JPS6318167A - Ｓｏｈｃ型内燃機関 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ０発明の目的 （１）　　産業上の利用分野 本発明はＳＯＨＣ型内燃機関、特にシリンダヘッドの燃
焼室天井面中心部に開口する点火プラグ取付孔に、点火
プラグ挿入孔を持つ保護筒を連設し、前記シリンダヘッ
ドに突設されたカム軸支承壁の軸受孔に、カムノーズ先
端の回転軌跡よりも大径のカム軸ジャーナルを支承させ
たものの改良に関する。

（２）従来の技術 従来、この種内燃機関としては、一対のカム軸支承壁の
間に保護筒を配設したものが知られている（特開昭５４
−１２５３１５号公報）。

（３）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、カム軸支承壁および保護筒は互いに独立
してシリンダヘッドに立設されているので、それらの剛
性が低いという問題がある。

本発明は前記問題を解決し得る前記内燃機関を提供する
ことを目的とする。

Ｂ０発明の構成 （１）　　問題点を解決するための手段本発明は、前記
保護筒と前記カム軸支承壁とを一体に形成したことを特
徴とする。

（２）作　用 前記のように構成すると、カム軸支承壁と保護筒とが互
いに補強し合うのでそれらの剛性が向上する。

また前記剛性の向上に伴い保護筒の点火プラグ挿入孔を
カム軸支承壁の軸受孔に可及的に接近させて両者間の境
界壁を薄く形成しても強度上何等支障を生じないので、
燃焼室天井面中心部への点火プラグの配設を容易に行う
ことができる。

（３）実施例 図示例はＳＯＨＣ型４弁式多気筒内燃機関を示し、第１
．第２図において機関本体Ｅはシリンダブロック１と、
そのシリンダブロック１にガスケット２を介して重合結
着されるシリンダヘッド３とを備え、シリンダブロック
１のシリンダ孔４にピストン５が摺合される。またシリ
ンダへラド３にピストン５のヘッド面と対向する燃焼室
Ｃが形成され、この燃焼室天井面６は相対向する１頃斜
面を有する屋根形に形成されている。第３図に明示する
ように、各燃焼室天井面６の一方の傾斜面に同一直径の
２個の吸気弁ロアが並列して開口し、また他方の傾斜面
に吸気弁ロアよりも若干小径の２個の排気弁口８が並列
して開口する。各吸気弁ロアは各排気弁口８に対向する
。

各吸気弁ロアに、シリンダヘッド３に形成される吸気ボ
ート９が連通し、これら吸気ボート９はシリンダヘッド
３内で一本に集合されてシリンダヘッド３の一側面に開
口し、図示しない吸気マニホールドを介して燃料供給装
置、例えば気化器に連通ずる。また各排気弁口８はシリ
ンダヘッド３に形成される排気ポート１０に連通し、こ
れら排気ポート１０は、シリンダヘッド３内で一本に集
合されてシリンダヘッド３の他側面に開口し、図示しな
い排気マニホールドを介して排気系に連通ずる。

シリンダヘッド３に、吸気弁ロアを開閉する一対の吸気
弁１１および排気弁口８を開閉する一対の排気弁１２が
それぞれ摺動自在に支持され、吸気弁１１と排気弁１２
は、シリンダ孔４の中心線Ｌ−Ｌの両側でそれらのステ
ムが互いに遠ざかるように１頃斜して配置される。

第２図に明示するように、相隣る両吸気弁１１および相
隣る両排気弁１２間において、シリンダヘッド３にカム
軸支承壁１３が突設され、各カム軸支承壁１３およびシ
リンダヘッド側壁にカム軸１４が、シリンダ孔４の中心
線Ｌ−Ｌよりも排気弁１２側に偏倚させて回転自在に支
承される。カム軸１４は、複数の吸気側カム１５と、複
数の排気側カム１６と、各カム１５．１６におけるカム
ノーズ１５ａ、１６ａ先端の回転軌跡よりも大径の、複
数のカム軸ジャーナル１７を有し、各カム軸ジャーナル
１７が各カム軸支承壁１３の軸受孔１８に挿通支承され
る。カム軸１４は通常のようにクランク軸に調時伝動装
置Ｔを介し連動して回転駆動される。

両吸気弁１１およびカム軸１４間、ならびに両排気弁１
２およびカム軸１４間に、それぞれ吸気側ロッカアーム
軸１９と排気側口フカアーム軸２０がカム軸１４と平行
に配設され、第４図に明示するように両口ツカアーム軸
１９．２０はカム軸支承壁１３の頂面に形成された半環
状軸受凹部２１．２２に嵌合されてボルト２３．２４に
よりカム軸支承壁１３に固着支持される。吸気側ロッカ
アーム軸１９に１気筒当り２本の吸気側ロッカアーム２
５が揺動自在に支持される・これら口７カアーム２５の
外端はそれぞれアジャスタ２６を介して吸気弁１１のス
テム端面に当接され、またこれらの内端に存するスリッ
パ部２７はそれぞれカム軸１４の吸気側カム１５上に当
接される。また排気側ロッカアーム軸２０に１気筒当り
２本の排気側口フカアーム２８が揺動自在に支持される
。

これらロッカアーム２８の外端はそれぞれアジャスタ２
９を介して排気弁１２のステム端面に当接され、またこ
れらの内端に存するスリッパ部３０はそれぞれカム軸１
４の排気側カム１６上に当接される。

吸気側口７カアーム軸１９において、シリンダヘッド３
側壁とロッカアーム２５問および相隣るロッカアーム２
５間に、各ロッカアーム２５をカム軸支承壁１３側に付
勢して各口・７カアーム２５の軸方向移動を阻止する波
形ワッシャ４３が介装される。また排気側ロッカアーム
軸２０において、シリンダヘッド側壁とロッカアーム２
８問および相隣るロッカアーム２８間に、各ロッカアー
ム２８をカム軸支承壁１３側に付勢して各ロッカアーム
２８の軸方向移動を阻止する圧縮ばね４４が介装される
。

そしてカム軸１４が回転すれば、吸気側および排気側ロ
ッカアーム２５．２８はそれぞれロッカアーム軸１９．
２０回りに揺動し、吸、排気弁１１．１２を弁ばね３１
，３２と協働して開閉する。

シリンダヘッド３の開口部にシールパツキン３３を介し
てヘッドカバ−３４が取付けられる。

シリンダヘッド３に、その燃焼室天井面６の中心部に開
口する点火プラグ取付孔３５が形成され、その点火プラ
グ取付孔３５に連通ずる点火プラグ挿入孔３７を持つ保
護筒３６が、シリンダ孔４の中心線Ｌ−Ｌよりも吸気弁
１１側に偏倚させてカム軸支承壁１３と一体に形成され
る。

このようにカム軸支承壁１３と保護筒３６とを一体化す
ると、それらが互いに補強し合うのでそれらの剛性が向
上する。また前記剛性の向上に伴い、保護筒３６の点火
プラグ挿入孔３７をカム軸支承壁１３の軸受孔１８に可
及的に接近させて両者１８．３７間の境界壁を薄く形成
しても強度上何等支障を生じないので、前記カム軸１４
の偏倚と相俟って燃焼室天井面６の中心部への点火プラ
グ３８の配設が容易に行われる。このように点火プラグ
３８を配設すると、着火点から燃焼室Ｃの各周縁までの
火炎伝播距離が略等しく、したがって燃焼時間が最小限
度に短縮されて高出力が発揮される。

さらにカム軸支承壁１３と保護筒３６との一体化および
両口ツカアーム軸１９．２０のカム軸支承壁１３への支
持により、カム軸１４、両口ツカアーム軸１９．２０お
よび保護筒３６が集約的に配設されるので内燃機関の小
型化を図る上に有効である。

保護筒３６の開口部端面ばヘッドカバー３４の挿通孔３
９に連通し、その開口部端面と挿通孔３９の内側口縁部
との間にシールリング４０が介装される。このようにヘ
ッドカバー３４と保護筒３６との接合部をヘッドカバー
３４に近接させると、この接合部は潤滑油の少量飛散領
域に位置することになるので保護筒３６のシール構造が
簡単となり、シールリング４０のみで十分なシール効果
を得ることができる。

点火プラグ３８に被着されたプラグキャップ４１の外端
部は挿通孔３９内に圧入固着され、そのプラグキャップ
４１から延出する間圧コード４２は図示しない点火装置
に接続される。

Ｃ０発明の効果 本発明によれば、カム軸支承壁と保護筒とが互いに補強
し合うので、それらの剛性を大幅に向上させることがで
きる。またその剛性の向上に伴い、カム軸支承壁の軸受
孔に保護筒の点火プラグ挿入孔を可及的に接近させて燃
焼室天井面中央部への点火プラグの配設を容易に行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は縦断正面図、
第２図は第１図■−■線断面図、第３図は第１図ｍ−ｍ
線矢視図、第４図は第２閃Ｔ’／−１’／線断面図であ
る。 ３・・・シリンダヘッド、６・・・燃焼室天井面、１３
・・・カム軸支承壁、１４・・・カム軸、１５ａ、１６
ａ・・・カムノーズ、１７・・・カム軸ジャーナル、１
８・・・軸受孔、３５・・・点火プラグ取付孔、３６・
・・保護筒、３７・・・点火プラグ挿入孔 特　許　出　願　人　　本田技研工業株式会社代理人　
　　弁理士　　落　　合　　　　　健第３図 第２図 団−−１−、、−Ｔ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダヘッドの燃焼室天井面中心部に開口する点火プ
   ラグ取付孔に、点火プラグ挿入孔を持つ保護筒を連設し
   、前記シリンダヘッドに突設されたカム軸支承壁の軸受
   孔に、カムノーズ先端の回転軌跡よりも大径のカム軸ジ
   ャーナルを支承させたＳＯＨＣ型内燃機関において、前
   記保護筒と前記カム軸支承壁とを一体に形成したことを
   特徴とするＳＯＨＣ型内燃機関。