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JPH10155272A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

Info

Publication number
JPH10155272A
JPH10155272A JP30896896A JP30896896A JPH10155272A JP H10155272 A JPH10155272 A JP H10155272A JP 30896896 A JP30896896 A JP 30896896A JP 30896896 A JP30896896 A JP 30896896A JP H10155272 A JPH10155272 A JP H10155272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
power
power failure
failure state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30896896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Okui
博司 奥井
重和 ▲たか▼田
Shigekazu Takada
Takehito Chinomi
岳人 知野見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30896896A priority Critical patent/JPH10155272A/ja
Publication of JPH10155272A publication Critical patent/JPH10155272A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時だけでなく停電等の外乱が生じて
も突入電流による回路の寿命及び信頼性の向上を図るも
のである。 【解決手段】 整流回路2と、力率改善回路3と、平滑
回路7と、突入電流防止回路8と、入力電流波形が正弦
波状になるように力率改善回路2の第1のスイッチング
手段5の制御を行う力率改善回路制御手段21と、検出
した平滑回路7の直流電圧値が所定の設定値以上であれ
ば直流電圧確認信号を出力する直流電圧検出手段22
と、停電状態であれば停電状態確認信号を出力する停電
状態検出手段24と、直流電圧確認信号を受け突入電流
防止回路8の第2のスイッチング手段10をONすると
共に、停電状態確認信号を受け突入電流防止回路8の第
2のスイッチング手段10をOFFするスイッチ切換制
御手段23を設けるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電源、特に商用
交流電源を入力源とし、高力率で直流電圧を供給する電
源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は力率改善回路を備えた電源装置の
一例を示す回路図である。図5において、1は交流電
源、2は整流回路、3はチョークコイル4、スイッチン
グ手段11及び整流素子6より構成される力率改善回
路。7は平滑回路、21は力率改善回路制御手段であ
る。
【0003】整流回路2は交流電源1より正弦波交流電
圧を受け脈流整流電圧を出力する。力率改善回路3及び
力率改善回路制御手段21はこの脈流整流電圧を受け、
入力電流波形が正弦波状になるようにスイッチング手段
11のON/OFFを行う。平滑回路7は力率改善回路
3の出力電圧を平滑して負荷に電力を供給する。
【0004】上記のように構成された電源装置におい
て、電源投入時は交流電源1、整流回路2、チョークコ
イル4、整流素子6、平滑回路7、整流回路2、交流電
源1の経路を通り平滑回路7を充電する電流が流れる。
この時、平滑回路7に電荷が蓄えられていない状態では
一般に突入電流と呼ばれる瞬間的に大きな電流が流れ
る。この突入電流が整流回路2等に大きなストレスを与
え、寿命を短くしたり、時には破損に至ることがある。
このためこの突入電流を抑えるための種々様々な手段が
講じられている。
【0005】従来のこの種の技術としては、特開平8−
126331号公報に記載されているものがある。以下
図面を用いて説明する。
【0006】図6は電源投入時の突入電流を抑制する手
段を設けた電源装置の一例を示した回路図である。図6
において9は突入電流を抑制する目的の限流抵抗、10
は限流抵抗9を短絡するための第2のスイッチング手
段、22は平滑回路7の直流電圧値を検出する直流電圧
検出手段、23は第2のスイッチング手段の導通・非導
通状態を切り換えるスイッチ切換制御手段である。その
他、図5と同一の符号が付されたものは図5で説明して
いるのでここでの詳細な説明は省略する。
【0007】上記のように構成された電源装置におい
て、電源投入時、第2のスイッチング手段10は非導通
状態であり、電流は限流抵抗9を介して流れる。そのた
め電源投入時に流れる突入電流は限流抵抗9により抑制
され、その結果整流回路2等にかかるストレスを緩和す
ることができる。そして力率改善回路3が動作し、平滑
回路7が充電される。この直流電圧値を直流電圧検出手
段22が検出し、この値が設定値に達するとスイッチ切
換手段23は第2のスイッチング手段10を導通状態に
切り換える。これにより限流抵抗9による電力消費を抑
えることができる。従って、図6の構成により電力損失
を抑え、回路の寿命及び信頼性を向上させることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、瞬時停電等、一旦電源の供給が無くなり
復旧後再び電源が供給されるような外乱が生じた場合、
停電時でも平滑回路7の直流電圧が依然設定値以上であ
れば第2のスイッチング手段10が導通状態であり、こ
の後電源供給が復旧する際に第1のスイッチング手段5
が導通状態であれば、交流電源1、整流回路2、チョー
クコイル4、第1のスイッチング手段5、第2のスイッ
チング手段10、整流回路2、交流電源1という経路で
突入電流が流れ整流回路や第1のスイッチング手段にス
トレスを与えるという課題を有していた。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、電源投入時だけでなく瞬時停電等の外乱が
生じた場合でも回路構成部品にストレスを与えることな
く信頼性の高い電源装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、入力交流電圧の停電状態を検出するととも
に停電状態であれば停電状態確認信号を出力する停電状
態検出手段を設けるものである。
【0011】上記停電状態検出手段によって、停電状態
を検出することができ停電状態確認信号により第2のス
イッチング手段を非導通状態に切り換え、復旧時の突入
電流を抑制することができ、より信頼性の高い電源装置
が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、入力交
流電圧を受電し整流電圧を出力する整流回路と、整流電
圧を受電するチョークコイルと第1のスイッチング手段
と整流素子から構成される力率改善回路と、力率改善回
路の出力電圧を平滑して負荷に供給する平滑回路と、回
路に流れる電流を制限する限流抵抗とこの限流抵抗を短
絡する第2のスイッチング手段との並列回路から構成さ
れる突入電流防止回路と、入力交流電流の波形が正弦波
状になるように力率改善回路の第1のスイッチング手段
のON/OFF制御を行う力率改善回路制御手段と、平
滑回路の直流電圧値を検出するとともにこの検出値が所
定の設定値以上であれば直流電圧確認信号を出力する直
流電圧検出手段と、入力交流電圧の停電状態を検出する
とともに停電状態であれば停電状態確認信号を出力する
停電状態検出手段と、入力交流電圧受電後、直流電圧検
出手段からの直流電圧確認信号を受け突入電流防止回路
の第2のスイッチング手段を導通状態にするとともに、
停電状態検出手段からの停電状態確認信号を受け突入電
流防止回路の第2のスイッチング手段を非導通状態に切
り換えるスイッチ切換制御手段を設けるものである。
【0013】また請求項2に記載の発明は、入力交流電
圧を受電し整流電圧を出力する整流回路と、整流電圧を
受電するチョークコイルと第1のスイッチング手段と整
流素子から構成される力率改善回路と、力率改善回路の
出力電圧を平滑して負荷に供給する平滑回路と、回路に
流れる電流を制限する限流抵抗とこの限流抵抗を短絡す
る第2のスイッチング手段との並列回路から構成される
突入電流防止回路と、平滑回路の直流電圧値を検出する
とともにこの検出値が所定の設定値以上であれば直流電
圧確認信号を出力する直流電圧検出手段と、入力交流電
圧の停電状態を検出するとともに停電状態であれば停電
状態確認信号を出力する停電状態検出手段と、入力交流
電流の波形が正弦波状になるように力率改善回路の第1
のスイッチング手段のON/OFF制御を行うとともに
停電状態検出手段からの停電状態確認信号を受け力率改
善回路の第1のスイッチング手段をOFFする力率改善
回路制御手段と、入力交流電圧受電後、直流電圧検出手
段からの直流電圧確認信号を受け突入電流防止回路の第
2のスイッチング手段を導通状態にするスイッチ切換制
御手段を設けるものである。
【0014】そしてこれらの構成によれば入力交流電圧
の停電状態を検出し、第1のスイッチング手段を非導通
状態にし、電源の復旧時に流れる突入電流による整流回
路や第1及び第2のスイッチング手段にかかるストレス
を抑えることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、突入電流防止回
路及び停電状態検出手段を整流回路と力率改善回路との
間に設けるものである。
【0016】そしてこの構成によれば入力交流電圧の停
電状態を検出し、第1或いは第2のスイッチング手段を
非導通状態にし、電源の復旧時に流れる突入電流による
整流回路や第1及び第2のスイッチング手段にかかるス
トレスを抑えるとともに、力率改善回路制御手段、直流
電圧検出手段、スイッチ切換制御手段及び停電状態検出
手段を電気的に絶縁することなくグランドを共通して構
成することができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0018】(実施例1)図1において、1は交流電
源、2は整流回路、3はチョークコイル4、第1のスイ
ッチング手段5及び整流素子6により構成される力率改
善回路、7は平滑回路、8は限流抵抗9及び第2のスイ
ッチング手段10より構成される突入電流防止回路、2
1は力率改善回路制御手段、22は直流電圧検出手段、
23はスイッチ切換制御手段、24は停電状態検出手段
である。
【0019】以上のように構成された電源装置について
説明する。整流回路2は交流電源1より正弦波交流電圧
を受け脈流整流電圧を出力する。力率改善回路3及び力
率改善回路制御手段21はこの脈流整流電圧を受け、入
力電流波形が正弦波状になるようにスイッチング素子5
のON/OFFを行う。平滑回路7は力率改善回路3の
出力電圧を平滑して負荷に電力を供給する。
【0020】また電源投入時、平滑回路7に電荷が蓄え
られていない状態では直流電圧値が設定値以下であるた
め第2のスイッチング手段10は非導通状態であり、突
入電流は限流抵抗9により抑制される。平滑回路7が充
電され直流電圧検出手段22により検出される直流電圧
値が所定の値に達すると、直流電圧検出手段22から直
流電圧確認信号が出力される。スイッチ切換制御手段2
3はこの直流電圧確認信号を受け突入電流防止回路8の
第2のスイッチング手段10を導通状態に切り換える。
これにより、電流は限流抵抗9を流れず第2のスイッチ
ング手段10を流れるので限流抵抗9による電力損失を
低減することができる。
【0021】この電源装置において、瞬時停電等の一時
的に交流電源1からの電源供給が無くなるような外乱が
発生した場合について説明する。停電状態が発生すると
停電状態検出手段24は停電状態を検出し、停電状態確
認信号を出力する。スイッチ切換手段23ではこの停電
状態確認信号を受けると、直流電圧検出手段22から出
力される直流電圧確認信号よりも優先的に処理し、突入
電流防止回路8の第2のスイッチング手段10を非導通
状態に切り換える。
【0022】そして電源供給が復旧し第1のスイッチン
グ手段5が導通状態にあるときも電流は交流電源1、整
流回路2、チョークコイル4、第1のスイッチング手段
5、限流抵抗9、整流回路2、交流電源1を介して流れ
る。このため突入電流は限流抵抗9により抑制され、整
流回路2、第1のスイッチング手段5及び第2のスイッ
チング手段10に与えるストレスを抑えることができ
る。
【0023】この結果、電力損失を少なく抑えることが
でき尚且つ電源投入時の突入電流だけでなく瞬時停電等
の外乱に対しても信頼性の高い電源装置を実現すること
ができる。
【0024】(実施例2)図2を用いて説明する。尚、
以下の説明において、実施例1と同一符号のものは同様
の動作を行うものであるのでその詳細な説明は省略す
る。
【0025】図2のように構成された電源装置について
説明する。整流回路2は交流電源1より正弦波交流電圧
を受け脈流整流電圧を出力する。力率改善回路3及び力
率改善回路制御手段21はこの脈流整流電圧を受け、入
力電流波形が正弦波状になるようにスイッチング素子5
のON/OFFを行う。平滑回路7は力率改善回路3の
出力電圧を平滑して負荷に電力を供給する。
【0026】また電源投入時、平滑回路7に電荷が蓄え
られていない状態では直流電圧値が設定値以下であるた
め第2のスイッチング手段10は非導通状態であり、突
入電流は限流抵抗9により抑制される。平滑回路7が充
電され直流電圧検出手段22により検出される直流電圧
値が所定の値に達すると、直流電圧検出手段22から直
流電圧確認信号が出力される。スイッチ切換制御手段2
3はこの直流電圧確認信号を受け突入電流防止回路8の
第2のスイッチング手段10を導通状態に切り換える。
これにより、電流は限流抵抗9を流れず第2のスイッチ
ング手段10を流れるので限流抵抗9による電力損失を
低減することができる。
【0027】この電源装置において、瞬時停電等の一時
的に交流電源1からの電源供給が無くなるような外乱が
発生した場合について説明する。停電状態が発生すると
停電状態検出手段24は停電状態を検出し、停電状態確
認信号を出力する。力率改善回路制御手段21ではこの
停電状態確認信号を受けると、直流電圧検出手段22か
ら出力される直流電圧確認信号よりも優先的に処理し、
力率改善回路3の第1のスイッチング手段5を非導通状
態に切り換える。
【0028】そして電源供給が復旧し、第2のスイッチ
ング手段10が導通状態にあるときは平滑回路7に設定
値以上の電荷が蓄えられているため大きな突入電流は流
れない。また、平滑回路7の直流電圧値が設定値以下の
場合は第2のスイッチング手段10が非導通状態にある
ため、突入電流は流れるが限流抵抗9により抑制され
る。したがって整流回路2、第1のスイッチング手段5
及び第2のスイッチング手段10にかかるストレスを抑
えることができる。
【0029】この結果、実施例1の場合と同様に電力損
失を少なく抑えることができ尚且つ電源投入時の突入電
流だけでなく瞬時停電等の外乱に対しても信頼性の高い
電源装置を実現することができる。
【0030】また実施例1及び実施例2では突入電流防
止回路8は整流回路2及び力率改善回路3の間に設置さ
れているが、突入電流防止回路8が交流電源1と整流回
路2の間にあっても同等の効果を得ることができる。
【0031】(実施例3)図3及び図4を用いて説明す
る。尚、以下の説明において、実施例1と同一符号のも
のは同様の動作を行うものであるのでその詳細な説明は
省略する。図3及び図4ではそれぞれ図1、図2の回路
構成から突入電流防止回路8及び停電状態検出手段24
を整流回路と力率改善回路3との間に設けている。
【0032】図3及び図4のように構成された電源装置
について説明する。力率改善動作、交流電源1の電源供
給時における突入電流抑制動作、また瞬時停電等の外乱
が発生し、電源供給が復旧した場合における突入電流抑
制動作は実施例1及び実施例2と同様の動作を行うので
その詳細な説明は省略する。
【0033】図3及び図4の回路構成では力率改善回路
制御手段21、直流電圧検出手段22、スイッチ切換制
御手段23及び停電状態検出手段24それぞれの回路を
構成する際の電気的なグランドレベルが全て同一であ
る。そのため、装置の交流側と直流側とを電気的に絶縁
する絶縁トランスやホトアイソレータといった絶縁部品
を用いる必要なく回路を構成することができる。
【0034】この結果、実施例1及び実施例2の場合と
同様に電力損失を少なく抑えることができ尚且つ電源投
入時の突入電流だけでなく瞬時停電等の外乱に対しても
信頼性の高い電源装置を構成することができ、さらに回
路構成を簡素化することができ、装置の小型・低コスト
化を実現することができる。
【0035】尚、実施例1、実施例2及び実施例3にお
いて第1のスイッチング手段5及び第2のスイッチング
手段10に用いるスイッチング素子としては自己消弧機
能を有するGTO、パワートランジスタ、MOSFE
T、IGBTなどが好ましい。整流素子6としては高速
逆回復特性を有するダイオードが、平滑回路7としては
大容量のコンデンサが一般に用いられる。
【0036】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1に記載の発明は、整流回路と、チョークコイルと第1
のスイッチング手段と整流素子から構成される力率改善
回路と、平滑回路と、突入電流防止回路と、入力電流波
形が正弦波状になるように力率改善回路の第1のスイッ
チング手段の制御を行う力率改善回路制御手段と、検出
した平滑回路の直流電圧値が所定の設定値以上であれば
直流電圧確認信号を出力する直流電圧検出手段と、入力
交流電圧の停電状態を検出するとともに停電状態であれ
ば停電状態確認信号を出力する停電状態検出手段と、入
力交流電圧受電後、直流電圧確認信号を受け突入電流防
止回路の第2のスイッチング手段を導通状態にするとと
もに、停電状態確認信号を受け突入電流防止回路の第2
のスイッチング手段を非導通状態に切り換えるスイッチ
切換制御手段を設けるものである。
【0037】また請求項2に記載の発明は、整流回路
と、チョークコイルと第1のスイッチング手段と整流素
子から構成される力率改善回路と、平滑回路と、突入電
流防止回路と、検出した平滑回路の直流電圧値が所定の
設定値以上であれば直流電圧確認信号を出力する直流電
圧検出手段と、入力交流電圧の停電状態を検出するとと
もに停電状態であれば停電状態確認信号を出力する停電
状態検出手段と、入力電流波形が正弦波状になるように
力率改善回路の第1のスイッチング手段の制御を行うと
ともに停電状態確認信号を受け力率改善回路の第1のス
イッチング手段をOFFする力率改善回路制御手段と、
入力交流電圧受電後、直流電圧確認信号を受け突入電流
防止回路の第2のスイッチング手段を導通状態にするス
イッチ切換制御手段を設けるものである。
【0038】そしてこれらの構成によれば瞬時停電時等
の入力交流電圧の停電状態を検出した時、第1のスイッ
チング手段を非導通状態に切り換えることにより、入力
交流電圧の復旧時に流れる突入電流による整流回路や第
1及び第2のスイッチング手段にかかるストレスを抑え
ることができる。この結果、電力損失を少なく抑えるこ
とができ尚且つ瞬時停電等の外乱に対しても信頼性の高
い電源装置を実現することができるという効果を奏す
る。
【0039】請求項3に記載の発明は、突入電流防止回
路及び停電状態検出手段を整流回路と力率改善回路との
間に設けるものである。
【0040】そしてこの構成によれば瞬時停電時の入力
交流電圧の停電状態を検出した時、第1或いは第2のス
イッチング手段を非導通状態に切り換えることにより、
入力交流電圧の復旧時に流れる突入電流による整流回路
や第1及び第2のスイッチング手段にかかるストレスを
抑えることができ、さらに力率改善回路制御手段、直流
電圧検出手段、スイッチ切換制御手段及び停電状態検出
手段を電気的に絶縁することなくグランドを共通して構
成することができる。この結果、電力損失を少なく抑え
ることができ尚且つ瞬時停電等の外乱に対しても信頼性
の高い電源装置を実現することができる。同時に回路構
成を簡素化することができ、装置の小型・低コスト化を
実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電源装置の回路構成図
【図2】本発明の他の実施例を示す電源装置の回路構成
【図3】本発明の他の実施例を示す電源装置の回路構成
【図4】本発明の他の実施例を示す電源装置の回路構成
【図5】従来例を示す電源装置の回路構成図
【図6】従来例を示す電源装置の回路構成図
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 力率改善回路 4 チョークコイル 5 第1のスイッチング手段 6 整流素子 7 平滑回路 8 突入電流防止回路 9 限流抵抗 10 第2のスイッチング手段 11 スイッチング手段 21 力率改善回路制御手段 22 直流電圧検出手段 23 スイッチ切換制御手段 24 停電状態検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力交流電圧を受電し整流電圧を出力す
    る整流回路と、前記整流電圧を受電するチョークコイル
    と第1のスイッチング手段と整流素子から構成される力
    率改善回路と、前記力率改善回路の出力電圧を平滑して
    負荷に供給する平滑回路と、回路に流れる電流を制限す
    る限流抵抗とこの限流抵抗を短絡する第2のスイッチン
    グ手段との並列回路から構成される突入電流防止回路
    と、前記入力交流電流の波形が正弦波状になるように前
    記力率改善回路の第1のスイッチング手段のON/OF
    F制御を行う力率改善回路制御手段と、前記平滑回路の
    直流電圧値を検出するとともにこの検出値が所定の設定
    値以上であれば直流電圧確認信号を出力する直流電圧検
    出手段と、前記入力交流電圧の停電状態を検出するとと
    もに停電状態であれば停電状態確認信号を出力する停電
    状態検出手段と、入力交流電圧受電後、前記直流電圧検
    出手段からの直流電圧確認信号を受け前記突入電流防止
    回路の第2のスイッチング手段を導通状態にするととも
    に、前記停電状態検出手段からの停電状態確認信号を受
    け前記突入電流防止回路の第2のスイッチング手段を非
    導通状態に切り換えるスイッチ切換制御手段を設ける電
    源装置。
  2. 【請求項2】 入力交流電圧を受電し整流電圧を出力す
    る整流回路と、前記整流電圧を受電するチョークコイル
    と第1のスイッチング手段と整流素子から構成される力
    率改善回路と、前記力率改善回路の出力電圧を平滑して
    負荷に供給する平滑回路と、回路に流れる電流を制限す
    る限流抵抗とこの限流抵抗を短絡する第2のスイッチン
    グ手段との並列回路から構成される突入電流防止回路
    と、前記平滑回路の直流電圧値を検出するとともにこの
    検出値が所定の設定値以上であれば直流電圧確認信号を
    出力する直流電圧検出手段と、前記入力交流電圧の停電
    状態を検出するとともに停電状態であれば停電状態確認
    信号を出力する停電状態検出手段と、入力交流電流の波
    形が正弦波状になるように前記力率改善回路の第1のス
    イッチング手段のON/OFF制御を行うとともに前記
    停電状態検出手段からの停電状態確認信号を受け前記力
    率改善回路の第1のスイッチング手段をOFFする力率
    改善回路制御手段と、入力交流電圧受電後、前記直流電
    圧検出手段からの直流電圧確認信号を受け前記突入電流
    防止回路の第2のスイッチング手段を導通状態にするス
    イッチ切換制御手段を設ける電源装置。
  3. 【請求項3】 突入電流防止回路及び停電状態検出手段
    を整流回路と力率改善回路との間に設ける請求項1また
    は2記載の電源装置。
JP30896896A 1996-11-20 1996-11-20 電源装置 Pending JPH10155272A (ja)

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Cited By (7)

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