JPH10287535A - 半永久染毛料組成物 - Google Patents
半永久染毛料組成物Info
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- JPH10287535A JPH10287535A JP11350097A JP11350097A JPH10287535A JP H10287535 A JPH10287535 A JP H10287535A JP 11350097 A JP11350097 A JP 11350097A JP 11350097 A JP11350097 A JP 11350097A JP H10287535 A JPH10287535 A JP H10287535A
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Abstract
を備え、なおかつ高温(40℃以上)下や長期間に渡り
粘度の安定な半永久染毛料組成物を提供する。 【解決手段】 芳香族アルコール、カチオン性化合物、
水溶性のアニオン性高分子化合物、直接染料および酸を
配合することからなる半永久染毛料組成物。
Description
温下や経時による粘度変化が少なく、かつ使用後の毛髪
の感触を向上させる半永久染毛料組成物に関するもので
ある。
成物は、直接染料、芳香族アルコールおよび酸を基本骨
格とし、高分子化合物で粘度を調整したものが一般的で
ある。
毛力を発揮する大きな条件として、組成物のpHを1.
5〜4.0の範囲に調整することが重要であり、pH4
以上では染毛力が著しく低下し、染毛料としての効果を
十分に発揮し得ない。一方、毛髪への染液の付着量を増
加させたり、染液の垂れ落ちを防ぐために、高分子化合
物を配合して増粘させるのが常であるが、上記のpH条
件下で、高温下(40℃以上)や長期間に渡り一定の粘
度を確保することは困難であり、粘度が低下して液状に
なったり、粘度が高くなりすぎて頭髪に塗布できなくな
ったりするため、より安定な高分子化合物を選択し配合
することが大きな課題となっている。
感触を良くするために、カチオン性活性剤やカチオン化
高分子を配合することは特開平4−134015等で開
示されている。しかしカチオン性活性剤は、酸性染料と
複合体を形成し、結果として毛髪への染着性が低下する
という問題が生じ、またカチオン化高分子とアニオン性
活性剤の組み合わせで感触改良したものも見られるが、
必ずしも満足のいくものでなく、さらに安定性に問題が
あり製品化が困難なものであった。
い染着性とコンディショニング効果を併せ持ち、なおか
つ安定性が良好な製品が望まれている。
めになされたものである。
すべく鋭意検討を重ねた結果、芳香族アルコールと直接
染料からなる水溶液を酸でpH1.5〜4.0に調製
し、ここに水溶性アニオン性高分子とカチオン性化合物
を加えることにより、十分な染着性と高いコンディショ
ニング効果を得ることができ、なおかつ高温(40℃以
上)下や長期に渡る粘度安定性を確保できることを見出
し、本発明を完成させるに至った。
ル、(b)カチオン性化合物、(c)水溶性のアニオン
性高分子化合物からなる群から選ばれる1種または2種
以上の高分子化合物、(d)直接染料および(e)有機
酸又は無機酸からなる群から選ばれる1種または2種以
上を配合し、pHが1.5〜4であり、粘度が1000
センチストークス以上である半永久染毛料組成物を提供
するものである。
ルとしては、ベンジルアルコール、フェネチルアルコー
ル、γ−フェニルプロピルアルコール、桂皮アルコー
ル、アニスアルコール、p−メチルベンジルアルコー
ル、α−ジメチルフェネチルアルコール、α−フェニル
エタノール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエ
タノール等が挙げられる。
級アンモニウム塩型に代表されるカチオン活性剤、酸中
和型の3級アミドアミン、カチオン化セルロース誘導
体、カチオン化グアーガム、4級化ポリビニルピロリド
ン誘導体、ジアリル第4級化アンモニウム塩重合物誘導
体等に代表されるカチオン性誘導体等が挙げられ、好ま
しくは含窒素カチオン性高分子、例えば ヒドロキシエ
チルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド
共重合体、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロ
ピルトリメチルアンモニウムクロリド、ビニルピロリド
ン・ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体のカチ
オン化物、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホ
モポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・
アクリルアミド共重合体ジメチルジアリルアンモニウム
クロリド・アクリル酸共重合体等を挙げることができ
る。
5、ポリマーJR−400、ポリマーLR−400(ユ
ニオンカーバイド社製)等のヒドロキシエチルセルロー
スヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、セルコートL−200、セルコートH−60(ナシ
ョナルスターチ社製)等のヒドロキシエチルセルロース
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体に代表
されるセルロース誘導体のカチオン化物が好ましい。
物としては、カードラン、プルラン、ヒアルロン酸、ア
ルギン酸ナトリウム、ペクチン、トラガントガム、ジュ
ランガム、キサンタンガム、カルボキシメチルでんぷん
等の天然高分子化合物、カルボキシビニルポリマー、ポ
リアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成高分
子化合物、カルボキシメチルセルロース等の半合成高分
子化合物が挙げられるが、高温における粘度安定性の観
点から天然高分子化合物よりも合成あるいは半合成高分
子化合物の方が好ましい。なかでも特に、カルボン酸を
無数に持った分子量5万以上のアニオン性高分子であ
る、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、ポリ
アクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースが
粘度安定性の点で好ましい。
(c)により安定化された半永久染毛料組成物の粘度
は、毛髪への染液の付着量を増加させたり、垂れ落ちを
防ぐためには1000センチストークス以上が好まし
く、1000センチストークス以上10万センチストー
クス以下が特に好ましい。1000センチストークスよ
り少ないとタレ落ちや染まりの面で好ましくなく、10
万センチストークス以上では毛髪上でののびが悪くな
る。成分(b)および成分(c)の配合量は、上記範囲
の粘度に調整するために必要な量であり、特に限定はな
い。
は、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ
−p−フェニレンジアミン、ピクラミン酸、1−アミノ
−4−メチルアントラキノン、1,4−ジアミノアント
ラキノン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−ア
ミノ−5−ニトロフェノール、ピクリン酸、およびその
塩、「医薬品等に使用することができるタール色素を定
める省令」(昭和41年告示、厚生省)により定められ
た酸性染料である、赤色2号、赤色3号、赤色102
号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤
色106号、赤色201号、赤色227号、赤色230
号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤
色232号、赤色401号、赤色502号、赤色503
号、赤色504号、赤色506号、黄色4号、黄色5
号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄
色203号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄
色406号、黄色407号、だいだい色205号、だい
だい色207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色
204号、緑色205号、緑色401号、緑色402
号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202
号、青色203号、青色205号、かっ色201号、黒
色401号などが挙げられる。成分(d)の配合量は、
0.1〜5重量%が好ましく、0.1重量%未満では染
色性が弱くなり、5重量%を超えても染色性の向上は認
められない。また、0.15〜3重量%が特に好まし
い。
または無機酸を用いることが可能であり、例えばクエン
酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル
酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、
マレイン酸、フマル酸、マンデル酸等の有機酸、リン
酸、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸を挙げることができ
る。
ム塩、アンモニウム塩等を同時に配合することによって
系内に緩衝能をもたせることが可能である。このことに
より、経時におけるpH変化を少なくすることができ、
系の安定化につながる。成分(e)の配合量は、組成物
のpHを1.5〜4.0に調整するのに必要な量で、
0.1〜15重量%、特に1〜10重量%が好ましい。
pHが1.5より低いと染料の安定性や皮膚への刺激の
面から好ましくなく、4.0より大きいと充分な染毛力
が得られない。
を損なわない限り、通常の化粧品中に用いられる、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコー
ル、グリセリン、エチレングリコール、N−メチルピロ
リドン等の有機溶剤、ヒドロキシエチルセルロース、ポ
リアクリル酸アミド等のノニオン性増粘剤、シリコーン
類、アニオン性活性剤、ノニオン性活性剤、香料、防腐
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、動植物抽出物、殺菌剤
等を配合しても良い。
を染色するには、当該染毛料を毛髪に塗布し、しばらく
放置した後、通常の方法、例えばシャンプー等により毛
髪に残存する染毛料を洗い流せばよい。放置に当たって
は、そのままの状態であるいはキャップをかぶせて30
〜40分放置してもよいが、加温器等により30〜60
℃(より好ましくは35〜50℃)で5〜30分間(よ
り好ましくは10〜20分間)加温することが好まし
い。
的に説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、
以下の実施例の記載に限定されるものではない。また、
%は特記しない限り重量基準であり、有効濃度である。
〜5とその結果を表2に示す。
の感触の評価は下記の基準に従った。
キャップの替わりにビニール袋に入れ、50℃で15分
間放置し、その後シャンプーを用いて洗髪し乾燥させ、
その仕上がりを専門パネラー5名で評価した。
りを専門パネラー5名で評価した。
組成物を50℃恒温槽中で一ヶ月間保存し、保存前後の
粘度変化を観察した。粘度変化は、B型粘度計(25
℃、4号ローター、12rpm、60秒後)を用いて測
定した結果を用いて、粘度変化率として、次式を用いて
算出した。
度)/保存前の粘度×100
性と高いコンディショニング効果を備え、なおかつ高温
(40℃以上)下や長期間に渡り粘度の安定な半永久染
毛料を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)芳香族アルコール、(b)カチオ
ン性化合物、(c)水溶性のアニオン性高分子化合物か
らなる群から選ばれる1種または2種以上の高分子化合
物、(d)直接染料および(e)酸を配合し、pHが
1.5〜4であり、粘度が1000センチストークス以
上であることを特徴とする半永久染毛料組成物。 - 【請求項2】 成分(b)が窒素含有カチオン性高分子
であることを特徴とする請求項1記載の半永久染毛料組
成物。 - 【請求項3】 成分(b)がカチオン化セルロース誘導
体であることを特徴とする請求項1および2記載の半永
久染毛料組成物。 - 【請求項4】 成分(c)がアクリル酸系高分子重合体
および/またはセルロース誘導体であることを特徴とす
る請求項1、2および3記載の半永久染毛料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11350097A JPH10287535A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 半永久染毛料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11350097A JPH10287535A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 半永久染毛料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10287535A true JPH10287535A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14613907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11350097A Pending JPH10287535A (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | 半永久染毛料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10287535A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11130639A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Hoyu Co Ltd | 染毛料組成物 |
JP2008266258A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Hoyu Co Ltd | 着色剤組成物 |
JP2009203211A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Hoyu Co Ltd | 染毛料組成物及び毛髪の染色方法 |
JP2010037231A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 染毛料組成物及びそれを用いた染毛料組成物塗布具 |
WO2014196579A1 (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-11 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP11350097A patent/JPH10287535A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11130639A (ja) * | 1997-10-30 | 1999-05-18 | Hoyu Co Ltd | 染毛料組成物 |
JP2008266258A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Hoyu Co Ltd | 着色剤組成物 |
JP2009203211A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Hoyu Co Ltd | 染毛料組成物及び毛髪の染色方法 |
JP2010037231A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 染毛料組成物及びそれを用いた染毛料組成物塗布具 |
WO2014196579A1 (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-11 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
US10335358B2 (en) | 2013-06-05 | 2019-07-02 | Kao Corporation | Hair cosmetic |
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