ信号線の一部(S1、S2、S5、S6など)を正しく駆動し、第2のデータ信号線駆動回路12はデータ信号線の残部(S3、S4、S7、S8など)を正しく駆動する。したがって、走査信号線駆動回路2、第1のデータ信号線駆動回路11、および、第2のデータ信号線駆動回路12を備えた液晶表示装置10によれば、画素アレイ1に含まれる表示素子Pを正しく駆動し、所望の画面を表示することができる。
図3は、液晶表示装置10の実装例を示す図である。図3に示す液晶パネル3は、1枚の絶縁基板4上に、画素アレイ1、走査信号線駆動回路2、第1のデータ信号線駆動回路11、および、第2のデータ信号線駆動回路12をモノリシックに形成することにより得られる。液晶パネル3には、制御用IC5が搭載される。
液晶パネル3の外部からは、制御信号(ドットクロックCLK、水平同期信号HSYNC、垂直同期信号VSYNCなど)と、相展開されていない映像信号VINとが供給される。制御用IC5は、これらの制御信号に基づき、ゲートスタートパルスGSP、ゲートクロックGCK、ソーススタートパルスSSPA、SSPB、並びに、ソースクロックSCKA、SCKBおよびそれらの反転信号を生成し、走査信号線駆動回路2などに供給する。また、制御用IC5は、映像信号VINを映像信号V1〜V4に4相展開する相展開回路(図示せず)を内蔵している。相展開回路で得られた映像信号V1〜V4のうち、映像信号V1、V2は第1のデータ信号線駆動回路11に供給され、映像信号V3、V4は第2のデータ信号線駆動回路12に供給される。なお、図3に示す例では、液晶パネル3に制御用IC5を搭載することとしたが、図4に示すように、制御用IC5を液晶パネル7の外部に設けてもよい。
液晶表示装置10では、第1のデータ信号線駆動回路11に映像信号V1、V2を伝える信号線の長さと、第2のデータ信号線駆動回路12に映像信号V3、V4を伝える信号線の長さとがほぼ等しいことが好ましい。例えば、図3に示す液晶パネル3では、映像信号V1、V2を制御用IC5から第1のデータ信号線駆動回路11まで伝える配線の長さと、映像信号V3、V4を制御用IC5から第2のデータ信号線駆動回路12まで伝える配線の長さとがほぼ等しいことが好ましい。また、図4に示す液晶パネル7では、映像信号V1、V2を液晶パネル7の外部端子から第1のデータ信号線駆動回路11まで伝える配線の長さと、映像信号V3、V4を液晶パネル7の外部端子から第2のデータ信号線駆動回路12まで伝える配線の長さとがほぼ等しいことが好ましい。
以下、本実施形態に係る液晶表示装置10の効果を説明する。液晶表示装置10には、以下に示すように、縦スジやゴーストが発生せず、額縁が狭く、消費電力が小さいという効果がある。
一般に液晶表示装置では、同じ映像信号が供給されるスイッチ間で導通期間が重複すると、画面にゴーストが発生することがある。これに対して液晶表示装置10では、データ信号線S1〜Smを配置順に従って4本ずつグループ化した場合に、第1のデータ信号線駆動回路11は、同じグループに含まれるデータ信号線のうちの2本を一括して順に導通状態に制御するので、同じ映像信号が供給されるスイッチ15(例えば、データ信号線S1に対応したスイッチ15と、データ信号線S5に対応したスイッチ15)が同時に導通することはない。同様に、第2のデータ信号線駆動回路12は、同じグループに含まれるデータ信号線のうちの2本を一括して順に導通状態に制御するので、同じ映像信号が供給されるスイッチ16(例えば、データ信号線S3に対応したスイッチ16と、データ信号線S7に対応したスイッチ16)が同時に導通することはない。このように、液晶表示装置10では、同じ映像信号が供給されるスイッチ間では導通期間が重複することはない。したがって、液晶表示装置10によれば、画面に発生するゴーストを防止することができる。
また、一般に液晶表示装置では、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間で導通期間が重複していないと、隣接するデータ信号線間に発生する寄生容量に起因して、画面に縦スジが発生することがある。ところが、液晶表示装置10では、各グループに含まれるデータ信号線を2つに分けるときに、グループの境界を挟んで隣接するデータ信号線(例えば、S4とS5や、S8とS9)は、別のカテゴリーに属するように(すなわち、一方が第1のデータ信号線駆動回路11によって駆動され、他方が第2のデータ信号線駆動回路12によって駆動されるように)分けられる。また、上述したように、スイッチ制御信号CA1〜CAq、CB1〜CBqは、CA1、CB1、CA2、CB2、CA3、CB3、…、CAq、CBqの順に、半サイクルずつ重複して、1サイクルずつハイレベルになる。したがって、液晶表示装置10では、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では、導通期間が一致するか、あるいは、導通期間が半サイクルだけ重複するかのいずれかになる。よって、液晶表示装置10によれば、画面に発生する縦スジを防止することができる。
また、液晶表示装置10では、第1のデータ信号線駆動回路11は画素アレイ1の行方向の一辺に沿って配置され、第2のデータ信号線駆動回路12は画素アレイ1の行方向の他辺に沿って配置されている。したがって、従来の液晶表示装置90(図19)と同数のフリップフロップおよびスイッチを設ける場合でも、額縁の対向する2辺にデータ信号線駆動回路を分割して配置することにより、額縁の一辺が他の辺に比べて太くなることを防止することができる。
特に、第1のデータ信号線駆動回路11によって駆動されるデータ信号線と第2のデータ信号線駆動回路12によって駆動されるデータ信号線とを同数とすれば、これら2つの駆動回路の回路量がほぼ等しくなるので、第1のデータ信号線駆動回路11が配置された額縁の辺の幅と、第2のデータ信号線駆動回路12が配置された額縁の辺の幅とを揃えることができる。
また、従来の液晶表示装置90(図19)では、データ信号線駆動回路91のフリップフロップ92は、半サイクルに1回の割合で動作する。これに対して液晶表示装置10では、第1のデータ信号線駆動回路11のフリップフロップ13、および、第2のデータ信号線駆動回路12のフリップフロップ14は、1サイクルに1回の割合で動作する。したがって、液晶表示装置10によれば、フリップフロップの動作周波数が低い分だけ消費電力を低減することができる。また、フリップフロップ13、14に含まれるトランジスタのサイズを縮小し、額縁を狭くすることができる。
また、第1のデータ信号線駆動回路11に映像信号V1、V2を伝える信号線の長さと、第2のデータ信号線駆動回路12に映像信号V3、V4を伝える信号線の長さとをほぼ等しくすれば、映像信号V1〜V4を出力する回路から見た、これらの信号線の容量負荷や抵抗値がほぼ等しくなる。したがって、第1のデータ信号線駆動回路11によるデータ信号線Si1、Si2の充電の効果と、第2のデータ信号線駆動回路12によるデータ信号線Si3、Si4の充電と効果とは、ほぼ同じになる。よって、画素アレイ1の両側からデータ信号線を駆動することに伴う、充電のばらつきを抑制することができる。
なお、以上の説明では、液晶表示装置10に供給されるソーススタートパルスSSPA、SSPB、および、ソースクロックSCKA、SCKBは、異なるタイミングで変化することとしたが、ソーススタートパルスSSPA、SSPB、および、ソースクロックSCKA、SCKBは、図5に示すように、同じタイミングで変化してもよい。この場合、第1のデータ信号線駆動回路11のフリップフロップ13は、ソースクロックの立ち上がりでスイッチ制御信号CA1〜CAqを変化させ、第2のデータ信号線駆動回路12のフリップフロップ14は、ソースクロックの立ち下がりでスイッチ制御信号CB1〜CBqを変化させればよい。
(第2〜第5の実施形態)
第2〜第5の実施形態に係る液晶表示装置は、第1の実施形態に係る液晶表示装置10と同様の構成および同様の特徴を有し、同様の動作を行う。そこで以下では、主に第1の実施形態との相違点を説明し、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図6に示す液晶表示装置20は、画素アレイ1、走査信号線駆動回路2、第1のデータ信号線駆動回路21、および、第2のデータ信号線駆動回路22を備え、4相展開された映像信号V1〜V4に基づき白黒の多階調表示を行う。
第1のデータ信号線駆動回路21は、m/4個(=q個)のフリップフロップ23とm/2個のスイッチ25とを含み、第2のデータ信号線駆動回路22は、m/4個のフリップフロップ24とm/2個のスイッチ26とを含んでいる。フリップフロップ23、24の接続形態および動作は、第1の実施形態と同じである。
データ信号線S1〜Smは、配置順に従って4本(映像信号の本数)ずつグループ化され、これにより、m/4個のグループが形成される。第1のデータ信号線駆動回路21および第2のデータ信号線駆動回路22には、各グループに対応して、スイッチが2個ずつ設けられる。
より詳細には、i番目のグループに含まれる4本のデータ信号線を配置順にSi1、Si2、Si3、Si4としたとき、映像信号V1、V3を伝搬する信号線とデータ信号線Si1、Si3との間には、それぞれ、スイッチ25が1個ずつ設けられる。これら2個のスイッチ25は、スイッチ制御信号CAiに従い、映像信号V1、V3をデータ信号線Si1、Si3に印加するか否かを切り替える。また、映像信号V2、V4を伝搬する信号線とデータ信号線Si2、Si4との間には、それぞれ、スイッチ26が1個ずつ設けられる。これら2個のスイッチ26は、スイッチ制御信号CBiに従い、映像信号V2、V4をデータ信号線Si2、Si4に印加するか否かを切り替える。
図7は、液晶表示装置20のタイミングチャートである。液晶表示装置20では、図7に示すように、映像信号V1、V3は同じタイミングで変化し、映像信号V2、V4はこれよりも半サイクルだけ遅れたタイミングで変化する。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図8に示す液晶表示装置30は、画素アレイ1、走査信号線駆動回路2、第1のデータ信号線駆動回路31、および、第2のデータ信号線駆動回路32を備え、8相展開された映像信号V1〜V8に基づき白黒の多階調表示を行う。
第1のデータ信号線駆動回路31は、m/8個(=r個)のフリップフロップ33とm/2個のスイッチ35とを含み、第2のデータ信号線駆動回路32は、m/8個のフリップフロップ34とm/2個のスイッチ36とを含んでいる。第1のデータ信号線駆動回路31において、m/8個のフリップフロップ33を直列に接続して形成された第1のシフトレジスタは、スイッチ制御信号CA1〜CArを出力する。第2のデータ信号線駆動回路32において、m/8個のフリップフロップ34を直列に接続して形成された第2のシフトレジスタは、スイッチ制御信号CB1〜CBrを出力する。
データ信号線S1〜Smは、配置順に従って8本(映像信号の本数)ずつグループ化され、これにより、m/8個のグループが形成される。第1のデータ信号線駆動回路31および第2のデータ信号線駆動回路32には、各グループに対応して、スイッチが4個ずつ設けられる。
より詳細には、j番目のグループに含まれる8本のデータ信号線を配置順にSj1、Sj2、Sj3、Sj4、Sj5、Sj6、Sj7、Sj8としたとき、映像信号V1〜V4を伝搬する信号線とデータ信号線Sj1〜Sj4との間には、それぞれ、スイッチ35が1個ずつ設けられる。これら4個のスイッチ35は、スイッチ制御信号CAjに従い、映像信号V1〜V4をデータ信号線Sj1〜Sj4に印加するか否かを切り替える。また、映像信号V5〜V8を伝搬する信号線とデータ信号線Sj5〜Sj8との間には、それぞれ、スイッチ36が1個ずつ設けられる。これら4個のスイッチ36は、スイッチ制御信号CBjに従い、映像信号V5〜V8をデータ信号線Sj5〜Sj8に印加するか否かを切り替える。
図9は、液晶表示装置30のタイミングチャートである。液晶表示装置30では、図9に示すように、映像信号V1〜V4は同じタイミングで変化し、映像信号V5〜V8はこれよりも半サイクルだけ遅れたタイミングで変化する。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図10に示す液晶表示装置40は、画素アレイ1、走査信号線駆動回路2、第1のデータ信号線駆動回路41、および、第2のデータ信号線駆動回路42を備え、8相展開された映像信号V1〜V8に基づき白黒の多階調表示を行う。
第1のデータ信号線駆動回路41は、m/8個(=r個)のフリップフロップ43とm/2個のスイッチ45とを含み、第2のデータ信号線駆動回路42は、m/8個のフリップフロップ44とm/2個のスイッチ46とを含んでいる。フリップフロップ43、44の接続形態および動作は、第3の実施形態と同じである。
データ信号線S1〜Smは、配置順に従って8本(映像信号の本数)ずつグループ化され、これにより、m/8個のグループが形成される。第1のデータ信号線駆動回路41および第2のデータ信号線駆動回路42には、各グループに対応して、スイッチが4個ずつ設けられる。
より詳細には、j番目のグループに含まれる8本のデータ信号線を配置順にSj1、Sj2、Sj3、Sj4、Sj5、Sj6、Sj7、Sj8としたとき、映像信号V1、V3、V5、V7を伝搬する信号線とデータ信号線Sj1、Sj3、Sj5、Sj7との間には、それぞれ、スイッチ45が1個ずつ設けられる。これら4個のスイッチ45は、スイッチ制御信号CAjに従い、映像信号V1、V3、V5、V7をデータ信号線Sj1、Sj3、Sj5、Sj7に印加するか否かを切り替える。また、映像信号V2、V4、V6、V8を伝搬する信号線とデータ信号線Sj2、Sj4、Sj6、Sj8との間には、それぞれ、スイッチ46が1個ずつ設けられる。これら4個のスイッチ46は、スイッチ制御信号CBjに従い、映像信号V2、V4、V6、V8をデータ信号線Sj2、Sj4、Sj6、Sj8に印加するか否かを切り替える。
図11は、液晶表示装置40のタイミングチャートである。液晶表示装置40では、図11に示すように、映像信号V1、V3、V5、V7は同じタイミングで変化し、映像信号V2、V4、V6、V8はこれよりも半サイクルだけ遅れたタイミングで変化する。
図12は、本発明の第5の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図12に示す液晶表示装置50は、画素アレイ6、走査信号線駆動回路2、第1のデータ信号線駆動回路51、および、第2のデータ信号線駆動回路52を備え、4相展開された3色の映像信号VR1〜VR4、VG1〜VG4、VB1〜VB4に基づきカラー表示を行う。
画素アレイ6は、(3m×n)個の表示素子P、n本の走査信号線G1〜Gm、および、3m本のデータ信号線R1〜Rm、g1〜gm、B1〜Bmを含んでいる。表示素子Pは、行方向に3m個、列方向にn個並べて配置される。同じ行に配置された表示素子は、走査信号線G1〜Gnのいずれかに共通して接続される。同じ列に配置された表示素子は、データ信号線R1〜Rm、g1〜gm、B1〜Bmのいずれかに共通して接続される。行方向に並べて配置された3個の表示素子は、それぞれ、赤、緑および青に対応する。
第1のデータ信号線駆動回路51は、m/4個(=q個)のフリップフロップ53とm/2個のスイッチ55とを含み、第2のデータ信号線駆動回路52は、m/4個のフリップフロップ54とm/2個のスイッチ56とを含んでいる。フリップフロップ53、54の接続形態および動作は、第1の実施形態と同じである。
データ信号線R1〜Rm、g1〜gm、B1〜Bmは、配置順に従って12本(映像信号の本数)ずつグループ化され、これにより、m/4個のグループが形成される。第1のデータ信号線駆動回路51および第2のデータ信号線駆動回路52には、各グループに対応して、スイッチが6個ずつ設けられる。
より詳細には、i番目のグループに含まれる12本のデータ信号線を、配置順にRi1、gi1、Bi1、Ri2、gi2、Bi2、Ri3、gi3、Bi3、Ri4、gi4、Bi4としたとき、映像信号VR1、VG1、VB1、VR2、VG2、VB2を伝搬する信号線とデータ信号線Ri1、gi1、Bi1、Ri2、gi2、Bi2との間には、それぞれ、スイッチ55が1個ずつ設けられる。これら6個のスイッチ55は、スイッチ制御信号CAiに従い、映像信号VR1、VG1、VB1、VR2、VG2、VB2をデータ信号線Ri1、gi1、Bi1、Ri2、gi2、Bi2に印加するか否かを切り替える。また、映像信号VR3、VG3、VB3、VR4、VG4、VB4を伝搬する信号線とデータ信号線Ri3、gi3、Bi3、Ri4、gi4、Bi4との間には、それぞれ、スイッチ56が1個ずつ設けられる。これら6個のスイッチ56は、スイッチ制御信号CBiに従い、映像信号VR3、VG3、VB3、VR4、VG4、VB4をデータ信号線Ri3、gi3、Bi3、Ri4、gi4、Bi4に印加するか否かを切り替える。
図13は、液晶表示装置50のタイミングチャートである。液晶表示装置50では、図13に示すように、映像信号VR1、VG1、VB1、VR2、VG2、VB2は同じタイミングで変化し、映像信号VR3、VG3、VB3、VR4、VG4、VB4はこれよりも半サイクルだけ遅れたタイミングで変化する。
以上に示すように、第2〜第5の実施形態に係る液晶表示装置20、30、40、50は、第1の実施形態に係る液晶表示装置10と同じ特徴を有している。すなわち、液晶表示装置20、30、40、50においても、(1)同じ映像信号が供給されるスイッチ間では、導通期間が重複することはなく、(2)隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では、導通期間が重複し、(3)データ信号線駆動回路は、額縁の対向する2辺に同じ回路量となるように分割して配置されており、(4)分割して配置されたデータ信号線駆動回路に含まれるフリップフロップは、1サイクルに1回の割合で動作する。したがって、第2〜第5の実施形態に係る液晶表示装置20、30、40、50には、第1の実施形態に係る液晶表示装置10と同様に、縦スジやゴーストが発生せず、額縁が狭く、消費電力が小さいという効果がある。
(その他の実施形態)
これまでに説明した以外にも、同様の構成および同様の特徴を有し、同様の動作を行う液晶表示装置を構成することができる。例えば、画素アレイに含まれる表示素子の数は、行方向、列方向ともに任意でよく、映像信号の相展開数も任意でよく、映像信号は白黒映像信号でもカラー映像信号でもよい。
また、データ信号線を配置順に従ってグループ化し、各グループに含まれるデータ信号線を2つに分けるときには、グループの境界を挟んで隣接するデータ信号線が別のカテゴリーに属するように分ける限り、分け方は任意でよい。例えば、8相展開された映像信号に基づき表示を行う液晶表示装置では、データ信号線S1〜Smを配置順に従って8本ずつグループ化した上で、グループ内で1番目のデータ信号線を第1のデータ信号線駆動回路で駆動し、グループ内で8番目のデータ信号線を第2のデータ信号線駆動回路で駆動すれば、グループ内で2番目〜7番目のデータ信号線を第1のデータ信号線駆動回路および第2のデータ信号線駆動回路のいずれで駆動してもよい。
また、第1のデータ信号線駆動回路が配置された額縁の辺の幅と、第2のデータ信号線駆動回路が配置された額縁の辺の幅とが揃わなくてもよければ、各グループに含まれるデータ信号線を異なる本数に(例えば、8本のデータ信号線を5本と3本に)分けてもよい。また、あるグループにおける分け方と別のグループにおける分け方とが異なっていてもよい。また、第1の実施形態以外の液晶表示装置に対しても、図5を参照して説明したように、同じタイミングで変化するソーススタートパルスSSPA、SSPB、およびソースクロックSCKA、SCKBを供給してもよい。
これらの液晶表示装置にも、第1〜第5の実施形態に係る液晶表示装置と同様に、縦スジやゴーストが発生せず、額縁が狭く、消費電力が小さいという効果がある。
本発明の液晶表示装置は、画面に縦スジやゴーストが発生せず、額縁が狭いという効果を有するので、携帯電話、情報処理端末、パーソナルコンピュータなど、各種の装置の表示装置に利用することができる。
本発明の第9の局面によれば、第1および第2の映像信号を出力する回路から見たときの、2系統の信号線の容量負荷や抵抗値がほぼ等しくなる。したがって、第1のデータ信号線駆動回路による第1のデータ信号線の充電の効果と、第2のデータ信号線駆動回路による第2のデータ信号線の充電効果とは、ほぼ同じになる。よって、画素アレイの両側からデータ信号線を駆動することに伴う、充電のばらつきを抑制することができる。
また、第1のデータ信号線駆動回路11に映像信号V1、V2を伝える信号線の長さと、第2のデータ信号線駆動回路12に映像信号V3、V4を伝える信号線の長さとをほぼ等しくすれば、映像信号V1〜V4を出力する回路から見た、これらの信号線の容量負荷や抵抗値がほぼ等しくなる。したがって、第1のデータ信号線駆動回路11によるデータ信号線Si1、Si2の充電の効果と、第2のデータ信号線駆動回路12によるデータ信号線Si3、Si4の充電効果とは、ほぼ同じになる。よって、画素アレイ1の両側からデータ信号線を駆動することに伴う、充電のばらつきを抑制することができる。
画素アレイ6は、(3m×n)個の表示素子P、n本の走査信号線G1〜G、および、3m本のデータ信号線R1〜Rm、g1〜gm、B1〜Bmを含んでいる。表示素子Pは、行方向に3m個、列方向にn個並べて配置される。同じ行に配置された表示素子は、走査信号線G1〜Gnのいずれかに共通して接続される。同じ列に配置された表示素子は、データ信号線R1〜Rm、g1〜gm、B1〜Bmのいずれかに共通して接続される。行方向に並べて配置された3個の表示素子は、それぞれ、赤、緑および青に対応する。

Claims (10)

  1. 相展開された映像信号に基づき表示を行う液晶表示装置であって、
    行方向および列方向に配置された複数の表示素子と、同じ行に配置された表示素子に共通して接続される複数の走査信号線と、同じ列に配置された表示素子に共通して接続される複数のデータ信号線とを含む画素アレイと、
    前記走査信号線を選択的に活性化する走査信号線駆動回路と、
    前記画素アレイの行方向の一辺に沿って配置され、前記映像信号の一部である第1の映像信号に基づき、前記データ信号線の一部である第1のデータ信号線を駆動する第1のデータ信号線駆動回路と、
    前記画素アレイの行方向の他辺に沿って配置され、前記映像信号の残部である第2の映像信号に基づき、前記データ信号線の残部である第2のデータ信号線を駆動する第2のデータ信号線駆動回路とを備え、
    前記第1のデータ信号線駆動回路は、前記第1の映像信号を前記第1のデータ信号線に印加するか否かを切り替える複数の第1のスイッチと、前記第1のスイッチを制御する第1のスイッチ制御回路とを含み、
    前記第2のデータ信号線駆動回路は、前記第2の映像信号を前記第2のデータ信号線に印加するか否かを切り替える複数の第2のスイッチと、前記第2のスイッチを制御する第2のスイッチ制御回路とを含み、
    前記第1および第2のスイッチ制御回路は、同じ映像信号が供給されるスイッチ間では導通期間が重複せず、かつ、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では導通期間の少なくとも一部が重複するように、前記第1および第2のスイッチを制御することを特徴とする、液晶表示装置。
  2. 前記データ信号線を配置順に従って前記映像信号の本数ずつグループ化した場合に、各グループに含まれるデータ信号線は、グループの境界を挟んで隣接するデータ信号線が別のカテゴリーに属するように、前記第1のデータ信号線と前記第2のデータ信号線とに分けられ、
    前記第1のスイッチ制御回路は、前記第1のスイッチのうちで、同じグループに含まれる第1のデータ信号線に対応したスイッチを一括して順に導通状態に制御し、
    前記第2のスイッチ制御回路は、前記第2のスイッチのうちで、同じグループに含まれる第2のデータ信号線に対応したスイッチを、前記第1のスイッチ制御回路とは異なるタイミングで一括して順に導通状態に制御することを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第1のスイッチ制御回路は、前記データ信号線のグループ数と同数の段を有する第1のシフトレジスタを含み、
    前記第2のスイッチ制御回路は、前記データ信号線のグループ数と同数の段を有する第2のシフトレジスタを含み、
    前記第1および第2のシフトレジスタは、異なるタイミングで動作することを特徴とする、請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1および第2のシフトレジスタは、前記映像信号が変化する周期の半周期分だけずれたタイミングで動作することを特徴とする、請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1および第2のスイッチの導通期間は、前記映像信号が変化する周期の半周期分だけずれており、いずれも前記周期と同じ長さを有していることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1および第2の映像信号は、前記周期の半周期分だけずれたタイミングで変化することを特徴とする、請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第1のデータ信号線と前記第2のデータ信号線とが同数であることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 前記画素アレイと、前記走査信号線駆動回路と、前記第1および第2のデータ信号線駆動回路とが、1枚の絶縁基板上にモノリシックに形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  9. 前記第1のデータ信号線駆動回路に前記第1の映像信号を伝える信号線の長さと、前記第2のデータ信号線駆動回路に前記第2の映像信号を伝える信号線の長さとがほぼ等しいことを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  10. 行方向および列方向に配置された複数の表示素子と、同じ行に配置された表示素子に共通して接続される複数の走査信号線と、同じ列に配置された表示素子に共通して接続されるデータ信号線とを含む画素アレイを有し、相展開された映像信号に基づき表示を行う液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記走査信号線を選択的に活性化するステップと、
    前記画素アレイの行方向の一辺に沿って配置された第1のデータ信号線駆動回路において、前記映像信号の一部である第1の映像信号を前記データ信号線の一部である第1のデータ信号線に印加するか否かを切り替える複数の第1のスイッチを制御するステップと、
    前記画素アレイの行方向の他辺に沿って配置された第2のデータ信号線駆動回路において、前記映像信号の残部である第2の映像信号を前記データ信号線の残部である第2のデータ信号線に印加するか否かを切り替える複数の第2のスイッチを制御するステップとを備え、
    前記第1および第2のスイッチを制御するステップは、同じ映像信号が供給されるスイッチ間では導通期間が重複せず、かつ、隣接するデータ信号線に対応したスイッチ間では導通期間の少なくとも一部が重複するように、前記第1および第2のスイッチを制御することを特徴とする、液晶表示装置の駆動方法。
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