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JPH0298364A - 貯血槽 - Google Patents

貯血槽

Info

Publication number
JPH0298364A
JPH0298364A JP63311590A JP31159088A JPH0298364A JP H0298364 A JPH0298364 A JP H0298364A JP 63311590 A JP63311590 A JP 63311590A JP 31159088 A JP31159088 A JP 31159088A JP H0298364 A JPH0298364 A JP H0298364A
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JP
Japan
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blood
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blood storage
port
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JP63311590A
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English (en)
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JPH0622614B2 (ja
Inventor
Hiroaki Oshiyama
押山 広明
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Priority to US07/366,731 priority patent/US4976708A/en
Priority to CA000603386A priority patent/CA1304644C/en
Priority to AU36674/89A priority patent/AU622454B2/en
Priority to EP89111296A priority patent/EP0350675B1/en
Priority to DE8989111296T priority patent/DE68905249T2/de
Publication of JPH0298364A publication Critical patent/JPH0298364A/ja
Publication of JPH0622614B2 publication Critical patent/JPH0622614B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3621Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3627Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば、医療分野で利用される血液の体外循
環回路(人工心肺回路)システムの特に患者から脱血し
た血液を一時的に貯溜するための貯血槽の改良に関する
ものである。
〈従来の技術〉 血液の体外循環回路システムにおいては、例えば患者か
らの脱血量が減少したり、また、送血量の増加が必要と
なるときがあって、体外循環回路中の血流量に変動が生
じることがある。
そのため、血流量の変動に対処し得るように、予めある
程度の血液量をこの回路中に貯えてお(必要があり、患
者から脱血した静脈血の一部を一時的に貯溜する貯血槽
(静脈リザーバー)が設けられる。
この場合、可撓性のシートの四周をシールして形成され
る密閉型の静脈リザーバーは空気との接触がなく、異物
の混入がない点や、脱血量が減少してもポンプにより空
気を送入してしまう危険性がない等の点で有利である。
この静脈リザーバーに要求される基本的な性能ないし機
能としては、 ■ 貯血機能を満足するだけの一定量の血液を貯え得る
容積(貯血空間)を有すること。
■ 脱血カテーテルの血管的留置が不充分であったとき
や抜去時などに、脱血チューブ内に気泡が混入すること
があるが、これらの原因によって脱血中に混入した空気
を除去し得ること。
■ 局部的な血液滞留を防止し得ること。
の3つが挙げられる。
ところで、前記0項の条件は、これが満足に機能しない
ときには、人体の脳を中心とした各器官の微小血管に栓
塞を起して、施術後の脳障害ひいては生命の危機をも招
く虞れが生じるので、これを防止するためにも重要な条
件となつている。
一般に、気泡の除去効果は、貯血槽の貯血空間容量を大
きくすればそれだけ向上するものであるが、貯血空間容
量を大きくすることは体外循環回路のブライミング量を
増大させて、輸血量の増大を招き、また、術後肝炎の発
生の可能性を高いものにするために好ましい方法とは云
えず、さらには、血液の節減という点からも好ましくな
い。
そのため、従来から、このような貯血空間容量を大きく
させる方法に依らずに、効率よ(気泡除去のできる貯血
槽の開発が試みられている。
その一つの提案として、例えば、特開昭59−6796
2号公報に開示されているような静脈リザーバーがある
この静脈リザーバー100は、例えば第15図に示され
るように、内部に貯血空間102を有する可撓性の容器
体101を有し、一端部105aが貯血空間102内に
突出するように、チューブ状の血液流入口105が、こ
の容器体101の下部に設けられ′ている。
この場合、血液流入口105の先端部 105aに多数の小孔106を設け、血液流入口105
から貯血空間102へ流入する脱血血液を拡散させるよ
うにして、血液流入口105から貯血空間102内に流
入する血流を穏やかな流れに変え、血液中に混入してい
る気泡が自身のもつ浮力で血液中を上昇し易いような環
境にしている。
そして、容器体101の下部には、血液流入口105と
所定の間隔を置いて並列的に血液排出口107が設けら
れ、容器体101の上部には、貯血空間102に連通し
た脱気口108が設けられた構成となっている。
なお、貯血空間102の上方壁101cを傾斜させて、
浮上した気泡が、この上方壁101cに沿って脱気口1
08に向かい、そこから容器体101外へ抜は出るよう
にも構成されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような構造の従来の静脈リザーバー
100では、血液流入口105の小孔106群から貯血
空間102に流入する血液の一部がそのまま血液排出口
107へと向かい、血流の短絡化が生じ易(、そのため
、血液排出口107から体外循環回路に帰還(流出)す
る血液の中には、充分に除泡されないまま流出して行(
ものも出て来て、全体として見たときには、除泡機能が
充分に行われないという欠点が生じる。
また、貯血空間102の底部付近や脱気口108の付近
の領域T等に、局部的な血液滞留が生じ易いということ
も欠点の一つになっていた。
そのため、これらの問題点を改善した新しい貯血槽の出
現が強く要望されていた。
本発明は、これら従来の貯血槽の持つ欠点を除去して、
除泡機能に優れ、局部的な血液滞留の発生も生じに(い
新規な貯血槽を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記の(1)〜(16)の本発明に
よって達成される。
(1)内部に貯血空間を有する容器体と、この容器体の
左右の側部のうちの少なくとも一方の側部に設けられた
血液流入口と、前記容器体の下部に設けられた血液流入
口と、前記貯血空間に連通ずる前記容器体の上部に設け
られた、脱気口とを有することを特徴とする貯血槽。
(2)内部に第1貯血空間および第2貯血空間を有する
容器体と、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを区画す
る分離部と、前記第1貯血空間内に連通ずるように設け
られた血液流入口と前記第2貯血空間に連通ずるように
容器体の下部に設けられた血液流出口と、前記第1貯血
空間に連通ずるように前記容器体の下部に設けられた脱
気口とを有することを特徴とする貯血槽。
(3)前記血液流入口の先端部の端面を封止し、その周
側面に複数個の分数流小孔を形成した前記(1)または
(2)に記載の貯血槽。
(4)前記容器体は、可撓性である前記(1)〜(3)
のいずれかに記載の貯血槽。
(5)前記血液流入口は、前記容器体の一方の側部に設
けられ、前記血液流出口は、前記血液流入口を設けた側
部と対向する側部側の前記容器体の下部に設けられた前
記(1)、(3)または(4)に記載の貯血槽。
(6)前記分離部は、可撓性の分離体であり、この分離
体に、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを連通ずる連
通開口部を設けた前記(2)   (3)または(4)
に記載の貯血槽。
(7)前記第1貯血空間は、前記第2貯血空間の上方に
位置し、前記血液流入口は、前記容器体の一方の側部に
設けられた前記(2)   (3)   (4)または
(6)に記載の貯血槽。
(8)前記連通開口部は、前記血液流入口が設けられた
側部と対向する他方の側部側の位置の分離体上に形成さ
れている前記(6)または(7)に記載の貯血槽。
(9)前記連通開口部が複数個の連通孔である前記(6
)〜(8)のいずれかに記載の貯血槽。
(10)前記複数個の連通孔は、前記分離体上の前記血
液流入口を設けた側部と対向する他方の側部側において
、両側方方向よりも上下方向に長い領域に分布している
前記(9)に記載の貯血槽。
(11)前記血液流出口は、前記血液流入口の設けられ
た側部側の容器体下部に設けられた前記(7)〜(10
)のいずれかに記載の貯血t1゜ (12)前記分離体内または分離体・容器体間の上方部
分に前記第2貯血空間用の中間脱気口を有する前記(6
)〜(11)のいずれかに記載の貯血槽。
(13)前記中間脱気口は、スリット状である前記(1
2)に記載の貯血槽。
(14)前記貯血空間の上部は、前記脱気口に向けて傾
斜している前記(1)〜(13)のいずれかに記載の貯
血槽。
(15)前記容器体は、2枚のシートを前記血液流入口
、血液流出口および脱気口な介してシールして形成され
る前記(1)〜(14)のいずれかに記載の貯血槽。
(16)前記分離部は、シート体であり、前記容器体を
構成する2枚のシートに固着されており、このシート主
面方向からみた前記シート体の前記一方のシートとの固
着位置が、他方のシートとの固着位置よりも上方に位置
するように構成した前記(15)に記載の貯血槽。
く作 用〉 このような構成に基く本発明の第1の作用は、患者から
脱血した血液を、例えば人工心肺回路から貯血槽へ流入
させる際に、その血液流入口を貯血槽の一方の側部に設
け、また血液流出口をこれと離れた貯血槽の下部に設け
ることにより、この血液流入口から血液流出口までの血
流行程が長(設定し易い構造となる。
同時に、上部に設けられた脱気口に血液流入口が近づく
ので、気泡が脱気口に達するまでの距離が短くなり、気
泡除去効率が向上する。 さらに、この血液流入口から
貯血空間へ流れ込む血液の流れは、多方向に分散し、そ
の流れを穏やかなものにして、血液中に含まれている気
泡が自身の浮力により浮上する際の機会および時間が増
加し、しかも血流による気泡の巻きこみが少なくなり、
これによって気泡の上昇はより容易化する。
この際、血液流入口は、側部の底部より上方に設けられ
るので局部的な血液滞留も少な(なる。
また、本発明の第2の作用は、この第1の作用に加えて
、貯血槽の貯血空間を2つの貯血空間に分け、この2つ
の小貯血空間を連通開口部で連通させることにより、血
液流入口から血液流出口へ流れる貯溜血液の流れを、さ
らに穏やかな流れに変えて、血液中に混入している気泡
の浮上作用をより効率的にして、脱泡機能をさらに向上
させるようにしたことにある。
すなわち、第2の作用においては、患者からの脱血血液
に気泡が含まれているとき、血液流入口から貯血槽内の
第1貯血空間に導入された血液は、血液流入口に形成さ
れた分数流小孔群の存在により分散され、第1貯血空間
内での血液の流れは穏やかなものになる。
第1貯血空間内での流れが激しくないため、血液中の気
泡が流れに巻き込まれずに自身の浮力により上昇し易く
なり、上昇した気泡が外方脱気孔から外部に排出される
また、第1貯血空間内を流れる血液は、分数流小孔群に
より分散されて貯血空間全体を流れるため、第1貯血空
間内における局部的な血液滞留が生じ難くなる。
さらに、気泡が少なくなった血液が分離体の連通開口部
を通って第2貯血空間に導入され、ここで第1貯血空間
の場合と同様に除泡が行われる。
そして、第2貯血空間内で上昇した気泡は分離体の中間
脱気口な通って脱気口がら排出される。
〈実施例〉 以下、図示の実施例に基いて本発明の貯血槽を詳細に説
明する。
説明に先立って、第14図に基き本発明の各貯血槽を適
用する人工心肺回路システムSについて概説する。
このシステムSは、それぞれ公知の構成からなる人工肺
装置りおよび血液循環用ポンプPをその基本構成とし、
回路系Cを用いて本発明の各貯血槽と連結した状態で使
用される。
第1図は本発明の第1の態様における実施例の貯血槽1
0を示す正面図、第2図は第1図のII −II線断面
図である。
この貯血槽10は、その内部に所定の貯溜容量を持つ貯
血空間12を有する可撓性の容器体11を主要部として
構成される。
図示例では、第2図に示されるように、容器体11は、
2枚の例えば軟質塩化ビニル樹脂シートである容器体表
側シート11aおよび容器体裏側シートllbを重ね合
わせ、これらの四周を、例えば高周波融着手段を用いて
シールして、シール部Sを形成した構造のものとして形
成される。
そして、容器体11の第1図右側に位置する側縁部11
cには、例えば高さ方向のほぼ中央の位置に、患者から
の脱血血液を貯血空間12に導入するための血液流入口
15が、シート11a、llb間に挟持一体化されてい
る。
この血液流入口15は、その先端部15aが貯血空間1
2に突出するような構造で設置され、しかも、先端部1
5aの端面が閉塞されたチューブ状部材(例えば、内径
12.5mm、外径17mm)として形成されるととも
に、その後端部15bが前述の人工心肺回路システムS
の回路系Cに連通ずるように構成される。
この場合、先端部15aの周側面には、多方向に向いた
複数個の分数流小孔16が設けられ、この分数流小孔1
6の存在ないし作用により、血液流入口15を流れて来
る脱血血液の流れが多方向に拡散し、穏やかな流れとし
て貯血空間12内を流れ得るように構成する。
そのため、この分数流小孔16の直径は、2mm〜5r
nraの範囲内、例えば3.5mm程度に設定されるの
が好ましく、その設置数は、4個〜24個の範囲内(例
えば、同方向に8列、16個)に設定されるのが好まし
い。
一方、貯血空間12の下部の前記容器体11の底縁部l
idには、前述の血液流入口15を配置した側縁部11
cに対向する左側の側縁部lie側、特にその近傍に位
置する個所に、チューブ状(例えば、内径10mm、外
径141nI11)の血液流出口17が設けられている
この血液流出口17は、貯血空間12内において除泡さ
れた血液を人工心肺回路システムSの回路系Cへ排出す
るためのものである。
そして、血液流入口15との関係位置は、血液流入口1
5の分数流小孔16から血液流出口17へ向う脱血血液
の流れ行程を長くして、血液中に含まれている気泡が自
身の持つ浮力によって浮上し得る機会をより多く(時間
的に永く)する意図で決定されたものである。
なお、容器体11の貯血空間12の内法中を血液流入口
15の先端部15aの貯血空間12への水平方向突出距
離をLl 血液流出口17と側縁部lieからの水平距離をL2、 貯血空間12の最大高さをHl 血液流入口15の先端部15aの高さをH2としたとき
、この目的に適合するようにするには、例えば下記のよ
うに設定するのが好ましい。
L、/L=0. 1〜0. 5、 特に0.1〜0.3、 L2/L=0.1〜0.5、 特に0.1〜0.3、 H、/H= O〜0.8、 特に0.3〜0.6、 L==5〜30cm、 H=5〜30cm このような構成の第1実施例の血液槽10は、第15図
に示される従来構造のものに比べて、血液流入口15の
先端部15aの突出量を大きくすることなく、所望の除
泡機能を達成するのに必要な先端部15aの高さ位置を
確保し得るので、容器体11をより小さく構成すること
が可能になるという効果を奏する。
また、貯血空間12の上部でもある前記容器体11の上
縁部11fの好ましくは最高点個所には、貯血空間12
内の血液中から除泡された空気を外方へ排出するための
脱気口18が設置されている。
この場合、脱気口18はベントラインチューブとして構
成され、また、容器体11の上縁部iffの内面は、予
め、最高点個所である脱気口18に向って下方から傾斜
して行(ように形成される。
この傾斜面の角度は、血液中から除泡された空気がこの
面に沿って脱気口18に向い得るような角度に設定され
るが、その範囲は30°〜60°に設定するのが好まし
い。
第3図ないし第13図には、本発明の第2の態様におけ
る他の実施例の貯血槽10が示される。
これらの貯血槽10は、いずれも、第1の実施例の場合
と同様に、容器体表側シートllaと容器体シート11
bを各縁部11c〜llfにで、シールして、シール部
Sを形成した容器体11を有する。
また、第1の実施例と同様、容器体11の側部に血液流
入口15を設け、容器体11の下部に血液流出口17を
設け、容器体11の上部に脱気口18を設けている。
血液流入口15については、後端部15bにて体外循環
回路と連通ずればその先端部15a形状については特に
制限はないが、第1の実施例と同様、図示のように、先
端部15aの端面を封止し、その周側面に分散微小孔1
6を形成することが好ましい。
このような場合、第1の実施例と異る点は、第4図に示
されるように、容器体11の容器体表側シートllaお
よび容器体裏側シート11bの内面に、可撓性のシート
体から形成した分離体14をシール固着して、分離部と
した点である。
この分離体14により、貯血空間12の内部は、上下2
つの第1貯血空間13Aおよび第2貯血空間13Bに区
画されている。
すなわち、この分離体14は、柔軟な合成樹脂材料のシ
ート体によって形成され、例えば高周波融着手段を用い
て、その上縁部分を容器体裏側シートllbの内面に、
下縁部分を容器体表側シートllaの内面に、その側縁
部分をシートlla% llb間にシールして、シール
部Sを形成して固着されている。
そして、第4図に示されるように、前記血液流入口15
と血液流出口17とを分断するように、貯血空間12を
第1貯血空間13Aと第2貯血空間13Bとの2つの区
画に分離している。
また、表側シートllaの主面方向からみたとき、分離
体14の裏側シー)11bとの固着位置は、表側シート
llaとの固着位置よりも上方に位置するよう分離体1
4は斜めに設置されている。
これにより、ある程度の容量変化に対しても分離体の変
形ないし歪みが少なくなり、一定の貯血空間を形成でき
る。
また、第3図の場合には、分離体14の平面形状は、分
離体14の側方方向の血液流入口15を設けた側部と対
向する側部側の端部が、血液流入口15側の端部よりも
広(なるように設定されている。
なお、分離体14は、軟質塩化ビニル樹脂シート等から
形成することがより好ましい。
このような構成にて、血液流入口15を設けた側部と対
向する側縁部lieに近接した分離体14の下方には、
第1血液空間13Aと第2血液空間13Bとを連通ずる
ための連通関口部19が設けられている。
この連通開口部19は、血液流入口15から血液流出口
17へ向う脱血血液を、これらの連通開口部19を通過
させることによってその流れ行程が長(なるようになし
、しかも、第1貯血空間13Aから第2貯血空間13B
に流れ込む時の血液流の速度を制限して、第1および第
2貯血空間13A% 13B内での血液の流れを穏やか
なものにして、血液中に含まれた気泡が、自身の持つ浮
力によって浮上し得る機会をより多く、かつ、時間的に
より長いものにするために設置されている。
このような目的を有効に達成するためには、連通開口部
19は、血液流入口15が設けられた側縁部11cと対
向する側縁部lie側、特にその近傍に設けられること
が好ましい。
また、血液流出口17を血液流入口15が設けられた側
縁部11c側、特にその近傍に設ければ、このような目
的はより一層有効に達成される。
このような場合、 容器体11の貯血空間内の両側方方向内法中をし、 血液流入口15の先端部15aの側縁部11cからの突
出水平り。
血液流出口17の、血液流入口15を設けない側縁部l
ieからの水平距離をL2、分離シート14上に設けら
れる連通開口部19の側縁部lieからの側方方向開口
最大距離をり。
貯血空間12の最大高さをHl 血液流入口15aの空出高さをH1 連通開口部中心位置と血液流入口15の先端部15aと
の高さ差をH,(第3図参照)としたとき、例えば下記
のように設定することが好ましい。
L、/L=0.1〜0.5、 特に0.1〜0゜3、 L2/L=0.5〜1.0.(但し1.0は除() 特に0.7〜0.9、 L、/L=0. 1〜0.5、 特に0.1〜0.2、 H、/H= O〜0.8、 特に0.3〜0.6、 H2/H= O〜0.6、 特にO〜0.3、 L = 5〜30cm。
H= 5〜30cm 次に、各図に示される例に採用された連通開口部19に
ついて説明する。
第3図に示される例では、この連通開口部19は、高さ
方向に4個、両側方方向に2個の配置で配列された計8
個の円形状の連通孔195として形成されている。
また、第5図に示される例では、高さ方向に3個、両側
方方向に4個の配置で配列された計12個の連通孔19
5として形成されている。
また、第6図に示される例では、1個のほぼ円形状の連
通孔19として形成されている。
また第8図に示される例では連通開口部19をシールし
ないことにより、はぼ矩形状のスリット191として形
成されている。
さらに、第7図および第13図に示される例でも、複数
のほぼ円形状の連通孔195として形成されている。
このような場合、第1貯血空間13Aから第2貯血空間
13Bへの気泡の流入をより効率的に阻止するためには
、連通開口部19は、複数の連通開孔195から形成す
ることが好ましい。
そして、各連通孔195の直径を1 mm〜5mmの範
囲内に設定することが好ましく、また、その設置数を、
5個〜20個、総面積を100〜300 mm”の範囲
内に設定するのが好ましい。
その理由は、各々の連通孔195の直径が大き過ぎると
気泡流入阻止効果がなく、小さすぎると圧力損失が大き
くなって溶血を招く恐れを生じるからである。
さらに、複数の連通孔195の分布領域は、第3図、第
13図に示されるように、両側方方向(水平方向)に広
い領域よりは、高さ方向に広い領域の方が好ましい。
これにより、L 、/Lを大きくでき、気泡流入阻止効
果が向上するからである。
なお、連通開口部19の形成に当っては、それぞれの連
通開口部に相当する部分を例えばプレス加工等によって
所定の大きさ、形状に打抜(などして形成すればよい。
また、複数の連通孔195の配置は、第3図に示される
ように格子状としても、第13図に示されるように千鳥
状としてもよい。
他方、分離体14あるいは分離体14・容器体裏側シー
トllb間には、中間脱気口20が形成されている。
第3図に示される例では、前記のとおり、分離体14を
、血液流入口15側と反対側が広巾となるシート体から
形成しているが、この分離体14の血液流入口15と反
対側の広巾端部が最高点に位置し、この位置にシールを
行わないスリット状の開口が設けられ中間脱気口20が
形成されている。
この中間脱気口20は、ブライミング時のエアー抜きの
ためと、第2貯血空間13B内において血液中からの除
泡が行われた際に、その除泡された空気を先ず第1貯血
空間13A内に上昇させ、その後、前述の脱気口18を
介して貯血槽10外へ排出するためのものである。
従って、分離体14・裏側シートllb間の最高点個所
に位置する中間脱気口20に向う傾斜角度は、第2小貯
血空間13B内にある血液中から除泡された空気が、こ
の傾斜面に沿って中間脱気口20に向い得るような角度
、好ましくは30″〜60°に設定する。
中間脱気口20は、第3図に示されるように、特に容器
体シートと分離体との間の非シール部としてスリット状
に形成することが好ましい。
このようにスリット状に構成された中間脱気口20は、
例えばブライミング時に、エア抜きのため、第2貯血空
間13Bに圧力が加わると、第9図に示されるように、
この中間脱気口20は開口して、第2貯血空間13Bか
らの気泡が第1貯血空間13A側に上昇し得るようにな
る。
そして、血液循環時は、流入側である第1貯血空間13
Aの圧力により、第10図に示されるように閉止し、血
液の流れを阻止する。
ただし、第2貯血空間13B内の気泡が、この中間脱気
口20を設けた最高点部分に集まり、一定体積の気泡に
成長すると、その圧力によりスリットが開口し、気泡は
第1貯血空間13Aを経て脱気口18から系外に出る。
なお、第5図に示される中間脱気口20は、第3図に示
される非シール部をさらに矩形に切欠いてスリット状と
したものである。
また、第6図、第7図および第8図に示される例では、
分離板18を両側方向中央部が広巾のシート体とし、こ
の中央部最高位置をシールせず、しかもこの部分を円弧
上に切欠き、スリット−状としたものである。
いずれの場合も、第2貯血空間13B内の気泡が上昇し
つるように、分離体14と容器体裏側シート11bのシ
ール部Sは、この中間脱気口20に向って上方に傾斜し
ており、この最高位置に非シール部のスリット状の中間
脱気口20が設けられている。
なお、場合によっては、中間脱気口18は、スリット状
の切れ目ないし小開口として、分離体14の最高位置付
近に設けてもよい。
なお、脱気口18は、第3図、第5図および第13図に
示される例では、血液流入口15と反対側に設けられて
いる。 一方、第6図、第7図および第8図に示される
例では、血液流入口15と同じ側に設けられている。
このように、脱気口18の設置位置には、特に制限はな
い。 これは、前述のとおり、気泡の上昇のため、貯血
空間は脱気口18に向けて傾斜した上縁部をもつことが
好ましく、この傾斜部は、容器体の巾方向(両側方方向
)内法寸法の半分以上あればよいからである。
なお、第13図に示される例では、容器体11の側方、
血液流入口15の上部にカーデイオドミーライン流入口
25が、また、容器体11の上方、脱気口18に近接し
て薬液注入口24が設けられている。
以上、本発明の好適実施例について述べてきたが、第1
の態様においては、容器体の少な(とも一方の側部に血
液流入口が存在し、その下部に血液流出口が存在すれば
よく、その際種々の構成が可能である。
また、第2の態様では、容器体内に分離部が存在し、こ
の分離部によって形成される一方の貯血空間に血液流入
口と脱気口とが接続され、他方の貯血空間に血液流出口
が接続されていればよ(、その際種々の構成が可能であ
る。
さらには、以上では、可撓性の貯血槽について述べてき
たが、場合によっては本発明な可撓性を有しない貯血槽
に適用することもでき、その際、血液流入口、血液流出
口等の配置位置、分離部の構造等は上記に準じ種々変更
可能である。
く実験例〉 次に、本発明に係る血液槽の具体例と、これと同条件で
作成した従来構造の比較例とを用いて、本発明の奏する
効果ないし有用性を説明する。
実験例1 [本発明の具体例1] 先ず、軟質塩化ビニル樹脂シートを用いて、第5図に示
される構造の、容量1000cc、最大血液循環量6β
/minの貯血槽10を作製した。
この場合、血液流入口15および血液流出口17は、軟
質塩化ビニル樹脂材料をもって各々の内径が10mmに
なるように形成した。
そして、血液流入口15は、貯血槽10の側壁部lie
に対し水平方向から第1小貯血空間13A内に4011
101だけ突出するような状態に設置し、その先端部1
5aの側周に設置される分数流小孔16は、直径3mm
のものを等間隔に16個形成した。
なお、血液流出口17は図示のように底壁部lidの右
端近傍に設置した。
また、分離体14は、軟質塩化ビニル樹脂シートを用い
て縦幅が4511101になるように設定し、その左端
領域に、各々の直径が5mmの複数の連通孔195を1
2個形成した。
なお、この例では、 L  =  160mm L、=   45mm Lx=  110mm 1、、、=   40mm H=  230mm H1=   35mm に設定しである。
このものを貯血槽Aとする。
[比 較 例] 比較例の貯血槽100は、軟質塩化ビニル樹脂シートを
用い、第15図に示されるような、単一の貯血空間10
2を有する容器体101を主要部として、容量1000
cc、最大血液循環量6I2/minのものとして構成
した。
この場合、前記血液流入口15に相当する血液流入チュ
ーブ105は、軟質塩化ビニル樹脂材料をもって内径1
0mmのものとして形成され、貯血槽100の底壁部か
ら単一の貯血空間102内へ110mmだけ突出するよ
うに設けられている。
そして、その先端部105aには、開口直径3ml11
の小孔106がチューブの周側面に対称形に16個形成
される。
また、血液流出チューブ107は軟質塩化ビニル樹脂材
料をもって内径10aaII+のものとして形成され、
前記血液流入チューブ105と並列的に設置されている
そして、脱気口18に相当する脱気チューブ108や単
一貯血空間102の上壁部101cの形状は、本発明の
具体例と同様に形成されている。
これを貯血槽Bとする。
[本発明の具体例2] 上記貯血槽A、Bと同様に、第1図に示される分離体1
4を有さず、血液流入口15を側部に有する貯血槽Cを
作製した。
この場合 L  =  160mm L+=   50mm H=  230mm )(、=  110mm である。
[貯血槽内での滞留比較結果] 実験回路に貯血槽A−Cそれぞれ接続し、実験回路に4
g/minの試験水を循環させるとともに、貯血槽60
・100の手前個所に接続したルアーボート付きコネク
ター(図示せず)から、黒インクを実験回路中に流して
その滞留現象を比較観察した。
比較例では、第15図の斜線部分子の範囲に滞留が観察
されたが、本発明の具体例1.2では殆ど滞留が観察さ
れなかった。
[除泡機能] 実験回路に貯血槽A−Cをそれぞれ接続し、牛血を4I
2/minで循環させるとともに、貯血槽60・100
の手前個所に接続したルアーボート付きコネクターから
、空気を100cc/winの流量で実験回路中に注入
した。
そして、前述した超音波気泡検出装置を各貯血槽A−C
の血液流出口(前述の17.107 )に設置して、こ
の流出口を通過する気泡の大きさおよび数を測定した。
この測定結果は、下記表1の通りである。
表     1 気泡径        気  泡  検  出  量(
−)    貯血槽A 貯血槽B 貯血槽C具体例1 
比較例 具体例2 10〜20 21〜30 31〜40 41〜50 51〜60 61〜70 OO この表1の結果からも明らかなように、本発明の除泡機
能は、従来構成である比較例に比べて大幅に向上したも
のとなっている。
また、本発明の貯血槽では槽内の貯血空間の容量を大き
くする必要がないので、この面においても従来例より優
れたものになっている。
これによって本発明の有効性を確認することができた。
実験例2 次に、前述した各実施例に用いた分離体14の連通開口
部19に関し、代表例を挙げてその仕様および下記の実
験により確認された性能を示す。
第7図および第8図に示される実施例の貯血槽10の各
々の連通開口部19を次のように設定し、下記の実験方
法を用いてそれぞれの除泡機能を測定した。
第7図に示される貯血槽りの場合、連通開口部19のス
リットを15mmX 30mmの矩形開口に形成した。
第8図に示される貯血槽Eの場合、連通関口部11の複
数連通孔を、直径6mmの連通孔195を10個、10
mm間隔で千鳥状に3段にわたって形成した [実験方法] 実験回路に各貯血槽10を接続し、ブライミング量10
00ccとし、牛血を、442/lll1nの速さで循
環させるとともに、各貯血槽10の手前個所に接続した
ルアーボート付きコネクター(図示せず)から、空気を
50 cc/ 1Osec(300cc/ m1n)の
流量で実験回路中に注入する。
そして、図示しない超音波気泡検出装置(Hattel
and Bdloo system)を各貯血槽10の
血液流出口17に設置して、この血液流出口17を通過
する気泡の大きさおよび数を測定した。
その結果、表2に示されるような測定結果が得られた。
表     2 気泡径     気   泡   検   出   量
開口部 191    195 11〜20       80          6
021〜30       31          
1331〜40        5         
  241〜50          1 表2に示される結果から、連通開口部191は、連通孔
195を複数個配設したものが好ましいことがわかる 実験例3 複数の連通孔195を有する場合、連通開口部19の連
通孔195の分布の違いが除泡機能にどのように関係す
るかを、実験した。
両貯血槽とも、直径6mmの連通孔を8個設けた例で実
験を行ったが、この場合の複数連通孔19は、 [貯血槽Fの場合] 第11図に示されるように、8個の連通孔を高さ方向に
長い領域に千鳥型に2列4段。
[貯血槽Gの場合] 第12図に示されるように、8個の連通孔を両側方向に
長い領域に千鳥型に4列2段。
という分布状態で形成た。
ブライミング量1000ccにて生血を4ρ/winで
循環し、空気注入量を100 cc/10sec  (
600cc/ ff1in)として、実験例と同様の実
験方法を利用してそれぞれの除泡機能を測定した。
その結果、表2に示される測定結果が得られた。
表 新規な貯血槽を実現することが可能となる。
貯血槽F 貯血槽G 11〜20      195       2242
1〜30       47         633
1〜40         7         10
41〜50 表3に示される結果から、高さ方向に長(分布した貯血
槽Eの方が除泡機能が高いことがわかる。
以上、図示の数実施例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではな(、その要旨を変更しない範
囲内で、種々変形実施し得ることができることを付記す
る。
〈発明の効果〉 以上述べた通り、本発明によれば、除泡機能に優れ、局
部的な血液滞留の発生も生じに(い
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す正面図である。 第2図は、第1図の■−■線断面図である。 第3図は、本発明の他の実施例を示す正面図であり、第
4図、第3図のIV −IV線断面図である。 第5図〜第8図は、それぞれ本発明の別の実施例を示す
正面図である。 第9図および第10図は、それぞれ、第5A図における
中間脱気口の作用を説明するための部分横断面図である
。 第11図および第12図は、それぞれ複数の連通孔を連
通関口部としたときの連通孔の分布を説明するための部
分正面図である。 第13図は、本発明のさらに別の実施例を示す正面図で
ある。 第14図は本発明の貯血槽を適用する人工心肺回路シス
テムの一例を示す模式図である。 第15図は従来例の貯血槽の構造を示す正面図である。 符号の説明 10.100・・・貯血槽 11・・・容器体 11a・・・容器体表側シート 11b・・・容器体裏側シート 11a% lie・・・側縁部 lid・・・底縁部 iff・・・上縁部 12・・・貯血空間 13A・・・第1貯血空間 13B・・・第2貯血空間 14・・・分離体 +4a・・・上縁部分 ’4b・・・下縁部分 5・・・血液流入口 15a・・・先端部 15b・・・後端部 16・・・分数流小孔 17・・・血液流出口 18・・・脱気口 19・・・連通開口部 191・・・スリット 195・・・連通孔 20・・・中間脱気口 S・・・人工心肺回路システム L・・・人工肺装置 P・・・血液循環用ポンプ C・・・回路系 S・・・シール部 FIG。 ≠ FIG、3 FIG、2 FIG、4 FIG、5 FIG、7 FIG。 FIG、8 FIG、9 11a FIG、11 FIG、12 F I G、 14 FIG、13 F I G、15 手続ネ…正書(自発) 1.事件の表示 昭和63年特許願第311590号 2、発明の名称 貯血槽 3、補正をする者 事件との関係 名  称  テ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)内部に貯血空間を有する容器体と、この容器体の
    左右の側部のうちの少なくとも一方の側部に設けられた
    血液流入口と、前記容器体の下部に設けられた血液流出
    口と、前記貯血空間に連通するように前記容器体の上部
    に設けられた脱気口とを有することを特徴とする貯血槽
    。 (2)内部に第1貯血空間および第2貯血空間を有する
    容器体と、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを区画す
    る分離部と、前記第1貯血空間内に連通するように設け
    られた血液流入口と前記第2貯血空間に連通するように
    容器体の下部に設けられた血液流出口と、前記第1貯血
    空間に連通するように前記容器体の下部に設けられた脱
    気口とを有することを特徴とする貯血槽。 (3)前記血液流入口の先端部の端面を封止し、その周
    側面に複数個の分数流小孔を形成した請求項1または2
    に記載の貯血槽。 (4)前記容器体は、可撓性である請求項1〜3のいず
    れかに記載の貯血槽。 (5)前記血液流入口は、前記容器体の一方の側部に設
    けられ、前記血液流出口は、前記血液流入口を設けた側
    部と対向する側部側の前記容器体の下部に設けられた請
    求項1、3または4に記載の貯血槽。 (6)前記分離部は、可撓性の分離体であり、この分離
    体に、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを連通する連
    通開口部を設けた請求項2、3または4に記載の貯血槽
    。 (7)前記第1貯血空間は、前記第2貯血空間の上方に
    位置し、前記血液流入口は、前記容器体の一方の側部に
    設けられた請求項2、3、4または6に記載の貯血槽。 (8)前記連通開口部は、前記血液流入口が設けられた
    側部と対向する他方の側部側の位置の分離体上に形成さ
    れている請求項6または7に記載の貯血槽。 (9)前記連通開口部が複数個の連通孔である請求項6
    〜8のいずれかに記載の貯血槽。(10)前記複数個の
    連通孔は、前記分離体上の前記血液流入口を設けた側部
    と対向する他方の側部側において、両側方方向よりも上
    下方向に長い領域に分布している請求項9に記載の貯血
    槽。 (11)前記血液流出口は、前記血液流入口の設けられ
    た側部側の容器体下部に設けられた請求項7〜10のい
    ずれかに記載の貯血槽。 (12)前記分離体内または分離体・容器体間の上方部
    分に前記第2貯血空間用の中間脱気口を有する請求項6
    〜11のいずれかに記載の貯血槽。 (13)前記中間脱気口は、スリット状である請求項1
    2に記載の貯血槽。 (14)前記貯血空間の上部は、前記脱気口に向けて傾
    斜している請求項1〜13のいずれかに記載の貯血槽。 (15)前記容器体は、2枚のシートを前記血液流入口
    、血液流出口および脱気口を介してシールして形成され
    る請求項1〜14のいずれかに記載の貯血槽。 (16)前記分離部は、シート体であり、前記容器体を
    構成する2枚のシートに固着されており、このシート主
    面方向からみた前記シート体の前記一方のシートとの固
    着位置が、他方のシートとの固着位置よりも上方に位置
    するように構成した請求項15に記載の貯血槽。
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