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JPH078778B2 - 染毛剤 - Google Patents

染毛剤

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Publication number
JPH078778B2
JPH078778B2 JP2096061A JP9606190A JPH078778B2 JP H078778 B2 JPH078778 B2 JP H078778B2 JP 2096061 A JP2096061 A JP 2096061A JP 9606190 A JP9606190 A JP 9606190A JP H078778 B2 JPH078778 B2 JP H078778B2
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JP
Japan
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dye
red
hair
hair dye
dyeing
Prior art date
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JP2096061A
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JPH03294217A (ja
Inventor
秀樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoyu Co Ltd
Original Assignee
Hoyu Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は頭髪等を染める染毛剤に関し、詳細には酸性染
料を含む染毛剤に関する。 [従来の技術] 従来、頭髪等に対する染毛剤として、酸化染毛剤が用い
られている。この酸化染毛剤は、フェニレンジアミン系
の酸化染料を主成分とする第1剤と、過酸化水素等の酸
化剤を主成分とする第2剤とを使用直前に混合して用い
る。この酸化染毛剤は染着性や堅牢性が優れているが、
酸化染料の人体に対する影響により、まれにアレルギー
を引き起こす可能性がある。 酸化染料を含まない染毛剤として、酸性染料を用いてい
る染毛剤がある。この染毛剤は、酸性染料を染着成分と
し、酸性領域で染毛できるものである。酸性染料は酸化
染料と異なり、アレルギー的な面で安全性が高い。 [発明が解決しようとする課題] しかし、上記酸性染料を用いた染毛剤は、染着に際して
毛髪ばかりでなく地肌にも染着しやすいという欠点があ
った。このため、地肌汚れを生じてしまうという問題点
があった。 本発明は上記課題を解決し、酸性染料を用いることによ
り、安全性・染着性に優れるとともに、地肌汚れの問題
を生じない染毛剤を提供することを目的とする。 発明の構成 かかる目的を達成する本発明の構成について以下説明す
る。 [課題を解決するための手段及び作用] 本発明の要旨は、 酸性染料を含んでなる染毛剤において、 第4級窒素含有セルロースエーテルを配合したことにあ
る。 本発明の染毛剤に配合される第4級窒素含有セルロース
エーテルとしては、次の構造のものが挙げられる。 A:アンヒドログルコース単位の残基 q:50〜20000の整数 L1,L2:炭素数2または3のアルキレン基。 L3:炭素数1〜3のアルキレン基またはヒドロキシアル
キレン基。 R1,R2,R3:同一または異なってもよい基であり、炭素数1
0までのアルキル基、アリール基、アラルキル基、アル
キルアリール基、アルコキシアルキル基、アルコキシア
リール基、またはいずれかの2つが共同し隣接する窒素
原子と共に複素環を形成した基であってもよい。 X-:塩素、臭素、ヨウ素、硫酸、スルホン酸、メチル硫
酸、リン酸、酢酸等から選ばれる陰イオン。 m:0〜10の整数 n:0〜3の整数 p:0〜10の整数 この第4級窒素含有セルロースエーテルの内、カチオン
化度、即ち、アンヒドログルコース1単位当りのnの平
均値が、0.01〜1、特に0.02〜0.5のものが好ましい。
またmとpとの合計はその平均値が1〜3のものが好ま
しい。平均分子量は100000〜3000000の間のものが好ま
しい。 例えば、ヒドロキシエチルセルロースとグリシジルトリ
メチルアンモニウムクロライドとの反応によって得られ
るユニオンカーバイド社製のポリマーJR−125,JR−400,
JR−30M,LR−400,LR−30M、ライオン社製のレオガード
G,GP等が挙げられる。 第4級窒素含有セルロースエーテルの配合量は、0.01〜
10重量%が好適である。特に好ましくは、0.1〜5重量
%である。0.01重量%未満では効果が低下しはじめ、10
重量%を越えて配合してもそれ以上の効果は期待できな
い。 酸性染料の配合量は、0.01〜10重量%が好ましい。特に
好ましくは0.1〜5重量%である。0.01重量%未満では
染毛効果が低下しはじめ、10重量%を越えて配合しても
それ以上の効果は期待できない。 酸性染料の種類は、例えば、「医薬品等に使用すること
ができるタール色素を定める省令」(昭和41年告示、厚
生省)により定められたものが使用される。 例えば、赤色2号,赤色3号,赤色102号,赤色104号の
(1),赤色105号の(1),赤色106号,赤色201号,
赤色227号,赤色230号の(1),赤色230号の(2),
赤色231号,赤色232号,赤色401号,赤色502号,赤色50
3号,赤色504号,赤色506号,黄色4号,黄色5号,黄
色202号の(1),黄色202号の(2),黄色203号,黄
色402号,黄色403号の(1),黄色406号,黄色407号,
だいだい色205号,だいだい色207号,だいだい色402
号,緑色3号,緑色204号,緑色205号,緑色401号,緑
色402号,紫色401号,青色1号,青色2号,青色202
号,青色203号,青色205号,かつ色201号,黒色401号等
が挙げられる。 更に、これらに加えて、必要に応じて、油溶性染料、油
性染料、塩基性染料、建染染料、顔料等を適宜配合する
ことができる。 この他、必要に応じて染色助剤が配合される。その配合
量は、1〜40重量%が好適である。特に好ましくは、3
〜30重量%である。1重量%未満では染色助剤としての
効果が低下しはじめ、40重量%を越えて配合してもそれ
以上の効果は期待できない。染料助剤の種類としては、
例えば、ベンジルアルコール,フェネチルアルコール等
の芳香族アルコール類、N−メチルピロリドン,N−エチ
ルピロリドン等のアルキルピロリドン類、エチレンカー
ボネート,プロピレンカーボネート等の低級アルキレン
カーボネート類、エチルアルコール,イソプロピルアル
コール等の低級アルコール類が挙げられる。 その他、界面活性剤、粘度調整剤、pH調整剤、紫外線吸
収剤、金属イオン封鎖剤、香料等の、染毛剤用として一
般的な添加剤が必要に応じて配合される。 また、配合された染毛剤の剤型は、液体、粉末、クリー
ム、ペースト、ゲル、エアゾール、泡状等種々の形態を
採り得る。 上記第4級窒素含有セルロースエーテルの配合により染
毛剤が地肌汚れを防止するのは、第4級窒素含有セルロ
ースエーテルが、酸性染料よりも地肌に対する親和性が
高く、かつ酸性染料が髪に染着するのを妨害することが
無いために、酸性染料の髪への染着性を維持しつつ、地
肌への染着は阻害していると想像される。また安全性は
酸性染料であるので元来安全なものであり、第4級窒素
含有セルロースエーテルの配合により、より安全になっ
ても安全性が阻害されることはない。 [効果] 本発明の染毛剤は、第4級窒素含有セルロースエーテル
を配合しているため、安全性の高い酸性染料にて、地肌
汚れをほとんど生じさせることなく、染毛させることが
できる。 [実施例] 以下、本発明の好適な実施例にて説明する。
【実施例1,2、比較例1,2】 下に本発明にかかる染毛剤の実施例1,2および比較例1,2
の配合を示す。これらの成分は各例毎に、一般的な配合
方法により調製された。 実施例1 黒色401号 0.5(重量%) だいだい色205号 0.1 ベンジルアルコール 5.0 リン酸 1.0 第4級窒素含有セルロースエーテル(ユニオンカーバイ
ド社製ポリマーJR−125) 1.0 エチルアルコール 10.0 ヒドロキシエチルセルロース 2.5 精製水 残部 実施例2 黒色401号 0.3(重量%) 赤色201号 0.5 黄色5号 0.15 ベンジルアルコール 5.0 第4級窒素含有セルロースエーテル(ライオン社製レオ
ガードGP) 3.0 N−メチルピロリドン 10.0 ヒドロキシエチルセルロース 1.0 クエン酸 1.5 精製水 残部 比較例1 黒色401号 0.5(重量%) だいだい色205号 0.1 ベンジルアルコール 5.0 リン酸 1.0 エチルアルコール 10.0 ヒドロキシエチルセルロース 2.5 精製水 残部 比較例2 黒色401号 0.3(重量%) 赤色201号 0.5 黄色5号 0.15 ベンジルアルコール 5.0 N−メチルピロリドン 10.0 ヒドロキシエチルセルロース 1.0 クエン酸 1.5 精製水 残部 比較試験 パネラー10名の毛髪を頭頂部で左右半分に分けて、実施
例1と比較例とを左右いずれかに塗布し、また別のパネ
ラー10名に同様に実施例2と比較例2とを塗布し、室温
で30分経過後、温湯で洗浄し、シャンプーし、ドライヤ
ーにて乾燥した後、地肌汚れおよび染着性について、下
の評価基準で、本発明の実施例と比較例を比較評価し
た。その結果を第1表に示す。 評価基準 ◎:実施例の方が比較例よりも地肌汚れが少なく、染着
性がよく均一に染まる。 ○:実施例の方が比較例よりも地肌汚れが少ない。染着
性は比較例と同程度。 △:地肌汚れおよび染着性は比較例と同程度。 ×:比較例の方が実施例よりも地肌汚れが少ない。 このように、実施例1,2は各比較例と比べて、染着力は
同等以下にもかかわらず、地肌汚れは比較例よりも低い
ものであった。また、安全性についても問題なかった。 以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得
ることは勿論である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸性染料を含んでなる染毛剤において、 第4級窒素含有セルロースエーテルを配合したことを特
    徴とする染毛剤。
JP2096061A 1990-04-10 1990-04-10 染毛剤 Expired - Fee Related JPH078778B2 (ja)

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JPH03294217A JPH03294217A (ja) 1991-12-25
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