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JPH10110206A - 炭化クロム−ニッケルクロム微粒化粉の製造方法 - Google Patents

炭化クロム−ニッケルクロム微粒化粉の製造方法

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JPH10110206A
JPH10110206A JP9283200A JP28320097A JPH10110206A JP H10110206 A JPH10110206 A JP H10110206A JP 9283200 A JP9283200 A JP 9283200A JP 28320097 A JP28320097 A JP 28320097A JP H10110206 A JPH10110206 A JP H10110206A
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powder
nickel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニッケルクロムのマトリックス中に炭化クロ
ムの粒子を分散させた微粒化粉の製造方法を提供する。 【解決手段】 ニッケルクロムのマトリックス中に炭化
クロムの粒子を分散させた微粒化粉であって、その粉中
のクロム含量が55〜91重量%、ニッケル含量が5〜
40重量%、炭素含量が1〜10重量%である微粒化粉
の製造方法。さらに低コストの原料を用いて最小限の製
造工程で該粉を製造する方法。さらに基体の上に微粒化
粉を熱堆積させて前記基体の上に接着コーティングを製
造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ニッケルクロム
のマトリックス中に炭化クロムの粒子を分散させた微粒
化粉の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】微粒化技術は液体を小液滴に破砕する技
術であって通常は高速のジェット又はフィルムの中で行
なわれる。アルミニウム、黄銅、ニッケル合金、コバル
ト合金、耐摩耗鋼等の高品質の粉を製造する場合にはこ
の微粒化技術が用いられてきた。簡単に定義すると、
“微粒化”とは液体を典型的には約150μm以下の小
液滴に破砕することをいう。水またはガスの高速ジェッ
トを衝突させて液体流を破砕することをそれぞれ水微粒
化またはガス微粒化と呼ぶ。遠心力を用いて液体流を破
砕することは遠心微粒化として知られており、真空を用
いる場合は真空微粒化、超音波エネルギーを用いて液体
流を有効に破砕する場合は超音波微粒化として知られて
いる。微粒化プロセスのパラメーターを調整することに
より粒子径、粒子径分布、粒子形状、化学組成及び粒子
の微細構造を変えることができる。
【0003】現在金属の微粒化粉の大半は従来法である
水またはガスの微粒化プロセスにより製造されている。
水微粒化粉は一般的に形が不ぞろいであり、表面酸素含
量が比較的多い。一方ガス微粒化粉は一般的により球状
またはより角の無い形をしており、不活性ガスを用いて
微粒化した場合は一般に酸素(酸化物)含量が低い。典
型的な微粒化のための設備を構成する主な装置として
は、溶解装置、微粒化チャンバー、及び粉乾燥装置(水
微粒化のため)がある。金属の溶融は通常の手順に従っ
て行なわれる。この溶融には空気、不活性ガス又は真空
での誘導溶融、アーク溶融、及び燃料加熱が適してい
る。
【0004】溶融した金属を鋳型用じょうご(Tund
ish)に注ぐ。この鋳型用じょうごは基本的にじょう
ごのノズルに溶融した金属を均一にしかも制御しながら
供給するための貯水槽の役割をしている。この鋳型用じ
ょうごの基部にあるノズルは金属流の形と大きさとを制
御し、微粒化ノズル装置に金属流を流通させる。この微
粒化ノズル装置で金属流は高速の微粒化媒体により小さ
な液滴に分断される。液状の液滴は微粒化タンクの底に
沈殿するにつれて冷えて固まる。この粉の酸化を防止又
は最少化するために、このタンクを不活性ガスでパージ
してもよい。ガス微粒化する時にこの粉を乾燥した粒子
として集めるか又はタンクの底で水冷却してもよい。乾
燥した状態で集める場合は、粉が収集室の底に着く前に
確実に固化するように微粒化タンクは高くしてもよい。
また長くて水平なタンクを用いて水平のガス微粒化を行
なうこともできる。微粒化プロセスのパラメーターを制
御して希望する粉製品を製造するために、ガス又は水の
ノズルには種々のタイプが知られている。
【0005】単一のオリフィスノズルを通過する典型的
な金属流の流速は約4.5〜90Kg/分(約10〜2
00ポンド/分)であり、典型的な流水の流速は114
〜379リットル/分(30〜100ガロン/分)であ
って、この場合の水の速度は70〜229m/秒(23
0〜750フィート/秒)であり、圧力は56〜211
Kg/cm2 (800〜3、000psi)であること
がこの分野では明らかである。ガスの圧力が3.5〜8
4.3Kg/cm2 (50〜1,200psi)の範囲
での典型的なガス流の流速は1.1〜42.5m3 /分
(40〜1500cfm)(標準状態)の範囲にある。
ガスの速度はノズルのデザインに依存するが18m/秒
(60フィート/秒)から超音速の間の範囲である。そ
の金属の融点と溶融した金属が微粒化する時の温度(溶
融した金属の過熱状態)との温度差は一般には約75〜
300℃(135〜572°F)である。これら以外に
も粉製品を製造するために知られている微粒化プロセス
に関する変数がある。
【0006】米国特許第5,126,104号には、熱
スプレーコートに適したニッケル−クロム−ホウ素−ケ
イ素合金、モリブデン金属粉、及びCr32 /NiC
r合金から成るよく混ざった粉の混合物を製造するため
の方法が開示されている。この方法は、上記の二つの合
金の初期混合物をモリブデン粉と共に粉砕して平均粒径
(直径)が約10μmより小さい粉砕混合物を製造する
段階と、その粉砕混合物とアンモニアモリブデン酸塩化
合物またはポリビニルアルコールであってもよいバイン
ダーとからなる水性スラリーを生成する段階と、粉砕混
合物とバインダーとを凝集する段階とから成る。その混
合物とバインダーを還元性の雰囲気で約800〜950
℃で充分な時間焼結させると、嵩密度が約1.2g/c
cより大きい焼結して一部合金化した混合物を生成す
る。その結果生成した焼結混合物を不活性キャリアーガ
スにのせて、アルゴン又はアルゴンと水素との混合物の
プラズマ炎の中に導入してその中で充分な時間保持する
と、焼結混合物の粉粒子が基本的に全て溶融して溶融し
た部分が球状の粒子を生成し、焼結混合物をさらに合金
化するので、この粒子を冷却する。
【0007】米国特許第3,846,084号には、独
特の摩耗及び摩擦特性を有する物品やコーティングの製
造に使用する複合材粉が開示されている。この複合材粉
は基本的にクロムのマトリックスとCr238 、Cr7
3 及びCr32 からなる炭化物の一群から選択され
た少なくとも一つの炭化クロムとから成り、各粒子が約
0.2〜約5.4重量%の炭素を含む。米国特許第4,
725,508号には、熱スプレープロセスに使用する
ための炭化クロム(Cr32 )粉の使用法が開示され
ている。この炭化クロム粉の多くは従来から知られてい
る焼結技術を用いて製造されている。微粒化プロセス自
体は1945年から知られているが、微粒化プロセスを
炭化クロム相が大きい容積比率を占める粉を製造するた
めに用いることは認められていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、ニ
ッケルクロムのマトリックス中に炭化クロムの粒子を分
散させた微粒化粉を製造することにある。この発明の別
の目的は、低コストの原料を用いて最小限の製造工程で
粉を製造することにある。この発明のさらに別の目的
は、ニッケルクロムのマトリックス中に炭化クロムの粒
子を分散させた微粒化粉であって、その粉中のクロム含
量が55〜91重量%、ニッケル含量が5〜40重量
%、炭素含量が1〜10重量%である微粒化粉を製造す
ることにある。さらに、この発明の目的は、基体の上に
微粒化粉を熱堆積させて前記基体の上に接着コーティン
グを製造することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、ニッケルク
ロムのマトリックス中に炭化クロムの粒子を分散させた
微粒化粉の製造方法に関する。この方法は、クロム、炭
素、及びニッケルを溶融して液体流を形成する段階と、
気体、液体及びこれらの混合から成る群から選択される
高圧の微粒化流を衝突させて液体流を小液滴に破砕する
段階と、この液滴を凝固させてニッケルクロム金属のマ
トリックス中に炭化クロムの粒子を分散させた微粒化粉
を形成する段階とから成る。
【0010】この発明の方法の新規な点は、水微粒化法
またはガス微粒化法により炭化クロム相が大きい容積比
率を占める炭化クロム−ニッケルクロム粉を製造するた
めにクロム、ニッケル及び炭素を溶融しうることが利用
できることを認識したことある。この発明の別の新規な
点は、クロムと炭素の含量を変えることにより、炭化ク
ロムのタイプ(Cr73 及びCr236 )、その量
(容積%)及びニッケルクロムのマトリックス中に分散
した炭化クロム微粒子(Grain) のサイズを制御できる点
にある。このマトリックス中のクロムに対するニッケル
の比率も考慮すべきである。クロムの量を多くしてニッ
ケルの量を少なくすると、より硬くより耐食性でより耐
摩耗性のバインダー相が形成される。
【0011】微粒化により溶融状態から作られた微粒化
粉の中のクロム重量含量が高いこと(55重量%以上)
はこの発明の独特で新規な点である。さらに高いクロム
含量と炭素の存在の結果、微細(サブミクロン又はミク
ロン)炭化クロム相が高い容積率を占めることになり、
このこともこの発明の微粒化粉の独特で新規な点であ
る。また微粒化粉粒子は基本的に球状の形状をしている
ことが好ましい。
【0012】この発明の一つの具体例では、まず炭化ク
ロム化合物、ニッケルクロム合金、クロム、ニッケル、
及び炭素からなる群から選択される少なくとも二つの構
成成分を溶融して液体流を作る。この液体流を好ましく
は1300〜1900℃に、より好ましくは1500〜
1800℃に、最も好ましくは1650〜1750℃に
加熱する。微粒化粉の炭化クロム相の容積比率は0.2
5より大きいことが好ましい。この容積比率は0.5以
上であることがより好ましく、約0.7であることがさ
らに好ましい。水微粒化プロセスを用いる場合は、微粒
化水の圧力は42〜352Kg/cm2 (600〜50
00psi)であることが好ましい。ガス微粒化プロセ
スを用いる場合は、微粒化ガスの圧力は3.5〜85K
g/cm2 (50〜1200psi)であることが好ま
しい。微粒化流体の圧力は液体流を直径が1〜300μ
mの液滴に破砕(分断)するのに充分であるべきであ
る。
【0013】液体流を構成する成分は、クロム含量が全
粉の55重量%以上であり、かつ炭素が炭化クロム相の
容積比率が0.25以上になるように充分なものである
べきである。この粉はCr73 、Cr236 及びこれ
らの混合物を含むのが好ましい。ニッケルクロムマトリ
ックスに分散した炭化クロム微粒子の容積比率は0.2
5以上であることが好ましく、より好ましくは0.35
〜0.80である。炭化クロム微粒子の径は1〜20μ
mであることが好ましく、2μmと最大でも10μmの
間であることがより好ましい。炭化クロム微粒子の径と
容積比率はクロムと炭素の含量を変えることで調整でき
る。微粒化粉中のクロムに対するニッケルの重量比率は
その金属マトリックスの中で0.30〜0.70である
ことが好ましい。上で述べたように金属マトリックス中
のクロムの含量を増やしニッケルの含量を減らすと、よ
り硬くより耐食性でより耐摩耗性のコーティングを製造
するために使用できる粉を作ることができる。この発明
の粉は熱堆積コーティングやオーバーレー(被覆)及び
溶接オーバーレーの製造に用いられ、高速酸素燃料、プ
ラズマ及び/又はディトネーション・ガンを使用する種
々の用途に用いられる。
【0014】この発明の方法で製造された微粒化粉は、
ニッケル−クロムマトリックスに分散した炭化クロム粒
子から成り、その粉中のクロム含量は55〜92重量
%、好ましくは70〜90重量%であって、その粉中の
ニッケル含量は5〜40重量%、好ましくは5〜28重
量%であって、その粉中の炭素含量は1〜10重量%、
好ましくは2〜6重量%である。いくつかの応用例にお
いては、液体流の融点抑制剤又はフラックスとしてホウ
素(B)、ケイ素(Si)、マンガン(Mn)、リン
(P)等からなる群から選択される少なくとも一つの成
分を添加することも有効である。一般的にこれら添加剤
の量はその粉の5重量%以下、好ましくは0.03〜
2.0重量%である。
【0015】
【実施例】実施例1 炭化クロム27重量%とニッケルクロム73重量%の混
合物を約1700℃に加熱して液体流を作った。56.
2Kg/cm2 (800psi)の圧力のアルゴンガス
から成る微粒化流を用いて液体流を液滴に破砕し、その
液滴を固化して微粒化粉を作った。その粉の組成は、C
rが約75.5重量%、Niが21重量%及び炭素が約
3.5重量%であった(図1を参照)。実施例2 炭化クロム32重量%とニッケルクロム68重量%の混
合物を約1700℃に加熱して液体流を作った。56.
2Kg/cm2 (800psi)の圧力のアルゴンガス
から成る微粒化流を用いて液体流を液滴に破砕し、その
液滴を固化して微粒化粉を作った。その粉の組成は、C
rが約88重量%、Niが約8重量%及び炭素が約4重
量%であった(図2を参照)。
【0016】実施例3 クロム60重量%、ニッケル38.3重量%及び炭素
1.7重量%の混合物を約1700℃に加熱して液体流
を作った。56.2Kg/cm2 (800psi)の圧
力のアルゴンガスから成る微粒化流を用いて液体流を液
滴に破砕し、その液滴を固化して微粒化粉を作った。そ
の粉の組成は、Crが60重量%、Niが38.3重量
%及び炭素が1.7重量%であった(図3を参照)。実施例4 炭化クロム11.5重量%、クロム65.5重量%、ニ
ッケル21重量%及び炭素2重量%の混合物を約170
0℃に加熱して液体流を作った。56.2Kg/cm2
(800psi)の圧力のアルゴンガスから成る微粒化
流を用いて液体流を液滴に破砕し、その液滴を固化して
微粒化粉を作った。その粉の組成は、Crが約75.5
重量%、Niが21重量%及び炭素が約3.5重量%で
あった(図4を参照)。この発明の方法を用いて製造し
た好ましい微粒化粉を以下の表1に示す。
【0017】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1に実施例1で作成した炭化クロム−ニッケ
ルクロム粉の微粒化粒子の500倍の顕微鏡写真を示
す。その粒子が中濃度の炭素と中濃度のクロムから生じ
た大きな炭化物の微粒子(Cr73 及びCr236
を含んでいるのがわかる。
【図2】図2に実施例2で作成した炭化クロム−ニッケ
ルクロム粉の微粒化粒子の200倍の顕微鏡写真を示
す。その粒子が高濃度の炭素と高濃度のクロムから生じ
た大きな炭化物の微粒子(Cr73 )を含んでいるの
がわかる。
【図3】図3に実施例3で作成した炭化クロム−ニッケ
ルクロム粉の微粒化粒子の500倍の顕微鏡写真を示
す。その粒子が低濃度の炭素と低濃度のクロムから生じ
た小さな炭化物の微粒子(Cr236 )を含んでいるの
がわかる。
【図4】図4に実施例4で作成した炭化クロム−ニッケ
ルクロム粉の微粒化粒子の図1と同様な200倍の顕微
鏡写真を示す。その粒子が中濃度の炭素と中濃度のクロ
ムから生じた大きな炭化物の微粒子(Cr73 及びC
236 )を含んでいるのがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイス・ベントン・テンプルズ アメリカ合衆国インディアナ州サウス・プ レインフィールド、イースト・カウンティ ー・ロード350 9503 (72)発明者 カルビン・ヘンリー・ロンドリー アメリカ合衆国インディアナ州インディア ナポリス、バントリー・コート5161

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロム、炭素、及びニッケルを溶融して
    液体流を形成する段階と、気体、液体及びこれらの混合
    物から成る群から選択される高圧の微粒化流を衝突させ
    て前記液体流を小液滴に破砕する段階と、この液滴を凝
    固させてニッケルクロム金属のマトリックス中に炭化ク
    ロムの粒子を分散させた微粒化粉を形成する段階とから
    成るニッケルクロムのマトリックス中に炭化クロムの粒
    子を分散させた微粒化粉の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法で製造された微粒化粉を
    基体の上に熱堆積させて前記基体の上に接着コーティン
    グを製造する段階を含む基体に被覆を形成する方法。
  3. 【請求項3】 ニッケル−クロムマトリックスに分散し
    た炭化クロム粒子から成る微粒化粉であって、その粉中
    のクロム含量が55〜92重量%、その粉中のニッケル
    含量が5〜40重量%、及びその粉中の炭素含量が1〜
    10重量%である微粒化粉。
JP28320097A 1996-10-03 1997-10-01 炭化クロム−ニッケルクロム微粒化粉の製造方法 Expired - Lifetime JP3653380B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US723651 1996-10-03
US08/723,651 US5863618A (en) 1996-10-03 1996-10-03 Method for producing a chromium carbide-nickel chromium atomized powder

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EP (1) EP0834585B1 (ja)
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DE (1) DE69714172T2 (ja)
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