JPH061640A - 耐火性ガラスパネル - Google Patents
耐火性ガラスパネルInfo
- Publication number
- JPH061640A JPH061640A JP4185809A JP18580992A JPH061640A JP H061640 A JPH061640 A JP H061640A JP 4185809 A JP4185809 A JP 4185809A JP 18580992 A JP18580992 A JP 18580992A JP H061640 A JPH061640 A JP H061640A
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- JP
- Japan
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- glass
- fire
- glass plate
- glass panel
- hydrogel
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/069—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of intumescent material
Landscapes
- Special Wing (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 火災時の高温下に曝されても割れることがな
く、火災を遮蔽することが可能であり、またスペーサを
接着剤によって接着させる作業が不要であり、しかも熱
膨張係数の異なるガラス板同士を用い、温度が変化しや
すい環境下においても、良好な接着状態を保つ耐火性ガ
ラスパネルを提供することを目的とする。 【構成】 1枚の硼珪酸ガラス板16の両側にソーダ石
灰ガラス板17、18が各々1mmの間隔を設けて対設
し、各ガラス板16、17、18の間隙には、各々ハイ
ドロゲル19、20が封入され、また各ガラス板16、
17、18の周囲は、両面接着テープ21、22によっ
て接着されている。
く、火災を遮蔽することが可能であり、またスペーサを
接着剤によって接着させる作業が不要であり、しかも熱
膨張係数の異なるガラス板同士を用い、温度が変化しや
すい環境下においても、良好な接着状態を保つ耐火性ガ
ラスパネルを提供することを目的とする。 【構成】 1枚の硼珪酸ガラス板16の両側にソーダ石
灰ガラス板17、18が各々1mmの間隔を設けて対設
し、各ガラス板16、17、18の間隙には、各々ハイ
ドロゲル19、20が封入され、また各ガラス板16、
17、18の周囲は、両面接着テープ21、22によっ
て接着されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐火性ガラスパネルに
関するものであり、より具体的には、建物の間仕切りや
開口部等に使用され、火災時に延焼や煙の拡散を防止す
る防火戸に使用される耐火性ガラスパネルに関するもの
である。
関するものであり、より具体的には、建物の間仕切りや
開口部等に使用され、火災時に延焼や煙の拡散を防止す
る防火戸に使用される耐火性ガラスパネルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より防火戸に使用される耐火性ガラ
スとしては、透明の低膨張結晶化ガラス板や硼珪酸ガラ
ス板が用いられており、これらのガラス板は、火災時の
高温に曝されても割れることがなく、火炎を遮蔽するこ
とが可能である。
スとしては、透明の低膨張結晶化ガラス板や硼珪酸ガラ
ス板が用いられており、これらのガラス板は、火災時の
高温に曝されても割れることがなく、火炎を遮蔽するこ
とが可能である。
【0003】しかしながら低膨張結晶化ガラス板や硼珪
酸ガラス板は、高温下においても透明性を維持し続け、
熱線を透過するため、非加熱側の雰囲気の温度も徐々に
上昇し、最終的に非加熱側の可燃物を発火させる虞れが
ある。
酸ガラス板は、高温下においても透明性を維持し続け、
熱線を透過するため、非加熱側の雰囲気の温度も徐々に
上昇し、最終的に非加熱側の可燃物を発火させる虞れが
ある。
【0004】このような事情から、複数枚のガラス板を
一定間隔を設けて対設させ、それらの間隙に発泡性のハ
イドロゲルを挟んでなる耐火性ガラスパネルが各種提案
されており、本出願人も特願平4−21908号におい
て、複数枚のガラス板の周囲の間にシール材で接着固定
されたスペーサを介在させ、各ガラス板の間隙にハイド
ロゲルを封入し、少なくとも一方のガラス板が低膨張結
晶化ガラス板からなる耐火性ガラスパネルを提案してい
る。
一定間隔を設けて対設させ、それらの間隙に発泡性のハ
イドロゲルを挟んでなる耐火性ガラスパネルが各種提案
されており、本出願人も特願平4−21908号におい
て、複数枚のガラス板の周囲の間にシール材で接着固定
されたスペーサを介在させ、各ガラス板の間隙にハイド
ロゲルを封入し、少なくとも一方のガラス板が低膨張結
晶化ガラス板からなる耐火性ガラスパネルを提案してい
る。
【0005】このような耐火性ガラスパネルを防火戸に
使用すると、火災時に高温下に曝された場合、ハイドロ
ゲルが発泡することによって不透明となり、熱線を透過
させないため、非加熱側の雰囲気温度の上昇を抑えるこ
とが可能となる。
使用すると、火災時に高温下に曝された場合、ハイドロ
ゲルが発泡することによって不透明となり、熱線を透過
させないため、非加熱側の雰囲気温度の上昇を抑えるこ
とが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特願平4
−21908号の耐火性ガラスパネルは、結晶化ガラ
ス、セラミックあるいは金属からなるスペーサを使用す
るため、複数枚のガラス板とスペーサを接着するための
接着剤が必要であり、接着作業が非常に繁雑である。
−21908号の耐火性ガラスパネルは、結晶化ガラ
ス、セラミックあるいは金属からなるスペーサを使用す
るため、複数枚のガラス板とスペーサを接着するための
接着剤が必要であり、接着作業が非常に繁雑である。
【0007】またこの耐火性ガラスパネルは、熱膨張係
数の異なるガラス板同士の間にスペーサが配置されて接
着されてなるため、温度が変化する環境下に置かれる
と、スペーサ付近に熱歪みが発生し、良好な接着状態が
保てなくなる虞れがある。
数の異なるガラス板同士の間にスペーサが配置されて接
着されてなるため、温度が変化する環境下に置かれる
と、スペーサ付近に熱歪みが発生し、良好な接着状態が
保てなくなる虞れがある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、火災時の高温下に曝されても割れることがなく、
火炎を遮蔽することが可能であり、またスペーサを接着
剤によって接着させる作業が不要であり、しかも熱膨張
係数の異なるガラス板同士を用い、温度が大きく変化す
る環境下においても、良好な接着状態を保つ耐火性ガラ
スパネルを提供することを目的とするものである。
あり、火災時の高温下に曝されても割れることがなく、
火炎を遮蔽することが可能であり、またスペーサを接着
剤によって接着させる作業が不要であり、しかも熱膨張
係数の異なるガラス板同士を用い、温度が大きく変化す
る環境下においても、良好な接着状態を保つ耐火性ガラ
スパネルを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の耐火性ガラスパ
ネルは、複数枚の透明なガラス板が、対向する面の周囲
に介在させた両面接着テープにより、一定間隔を設けて
接着固定して対設され、各ガラス板の間隙にハイドロゲ
ルが封入されてなり、少なくとも1枚のガラス板が、硼
珪酸ガラスから作製されてなることを特徴とする。
ネルは、複数枚の透明なガラス板が、対向する面の周囲
に介在させた両面接着テープにより、一定間隔を設けて
接着固定して対設され、各ガラス板の間隙にハイドロゲ
ルが封入されてなり、少なくとも1枚のガラス板が、硼
珪酸ガラスから作製されてなることを特徴とする。
【0010】本発明で使用するハイドロゲルは、アルカ
リケイ酸塩水溶液にシリカ粒子が混合されてなるもので
あるが、優れた断熱性を得るためには、アルカリケイ酸
塩水溶液と平均粒径が50nm以下のシリカ粒子からな
り、全シリカの濃度が4〜37重量%、含水率が60重
量%以上であるハイドロゲルを使用することが望まし
い。
リケイ酸塩水溶液にシリカ粒子が混合されてなるもので
あるが、優れた断熱性を得るためには、アルカリケイ酸
塩水溶液と平均粒径が50nm以下のシリカ粒子からな
り、全シリカの濃度が4〜37重量%、含水率が60重
量%以上であるハイドロゲルを使用することが望まし
い。
【0011】本発明で使用する硼珪酸ガラス板は、通常
のフロート法、ダウンドロー法あるいはアップドロー法
によって板状に成形され、20〜40×10-7/℃(3
0〜750℃)の熱膨張係数を有し、表面品位に優れて
いるものが適している。
のフロート法、ダウンドロー法あるいはアップドロー法
によって板状に成形され、20〜40×10-7/℃(3
0〜750℃)の熱膨張係数を有し、表面品位に優れて
いるものが適している。
【0012】本発明においては、全てのガラス板を硼珪
酸ガラス板で構成しても良いが、透明な低膨張結晶化ガ
ラス板やソーダ石灰ガラス板と組み合わせてパネルを構
成することも可能である。
酸ガラス板で構成しても良いが、透明な低膨張結晶化ガ
ラス板やソーダ石灰ガラス板と組み合わせてパネルを構
成することも可能である。
【0013】低膨張結晶化ガラス板は、火災発生時の熱
膨張がゼロに近いガラス板であり、重量百分率で、Li
2 O 3〜5%、Al2 O3 20〜35%、SiO2
55〜70%、TiO2 1〜3%、ZrO2 1〜4
%、P2 O5 1〜5%、Na2 O 0〜4%、K2 O
0〜4%、Na2 O+K2 O 0.5〜4%からなり、
β−石英固溶体結晶を析出し、−10〜15×10-7/
℃の熱膨張係数を有する透明結晶化ガラスが、非常に耐
火性に優れているため好適である。
膨張がゼロに近いガラス板であり、重量百分率で、Li
2 O 3〜5%、Al2 O3 20〜35%、SiO2
55〜70%、TiO2 1〜3%、ZrO2 1〜4
%、P2 O5 1〜5%、Na2 O 0〜4%、K2 O
0〜4%、Na2 O+K2 O 0.5〜4%からなり、
β−石英固溶体結晶を析出し、−10〜15×10-7/
℃の熱膨張係数を有する透明結晶化ガラスが、非常に耐
火性に優れているため好適である。
【0014】ソーダ石灰ガラス板は、通常、フロート法
によって成形され、80〜90×10-7/℃の熱膨張係
数を有し、他の成形法によって作製されるガラス板に比
べて、非常に優れた表面品位を有していることを特徴と
する。
によって成形され、80〜90×10-7/℃の熱膨張係
数を有し、他の成形法によって作製されるガラス板に比
べて、非常に優れた表面品位を有していることを特徴と
する。
【0015】本発明で使用する両面接着テープとして
は、伸縮性を有している以外にも、高い接着性と耐水性
を有していることが望ましく、具体的には、アクリル
系、ポリウレタン系、シリコン系の樹脂からなる基材の
両面に、アクリル系、シリコン系の接着剤が塗布されて
なるものが適している。
は、伸縮性を有している以外にも、高い接着性と耐水性
を有していることが望ましく、具体的には、アクリル
系、ポリウレタン系、シリコン系の樹脂からなる基材の
両面に、アクリル系、シリコン系の接着剤が塗布されて
なるものが適している。
【0016】この両面接着テープは、ガラス板の周囲に
貼り付けられるが、これを用いてガラス同士を接着する
場合、この接着部にハイドロゲルの注入孔やガス抜き孔
を形成するため、一部切り欠きを形成するようにしてガ
ラス板のほぼ全周に亙って貼り付けるようにする。
貼り付けられるが、これを用いてガラス同士を接着する
場合、この接着部にハイドロゲルの注入孔やガス抜き孔
を形成するため、一部切り欠きを形成するようにしてガ
ラス板のほぼ全周に亙って貼り付けるようにする。
【0017】本発明の耐火性ガラスパネルの場合、火災
時にハイドロゲルが水分を放出し始めると、周囲の両面
接着テープが剥がされて内部の水蒸気が抜けるが、ガラ
ス板の間隙のいずれかの箇所にガス抜き孔を設け、例え
ばその孔の開口部に、両面接着テープより耐熱性の低い
テープを貼り付けておくと、火災時にハイドロゲルが水
分を放出しながら膨張しても、前記テープが熱により接
着力を失ってガス抜き孔が開口するため、パネル内部に
発生した水蒸気が外部に抜けやすくなる。
時にハイドロゲルが水分を放出し始めると、周囲の両面
接着テープが剥がされて内部の水蒸気が抜けるが、ガラ
ス板の間隙のいずれかの箇所にガス抜き孔を設け、例え
ばその孔の開口部に、両面接着テープより耐熱性の低い
テープを貼り付けておくと、火災時にハイドロゲルが水
分を放出しながら膨張しても、前記テープが熱により接
着力を失ってガス抜き孔が開口するため、パネル内部に
発生した水蒸気が外部に抜けやすくなる。
【0018】また本発明の耐火性ガラスパネルは、2枚
のガラス板を使用したパネルの場合には、両方のガラス
板の内側面に、また3枚以上のガラス板を使用したパネ
ルの場合には、少なくとも外側の2枚のガラス板の内側
面に飛散防止用の透明フィルムを貼り付ける事によっ
て、ガラス板に機械的衝撃が加わって破損した場合で
も、貫通孔が発生したり、破片が落下することがなく、
耐火性に加えて安全性能を付与することが可能となる。
のガラス板を使用したパネルの場合には、両方のガラス
板の内側面に、また3枚以上のガラス板を使用したパネ
ルの場合には、少なくとも外側の2枚のガラス板の内側
面に飛散防止用の透明フィルムを貼り付ける事によっ
て、ガラス板に機械的衝撃が加わって破損した場合で
も、貫通孔が発生したり、破片が落下することがなく、
耐火性に加えて安全性能を付与することが可能となる。
【0019】ガラス板の表面に飛散防止用の透明フィル
ムを貼り付ける場合、例えばガラス板の表面全体に亙っ
て透明フィルムを接着剤で貼り付ける方法や、ガラス板
の表面の両面接着テープが接着される箇所を除いて透明
フィルムを接着剤で貼り付ける方法が採られる。
ムを貼り付ける場合、例えばガラス板の表面全体に亙っ
て透明フィルムを接着剤で貼り付ける方法や、ガラス板
の表面の両面接着テープが接着される箇所を除いて透明
フィルムを接着剤で貼り付ける方法が採られる。
【0020】前者の方法によると、ガラス板同士が、透
明フィルムを介して両面接着テープによって接着される
ことになり、後者の方法によると、ガラス板同士が、直
接両面接着テープによって接着されることになる。
明フィルムを介して両面接着テープによって接着される
ことになり、後者の方法によると、ガラス板同士が、直
接両面接着テープによって接着されることになる。
【0021】飛散防止用の透明フィルムの材料として
は、強靱で、透明度が高いという理由から、フッ素系樹
脂、ポリエステル系樹脂あるいはポリウレタン系樹脂が
適している。
は、強靱で、透明度が高いという理由から、フッ素系樹
脂、ポリエステル系樹脂あるいはポリウレタン系樹脂が
適している。
【0022】
【作用】本発明の耐火性ガラスパネルは、上記した構造
を有するため、以下のような各種の優れた作用を得るこ
とが可能となる。
を有するため、以下のような各種の優れた作用を得るこ
とが可能となる。
【0023】耐火性ガラスパネルの近辺で火災が発生
し、高温に曝されると、ハイドロゲルが徐々に水分を放
出して熱を奪い、さらにハイドロゲルの水分が蒸発した
後には、不透明なセラミック状多孔体となって熱線の透
過を減少させるため、非加熱側の温度の上昇が抑制され
る。
し、高温に曝されると、ハイドロゲルが徐々に水分を放
出して熱を奪い、さらにハイドロゲルの水分が蒸発した
後には、不透明なセラミック状多孔体となって熱線の透
過を減少させるため、非加熱側の温度の上昇が抑制され
る。
【0024】少なくとも1枚のガラス板が、硼珪酸ガラ
スから作製されてなるため、長時間の加熱によって、仮
に内部に形成されたセラミック状多孔体が焼結収縮や溶
融して断熱性を失った場合でも、防火性が損なわれ難
い。
スから作製されてなるため、長時間の加熱によって、仮
に内部に形成されたセラミック状多孔体が焼結収縮や溶
融して断熱性を失った場合でも、防火性が損なわれ難
い。
【0025】対向するガラス板の周囲が、両面接着テー
プによって接着され、スペーサが不要であるため、接着
作業が非常に簡単であり、軽量化を図ることが可能とな
る。
プによって接着され、スペーサが不要であるため、接着
作業が非常に簡単であり、軽量化を図ることが可能とな
る。
【0026】両面接着テープは、伸縮性に富むため、熱
膨張係数が異なるガラス板を接着し、温度が変化する環
境下においても、テープが熱歪みを吸収するため、良好
な接着状態を保ち、優れた構造安定性が得られる。
膨張係数が異なるガラス板を接着し、温度が変化する環
境下においても、テープが熱歪みを吸収するため、良好
な接着状態を保ち、優れた構造安定性が得られる。
【0027】外側の2枚のガラス板の内側面に飛散防止
用の透明フィルムを貼り付けることによって、安全性能
を付与することが可能であり、また3枚以上のガラス板
を使用する場合には、外側のガラス板だけでなく、内側
に位置するガラス板にも透明フィルムを貼り付けること
によって、さらに高い安全性能を付与することが可能と
なる。
用の透明フィルムを貼り付けることによって、安全性能
を付与することが可能であり、また3枚以上のガラス板
を使用する場合には、外側のガラス板だけでなく、内側
に位置するガラス板にも透明フィルムを貼り付けること
によって、さらに高い安全性能を付与することが可能と
なる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の耐火性ガラスパネルを実施例
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0029】(実施例1)図1は、本発明の耐火性ガラ
スパネル10の断面略図を示すものである。
スパネル10の断面略図を示すものである。
【0030】図中、透明な硼珪酸ガラス板11と、ソー
ダ石灰ガラス板12は、1mmの間隔を設けて対設して
おり、ガラス板11、12の間隙には、ハイドロゲル1
3が封入され、またガラス板11、12の周囲は、両面
接着テープ14によって接着されている。
ダ石灰ガラス板12は、1mmの間隔を設けて対設して
おり、ガラス板11、12の間隙には、ハイドロゲル1
3が封入され、またガラス板11、12の周囲は、両面
接着テープ14によって接着されている。
【0031】硼珪酸ガラス板11は、通常のアップドロ
ー法によって板状に成形されたものであり、32×10
-7/℃の熱膨張係数を有し、その寸法は、914×18
29×5mmであり、良好な表面品位を有している。
ー法によって板状に成形されたものであり、32×10
-7/℃の熱膨張係数を有し、その寸法は、914×18
29×5mmであり、良好な表面品位を有している。
【0032】ソーダ石灰ガラス板12は、通常のフロー
ト法によって板状に成形されたものであり、85×10
-7/℃の熱膨張係数を有し、その寸法は、914×18
29×3mmであり、非常に優れた表面品位を有してい
る。
ト法によって板状に成形されたものであり、85×10
-7/℃の熱膨張係数を有し、その寸法は、914×18
29×3mmであり、非常に優れた表面品位を有してい
る。
【0033】ハイドロゲル13は、SiO2 /K2 Oの
モル比が3.4であるケイ酸カリウムを主成分とする水
溶液中に、平均粒径が10nmのシリカ粒子を添加し
て、全シリカの濃度が22重量%、含水率が73重量%
となるようにした。
モル比が3.4であるケイ酸カリウムを主成分とする水
溶液中に、平均粒径が10nmのシリカ粒子を添加し
て、全シリカの濃度が22重量%、含水率が73重量%
となるようにした。
【0034】両面接着テープ14は、アクリル系樹脂か
らなる基材の両面にアクリル系接着剤が塗布されたもの
であり、厚さ1mm、幅20mmの寸法を有している。
らなる基材の両面にアクリル系接着剤が塗布されたもの
であり、厚さ1mm、幅20mmの寸法を有している。
【0035】以下、この耐火性ガラスパネル10の作製
方法を示す。
方法を示す。
【0036】まず硼珪酸ガラス板11を用意し、その片
面のほぼ全周に亙って両面接着テープ14を接着した。
次にこの両面接着テープ14にソーダ石灰ガラス板12
を硼珪酸ガラス板11と重なるようにして接着すること
によって、硼珪酸ガラス板11とソーダ石灰ガラス板1
2が、両面接着テープ14を介して所定の間隔で対設し
ており、一部に両面接着テープ14が存在しないことに
よる小孔(図示せず)を有するパネルを形成した。その
後、このパネルの小孔からハイドロゲルの原料溶液を注
入し、次いで小孔を両面接着テープ14によって閉じ、
室温で30時間保持して溶液をゲル化させることによっ
て、耐火性ガラスパネル10を作製した。
面のほぼ全周に亙って両面接着テープ14を接着した。
次にこの両面接着テープ14にソーダ石灰ガラス板12
を硼珪酸ガラス板11と重なるようにして接着すること
によって、硼珪酸ガラス板11とソーダ石灰ガラス板1
2が、両面接着テープ14を介して所定の間隔で対設し
ており、一部に両面接着テープ14が存在しないことに
よる小孔(図示せず)を有するパネルを形成した。その
後、このパネルの小孔からハイドロゲルの原料溶液を注
入し、次いで小孔を両面接着テープ14によって閉じ、
室温で30時間保持して溶液をゲル化させることによっ
て、耐火性ガラスパネル10を作製した。
【0037】このような作製方法によると、硼珪酸ガラ
ス板11とソーダ石灰ガラス板12を両面接着テープ1
4によって接着するため、接着作業が非常に簡単であっ
た。またこの防火性ガラスパネル10の外観を観察した
ところ、フロート法によって成形した1枚のソーダ石灰
ガラス板の外観とほぼ同等であった。
ス板11とソーダ石灰ガラス板12を両面接着テープ1
4によって接着するため、接着作業が非常に簡単であっ
た。またこの防火性ガラスパネル10の外観を観察した
ところ、フロート法によって成形した1枚のソーダ石灰
ガラス板の外観とほぼ同等であった。
【0038】次にこの防火性ガラスパネル10を、硼珪
酸ガラス板11が非加熱側になるようにして輻射型電気
ヒーターにセットし、JIS A−1304に規定され
ている標準加熱曲線に従って加熱試験に供した。加熱開
始後、ソーダ石灰ガラス板12に亀裂が入ったが、ハイ
ドロゲル13が沸騰を伴うことなく、徐々に水分を放出
しながら膨張し、白色のセラミック状多孔体に変化し、
良好な断熱性を示した。また加熱開始から1時間後に
は、電気ヒーターの温度が925℃に達し、加熱側のソ
ーダ石灰ガラス板12が軟化変形して脱落したが、非加
熱側の硼珪酸ガラス板11の表面温度は、300℃であ
り、破損は認められなかった。
酸ガラス板11が非加熱側になるようにして輻射型電気
ヒーターにセットし、JIS A−1304に規定され
ている標準加熱曲線に従って加熱試験に供した。加熱開
始後、ソーダ石灰ガラス板12に亀裂が入ったが、ハイ
ドロゲル13が沸騰を伴うことなく、徐々に水分を放出
しながら膨張し、白色のセラミック状多孔体に変化し、
良好な断熱性を示した。また加熱開始から1時間後に
は、電気ヒーターの温度が925℃に達し、加熱側のソ
ーダ石灰ガラス板12が軟化変形して脱落したが、非加
熱側の硼珪酸ガラス板11の表面温度は、300℃であ
り、破損は認められなかった。
【0039】(実施例2)図2は、本発明の他の態様の
耐火性ガラスパネル15の断面略図を示すものであり、
1枚の硼珪酸ガラス板16の両側にソーダ石灰ガラス板
17、18が各々1mmの間隔を設けて対設し、各ガラ
ス板16、17、18の間隙には、各々ハイドロゲル1
9、20が封入され、また各ガラス板16、17、18
の周囲は、両面接着テープ21、22によって接着され
ている。
耐火性ガラスパネル15の断面略図を示すものであり、
1枚の硼珪酸ガラス板16の両側にソーダ石灰ガラス板
17、18が各々1mmの間隔を設けて対設し、各ガラ
ス板16、17、18の間隙には、各々ハイドロゲル1
9、20が封入され、また各ガラス板16、17、18
の周囲は、両面接着テープ21、22によって接着され
ている。
【0040】この耐火性ガラスパネル15を構成するガ
ラス板16、17、18及び両面接着テープ21、22
は、全て実施例1で使用したガラス板と同じものを使用
し、ハイドロゲル19、20は、SiO2 /K2 Oのモ
ル比が3.0であるケイ酸カリウムを主成分とする水溶
液中に、平均粒径が20nmのシリカ粒子を添加して、
全シリカの濃度が25重量%、含水率が70重量%とな
るようにした。
ラス板16、17、18及び両面接着テープ21、22
は、全て実施例1で使用したガラス板と同じものを使用
し、ハイドロゲル19、20は、SiO2 /K2 Oのモ
ル比が3.0であるケイ酸カリウムを主成分とする水溶
液中に、平均粒径が20nmのシリカ粒子を添加して、
全シリカの濃度が25重量%、含水率が70重量%とな
るようにした。
【0041】この耐火性ガラスパネル15の外観を観察
したところ、実施例1とほとんど同等であった。
したところ、実施例1とほとんど同等であった。
【0042】次にこの耐火性ガラスパネル15を、ソー
ダ石灰ガラス板18が加熱側になるようにして実施例1
と同様の加熱試験に供したところ、実施例1とほぼ同じ
現象を示し、良好な断熱性を示した。また加熱開始から
1時間後、加熱側のソーダ石灰ガラス板18は、軟化変
形して脱落したが、非加熱側のソーダ石灰ガラス板17
の表面温度は、200℃であった。また2時間後には、
非加熱側のソーダ石灰ガラス板17に亀裂が発生した
が、硼珪酸ガラス板16には、破損は認められなかっ
た。
ダ石灰ガラス板18が加熱側になるようにして実施例1
と同様の加熱試験に供したところ、実施例1とほぼ同じ
現象を示し、良好な断熱性を示した。また加熱開始から
1時間後、加熱側のソーダ石灰ガラス板18は、軟化変
形して脱落したが、非加熱側のソーダ石灰ガラス板17
の表面温度は、200℃であった。また2時間後には、
非加熱側のソーダ石灰ガラス板17に亀裂が発生した
が、硼珪酸ガラス板16には、破損は認められなかっ
た。
【0043】(実施例3)図3も、本発明の他の態様の
耐火性ガラスパネル23の断面略図を示すものであり、
1枚の硼珪酸ガラス板24の両側にソーダ石灰ガラス板
25、26が各々1mmの間隔を設けて対設し、各ソー
ダ石灰ガラス板25、26の内側面には、ポリエステル
樹脂からなる飛散防止用の透明フィルム27、28がア
クリル系接着剤によって貼り付けられている。硼珪酸ガ
ラス板24と、各ガラス板25、26の間隙には、各々
ハイドロゲル29、30が封入され、また各ガラス板2
4、25、26の周囲は、両面接着テープ31、32に
よって接着されている。尚、透明フィルム27、28
は、約50μmの厚みを有し、両面接着テープ31、3
2の接着部を除いて貼り付けられている。
耐火性ガラスパネル23の断面略図を示すものであり、
1枚の硼珪酸ガラス板24の両側にソーダ石灰ガラス板
25、26が各々1mmの間隔を設けて対設し、各ソー
ダ石灰ガラス板25、26の内側面には、ポリエステル
樹脂からなる飛散防止用の透明フィルム27、28がア
クリル系接着剤によって貼り付けられている。硼珪酸ガ
ラス板24と、各ガラス板25、26の間隙には、各々
ハイドロゲル29、30が封入され、また各ガラス板2
4、25、26の周囲は、両面接着テープ31、32に
よって接着されている。尚、透明フィルム27、28
は、約50μmの厚みを有し、両面接着テープ31、3
2の接着部を除いて貼り付けられている。
【0044】この耐火性ガラスパネル23を構成するガ
ラス板24、25、26及び両面接着テープ31、32
は、全て実施例2で使用した材料と同じものを使用し、
ハイドロゲル29、30は、SiO2 /K2 Oのモル比
が3.4であるケイ酸カリウムを主成分とする水溶液中
に、平均粒径が7nmのシリカ粒子を添加して、全シリ
カの濃度が28重量%、含水率が65重量%となるよう
にした。
ラス板24、25、26及び両面接着テープ31、32
は、全て実施例2で使用した材料と同じものを使用し、
ハイドロゲル29、30は、SiO2 /K2 Oのモル比
が3.4であるケイ酸カリウムを主成分とする水溶液中
に、平均粒径が7nmのシリカ粒子を添加して、全シリ
カの濃度が28重量%、含水率が65重量%となるよう
にした。
【0045】この耐火性ガラスパネル23の外観を観察
したところ、実施例2とほぼ同等であった。
したところ、実施例2とほぼ同等であった。
【0046】次にこの耐火性ガラスパネル23を、ソー
ダ石灰ガラス板26を加熱側にして実施例1と同様の加
熱試験に供したところ、実施例1とほぼ同じ現象を示
し、良好な断熱性を示した。また加熱開始から1時間後
に加熱側のソーダ石灰ガラス板26は、軟化変形して脱
落したが、非加熱側のソーダ石灰ガラス板25の表面温
度は、190℃であった。また2時間後には、非加熱側
のソーダ石灰ガラス板25に亀裂が発生したが、硼珪酸
ガラス板24には、破損は認められなかった。
ダ石灰ガラス板26を加熱側にして実施例1と同様の加
熱試験に供したところ、実施例1とほぼ同じ現象を示
し、良好な断熱性を示した。また加熱開始から1時間後
に加熱側のソーダ石灰ガラス板26は、軟化変形して脱
落したが、非加熱側のソーダ石灰ガラス板25の表面温
度は、190℃であった。また2時間後には、非加熱側
のソーダ石灰ガラス板25に亀裂が発生したが、硼珪酸
ガラス板24には、破損は認められなかった。
【0047】さらにこの耐火性ガラスパネル23を、J
IS R−3205の方法に基づいてショットバック試
験に供したところ、80cmの高さからショットバック
を衝突させても、衝撃側のソーダ石灰ガラス25に亀裂
が発生しただけで、貫通孔や破片の落下は生じなかっ
た。
IS R−3205の方法に基づいてショットバック試
験に供したところ、80cmの高さからショットバック
を衝突させても、衝撃側のソーダ石灰ガラス25に亀裂
が発生しただけで、貫通孔や破片の落下は生じなかっ
た。
【0048】(実施例4)図4も、本発明の他の態様の
耐火性ガラスパネル33の断面略図を示すものであり、
1枚の低膨張結晶化ガラス板34の両側に、2枚の硼珪
酸ガラス板35、36が各々1mmの間隔を設けて対設
し、各硼珪酸ガラス板35、36の内側面には、フッ素
樹脂からなる飛散防止用の透明フィルム37、38が貼
り付けられている。低膨張結晶化ガラス板34と、各硼
珪酸ガラス板35、36の間隙には、各々ハイドロゲル
39、40が封入され、また各ガラス板34、35、3
6の周囲は、両面接着テープ41、42によって接着さ
れている。尚、透明フィルム37、38は、約50μm
の厚みを有し、両面接着テープ41、42の接着部を除
いて貼り付けられている。
耐火性ガラスパネル33の断面略図を示すものであり、
1枚の低膨張結晶化ガラス板34の両側に、2枚の硼珪
酸ガラス板35、36が各々1mmの間隔を設けて対設
し、各硼珪酸ガラス板35、36の内側面には、フッ素
樹脂からなる飛散防止用の透明フィルム37、38が貼
り付けられている。低膨張結晶化ガラス板34と、各硼
珪酸ガラス板35、36の間隙には、各々ハイドロゲル
39、40が封入され、また各ガラス板34、35、3
6の周囲は、両面接着テープ41、42によって接着さ
れている。尚、透明フィルム37、38は、約50μm
の厚みを有し、両面接着テープ41、42の接着部を除
いて貼り付けられている。
【0049】この耐火性ガラスパネル33を構成する硼
珪酸ガラス板35、36及び両面接着テープ41、42
は、実施例3と同様のものを使用し、ハイドロゲル3
9、40は、SiO2 /K2 Oのモル比が3.4である
ケイ酸カリウムを主成分とする水溶液中に、平均粒径が
30nmのシリカ粒子を添加して、全シリカの濃度が3
0重量%、含水率が66重量%となるようにした。また
低膨張結晶化ガラス板34は、重量百分率で、SiO2
67%、Al2 O3 23%、Li2 O 4%、Ti
O2 2%、ZrO2 3%、P2 O5 1%からなり、
β−石英固溶体結晶を析出し、−3×10-7℃(30〜
750℃)の熱膨張係数を有し、914×1829×5
mmの寸法を有するものを使用した。
珪酸ガラス板35、36及び両面接着テープ41、42
は、実施例3と同様のものを使用し、ハイドロゲル3
9、40は、SiO2 /K2 Oのモル比が3.4である
ケイ酸カリウムを主成分とする水溶液中に、平均粒径が
30nmのシリカ粒子を添加して、全シリカの濃度が3
0重量%、含水率が66重量%となるようにした。また
低膨張結晶化ガラス板34は、重量百分率で、SiO2
67%、Al2 O3 23%、Li2 O 4%、Ti
O2 2%、ZrO2 3%、P2 O5 1%からなり、
β−石英固溶体結晶を析出し、−3×10-7℃(30〜
750℃)の熱膨張係数を有し、914×1829×5
mmの寸法を有するものを使用した。
【0050】この耐火性ガラスパネル33の外観を観察
したところ、実施例1とほぼ同等であった。
したところ、実施例1とほぼ同等であった。
【0051】次にこの耐火性ガラスパネル33を、硼珪
酸ガラス板36を加熱側にして実施例1と同様の加熱試
験に供したところ、実施例1とほぼ同じ現象を示し、良
好な断熱性を示した。また加熱開始から1時間後の非加
熱側の硼珪酸ガラス板35の表面温度は190℃であ
り、2時間後に加熱側の硼珪酸ガラス板36は、軟化変
形したが、他のガラス板34、35には破損が認められ
なかった。
酸ガラス板36を加熱側にして実施例1と同様の加熱試
験に供したところ、実施例1とほぼ同じ現象を示し、良
好な断熱性を示した。また加熱開始から1時間後の非加
熱側の硼珪酸ガラス板35の表面温度は190℃であ
り、2時間後に加熱側の硼珪酸ガラス板36は、軟化変
形したが、他のガラス板34、35には破損が認められ
なかった。
【0052】さらにこの耐火性ガラスパネル33を実施
例3と同様のショットバック試験に供したところ、80
cmの高さからショットバックを衝突させても、衝撃側
の硼珪酸ガラス板35に亀裂が発生しただけで、貫通孔
や破片の落下は生じなかった。
例3と同様のショットバック試験に供したところ、80
cmの高さからショットバックを衝突させても、衝撃側
の硼珪酸ガラス板35に亀裂が発生しただけで、貫通孔
や破片の落下は生じなかった。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明の耐火性ガラスパネ
ルは、優れた防火性能を有し、作業性良く組み立てるこ
とが可能で、構造安定性に優れているため、防火戸に使
用される耐火性ガラスパネルとして好適である。
ルは、優れた防火性能を有し、作業性良く組み立てるこ
とが可能で、構造安定性に優れているため、防火戸に使
用される耐火性ガラスパネルとして好適である。
【0054】さらに少なくとも外側の2枚のガラス板の
内側面に飛散防止用の透明フィルムを貼り付けることに
よって、安全性も付与することが可能となる。
内側面に飛散防止用の透明フィルムを貼り付けることに
よって、安全性も付与することが可能となる。
【図1】本発明の耐火性ガラスパネルの断面略図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の態様の耐火性ガラスパネルの断面
略図である。
略図である。
【図3】本発明の他の態様の耐火性ガラスパネルの断面
略図である。
略図である。
【図4】本発明の他の態様の耐火性ガラスパネルの断面
略図である。
略図である。
10、15、23、33 耐火性ガラスパネル 11、16、24、25、26 硼珪酸ガラス板 12、17、18、27、28 ソーダ石灰ガラス板 13、19、20、29、30、39、40 ハイドロ
ゲル 14、21、22、31、32、41、42 両面接着
テープ 27、28、37、38 透明フィルム 34 低膨張結晶化ガラス板
ゲル 14、21、22、31、32、41、42 両面接着
テープ 27、28、37、38 透明フィルム 34 低膨張結晶化ガラス板
Claims (3)
- 【請求項1】 複数枚の透明なガラス板が、対向する面
の周囲に介在させた両面接着テープにより、一定間隔を
設けて接着固定して対設され、各ガラス板の間隙にハイ
ドロゲルが封入されてなり、少なくとも一枚のガラス板
が硼珪酸ガラスから作製されてなることを特徴とする耐
火性ガラスパネル。 - 【請求項2】 ハイドロゲルが、アルカリケイ酸塩水溶
液と平均粒径が50nm以下のシリカ粒子からなり、全
シリカの濃度が4〜37重量%、含水率が60重量%以
上であることを特徴とする請求項1の耐火性ガラスパネ
ル。 - 【請求項3】 少なくとも外側の2枚のガラス板の内側
面に、飛散防止用の透明フィルムが貼り付けられてなる
ことを特徴とする請求項1の耐火性ガラスパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18580992A JP3682781B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 耐火性ガラスパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18580992A JP3682781B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 耐火性ガラスパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061640A true JPH061640A (ja) | 1994-01-11 |
JP3682781B2 JP3682781B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=16177273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18580992A Expired - Fee Related JP3682781B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 耐火性ガラスパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3682781B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100351347B1 (ko) * | 2000-07-05 | 2002-09-05 | 유경중 | 불연성제가 코팅된 내장용목재 및 그 제조방법 |
CN112662317A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-16 | 中国建筑材料科学研究总院有限公司 | 透明防火胶及其制备方法及包含其的复合防火玻璃 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP18580992A patent/JP3682781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100351347B1 (ko) * | 2000-07-05 | 2002-09-05 | 유경중 | 불연성제가 코팅된 내장용목재 및 그 제조방법 |
CN112662317A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-04-16 | 中国建筑材料科学研究总院有限公司 | 透明防火胶及其制备方法及包含其的复合防火玻璃 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3682781B2 (ja) | 2005-08-10 |
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