JPH0622614B2 - 貯血槽 - Google Patents
貯血槽Info
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- JPH0622614B2 JPH0622614B2 JP63311590A JP31159088A JPH0622614B2 JP H0622614 B2 JPH0622614 B2 JP H0622614B2 JP 63311590 A JP63311590 A JP 63311590A JP 31159088 A JP31159088 A JP 31159088A JP H0622614 B2 JPH0622614 B2 JP H0622614B2
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/36—Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
- A61M1/3621—Extra-corporeal blood circuits
- A61M1/3627—Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、例えば、医療分野で利用される血液の体外循
環回路(人工心肺回路)システムの特に患者から脱血し
た血液を一時的に貯溜するための貯血槽の改良に関する
ものである。
環回路(人工心肺回路)システムの特に患者から脱血し
た血液を一時的に貯溜するための貯血槽の改良に関する
ものである。
<従来の技術> 血液の体外循環回路システムにおいては、例えば患者か
らの脱血量が減少したり、また、送血量の増加が必要と
なるときがあって、体外循環回路中の血流量に変動が生
じることがある。
らの脱血量が減少したり、また、送血量の増加が必要と
なるときがあって、体外循環回路中の血流量に変動が生
じることがある。
そのため、血流量の変動に対処し得るように、予めある
程度の血液量をこの回路中に貯えておく必要があり、患
者から脱血した静脈血の一部を一時的に貯溜する貯血槽
(静脈リザーバー)が設けられる。
程度の血液量をこの回路中に貯えておく必要があり、患
者から脱血した静脈血の一部を一時的に貯溜する貯血槽
(静脈リザーバー)が設けられる。
この場合、可撓性のシートの四周をシールして形成され
る密閉型の静脈リザーバーは空気との接触がなく、異物
の混入がない点や、脱血量が減少してもポンプにより空
気を送入してしまう危険性がない等の点で有利である。
る密閉型の静脈リザーバーは空気との接触がなく、異物
の混入がない点や、脱血量が減少してもポンプにより空
気を送入してしまう危険性がない等の点で有利である。
この静脈リザーバーに要求される基本的な性能ないし機
能としては、 貯血機能を満足するだけの一定量の血液を貯え得る容
積(貯血空間)を有すること。
能としては、 貯血機能を満足するだけの一定量の血液を貯え得る容
積(貯血空間)を有すること。
脱血カテーテルの血管内留置が不充分であったときや
抜去時などに、脱血チューブ内に気泡が混入することが
あるが、これらの原因によって脱血中に混入した空気を
除去し得ること。
抜去時などに、脱血チューブ内に気泡が混入することが
あるが、これらの原因によって脱血中に混入した空気を
除去し得ること。
局部的な血液滞留を防止し得ること。
の3つが挙げられる。
ところで、前記項の条件は、これが満足に機能しない
ときには、人体の脳を中心とした各器官の微小血管に栓
塞を起して、施術後の脳障害ひいては生命の危機をも招
く虞れが生じるので、これを防止するためにも重要な条
件となっている。
ときには、人体の脳を中心とした各器官の微小血管に栓
塞を起して、施術後の脳障害ひいては生命の危機をも招
く虞れが生じるので、これを防止するためにも重要な条
件となっている。
一般に、気泡の除去効果は、貯血槽の貯血空間容量を大
きくすればそれだけ向上するものであるが、貯血空間容
量を大きくすることは体外循環回路のプライミング量を
増大させて、輸血量の増大を招き、また、術後肝炎の発
生の可能性を高いものにするために好ましい方法とは云
えず、さらには、血液の節減という点からも好ましくな
い。
きくすればそれだけ向上するものであるが、貯血空間容
量を大きくすることは体外循環回路のプライミング量を
増大させて、輸血量の増大を招き、また、術後肝炎の発
生の可能性を高いものにするために好ましい方法とは云
えず、さらには、血液の節減という点からも好ましくな
い。
そのため、従来から、このような貯血空間容量を大きく
させる方法に依らずに、効率よく気泡除去のできる貯血
槽の開発が試みられている。
させる方法に依らずに、効率よく気泡除去のできる貯血
槽の開発が試みられている。
その一つの提案として、例えば、特開昭59−6796
2号公報に開示されているような静脈リザーバーがあ
る。
2号公報に開示されているような静脈リザーバーがあ
る。
この静脈リザーバー100は、例えば第15図に示され
るように、内部に貯血空間102を有する可撓性の容器
体101を有し、一端部105aが貯血空間102内に
突出するように、チューブ状の血液流入口105が、こ
の容器体101の下部に設けられている。
るように、内部に貯血空間102を有する可撓性の容器
体101を有し、一端部105aが貯血空間102内に
突出するように、チューブ状の血液流入口105が、こ
の容器体101の下部に設けられている。
この場合、血液流入口105の先端部105aに多数の
小孔106を設け、血液流入口105から貯血空間10
2へ流入する脱血血液を拡散させるようにして、血液流
入口105から貯血空間102内に流入する血流を穏や
かな流れに変え、血液中に混入している気泡が自身のも
つ浮力で血液中を上昇し易いような環境にしている。
小孔106を設け、血液流入口105から貯血空間10
2へ流入する脱血血液を拡散させるようにして、血液流
入口105から貯血空間102内に流入する血流を穏や
かな流れに変え、血液中に混入している気泡が自身のも
つ浮力で血液中を上昇し易いような環境にしている。
そして、容器体101の下部には、血液流入口105と
所定の間隔を置いて並列的に血液排出口107が設けら
れ、容器体101の上部には、貯血空間102に連通し
た脱気口108が設けられた構成となっている。
所定の間隔を置いて並列的に血液排出口107が設けら
れ、容器体101の上部には、貯血空間102に連通し
た脱気口108が設けられた構成となっている。
なお、貯血空間102の上方壁101cを傾斜させて、
浮上した気泡が、この上方壁101cに沿って脱気口1
08に向かい、そこから容器体101外へ抜け出るよう
にも構成されている。
浮上した気泡が、この上方壁101cに沿って脱気口1
08に向かい、そこから容器体101外へ抜け出るよう
にも構成されている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような構造の従来の静脈リザーバー
100では、血液流入口105の小孔106群から貯血
空間102に流入する血液の一部がそのまま血液排出口
107へと向かい、血流の短絡化が生じ易く、そのた
め、血液排出口107から体外循環回路に帰還(流出)
する血液の中には、充分に除泡されないまま流出して行
くものも出て来て、全体として見たときには、除泡機能
が充分に行われないという欠点が生じる。
100では、血液流入口105の小孔106群から貯血
空間102に流入する血液の一部がそのまま血液排出口
107へと向かい、血流の短絡化が生じ易く、そのた
め、血液排出口107から体外循環回路に帰還(流出)
する血液の中には、充分に除泡されないまま流出して行
くものも出て来て、全体として見たときには、除泡機能
が充分に行われないという欠点が生じる。
また、貯血空間102の底部付近や脱気口108の付近
の領域T等に、局部的な血液滞留が生じ易いということ
も欠点の一つになっていた。
の領域T等に、局部的な血液滞留が生じ易いということ
も欠点の一つになっていた。
そのため、これらの問題点を改善した新しい貯血槽の出
現が強く要望されていた。
現が強く要望されていた。
本発明は、これら従来の貯血槽の持つ欠点を除去して、
除泡機能に優れ、局部的な血液滞留の発生も生じにくい
新規な貯血槽を提供することを目的とする。
除泡機能に優れ、局部的な血液滞留の発生も生じにくい
新規な貯血槽を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> このような目的は、下記の(1)〜(16)の本発明に
よって達成される。
よって達成される。
(1)内部に貯血空間を有する容器体と、この容器体の
左右の側部のうちの少なくとも一方の側部に設けられた
血液流入口と、前記容器体の下部に設けられた血液流入
口と、前記貯血空間に連通する前記容器体の上部に設け
られた、脱気口とを有することを特徴とする貯血槽。
左右の側部のうちの少なくとも一方の側部に設けられた
血液流入口と、前記容器体の下部に設けられた血液流入
口と、前記貯血空間に連通する前記容器体の上部に設け
られた、脱気口とを有することを特徴とする貯血槽。
(2)内部に第1貯血空間および第2貯血空間を有する
容器体と、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを区画す
る分離部と、前記第1貯血空間内に連通するように設け
られた血液流入口と前記第2貯血空間に連通するように
容器体の下部に設けられた血液流出口と、前記第1貯血
空間に連通するように前記容器体の下部に設けられた脱
気口とを有することを特徴とする貯血槽。
容器体と、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを区画す
る分離部と、前記第1貯血空間内に連通するように設け
られた血液流入口と前記第2貯血空間に連通するように
容器体の下部に設けられた血液流出口と、前記第1貯血
空間に連通するように前記容器体の下部に設けられた脱
気口とを有することを特徴とする貯血槽。
(3)前記血液流入口の先端部の端面を封止し、その周
側面に複数個の分数流小孔を形成した前記(1)または
(2)に記載の貯血槽。
側面に複数個の分数流小孔を形成した前記(1)または
(2)に記載の貯血槽。
(4)前記容器体は、可撓性である前記(1)〜(3)
のいずれかに記載の貯血槽。
のいずれかに記載の貯血槽。
(5)前記血液流入口は、前記容器体の一方の側部に設
けられ、前記血液流出口は、前記血液流入口を設けた側
部と対向する側部側の前記容器体の下部に設けられた前
記(1)、(3)または(4)に記載の貯血槽。
けられ、前記血液流出口は、前記血液流入口を設けた側
部と対向する側部側の前記容器体の下部に設けられた前
記(1)、(3)または(4)に記載の貯血槽。
(6)前記分離部は、可撓性の分離体であり、この分離
体に、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを連通する連
通開口部を設けた前記(2)、(3)または(4)に記
載の貯血槽。
体に、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを連通する連
通開口部を設けた前記(2)、(3)または(4)に記
載の貯血槽。
(7)前記第1貯血空間は、前記第2貯血空間の上方に
位置し、前記血液流入口は、前記容器体の一方の側部に
設けられた前記(2)、(3)、(4)または(6)に
記載の貯血槽。
位置し、前記血液流入口は、前記容器体の一方の側部に
設けられた前記(2)、(3)、(4)または(6)に
記載の貯血槽。
(8)前記連通開口部は、前記血液流入口が設けられた
側部と対向する他方の側部側の位置の分離体上に形成さ
れている前記(6)または(7)に記載の貯血槽。
側部と対向する他方の側部側の位置の分離体上に形成さ
れている前記(6)または(7)に記載の貯血槽。
(9)前記連通開口部が複数個の連通孔である前記
(6)〜(8)のいずれかに記載の貯血槽。
(6)〜(8)のいずれかに記載の貯血槽。
(10)前記複数個の連通孔は、前記分離体上の前記血
液流入口を設けた側部と対向する他方の側部側におい
て、両側方方向よりも上下方向に長い領域に分布してい
る前記(9)に記載の貯血槽。
液流入口を設けた側部と対向する他方の側部側におい
て、両側方方向よりも上下方向に長い領域に分布してい
る前記(9)に記載の貯血槽。
(11)前記血液流出口は、前記血液流入口の設けられ
た側部側の容器体下部に設けられた前記(7)〜(1
0)のいずれかに記載の貯血槽。
た側部側の容器体下部に設けられた前記(7)〜(1
0)のいずれかに記載の貯血槽。
(12)前記分離体内または分離体・容器体間の上方部
分に前記第2貯血空間用の中間脱気口を有する前記
(6)〜(11)のいずれかに記載の貯血槽。
分に前記第2貯血空間用の中間脱気口を有する前記
(6)〜(11)のいずれかに記載の貯血槽。
(13)前記中間脱気口は、スリット状である前記(1
2)に記載の貯血槽。
2)に記載の貯血槽。
(14)前記貯血空間の上部は、前記脱気口に向けて傾
斜している前記(1)〜(13)のいずれかに記載の貯
血槽。
斜している前記(1)〜(13)のいずれかに記載の貯
血槽。
(15)前記容器体は、2枚のシートを前記血液流入
口、血液流出口および脱気口を介してシールして形成さ
れる前記(1)〜(14)のいずれかに記載の貯血槽。
口、血液流出口および脱気口を介してシールして形成さ
れる前記(1)〜(14)のいずれかに記載の貯血槽。
(16)前記分離部は、シート体であり、前記容器体を
構成する2枚のシートに固着されており、このシート主
面方向からみた前記シート体の前記一方のシートとの固
着位置が、他方のシートとの固着位置よりも上方に位置
するように構成した前記(15)に記載の貯血槽。
構成する2枚のシートに固着されており、このシート主
面方向からみた前記シート体の前記一方のシートとの固
着位置が、他方のシートとの固着位置よりも上方に位置
するように構成した前記(15)に記載の貯血槽。
<作 用> このような構成に基く本発明の第1の作用は、患者から
脱血した血液を、例えば人工心肺回路から貯血槽へ流入
させる際に、その血液流入口を貯血槽の一方の側部に設
け、また血液流出口をこれと離れた貯血槽の下部に設け
ることにより、この血液流入口から血液流出口までの血
流行程が長く設定し易い構造となる。
脱血した血液を、例えば人工心肺回路から貯血槽へ流入
させる際に、その血液流入口を貯血槽の一方の側部に設
け、また血液流出口をこれと離れた貯血槽の下部に設け
ることにより、この血液流入口から血液流出口までの血
流行程が長く設定し易い構造となる。
同時に、上部に設けられた脱気口に血液流入口が近づく
ので、気泡が脱気口に達するまでの距離が短くなり、気
泡除去効率が向上する。さらに、この血液流入口から貯
血空間へ流れ込む血液の流れは、多方向に分散し、その
流れを穏やかなものにして、血液中に含まれている気泡
が自身の浮力により浮上する際の機会および時間が増加
し、しかも血流による気泡の巻きこみが少なくなり、こ
れによって気泡の上昇はより容易化する。
ので、気泡が脱気口に達するまでの距離が短くなり、気
泡除去効率が向上する。さらに、この血液流入口から貯
血空間へ流れ込む血液の流れは、多方向に分散し、その
流れを穏やかなものにして、血液中に含まれている気泡
が自身の浮力により浮上する際の機会および時間が増加
し、しかも血流による気泡の巻きこみが少なくなり、こ
れによって気泡の上昇はより容易化する。
この際、血液流入口は、側部の底部より上方に設けられ
るので局部的な血液滞留も少なくなる。
るので局部的な血液滞留も少なくなる。
また、本発明の第2の作用は、この第1の作用に加え
て、貯血槽の貯血空間を2つの貯血空間に分け、この2
つの小貯血空間を連通開口部で連通させることにより、
血液流入口から血液流出口へ流れる貯溜血液の流れを、
さらに穏やかな流れに変えて、血液中に混入している気
泡の浮上作用をより効率的にして、脱泡機能をさらに向
上させるようにしたことにある。
て、貯血槽の貯血空間を2つの貯血空間に分け、この2
つの小貯血空間を連通開口部で連通させることにより、
血液流入口から血液流出口へ流れる貯溜血液の流れを、
さらに穏やかな流れに変えて、血液中に混入している気
泡の浮上作用をより効率的にして、脱泡機能をさらに向
上させるようにしたことにある。
すなわち、第2の作用においては、患者からの脱血血液
に気泡が含まれているとき、血液流入口から貯血槽内の
第1貯血空間に導入された血液は、血液流入口に形成さ
れた分散流小孔群の存在により分散され、第1貯血空間
内での血液の流れは穏やかなものになる。
に気泡が含まれているとき、血液流入口から貯血槽内の
第1貯血空間に導入された血液は、血液流入口に形成さ
れた分散流小孔群の存在により分散され、第1貯血空間
内での血液の流れは穏やかなものになる。
第1貯血空間内での流れが激しくないため、血液中の気
泡が流れに巻き込まれずに自身の浮力により上昇し易く
なり、上昇した気泡が外方脱気孔から外部に排出され
る。
泡が流れに巻き込まれずに自身の浮力により上昇し易く
なり、上昇した気泡が外方脱気孔から外部に排出され
る。
また、第1貯血空間内を流れる血液は、分散流小孔群に
より分散されて貯血空間全体を流れるため、第1貯血空
間内における局部的な血液滞留が生じ難くなる。
より分散されて貯血空間全体を流れるため、第1貯血空
間内における局部的な血液滞留が生じ難くなる。
さらに、気泡が少なくなった血液が分離体の連通開口部
を通って第2貯血空間に導入され、ここで第1貯血空間
の場合と同様に除泡が行われる。
を通って第2貯血空間に導入され、ここで第1貯血空間
の場合と同様に除泡が行われる。
そして、第2貯血空間内で上昇した気泡は分離体の中間
脱気口を通って脱気口から排出される。
脱気口を通って脱気口から排出される。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本発明の貯血槽を詳細に説
明する。
明する。
説明に先立って、第14図に基き本発明の各貯血槽を適
用する人工心肺回路システムSについて概説する。
用する人工心肺回路システムSについて概説する。
このシステムSは、それぞれ公知の構成からなる人工肺
装置Lおよび血液循環用ポンプPをその基本構成とし、
回路系Cを用いて本発明の各貯血槽と連結した状態で使
用される。
装置Lおよび血液循環用ポンプPをその基本構成とし、
回路系Cを用いて本発明の各貯血槽と連結した状態で使
用される。
第1図は本発明の第1の態様における実施例の貯血槽1
0を示す正面図、第2図は第1図のII−II線断面図であ
る。
0を示す正面図、第2図は第1図のII−II線断面図であ
る。
この貯血槽10は、その内部に所定の貯溜容量を持つ貯
血空間12を有する可撓性の容器体11を主要部として
構成される。
血空間12を有する可撓性の容器体11を主要部として
構成される。
図示例では、第2図に示されるように、容器体11は、
2枚の例えば軟質塩化ビニル樹脂シートである容器体表
側シート11aおよび容器体裏側シート11bを重ね合
わせ、これらの四周を、例えば高周波融着手段を用いて
シールして、シール部Sを形成した構造のものとして形
成される。
2枚の例えば軟質塩化ビニル樹脂シートである容器体表
側シート11aおよび容器体裏側シート11bを重ね合
わせ、これらの四周を、例えば高周波融着手段を用いて
シールして、シール部Sを形成した構造のものとして形
成される。
そして、容器体11の第1図右側に位置する側縁部11
cには、例えば高さ方向のほぼ中央の位置に、患者から
の脱血血液を貯血空間12に導入するための血液流入口
15が、シート11a、11b間に挾持一体化されてい
る。
cには、例えば高さ方向のほぼ中央の位置に、患者から
の脱血血液を貯血空間12に導入するための血液流入口
15が、シート11a、11b間に挾持一体化されてい
る。
この血液流入口15は、その先端部15aが貯血空間1
2に突出するような構造で設置され、しかも、先端部1
5aの端面が閉塞されたチューブ状部材(例えば、内径
12.5mm、外径17mm)として形成されるとともに、
その後端部15bが前述の人工心肺回路システムSの回
路系Cに連通するように構成される。
2に突出するような構造で設置され、しかも、先端部1
5aの端面が閉塞されたチューブ状部材(例えば、内径
12.5mm、外径17mm)として形成されるとともに、
その後端部15bが前述の人工心肺回路システムSの回
路系Cに連通するように構成される。
この場合、先端部15aの周側面には、多方向に向いた
複数個の分散流小孔166が設けられ、この分散流小孔
16の存在ないし作用により、血液流入口15を流れて
来る脱血血液の流れが多方向に拡散し、穏やかな流れと
して貯血空間12内を流れ得るように構成する。
複数個の分散流小孔166が設けられ、この分散流小孔
16の存在ないし作用により、血液流入口15を流れて
来る脱血血液の流れが多方向に拡散し、穏やかな流れと
して貯血空間12内を流れ得るように構成する。
そのため、この分散流小孔16の直径は、2mm〜5mmの
範囲内、例えば3.5mm程度に設定されるのが好まし
く、その設置数は、4個〜24個の範囲内(例えば、同
方向に8列、16個)に設定されるのが好ましい。
範囲内、例えば3.5mm程度に設定されるのが好まし
く、その設置数は、4個〜24個の範囲内(例えば、同
方向に8列、16個)に設定されるのが好ましい。
一方、貯血空間12の下部の前記容器体11の底縁部1
1dには、前述の血液流入口15を配置した側縁部11
cに対向する左側の側縁部11e側、特にその近傍に位
置する個所に、チューブ状(例えば、内径10mm、外径
14mm)の血液流出口17が設けられている。
1dには、前述の血液流入口15を配置した側縁部11
cに対向する左側の側縁部11e側、特にその近傍に位
置する個所に、チューブ状(例えば、内径10mm、外径
14mm)の血液流出口17が設けられている。
この血液流出口17は、貯血空間12内において除泡さ
れた血液を人工心肺回路システムSの回路系Cへ排出す
るためのものである。
れた血液を人工心肺回路システムSの回路系Cへ排出す
るためのものである。
そして、血液流入口15との関係位置は、血液流入口1
5の分散流小孔16から血液流出口17へ向う脱血血液
の流れ行程を長くして、血液中に含まれている気泡が自
身の持つ浮力によって浮上し得る機会をより多く(時間
的に永く)する意図で決定されたものである。
5の分散流小孔16から血液流出口17へ向う脱血血液
の流れ行程を長くして、血液中に含まれている気泡が自
身の持つ浮力によって浮上し得る機会をより多く(時間
的に永く)する意図で決定されたものである。
なお、容器体11の貯血空間12の内法巾をL、 血液流入口15の先端部15aの貯血空間12への水平
方向突出距離をL1、 血液流出口17と側縁部11eからの水平距離をL2、 貯血空間12の最大高さをH、 血液流入口15の先端部15aの高さをH1としたと
き、この目的に適合するようにするには、例えば下記の
ように設定するのが好ましい。
方向突出距離をL1、 血液流出口17と側縁部11eからの水平距離をL2、 貯血空間12の最大高さをH、 血液流入口15の先端部15aの高さをH1としたと
き、この目的に適合するようにするには、例えば下記の
ように設定するのが好ましい。
L1/L=0.1〜0.5、 特に0.1〜0.3、 L2/L=.1〜0.5、 特に0.1〜0.3、 H1/H=0〜0.8、 特に0.3〜0.6、 L=5〜30cm、 H=5〜30cm このような構成の第1実施例の貯血槽10は、第15図
に示される従来構造のものに比べて、血液流入口15の
先端部15aの突出量を大きくすることなく、所望の除
泡機能を達成するのに必要な先端部15aの高さ位置を
確保し得るので、容器体11をより小さく構成すること
が可能になるという効果を奏する。
に示される従来構造のものに比べて、血液流入口15の
先端部15aの突出量を大きくすることなく、所望の除
泡機能を達成するのに必要な先端部15aの高さ位置を
確保し得るので、容器体11をより小さく構成すること
が可能になるという効果を奏する。
また、貯血空間12の上部である前記容器体11の上縁
部11fの好ましくは最高点個所には、貯血空間12内
の血液中から除泡された空気を外方へ排出するための脱
気口18が設置されている。
部11fの好ましくは最高点個所には、貯血空間12内
の血液中から除泡された空気を外方へ排出するための脱
気口18が設置されている。
この場合、脱気口18はベントラインチューブとして構
成され、また、容器体11の上縁部11fの内面は、予
め、最高点個所である脱気口18に向って下方から傾斜
して行くように形成される。
成され、また、容器体11の上縁部11fの内面は、予
め、最高点個所である脱気口18に向って下方から傾斜
して行くように形成される。
この傾斜面の角度は、血液中から除泡された空気がこの
面に沿って脱気口18に向い得るような角度に設定され
るが、その範囲は30゜〜60゜に設定するのが好まし
い。
面に沿って脱気口18に向い得るような角度に設定され
るが、その範囲は30゜〜60゜に設定するのが好まし
い。
第3図ないし第13図には、本発明の第2の態様におけ
る他の実施例の貯血槽10が示される。
る他の実施例の貯血槽10が示される。
これらの貯血槽10は、いずれも、第1の実施例の場合
と同様に、容器体表側シート11aと容器体シート11
bを各縁部11c〜11fにて、シールして、シール部
Sを形成した容器体11を有する。
と同様に、容器体表側シート11aと容器体シート11
bを各縁部11c〜11fにて、シールして、シール部
Sを形成した容器体11を有する。
また、第1の実施例と同様、容器体11の側部に血液流
入口15を設け、容器体11の下部に血液流出口17を
設け、容器体11の上部に脱気口18を設けている。
入口15を設け、容器体11の下部に血液流出口17を
設け、容器体11の上部に脱気口18を設けている。
血液流入口15については、後端部15bにて体外循環
回路と連通すればその先端部15a形状については特に
制限はないが、第1の実施例と同様、図示のように、先
端部15aの端面を封止し、その周側面に分散微小孔1
6を形成することが好ましい。
回路と連通すればその先端部15a形状については特に
制限はないが、第1の実施例と同様、図示のように、先
端部15aの端面を封止し、その周側面に分散微小孔1
6を形成することが好ましい。
このような場合、第1の実施例と異る点は、第4図に示
されるように、容器体11の容器体表側シート11aお
よび容器体裏側シート11bの内面に、可撓性のシート
体から形成した分離体14をシール固着して、分離部と
した点である。
されるように、容器体11の容器体表側シート11aお
よび容器体裏側シート11bの内面に、可撓性のシート
体から形成した分離体14をシール固着して、分離部と
した点である。
この分離体14により、貯血空間12の内部は、上下2
つの第1貯血空間13Aおよび第2貯血空間13Bに区
画されている。
つの第1貯血空間13Aおよび第2貯血空間13Bに区
画されている。
すなわち、この分離体14は、柔軟な合成樹脂材料のシ
ート体によって形成され、例えば高周波融着手段を用い
て、その上縁部分を容器体裏側シート11bの内面に、
下縁部分を容器体表側シート11aの内面に、その側縁
部分をシート11a、11b間にシールして、シール部
Sを形成して固着されている。
ート体によって形成され、例えば高周波融着手段を用い
て、その上縁部分を容器体裏側シート11bの内面に、
下縁部分を容器体表側シート11aの内面に、その側縁
部分をシート11a、11b間にシールして、シール部
Sを形成して固着されている。
そして、第4図に示されるように、前記血液流入口15
と血液流出口17とを分断するように、貯血空間12を
第1貯血空間13Aと第2貯血空間13Bとの2つの区
画に分離している。
と血液流出口17とを分断するように、貯血空間12を
第1貯血空間13Aと第2貯血空間13Bとの2つの区
画に分離している。
また、表側シート11aの主面方向からみたとき、分離
体14の裏側シート11bとの固着位置は、表側シート
11aとの固着位置よりも上方に位置するよう分離体1
4は斜めに設置されている。
体14の裏側シート11bとの固着位置は、表側シート
11aとの固着位置よりも上方に位置するよう分離体1
4は斜めに設置されている。
これにより、ある程度の容量変化に対しても分離体の変
形ないし歪みが少なくなり、一定の貯血空間を形成でき
る。
形ないし歪みが少なくなり、一定の貯血空間を形成でき
る。
また、第3図の場合には、分離体14の平面形状は、分
離体14の側方方向の血液流入口15を設けた側部と対
向する側部側の端部が、血液流入口15側の端部よりも
広くなるように設定されている。
離体14の側方方向の血液流入口15を設けた側部と対
向する側部側の端部が、血液流入口15側の端部よりも
広くなるように設定されている。
なお、分離体14は、軟質塩化ビニル樹脂シート等から
形成することがより好ましい。
形成することがより好ましい。
このような構成にて、血液流入口15を設けた側部と対
向する側縁部11eに近接した分離体14の下方には、
第1血液空間13Aと第2貯血空間13Bとを連通する
ための連通開口部19が設けられている。
向する側縁部11eに近接した分離体14の下方には、
第1血液空間13Aと第2貯血空間13Bとを連通する
ための連通開口部19が設けられている。
この連通開口部19は、血液流入口15から血液流出口
17へ向う脱血血液を、これらの連通開口部19を通過
させることによってその流れ行程が長くなるようにな
し、しかも、第1貯血空間13Aから第2貯血空間13
Bに流れ込む時の血液流の速度を制限して、第1および
第2貯血空間13A、13B内での血液の流れを穏やか
なものにして、血液中に含まれた気泡が、自身の持つ浮
力によって浮上し得る機会をより多く、かつ、時間的に
より長いものにするために設置されている。
17へ向う脱血血液を、これらの連通開口部19を通過
させることによってその流れ行程が長くなるようにな
し、しかも、第1貯血空間13Aから第2貯血空間13
Bに流れ込む時の血液流の速度を制限して、第1および
第2貯血空間13A、13B内での血液の流れを穏やか
なものにして、血液中に含まれた気泡が、自身の持つ浮
力によって浮上し得る機会をより多く、かつ、時間的に
より長いものにするために設置されている。
このような目的を有効に達成するためには、連通開口部
19は、血液流入口15が設けられた側縁部11cと対
向する側縁部11e側、特にその近傍に設けられること
が好ましい。
19は、血液流入口15が設けられた側縁部11cと対
向する側縁部11e側、特にその近傍に設けられること
が好ましい。
また、血液流出口17を血液流入口15が設けられた側
縁部11c側、特にその近傍に設ければ、このような目
的はより一層有効に達成される。
縁部11c側、特にその近傍に設ければ、このような目
的はより一層有効に達成される。
このような場合、 容器体11の貯血空間内の両側方方向内法巾をL、 血液流入口15の先端部15aの側縁部11cからの突
出水平L1、 血液流出口17の、血液流入口15を設けない側縁部1
1eからの水平距離をL2、 分離シート14上に設けられる連通開口部19の側縁部
11eからの側方方向開口最大距離をL3、 貯血空間12の最大高さをH、 血液流入口15aの空出高さをH1、 連通開口部中心位置と血液流入口15の先端部15aと
の高さ差をH2(第3図参照)としたとき、例えば下記
のように設定することが好ましい。
出水平L1、 血液流出口17の、血液流入口15を設けない側縁部1
1eからの水平距離をL2、 分離シート14上に設けられる連通開口部19の側縁部
11eからの側方方向開口最大距離をL3、 貯血空間12の最大高さをH、 血液流入口15aの空出高さをH1、 連通開口部中心位置と血液流入口15の先端部15aと
の高さ差をH2(第3図参照)としたとき、例えば下記
のように設定することが好ましい。
L1/L=0.1〜0.5、 特に0.1〜0.3、 L2/L=0.5〜1.0、(但し1.0は除く) 特に0.7〜0.9、 L3/L=0.1〜0.5、 特に0.1〜0.2、 H1/H=0〜0.8、 特に0.3〜0.6、 H2/H=0〜0.6、 特に0〜0.3、 L=5〜30cm、 H=5〜30cm 次に、各図に示される例に採用された連通開口部19に
ついて説明する。
ついて説明する。
第3図に示される例では、この連通開口部19は、高さ
方向に4個、両側方方向に2個の配置で配列された計8
個の円形状の連通孔195として形成されている。
方向に4個、両側方方向に2個の配置で配列された計8
個の円形状の連通孔195として形成されている。
また、第5図に示される例では、高さ方向に3個、両側
方方向に4個の配置で配列された計12個の連通孔19
5として形成されている。
方方向に4個の配置で配列された計12個の連通孔19
5として形成されている。
また、第6図に示される例では、1個のほぼ円形状の連
通孔19として形成されている。
通孔19として形成されている。
また第8図に示される例では連通開口部19をシールし
ないことにより、ほぼ矩形状のスリット191として形
成されている。
ないことにより、ほぼ矩形状のスリット191として形
成されている。
さらに、第7図および第13図に示される例でも、複数
のほぼ円形状の連通孔195として形成されている。
のほぼ円形状の連通孔195として形成されている。
このような場合、第1貯血空間13Aから第2貯血空間
13Bへの気泡の流入をより効率的に阻止するために
は、連通開口部19は、複数の連通開孔195から形成
することが好ましい。
13Bへの気泡の流入をより効率的に阻止するために
は、連通開口部19は、複数の連通開孔195から形成
することが好ましい。
そして、各連通孔195の直径を1mm〜5mmの範囲内に
設定することが好ましく、また、その設置数を、5個〜
20個、総面積を100〜300mm2の範囲内に設定す
るのが好ましい。
設定することが好ましく、また、その設置数を、5個〜
20個、総面積を100〜300mm2の範囲内に設定す
るのが好ましい。
その理由は、各々の連通孔195の直径が大き過ぎると
気泡流入阻止効果がなく、小さすぎると圧力損失が大き
くなって溶血を招く恐れを生じるからである。
気泡流入阻止効果がなく、小さすぎると圧力損失が大き
くなって溶血を招く恐れを生じるからである。
さらに、複数の連通孔195の分布領域は、第3図、第
13図に示されるように、両側方方向(水平方向)に広
い領域よりは、高さ方向に広い領域の方が好ましい。
13図に示されるように、両側方方向(水平方向)に広
い領域よりは、高さ方向に広い領域の方が好ましい。
これにより、L3/Lを大きくでき、気泡流入阻止効果
が向上するからである。
が向上するからである。
なお、連通開口部19の形成に当っては、それぞれの連
通開口部に相当する部分を例えばプレス加工等によって
所定の大きさ、形状に打抜くなどして形成すればよい。
通開口部に相当する部分を例えばプレス加工等によって
所定の大きさ、形状に打抜くなどして形成すればよい。
また、複数の連通孔195の配置は、第3図に示される
ように格子状としても、第13図に示されるように千鳥
状としてもよい。
ように格子状としても、第13図に示されるように千鳥
状としてもよい。
他方、分離体14あるいは分離体14・容器体裏側シー
ト11b間には、中間脱気口20が形成されている。
ト11b間には、中間脱気口20が形成されている。
第3図に示される例では、前記のとおり、分離体14
を、血液流入口15側と反対側が広巾となるシート体か
ら形成しているが、この分離体14の血液流入口15と
反対側の広巾端部が最高点に位置し、この位置にシール
を行わないスリット状の開口が設けられ中間脱気口20
が形成されている。
を、血液流入口15側と反対側が広巾となるシート体か
ら形成しているが、この分離体14の血液流入口15と
反対側の広巾端部が最高点に位置し、この位置にシール
を行わないスリット状の開口が設けられ中間脱気口20
が形成されている。
この中間脱気口20は、プライミング時のエアー抜きの
ためと、第2貯血空間13B内において血液中からの除
泡が行われた際に、その除泡された空気を先ず第1貯血
空間13A内に上昇させ、その後、前述の脱気口18を
介して貯血槽10外へ排出するためのものである。
ためと、第2貯血空間13B内において血液中からの除
泡が行われた際に、その除泡された空気を先ず第1貯血
空間13A内に上昇させ、その後、前述の脱気口18を
介して貯血槽10外へ排出するためのものである。
従って、分離体14・裏側シート11b間の最高点個所
に位置する中間脱気口20に向う傾斜角度は、第2小貯
血空間13B内にある血液中から除泡された空気が、こ
の傾斜面に沿って中間脱気口20に向い得るような角
度、好ましくは30゜〜60゜に設定する。
に位置する中間脱気口20に向う傾斜角度は、第2小貯
血空間13B内にある血液中から除泡された空気が、こ
の傾斜面に沿って中間脱気口20に向い得るような角
度、好ましくは30゜〜60゜に設定する。
中間脱気口20は、第3図に示されるように、特に容器
体シートと分離体との間の非シール部としてスリット状
に形成することが好ましい。
体シートと分離体との間の非シール部としてスリット状
に形成することが好ましい。
このようにスリット状に構成された中間脱気口20は、
例えばプライミング時に、エア抜きのため、第2貯血空
間13Bに圧力が加わると、第9図に示されるように、
この中間脱気口20は開口して、第2貯血空間13Bか
らの気泡が第1貯血空間13A側に上昇し得るようにな
る。
例えばプライミング時に、エア抜きのため、第2貯血空
間13Bに圧力が加わると、第9図に示されるように、
この中間脱気口20は開口して、第2貯血空間13Bか
らの気泡が第1貯血空間13A側に上昇し得るようにな
る。
そして、血液循環時は、流入側である第1貯血空間13
Aの圧力により、第10図に示されるように閉止し、血
液の流れを阻止する。
Aの圧力により、第10図に示されるように閉止し、血
液の流れを阻止する。
ただし、第2貯血空間13B内の気泡が、この中間脱気
口20を設けた最高点部分に集まり、一定体積の気泡に
成長すると、その圧力によりスリットが開口し、気泡は
第1貯血空間13Aを経て脱気口18から系外に出る。
口20を設けた最高点部分に集まり、一定体積の気泡に
成長すると、その圧力によりスリットが開口し、気泡は
第1貯血空間13Aを経て脱気口18から系外に出る。
なお、第5図に示される中間脱気口20は、第3図に示
される非シール部をさらに矩形に切欠いてスリット状と
したものである。
される非シール部をさらに矩形に切欠いてスリット状と
したものである。
また、第6図、第7図および第8図に示される例では、
分離板18を両側方向中央部が広巾のシート体とし、こ
の中央部最高位置をシールせず、しかもこの部分を円弧
上に切欠き、スリット状としたものである。
分離板18を両側方向中央部が広巾のシート体とし、こ
の中央部最高位置をシールせず、しかもこの部分を円弧
上に切欠き、スリット状としたものである。
いずれの場合も、第2貯血空間13B内の気泡が上昇し
うるように、分離体14と容器体裏側シート11bのシ
ート部Sは、この中間脱気口20に向って上方に傾斜し
ており、この最高位置に非シール部のスリット状の中間
脱気口20が設けられている。
うるように、分離体14と容器体裏側シート11bのシ
ート部Sは、この中間脱気口20に向って上方に傾斜し
ており、この最高位置に非シール部のスリット状の中間
脱気口20が設けられている。
なお、場合によっては、中間脱気口18は、スリット状
の切れ目ないし小開口として、分離体14の最高位置付
近に設けてもよい。
の切れ目ないし小開口として、分離体14の最高位置付
近に設けてもよい。
なお、脱気口18は、第3図、第5図および第13図に
示される例では、血液流入口15と反対側に設けられて
いる。一方、第6図、第7図および第8図に示される例
では、血液流入口15と同じ側に設けられている。
示される例では、血液流入口15と反対側に設けられて
いる。一方、第6図、第7図および第8図に示される例
では、血液流入口15と同じ側に設けられている。
このように、脱気口18の設置位置には、特に制限はな
い。これは、前述のとおり、気泡の上昇のため、貯血空
間は脱気口18に向けて傾斜した上縁部をもつことが好
ましく、この傾斜部は、容器体の巾方向(両側方方向)
内法寸法の半分以上あればよいからである。
い。これは、前述のとおり、気泡の上昇のため、貯血空
間は脱気口18に向けて傾斜した上縁部をもつことが好
ましく、この傾斜部は、容器体の巾方向(両側方方向)
内法寸法の半分以上あればよいからである。
なお、第13図に示される例では、容器体11の側方、
血液流入口15の上部にカーディオトミーライン流入口
25が、また、容器体11の上方、脱気口18に近接し
て薬液注入口24が設けられている。
血液流入口15の上部にカーディオトミーライン流入口
25が、また、容器体11の上方、脱気口18に近接し
て薬液注入口24が設けられている。
以上、本発明の好適実施例について述べてきたが、第1
の態様においては、容器体の少なくとも一方の側部に血
液流入口が存在し、その下部に血液流出口が存在すれば
よく、その際種々の構成が可能である。
の態様においては、容器体の少なくとも一方の側部に血
液流入口が存在し、その下部に血液流出口が存在すれば
よく、その際種々の構成が可能である。
また、第2の態様では、容器体内に分離部が存在し、こ
の分離部によって形成される一方の貯血空間に血液流入
口と脱気口とが接続され、他方の貯血空間に血液流出口
が接続されていればよく、その際種々の構成が可能であ
る。
の分離部によって形成される一方の貯血空間に血液流入
口と脱気口とが接続され、他方の貯血空間に血液流出口
が接続されていればよく、その際種々の構成が可能であ
る。
さらには、以上では、可撓性の貯血槽について述べてき
たが、場合によっては本発明を可撓性を有しない貯血槽
に適用することもでき、その際、血液流入口、血液流出
口等の配置位置、分離部の構造等は上記に準じ種々変更
可能である。
たが、場合によっては本発明を可撓性を有しない貯血槽
に適用することもでき、その際、血液流入口、血液流出
口等の配置位置、分離部の構造等は上記に準じ種々変更
可能である。
<実験例> 次に、本発明に係る血液槽の具体例と、これと同条件で
作成した従来構造の比較例とを用いて、本発明の奏する
効果ないし有用性を説明する。
作成した従来構造の比較例とを用いて、本発明の奏する
効果ないし有用性を説明する。
実験例1 [本発明の具体例1] 先ず、軟質塩化ビニル樹脂シートを用いて、第5図に示
される構造の、容量1000cc、最大血液循環量6/
minの貯血槽10を作製した。
される構造の、容量1000cc、最大血液循環量6/
minの貯血槽10を作製した。
この場合、血液流入口15および血液流出口17は、軟
質塩化ビニル樹脂材料をもって各々の内径が10mmにな
るように形成した。
質塩化ビニル樹脂材料をもって各々の内径が10mmにな
るように形成した。
そして、血液流入口15は、貯血槽10の側壁部11c
に対し水平方向から第1小貯血空間13A内に40mmだ
け突出するような状態に設置し、その先端部15aの側
周に設置される分散流小孔16は、直径3mmのものを等
間隔に16個形成した。
に対し水平方向から第1小貯血空間13A内に40mmだ
け突出するような状態に設置し、その先端部15aの側
周に設置される分散流小孔16は、直径3mmのものを等
間隔に16個形成した。
なお、血液流出口17は図示のように底壁部11dの右
端近傍に設置した。
端近傍に設置した。
また、分離体14は、軟質塩化ビニル樹脂シートを用い
て右端の縦幅が40mmで、左端の縦幅50mmになるよう
に設定し、その左端領域に、各々の直径が5mmの複数の
連通孔195を12個形成した。
て右端の縦幅が40mmで、左端の縦幅50mmになるよう
に設定し、その左端領域に、各々の直径が5mmの複数の
連通孔195を12個形成した。
なお、この例では、 L=160mm L1=40mm L2=110mm L3=40mm H=230mm H1=110mm H2=35mm に設定してある。
このものを貯血槽Aとする。
[比較例] 比較例の貯血槽100は、軟質塩化ビニル樹脂シートを
用い、第15図に示さるような、単一の貯血空間102
を有する容器体101を主要部として、容量1000c
c、最大血液循環量6/minのものとして構成した。
用い、第15図に示さるような、単一の貯血空間102
を有する容器体101を主要部として、容量1000c
c、最大血液循環量6/minのものとして構成した。
この場合、前記血液流入口15に相当する血液流入チュ
ーブ105は、軟質塩化ビニル樹脂材料をもって内径1
0mmのものとして形成され、貯血槽100の底壁部から
単一の貯血空間102内へ110mmだけ突出するように
設けられている。
ーブ105は、軟質塩化ビニル樹脂材料をもって内径1
0mmのものとして形成され、貯血槽100の底壁部から
単一の貯血空間102内へ110mmだけ突出するように
設けられている。
そして、その先端部105aには、開口直径3mmの小孔
106がチューブの周側面に対称形に16個形成され
る。
106がチューブの周側面に対称形に16個形成され
る。
また、血液流出チューブ107は軟質塩化ビニル樹脂材
料をもって内径10mmのものとして形成され、前記血液
流入チューブ105と並列的に設置されている。
料をもって内径10mmのものとして形成され、前記血液
流入チューブ105と並列的に設置されている。
そして、脱気口18に相当する脱気チューブ108や単
一貯血空間102の上壁部101cの形状は、本発明の
具体例と同様に形成されている。
一貯血空間102の上壁部101cの形状は、本発明の
具体例と同様に形成されている。
これを貯血槽Bとする。
[本発明の具体例2] 上記貯血槽A、Bと同様に、第1図に示される分離体1
4を有さず、血液流入口15を側部に有する貯血槽Cを
作製した。
4を有さず、血液流入口15を側部に有する貯血槽Cを
作製した。
この場合 L=160mm L1=50mm H=230mm H1=110mm である。
[貯血槽内での滞留比較結果] 実験回路に貯血槽A〜Cそれぞれ接続し、実験回路に4
/minの試験水を循環させるとともに、貯血槽60・
100の手前個所に接続したルアーポート付きコネクタ
ー(図示せず)から、黒インクを実験回路中に流してそ
の滞留現象を比較観察した。
/minの試験水を循環させるとともに、貯血槽60・
100の手前個所に接続したルアーポート付きコネクタ
ー(図示せず)から、黒インクを実験回路中に流してそ
の滞留現象を比較観察した。
比較例では、第15図の斜線部分Tの範囲に滞留が観察
されたが、本発明の具体例1、2では殆ど滞留が観察さ
れなかった。
されたが、本発明の具体例1、2では殆ど滞留が観察さ
れなかった。
[除泡機能] 実験回路に貯血槽A〜Cをそれぞれ接続し、牛血を4
/minで循環させるとともに、貯血槽60・100の手
前個所に接続したルアーポート付きコネクターから、空
気を100cc/minの流量で実験回路中に注入した。
/minで循環させるとともに、貯血槽60・100の手
前個所に接続したルアーポート付きコネクターから、空
気を100cc/minの流量で実験回路中に注入した。
そして、前述した超音波気泡検出装置を各貯血槽A〜C
の血液流出口(前述の17、107)に設置して、この
流出口を通過する気泡の大きさおよび数を測定した。
の血液流出口(前述の17、107)に設置して、この
流出口を通過する気泡の大きさおよび数を測定した。
この測定結果は、下記表1の通りである。
この表1の結果からも明らかなように、本発明の除泡機
能は、従来構成である比較例に比べて大幅に向上したも
のとなっている。
能は、従来構成である比較例に比べて大幅に向上したも
のとなっている。
また、本発明の貯血槽では槽内の貯血空間の容量を大き
くする必要がないので、この面においても従来例より優
れたものになっている。
くする必要がないので、この面においても従来例より優
れたものになっている。
これによって本発明の有効性を確認することができた。
実験例2 次に、前述した各実施例に用いた分離体14の連通開口
部19に関し、代表例を挙げてその仕様および下記の実
験により確認された性能を示す。
部19に関し、代表例を挙げてその仕様および下記の実
験により確認された性能を示す。
第7図および第8図に示される実施例の貯血槽10の各
々の連通開口部19を次のように設定し、下記の実験方
法を用いてそれぞれの除泡機能を測定した。
々の連通開口部19を次のように設定し、下記の実験方
法を用いてそれぞれの除泡機能を測定した。
第7図に示される貯血槽Dの場合、連通開口部19のス
リットを15mm×30mmの矩形開口に形成した。
リットを15mm×30mmの矩形開口に形成した。
第8図に示される貯血槽Eの場合、連通開口部11の複
数連通孔を、直径6mmの連通孔195を10個、10mm
間隔で千鳥状に3段にわたって形成した。
数連通孔を、直径6mmの連通孔195を10個、10mm
間隔で千鳥状に3段にわたって形成した。
[実験方法] 実験回路に各貯血槽10を接続し、プライミング量10
00ccとし、牛血を、、4/minの速さで循環させる
とともに、各貯血槽10の手前個所に接続したルアーポ
ート付きコネクター(図示せず)から、空気を50cc/
10sec(300cc/min)の流量で実験回路中に注入す
る。
00ccとし、牛血を、、4/minの速さで循環させる
とともに、各貯血槽10の手前個所に接続したルアーポ
ート付きコネクター(図示せず)から、空気を50cc/
10sec(300cc/min)の流量で実験回路中に注入す
る。
そして、図示しない超音波気泡検出装置(Hatteland Bd
100 system)を各貯血槽10の血液流出口17に設置し
て、この血液流出口17を通過する気泡の大きさおよび
数を測定した。
100 system)を各貯血槽10の血液流出口17に設置し
て、この血液流出口17を通過する気泡の大きさおよび
数を測定した。
その結果、表2に示されるような測定結果が得られた。
表2に示される結果から、連通開口部191は、連通孔
195を複数個配設したものが好ましいことがわかる。
195を複数個配設したものが好ましいことがわかる。
実験例3 複数の連通孔195を有する場合、連通開口部19の連
通孔195の分布の違いが除泡機能にどのように関係す
るかを、実験した。
通孔195の分布の違いが除泡機能にどのように関係す
るかを、実験した。
両貯血槽とも、直径6mmの連通孔を8個設けた例で実験
を行ったが、この場合の複数連通孔19は、 [貯血槽Fの場合] 第11図に示されるように、8個の連通孔を高さ方向に
長い領域に千鳥型に2列4段。
を行ったが、この場合の複数連通孔19は、 [貯血槽Fの場合] 第11図に示されるように、8個の連通孔を高さ方向に
長い領域に千鳥型に2列4段。
[貯血槽Gの場合] 第12図に示されるように、8個の連通孔を両側方向に
長い領域に千鳥型に4列2段。
長い領域に千鳥型に4列2段。
という分布状態で形成た。
プライミング量1000ccにて牛血を4/minで循環
し、空気注入量を100cc/10sec(600cc/min)と
して、実験例と同様の実験方法を利用してそれぞれの除
泡機能を測定した。
し、空気注入量を100cc/10sec(600cc/min)と
して、実験例と同様の実験方法を利用してそれぞれの除
泡機能を測定した。
その結果、表2に示される測定結果が得られた。
表3に示される結果から、高さ方向に長く分布した貯血
槽Eの方が除泡機能が高いことがわかる。
槽Eの方が除泡機能が高いことがわかる。
以上、図示の数実施例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範
囲内で、種々変形実施し得ることができることを付記す
る。
れに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範
囲内で、種々変形実施し得ることができることを付記す
る。
<発明の効果> 以上述べた通り、本発明によれば、除泡機能に優れ、局
部的な血液滞留の発生も生じにくい新規な貯血槽を実現
することが可能となる。
部的な血液滞留の発生も生じにくい新規な貯血槽を実現
することが可能となる。
第1図は、本発明の実施例を示す正面図である。 第2図は、第1図のII−II線断面図である。 第3図は、本発明の他の実施例を示す正面図であり、第
4図、第3図のIV−IV線断面図である。 第5図〜第8図は、それぞれ本発明の別の実施例を示す
正面図である。 第9図および第10図は、それぞれ、第5A図における
中間脱気口の作用を説明するための部分横断面図であ
る。 第11図および第12図は、それぞれ複数の連通孔を連
通開口部としたときの連通孔の分布を説明するための部
分正面図である。 第13図は、本発明のさらに別の実施例を示す正面図で
ある。 第14図は本発明の貯血槽を適用する人工心肺回路シス
テムの一例を示す模式図である。 第15図は従来例の貯血槽の構造を示す正面図である。 符号の説明 10、100……貯血槽 11……容器体 11a……容器体表側シート 11b……容器体裏側シート 11c、11e……側縁部 11d……底縁部 11f……上縁部 12……貯血空間 13A……第1貯血空間 13B……第2貯血空間 14……分離体 14a……上縁部分 14b……下縁部分 15……血液流入口 15a……先端部 15b……後端部 16……分散流小孔 17……血液流出口 18……脱気口 19……連通開口部 191……スリット 195……連通孔 20……中間脱気口 S……人工心肺回路システム L……人工肺装置 P……血液循環用ポンプ C……回路系 S……シール部
4図、第3図のIV−IV線断面図である。 第5図〜第8図は、それぞれ本発明の別の実施例を示す
正面図である。 第9図および第10図は、それぞれ、第5A図における
中間脱気口の作用を説明するための部分横断面図であ
る。 第11図および第12図は、それぞれ複数の連通孔を連
通開口部としたときの連通孔の分布を説明するための部
分正面図である。 第13図は、本発明のさらに別の実施例を示す正面図で
ある。 第14図は本発明の貯血槽を適用する人工心肺回路シス
テムの一例を示す模式図である。 第15図は従来例の貯血槽の構造を示す正面図である。 符号の説明 10、100……貯血槽 11……容器体 11a……容器体表側シート 11b……容器体裏側シート 11c、11e……側縁部 11d……底縁部 11f……上縁部 12……貯血空間 13A……第1貯血空間 13B……第2貯血空間 14……分離体 14a……上縁部分 14b……下縁部分 15……血液流入口 15a……先端部 15b……後端部 16……分散流小孔 17……血液流出口 18……脱気口 19……連通開口部 191……スリット 195……連通孔 20……中間脱気口 S……人工心肺回路システム L……人工肺装置 P……血液循環用ポンプ C……回路系 S……シール部
Claims (2)
- 【請求項1】内部に貯血空間を有する容器体と、この容
器体の左右の側部のうちの少なくとも一方の側部に設け
られた血液流入口と、前記容器体の下部に設けられた血
液流出口と、前記貯血空間に連通するように前記容器体
の上部に設けられた脱気口とを有することを特徴とする
貯血槽。 - 【請求項2】内部に第1貯血空間および第2貯血空間を
有する容器体と、前記第1貯血空間と第2貯血空間とを
区画する分離部と、前記第1貯血空間内に連通するよう
に設けられた血液流入口と前記第2貯血空間に連通する
ように容器体の下部に設けられた血液流出口と、前記第
1貯血空間に連通するように前記容器体の下部に設けら
れた脱気口とを有することを特徴とする貯血槽。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP63311590A JPH0622614B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-12-09 | 貯血槽 |
US07/366,731 US4976708A (en) | 1988-06-21 | 1989-06-15 | Blood reservoir |
CA000603386A CA1304644C (en) | 1988-06-21 | 1989-06-20 | Blood reservoir |
AU36674/89A AU622454B2 (en) | 1988-06-21 | 1989-06-20 | Blood reservoir |
EP89111296A EP0350675B1 (en) | 1988-06-21 | 1989-06-21 | Blood reservoir |
DE8989111296T DE68905249T2 (de) | 1988-06-21 | 1989-06-21 | Blutbehaelter. |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15302088 | 1988-06-21 | ||
JP63-153020 | 1988-06-21 | ||
JP63311590A JPH0622614B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-12-09 | 貯血槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0298364A JPH0298364A (ja) | 1990-04-10 |
JPH0622614B2 true JPH0622614B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=26481757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63311590A Expired - Lifetime JPH0622614B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-12-09 | 貯血槽 |
Country Status (6)
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EP (1) | EP0350675B1 (ja) |
JP (1) | JPH0622614B2 (ja) |
AU (1) | AU622454B2 (ja) |
CA (1) | CA1304644C (ja) |
DE (1) | DE68905249T2 (ja) |
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